JP2018062779A - 杭孔用作業床 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、特許文献1が開示する構真柱建て込み工法では、ガイド管が、その下端側がケーシングに挿入された状態で、上部芯決め装置によって支持される。より詳しくは、ガイド管は角形断面を有しており、上部外側にブラケットを有する。上部芯決め装置は、架台と、架台に載置固定された桁材とを有している。ガイド管のブラケットが桁材によって支持されることで、ガイド管が上部芯決め装置によって支持される。
そして、上部芯決め装置によって支持されたガイド管を通じて、複数の構真柱が順次ケーシング内に挿入される。この際、上下方向に連なる2つの構真柱は、エレクションピース同士をボルトを用いて連結した後、溶接することにより相互に連結される。
地盤内に設置された円筒形状のケーシングの開口の少なくとも一部を覆う杭孔用作業床であって、
前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
前記2つのベース部材間にそれぞれ架け渡され、前記ケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な2つの桁部材と、
前記2つのベース部材間に架け渡される複数の床部材と、
を備える。
前記複数の床部材のうち前記第2水平方向に隣り合って配置される床部材は、相互にヒンジ結合されている。
上記構成(2)によれば、床部材がヒンジ結合されており、折り畳まれている複数の床部材を展開することで、複数の床部材を容易に配置することができる。また、展開されている複数の床部材を折り畳むことで、複数の床部材を容易に撤去することができる。
前記建設機材は、
小径部と、
前記小径部に隣接し、前記小径部よりも大径の係合部とを有し、
前記桁部材は、前記建設機材の小径部の平面視形状に対応した切欠を有する。
前記ベースユニットは、前記2つのベース部材を上下動させるための上下動手段を含み、
前記2つのベース部材を上下動させることによって、前記2つのベース部材と前記ケーシングとの間で前記2つの桁部材を受け渡し可能である。
例えば、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
例えば、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
なお、図2では、作業床6は、掘削装置1を支持しているが、駆動装置3も支持可能であり、杭孔7の掘削機に適用可能である。また、作業床6は、他の建設機械にも適用可能である。更に、作業床6は、ドリル管やトレミー管等の機材にも適用可能であり、長手方向の長さが幅方向の長さに比べて大きい長尺な建設機械及び機材の支持に適している。なお本明細書では、建設機械及び機材を一括して建設機材と称する。
ベースユニット11は、互いに平行に配置される2つのベース部材15を有している。具体的には、2つのベース部材15は、ケーシング9の両側に第1水平方向に相互に離間して配置され、且つ、それぞれ第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される。例えば、2つのベース部材15は、H形鋼等によって構成可能である。
上記構成によれば、建設機材を支持している桁部材17の両側に床部材14を配置することで、ケーシング9の開口の少なくとも一部又は全部を覆うことができる。床部材14は、各々の両端が2つのベース部材15によって支持されており、人が上にのっても安定している。このため、作業者は、床部材14の上にのることで、桁部材17によって支持されている建設機材の周囲で容易に作業、例えば掘削装置1と駆動装置3の連結作業等、を行うことができる。
幾つかの実施形態では、図8に示したように、複数の床部材14のうち、第2水平方向即ちベース部材15の長手方向に隣り合って配置される床部材14は、ヒンジ20によって、相互にヒンジ結合されている。
上記構成によれば、床部材14がヒンジ結合されており、折り畳まれている複数の床部材14を展開することで、複数の床部材14を容易に配置することができる。また、展開されている複数の床部材14を折り畳むことで、複数の床部材14を容易に撤去することができる。
また、上下動手段27によって、2つのベース部材15の水平出しを行うこともできる。
なお、図示しないけれども、上側ステージ24及び下側ステージ26は、クレーン5によって吊り下げるためのシャックル用のブラケットを有していてもよい。また、各受けユニット13も、クレーン5によって吊り下げるためのシャックル用のブラケットを有していてもよい。
例えば、小径部37は、中空円筒形状の筒部によって構成され、係合部39は、フランジ、リブ又はブラケット等によって構成される。小径部37が円筒形状である場合、各桁部材17に形成される切欠41の平面視形状は半円形状である。例えば、2つの切欠41によって形成される円形状の孔の直径rは、100mm以上500mm以下である(図4(a)参照)。
特に、ドリル管やトレミー管は、杭孔7の深度に応じて繰り返し継ぎ足す必要があり、ドリル管やトレミー管を繰り返し支持する必要がある。このような場合であっても、上記構成の作業床6によれば、床部材14を取り外した状態で、桁部材17をベース部材15上で走行させることにより容易に移動させることができ、ドリル管やトレミー管を容易に支持することができる。
好ましくは、桁部材17が自立可能なように、各桁部材17には、片側に2つ以上、合計で4つ以上の車輪42が取り付けられる。
なお、図2〜図7に示したように、桁部材17が走行可能に支持されていても、第2水平方向にて上側ステージ24の両側に設けられたストッパ35によって、桁部材17がベース部材15から落下することが防止される。
上記構成によれば、案内手段44によって、受けユニット13がベース部材15から落下することが防止される。例えば、案内手段44は、上下方向に延びる案内部材45によって構成される。案内部材45は、例えばL字鋼によって構成可能である。案内部材45は、桁部材17に取り付けられ、桁部材17からベース部材15の側方まで延びている。
なお、案内手段44として、車輪42と係合可能なレールをベース部材15に取り付けてもよい。
2つの桁部材17の下側に車輪42が取り付けられている場合、ケーシング9に対する2つのベース部材15の高さを変更し、ケーシング9よって桁部材17を支持させ、ベース部材15上に床部材14を直接配置すると、床部材14とケーシング9が干渉してしまう。そこで、図10に示す作業床47では、ベース部材15の両側に一段高い段部49を設け、段部49上に床部材14を配置可能となっている。この場合、段部49が、桁部材17の走行を案内する案内手段44としての機能も有する。
なお、ケーシング9に対する2つのベース部材15の高さを変更する際には、上下動手段27を用いる外、ケーシング9が全周回転掘削機51やパワージャッキ等によって把持されている場合には、全周回転掘削機51やパワージャッキによってケーシング9の高さを変更してもよい。
例えば、作業床6は、図2では、全周回転掘削機51上に配置されていたが、地面に直接設置してもよい。
また、作業床6では、2つの桁部材17が2つのベース部材15上を走行可能であったが、2つの桁部材17は、2つのベース部材15上に走行不能に配置されてもよい。
3 駆動装置
5 クレーン
6,47 杭孔用作業床
7 杭孔
9 ケーシング
11 ベースユニット
13 受けユニット
14 床部材
15 ベース部材
17 桁部材
18 板部材
20 ヒンジ
22 枠部材
24 上側ステージ
26 下側ステージ
27 上下動手段
29 ジャーナルジャッキ
31 案内手段
33 案内部材
35 ストッパ
37 小径部
39 係合部
41 切欠
42 車輪
44 案内手段
45 案内部材
49 段部
51 全周回転掘削機
Claims (4)
- 地盤内に設置された円筒形状のケーシングの開口の少なくとも一部を覆う杭孔用作業床であって、
前記ケーシングの両側に第1水平方向に相互に離間して配置され且つそれぞれ前記第1水平方向と直交する第2水平方向に沿って配置される2つのベース部材を含むベースユニットと、
前記2つのベース部材間にそれぞれ架け渡され、前記ケーシング内に下端側が挿入されている建設機材を支持可能な2つの桁部材と、
前記2つのベース部材間に架け渡される複数の床部材と、
を備えることを特徴とする杭孔用作業床。 - 前記複数の床部材のうち前記第2水平方向に隣り合って配置される床部材は、相互にヒンジ結合されている
ことを特徴とする請求項1に記載の杭孔用作業床。 - 前記建設機材は、
小径部と、
前記小径部に隣接し、前記小径部よりも大径の係合部とを有し、
前記桁部材は、前記建設機材の小径部の平面視形状に対応した切欠を有する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の杭孔用作業床。 - 前記ベースユニットは、前記2つのベース部材を上下動させるための上下動手段を含み、
前記2つのベース部材を上下動させることによって、前記2つのベース部材と前記ケーシングとの間で前記2つの桁部材を受け渡し可能である
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の杭孔用作業床。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
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2016
- 2016-10-13 JP JP2016201402A patent/JP6764113B2/ja active Active
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JP7277743B2 (ja) | 2019-07-05 | 2023-05-19 | ジャパンパイル株式会社 | 既製杭の保持装置及び基礎杭構築方法 |
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