JP2018062139A - 液体収容容器、および、収容箱 - Google Patents

液体収容容器、および、収容箱 Download PDF

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Keita Ichihara
啓太 市原
宏 野瀬
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宏 野瀬
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直樹 内藤
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Yuji Aoki
雄司 青木
平田 和之
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和之 平田
政弘 唐澤
Masahiro Karasawa
政弘 唐澤
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Abstract

【課題】液体収容容器において、液体供給部の固定に関して更なる改善を行った技術を提供する。【解決手段】液体収容容器は、液体収容部と収容箱と液体供給部と流路部とを備える。収容箱の外壁は、液体供給部を収容箱から取り出し可能な取出開口部が形成された取出開口形成壁を有する。液体供給部は、取出開口部を介して収容箱から取り出された取出状態のときに、取出開口形成壁の外壁面と向かい合う規制部を有する。【選択図】図14

Description

本発明は、液体収容容器および収容箱の技術に関する。
従来、液体収容部(液体収容袋)と、液体収容部を内部に収容する収容箱とを備える液体収容容器が知られている(例えば、特許文献1)。従来の技術では、液体収容部は外部(例えば、プリンター)に液体を供給するための液体供給部を有する。
特許第5357247号明細書
従来の技術では、液体供給部は収容箱の本体内に位置し、固定部材によって位置が固定されている。しかしながら、従来の技術では、液体供給部の位置が固定されているため、液体供給部を移動させるなどの位置変更に柔軟に対応できない恐れがある。また、従来の技術では、液体供給部の位置を固定するために収容箱とは別部材の固定部材を用いる必要がある。このため。従来の液体収容容器では、部品点数が多くなる場合ある。よって、従来の技術において、液体供給部の固定に関して更なる改善が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、液体収容容器が提供される。この液体収容容器は、液体を収容する液体収容部と、外壁を有し、前記液体収容部を収容する収容箱と、前記収容箱の内部から外部に取り出し可能に前記収容箱に収容された液体供給部であって、前記液体収容部の前記液体を外部に流出させる液体供給部と、前記液体供給部と前記液体収容部とに接続され、前記液体収容部の前記液体を前記液体供給部に流通させる流路部であって、前記液体供給部の幅よりも小さい幅を有する流路部と、を備え、前記外壁は、前記液体供給部を前記収容箱から取り出し可能な取出開口部が形成された取出開口形成壁を有し、前記液体供給部は、前記取出開口部を介して前記収容箱から取り出された取出状態のときに、前記取出開口形成壁の外壁面と向かい合う規制部を有し、前記取出開口部は、前記液体供給部の幅以上の第1開口幅を有する第1開口部と、前記液体供給部の幅より小さい第2開口幅を有する第2開口部と、前記第1開口部と前記第2開口部とを繋ぐ第3開口部であって、前記流路部の幅と同じ、または、前記流路幅の幅よりも大きく、かつ、前記液体供給部の幅よりも小さい第3開口幅と、を有し、前記第1開口部と前記第3開口部との境界には、角部が形成されており、前記取出状態において、前記規制部は、前記取出開口形成壁のうちで前記第3開口部の両側に位置する面と向かい合う。
この形態によれば、収容箱が取出開口部を有することで、液体供給部を移動させて、収容箱の内部から外部へと位置を容易に変更できる。また、取出状態において、規制部は、取出開口形成壁のうちで第3開口部の両側に位置する面と向かい合う。これにより、固定部材などの収容箱とは異なる別部材を用いることなく、取出状態における液体供給部40の動きを規制できる。
(2)上記形態であって、前記取出状態であり、かつ、前記液体収容容器が水平面に配置された配置状態のときに、前記第2開口部は、前記流路部を下側から支持してもよい。
この形態によれば、取出状態において、流路部が第2開口部によって下側から支持されることで、取出状態における液体供給部40の動きをさらに規制できる。
(3)上記形態であって、前記配置状態のときに、上側から順に、前記第1開口部、前記第3開口部、前記第2開口部が位置し、前記第1開口部は、前記第3開口部に接続され、前記配置状態のときに水平方向に沿って延びる第1端辺を含み、前記第3開口部は、前記第1端辺に接続された一対の側辺であって、前記配置状態のときに重力方向に延びる一対の側辺を含み、前記液体供給部は、正面視において、前記規制部の底部を形成する直線状に延びる規制部底辺と、前記規制部よりも下側に位置し、前記規制部底辺と交差する一対の辺とを有してもよい。
この形態によれば、液体供給部を円滑に取出開口部を介して外部に取り出すことができる。これにより、取出過程において、液体供給部が収容箱に接触する可能性を低減できるので、収容箱が破損する可能性を低減できる。
(4)上記形態であって、前記規制部の外表面の少なくとも一部には、凹凸が形成されていてもよい。この形態によれば、規制部が凹凸を有することで、強度を向上できる。これにより、規制部が破損する可能性を低減できるので、液体供給部が意図せずに収容箱の内部に取り込まれることをより抑制できる。
(5)上記形態であって、前記外壁は複数の板部材を備えており、前記取出開口形成壁は、前記複数の板部材のうちの少なくとも2枚の前期板部材が重なって形成されていてもよい。この形態によれば、取出開口形成壁の強度を向上できる。
(6)上記形態であって、前記複数の板部材は、前記取出開口部を構成する第1取出開口部が形成された第1板部材と、前記取出開口部を構成する第2取出開口部が形成され、前記収容箱の外表面を構成する第2板部材と、を有し、前記取出状態において、前記第2開口部のうちで第2取出開口部によって形成された外側第2開口部は、前記流路部を下側から支持し、前記第2開口部のうちで第1取出開口部によって形成された内側第2開口部は、前記流路部と隙間を開けて位置してもよい。この形態によれば、外側第2開口部によって流路部を下側から支持できる。
(7)上記形態であって、前記液体収容容器は、液体導入部を有する液体消費装置に着脱可能に装着され、前記液体供給部は、前記液体導入部に接続される液体導出部が配置された供給部本体を有し、前記液体収容容器は、さらに、前記液体導出部の先端開口を塞ぐように前記供給部本体に剥離可能に貼り付けられたシート部材を有していてもよい。この形態によれば、液体収容容器がシート部材を有することで、収容箱の削り片が発生した場合でも、液体導出部の先端開口を形成する部分に削り片が付着する可能性を低減できる。
(8)上記形態であって、前記液体消費装置は、さらに、電気接続部を有し、前記供給部本体は、前記電気接続部と接触する接触部を有し、前記シート部材は、さらに、前記接触部を覆うように前記供給部本体に剥離可能に貼り付けられていてもよい。この形態によれば、収容箱の削り片が発生した場合でも、接触部に削り片が付着する可能性を低減できる。
(9)上記形態であって、前記液体収容容器は、液体導入部を有する液体消費装置に着脱可能に装着され、前記液体供給部は、前記液体導入部に接続される液体導出部が配置された供給部本体を有し、前記液体収容容器は、さらに、少なくとも前記液体導出部を覆うカバー部材を有していてもよい。この形態によれば、液体収容容器がカバー部材を有することで、収容箱の削り片が発生した場合でも、液体導出部の先端開口を形成する部分に削り片が付着する可能性を低減できる。
(10)上記形態であって、前記収容箱は、ダンボール製であり、前記液体収容容器は、さらに、前記収容箱の内壁面に貼り付けられた保護フィルムを有していてもよい。この形態によれば、液体収容容器が保護フィルムを有することで、運搬時などに液体供給部などが動いて、収容箱の内壁面に擦れた場合でも、収容箱の削り片の発生を抑制できる。
(11)本発明の他の一形態によれば、液体を収容する液体収容体を収容するための収容箱が提供される。この収容箱は、複数の板部材によって形成される外壁と、前記複数の板部材のうち、それぞれが第1の開口を有する少なくとも2枚の前記板部材を重ねて形成され、前記液体収容体の一部を外部に取り出し可能な取出開口部と、を備える。
この形態によれば、取出開口部の強度を向上できる。
(12)上記形態であって、前記取出開口部は、3枚の前記板部材が重なって形成されていてもよい。この形態によれば、3枚の板部材によって取出開口部を形成できる。
(13)上記形態であって、前記3枚の板部材は、前記収容箱の組み立て前の状態において、一列に近接するように配置されていてもよい。この形態によれば、3枚の板部材が一列に近接するように配置されているので、収容箱を組み立てた際に、3枚の板部材がそれぞれ有する開口の位置ズレを抑制できる。
(14)上記形態であって、さらに、前記複数の板部材のうち、それぞれが第2の開口を有する少なくとも2枚の前記板部材を重ねて形成され、前記収容箱を把持するための把持開口部を備えていてもよい。この形態によれば、把持開口部の強度を向上できる。
(15)上記形態であって、前記外壁のうちで、前記取出開口部が形成された取出開口形成壁と、前記把持開口部が形成された壁とは対向してもよい。この形態によれば、取出開口形成壁と対向する壁に把持開口部を形成できる。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、接続体の他に、接続体の製造方法、接続体と液体供給源とを備えた液体収容容器、接続体とケースとを備えた接続体ユニット、接続体と液体消費装置とを備えた液体消費システム、液体収容容器と液体消費装置とを備えた液体消費システム、接続体ユニットと液体消費装置とを備えた液体消費システムなどの態様で実現できる。
本発明の第1実施形態としての液体消費システムを示す模式図である。 液体収容容器と第1チューブの一端部側とを示す斜視図である。 装着部の斜視図である。 液体収容容器の斜視図である。 液体収容容器の正面図である。 収容箱の斜視図である。 液体収容体の斜視図である。 液体供給部と流路部とを含む接続体の分解斜視図である。 供給部本体の正面図である。 図9の10−10断面図である。 中間部材の側面図である。 収容箱の正面図である。 液体供給部を取出開口部から外部に取り出す過程を示す模式図である。 取出状態の液体収容容器を説明するための図である。 第2実施形態の収容箱の展開図である。 第3実施形態の収容箱の展開図である。 取出開口部の変形例を説明するための図である。 取出開口部の形成位置の第1変形態様を説明するための図である。 取出開口部の形成位置の第2変形態様を説明するための図である。 取出開口部の形成位置の第3変形態様を説明するための図である。 第4変形例の第1の例について説明するための図である。 第4変形例の第2の例について説明するための図である。 第4変形例の第3の例について説明するための図である。 第5変形例の第1の例について説明するための図である。 第5変形例の第2の例について説明するための第1の図である。 第5変形例の第2の例について説明するための第2の図である。 第6変形例の収容箱を説明するための図である。 第7変形例の収容箱を説明するための図である。 第8変形例の収容箱を説明するための図である。 収容箱に収容される液体収容体を説明するための図である。 第9変形例の収容箱を説明するための図である。
A.第1実施形態:
A−1:液体消費システムの構成:
図1は、本発明の第1実施形態としての液体消費システム1を示す模式図である。図1には、互いに直交する3つの空間軸であるX軸、Y軸、Z軸が描かれている。X軸に沿った方向をX軸方向とし、Y軸に沿った方向をY軸方向とし、Z軸に沿った方向をZ軸方向とする。後述する液体収容容器30が装着部20に装着された装着状態において、重力方向を−Z軸方向、反重力方向を+Z軸方向と定義する。また、装着状態において、X軸方向の一方の方向を+X軸方向、X軸方向の他方の方向を−X軸方向と定義する。装着状態において、X軸方向とY軸方向とに平行な面(X−Y平面)に液体消費システム1が設置されている。以降に説明する他の図においても、必要において装着状態におけるX軸、Y軸、Z軸を付している。
液体消費システム1は、液体消費装置10と、液体収容容器30と、メイン配置棚19と、サブ配置棚18と、を備える。液体消費装置10は、布製品などの媒体に液体の一例であるインクを噴射することによって記録(印刷)を行うインクジェット式の捺染印刷機である。なお、他の実施形態では、液体消費装置10は、用紙にインクを噴射することで記録(印刷)を行うプリンターであってもよい。
液体収容容器30は、8つ設けられている。8つの液体収容容器30は、それぞれ収容する液体(インク)の色が異なる。8つの液体収容容器30を区別して用いる場合は、符号30A〜30Hを用いる。液体収容容器30Aはシアン(C)の液体を収容し、液体収容容器30Bはマゼンタ(M)の液体を収容し、液体収容容器30Cはイエロー(Y)の液体を収容し、液体収容容器30Dはブラック(K)の液体を収容する。また、液体収容容器30Eはレッド(R)の液体を収容し、液体収容容器30Fはブルー(B)の液体を収容し、液体収容容器30Gはオレンジ(O)の液体を収容し、液体収容容器30Hは、グレー(LK)の液体を収容する。なお、他の実施形態では、液体収容容器30は8つよりも少なくともよいし、多くてもよい。
メイン配置棚19は、液体消費装置10の外側に配置され、8つの液体収容容器30を配置する。メイン配置棚19は2段構成であり、上段には液体収容容器30A〜30Dが配置され、下段には液体収容容器30E〜30Hが配置される。メイン配置棚19には、後述する第1チューブ98の一端部が配置されている。
サブ配置棚18は、8つのサブタンク18aを配置する。8つのサブタンク18aは、8つの液体収容容器30A〜30Hに対応して設けられている。液体収容容器30A〜30Hと対応するサブタンク18aとは、可撓性を有する第1チューブ98によって連通している。第1チューブ98は、液体収容容器30A〜30Hに対応して8つ設けられている。液体収容容器30A〜30Hに収容された液体は、液体消費システム1が備える図示しない吸引機構(例えば、サブ配置棚18に配置された図示しないポンプ)によって第1チューブ98を通って対応するサブタンク18aに供給される。
液体消費装置10は、外殻12と、液体消費部14と、制御部16と、第1チューブ98と、装着部20と、第2チューブ99とを有する。外殻12の外形は、略直方体形状である。外殻12は、液体消費装置10の外表面を形成する。
液体消費部14は、外殻12の内側に配置されている。液体消費部14は、サブタンク18a毎に設けられた可撓性を有する第2チューブ99によってサブタンク18aと連通する。液体消費部14には、第2チューブ99を通った液体が供給される。本実施形態では、液体消費装置10が備える図示しない加圧機構(例えば、ポンプ)によってサブタンク18aの液体が第2チューブ99を通って液体消費部14に供給される。液体消費部14は、液体を布製品などの媒体に吐出する吐出ヘッドを有している。液体消費部14は、液体消費装置10が備える図示しない駆動機構によってY軸方向に沿って往復移動する。液体消費部14は液体を吐出しつつY軸方向に沿って往復移動すると共に、媒体が液体消費装置10の搬送機構(図示せず)によって外殻12の内側を+X軸方向側から−X軸方向側へと移動する。これにより、媒体に液体が吐出される。液体が吐出された媒体は、外殻12の−X軸方向側の面(前面)に設けられた排出口17から外殻12の外側に排出される。なお、他の実施形態では、液体消費部14は、往復移動することなく位置が固定されたラインヘッドであってもよい。
制御部16は、外殻12の内側に配置されている。制御部16は、液体消費装置10の動作を制御する。例えば、制御部16は、上述の駆動機構や搬送機構の動作を制御する。また、制御部16は、液体収容容器30と電気的に接続されて液体収容容器30との間で各種情報をやり取りできる。各種情報としては、例えば、液体収容容器30の液体の色情報や、液体収容容器30の液体消費装置10への装着の有無を表す情報などが挙げられる。
図2は、液体収容容器30と第1チューブ98の一端部98s側とを示す斜視図である。図2では、液体収容容器30が装着部20に装着された装着状態を示している。装着部20は、第1チューブ98の一端部98sに接続されている。装着部20は、液体収容容器30を着脱可能に装着する。具体的には、メイン配置棚19(図1)に配置された液体収容容器30に向けて、装着部20を移動させて液体収容容器30に装着部20を装着する。装着部20を液体収容容器30に装着するときの方向は−Y軸方向であり、装着部20を液体収容容器30から取り外すときの方向は+Y軸方向である。装着するときの方向は、装着部20を液体収容容器30に装着する直前の方向を基準とし、取り外すときの方向は、装着部20を液体収容容器30から取り外す動作の直後の方向を基準としている。つまり、液体収容容器30が装着部20に装着されるときに、装着部20に対して相対的に液体収容容器30が移動する方向(装着方向)は+Y軸方向である。また、液体収容容器30から装着部20が取り外されるときに、装着部20に対して相対的に液体収容容器30が移動する方向(取り外し方向)は−Y軸方向である。
装着部20は、X軸方向の両側に解除部292(図2では、一つのみ図示)を有する。解除部292が押されることで、装着部20と液体収容容器30との係合が解除されて装着部20が液体収容容器30から取り外し可能となる。なお、装着状態では、液体収容容器30が備える液体収容部32の液体が装着部20に供給される。装着部20に供給された液体は、第1チューブ98を流通する。
A−2:装着部の構成:
図3は、装着部20の斜視図である。図3には、理解の容易のために第1チューブ98の一端部98s側も図示している。
装着部20は、外表面を形成する装着部外殻21を有する。装着部外殻21の外形は略直方体形状である。装着部外殻21は、−Y軸方向側が開口した凹部であるともいえる。装着部外殻21は、装着部第1面(装着部第1壁)211と、装着部第2面(装着部第2壁)212と、装着部第3面(装着部第3壁)213と、装着部第4面(装着部第4壁)214と、装着部第5面(装着部第5壁)215と、開口部216とを有する。
液体収容容器30が装着部20に装着された装着状態において、装着部第1面211は上面を形成し、装着部第2面212は底面を形成する。また、装着部第3面213は一つの側面を形成し、装着部第4面214は他の一つの側面を形成する。装着部第5面215は、凹形状の底部を形成する。開口部216は装着部第5面215と対向し、装着過程において液体収容容器30の一部が通過する開口を規定する。装着部第1面211と装着部第2面212とはZ軸方向に対向する。装着部第3面213と装着部第4面214とはX軸方向に対向する。装着部第5面215と開口部216とはY軸方向に対向する。装着部第1面211から装着部第5面215によって、後述する液体収容容器の一部を収容する収容空間21Aを区画する。
装着部20は、さらに、液体導入部22と、装置側電気機構部24と、係合部26とを備える。液体導入部22と装置側電気機構部24と係合部26とは、装着部20の内側である収容空間21Aに配置されている。
液体導入部22は、液体導入針223と、装着部側筒部221とを有する。液体導入針223は、Y軸方向に沿って延びる中心軸22CTを有する。液体導入針223は内部が空洞であり、液体が流通する流路が内部に形成されている。液体導入針223は、装着状態において、液体収容容器30の後述する液体供給部に接続され、液体供給部からの液体が内部に流通する。液体導入針223の基端部(+Y軸方向側端部)は、第1チューブ98と連通している。
装着部側筒部221は、液体導入針223の中心軸22CTを中心とする外周を取り囲む。また、装着部側筒部221は液体導入針223を内側に収容する。装着部側筒部221の−Y軸方向側端部は開口している。装着部側筒部221の中心軸は、液体導入針223の中心軸と同じである。
装置側電気機構部24は、端子である電気接続部242と、電気接続部242が配置された配置台座241とを有する。装着状態において、装置側電気機構部24は液体導入部22よりも反重力方向側(+Z軸方向側)に位置する。
電気接続部242は、金属製の板状の部材であり、弾性変形可能な部材である。電気接続部242の一部が配置台座241の表面241faから露出している。電気接続部242は、9つ設けられている。電気接続部242は、図示しない配線によって制御部16(図1)と電気的に接続されている。
係合部26は、2つ設けられている。液体収容容器30の装着状態において、係合部26は、−Y軸方向側の端部に係合爪262を有する。係合部26は液体収容容器30の一部と係合することで、装着部20に対して液体収容容器30が相対的に少なくともY軸方向に動くことを規制する。装着部第3面213および装着部第4面214に設けられた解除部292(図では1つのみ図示)が押されることで、係合爪262が収容空間21Aの外方側に変位することで、係合部26と液体収容容器30との係合が解除される。
A−3:液体収容容器の構成:
図4は、液体収容容器30の斜視図である。図5は、液体収容容器30の正面図である。図6は、収容箱31の斜視図である。図7は、液体収容体35の斜視図である。
液体収容容器30(図4)は、液体収容体35と、収容箱31とを備える。液体収容体35(図7)は、液体収容部32と流路部45と液体供給部40とを有する。液体収容容器30において、X軸方向が幅方向であり、Z軸方向が高さ方向であり、Y軸方向が奥行方向である。
収容箱31(図4)は、内部を区画する外壁33を有する。収容箱31は、液体収容部32を取り出し可能に収容する。収容箱31の外形は、略直方体形状である。本実施形態では、収容箱31は、1枚の板状のダンボールを折り曲げることで形成されている。収容箱31は、例えば、セルロースを主成分とする材料で形成されている。なお、他の実施形態では、収容箱31は、他の部材(例えば、ポリプロピレンやポリエチレンなどの合成樹脂)によって形成されていてもよい。
収容箱31の外壁33は、ケース第1壁(ケース第1面)311と、ケース第2壁(ケース第2面)312と、ケース第3壁(ケース第3面)313と、ケース第4壁(ケース第4面)314と、ケース第5壁(ケース第5面)315と、ケース第6壁(ケース第6面)316とを有する。各壁311〜316はそれぞれ、一枚の板部材によって形成されている。
液体収容容器30の装着状態において、ケース第1壁311は上面を形成し、ケース第2壁312は底面を形成する。また、ケース第3壁313は−X軸方向側の側面を形成し、ケース第4壁314は+X軸方向側の側面を形成する。ケース第5壁315は装着部20と向かい合う前面を形成し、ケース第6壁316は後面を形成する。ケース第1壁311とケース第2壁312とはZ軸方向において対向する。ケース第3壁313とケース第4壁314とはX軸方向において対向する。ケース第5壁315とケース第6壁316とはY軸方向において対向する。収容箱31は、X軸方向(幅方向)の寸法が最も小さい。ケース第3壁313〜ケース第6壁316は、液体収容容器30の装着状態において、重力方向(−Z軸方向)に沿っている。
外壁33を構成するケース第5壁315(図6)には、液体供給部40を収容箱31から取り出し可能な取出開口部350が形成されている。取出開口部350は、液体供給部40を収容箱31から取り出す際、および、液体供給部40を収容箱31に収容する際に、液体供給部40および流路部45が通過可能な開口面積を有する。
取出開口部350は、挿通開口部332と、開閉部331が開くことで形成される開閉開口部335とを有する。取出開口部350は、本実施形態の形成位置に限らず、収容箱31の他の壁に形成されていてもよい。また、挿通開口部332および開閉部331の形状、大きさは本実施形態に限定されるものではない。また、取出開口部350は、挿通開口部332と開閉部331の2分割でなくてもよく、例えば、3分割以上であってもよい。また、取出開口部350は、挿通開口部332と開閉部331とのいずれか一方のみで構成されていてもよいし、挿通開口部332の一部や開閉部331の一部によって構成されていてもよい。
挿通開口部332は、装着部20に液体供給部40を装着するときの液体収容容器30の使用時において、後述する流路部45が挿通される部分である。挿通開口部332は、液体収容容器30の製品出荷時に有するケース第5壁315に形成された切れ目に沿ってケース第5壁315の一部を取り外すことで形成される。なお、挿通開口部332は、製品出荷時において開口した状態であってもよい。
開閉部331は、上辺330を支点に開閉可能に構成された板状の部材である。開閉部331は、折り目が形成された上辺330と、上辺330の両端部に位置し、取出開口形成壁315から切り離された他辺337を有する。図6において、他辺337は一点鎖線で示している。なお、液体収容容器30の製造出荷時において、他辺337は取出開口形成壁315と接続され、後に利用者によって切り離されてもよい。液体供給部40が収容箱31の内部から外部に取り出される際には、上辺330を支点として開閉部331を収容箱31の外方側に開くことで開閉開口部335を出現させる。これにより、取出開口部350の開口面積を大きくした状態で、液体供給部40が取り出される。液体供給部40を取り出した後は、開閉部331は閉じられ、ケース第5壁315の一部を構成する。開閉部331は、液体供給部40が収容箱31から取り出された取出状態のときに、液体供給部40や流路部45と接触することなく間隔を開けて配置される。ここで、取出開口部350を形成するケース第5壁315を「取出開口形成壁315」とも呼ぶ。また、取出開口部350の詳細構成については後述する。なお、開閉部331は無くてもよく、製品出荷時から開閉開口部335が形成されていてもよい。
収容箱31(図6)は、さらに、外壁33に形成され、把持するための把持開口部320,321を有する。把持開口部320,321を区別して用いる場合は、「第1把持開口部320」,「第2把持開口部321」を用いる。把持開口部320,321はそれぞれ、幅方向(X軸方向)に長い長円形状である。第1把持開口部320は、取出開口形成壁315に形成されている。第1把持開口部320は、取出開口部350よりも反重力方向側(上側)に位置する。第2把持開口部321は、取出開口形成壁315と対向するケース第6壁316に形成されている。第1把持開口部320と第2把持開口部321とは、ケース第2壁312を基準として同じ高さ位置に形成されている。利用者は、把持開口部320,321に手を挿入して把持することで、液体収容容器30を容易に運搬できる。把持開口部320,321は、開口であってもよいし、一辺(例えば上辺)を支点して開閉可能に構成されていてもよい。
液体収容部32(図7)は、装着部20に供給するための液体(インク)を収容する。液体収容部32は、可撓性を有する袋体であり、内部に液体が充填されている。液体収容部32は、液体が消費されるに従い容積が減少して潰れる。液体収容部32は、液体供給部40と連通している。液体収容部32の液体が消費され残量がゼロまたは殆ど無くなった場合、液体収容体35は新たに取り替えられる。
液体供給部40は、装着部20に着脱可能である。液体供給部40は、収容箱31の内部から外部に取り出し可能に収容箱31に収容される。具体的には、液体供給部40は、運搬時などの液体収容容器30の未使用時には収容箱31の内部に収容され、装着部20に装着するときの液体収容容器30の使用時には収容箱31の外部に取り出される。液体供給部40(詳細には後述する液体導出部42)は、液体収容部32と連通し、液体収容部32の液体を外部(例えば、装着部20)に流出させる。また、液体供給部40は、装着部20の電気接続部242と電気的に接続する回路基板443を有する。液体導出部42および回路基板443は、外形が略直方体形状の供給部本体41に配置されている。液体供給部40の詳細は後述する。
液体供給部40(図5)は、さらに、一対の規制部434,435を有する。一対の規制部434,435は、供給部本体41よりもX軸方向(詳細には、幅方向)に突出する板状部材である。一対の規制部434,435を区別して用いる場合は、「第1規制部434」、「第2規制部435」と呼ぶ。第1規制部434は供給部本体41よりも+X軸方向側に突出し、第2規制部435は供給部本体41よりも−X軸方向側に突出する。一対の規制部434,435は、液体供給部40が取出開口部350を介して収容箱31から取り出された取出状態のときに、取出開口形成壁315の外壁面とY軸方向において向かい合う。これにより、取出状態において、液体供給部40が−Y軸方向、収容箱31の内側に移動しようとした場合でも、一対の規制部434,435が取出開口形成壁315に当たることで、収容箱31の内部に液体供給部40が取り込まれることを規制できる。本実施形態では、取出状態において、一対の規制部434,435は取出開口形成壁315のうちで開閉部331よりも重力方向側(下側)の外壁面と向かい合う。なお、一対の規制部434,435の一部が、Z軸方向において、開閉部331と同じ位置に配置されていてもよい。
一対の規制部434,435(図5,図7)は、それぞれ外表面の一部に凹凸437が形成されている。本実施形態では、凹凸437は、規制部434,435のうち取出開口形成壁315と向かい合う面とは反対側の面に形成されている。複数の凹凸437の凸部はそれぞれ、X軸方向に沿って延びる。一対の規制部434,435がそれぞれ凹凸437を有することで、規制部434,435の強度を向上できる。これにより、一対の規制部434,435が破損する可能性を低減できるので、液体供給部40が意図せずに収容箱31の内部に取り込まれることをより抑制できる。なお、他の実施形態では、凹凸437は、規制部434,435のうち取出開口形成壁315と向かい合う面に形成されていてもよい。なお、凹凸437は、X軸方向に沿って延びていなくてもよい。
液体供給部40(図5)の幅(最大幅)は幅W40である。幅W40は、第1規制部434の+X軸方向側端部434xと第2規制部435の−X軸方向側端部435xとのX軸方向における距離である。
液体供給部40(図5)は、正面視において、規制部434,435の底部を形成する直線状に延びる規制部底辺434u,435uと、規制部よ434、435よりも下側に位置し、規制部底辺434u,435uと交差する(本実形態では直角に交わる)一対の辺413s,414sを有する。液体供給部40を取出開口部350から外部に取り出す過程において、規制部底辺434u,435uは水平方向に延び、辺413s,414sは重力方向に沿って延びる。辺413sは、後述する供給部本体41の第3面413の一部であり、辺414sは、後述する供給部本体41の辺414sの一部である。
流路部45(図7)は、液体供給部40と液体収容部32とに接続され、液体収容部32の液体を液体供給部40に流通させる。流路部45は、Y軸方向に沿って延びる筒状部材である。流路部45(図5)の幅は、幅W45である。幅W45は、流路部45のうちで、液体供給部40を収容箱31から取り出す際、および、液体供給部40を収容箱31に収容する際に、取出開口部350を通過する部分の最大幅である。流路部45の幅W45は、液体供給部40の幅W40よりも小さい。なお、流路部45は筒状部材であることから、幅W45は、流路部45の外径と寸法が同じである。
図8は、液体供給部40と流路部45とを含む接続体400の分解斜視図である。図9は、供給部本体41の正面図である。図10は、図9の10−10断面図である。図11は、中間部材48の側面図である。
接続体400(図8)は、供給部本体41と、中間部材48と、供給部材49と、を備える。なお、本実施形態では、接続体400は複数の部材を組み合わせて形成しているが、他の実施形態では、接続体400は一体の部材として形成してもよい。
供給部本体41(図8,図9)の外形は、略直方体形状である。供給部本体41は、第1面(第1壁)411と、第2面(第2壁)412と、第3面(第3壁)413と、第4面(第4壁)414と、第5面(第5壁)415と、第6面(第6壁)416とを有する。
装着状態において、第1面411は+Z軸方向側の端面(上面)を形成する。装着状態において、第2面412は−Z軸方向側の端面(底面)を形成する。装着状態において、第3面413は−X軸方向側の端面(一の側面)を形成する。装着状態において、第4面414は+X軸方向側の端面(他の側面)を形成する。装着状態において、第5面415は+Y軸方向側の端面(正面)を形成する。第1面411と第2面412は、装着部20の収容空間21Aを形成する内周面とZ軸方向において向かい合う部分である。
供給部本体41は、液体導出部42と、回路基板443と、被係合部462と、を備える。各部42,443,462は、液体供給部40のうち、装着部20と向かい合う面(正面)415側に配置されている。
液体導出部42は、装着部20の液体導入部22(詳細には、液体導入針223)と着脱可能に接続され、液体導入部22(詳細には、液体導入針223)に液体を供給する。液体導出部42は、液体収容容器30の装着過程および装着状態において、液体導入部22の装着部側筒部221内に挿入される。
液体導出部42は、面415から延びる筒状の部材である。液体導出部42の先端には液体導入針223を受け入れる先端開口480Bが形成されている。先端開口480BにはフィルムFM1が貼り付けられ先端開口480Bが塞がれている。液体収容容器30が装着部20に装着される際に、フィルムFM1は、液体導入針223(図3)によって破られる。なお、他の実施形態では、液体収容容器30が装着部20に装着される前に、フィルムFM1は利用者によって取り外されてもよい。液体導出部42は、さらに、+Y軸方向に沿った方向(Y軸方向)に延びる中心軸42CTを有する。
液体導出部42(図10)は、液体導出部42の流路内に配置され、流路を開閉するための弁機構430を有する。弁機構430は、液体導出部42の流路を開閉する。弁機構430は、先端の先端開口480Bから順に、弁座427と、弁体428と、付勢部材429とを備える。
弁座427は、略円環状の部材である。弁座427は、例えば、ゴムやエラストマー等の弾性体によって構成されている。弁座427は、液体導出部42の流路内に圧入されている。弁座427は、液体が流通するための弁孔427Hを形成する。
弁体428は、略円柱状の部材である。弁体428は、液体収容容器30が装着部20に装着される前の状態において、弁座427に当接することで弁孔427Hを塞ぐ。弁体428は、例えば、液体導入針223からの力(外力)によって−Y軸方向側へ変位して弁座427から離れる。
付勢部材429は、圧縮コイルばねである。付勢部材429は、弁体428を弁座427側へ付勢する。液体収容容器30の装着状態では、液体導入針622(図3)が弁体428を弁座427から離れる方向に向けて押すことで、弁体428が弁座427から離れる。これにより、液体導出部42の流路が開状態になる。液体導出部42が弁機構430を有することで、装着部20に液体導出部42が接続されてフィルムFM1が破られた後に、液体導出部42を装着部20から取り外した場合に、液体導出部42から外部に液体が漏れ出すことを抑制できる。
回路基板443(図8)は、表面443faに設けられた本体側端子442と、裏面に設けられた記憶装置(図示せず)とを有する。回路基板443の記憶装置は、液体収容容器30に関する情報(例えば、液体の色情報や、液体残量に関する情報)等を格納する。
本体側端子442は、電気接続部242に対応して9つ設けられている。液体収容容器30の装着状態のときに、9つの本体側端子442は対応する電気接続部242と接触する接触部CPを有する。これにより、制御部16(図1)と記憶装置との間で信号のやり取りができる。
被係合部462は、装着状態において、係合爪262(図3)と係合する。この係合によって、装着状態において、装着部20から外れる方向(−Y軸方向)への液体供給部40の動きが規制される。係合爪262は2つ設けられている。係合爪262は、−Y軸方向を向く面である。
中間部材48(図11)は、供給部材49側に位置する一端部48Aと、供給部本体41側に位置する他端部48Bとを有する。中間部材48は、内部にY軸方向に貫通する流路43H(図8)を有する。流路43Hは、液体導出部42と連通する。
一端部48A(図11)は、第1筒部488Aと、第1筒部488Aよりも外径が大きい第2筒部488Bとを有する。第1筒部488Aは、供給部材49の他端部49B内に挿入されて供給部材49に気密に嵌め合わされる。第2筒部488Bは、流路部45の+Y軸方向側の外周面を形成する。
他端部48Bは、他端部48Bの外周面を取り囲むように外周面から突出する溶着部489を有する。溶着部489の+Y軸方向側の面は、供給部本体41にレーザー溶着などにより溶着される。他端部48B(図8)には、上述の一対の規制部434,435が設けられている。他端部45Bと供給部本体41とが液体供給部40を構成する。
供給部材49(図8)は、筒状部材である。供給部材49は、内部にY軸方向に貫通する流路49Hを有する。流路49Hは、液体収容部32と流路43Hとの間に位置し、液体収容部32の液体を流路43Hに流通させる。供給部材49は、液体収容部32側(−Y軸方向側)から順に、一端部49Aと中間部49Cと他端部49Bとを有する。
一端部49Aは、中間部49Cよりも外径が大きく、液体収容部32にレーザー溶着などによって溶着される。他端部49Bは、中間部49Cよりも外径が小さく、第2筒部488B(図11)内に挿入される。中間部49Cは、一端部49Aと他端部49Bとを接続する部分である。供給部材49と中間部材48の一端部48Aとが流路部45を構成する。図5に示すように、供給部本体41は、取出状態において、規制部434,435を挟んで取出開口形成壁315とは反対側に位置する。
図12は、収容箱31の正面図である。図12は、開閉部331(図5)は取り外した状態の図である。図12を用いて取出開口部350の詳細構成について説明する。図12は、収容箱31を含む液体収容容器30が水平面(X−Y平面)に配置された配置状態のときの図である。
取出開口部350は、開閉開口部335が開いた状態、又は、取り外された状態において、第1開口部351と、第2開口部352と、第3開口部353とを有する。液体収容容器30が水平面(X−Y平面)に配置された配置状態のときに、上側から順に、第1開口部351、第3開口部353、第2開口部352が位置する。
第1開口部351は、取出開口部350のうちで最も上側(+Z軸方向側)に位置する。第1開口部351は、略矩形状の開口である。第1開口部351は、第1辺351Aと、第1側辺351Bと、第2側辺351Cと、第1端辺としての第2辺351Dとを備える。
第1辺351Aは、取出開口部350の上辺であり、幅方向(X軸方向,水平方向)に沿って延びる。第1側辺351Bは、第1辺351Aの一方の端部から重力方向(−Z軸方向)に延びる。第2側辺351Cは、第1辺351Aの他方の端部から重力方向(−Z軸方向)に延びる。第2辺351Dは、第1開口部351の底辺であり、第3開口部353の上側開口353Aによって途中が分断されている。第2辺351Dは、第3開口部353に接続されている。第2辺351Dは、配置状態のときに、幅方向(X軸方向,水平方向)に沿って延びる。第2辺351Dのうちで、上側開口353Aよりも+X軸方向側には符号「351Da」を付し、上側開口353Aよりも−X軸方向側には符号「351Db」を付す。第2辺351Dは、第1開口部351と第3開口部353との境界であり、第1開口部351と第3開口部353との間の段差を形成する部分であるとも言える。第1開口部351は、液体供給部40の幅W40以上の第1開口幅W351を有する。第1開口幅W351は、幅方向(X軸方向)における第1開口部351の最大幅である。
第2開口部352は、取出開口部350のうちで最も下側(−Z軸方向側)に位置する。第2開口部352は、配置状態において、下側に頂点を有する半円状である。第2開口部352は、液体供給部40の幅W40よりも小さい第2開口幅W352を有する。第2開口幅W352は、第2開口部352の最大幅である。第2開口幅W352は、流路部45の幅W45以上の幅を有することが好ましい。第2開口部352は、取出状態かつ配置状態のときに、流路部45(詳細には、流路部45を構成する図11に示す第2筒部488B)を下側から支持する。つまり、第2開口部352は、取出状態かつ配置状態のときに、略円筒形状の流路部45のうちで中心よりも下側に位置する部分と当接する。
第3開口部353は、第1開口部351と第2開口部352とを繋ぐ。第3開口部353は、幅が一定の長方形状の開口である。第3開口部353は、上側開口353Aと、一対の側辺353B,353Cと、底辺353Dとを有する。側辺353Bは、第1端辺としての第2辺351Daの−X軸方向側端部351Eaから重力方向(−Z軸方向)に延びる。側辺353Cは、第1端辺としての第2辺351Dbの+X軸方向側端部351Ebから重力方向(−Z軸方向)に延びる。底辺351Dは、幅方向(X軸方向,水平方向)に沿って延びる。−X軸方向側端部351Eaおよび+X軸方向側端部351Ebは、第1開口部351と第3開口部353との境界(接続部)であるともいえる。そして、境界には、角部(本実施形態では直角の角部)が形成されている。−X軸方向側端部351Eaおよび+X軸方向側端部351Ebは、角部351Ea,351Ebであるともいえる。なお、角部351Ea,351Ebの角度は直角に限らず、境界において折れ曲がっていれば、鋭角であってもよいし鈍角であってもよい。
底辺351Dは、第2開口部352の上側開口352Aによって途中が分断されている。底辺351Dは、第3開口部353と第2開口部352との境界であり、第3開口部353と第2開口部352との間に段差を形成する部分であるとも言える。第3開口部353は、流路部45の幅W45と同じ、または、流路部45の幅W45より大きい第3開口幅W353を有する。また、第3開口幅W353は、液体供給部40の幅W40よりも小さい。第3開口幅W353は、第3開口部353の最大幅である。
さらに、第1開口部351と第3開口部353との関係について説明する。第1開口部351のうち、第1開口幅W351を規定する第1側辺351Bおよび第2側辺351Cの第3開口部353側の端部を、端部351Buおよび端部351Cuとする。また、第3開口部353のうち、第1開口部351側の端部は、端部351Eaおよび端部351Ebである。この場合、端部351Eaは、端部351Buよりも幅方向内側(対向する側辺351C側)に位置する。また、端部351Ebは、端部351Cuよりも幅方向内側(対向する側辺351B側)に位置する。また、端部351Buと端部351Eaとを接続する辺は、配置状態において、水平方向に延びる第2辺315Daを含む。また、端部351Cuと端部351Ebとを接続する辺は、配置状態において、水平方向に延びる第2辺351Dbを含む。なお、第2辺315Da,351Dbは、配置状態において、水平方向に延びていればよく、直線形状でなくてもよく、また、水平方向と平行でなくてもよい。例えば、第2辺315Da,351Dbは、配置状態において、幅方向(X軸方向)に所定の長さを有していればよい。
図13は、液体供給部40を取出開口部350から外部に取り出す過程(取出過程)を示す模式図である。図14は、取出状態の液体収容容器30を説明するための図である。
図13に示すように、第1開口部351と第3開口部353とを通って、収容箱31の内部から外部に液体供給部40が取り出される。具体的には、液体供給部40のうちで規制部434,435と規制部435,435よりも上側に位置する部分が第1開口部351を通り、液体供給部40のうちで規制部434,435よりも下側に位置する部分(辺413s,414sを含む部分)が第3開口部353を通る。取出過程において、辺434u,435uは向かい合う第2辺351Dに平行であり、辺413s,414sは向かい合う側辺353C,353Bに平行であるので、液体供給部40を円滑に取出開口部350を介して外部に取り出すことができる。これにより、取出過程において、液体供給部40が収容箱31に接触する可能性を低減できるので、収容箱31が破損する可能性を低減できる。なお、第1開口部351の外縁部は、取出過程および取出状態において液体供給部40とは接触していない。
液体供給部40が収容箱31の外部に取り出された後に、利用者は、液体供給部40を下側に移動させて流路部45を第2開口部352内に配置する(図14)。取出状態では、流路部45は、第2開口部352の開口を区画する辺352uによって下側から支持される。また、取出状態では、規制部434,435は、取出開口形成壁315の外壁面のうちで第3開口部353および第2開口部352の両側に位置する面と向かい合う。ここで、液体供給部40を装着部20に装着する際などに、装着部20によって液体供給部40に対して収容箱31の内部側(−Y軸方向側)に向かう外力が加わる場合がある。この場合、規制部434,435が、向かい合う取出開口形成壁315の面に当たることで、液体供給部40が収容箱31の内部側(−Y軸方向側)に移動することを規制できる。
A−4.効果:
上記第1実施形態によれば、収容箱31が取出開口部350を有することで、液体供給部を移動させて、収容箱31の内部から外部へと位置を容易に変更できる。また、取出状態において、流路部45が第2開口部352によって下側から支持され、かつ、規制部435、435は、取出開口形成壁315のうちで第3開口部353および第2開口部352の両側に位置する面と向かい合う。これにより、固定部材などの収容箱31とは異なる別部材を用いることなく、取出状態における液体供給部40の動きを規制できる。
また上記第1実施形態によれば、取出状態における液体供給部40の動きが規制されているので、取出状態において液体収容容器30を振って液体収容部32内の液体を攪拌しても、液体供給部40の動きを抑制できる。
B.第2実施形態:
図15は、第2実施形態の収容箱31aの展開図である。上記第1実施形態の収容箱31(図6)と異なる点は、取出開口形成壁315aが複数(本実施形態では4つ)の板部材315A,315B,315C,315Dが重なって形成されている点と、ケース第6壁316aが複数(本実施形態では4つ)の板部材316A,316B,316C,316Dが重なって形成さている点である。第2実施形態の収容箱31aにおいて、第1実施形態の収容箱31と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。
収容箱31aは、1枚の板状のダンボールを折り曲げることで形成されている。外壁33aは、複数の板部材311〜314、315A〜315D、316A〜316Dを備えている。複数の板部材311〜314、315A〜315D、316A〜316Dは、それぞれ平板状であり、隣り合う板部材の境界には折り曲げるための折り目が形成されている。第1板部材315Aには、第1把持開口部320aを構成する第2の開口としての把持開口部320Aと、取出開口部350aを構成する第1の開口としての第1取出開口部350Aとが形成されている。第2板部材315Bには、第1把持開口部320aを構成する第2の開口としての把持開口部320Bと、取出開口部350aを構成する第1の開口としての第2取出開口部350Bとが形成されている。第3板部材315Cには、取出開口部350aを構成する第1の開口としての第3取出開口部350Cが形成されている。第4板部材315Dには、第1把持開口部320aを構成する第2の開口としての把持開口部320Cが形成されている。収容箱31aの組み立て前の状態(組立前状態)において、第1板部材315Aと第2板部材315Bと第3板部材315Cと第4板部材315Dとは一列に近接して配置されている。つまり、第1板部材315Aと第2板部材315Bと第3板部材315Cと第4板部材315Dとは他の部材を間に介することなく一列に並んで配置されている。
収容箱31aとして組み立てされた組立状態において、内部から外部に向かう順に、第1板部材315A、第3板部材315C、第4板部材315D、第2板部材315Bが配置される。なお、第2板部材315Bが収容箱31aの外表面を構成すれば、上記順番に限定されるものではない。
組立状態において、把持開口部320Aと把持開口部320Bと把持開口部320Cの形状は略同じであり、第2の開口としての把持開口部320A〜320Cが重なることで、把持開口部320aが形成される。把持開口部320aの形状は、第1実施形態の把持開口部320(図6)と同一である。
第2取出開口部350Bは、第1取出開口部350Aおよび第3取出開口部350Cよりも開口面積が小さい。第2取出開口部350Bの第2開口部352Baは、第1取出開口部350Aおよび第3取出開口部350Cの第2開口部352Aa,352Caよりも径が小さい半円状である。組立状態において、収容箱31aを取出開口形成壁315側から見たときに、第2取出開口部350Bは、第1取出開口部350Aおよび第3取出開口部350Cの外縁部よりも内側に位置する。組立状態において、第1の開口としての第1〜第3取出開口部350A〜350Cが重なることで、取出開口部350aが形成される。取出開口部350aは、第1実施形態の取出開口部350(図12)と同様に、第1〜第3開口部351〜353を有する。ここで、第2開口部352のうちで第2取出開口部350Bによって形成された部分352Baを外側第2開口部352Baとも呼ぶ。また、第2開口部352のうちで第1取出開口部350Aによって形成された部分352Aaを内側第2開口部352Aaとも呼ぶ。また、第2開口部352のうちで第3取出開口部350Cによって形成された部分352Caを中間第2開口部352Caとも呼ぶ。
取出状態において、外側第2開口部352Baは流路部45と接触して、流路部45を下側から支持する。また、取出状態において、内側第2開口部352Aaと中間第2開口部352Caとは流路部45とは接触することなく、外縁部が流路部45と隙間を開けて位置する。なお、本実施形態において、流路部45は、内側第2開口部352Aaと中間第2開口部352Caと接触していないが、流路部45が内側第2開口部352Aaと中間第2開口部352Caとの双方と接触してもよい。また、流路部45が内側第2開口部352Aaと中間第2開口部352Caとのいずれか一方と接触してもよい。
第1把持用板部材316Aには、第2把持開口部321aを構成する把持開口部321Aが形成されている。第2把持用板部材316Bには、第2把持開口部321aを構成する把持開口部321Bが形成されている。板部材316Cは、ケース第6壁316aの下側部分を構成する。第3把持用板部材316Dは、第2把持開口部321aを構成する把持開口部321Cが形成されている。収容箱31aの組立状態において、内部から外部に向かう順に、第1把持用板部材316A、板部材316C、第3把持用板部材316D、第2把持用板部材316Bが配置される。組立状態において、第2把持開口部321aが形成されたケース第6壁316aと、取出開口部350aが形成された取出開口形成壁315aとは対向する。
収容箱31aを組み立てる際には、重なる板部材315A〜315D、および、重なる板部材316A〜316Dを粘着テープや糊などで互いに貼り付けてもよい。また、収容箱31aの形状を維持するために、隣接する壁同士の一部を貼り付けてもよい。
上記第2実施形態によれば、取出開口形成壁315aは、複数の板部材315A〜315Dが重なって形成されている。これにより、流路部45を支持する取出開口形成壁315aの強度を向上である。また、取出開口部350aは、第1の開口である第1取出開口部350A〜第3取出開口部350Cを有する第1板部材315A〜第3板部材315Cが重なって形成されている。これにより、取出開口部350aの強度を向上できる。よって、流路部45を支持するときに加わる力や、落下などの衝撃が取出開口部350aに加わった場合でも、取出開口部350aが変形や破損する可能性を低減できる。
また上記第2実施形態によれば、収容箱31aの組立前状態において、3枚の板部材315A,315B,315Cが一列に近接するように配置されている。つまり、3枚の板部材315A,315B,315Cは他の部材を間に介することなく一列に並んで配置されている。これにより、収容箱31aを組み立てた際に、3枚の板部材315A,315B,315Cがそれぞれ有する開口である第1取出開口部350A〜第3取出開口部350Cの位置ズレを抑制できる。
また上記第2実施形態によれば、それぞれが第2の開口である把持開口部320A〜320Cを有する把持用板部材としての板部材315A,315B,315Dが重なって第1把持開口部320aが形成されている。また、それぞれが第2の開口である把持開口部321A,321B,321Cを有する第1〜第3把持用板部材316A,316B,316Dが重なって第2把持開口部321aが形成されている。これにより、第1把持開口部320aおよび第2把持開口部321aの強度を向上できる。よって、利用者によって把持される際に加わる力や、落下などの衝撃が第1,第2把持開口部320a,321aに加わった場合でも、第2把持開口部320a,321aが変形や破損する可能性を低減できる。
C.第3実施形態:
図16は、第3実施形態の収容箱31bの展開図である。上記第1実施形態の収容箱31(図6)と異なる点は、取出開口形成壁315bが2つの板部材315Ab,315Bbが重なって形成されている点と、ケース第1壁311bが4つの板部材311A,311B,311C,311Dが重なって形成されている点と、ケース第2壁312bが4つの板部材312A,312B,321C,321Dが重なって形成されている点である。第3実施形態の収容箱31bにおいて、第1実施形態の収容箱31と同様の構成については同一符号を付すと共に説明を省略する。重なる板部材は粘着テープや糊などで互いに貼り付けてもよい。また、収容箱31bの形状を維持するために、隣接する壁同士の一部を貼り付けてもよい。
収容箱31bは、1枚の板状のダンボールを折り曲げることで形成されている。外壁33bは、複数の板部材311A〜311D、312A〜312D、313、314、315b、316bを備えている。複数の板部材311A〜311D、312A〜312D、313、314、315b、316bは、それぞれ平板状であり、隣り合う板部材の境界には折り曲げるための折り目が形成されている。第1板部材315Abには、第1把持開口部320bを構成する第2の開口としての把持開口部320A1と、取出開口部350bを構成する第1の開口としての第1取出開口部350A1とが形成されている。第2板部材315Bbには、第1把持開口部320bを構成する第2の開口としての把持開口部320A2と、取出開口部350bを構成する第1の開口としての第2取出開口部350A2とが形成されている。収容箱31bとして組み立てされた組立状態において、第2板部材315Bbは第1板部材315Abよりも収容箱31bの外部側に位置し収容箱31bの外表面を構成する。
把持開口部320A1と把持開口部320A2との形状は略同じであり、組立状態において第2の開口としての把持開口部320A1,320A2が重なることで、把持開口部320bが形成される。把持開口部320bの形状は、第1実施形態の把持開口部320(図6)と同一である。
第1取出開口部350A1と第2取出開口部350A2との形状は略同じであり、組立状態において第1の開口としての第1取出開口部350A1と第1の開口としての第2取出開口部350A2とが重なることで、取出開口部350bが形成される。取出開口部350bの形状は、第1実施形態の取出開口部350(図12)と同一である。なお、上記第2実施形態と同様に、第2取出開口部350A2の開口面積を第1取出開口部350A1の開口面積よりも小さくし、第2取出開口部350A2が第1取出開口部350A1の外縁部の内側に位置するようにしてもよい。この場合、取出状態において、外表面に位置する第2取出開口部350A2の第2開口部352を流路部45に接触させて流路部45を下側から支持し、第1取出開口部350A1は流路部45と接触することなく外縁部が流路部45と隙間を開けて位置する。
上記第3実施形態によれば、取出開口形成壁315bは、複数の板部材315Ab,315Bbが重なって形成されている。これにより、第2実施形態と同様に、流路部45を支持する取出開口形成壁315bの強度を向上できる。また、取出開口部350bは、第1の開口である第1取出開口部350A1を有する板部材315Abと、第1の開口である第2取出開口部350A2を有する板部材315Bbとが重なって形成されている。これにより、第2実施形態と同様に、取出開口部350bの強度を向上できる。
D.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D−1.第1変形例:
図17は、取出開口部350dの変形例を説明するための図である。上記各実施形態では、取出開口部350は幅が一定の第3開口部353を有していたが(図12)、これに限定されるものではなく、第1開口部351との境界(接続箇所)において角を形成する限りにおいて他の形状であってもよい。
取出開口部350dの第3開口部353dは、第1開口部351側から第2開口部352側に向かうに従って幅が小さくなる部分(幅狭部分)を有する。この幅狭部分は、底辺353Ddが、配置状態のときに、水平方向に対して傾斜することで形成される。
第3開口部353dが幅狭部分を有することで、液体供給部40を取出開口部350dから外部に取り出す過程において、第2開口部352に流路部45を円滑に案内できる。
D−2.第2変形例:
上記各実施形態における収容箱31〜31bの外壁33に取出開口部350,350a,350bを形成せずに、液体収容容器30は、取出状態において、液体供給部40の位置を固定するための固定部材を有していてもよい。固定部材としては例えば板状の部材であり、収容箱31とは別部材である。収容箱31〜31bには、固定部材が配置される固定部材用開口部が形成され、固定部材を固定するための部位が設けられている。これにより、固定部材は収容箱31〜31bに固定され、固定部材に固定された液体供給部40は外部に取り出された状態となる。固定部材は流路部45の上側を収容可能な形状である(例えば、上側に頂点を形成する半円を有する形状)。また固定部材は、第2開口部352の辺352uとによって流路部45を挟み込む。
D−3.第3変形例:
上記各実施形態では、取出開口部350は、ケース第5壁315に形成されていたが(図)、外壁33〜33bの他の壁に形成されていてもよい。以下に第1実施形態の具体例を説明する。
図18は、取出開口部350の形成位置の第1変形態様を説明するための図である。図18では、取出開口部350は、液体収容容器30の装着状態において、上面を形成するケース第1壁311に形成されている。この場合、ケース第1壁311が装着部20(図3)と向かい合う。また、液体供給部40は、ケース第1壁311と向かい合うように収容箱31の内部に収容されていてもよい。第1変形態様において、ケース第1壁311が取出開口形成壁である。
図19は、取出開口部350の形成位置の第2変形態様を説明するための図である。図19では、取出開口部350は、液体収容容器30の装着状態において、ケース第3壁313に形成されている。この場合、ケース第3壁313が装着部20(図3)と向かい合う。また、液体供給部40は、ケース第3壁313と向かい合うように収容箱31の内部に収容されていてもよい。第2変形態様において、ケース第3壁313が取出開口形成壁である。
図20は、取出開口部350の形成位置の第3変形態様を説明するための図である。第3変形態様の収容箱31の外壁33cは、ケース第1壁311とケース第5壁315とを繋ぐ接続壁317を有する。接続壁317は、液体収容容器30の装着状態において、+Z軸方向と+Y軸方向の成分を有する方向を向く。取出開口部350は、接続壁317に形成されている。この場合、接続壁317が装着部20(図3)と向かい合う。また、液体供給部40は、接続壁317と向かい合うように収容箱31cの内部に収容されていてもよい。第3変形態様において、接続壁317が取出開口形成壁である。
D−4.第4変形例:
上記各実施形態や各変形例において、運搬時などにおいて液体供給部40は収容箱31〜31cの内部に収容される。この収容状態では、運搬の際の振動などによって液体供給部40を含む液体収容体35(図7)が収容箱31〜31cの内部でがたつくことで、収容箱31〜31cの内壁面に液体収容体35が接触する(擦れる)場合がある。収容箱31〜31cの内壁面に液体収容体35が接触することで、収容箱31〜31cの削り片が発生する場合がある。削り片が接触部CPに付着したり、液体導出部42の先端開口480Bを形成する部分に付着したりすることで、以下の不具合が生じ得る。例えば、接触部CPと電気接続部242との接触不良や、液体導出部42と液体導入部22との接続不良が生じ得る。また例えば、液体導出部42内に配置された弁座427(図10)と液体導入部22との間に削り片が侵入することで、液体導出部42から液体が漏れ出す場合がある。よって、以下に上記の不具合の少なくとも一部を解決するための好ましい変形例について説明する。
図21は、第4変形例の第1の例について説明するための図である。液体収容容器30は、液体導出部42の先端開口480を塞ぐように供給部本体41に剥離可能に貼り付けられたシート部材(ラベル部材)800を有してもよい。この場合において、先端開口480Bに貼り付けられたフィルムFM1(図8)は省略可能である。シート部材800は、接触部CPを含む回路基板443のうちで接触部CPが配置された表面443faを覆うように供給部本体41に剥離可能に貼り付けられている。シート部材800は、供給部本体41の第1面411から第2面412に亘るように延びる長尺形状であることが好ましい。こうすることで、シート部材800の供給部本体41への貼り付け面積を大きくできるので、振動などによってシート部材800が供給部本体41から剥がれる可能性を低減できる。
シート部材800は、紙や合成樹脂によって形成されている。シート部材800に形成された粘着剤が、シート部材800を剥がした再に供給部本体41に残らないように、シート部材800は再剥離タイプであることが好ましい。液体供給部40が収容箱31〜31cから取り出された後に、シート部材800は利用者によって供給部本体41から剥がされる。
図21に示す変形例によれば、液体収容容器30がシート部材800を有することで、収容箱31〜31cの削り片が発生した場合でも、接触部CPや液体導出部42の先端開口480Bを形成する部分に削り片が付着する可能性を低減できる。
図22は、第4変形例の第2の例について説明するための図である。液体収容容器30は、カバー部材802を有していてもよい。カバー部材802は、ポリプロピレンやポリエチレンなどの合成樹脂によって形成された部材である。カバー部材802は、少なくとも液体導出部42を覆う。本実施形態では、カバー部材802は、供給部本体41のうちで、液体導出部42および回路基板443が設けられた第5面415、第1面411〜第4面414を覆うように配置され、第6面416側は開口している。カバー部材802は、供給部本体41の一部に着脱可能には貼り付けられていてもよい。液体供給部40が収容箱31〜31cから取り出された後に、カバー部材802は利用者によって供給部本体41から剥がされる。
図22に示す変形例によれば、液体収容容器30がカバー部材802を有することで、収容箱31〜31cの削り片が発生した場合でも、接触部CPや液体導出部42の先端開口480Bを形成する部分に削り片が付着する可能性を低減できる。
図23は、第4変形例の第3の例について説明するための図である。第3の例は、第1実施形態の収容箱31を例に説明するが、他の実施形態や変形例の収容箱31a〜31bにも適用可能である。
収容箱31はダンボール製である。液体収容容器30は、さらに、収容箱31の内壁面33fbのうちで、液体供給部40が液体供給部40と向かい合う面に貼り付けられた保護フィルム807を有していてもよい。第3の例では、内壁面33fbのうちで取出開口形成壁315の内壁面315fbに保護フィルム807が貼り付けられて配置されている。なお、他の例では、保護フィルム807は、内壁面33fbの他の部位(例えば、ケース第2壁312やケース第3壁313の内壁面)に貼り付けられていてもよいし、内壁面33fbの全面に貼り付けられていてもよい。
図23に示す変形例によれば、液体収容容器30が保護フィルム807を有することで、運搬時などに液体供給部40などが動いて、収容箱31〜31cの内壁面33fbに擦れた場合でも、収容箱31〜31c削り片の発生を抑制できる。
D−5.第5変形例:
上記各実施形態や各変形例において、取出状態において液体供給部40は収容箱31〜31cの外部に配置される(図4)。よって、取出状態において、液体供給部40に外部の物体(例えば、利用者の手)が当たって、液体供給部40が破損する可能性がある。以下に、取出状態において、液体供給部40が外部の物体に当たる可能性を低減できる変形例を説明する。
図24は、第5変形例の第1の例について説明するための図である。図24に示す収容箱31dは、取出開口形成壁315dの上側壁315daが、取出開口形成壁315dの下側壁315dbよりも、+Y軸方向側に位置する。取出開口形成壁315dは、上側壁315daと下側壁315dbとを繋ぎ、取出開口形成壁315dの段差を形成する段差壁315dcを有する。段差壁315dcは、配置状態のときに、水平な壁である。取出開口部350は、下側壁315dbに形成されている。液体供給部40(図4)と取出状態において、液体供給部40の上側には段差壁315dcが位置する。これにより、取出状態における液体供給部40が外部の物体に当たる可能性を低減できる。
図25は、第5変形例の第2の例について説明するための第1の図である。図26は、第5変形例の第2の例について説明するための第2の図である。図25に示す収容箱31eは、取出開口形成壁315eは、対向するケース第6壁316側(−Y軸方向側)に凹んだ凹部90を有する。凹部90は、底を形成する底壁902と、底壁902の周縁部から立ち上がる側壁904とを有する。凹部90の底壁902には、取出開口部350が形成されている。図26に示すように、液体供給部40の取出状態において、液体供給部40は凹部90内に配置される。これにより、取出状態における液体供給部40が外部の物体に当たる可能性を低減できる。
D−6.第6変形例:
図27は、第6変形例の収容箱31fを説明するための図である。収容箱31fは、ケース第2壁312がケース第1壁311よりも外形が小さい。また、ケース第6壁316は、ケース第1壁311に接続され、重力方向に沿って延びる壁316faと、壁316faとケース第2壁312とを繋ぎ、傾斜する傾斜壁316fbとを有する。液体収容部32(図7)は、収容箱31fの傾斜壁316fbの内面に接することで、液体収容部32の液体を重力方向側に流動し易くできる。これにより、液体収容部32から効率よく液体供給部40へと液体を流通させることができるので、液体収容部32に滞留する液体の量を低減できる。
D−7.第7変形例:
図28は、第7変形例の収容箱31gを説明するための図である。収容箱31gの外形は円柱形状であり、対向する取出開口形成壁315gおよびケース第6壁316gはそれぞれ外形が円形である。また、収容壁31gは、取出開口形成壁315gと対向壁としてのケース第6壁316gとを繋ぐ側壁319を有する。これらの壁315g,316g,319によって内部に液体収容部32を含む液体収容体35(図7)が収容される空間が規定される。なお、液体収容部32の形状は、収容壁31gの内部空間の形状に対応させて円柱形状であってもよい。液体収容部32の液体は、水と沈降成分である顔料粒子とを含む場合がある。液体収容部32の液体が沈降成分を含む場合、沈降成分が液体収容部32の下側に多く集まり、液体の濃度分布にばらつきが生じ得る。また、液体収容部32を長時間静置した場合、液体収容部32の液体が固まる恐れがある。本変形例によれば、収容箱31gの外形が円柱形状であるので、側壁319を回転させることで液体収容部32の液体を容易に攪拌できる。これにより、液体収容部32の液体の濃度分布にばらつきが生じる可能性を低減できる。また、液体収容部32の液体を容易に攪拌できるので、液体主要部32の液体が固まる可能性を低減できる。
D−8.第8変形例:
図29は、第8変形例の収容箱31hを説明するための図である。図30は、収容箱31hに収容される液体収容体35hを説明するための図である。収容箱31hの外形は、略直方体形状である。取出開口部350(図29)は、取出開口形成壁315のうちでケース第2壁312よりもケース第1壁311に近い部分に形成されている。
液体収容体35h(図30)は、液体供給部40と液体収容部32hとを備える。液体収容部32hは、底面を有するいわゆるパウチタイプの液体収容部である。液体収容部32hは、第1シート361と第2シート362と第3シート363とによって形成されている。第1シート361と第2シート362はそれぞれ略矩形状の外形を有し、上辺および側辺が互いに溶着などによって接着されている。第3シート363は液体収容部32hの底面を構成し、第1シート361の底辺と第2シート362の底辺とに溶着などによって接着されている。第1シート361〜第3シート363はそれぞれ可撓性を有する部材である。液体収容部32h内には液体供給部40と連通するチューブ912を配置してもよい。チューブ912の下端は第3シート363の近傍に位置する。
D−9.第9変形例:
図31は、第9変形例の収容箱31iを説明するための図である。収容箱31iの取出開口形成壁315iには、複数の取出開口部350が形成されている。本変形例では、2つの取出開口部350がX軸方向に並んで配置されている。収容箱31iは、取出開口部350の数に応じて複数(本変形例では2つ)の液体収容体35(図7)を収容可能である。複数の液体収容体35の各液体収容部32(図7)は同じ色の液体を収容してもよいし、異なる色の液体を収容してもよい。複数の液体収容部32は、少なくとも一部が収容箱31i内で重なって配置されていてもよいし、重なることなく並んで配置されていてもよい。
D−10.第10変形例:
本発明は、捺染印刷機、及び、捺染印刷機に液体を供給するための液体収容容器に限らず、任意の液体消費装置及び液体消費装置の装着部に着脱可能な液体収容容器にも適用することができる。例えば、以下のような各種の液体消費装置及びその液体収容容器に適用可能である。
(1)ファクシミリ装置等の画像記録装置
(2)液晶ディスプレイ等の画像表示装置用のカラーフィルタの製造に用いられる色材消費(噴射)装置
(3)有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイや、面発光ディスプレイ (Field Emission Display、FED)等の電極形成に用いられる電極材消費装置
(4)バイオチップ製造に用いられる生体有機物を含む液体を噴射する液体消費装置
(5)精密ピペットとしての試料消費装置
(6)潤滑油の消費(噴射)装置
(7)樹脂液の消費(噴射)装置
(8)時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体消費装置
(9)光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂液等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体消費装置
(10)基板などをエッチングするために酸性又はアルカリ性のエッチング液を噴射する液体消費装置
(11)他の任意の微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッドを備える液体消費装置。
なお、「液滴」とは、液体消費装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう「液体」とは、液体消費装置が噴射させることができるような材料であれば良い。例えば、「液体」は、物質が液相であるときの状態の材料であれば良く、粘性の高い又は低い液状態の材料、及び、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような液状態の材料も「液体」に含まれる。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散または混合されたものなども「液体」に含まれる。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インクおよび油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種の液体状組成物を包含するものとする。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
1…液体消費システム、10…液体消費装置、12…外殻、14…液体消費部、16…制御部、17…排出口、18…サブ配置棚、18a…サブタンク、19…メイン配置棚、20…装着部、21…装着部外殻、21A…収容空間、22…液体導入部、22CT…中心軸、24…装置側電気機構部、26…係合部、30,30A〜30H…液体収容容器、31,31a〜31i…収容箱、32,32h…液体収容部、33,33c…外壁、35,35h…液体収容体、40…液体供給部、41…供給部本体、42…液体導出部、42CT…中心軸、43H…流路、45…流路部、45B…他端部、48…中間部材、48A…一端部、48B…他端部、49…供給部材、49A…一端部、49B…他端部、49C…中間部、49H…流路、90…凹部、98…第1チューブ、98s…一端部、99…第2チューブ、211…装着部第1面、212…装着部第2面、213…装着部第3面、214…装着部第4面、215…装着部第5面、216…開口部、221…装着部側筒部、223…液体導入針、241…配置台座、241fa…表面、242…電気接続部、262…係合爪、292…解除部、311,311b…ケース第1壁、312,312b…ケース第2壁、312A…板部材、313…ケース第3壁、314…ケース第4壁、315,315a,315b,315d,315e,315g,315i…ケース第5壁(取出開口形成壁)、315A、315Ab…第1板部材、315B、315Bb…第2板部材、315C…第3板部材、315D…第4板部材、315da…上側壁、315db…下側壁、315dc…段差壁、316,316a,316f,316g…ケース第6壁、316fa…壁、316fb…傾斜壁、316A…第1把持用板部材、316B…第2把持用板部材、316C…板部材、316D…第3把持用板部材、317…接続壁、320…第1把持開口部、320A,320A1,320A2,320a,320b…把持開口部、321,321a…第2把持開口部、321A,321B,321C…把持開口部、330…上辺、331…開閉部、332…挿通開口部、335…開閉開口部、337…他辺、350…取出開口部、350A,350A1…第1取出開口部、350A2,350B…第2取出開口部、350C…第3取出開口部、350a,350b,350c,350d…取出開口部、351…第1開口部、351A…第1辺、351B…第1側辺、351C…第2側辺、351D,351Da,351Db…第2辺、351Ea…−X軸方向側端部、351Eb…+X軸方向側端部、352…第2開口部、352A…上側開口、352Aa…内側第2開口部、352Ba…外側第2開口部、352Ca…中間第2開口部、352u…辺、353,353d…第3開口部、353A…上側開口、353B…側辺、353C…側辺、353D…底辺、353Dd…底辺、361…第1シート、362…第2シート、363…第3シート、400…接続体、411…第1面、412…第2面、413…第3面、414…第4面、415…第5面、427…弁座、427H…弁孔、428…弁体、429…付勢部材、430…弁機構、434…第1規制部、434u…規制部底辺、434x…+X軸方向側端部、435…第2規制部、435u…規制部底辺、435x…−X軸方向側端部、437…凹凸、442…本体側端子、443…回路基板、443fa…表面、462…被係合部、480B…先端開口、488A…第1筒部、488B…第2筒部、489…溶着部、622…液体導入針、800…シート部材、802…カバー部材、807…保護フィルム、902…底壁、904…側壁、912…チューブ、W351…第1開口幅、W352…第2開口幅、W353…第3開口幅、W40…幅、W45…幅、CP…接触部

Claims (15)

  1. 液体収容容器であって、
    液体を収容する液体収容部と、
    外壁を有し、前記液体収容部を収容する収容箱と、
    前記収容箱の内部から外部に取り出し可能に前記収容箱に収容された液体供給部であって、前記液体収容部の前記液体を外部に流出させる液体供給部と、
    前記液体供給部と前記液体収容部とに接続され、前記液体収容部の前記液体を前記液体供給部に流通させる流路部であって、前記液体供給部の幅よりも小さい幅を有する流路部と、を備え、
    前記外壁は、前記液体供給部を前記収容箱から取り出し可能な取出開口部が形成された取出開口形成壁を有し、
    前記液体供給部は、前記取出開口部を介して前記収容箱から取り出された取出状態のときに、前記取出開口形成壁の外壁面と向かい合う規制部を有し、
    前記取出開口部は、
    前記液体供給部の幅以上の第1開口幅を有する第1開口部と、
    前記液体供給部の幅より小さい第2開口幅を有する第2開口部と、
    前記第1開口部と前記第2開口部とを繋ぐ第3開口部であって、前記流路部の幅と同じ、または、前記流路部の幅より大きく、かつ、前記液体供給部の幅よりも小さい第3開口幅と、を有し、
    前記第1開口部と前記第3開口部との境界には、角部が形成されており、
    前記取出状態において、前記規制部は、前記取出開口形成壁のうちで前記第3開口部の両側に位置する面と向かい合う、液体収容容器。
  2. 請求項1に記載の液体収容容器であって、
    前記取出状態であり、かつ、前記液体収容容器が水平面に配置された配置状態のときに、前記第2開口部は、前記流路部を下側から支持する、液体収容容器。
  3. 請求項2に記載の液体収容容器であって、
    前記配置状態のときに、
    上側から順に、前記第1開口部、前記第3開口部、前記第2開口部が位置し、
    前記第1開口部は、前記第3開口部に接続され、前記配置状態のときに水平方向に沿って延びる第1端辺を含み、
    前記第3開口部は、前記第1端辺に接続された一対の側辺であって、前記配置状態のときに重力方向に延びる一対の側辺を含み、
    前記液体供給部は、正面視において、前記規制部の底部を形成する直線状に延びる規制部底辺と、前記規制部よりも下側に位置し、前記規制部底辺と交差する一対の辺とを有する、液体収容容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記規制部の外表面の少なくとも一部には、凹凸が形成されている、液体収容容器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記外壁は複数の板部材を備えており、
    前記取出開口形成壁は、前記複数の板部材のうち少なくとも2枚の前記板部材が重なって形成されている、液体収容容器。
  6. 請求項5に記載の液体収容容器であって、
    前記複数の板部材は、
    前記取出開口部を構成する第1取出開口部が形成された第1板部材と、
    前記取出開口部を構成する第2取出開口部が形成され、前記収容箱の外表面を構成する第2板部材と、を有し、
    前記取出状態において、
    前記第2開口部のうちで第2取出開口部によって形成された外側第2開口部は、前記流路部を下側から支持し、
    前記第2開口部のうちで第1取出開口部によって形成された内側第2開口部は、前記流路部と隙間を開けて位置する、液体収容容器。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記液体収容容器は、液体導入部を有する液体消費装置に着脱可能に装着され、
    前記液体供給部は、前記液体導入部に接続される液体導出部が配置された供給部本体を有し、
    前記液体収容容器は、さらに、前記液体導出部の先端開口を塞ぐように前記供給部本体に剥離可能に貼り付けられたシート部材を有する、液体収容容器。
  8. 請求項7に液体収容容器であって、
    前記液体消費装置は、さらに、電気接続部を有し、
    前記供給部本体は、前記電気接続部と接触する接触部を有し、
    前記シート部材は、さらに、前記接触部を覆うように前記供給部本体に剥離可能に貼り付けられている、液体収容容器。
  9. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記液体収容容器は、液体導入部を有する液体消費装置に着脱可能に装着され、
    前記液体供給部は、前記液体導入部に接続される液体導出部が配置された供給部本体を有し、
    前記液体収容容器は、さらに、少なくとも前記液体導出部を覆うカバー部材を有する、液体収容容器。
  10. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の液体収容容器であって、
    前記収容箱は、ダンボール製であり、
    前記液体収容容器は、さらに、前記収容箱の内壁面に貼り付けられた保護フィルムを有する、液体収容容器。
  11. 液体を収容する液体収容体を収容するための収容箱であって、
    複数の板部材によって形成される外壁と、
    前記複数の板部材のうち、それぞれが第1の開口を有する少なくとも2枚の前記板部材を重ねて形成され、前記液体収容体の一部を外部に取り出し可能な取出開口部と、を備える、収容箱。
  12. 請求項11に記載の収容箱であって、
    前記取出開口部は、3枚の前記板部材が重なって形成されている、収容箱。
  13. 請求項12に記載の収容箱であって、
    前記3枚の板部材は、前記収容箱の組み立て前の状態において、一列に近接するように配置されている、収容箱。
  14. 請求項11から請求項13までのいずれか一項に記載の収容箱であって、さらに、
    前記複数の板部材のうち、それぞれが第2の開口を有する少なくとも2枚の前記板部材を重ねて形成され、前記収容箱を把持するための把持開口部を備える、収容箱。
  15. 請求項14に記載の収容箱であって、
    前記外壁のうちで、前記取出開口部が形成された取出開口形成壁と、前記把持開口部が形成された壁とは対向する、収容箱。
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