JP2018062077A - ゴム押出物の製造方法および製造システム - Google Patents

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【課題】様々な仕様の未加硫のゴム押出物に対しても、品質を損なうことなく収縮を十分に促進させることができるゴム押出物の製造方法および製造システムを提供する。【解決手段】ゴム押出機2から押し出されたゴム押出物Rを搬送手段により引き取りつつ搬送して、搬送されているゴム押出物Rの温度を温度センサ9a〜9fにより検知し、この検知温度に基づいてゴム押出物Rが搬送される搬送経路に設置される冷却ゾーン10での冷却稼働長さ範囲を決定して、この冷却ゾーン10を通過させることによりゴム押出物Rを冷却して十分に収縮を促進させ、搬送経路の終端ではゴム押出物Rを予め設定された最終許容温度範囲にする。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム押出物の製造方法および製造システムに関し、さらに詳しくは、様々な仕様の未加硫のゴム押出物に対しても、品質を損なうことなく収縮を十分に促進させることができるゴム押出物の製造方法および製造システムに関するものである。
タイヤ等のゴム製品を製造する工程では、ゴム押出機によって長尺の未加硫のゴム押出物を押出し、このゴム押出物を適宜加工して使用している。ゴム押出物の内部に残留応力が存在していると、ゴム押出物は後工程において収縮する。後工程においてゴム押出物の収縮量が大きい場合は、ゴム押出物の接合部が剥離するなどの不具合が生じる。そのため、従来、例えば、押出直後のゴム押出物を水槽等に通過させて冷却することで後工程での収縮を抑制している。或いは、ゴム押出物に振動を与えることにより、収縮を促進させる方法も提案されている(特許文献1参照)。
ゴム押出物の形状やゴム物性は一様ではなく、仕様の異なる様々なゴム押出物が存在する。そのため、ゴム押出物を画一的に冷却する方法や、ゴム押出物に振動を付与する方法などの従来技術では、様々な仕様の未加硫のゴム押出物に対して、収縮を十分に促進させることは難しい。また、ゴム押出物を過度に冷却すると、タックが低下したり、表面に結露が発生する等の問題が生じる。
特開平8−244090号公報
本発明の目的は、様々な仕様の未加硫のゴム押出物に対しても、品質を損なうことなく収縮を十分に促進させることができるゴム押出物の製造方法および製造システムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明のゴム押出物の製造方法は、ゴム押出機から押し出されたゴム押出物を搬送手段により引き取りつつ搬送し、前記ゴム押出物が搬送される搬送経路に設置される冷却ゾーンを通過させることにより前記ゴム押出物を冷却して収縮を促進させるゴム押出物の製造方法において、搬送されている前記ゴム押出物の温度に基づいて、前記冷却ゾーンでの冷却稼働長さ範囲を決定し、前記搬送経路の終端で前記ゴム押出物を予め設定された最終許容温度範囲にすることを特徴とする。
本発明のゴム押出物の製造システムは、ゴム押出機と、このゴム押出機から押し出されたゴム押出物を引き取りつつ搬送する搬送手段と、前記ゴム押出物が搬送される搬送経路に設置される冷却ゾーンとを備えて、前記冷却ゾーンを通過させることにより前記ゴム押出物を冷却して収縮を促進させる構成にしたゴム押出物の製造システムにおいて、搬送されている前記ゴム押出物の温度を検知する温度センサと、この温度センサによる検知温度に基づいて、前記冷却ゾーンにおける冷却稼働長さ範囲を決定する制御部とを有し、前記搬送経路の終端で前記ゴム押出物を予め設定された最終許容温度範囲にする構成にしたことを特徴とする。
本発明によれば、搬送経路を搬送されているゴム押出物の温度に応じて、ゴム押出物の搬送経路に設置されている冷却ゾーンにおける冷却稼働長さ範囲を迅速に変えることができる。そのため、搬送されているゴム押出物の冷却ゾーンでの冷却具合を適切に設定することができ、様々な仕様のゴム押出物に対しても品質を損なうことなく、収縮を十分に促進させるには有利になる。搬送経路の終端では、予め設定された最終許容温度範囲にしたゴム押出物を得易くなる。
本発明のゴム押出物の製造システムを側面視で例示する説明図である。 図1の冷却ゾーンで冷却されているゴム押出物を横断面視で例示する説明図である。 冷却ゾーンにおけるゴム押出物の仮想温度分布を例示するグラフ図である。 図1の冷却ゾーンの中流位置および下流位置に配置された冷却手段のみを用いてゴム押出物を冷却している製造システムを側面視で例示する説明図である。 図1の冷却ゾーンの上流位置および中流位置に配置された冷却手段のみを用いてゴム押出物を冷却している製造システムを側面視で例示する説明図である 図1の冷却ゾーンの中流位置に配置された冷却手段のみを用いてゴム押出物を冷却している製造システムを側面視で例示する説明図である
以下、本発明のゴム押出物の製造方法および製造システムを、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、2に例示する本発明のゴム押出物の製造システム1(以下、製造システム1という)は、長尺の未加硫のゴム押出物Rを製造する。ゴム押出物Rは後工程において、適宜加工されてタイヤのトレッドゴムやサイドゴム等として使用される。そのため、ゴム押出物Rの断面形状は幅方向で厚みが異なるなど、ゴム押出物Rの仕様によって様々である。製造システム1は、同じ仕様のゴム押出物Rを複数ロット連続して製造することも、1つの仕様のゴム押出物Rを製造した後、異なる仕様のゴム押出物Rを製造することもある。
製造システム1は、ゴム押出機2、制御部7、搬送手段8(8a〜8e)、温度センサ9(9a〜9e)、冷却ゾーン10を備えている。冷却ゾーン10は冷却手段11(11a〜11f)を有していて、搬送手段8b、8c、8dが配置されている。ゴム押出物2により押し出されたゴム押出物Rは、搬送手段8により引き取られつつ下流側に搬送される。
ゴム押出機2は、筒状のシリンダ3と、シリンダ3の内部に配置されるスクリュー4と、シリンダ2の先端に設置されるヘッド5とを備えている。ヘッド5の先端にはダイ5aが取り付けられている。ダイ5aには押出口が形成されている。
シリンダ3の後端部には、スクリュー4を回転駆動させるスクリュー駆動モータ4aが配置されている。スクリュー4の回転速度(回転数)は制御部7により制御される。したがって、ゴム押出物Rの押出速度は制御部7により制御される。シリンダ3の上部にはホッパ6が設けられている。ゴム押出物Rを構成する原料ゴム等は、ホッパ6を通じてシリンダ3の内部に投入される。
ゴム押出物Rを搬送する搬送手段8は、ヘッド5の搬送方向側に配置されている。搬送手段8としては、この実施形態で例示するように、プーリ間にコンベヤベルトが張設されたコンベヤ装置8a〜8eを用いる。それぞれのコンベヤ装置8a〜8dは直列に配列されている。搬送手段8による搬送速度は制御部7により制御される。
搬送手段8によりゴム押出物Rの搬送経路が形成されていて、搬送手段8の搬送方向最上流端が搬送経路の始端、搬送方向最下流端が搬送経路の終端になる。冷却ゾーン10は、搬送経路の所定の範囲に配置されている。
冷却手段11としては、搬送されているゴム押出物Rに冷媒Cを供給する種々の手段を用いることができる。この実施形態では、冷却手段11として冷媒Cとなる水を噴射する6基のノズルが用いられている。供給する冷媒Cの温度は、すべての冷却手段11において同等程度でよい。冷却手段11の数は適宜設定され、設置数を多くする程、ゴム押出物Rの温度をより詳細にコントロールできる。冷却手段11としてはその他に、冷媒Cとなる冷風を供給する送風機等を用いることもできる。或いは水等を収容した水槽を冷却手段11として用いることもできる。
冷却稼働している冷却手段11によりカバーされる範囲が、冷却稼働長さ範囲になる。したがって、図1に例示するように冷却ゾーン10に配置されたすべての冷却手段11a〜11fが冷却稼働していれば、冷却ゾーン10の全長が冷却稼働長さ範囲になる。それぞれの冷却手段11a〜11fの冷却稼働および冷却稼働停止は制御部7により制御される。
温度センサ9は、搬送経路の所定の位置に配置されている。温度センサ9の数や配置は適宜設定される。この実施形態では5つの温度センサ9が備わり、搬送手段8a、8b、8c、8dそれぞれの搬送方向上流位置と搬送手段8eの搬送方向下流位置に配置されている。
温度センサ9a〜9eとしては例えば非接触タイプを用いる。温度センサ9a〜9eによる検知温度データは制御部7に入力される。温度センサ9a〜9eにより検知されたゴム押出物Rの温度に基づいて、それぞれの冷却手段11a〜11fの冷却稼働および冷却稼働停止が決定される。尚、冷却手段11として水槽を用いた場合は、水等の冷媒Cが収容された水槽にゴム押出物Rを入れて通過させることが冷却稼働になり、水槽に入れずに通過させることが冷却稼働の停止になる。
制御部7には例えば図3に示すような、冷却ゾーン10でのゴム押出物Rの想定温度分布データが入力されている。この想定温度分布は、設定したゴム押出物Rの製造後の収縮量よりも収縮量を減少させることができる温度分布である。試作等を行って予め想定温度分布を把握しておく。
この実施形態では、スクリュー4の回転速度、搬送手段8の搬送速度、冷却手段11の冷却稼働および冷却稼働停止を同じ1つの制御部7により制御しているが、スクリュー4、搬送手段8、冷却手段11のそれぞれに対して別々の制御部7を設けることもできる。そして、それぞれの専用の制御部7によって制御する構成にすることもできる。
次に、本発明のゴム押出物の製造方法の手順の一例を説明する。
図1、図2に例示するように、ゴム押出機1から押し出されたゴム押出物Rを搬送手段8により引き取りつつ搬送経路の終端まで搬送する。押出直後のゴム押出物Rは例えば100℃程度の高温になっているので、冷却ゾーン10を通過させることにより冷却手段11a〜11fを用いて冷却する。この冷却によってゴム押出物Rの収縮を促進させて搬送経路で十分に収縮させる。そして、搬送経路の終端では、最終許容温度範囲まで冷却したゴム押出物Rを得る。最終許容温度範囲は例えば、20℃〜25℃である。
本発明では、搬送経路を搬送されているゴム押出物Rの温度に基づいて、冷却ゾーン10での冷却稼働長さ範囲を決定する。換言すると、所定位置に配置されている冷却ゾーン10において、冷却稼働長さと、その位置を決定する。
図1では冷却ゾーン10に配置されたすべての冷却手段11a〜11fが冷却稼働しているので冷却ゾーン10の全長が冷却稼働長さ範囲になっている。
例えば、制御部7に入力されている仮想温度分布に基づいて、それぞれの温度センサ9a〜9eが配置されている位置でのゴム押出物Rの適正温度範囲が予め設定されている。そこで、その予め設定されている適正温度範囲と、それぞれの温度センサ9a〜9eにより検知されたゴム押出物Rの温度を比較する。
例えば、搬送経路の始端に配置された温度センサ9aにより、押出直後のゴム押出物Rの温度が適正温度範囲内か否かを確認する。次いで、温度センサ9bにより検知した温度が、予め設定されている適正温度範囲よりも高い場合または適正温度範囲内の場合は、搬送方向下流側に配置されている冷却手段11a、11bを冷却稼働する。一方、温度センサ9bにより検知した温度が、予め設定されている適正温度範囲よりも低い場合は、搬送方向下流側に配置されている冷却手段11a、11bの冷却稼働を停止する。
同様に、温度センサ9cにより検知した温度が、予め設定されている適正温度範囲よりも高い場合または適正温度範囲内の場合は、搬送方向下流側に配置されている冷却手段11c、11dを冷却稼働する。一方、温度センサ9cより検知した温度が、予め設定されている適正温度範囲よりも低い場合は、搬送方向下流側に配置されている冷却手段11c11d冷却稼働を停止する。
同様に、温度センサ9dにより検知した温度が、予め設定されている適正温度範囲よりも高い場合または適正温度範囲内の場合は、搬送方向下流側に配置されている冷却手段11e、11fを冷却稼働する。一方、温度センサ9dより検知した温度が、予め設定されている適正温度範囲よりも低い場合は、搬送方向下流側に配置されている冷却手段11e11f冷却稼働を停止する。搬送経路の終端に配置された温度センサ9eでは、ゴム押出物Rの温度が最終許容温度範囲内にあるか否かを確認する。
このように冷却稼働長さ範囲を制御して、冷却ゾーン10でのゴム押出物Rの温度分布を、想定温度分布に近似させる。その結果、搬送経路の終端において、最終許容温度範囲に冷却したゴム押出物Rを得る。
図4では、ゴム押出物Rの温度センサ9bによる検知温度が、適正温度範囲よりも低いので、冷却ゾーン10の上流領域に配置された冷却手段11a、11bの冷却稼働を停止して、中流領域および下流領域に配置された冷却手段11c〜11fのみを冷却稼働している。これにより、冷却ゾーン10の中流領域および下流領域が冷却稼働長さ範囲になる。即ち、図1に比して冷却稼働長さ範囲が短くなり、かつ、冷却稼働長さ範囲の始点を下流側にずらして冷却稼働長さ範囲を下流側に偏重させて配置されている。
図5では、ゴム押出物Rの温度センサ9dによる検知温度が、適正温度範囲よりも低いので、冷却ゾーン10の下流領域に配置された冷却手段11e、11fの冷却稼働を停止して、上流領域および中流領域に配置された冷却手段11c〜11dのみを冷却稼働している。これにより、冷却ゾーン10の上流領域および中流領域が冷却稼働長さ範囲になる。即ち、図1に比して冷却稼働長さ範囲が短くなり、かつ、冷却稼働長さ範囲の終点を上流側にずらして冷却稼働長さ範囲を上流側に偏重させて配置されている。図4に比して冷却稼働長さ範囲は同等の長さであるが、上流側に偏重して配置されている。
図6では、ゴム押出物Rの温度センサ9bによる検知温度が、適正温度範囲よりも低いので、冷却ゾーン10の上流領域に配置された冷却手段11a、11bの冷却稼働を停止している。また、ゴム押出物Rの温度センサ9dによる検知温度が、適正温度範囲よりも低いので、冷却ゾーン10の下流領域に配置された冷却手段11e、11fの冷却稼働を停止している。これにより、冷却ゾーン10の中流領域に配置された冷却手段11c〜11dのみを冷却稼働して、冷却ゾーン10の中流領域が冷却稼働長さ範囲になる。即ち、図1、図4、図5に比して冷却稼働長さ範囲が短くなり、かつ、冷却稼働長さ範囲が中流側に偏重して配置されている。
同様の制御によって、冷却ゾーン10の下流領域に配置された冷却手段11e〜11fのみを冷却稼働して、冷却ゾーン10の下流領域を冷却稼働長さ範囲にすることもできる。
上述したように本発明の製造システム1では、冷却ゾーン10に配置されている任意の冷却手段11a〜11fを冷却稼働させることにより、冷却稼働長さ範囲を任意に設定できる構成になっている。そして、冷却稼働長さ範囲は、温度センサ9により検知した搬送しているゴム押出物Rの温度に基づいて決定される。
そのため、搬送されているゴム押出物Rの温度に応じて、冷却ゾーン10における冷却稼働長さ範囲を迅速に変えることができる。これにより、搬送されているゴム押出物Rの冷却ゾーン10での冷却具合を、製造後のゴム押出物Rの収縮を抑制するために適切な設定にすることができる。これに伴い、様々な仕様のゴム押出物に対して、収縮を十分に促進させるには有利になる。
本発明を用いて、ゴム押出物Rの冷却ゾーン10での冷却稼働長さ範囲を適切に決定することにより、製造後のゴム押出物Rの収縮量を従来に比して20%程度抑制できることを確認している。製造後のゴム押出物Rの収縮量をより抑制するには、搬送経路の終端において最終許容温度範囲にできるならば、図4に例示するような冷却稼働長さ範囲にして、冷却ゾーン10の上流領域ではゴム押出物Rをできるだけ高温に維持して、中流領域および下流領域、または、下流領域で急冷するとよい。
搬送経路の終端では、ゴム押出物Rの温度を精度よく最終許容温度範囲にすることができる。したがって、ゴム押出物Rのタックが基準値よりも低下したり、表面に結露が発生する等の問題を回避することができる。それ故、ゴム押出物Rの品質を損なうことがない。
1 製造システム
2 ゴム押出機
3 シリンダ
4 スクリュー
4a スクリュー駆動モータ
5 ヘッド
5a ダイス
6 ホッパ
7 制御部
8 搬送手段
8a〜8e コンベヤ装置
9(9a〜9f) 温度センサ
10 冷却ゾーン
11(11a〜11f) 冷却手段
C 冷媒
R ゴム押出物

Claims (5)

  1. ゴム押出機から押し出されたゴム押出物を搬送手段により引き取りつつ搬送し、前記ゴム押出物が搬送される搬送経路に設置される冷却ゾーンを通過させることにより前記ゴム押出物を冷却して収縮を促進させるゴム押出物の製造方法において、
    搬送されている前記ゴム押出物の温度に基づいて、前記冷却ゾーンでの冷却稼働長さ範囲を決定し、前記搬送経路の終端で前記ゴム押出物を予め設定された最終許容温度範囲にすることを特徴とするゴム押出物の製造方法。
  2. 前記ゴム押出物の製造後の収縮量について予め基準収縮量を設定して、この基準収縮量よりも前記収縮量を減少させることができる前記冷却ゾーンでの前記ゴム押出物の想定温度分布を把握しておき、決定した前記冷却稼働長さ範囲で前記ゴム押出物を冷却することにより、前記冷却ゾーンでの前記ゴム押出物の温度分布を、前記想定温度分布に近似させる請求項1に記載のゴム押出物の製造方法。
  3. ゴム押出機と、このゴム押出機から押し出されたゴム押出物を引き取りつつ搬送する搬送手段と、前記ゴム押出物が搬送される搬送経路に設置される冷却ゾーンとを備えて、前記冷却ゾーンを通過させることにより前記ゴム押出物を冷却して収縮を促進させる構成にしたゴム押出物の製造システムにおいて、
    搬送されている前記ゴム押出物の温度を検知する温度センサと、この温度センサによる検知温度に基づいて、前記冷却ゾーンにおける冷却稼働長さ範囲を決定する制御部とを有し、前記搬送経路の終端で前記ゴム押出物を予め設定された最終許容温度範囲にする構成にしたことを特徴とするゴム押出物の製造システム。
  4. 前記冷却ゾーンが、搬送されている前記ゴム押出物に冷媒を供給する冷却手段が前記搬送経路の搬送方向に沿って多数配置されて構成されている請求項3に記載のゴム押出物の製造システム。
  5. 前記冷却手段が、前記冷媒として水を噴射するノズルである請求項4に記載のゴム押出物の製造システム。
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