JP2018062157A - 画像形成装置、情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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清隆 土渕
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Abstract

【課題】画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制可能な画像形成装置、情報処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】原稿のスキャンが開始されると(S11)、1バンド分の画像が格納されるのを待ち合わせ(S12)、2コアで画像処理を開始する(S13)。画像処理を実行する処理時間を閾値と比較し(S14)、閾値を下回っている場合(S15でYes)、画像処理に割り当てるコア数を4つに増やす(S16)。画像処理が完了していなければ(S17でNo)、ステップ12に戻る。画像処理完了の場合(S17でYes)、コア数を増やしていれば(S18でYes)、元に戻し(S19)、処理を終了する。また、コア数を増やしていなければ(S18でNo)、処理を終了する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像形成装置、情報処理装置およびプログラムに関するものである。
例えば、特許文献1は、ページの領域毎に描画処理手段が描画処理する画像形成装置であって、印刷データを格納する印刷データ格納手段と、印刷データを解析し、描画対象とされるオブジェクトの描画命令をページ毎に記述した描画命令データを生成する描画命令生成手段と、描画命令生成手段と並行して印刷データを解析し、描画処理手段が受け持つ領域を決定するための最適化情報を作成する最適化情報作成手段と、描画命令データと最適化情報を記憶する中間データ記憶手段と、最適化情報に基づき受け持つ領域を決定し、領域毎に描画命令データを描画処理する描画処理手段と、を有する構成を開示している。
特開2012−71544号公報
本発明は、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制可能な画像形成装置、情報処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、取得した画像データについて画像形成用の情報処理を画像処理専用プログラムにより行う第1の情報処理手段と、前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に、画像処理以外の処理も行う汎用処理プログラムにより前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う第2の情報処理手段と、を含むことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記第2の情報処理手段は、前記第1の情報処理手段による画像形成用の情報処理についての処理時間が予め定められた閾値を下回った場合に、前記汎用処理プログラムにより前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記閾値は、原稿を読み取る画像読み取り手段の読み取り速度、画像を記録材に出力する出力手段の処理速度、前記第1の情報処理手段および前記第2の情報処理手段の処理性能、および画像形成用の情報処理の種別に基づき設定されるものである、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、取得した画像データについて画像形成用の情報処理をプログラムにより行う第1の情報処理手段と、プログラムにより情報処理を行い、前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に前記画像データについて画像形成用の情報処理を当該第1の情報処理手段とともに行う第2の情報処理手段と、を含むことを特徴とする画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、前記第2の情報処理手段は、順次取得する画像データについて画像形成用の情報処理を行う場合、画像データを取得する取得タイミングで画像形成用の情報処理を開始し、当該取得タイミング以外のタイミングで画像形成用の情報処理を終了する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記第1の情報処理手段は、画像形成用の情報処理を終えた場合、前記第2の情報処理手段により行われる画像形成用の情報処理以外の情報処理を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、取得した画像データについて画像形成用の情報処理を画像処理専用プログラムにより行う第1の情報処理手段と、前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に、画像処理以外の処理も行う汎用処理プログラムにより前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う第2の情報処理手段と、を含むことを特徴とする情報処理装置である。
請求項8に記載の発明は、取得した画像データについて画像形成用の情報処理をプログラムにより行う第1の情報処理手段と、プログラムにより情報処理を行い、前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う第2の情報処理手段と、を含むことを特徴とする情報処理装置である。
請求項9に記載の発明は、画像を読み取る画像読み取り手段を備える画像形成装置のコンピュータに、前記画像読み取り手段により読み取られた画像データについて画像形成用の情報処理を行う第1の情報処理機能と、前記第1の情報処理機能による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に前記画像データについて画像形成用の情報処理を当該第1の情報処理機能とともに行う第2の情報処理機能と、を実現させることを特徴とするプログラムである。
請求項1によれば、第2の情報処理手段を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制することが可能になる。
請求項2によれば、第2の情報処理手段を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生をさらに抑制することが可能になる。
請求項3によれば、第2の情報処理手段を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生をさらに抑制することが可能になる。
請求項4によれば、第2の情報処理手段を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制することが可能になる。
請求項5によれば、第2の情報処理手段が画像データ取得のタイミングで画像形成用の情報処理を終了する場合に比べ、画像形成用の情報処理以外の情報処理の遅れを軽減することが可能になる。
請求項6によれば、第1の情報処理手段が画像形成用の情報処理以外の情報処理を行わない場合に比べ、画像形成用の情報処理以外の情報処理の遅れを軽減することが可能になる。
請求項7によれば、第2の情報処理手段を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制することが可能になる。
請求項8によれば、第2の情報処理手段を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制することが可能になる。
請求項9によれば、第2の情報処理機能を備えない場合に比べ、画像形成用の情報処理をソフトウエアで行うことに起因する不都合な事態の発生を抑制することが可能になる。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成を説明するブロック図である。 出力装置をフロント側から眺めた場合の図である。 CPUにおけるコアに対するタスクの指定の仕方を説明するブロック図であり、(a)は通常の場合、(b)は通常以外の場合を示す。 FCOTモードでの画像処理を説明するブロック図である。 FCOTモードでの処理を説明するタイムチャートである。 FCOTモードでの処理を説明するタイムチャートである。 画像処理を行うコア数が増えた場合の処理を説明する図であり、(a)は2コア時、(b)は4コア時である。 CPUにおけるコア数制御についての処理手順を説明するフローチャートである。 CPUにおけるコア数制御についての別の処理手順を説明するフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される画像形成装置1000の構成を説明するブロック図である。
同図に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1000は、画像読取装置(スキャナ)やパーソナルコンピュータ(PC)等から画像データ等が入力される入力装置100を備えている。入力装置100が、画像読取装置やパーソナルコンピュータ等を含んで構成されることも考えられる。また、入力装置100は、例えば公衆電話回線を介して画像情報の送受信を行うファクシミリ(FAX)装置とする例も考えられる。なお、画像読取装置は、画像読み取り手段の一例である。
また、図1に示す画像形成装置1000は、各装置(各部)の動作等の制御をするCPU(Central Processing Unit)200と、CPU200のワークエリアとして使用されるRAM(Random Access Memory)300と、を備えている。また、画像形成装置1000は、CPU200により画像処理された画像を媒体に出力する出力装置400と、例えばハードディスクドライブ(HDD)やフラッシュメモリ等で構成され、CPU200のプログラム等の情報が記憶されると共に、入力装置100で入力された画像データ等を一時的に蓄積する外部記憶装置であるストレージ500と、外部との通信を行うNet600と、を備えている。
なお、画像形成装置1000は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行う不図示のユーザインターフェース(UI)装置を備えることができる。
図1に示すCPU200についてさらに説明する。
画像形成装置1000のCPU200は、入力装置100から入力される画像データについての画像処理を行うほか、例えば入力装置100およびNet600の制御処理を行う。また、CPU200は、ファクシミリ装置を備える場合にはその送受信の制御処理を行い、UI装置を備える場合にはその表示処理や操作受付処理を行う。
このように、CPU200は、各種の情報処理を行うものであり、各装置(各部)の動作等の制御を行うほか画像処理を行う。
なお、画像処理を行う機能については、例えばASIC(Application Specific IC。特定用途向け集積回路)で実現する例が考えられるが、本実施の形態では、CPU200がストレージ500からプログラムを読み込んで画像処理の機能を実現させている。すなわち、本実施の形態では、CPUを使ったソフトウエア処理で画像処理を行う。
さらに説明すると、ストレージ500は、CPU200により実行されるプログラムを記憶する。
CPU200は、ストレージ500に記憶されているプログラムを読み出し、RAM300を作業エリアにしてプログラムを実行する。
CPU200により、ストレージ500に格納されたプログラムが実行されることで、後述する各機能部が実現される。
なお、ストレージ500は、少なくとも、画像処理専用プログラム510および汎用処理プログラム520を記憶する。そして、CPU200は、画像処理専用プログラム510でCPU200のコア210,220を動作し、また、汎用処理プログラム520でCPU200のコア230,240を動作する。
ここで、CPU200によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)や光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、画像形成装置1000へ提供しうる。また、CPU200によって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて画像形成装置1000へダウンロードしてもよい。
なお、図1の画像形成装置1000は、画像形成装置の一例であるが、例えば出力装置400を備えない場合の図1の構成や、入力装置100および出力装置400を備えない場合の図1の構成を、情報処理装置の一例であると把握することができる。
出力装置400は出力手段の一例である。
次に、画像形成装置1000の出力装置400について説明する。
図2は、出力装置400をフロント側から眺めた場合の図である。
同図に示す出力装置400は、所謂タンデム型の構成を有するものであって、電子写真方式により各色成分のトナー像を形成する複数の画像形成ユニット410Y,410M,410C,410K(本書で画像形成ユニット410ということがある)を備えている。
また、出力装置400は、各画像形成ユニット410にて形成された各色成分トナー像が順次転写(一次転写)されると共にこの各色成分トナー像を保持する像形成手段の一例としての中間転写ベルト420と、中間転写ベルト420上の各色成分トナー像を矩形状に形成された記録材Pに一括転写(二次転写)する転写手段の一例としての二次転写装置430と、を備えている。記録材Pは、紙やフィルム等の定着対象メディアである。
また、出力装置400には、記録材Pを供給する用紙供給装置440が設けられている。また、用紙供給装置440と二次転写装置430との間には、用紙搬送経路上に位置する記録材Pを搬送する搬送ロール441が複数設けられている。
また、本実施の形態では、二次転写装置430により記録材P上に二次転写された画像を記録材Pに定着させる定着手段の一例としての定着装置450が設けられている。さらに、二次転写装置430と定着装置450との間には、二次転写装置430を通過した記録材Pを定着装置450へ搬送する搬送装置442が設けられている。
ここで、画像形成部の一部として機能する画像形成ユニット410の各々は、回転可能に取り付けられた感光体ドラム411を備えている。また、感光体ドラム411の周囲には、感光体ドラム411を帯電する帯電装置412と、感光体ドラム411を露光して静電潜像を書き込む露光装置413と、感光体ドラム411上の静電潜像をトナーにより可視像化する現像装置414と、が設けられている。さらに、感光体ドラム411上に形成された各色成分トナー像を中間転写ベルト420に転写する一次転写装置415と、感光体ドラム411上の残留トナーを除去するドラム清掃装置416と、が設けられている。
中間転写ベルト420は、複数本のロール部材421、422、423、424、425、426に掛け渡され、回転するように設けられている。これらのロール部材421〜426のうち、ロール部材421は、中間転写ベルト420を駆動するようになっている。また、ロール部材425は、中間転写ベルト420を挟んで二次転写ロール431に対向配置されており、これら二次転写ロール431およびロール部材425によって二次転写装置430が構成されている。
なお、中間転写ベルト420を挟んでロール部材421と対向する位置には、中間転写ベルト420上の残留トナーを除去するベルト清掃装置427が設けられている。
ここで、図1に戻って、CPU200のさらなる説明を行う。
図1に示すように、CPU200は、コア210、コア220、コア230およびコア240を持つ。すなわち、本実施の形態に係るCPU200は複数のプロセッサコア(コア。core)を持つものであり、マルチタスクOSの使用により高い処理速度を実現している。なお、本実施の形態では、4つのコアを持つ構成を採用するが、複数のコアを持つ構成であれば、他の数とする構成とする例も考えられる。
このようなマルチコアCPU・マルチタスクOSで制御を行う場合、一般的に、処理すべきタスクを全てのコアに割り振る制御(SMP(Symmetrical multi-processing))と処理すべきタスクごとにコアを指定する制御(AMP(Asymmetrical multi-processing))の2つの方式があり、本実施の形態では、後者であるAMPを採用する。
すなわち、画像形成装置1000は、処理すべきタスク数が多く、また、プリント機能、スキャン機能、ファクシミリ機能やUI処理、ネットワーク処理等の複数の処理の組み合わせを行う機器である。そのため、画像処理の効率上、4つのコア210〜240のうちの一部を画像処理に使用し、他のコアを画像処理以外の処理に使用するというAMPの構成を採用する。本書では、画像処理に使用されるコアを「画像処理専用のコア」と呼び、画像処理以外の処理に使用されるコアを「汎用処理用のコア」と呼ぶことがある。なお、後述するように、汎用処理用のコアは、画像処理を行う場合がある。
図3を用いて、より詳細に説明する。同図は、CPU200におけるコア210〜240に対するタスクの指定の仕方を説明するブロック図であり、(a)は通常の場合を示し、(b)は通常以外の場合(画像処理に遅延が生じている場合)を示す。
通常の場合には、図3(a)に示すように、CPU200における4つのコア210〜240のうち、コア210,220は画像処理専用のコアとされ、残りのコア230,240が汎用処理用のコアとされる。したがって、通常時の画像処理は、コア210,220を使って行われ、また、画像処理以外の他の処理は、コア230,240を使って行われる。
このようなコア210,220は、ストレージ500の画像処理専用プログラム510により動作することで、画像処理専用のコアとされる。また、コア230,240は、ストレージ500の汎用処理プログラム520により動作することで、汎用処理用のコアとされる。
CPU200のコア210,220は、第1の情報処理手段の一例であり、コア230,240は、第2の情報処理手段の一例である。ストレージ500の画像処理専用プログラム510は画像処理専用プログラムの一例であり、汎用処理プログラム520は汎用処理プログラムの一例である。
図3(b)に示す通常以外の場合には、コア210,220が画像処理専用のコアとされることに変わりはないが、コア230,240は、画像処理をも行う汎用処理用のコアとされる。すなわち、コア230,240は、画像処理以外の処理を行うほか、画像処理も行う。より詳細には、画像処理を画像処理専用のコア(コア210,220)で行うと処理速度が落ちている場面(ないし、処理の時間がかかっている場面)では、汎用処理用のコア(コア230,240)でも、画像処理を行うように制御する。
コア230,240は、画像処理を行わない場合には、入出力機器の制御や、ファクシミリ制御やUI処理、ネットワーク処理などのそれぞれの処理の優先度をすべて同じとしたり処理ごとに優先度を決めたりしておいてもよいが、画像処理を行う場合には、画像処理の優先度を高くして実行する。
このような画像処理の制御を行う技術背景について説明する。
画像形成装置1000において、入力装置100としての画像読取装置(不図示)にセットした原稿を複写する指示操作としてのスタートボタン(不図示)を押してから、読取画像の像が形成された用紙が排出されるまでの時間が画像形成装置1000の評価基準の一つとされ(FCOT(First Copy Output Time))、このような時間が短いことが望まれる。したがって、本実施の形態に係る画像形成装置1000では、例えば原稿サイズがA4であるカラーモード等の特定の設定で複写指示がなされた場合には、FCOTを短時間にするためのモード(FCOTモード)で動作する制御がなされる。
かかるFCOTモードは、読み込んだ画像データをストレージ500(図1参照)に蓄積することなく直接出力装置400に出力する動作モードであり、スタートボタン(不図示)が押されてから画像データが出力装置400(図1参照)に渡されるまでの画像処理時間を含む時間を予め算出し、その時間を基に、スタートボタン(不図示)が押された後に出力装置400が動作を開始するタイミングを設定している。言い換えると、出力装置400は、読取画像に対する1頁分の画像処理の終了を待たずに動作を開始する。
ところが、画像処理を上述のASICでなく、本実施の形態のようにCPU200で行う場合には、画像データによって処理時間にバラツキが発生する。このようなバラツキが画像処理遅延である場合には、用紙に像全体が形成されないという事態が想定される。かかる事態に対応するために、例えばCPU200を高性能のものとする場合には、コストの削減を実現することが困難になる。また、出力装置400の動作開始時期を遅くする場合には、FCOTが遅くなってしまい、好ましくない。
そこで、本実施の形態では、通常時と画像処理遅延時とで、コア230,240の使い方を変える制御を行うことで、用紙に像全体が形成されないという事態の発生を抑制している。なお、各アプリケーション処理に対しすべてのコア210〜240が使用されるように自動的にコアを割り振ることで分散して処理を行うという技術では、アプリケーションの処理内容に応じたマルチコアへの割り振りを行わず、効率的なマルチコアを割り振ることが困難である。
以下、FCOTモードの場合について具体的に説明する。
図4は、FCOTモードでの画像処理を説明するブロック図である。
同図に示すように、入力装置100としての画像読取装置では原稿を1バンド毎に順次読み取り(同図に示す原稿の左側から右側へのスキャン)、そのようにして読み取られたスキャンデータは、CPU200によりRAM300の入力画像格納領域310に格納される。なお、図4に示すように、入力画像格納領域310には、原稿におけるスキャン済みの領域に対応する画像のデータが格納されている。
このようなRAM300の入力画像格納領域310への格納は、CPU200におけるコア210,220(画像処理専用のコア)により行われるが、コア230,240(汎用処理用のコア)により行われる例も考えられる。
そして、CPU200のコア210,220は、入力画像格納領域310に格納されているスキャンデータを、スキャンされた順に1バンド分の画像データに対して画像処理を行う。すなわち、コア210,220は、1バンド分のスキャンデータが入力画像格納領域310に格納されるのを待ち、1バンド分のスキャンデータが格納されると、互いに協働ないし分担し合って、図4の入力画像格納領域310における破線部分で示す1バンド分のスキャンデータを画像処理する。
コア210,220は、バンド単位で画像処理されることで生成されたY色、M色、C色およびK色ごとの画像データないしイメージデータ(出力データ)を出力画像格納領域320に格納する。そして、コア210,220は、格納された各色のイメージデータ(出力データ)を出力装置400の動作に合わせて、出力装置400に転送する。
次に、FCOTモードの場合の各種の処理を時間軸で説明する。
図5および図6は、FCOTモードでの処理を説明するタイムチャートである。図5では、処理時間にバラツキが少ない場合の第1の例を示し、図6では、処理時間のバラツキが多い場合の第2の例を示す。なお、各図の縦軸は、スキャンされる際のバンドnを単位とするラインであり、横軸は経過時間である。各図は、1頁の原稿を複写する場合を示している。
まず、図5に示すタイムチャートについて説明する。入力装置100(例えば図1参照)により原稿を読み取るスキャン処理が開始されると(太実線で示す直線L1参照)、RAM300(例えば図1参照)にスキャンデータを格納するメモリ格納が開始され(破線で示す直線L2参照)、さらにCPU200(例えば図1参照)による画像処理が行われる(破線で示す折れ線L3)。CPU200による画像処理が開始されるのは、1バンド分のスキャンデータのメモリ格納が行われた時点t1である。
CPU200による画像処理は、折れ線L3になり、直線ではない。これは、画像処理するスキャンデータの内容によって処理時間にバラツキが生じてしまうことに起因するものであり、また、折れ線L3の水平部分は、画像処理がされておらず、スキャンデータが1バンド分メモリ格納されるのを待っている状態を示している。横軸の下側に図示するCPU200による画像処理の様子を示す矩形部からも明らかである。なお、プログラムにより画像処理を行うCPU200というソフトウエアによる場合には、このような待ち状態が発生し得るが、ASIC(不図示)というハードウェアによる場合には、処理速度ないし処理時間に合わせて動作することから、このような画像処理の待ち状態がなく、さらには、画像処理時間が変動することがない。
図5に示すように、CPU200(図1参照)による画像処理の平均処理時間を、細実線の直線L4で示している。
そして、図5に示すように、1頁分の出力データがRAM300の出力画像格納領域320(図1参照)に格納される前に、所謂見切りで出力装置400での画像形成動作(印字処理)が開始される。すなわち、まず最上流に位置するY色の画像形成ユニット410Y(図2も参照)が作動し始め(短い破線で示す直線LY参照)、次に、M色の画像形成ユニット410Mが作動する(短い一点鎖線で示す直線LM参照)。その後、C色の画像形成ユニット410Cが作動し(長い一点鎖線で示す直線LC参照)、最後に、K色の画像形成ユニット410Kが作動する(長い破線で示す直線LK参照)。
ここで、図5を参照すると、折れ線L3が直線LYと交差せず、時間軸(横軸)で見ると、常に折れ線L3が直線LYよりも先行している。これは、4つの画像形成ユニット410Y,410M,410C,410Kのうち一番目に画像形成動作を開始するY色の画像形成ユニット410Yにおける印字処理が行われる前に、CPU200による画像処理が行われていることを意味する。
言い換えると、図5に示す折れ線L3と直線LYとの間における横軸方向の距離は、入力装置100での1バンド分について、CPU200により出力データが生成されてから出力装置400によりY色が印字されるまでの間の時間差に相当するものである。したがって、このような時間差があるということは、出力装置400が印字しようとするときには出力データがRAM300から取得していることになり、出力データの取得が印字タイミングに間に合わないという所謂絵切れは、発生していない。さらに説明すると、ここにいう時間差は、絵切れしないための時間的なマージンであるということができる。
このため、図5に示す場合には、CPU200における画像処理は、CPU200のコア210,220により行われ、コア230,240では行われていない(図3(a)参照)。すなわち、画像処理専用のコアであるコア210,220という2つのコアだけの画像処理でも絵切れは発生しないので、汎用処理用のコアであるコア230,240が画像処理を行うという制御をする必要がない。
次に、画像処理がコア210,220(例えば図1参照)のみならず、コア230,240(例えば図1参照)により行われる場合を、図6を用いて説明する。上述したように、図6の縦軸は図5と同じくラインであり、図6の横軸は図5と同じく経過時間である。なお、図6を説明する場合、図5と重複する部分についてはその説明を省略することがある。
図6に示すグラフにおいて、CPU200による画像処理の状態を示す折れ線L3と平均処理時間を示す直線L4との相対的な位置関係を観察すると、折れ線L3が直線L4よりも左側に位置する部分がある。具体的には、図6におけるnラインの場合および3nラインの場合である。
このような場合では、CPU200のコア210,220による画像処理が平均処理時間よりも早く終えたことを示す。
また、図6に示すグラフにおいて、折れ線L3が直線L4から大きく離れて右側に位置する部分がある。具体的には、同図における6nラインの場合である。
このような場合には、CPU200のコア210,220による画像処理が平均処理時間よりも遅れて終了したことを示す。すなわち、この段階では、コア210,220による画像処理(2コア時)に遅れが生じており、図6の折れ線L3から連続して図示される折れ線L31に示すように、画像処理が出力装置400による印字処理に間に合わずに絵切れ(折れ線L31と直線LYとの交差を参照)の可能性が高まっている。
そこで、CPU200は、図6に太い実線で図示する折れ線L32のように、画像処理で使用するコア数を増やす制御を行う。このようなコア数を増やす制御を行う条件の一例としては、1バンド分の画像処理の終了時に処理開始からの累計処理時間と累計平均処理時間とを比較し、遅れていた場合に画像処理に使用するコア数を増やすことを挙げることができる。
さらに説明すると、CPU200は、次のラインすなわち7nラインの場合の画像処理を、コア210,220のみならず、コア230,240でも行うようにする(4コア時)。すなわち、コア230,240を、一時的に画像処理を行うコアとする(図3(b)参照)。より詳細には、コア230,240は、他の処理よりも優先して画像処理を優先的に行うことになる。
2コア時から4コア時への移行は、次の1バンド分の画像処理を開始するタイミングで行われる。
なお、CPU200において画像処理に割り当てるコア数を増やした場合、その後のコア数制御として、ページ処理中にコア数を減らす制御をしていない。このような制御のほか、画像処理の遅れを取り戻した場合には、コア数を減らして元に戻す制御を行うことも考えられる。そのようなコア数を減らす制御は、次の1バンド分の画像処理を開始するタイミングで行うほか、1バンド分の画像処理を行っている間に実行する。
図7は、画像処理を行うコア数が増えた場合の処理を説明する図であり、(a)は、画像処理をコア210,220で行う2コア時であり、(b)はコア210〜240で行う4コア時である。
2コア時には、1バンド分のスキャンデータを部分的にコア210,220が交互に受け持って画像処理を行う。すなわち、図7(a)に示すように、スキャンデータを読み込み順にm個に分けた場合、1番目(奇数番号)のラインについての画像処理をコア210が受け持ち、2番目(偶数番号)のラインについての画像処理をコア220が受け持つ。以降同様に、コア210,220が順に交互に受け持つ。
また、4コア時には、1バンド分のスキャンデータを部分的にコア210〜240が順に受け持って画像処理を行う。すなわち、図7(b)に示すように、スキャンデータをm個に分けた1番目のラインについての画像処理をコア210が受け持ち、2番目のラインについての画像処理をコア220が受け持ち、3番目のラインについての画像処理をコア230が受け持ち、4番目のラインについての画像処理をコア240が受け持つ。そして、5番目のラインはコア210が受け持つというように、コア210〜240が順に画像処理を受け持つ。
このため、4コア時には、コア230,240は画像処理を最優先で行い、画像処理以外の他の処理が遅れることになる。
次に、CPU200におけるコア数制御についての処理手順を説明する。
図8は、CPU200におけるコア数制御についての処理手順を説明するフローチャートである。なお、図8では、コア210〜240を破線で囲んでいるが、画像処理を実行するものを囲む破線を太い線で示し、画像処理以外の他の処理を実行するものを囲む破線を細い線で示している。
図8に示す処理手順では、入力装置100で原稿のスキャンが開始されると(S11)、CPU200は、1バンド単位で原稿の画像を取得し、取得した原稿画像を1バンド単位で画像処理する。より詳細には、CPU200は、原稿画像のうち1バンド分の画像がRAM300の入力画像格納領域310(図1参照)に格納されるのを待ち合わせ(S12)、その後、画像処理専用のコアであるコア210,220で画像処理を実行する(S13)。
このように、CPU200は、1バンド分の画像を取得したタイミングで画像処理を開始する。この段階での画像処理は、コア210,220のみで行われ(図7(b)も参照)、汎用処理用のコアであるコア230,240は、画像処理を実行せず、画像処理以外の処理を実行する。したがって、コア210,220は、1バンド分の画像データ取得を完了するとその画像データについて画像処理を開始する。言い換えると、CPU200のコア210,220は、取得タイミングで画像処理を行う。
付言すると、最初に取得した1バンド分の画像データについての画像処理を行うのは、画像処理専用のコアであるコア210,220であり、また、それ以降に取得した1バンド分の画像データを画像処理するのは、コア210,220だけの場合があり(2コア時)、また、コア210〜240の場合もある(4コア時)。
画像処理の実行中には、処理時間を計測しており、また、処理時間を閾値と比較している(S14)。すなわち、処理時間が閾値を下回っているか否かを判断する。ここにいう閾値は、例えば入力装置100のスキャン速度(読み取り速度)や出力装置400の処理速度、CPU200(コア210〜240)の処理性能、画像処理の種別(例えば、カラー出力と白黒出力の別)に基づき算出する。なお、閾値として、予めテーブルとして保持する構成例も考えられる。
ここで、比較対象としての処理時間は、1バンド分の画像に対して画像処理を行う場合の処理時間とすることができる。また、本実施の形態では、閾値と比較する比較対象が処理時間であるが、これに限られず、例えば画像処理速度等の値とすることも考えられる。
ここにいう処理時間や画像処理速度等の値は、画像形成に関する値の一例である。また、処理時間が閾値を下回っているか否かという判断基準は、予め定められた条件の一例である。
計測した処理時間が閾値を下回っている場合(S15でYes)、CPU200は、画像処理に割り当てるコア数を増やす(S16)。すなわち、コア210,220のみならず、汎用処理用のコアであるコア230およびコア240も画像処理に割り当てられ、これにより、画像処理がコア210〜240により実行され(図7(b)も参照)、処理時間の遅れが取り戻される。
なお、コア数を増やすタイミングとしては、1バンド分の画像に対する画像処理を開始するタイミングとすることができる。
そして、CPU200は、画像処理すべき原稿の画像について画像処理が完了したか否かを判断し(S17)、完了していなければ(S17でNo)、ステップ12に戻って処理を継続する。
画像処理完了の場合(S17でYes)、画像処理に割り当てるコア数を増やしていれば(S18でYes)、元に戻し(S19)、処理を終了する。また、コア数を増やしていなければ(S18でNo)、処理を終了する。
なお、増やしたコア数を元に戻すタイミングとしては、1バンド分の画像に対する画像処理を終了したタイミングとすることが考えられ、また、1バンド分の画像に対する画像処理中のタイミングとすることも考えられる。すなわち、コア230,240が画像処理を終了するのは、コア210,220と共に行っている1バンド分の画像に対する画像処理が終了するタイミングの場合が考えられ、また、他のタイミングの場合も考えられる。
次に、上述した図8の場合とは別の処理手順について説明する。
図9は、CPU200におけるコア数制御についての別の処理手順を説明するフローチャートである。なお、図9の処理内容は、上述の図8の場合と共通する内容を含むことから、図9での説明を省略することがある。具体的には、図9のS21〜S28は、図8におけるS11〜S18に対応するものである。なお、図9におけるコア210〜240を囲む破線についての太い線および細い線の使い分けは、図8の場合と同じである。
図9に示す別の処理手順では、画像処理に割り当てるコア数を増やした場合(S28でYes)、画像処理専用コアであるコア210,220を逆に、画像処理以外の処理に割り当てる(S29)。これにより、画像処理を優先するために一時的に中断したコア230,240による他の処理に4つのコアで対応することから、処理遅れを速やかに挽回することができる。
そして、CPU200は、使用率の情報を取得ないし算出し、そのCPU使用率がα%未満であるか否かを判断する(S30)。CPU使用率がα%未満である場合は(S30でYes)、画像処理以外の他の処理に対するCPU使用率が下がったことから、コア210,220の割り当てをやめる(S31)。また、CPU使用率がα%以上であると(S30でNo)、CPU使用率を監視し続ける。
なお、このような割り当ての取りやめを行うタイミングとして、次の画像処理を開始するときとすることも考えられる。
なお、本実施の形態では、処理時間を閾値と比較し、処理時間が閾値を下回った場合に画像処理に割り当てるコア数を増やす制御を採用するが、これに限らず、このような閾値を下回る回数をカウントし、あらかじめ定められた値、例えば3回に達するとコア数を増やす制御とすることも考えられる。
また、判断対象を処理時間ではなく平均処理速度とする例も考えられる。例えば、画像処理における平均処理速度を算出し、平均処理速度が閾値を下回った場合に、コア数を増やす制御や、平均処理速度が閾値を下回った回数が例えば3回に達するとコア数を増やす制御等が考えられる。このような回数制限を用いる制御を採用する場合、連続回数とする例や累積回数とする例などが考えられる。
なお、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態には限定されない。本発明の精神及び範囲から逸脱することなく様々に変更したり代替態様を採用したりすることが可能なことは、当業者に明らかである。
100…入力装置、210,220,230,240…コア、400…出力装置、510…画像処理専用プログラム、520…汎用処理プログラム、1000…画像形成装置

Claims (9)

  1. 取得した画像データについて画像形成用の情報処理を画像処理専用プログラムにより行う第1の情報処理手段と、
    前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に、画像処理以外の処理も行う汎用処理プログラムにより前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う第2の情報処理手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2の情報処理手段は、前記第1の情報処理手段による画像形成用の情報処理についての処理時間が予め定められた閾値を下回った場合に、前記汎用処理プログラムにより前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う、ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記閾値は、原稿を読み取る画像読み取り手段の読み取り速度、画像を記録材に出力する出力手段の処理速度、前記第1の情報処理手段および前記第2の情報処理手段の処理性能、および画像形成用の情報処理の種別に基づき設定されるものである、ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 取得した画像データについて画像形成用の情報処理をプログラムにより行う第1の情報処理手段と、
    プログラムにより情報処理を行い、前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に前記画像データについて画像形成用の情報処理を当該第1の情報処理手段とともに行う第2の情報処理手段と、
    を含むことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記第2の情報処理手段は、順次取得する画像データについて画像形成用の情報処理を行う場合、画像データを取得する取得タイミングで画像形成用の情報処理を開始し、当該取得タイミング以外のタイミングで画像形成用の情報処理を終了する、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の情報処理手段は、画像形成用の情報処理を終えた場合、前記第2の情報処理手段により行われる画像形成用の情報処理以外の情報処理を行う、ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 取得した画像データについて画像形成用の情報処理を画像処理専用プログラムにより行う第1の情報処理手段と、
    前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に、画像処理以外の処理も行う汎用処理プログラムにより前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う第2の情報処理手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  8. 取得した画像データについて画像形成用の情報処理をプログラムにより行う第1の情報処理手段と、
    プログラムにより情報処理を行い、前記第1の情報処理手段による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に前記画像データについて画像形成用の情報処理を行う第2の情報処理手段と、
    を含むことを特徴とする情報処理装置。
  9. 画像を読み取る画像読み取り手段を備える画像形成装置のコンピュータに、
    前記画像読み取り手段により読み取られた画像データについて画像形成用の情報処理を行う第1の情報処理機能と、
    前記第1の情報処理機能による情報処理に関する値が予め定められた条件を満たす場合に前記画像データについて画像形成用の情報処理を当該第1の情報処理機能とともに行う第2の情報処理機能と、
    を実現させることを特徴とするプログラム。
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