JP2018062271A - プラットホーム検出装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

プラットホーム検出装置、制御方法及びプログラム Download PDF

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玲子 小金井
君章 佐々木
Kimiaki Sasaki
君章 佐々木
洋士 末包
Yoji Suekane
洋士 末包
孝則 小原
Takanori Obara
孝則 小原
雄大 田中
Takehiro Tanaka
雄大 田中
多美夫 長谷川
Tamio Hasegawa
多美夫 長谷川
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Abstract

【課題】乗務員が車両のドアをより安全な状態で開放することができるプラットホーム検出装置を提供する。【解決手段】プラットホーム検出装置は、速度センサと、第1の非接触センサと、第2の非接触センサと、制御部と、を備える。前記速度センサは、車両の速度を検出する。前記第1の非接触センサは、前記車両の前部でプラットホームの有無を検出する。前記第2の非接触センサは、前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出する。前記制御部は、前記速度センサが検出した前記車両の速度と、前記第1の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無と、前記第2の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、前記車両のドアを開放させるドア開放部を制御する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、プラットホーム検出装置、制御方法及びプログラムに関する。
鉄道車両において客が昇降車する際のドアの開放について、安全性面から客が昇降車しないドアを開放しないよう制御する技術がある。
特許文献1には、関連する技術として、鉄道車両において、先頭車両と最後尾車両のそれぞれに取り付けた超音波センサでプラットホームが存在するか否かを判定し、超音波センサの何れか一方でもプラットホームを検出しない場合にドアを開放させないよう制御する技術が記載されている。
特開2008−018889号公報
ところで、鉄道車両において客が昇降車する際に、ドアをより安全に開放することのできる技術が求められていた。
そこで、この発明は、上記の課題を解決することのできるプラットホーム検出装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、プラットホーム検出装置は、車両の速度を検出する速度センサと、前記車両の前部でプラットホームの有無を検出する第1の非接触センサと、前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出する第2の非接触センサと、前記速度センサが検出した前記車両の速度と、前記第1の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無と、前記第2の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、前記車両のドアを開放させるドア開放部を制御する制御部と、を備える。
本発明の第2の態様によれば、上述のプラットホーム検出装置において、前記制御部は、前記第1の非接触センサが所定時間以上継続して前記プラットホームを検出し、前記第2の非接触センサが所定時間以上継続して前記プラットホームを検出し、前記速度センサが前記車両の速度がゼロであることを検出した場合に、前記ドア開放部を前記車両のドアの開放を許可する状態にする制御を行ってもよい。
本発明の第3の態様によれば、上述のプラットホーム検出装置は、前記車両の同一側面に、前記第1の非接触センサと、前記第2の非接触センサとを備えていてもよい。
本発明の第4の態様によれば、制御方法は、速度センサにより車両の速度を検出し、第1の非接触センサにより前記車両の前部でプラットホームの有無を検出し、第2の非接触センサにより前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出し、制御部により前記速度センサにより検出した前記車両の速度と、前記第1の非接触センサにより検出した前記プラットホームの有無と、前記第2の非接触センサにより検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、ドア開放部を前記車両のドアの開放を許可する状態にする制御を行う。
本発明の第5の態様によれば、プログラムは、コンピュータを、車両の速度を検出する速度センサが検出した前記車両の速度と、前記車両の前部でプラットホームの有無を検出する第1の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無と、前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出する第2の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、前記車両のドアを開放させるドア開放部を制御する制御手段、として機能させる。
本発明の実施形態によるプラットホーム検出装置によれば、乗務員が車両のドアをより安全な状態で開放することができる。
本発明の一実施形態による車両システムの構成を示す平面図である。 本実施形態による第1車両における第1非接触センサの位置を示す図である。 本実施形態による車両システムにおける車内引き通し線と制御装置を示す図である。 本実施形態における速度パルス及び物体検出信号を示す図である。 本実施形態によるプラットホーム検出装置の処理フローを示す図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
まず、本発明の一実施形態によるプラットホーム検出装置100を備える車両システム1について説明する。
本実施形態による車両システム1は、図1に示すように、第1車両10aと、第2車両10bと、を備える。
ここでは、第1車両10aが先頭車両であり、第2車両10bが最後尾車両であるものとする。また、第1車両10aの進行方向に対して左側にプラットホーム106aが存在し、右側にプラットホーム106bが存在するものとする。なお、図1は、プラットホーム106aと106bとは並行して存在しておらず、プラットホーム検出装置100がプラットホーム106aを検出する場合を示している。
第1車両10aは、速度発電機101a(速度センサ)と、第1の非接触センサ(以下、「第1非接触センサ」と記載)102a、102bと、制御装置104aと、表示器105a、105bと、ドア107a、107cと、を備える。
第2車両10bは、速度発電機101b(速度センサ)と、第2の非接触センサ(以下、「第2非接触センサ」と記載)103a、103bと、制御装置104bと、表示器105c、105dと、ドア107b、107dと、を備える。
速度発電機101aは、第1車両10aの速度を検出する。速度発電機101aは、第1車両10aの走行速度に応じた速度パルスp1を制御装置104aに送信する。
速度発電機101bは、第2車両10bの速度を検出する。速度発電機101bは、第2車両10bの走行速度に応じた速度パルスp2を制御装置104bに送信する。
第1非接触センサ102aは、第1車両10aの前部片側のプラットホームの有無を検出する。
第1非接触センサ102bは、第1車両10aの前部で第1非接触センサ102aとは異なる側のプラットホームの有無を検出する。
第2非接触センサ103aは、第2車両10bの後部で第1非接触センサ102aと同じ側のプラットホームの有無を検出する。
第2非接触センサ103bは、第2車両10bの後部で第2非接触センサ102bと同じ側のプラットホームの有無を検出する。
第1非接触センサ102a、102bと第2非接触センサ103a、103bは、例えば、反射式光センサ、超音波センサである。
第1非接触センサ102aは、第1車両10aの左側のプラットホームであるプラットホーム106aよりも高い位置に第1車両10aの外側に向けて斜め下の物体を検出する位置に設けられる。第1非接触センサ102bは、第1車両10aの右側のプラットホームであるプラットホーム106bよりも高い位置に第1車両10aの外側に向けて斜め下の物体を検出する位置に設けられる。具体的には、第1非接触センサ102aは、図2に示すように、乗務員の乗降車口横のプラットホーム106aよりも高い位置に設けられる。第1非接触センサ102bは、進行方向に対して第1非接触センサ102aと対称の位置に、同じく乗務員の乗降車口横のプラットホーム106bよりも高い位置に設けられる。第1非接触センサ102a、102bは、第1車両10aを改造することなく第1車両10aに設けることができる。第1非接触センサ102aは、検出可能範囲において物体の有無を検出する。第1非接触センサ102aは、物体を検出している間、物体を検出していることを示す物体検出信号s1を制御装置104aに送信する。第1非接触センサ102bは、第1非接触センサ102aと同様に、検出可能範囲において物体の有無を検出し、物体を検出している間、物体検出信号s3を制御装置104aに送信する。
第2非接触センサ103aは、第2車両10bの左側のプラットホームであるプラットホーム106aよりも高い位置に第2車両10bの外側に向けて斜め下の物体を検出する位置に設けられる。第2非接触センサ103bは、第2車両10bの右側のプラットホームであるプラットホーム106bよりも高い位置に第2車両10bの外側に向けて斜め下の物体を検出する位置に設けられる。具体的には、第2非接触センサ103aは、乗務員の乗降車口横のプラットホーム106aよりも高い位置に設けられる。第2非接触センサ103bは、進行方向に対して第2非接触センサ103aと対称の位置に、同じく乗務員の乗降車口横のプラットホーム106bよりも高い位置に設けられる。第2非接触センサ103a、103bは、第2車両10bを改造することなく第2車両10bに設けることができる。第2非接触センサ103aは、検出可能範囲において物体の有無を検出する。第2非接触センサ103aは、物体を検出している間、物体を検出していることを示す物体検出信号s2を制御装置104bに送信する。第2非接触センサ103bは、第2非接触センサ103aと同様に、検出可能範囲において物体の有無を検出し、物体を検出している間、物体検出信号s4を制御装置104bに送信する。
制御装置104aと制御装置104bは、車内引き通し線l1とl2とl3により接続されている。例えば、車内引き通し線l1が第1非接触センサ102a、第2非接触センサ103a用の信号線、車内引き通し線l2がグラウンド線、車内引き通し線l3が第1非接触センサ102b、第2非接触センサ103b用の信号線である。
制御装置104aと制御装置104bは、車内引き通し線l1、l2を用いて、第1車両10aの進行方向の左側のプラットホーム106aを検出し、かつ、車両の速度がゼロである場合に表示器105aと表示器105cを点灯させる。
具体的には、制御装置104aは、第1車両10aの進行方向の左側のプラットホーム106aを検出する回路として、図3に示すように、抵抗R1a、R2a、R3a、R4a、R5aと、トランジスタQ1aと、ダイオードD1aと、フォトカプラPC1a、PC2aと、PC2aの入力ダイオードに電流を流すための電源24Vaと、を備える。
抵抗R1aの第1端子は、5ボルト電源に接続される。抵抗R1aの第2端子は、抵抗R2aの第1端子とフォトカプラPC1aにおける入力ダイオードのアノードとに接続される。抵抗R2aの第2端子は、フォトカプラPC1aにおける入力ダイオードのカソードとトランジスタQ1aのコレクタとに接続される。トランジスタQ1aのベースは、抵抗R3aの第1端子に接続される。トランジスタQ1aのエミッタ及び抵抗R3aの第2端子は、グラウンドGNDに接続される。抵抗R4aの第1端子は、5ボルト電源に接続される。抵抗R4aの第2端子は、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタに接続される。フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのエミッタは、グラウンドGNDに接続される。フォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタのエミッタと24ボルト電源24Vaのマイナス側は、車内引き通し線l2に接続される。フォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタのコレクタは、車内引き通し線l1に接続される。フォトカプラPC2aにおける入力ダイオードのアノードは、24ボルト電源24Vaのプラス側に接続される。フォトカプラPC2aにおける入力ダイオードのカソードは、抵抗R5aの第1端子に接続される。抵抗R5aの第2端子は、ダイオードD1aのアノードに接続される。ダイオードD1aのカソードは、車内引き通し線l1に接続される。
なお、トランジスタQ1aのベースには、第1非接触センサ102aの検出結果に応じた電圧が印加される。具体的には、センサ102aは、プラットホーム106aを検出した場合、物体検出信号s1を制御装置104aに送信する。制御装置104aが物体検出信号s1を所定時間(例えば1秒間)以上連続して受信すると、物体検出信号s1を受信している間トランジスタQ1aのベースには、Lowレベルの電圧(例えば、ゼロボルト)が印加される。また、第1非接触センサ102aが何も検出しない場合、トランジスタQ1aのベースには、Highレベルの電圧(例えば、5ボルト)が印加される。
また、制御装置104bは、第1車両10bの進行方向の左側のプラットホーム106aを検出する回路として、図3に示すように、抵抗R1b、R2b、R3b、R4b、R5bと、トランジスタQ1bと、ダイオードD1bと、フォトカプラPC1b、PC2bと、PC2bの入力ダイオードに電流を流すための電源24Vbと、を備える。
制御装置104bが備えるプラットホーム106aを検出する回路は、制御装置104aが備えるプラットホーム106aを検出する回路と同様である。
なお、トランジスタQ1bのベースには、第2非接触センサ103aの検出結果に応じた電圧が印加される。具体的には、第2非接触センサ103aは、プラットホーム106aを検出した場合、物体検出信号s2を制御装置104bに送信する。制御装置104bが物体検出信号s2を所定時間(例えば1秒間)以上連続して受信すると、物体検出信号s2を受信している間トランジスタQ1bのベースには、Lowレベルの電圧(例えば、ゼロボルト)が印加される。また、第2非接触センサ103aが何も検出しない場合、トランジスタQ1bのベースには、Highレベルの電圧(例えば、5ボルト)が印加される。
図3で示す回路内の矢印は、第1非接触センサ102aがプラットホーム106aを検出し、第2非接触センサ103aが何も検出しない場合に、回路内を流れる電流の経路を示している。
第1非接触センサ102aがプラットホーム106aを検出した場合、トランジスタQ1aのベースには、Lowレベルの電圧が印加される。トランジスタQ1aのベースの電圧がLowレベルである場合、トランジスタQ1aはオフ状態であり、コレクタからエミッタへは電流が流れない。したがって、抵抗R1a、R2aにも電流は流れず、フォトカプラPC1aにおける入力ダイオードには電圧が印加されない。その結果、フォトカプラPC1aにおける入力ダイオードには電流が流れない。フォトカプラPC1aにおける入力ダイオードに電流が流れない場合、フォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタのそれぞれは、オフ状態である。そのため、ダイオードD1aまたは車内引き通し線l1からフォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタに向かって電流は流れない。
一方、第2非接触センサ103aが何も検出しない場合、トランジスタQ1bのベースには、Highレベルの電圧が印加される。トランジスタQ1bのベースの電圧がHighレベルである場合、トランジスタQ1bはオン状態であり、抵抗R1b、R2bを介して、コレクタからエミッタに電流が流れる。抵抗R2bに電流が流れると、フォトカプラPC1bにおける入力ダイオードに電圧が印加され、フォトカプラPC1bにおける入力ダイオードに電流が流れる。フォトカプラPC1bにおける入力ダイオードに電流が流れると、当該入力ダイオードは発光し、当該発光により照射される光によってフォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタはオン状態になる。
フォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタがオン状態になると、制御装置104aの24ボルト電源24Vaのプラス側から、フォトカプラPC2aにおける入力ダイオード、抵抗R5a、ダイオードD1a、車内引き通し線l1、フォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタを介して、車内引き通し線l2に向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。また、制御装置104bの24ボルト電源24Vbのプラス側から、フォトカプラPC2bにおける入力ダイオード、抵抗R5b、ダイオードD1b、フォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタを介して、24ボルト電源24Vbのマイナス側に向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。
フォトカプラPC2aにおける入力ダイオードに電流が流れると、当該入力ダイオードは発光し、当該発光により照射される光によってフォトカプラPC2aにおける出力トランジスタはオン状態になる。フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタがオン状態になると、制御装置104aの5ボルト電源から、抵抗R4a、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタを介して、グラウンドGNDに向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。
その結果、抵抗R4aにおいて電圧降下が発生し、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧は、Lowレベル(例えば、0.1ボルト)になる。
制御装置104aは、速度発電機101aから第1車両10aの走行速度に応じた速度パルスp1を常時取得している。制御装置104aは、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がLowレベルである場合、速度パルスp1が示す速度に関わらず、表示器点灯指示c1を表示器105aには送信しない。したがって、表示器105aは、表示器点灯指示c1を受信せず、消灯する。
また、同様に、フォトカプラPC2bにおける入力ダイオードに電流が流れると、当該入力ダイオードは発光し、当該発光により照射される光によってフォトカプラPC2bにおける出力トランジスタはオン状態になる。フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタがオン状態になると、制御装置104bの5ボルト電源から、抵抗R4b、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタを介して、グラウンドGNDに向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。
その結果、抵抗R4bにおいて電圧降下が発生し、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧は、Lowレベル(例えば、0.1ボルト)になる。
制御装置104bは、速度発電機101bから第2車両10bの走行速度に応じた速度パルスp2を常時取得している。制御装置104bは、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がLowレベルである場合、速度パルスp2が示す速度に関わらず、表示器点灯指示c3を表示器105cには出力しない。したがって、表示器105cは、表示器点灯指示c3を受信せず、消灯する。
また、具体的には、第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aが共に何も検出しない場合には、フォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタと、フォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタが共にオン状態となる。この場合、制御装置104aの24ボルト電源24Vaのプラス側から、フォトカプラPC2aにおける入力ダイオード、抵抗R5a、ダイオードD1aを介して、フォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタから車内引き通し線l2とフォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタから車内引き通し線l2とに向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。また、この場合、制御装置104bの24ボルト電源24Vbのプラス側から、フォトカプラPC2bにおける入力ダイオード、抵抗R5b、ダイオードD1bを介して、フォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタから車内引き通し線l2に向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。
フォトカプラPC2aにおける入力ダイオードに電流が流れると、制御装置104aの5ボルト電源から、抵抗R4a、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタを介して、グラウンドGNDに向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。
その結果、抵抗R4aにおいて電圧降下が発生し、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧は、Lowレベル(例えば、0.1ボルト)になる。
制御装置104aは、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がLowレベルである場合、速度パルスp1が示す速度に関わらず、表示器点灯指示c1を表示器105aには出力しない。
したがって、表示器105aは、表示器点灯指示c1を受信せず、消灯する。
また、フォトカプラPC2bにおける入力ダイオードに電流が流れると、制御装置104bの5ボルト電源から、抵抗R4b、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタを介して、グラウンドGNDに向かう電流経路ができ、その経路を電流が流れる。
その結果、抵抗R4bにおいて電圧降下が発生し、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧は、Lowレベル(例えば、0.1ボルト)になる。
制御装置104bは、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がLowレベルである場合、速度パルスp2が示す速度に関わらず、表示器点灯指示c3を表示器105cには出力しない。
したがって、表示器105cは、表示器点灯指示c3を受信せず、消灯する。
また、具体的には、第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出した場合には、フォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタと、フォトカプラPC1bにおける出力の2つのトランジスタが共にオフ状態となる。この場合、制御装置104aの24ボルト電源から、フォトカプラPC2aにおける入力ダイオード、抵抗R5a、ダイオードD1aを介して、車内引き通し線l1までの経路と、制御装置104bの24ボルト電源から、フォトカプラPC2bにおける入力ダイオード、抵抗R5b、ダイオードD1bを介して、車内引き通し線l1までの経路との対称性により電流が流れる経路が存在しない。
したがって、フォトカプラPC2aにおける入力ダイオードには電流が流れず、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタにも電流が流れない。
その結果、抵抗R4aには電流が流れず、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧は、Highレベル(例えば、5ボルト)になる。
制御装置104aは、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルであり、速度パルスp1が示す速度がゼロでない場合には、表示器点灯指示c1を表示器105aには出力しない。
したがって、表示器105aは、表示器点灯指示c1を受信せず、消灯する。
また、制御装置104aは、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルであり、速度パルスp1が示す速度が所定時間(例えば3秒間)以上連続してゼロである場合には、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルであり、速度パルスp1が示す速度がゼロを継続している間、表示器点灯指示c1を表示器105aに出力する。
したがって、表示器105aは、表示器点灯指示c1を受信し、点灯する。
また、フォトカプラPC2bにおける入力ダイオードには電流が流れず、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタにも電流が流れない。
その結果、抵抗R4bには電流が流れず、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧は、Highレベル(例えば、5ボルト)になる。
制御装置104bは、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルであり、速度パルスp2が示す速度がゼロでない場合には、表示器点灯指示c3を表示器105cには出力しない。
したがって、表示器105cは、表示器点灯指示c3を受信せず、消灯する。
また、制御装置104bは、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルであり、速度パルスp2が示す速度が所定時間(例えば3秒間)以上連続してゼロである場合には、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルであり、速度パルスp2が示す速度がゼロを継続している間、表示器点灯指示c3を表示器105cに出力する。
したがって、表示器105cは、表示器点灯指示c3を受信し、点灯する。
以上のように、表示器105aは、第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出し、かつ、車両の速度がゼロの場合に、制御装置104aから表示器点灯指示c1を受信し、点灯する。また、表示器105aは、第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出しない場合、または、車両の速度がゼロでない場合には、表示器点灯指示c1を受信せず、消灯する。同様に、表示器105cは、第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出し、かつ、車両の速度がゼロの場合に、制御装置104bから表示器点灯指示c3を受信し、点灯する。また、表示器105cは、第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出しない場合、または、車両の速度がゼロでない場合には、表示器点灯指示c3を受信せず、消灯する。
なお、制御装置104a、104bのそれぞれは、第1車両10aの進行方向の左側のプラットホーム106aを検出する回路と同様に、第1車両10aの進行方向の右側のプラットホーム106bを検出する回路(図示せず)を備える。
制御装置104aは、表示器点灯指示c1を表示器105aに出力すると同時に、表示器点灯指示c1を表示器105aに出力している間、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの検出結果に基づいてプラットホーム106aを検出したと判定した場合、第1車両10aの速度がゼロのときにプラットホーム106aを検出したと判断し、ドア107aの開放を許可する状態にする制御を行う。
また、制御装置104bは、表示器点灯指示c3を表示器105cに出力すると同時に、表示器点灯指示c3を表示器105cに出力している間、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの検出結果に基づいてプラットホーム106aを検出したと判定した場合、第2車両10bの速度がゼロのときにプラットホーム106aを検出したと判断し、ドア107bの開放を許可する状態にする制御を行う。
例えば、図4に示す速度パルスp1及び速度パルスp2、物体検出信号s1及び物体検出信号s2の場合(図4における符号v1は、p1に対応する第1車両10aの速度)、制御装置104aは、第1非接触センサ102aから所定時間(例えば1秒間)以上連続して物体検出信号s1を受信している間(図4において符号T1で示す期間)、図3で示したトランジスタQ1aのベースに、Lowレベルの電圧(例えば、ゼロボルト)が印加する。また、制御装置104bは、第2非接触センサ103aから所定時間(例えば1秒間)以上連続して物体検出信号s2を受信している間(図4において符号T2で示す期間)、図3で示したトランジスタQ1bのベースに、Lowレベルの電圧(例えば、ゼロボルト)が印加する。制御装置104aは、プラットホーム106aを検出していると判定している間に、第1車両10aの速度が所定時間(例えば3秒間)以上連続してゼロであることを検出すると、ホーム検知信号論理を0にし、第1車両10aの速度がゼロでプラットホーム106aを検出していると判定している間(図4において符号T3で示す期間)、ホーム検知信号論理の0を継続する。また、制御装置104bは、プラットホーム106aを検出していると判定している間に、第2車両10bの速度が所定時間(例えば3秒間)以上連続してゼロであることを検出すると、ホーム検知信号論理を0にし、第2車両10bの速度がゼロでプラットホーム106aを検出していると判定している間(図4において符号T4で示す期間)、ホーム検知信号論理の0を継続する。
なお、速度ゼロに対する3秒のマージン及びセンサ入力に対する1秒のマージンは、例えば、図示していないマイコン内部のプログラムにより実現することができる。
具体的には、超音波センサ出力はマイコンに入力され、マイコン内部で1秒のマージンをもって判定される。そして、検知信号がマイコンから出力される。
また、速度発電機のパルスは、マイコンに入力される。
車両の走行中、マイコンはLowレベルの電圧を出力し,3秒間パルス入力がない場合にHighレベルの電圧を出力する。なお、車両の出発時にはマイコンは再びLowレベルの電圧を出力する。
制御装置104aは、制御装置104a自身及び制御装置104bのプラットホームの検知状態を総合的に判断した結果の論理を0にすると、第1車両10aのドア107aを開放させるドア開放部に対して開放を許可する開放許可信号を送信し、開放を許可する状態にする制御を行う。また、制御装置104bは、ホーム検知信号論理を0にすると、第2車両10bのドア107bを開放させるドア開放部に対して開放を許可する開放許可信号を送信し、開放を許可する状態にする制御を行う。
なお、図4において、期間T1以外の期間及び期間T2以外の期間に示される物体検出信号s1と物体検出信号s2は、第1車両10a及び第2車両10bの走行中に第1非接触センサ102aと第2非接触センサ103aのそれぞれが例えば草や木などの物体を検出した場合に出力した信号である。また、ドア開放部は、制御装置104aと制御装置104b以外の装置に備えられてよい。また、ドア107aを開放させるドア開放部が制御装置104aに備えられ、ドア107bを開放させるドア開放部が制御装置104bに備えられてもよい。
表示器105aは、ドア107aが開放可能な状態になると点灯する。また、表示器105aは、ドア107aが開放できない状態では消灯する。
表示器105bは、ドア107cが開放可能な状態になると点灯する。また、表示器105bは、ドア107cが開放できない状態では消灯する。
表示器105cは、ドア107bが開放可能な状態になると点灯する。また、表示器105cは、ドア107bが開放できない状態では消灯する。
表示器105dは、ドア107dが開放可能な状態になると点灯する。また、表示器105dは、ドア107dが開放できない状態では消灯する。
ドア開放部は、開放許可信号を受信すると、ドアを開放可能な状態となる。このとき、乗務員が表示器105aの点灯を確認しドア107aとドア107bを開放するドア開放操作を行う。すると、ドア開放部は、ドア開放操作に応じて送信されるドア107aとドア107bの開放を指示する開放指示信号を受信し、受信した開放指示信号に応じてドア107aとドア107bを開放させる。ただし、ドア開放部は、インターロック機能を有しており、開放許可信号を送信しない状態で開放指示信号を受信しても、ドア107aとドア107bを開放させない。
なお、ドア開放部は、コイルに流れる電流に基づいて経路を物理的に開閉するリレー回路であってよい。また、ドア開放部は、信号の振幅の高低に基づいて動作する論理回路であってよい。また、ドア開放部が信号の振幅の高低に基づいて動作する論理回路である場合、論理回路は、物理的にハードウエアとして構成され動作する論理回路であってよいし、プログラムにより構成され動作する回路であってもよい。
なお、図1で示した車両システム1において、速度発電機101a、101bと、第1非接触センサ102a、102bと、第2非接触センサ103a、103bと、制御装置104a、104bが、プラットホーム検出装置100に備えられている。また、制御装置104a、104bが、制御部108である。
次に、図5に示す車両システム1が備えるプラットホーム検出装置100の処理フローについて説明する。
車両システム1において、第1車両10a及び第2車両10bの速度がゼロの状態で、ユーザがプラットホーム検出装置100を起動する。
プラットホーム検出装置100が起動すると、制御装置104a及び制御装置104bは、保守モードであるか否かを判定する(ステップS1)。例えば、制御装置104aは、ユーザが「保守モードボタン」を押下した際に送信される保守モード信号を受信した場合に、保守モードであると判定する。また、制御装置104aは、保守モード信号を受信しない場合に、保守モードではないと判定する。
なお、このとき制御装置104aは、表示器105aに表示器点灯指示c1を送信しておらず、表示器105aは点滅している(ステップS2a)。
また、このとき制御装置104bは、表示器105cに表示器点灯指示c3を送信しておらず、表示器105cは点滅している(ステップS2b)。
制御装置104aが保守モードであると判定すると(ステップS1、YES)、制御装置104aは、プラットホーム106aを検出しているか否かを判定する(ステップS3a)。具体的には、例えば、制御装置104a及び制御装置104bのそれぞれが図3で示した回路を備えている場合、制御装置104aは、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルである場合にプラットホーム106aを検出していると判定する。また、制御装置104a及び制御装置104bのそれぞれが図3で示した回路を備えている場合、制御装置104aは、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がLowレベルである場合にプラットホーム106aを検出していないと判定する。
また、制御装置104bは、プラットホーム106aを検出しているか否かを判定する(ステップS3b)。具体的には、例えば、制御装置104a及び制御装置104bのそれぞれが図3で示した回路を備えている場合、制御装置104bは、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がHighレベルである場合にプラットホーム106aを検出していると判定する。また、制御装置104a及び制御装置104bのそれぞれが図3で示した回路を備えている場合、制御装置104bは、フォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧がLowレベルである場合にプラットホーム106aを検出していないと判定する。
なお、制御装置104a及び制御装置104bのそれぞれが図3で示した回路を備えている場合、フォトカプラPC2aにおける出力トランジスタのコレクタの電圧とフォトカプラPC2bにおける出力トランジスタのコレクタの電圧のレベル(HighレベルまたはLowレベル)は一致する。
制御装置104aは、プラットホーム106aを検出していないと判定すると(ステップS3a、NO)、ステップS3aの処理を再度行う。
制御装置104bは、プラットホーム106aを検出していないと判定すると(ステップS3b、NO)、ステップS3bの処理を再度行う。
制御装置104aと制御装置104bの両方がプラットホーム106aを検出していると判定している場合、制御装置104aは表示器105aに表示器点灯指示c1を送信し、制御装置104bは表示器105cに表示器点灯指示c3を送信する。表示器105aは、ドア開放部が開放許可信号を受信している間、制御装置104aから表示器点灯指示c1を受信し点灯し続ける(ステップS4a)。また、表示器105bは、ドア開放部が開放許可信号を受信している間、制御装置104bから表示器点灯指示c3を受信し点灯し続ける(ステップS4b)。
制御装置104aは、第1非接触センサ102aまたは第2非接触センサ103aがプラットホーム106aの検出を継続していないと判定した場合、ステップS2aの処理に戻す。
制御装置104bは、第1非接触センサ102aまたは第2非接触センサ103aがプラットホーム106aの検出を継続していないと判定した場合、ステップS2bの処理に戻す。
なお、上述のステップS2a〜ステップS4aの処理と、ステップS2b〜ステップS4bの処理は並行して行われる。
また、本実施形態によるプラットホーム検出装置100は、図5で示した処理と並行して、第1非接触センサ102aを102b、第2非接触センサ103aを103b、ドア107aを107c、ドア107bを107d、表示器105aを105b、表示器105cを105d、物体検出信号s1をs3、物体検出信号s2をs4、表示器点灯指示c1をc2、表示器点灯指示c3をc4にそれぞれ置き替えた処理も行っている。
プラットホーム検出装置100が保守モードである場合、実際には、ユーザが第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aに物体を近づけるなどして、制御装置104a、104bのそれぞれが各ステップの処理を行う。
ユーザが第1非接触センサ102aに近づけている物体または第2非接触センサ103aに近づけている物体を離す。すると、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aのうち少なくとも一方が物体検出信号の出力を停止する。そのため、図3で示した回路のフォトカプラPC1a及びPC1bのうちの少なくとも一方の出力の2つのトランジスタがオン状態になる。このとき、図3で示した回路のフォトカプラPC2a、PC2bのそれぞれにおける入力ダイオードから車内引き通し線l2に向かって電流が流れる。その結果、制御装置104a、104bのそれぞれは、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出していないと判定し、ドア開閉部に対して開放許可信号の送信を停止する。このとき、表示器105a、105cは、制御装置104a、104bから表示器点灯指示c1、c3を受信せず点灯から点滅に変化する。表示器105a、105cが点滅することによりユーザに保守モードであることを知らせる。なお、センサ102aまたはセンサ103aの何れかがプラットホーム106aを検知した場合、表示器105a、105cは点灯に変化する。ドア開閉部は、開放許可信号を送信しない状態で開放指示信号を受信しても、ドア107aとドア107bを開放させない。
そして、制御装置104a、104bのそれぞれは、ステップS1の処理に戻す。
なお、保守モードでは、停止状態であるか走行状態であるかは無視される。また、保守モードでは、物体検出信号s1及びs2に対するマージン(図4で示した物体検出信号s1及びs2における1秒)が0秒である。
ステップS1の処理において制御装置104aが保守モードでないと判定した状態で(ステップS1、NO)、ユーザは、第1車両10a及び第2車両10bを運転し、プラットホーム106aが実際に存在する位置まで走行させる。第1車両10a及び第2車両10bの走行中にもプラットホーム検出装置100は動作している。
なお、このときドア開閉部は開放許可信号を送信しない状態であり、また、制御装置104aは表示器105aに表示器点灯指示c1を送信しておらず、表示器105aは消灯している(ステップS5a)。
また、このときドア開閉部は開放許可信号を送信しない状態であり、また、制御装置104bは表示器105cに表示器点灯指示c3を送信しておらず、表示器105cは消灯している(ステップS5b)。
制御装置104aは、第1非接触センサ102a、第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出しているか否かを判定する(ステップS6a)。また、制御装置104bは、第1非接触センサ102a、第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出しているか否かを判定する(ステップS6b)。
制御装置104aは、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出していないと判定すると(ステップS6a、NO)、ステップS5aの処理に戻す。
また、制御装置104aは、第1非接触センサ102a、第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出していると判定すると(ステップS6a、YES)、第1車両10aの速度がゼロであるか否かを判定する(ステップS7a)。
制御装置104aは、第1車両10aの速度がゼロであると判定した場合(ステップS7a、YES)、表示器105aに表示器点灯指示c1を送信し、ホーム検知信号論理を0にする。表示器105aは、ドア開放部が開放許可信号を受信している間、制御装置104aから表示器点灯指示c1を受信し点灯し続け、また、制御装置104aは、ドア開放部に対して開放許可信号を送信する(ステップS8a)。具体的には、制御装置104aは、ドア107aを開放するドア開放部に対して開放許可信号を送信する。
また、制御装置104aは、第1車両10aの速度がゼロでないと判定した場合(ステップS7a、NO)、ステップS5aの処理に戻す。
制御装置104bは、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出していないと判定すると(ステップS6b、NO)、ステップS5bの処理に戻す。
また、制御装置104bは、第1非接触センサ102a、第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aを検出していると判定すると(ステップS6b、YES)、第2車両10bの速度がゼロであるか否かを判定する(ステップS7b)。
制御装置104bは、第1非接触センサ102a、第2非接触センサ103aが共にプラットホーム106aの検出を継続し、かつ、第2車両10bの速度がゼロであると判定した場合(ステップS7b、YES)、表示器105cに表示器点灯指示c3を送信し、ホーム検知信号論理を0にする。表示器105cは、ドア開放部が開放許可信号を受信している間、制御装置104bから表示器点灯指示c3を受信し点灯し続け、また、制御装置104bは、ドア開放部に対して開放許可信号を送信する(ステップS8b)。具体的には、制御装置104bは、ドア107bを開放するドア開放部に対して開放許可信号を送信する。
また、制御装置104bは、第2車両10bの速度がゼロでないと判定した場合(ステップS7b、NO)、ステップS5bの処理に戻す。
ユーザは、第1車両10a及び第2車両10bを運転し、プラットホーム106aから走行させる。すると、第1非接触センサ102aが物体検出信号s1の出力を停止する。そのため、図3で示した回路のフォトカプラPC1aにおける出力の2つのトランジスタがオン状態になる。このとき、図3で示した回路のフォトカプラPC2a、PC2bのそれぞれにおける入力ダイオードから車内引き通し線l2に向かって電流が流れる。その結果、制御装置104aは、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出していないと判定し、ドア開閉部に対して開放許可信号の送信を停止し、また、表示器105aは、制御装置104aから表示器点灯指示c1を受信せず消灯する(ステップS8a)。また、制御装置104bは、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aの少なくとも一方がプラットホーム106aを検出していないと判定し、ドア開閉部に対して開放許可信号の送信を停止し、また、表示器105bは、制御装置104bから表示器点灯指示c3を受信せず消灯する(ステップS8b)。ドア開閉部は、開放許可信号を送信しない状態で開放指示信号を受信しても、ドア107aとドア107bを開放させない。
なお、上述のステップS5a〜ステップS8aの処理と、ステップS5b〜ステップS8bの処理は並行して行われる。
また、本実施形態によるプラットホーム検出装置100は、図5で示した処理と並行して、第1非接触センサ102aを102b、第2非接触センサ103aを103b、ドア107aを107c、ドア107bを107d、表示器105aを105b、表示器105cを105d、物体検出信号s1をs3、物体検出信号s2をs4、表示器点灯指示c1をc2、表示器点灯指示c3をc4にそれぞれ置き替えた処理も行っている。
以上のように、本実施形態によるプラットホーム検出装置100は、速度センサ101a、101bと、第1非接触センサ102aと、第2非接触センサ103aと、制御部108と、を備える。速度センサ101a、101bは、第1車両10a及び第2車両10bの速度を検出する。第1非接触センサ102aは、第1車両10aの前部でプラットホーム106aの有無を検出する。第2非接触センサ103aは、第2車両10bの後部でプラットホーム106aの有無を検出する。制御部108は、速度センサ101a、101bが検出した第1車両10a及び第2車両10bの速度と、第1非接触センサ102aが検出したプラットホーム106aの有無と、第2非接触センサ103aが検出したプラットホーム106aの有無とに基づいて、第1車両10aのドア107a及び第2車両10bのドア107bの開放を許可する状態にする制御を行う。
こうすることで、乗務員が誤ってプラットホームの存在しない側のドアを開放する操作を行っても、ドアは開放されない。乗務員は、第1非接触センサ及び第2非接触センサがプラットホームを検出し、かつ、第1車両10a及び第2車両10bの速度がゼロである場合にドアを開放することができる。その結果、乗客は、より安全に車両から降車することができる。
本実施形態による車両システム1が備えるプラットホーム検出装置100は、第1非接触センサ102a及び第2非接触センサ103aと、第1非接触センサ102b及び第2非接触センサ103bとをそれぞれ独立して処理する。
したがって、右側にプラットホームがある場合には、第一の実施形態によるプラットホーム検出装置100の図5で示した処理において、第1非接触センサ102aを102b、第2非接触センサ103aを103b、ドア107aを107c、ドア107bを107d、表示器105aを105b、表示器105cを105d、物体検出信号s1をs3、物体検出信号s2をs4、表示器点灯指示c1をc2、表示器点灯指示c3をc4、車内引き通し線l1をl3にそれぞれ置き替えればよい。
なお、本発明の実施形態による車両システム1において、第1車両10aが先頭車両で、第2車両10bが最後尾車両である場合について説明した。しかしながら、本発明の実施形態による車両システム1は、第1車両10aが先頭車両で、第2車両10bが最後尾車両であるものに限定するものではない。例えば、第1車両10aが先頭車両で、第2車両10bが最後尾車両となってもよいし、第2車両10bが先頭車両で、第1車両10aが最後尾車両となってもよい。
なお、本発明の実施形態による車両システム1において、第1車両10aと第2車両10bの2車両である場合について説明した。しかしながら、本発明の実施形態による車両システム1は、第1車両10aと第2車両10bの2車両の間に1つ以上の別の車両が接続されていてよい。その場合にも、プラットホーム検出装置100は、本発明の実施形態において説明した処理を行えばよい。
なお、本発明の実施形態による車両システム1において、第1車両10aと第2車両10bの2車両である場合について説明した。しかしながら、本発明の実施形態による車両システム1は、第1車両10aと第2車両10bの2車両の間にプラットホーム検出装置100、速度センサ、非接触センサのそれぞれを備えた1つ以上の別の車両が接続されていてよい。その場合にも、プラットホーム検出装置100のそれぞれが、図3で示した回路を備え、それぞれのプラットホーム検出装置100が備えられた車両の速度センサと非接触センサそれぞれの検出結果に基づいて、本発明の実施形態において説明した処理と同様の処理を行えばよい。
なお、本発明における記憶部は、適切な情報の送受信が行われる範囲においてどこに備えられていてもよい。また、記憶部は、適切な情報の送受信が行われる範囲において複数存在しデータを分散して記憶していてもよい。
なお実施形態について説明したが、上述のプラットホーム検出装置100は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。また、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
1・・・車両システム
10a・・・第1車両
10b・・・第2車両
100・・・プラットホーム検出装置
101a、101b・・・速度発電機
102a、102b・・・第1非接触センサ
103a、103b・・・第2非接触センサ
104a、104b・・・制御装置
105a、105b、105c、105d・・・表示器
106a、106b・・・プラットホーム
107a、107b、107c、107d・・・ドア
108・・・制御部

Claims (5)

  1. 車両の速度を検出する速度センサと、
    前記車両の前部でプラットホームの有無を検出する第1の非接触センサと、
    前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出する第2の非接触センサと、
    前記速度センサが検出した前記車両の速度と、前記第1の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無と、前記第2の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、前記車両のドアを開放させるドア開放部を制御する制御部と、
    を備えるプラットホーム検出装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1の非接触センサが所定時間以上継続して前記プラットホームを検出し、前記第2の非接触センサが所定時間以上継続して前記プラットホームを検出し、前記速度センサが前記車両の速度がゼロであることを検出した場合に、前記ドア開放部を前記車両のドアの開放を許可する状態にする制御を行う、請求項1に記載のプラットホーム検出装置。
  3. 前記車両の同一側面に、前記第1の非接触センサと、前記第2の非接触センサとを備える、請求項1または請求項2に記載のプラットホーム検出装置。
  4. 速度センサにより車両の速度を検出し、
    第1の非接触センサにより前記車両の前部でプラットホームの有無を検出し、
    第2の非接触センサにより前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出し、
    制御部により前記速度センサにより検出した前記車両の速度と、前記第1の非接触センサにより検出した前記プラットホームの有無と、前記第2の非接触センサにより検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、ドア開放部を前記車両のドアの開放を許可する状態にする制御を行う、制御方法。
  5. コンピュータを、
    車両の速度を検出する速度センサが検出した前記車両の速度と、前記車両の前部でプラットホームの有無を検出する第1の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無と、前記車両の後部で前記プラットホームの有無を検出する第2の非接触センサが検出した前記プラットホームの有無とに基づいて、前記車両のドアの開放を許可する状態にする制御を行う制御手段、
    として機能させるプログラム。
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