JP2018061508A - 捕虫器 - Google Patents

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Michio Nishibori
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Abstract

【課題】発光部の光によって誘引された虫を捕虫シートに効率的に捕捉できるとともに、捕虫シートに捕捉された虫が外部から見えにくい捕虫器を提供すること。
【解決手段】捕虫器1は、外側面として第1面111、第2面112及び第3面113を有する断面が略U字状の本体10(本体プレート部11)と、本体10の内側に配置され、虫を誘引する誘引光を照射可能な光源90と、本体10の開口側であって両端のそれぞれに配置され、本体10とは逆向きのU字状のアーム部15と、本体10の開口側に着脱自在に配置され、アーム部15よりも内側で光源90を覆うとともに、本体10との間に隙間を形成するカバー50と、光源90に対向するようにカバー50の内側に配置され、虫を捕捉する粘着シート(捕虫シート)70と、を備える。
【選択図】図9

Description

本発明は、光源から照射される光を利用して虫を捕獲する捕虫器に関する。
従来から、光により虫を誘引し、粘着性のある捕虫シートによって捕捉する捕虫器が知られている。この種の捕虫器を開示するものとして、例えば、特許文献1や特許文献2がある。特許文献1には、蛍光灯等により構成される発光部と、発光部の近傍に繰り出される捕虫シートと、この捕虫シートの繰り出しを許容し当該捕虫シートを保持する保持手段とを備えた捕虫器に関する技術が開示されている。また、特許文献2には、LEDを光源とする発光部に誘引された害虫を捕獲する捕虫シートを着脱自在に保持する捕虫器用シート保持具を備える捕虫器に関する技術が開示されている。
特開2012−45004号公報 特開2013−165679号公報
虫は光に誘引されて発光部に集まるため、発光部の周囲を飛び回っている間は捕虫シートに捕捉されない。虫を効率的に捕捉するためには、発光部の光に誘引された虫を捕虫シートにスムーズに導く必要がある。この点、特許文献1に開示される捕虫器では、本体フレームの内部に保持される蛍光灯により、捕虫シートを通じて外部に光を発することで、虫を捕虫シートまで誘引しているものの、捕虫シートが外側に大きく露出することになり、捕虫シートに捕捉された虫が丸見えの状態になってしまう。
特許文献2に開示される捕虫器では、奥側で捕捉された虫は外部から見え難くなっているものの、外部に露出する発光部の光に虫が誘引されるため、捕虫シートが配置される空間の奥側まで虫が侵入し難く、捕虫シート全域を活用することが難しかった。また、奥側は見え難くなっているものの、交換作業を容易にするために捕虫シートが入口側まで達しており、入口で捕虫シートにより捕捉された虫が外部から簡単に見えてしまっていた。加えて、発光部が露出する構成では、虫が発光部の周囲を飛び回ることがあり、捕虫シートまで虫をスムーズに誘導するという観点でも改善の余地があった。
また、壁面をガラス張りにした店舗等に捕虫器を配置する場合、捕虫シートに捕獲した虫を外部から見えないようにするためには、屋内だけではなくガラスを通して見える室外からの視線にも対応する必要がある。このように、従来の捕虫器の構造では、虫を効率的に捕捉する捕捉性能の向上と、捕捉された虫を見えにくくするデザイン性の向上と、を両立することが難しかった。
本発明は、発光部の光によって誘引された虫を捕虫シートに効率的に捕捉できるとともに、捕虫シートに捕捉された虫が外部から見えにくい捕虫器を提供することを目的とする。
本発明は、外側面として第1面、第2面及び第3面を有する断面が略U字状の本体と、前記本体の内側に配置され、虫を誘引する誘引光を照射可能な光源と、前記本体の開口側であって両端のそれぞれに配置され、前記本体とは逆向きのU字状のアーム部と、前記本体の開口側に着脱自在に配置され、前記アーム部よりも内側で前記光源を覆うとともに、前記本体との間に隙間を形成するカバーと、前記光源に対向するように前記カバーの内側に配置され、虫を捕捉する捕虫シートと、を備える捕虫器に関する。
前記カバーは、その断面が略L字又は略C字状に形成され、前記本体のU字の一側の端部との間に隙間を形成しつつ他側の端部には対向するように前記本体に取り付けられ、少なくとも前記本体の開口側からは前記カバーによって前記捕虫シートが死角に位置することが好ましい。
前記本体におけるU字の一側の端部が対向する他側の端部よりも短く形成されることが好ましい。
前記捕虫器は、前記本体の内側であって前記光源の両側に配置される1対のサイドプレート部を更に備え、前記サイドプレート部を介して前記カバーが前記本体に固定されることが好ましい。
前記サイドプレート部には、貫通孔が形成されることが好ましい。
前記捕虫器は、一対の前記サイドプレート部の間を接続するとともに磁石が1又は複数配置されるフレーム部を更に備え、前記カバーにおける前記フレーム部に対向する部分が磁石の磁力が作用する金属製であることが好ましい。
前記カバーにおける捕虫シートの取付位置の両側には貫通孔がそれぞれ形成されるとともに、該貫通孔の外側にはスナップラッチ式のピンがそれぞれ配置され、前記サイドプレート部には前記ピンが嵌合するピン孔が形成されることが好ましい。
本発明によれば、発光部の光によって誘引された虫を捕虫シートに効率的に捕捉できるとともに、捕虫シートに捕捉された虫が外部から見えにくくなる捕虫器の構造を実現できる。
本発明の一実施形態に係る捕虫器を示す斜視図である。 本実施形態の捕虫器の正面図である。 本実施形態の捕虫器の背面図である。 本実施形態の捕虫器の平面図である。 本実施形態の捕虫器の右側面図である。 本実施形態の捕虫器の底面図である。 本実施形態の捕虫器の左側面図である。 本実施形態の捕虫器の断面図(図2のA−A線断面図)である。 本実施形態のカバー及びカバーを取り外した捕虫器の斜視図である。 本実施形態の捕虫器のカバーの右側面図である。 本実施形態の捕虫器のカバーの背面図である。 本実施形態の捕虫器のカバーの平面図である。 本実施形態のカバーを取り外した捕虫器の一側(右側)の端部を示す拡大斜視図である。 本実施形態のカバーを取り外した捕虫器の他側(左側)の端部を示す拡大斜視図である。 本実施形態のカバーを取り付けた捕虫器の他側の端部を示す拡大斜視図である。 本実施形態の捕虫器の他側の端部の背面側を示す拡大斜視図である。 本実施形態のカバーを取り外した捕虫器の他側(左側)の端部及び電源スイッチや電源コード等を示す拡大斜視図である。 本実施形態のカバーを取り外した捕虫器の他側(右側)の端部を図13とは異なる角度で示す拡大斜視図である。 本実施形態の捕虫器の内部を示す断面斜視図である。 本実施形態のカバー及びカバーを取り外した状態の捕虫器を示す斜視図である。 本実施形態の捕虫器の他側の端部を背面側から見たピンとピン孔の嵌合状態を示す拡大斜視図である。 本実施形態の捕虫器の長手方向を上下方向に向けた縦置状態を示す斜視図である。 本実施形態の捕虫器の横置状態の一例を示す斜視図である。
以下、本発明の好ましい一実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、正面、背面、左右といった方向は、捕虫器の置き方に基づくものであり、置き方によっては正面、背面、左右の関係が変わることがあるものとする。
図1は、本発明の一実施形態に係る捕虫器1を示す斜視図である。図2は捕虫器1の正面図を示し、以下同様に、図3は捕虫器1の背面図、図4は、捕虫器1の平面図、図5は捕虫器1の右側面図、図6は捕虫器1の底面図、図7は捕虫器1の左側面図である。図8は、本実施形態の捕虫器1の断面図であり、図2のA−A線断面図である。図9は、本実施形態のカバー50及びカバー50を取り外した捕虫器1の斜視図である。図10は、本実施形態の捕虫器1のカバー50の右側面図である。図11は、本実施形態の捕虫器1のカバー50の背面図である。図12は、本実施形態の捕虫器1のカバー50の平面図である。
図1〜図12に示すように、捕虫器1は、誘引用の光源90が配置される細長の本体10と、該本体10に取り付けられるカバー50と、を主要な構成として備える。カバー50は、捕虫用の粘着シート(捕虫シート)70が背面(裏)側にセットされ、本体10に対して着脱可能に構成される。図1に示すように、本実施形態の捕虫器1は、その全体の外形が細長に形成される。図2に示すように、捕虫器1は、床Fに横置きされた状態となっている。
本体10の構成について説明する。本体10は、本体プレート部11と、光源90を保持するソケット部12と、左右一対のサイドプレート部13と、左右一対のアーム部15と、フレーム部16と、を備える。
本体プレート部11は、非透光性の材料によって構成される。本実施液体では、板状の金属部材を折り曲げ加工することによって構成される。図8に示すように、本体10の長手方向視の断面形状は略U字状になっている。以下、図1〜図21においては、本体プレート部11の上面を第1面111、底面を第2面112、背面を第3面113として説明する。
図2に示すように、本体プレート部11の第2面112には、樹脂製の足部121が配置される。図2では、足部121によって床Fから第2面112が離れた状態で捕虫器1が横置きされる様子が示されている。図6に示すように、足部121は、第2面112の4隅に計4個配置される。なお、第2面112から足部121を省略したり、第3面113に足部121を設けたりすることもできる。即ち、足部121の配置位置、数等も適宜変更可能である。
また、本体プレート部11の第2面112及び第3面113のそれぞれには係合孔122が配置される。係合孔122は、何れも鍵穴状に形成されている。係合孔122は、壁等に捕虫器1を固定する場合等に用いられる。本実施形態の係合孔122は、第2面112の両端部にそれぞれ形成されるとともに、第3面113の両端部のそれぞれに形成される。
図3に示すように、第2面112には、本体10の長手方向で間隔をあけて複数(4箇所)の凹部123が形成される。図8に示すように、凹部123は、第2面112の外側から内側に向かうにつれて次第に窄まるすり鉢状(円錐台形状)に形成される(図16参照)。凹部123は、後述するソケット部12の位置に対応している。凹部123の底部にはネジやビス等の締結部材が外側から締結され、第2面112を貫通して本体プレート部11の内側でソケット部12を締結固定できるようになっている。なお、凹部123は、本体プレート部11の内側では凸部となってソケット部12の背面側に接触する高台として機能させることもできる。
ソケット部12は、本体プレート部11のU字の内底側に相当する部分に配置される。ソケット部12に光源90が収容される。光源90は、虫を誘引する成分を含む誘引光を照射可能なLEDによって構成される。なお、光源90はLED方式に限定されず、虫を誘引する誘引光として紫外線を照射する蛍光灯等、その他の方式のものを用いることができる。
図13は、本実施形態のカバー50を取り外した捕虫器1の一側(右側)の端部を示す拡大斜視図である。図14は、本実施形態のカバー50を取り外した捕虫器1の他側(左側)の端部を示す拡大斜視図である。図15は、本実施形態の捕虫器1の他側の端部を示す拡大斜視図である。図16は、本実施形態の捕虫器1の他側の端部の背面側を示す拡大斜視図である。図17は、本実施形態のカバー50を取り外した捕虫器1の他側(左側)の端部及び電源スイッチ181や電源コード182等を示す拡大斜視図である。図18は、本実施形態のカバー50を取り外した捕虫器1の他側(右側)の端部を図13とは異なる角度で示す拡大斜視図である。図19は、本実施形態の捕虫器1の内部を示す断面斜視図である。図20は、本実施形態のカバー50及びカバー50を取り外した状態の捕虫器を示す斜視図である。図21は、本実施形態の捕虫器1の他側の端部を背面側から見たピン53とピン孔137の嵌合状態を示す拡大斜視図である。
図13及び図14に示すように、サイドプレート部13は、本体プレート部11のU字の内底側であってソケット部12の両側のそれぞれに配置される。図15〜図18に示すように、サイドプレート部13は、左右方向を向く側面部131と、本体プレート部11に固定される屈曲片132と、を備える。屈曲片132は、側面部131の背面側がら左右方向内側に屈曲しており、本体プレート部11の内側面に対向する面を有する。
本体プレート部11の第3面113にはビスやネジ等の締結部材140が複数締結される。これらの締結部材140によって屈曲片132が本体プレート部11の内側で保持固定される(図16参照)。
サイドプレート部13の側面部131には円弧状の貫通孔133が形成される。ここで、一側のサイドプレート部13をサイドプレート部13aとし(図5参照)、他側のサイドプレート部13をサイドプレート部13b(図7参照)とする。サイドプレート部13aには、当該サイドプレート部13aの下端面から鍵穴状に切り欠かれた取付孔134が形成される。サイドプレート部13bには、円形の径の異なる取付孔135が2箇所形成される。取付孔134,135は、何れも貫通状に形成されており、後述する電源関係の部品の一部を通したり、操作をするために手を差し入れたりする孔として用いられる。
サイドプレート部13には、その正面側に外側に延びる本体側取付片136が形成される。本体側取付片136には、ピン孔137が形成される。ピン孔137は、後述するカバー50のピン53を嵌合固定するための嵌合孔である。
また、図14及び図15に示すように、他側のサイドプレート部13とソケット部12の間には電源ボックス91が配置される。そして、図17に示すように、電源ボックス91が配置される側のサイドプレート部13の2箇所の取付孔135のうち、1つの取付孔135には電源ボックス91に設けられる配置される電源スイッチ181が位置しており、もう1つの取付孔135からは電源コード182がサイドプレート部13の内側から外側に延び出ている。電源コード182は、使用する光源90にもよるが、例えば100V仕様のものが用いられる。
図18に示すように、一側のサイドプレート部13の取付孔134にはキャップ部材138が取り付けられている。なお、本実施形態では、電源コード182が他側のサイドプレート部13の取付孔135から延び出るように構成されているが、一側のサイドプレート部13の取付孔134から延び出るように構成してもよい。この構成では、取付孔134が鍵穴状に形成されているので、取付孔134の円形部分を通さずに、方形部分から電源コード182を出し入れすることもできる。電源スイッチ181は、本体10の右側端部に配置してもよいし左側端部でもよいし、中央背面側に配置してもよく、その配置場所は特に限定されない。同様に、電源コード182の配置も右側端部や左側端部でもよく、背面中央側でもよい。即ち、電源ボックス91、電源スイッチ181及び電源コード182等の電気部品の構成や配置場所は、上記実施形態の説明場所に限定されず、事情に応じて適宜変更できる。
次に、フレーム部16について説明する。図9に示すように、フレーム部(補強フレーム)16は、左右のサイドプレート部13の間に配置される本体10の長手方向に延びる長尺部材である。図6及び図7に示すように、フレーム部16は、サイドプレート部13の側面部131の外側からビスやネジ等の締結部材141によって当該側面部131の内側に締結固定される。
図13や図14に示すように、フレーム部16には磁石161が2個配置される。2個の磁石161は、左右のサイドプレート部13のそれぞれの近傍に配置されている。磁石161は、全体としては直方体状であり、平面部分が正面を向いた状態でフレーム部16に固定される。
アーム部15は、本体プレート部11のU字の内側の両端部に配置される。左右一対のアーム部15は、何れも、金属製のパイプを曲げて形成されており、その全体形状が一側の端部が短い略U字状になっている。アーム部15は、ビスやネジ等の締結部材によって本体プレート部11の第1面111の内側及び第2面112の内側のそれぞれに固定される。即ち、アーム部15は、本体プレート部11のU字の内側に納まる形状となっている。なお、パイプによって構成されるアーム部15に、ゴム等の弾性部材や緩衝材を巻き付ける構成とすることもできる。
次に、カバー50の構成について説明する。カバー50は、非透光性の材料であり、粘着シート70はカバー50の裏側に着脱可能に構成される。本実施形態のカバー50は、板状の金属部材を折り曲げ加工によって形成される。本体10にカバー50が取り付けられた状態で捕虫器1は全体として略直方体形状となる。
図10〜図12に示すように、カバー50は、その長手方向視で断面形状が略L字状又は略C字状となっている。カバー50のL字の屈曲部に相当する部分は曲面となっている。カバー50の両端のそれぞれには、持ち手用の貫通孔52が形成される。貫通孔52は、カバー50の短手方向に細長い長孔となっている。
カバー50における貫通孔52の更に外側にはカバー側取付片55が配置される。カバー側取付片55は、上述の本体側取付片136に対応する位置に形成されており、カバー50両側のそれぞれに設けられる。カバー側取付片55には、貫通孔(図示省略)が形成されており、該貫通孔にピン53が嵌合固定される。カバー50は、ピン53がピン孔137に嵌合固定されるとともに、金属製のカバー50の上部はフレーム部16の磁石161の磁力によって固定される。
図19に示すように、カバー50の裏側には一対のガイドレール51a,51bが設けられる。本実施形態のガイドレール51a,51bは、カバー50の長辺部分の一部を折り曲げて形成されており、長手方向に沿って延びる形状となっている。カバー50の裏側面とガイドレール51a,51bによって形成された隙間に粘着シート70が差し込まれる。
粘着シート70は、可撓性を有する材料で形成されている。当該粘着シート70には蛍光塗料が塗られている。
図20に示すように、カバー50を取り外した状態においてもピン53はカバー50に取り付けられた状態が維持される。即ち、本体10からカバー50が取り外される場合、ピン53は、サイドプレート部13のピン孔137から離脱するものの、カバー50からは離脱しない構成となっている。
ここで、本実施形態のピン53の構成について説明する。図21に示すように、ピン53は、先端が先割れするスナップラッチである。ピン53がスナップラッチで構成されることにより、ピン孔137に対して着脱可能に係合される。
本実施形態の捕虫器1の主要な構成は以上の通りである。光源90を点灯すると、カバー50と本体10の隙間から光が漏れ出て、この光に誘引された虫がカバー50と本体10の隙間等から捕虫器1の内部に進入し、粘着シート70に捕捉される。図1〜図7に示すように、粘着シート70は、カバー50の裏側に取り付けられているので、正面視、背面視、側面視では死角に位置し、捕捉された虫は外側から見えないという美観上の特徴を有する。従って、壁面をガラス張りにした店舗等に捕虫器1を置く場合においても、屋内側だけでなく室外側からも粘着シート70が死角にある状態とすることができる。
また、本実施形態の粘着シート70には、蛍光色が塗布されており、光源90から照射された光が粘着シート70で反射することで、粘着シート70の色に応じた光が捕虫器1から漏れ出る。更に、粘着シート70は、カバー50を取り外して容易に交換可能になっている。カバー50は、金属製であり、ピン51がピン孔137に挿入されるとともに磁石(マグネット)によって本体10に固定される。
本実施形態の捕虫器1は、様々な置き方が可能になっている。次に、捕虫器1の異なる置き方について説明する。なお、以下の説明では、これまで正面、背面、左右として説明していた位置関係は、置き方によって変わることになる。
図22は、本実施形態の捕虫器1の長手方向を上下方向に向けた縦置状態を示す斜視図である。図22に示すように、壁Wによって形成される室内(部屋)のコーナーに、捕虫器1の長手方向を縦にして縦置き配置することができる。
次に、図1〜図21に示した第3面113を背面側にした横置きとは異なる置き方について図23を参照して説明する。図23は、本実施形態の捕虫器1の横置状態の一例を示す斜視図である。図23では、図1〜図21で説明した置き方と異なる他の置き方として、第2面112を背面側にする横置状態が示されている。
図23に示す横置状態では、捕虫器1は、両側のアーム部15が足として機能することになる。この置き方においても、本体プレート部11の第2面112及び第3面113からは光が漏れない構造になっている。この置き方では、第2面112が壁Wに対向する背面側となっている。捕虫器1における正面側となる第1面111の下方には隙間が有るので、光源90からの光が床に反射し、拡がるようになっている。また、捕虫器1から背面側には光が漏れないので虫が背面の壁Wがガラスであっても、ガラスWの室外面に虫が集まり難くなっている。
このように、第2面112を下に置いた状態(図1〜図21に示す状態)やアーム部15を足とする状態(図23に示す状態)で捕虫器1を使用することができる。また、場合によっては第3面113を下に向けた横置状態で捕虫器1を使用したり、図22に示す状態とは上下を反対にした縦置状態で捕虫器1を使用したりすることもできる。即ち、略直方体状に形成される捕虫器1の全ての面を下向きにして配置することができるのである。
以上説明した本実施形態及び各図によれば、以下のような効果を奏する。
本実施形態の捕虫器1は、外側面として第1面111、第2面112及び第3面113を有する断面が略U字状の本体10(本体プレート部11)と、本体10の内側に配置され、虫を誘引する誘引光を照射可能な光源90と、本体10の開口側であって両端のそれぞれに配置され、本体10とは逆向きのU字状のアーム部15と、本体10の開口側に着脱自在に配置され、アーム部15よりも内側で光源90を覆うとともに、本体10との間に隙間を形成するカバー50と、光源90に対向するようにカバー50の内側に配置され、虫を捕捉する粘着シート(捕虫シート)70と、を備える。
これにより、漏出する光により捕虫器1の近くまで誘引された虫は、光源(LED灯)90の光が直接的に照射される粘着シート(捕虫シート)70の方へ誘引され、当該粘着シート70で捕捉される。また、捕虫器1の内部は、光源90から照射された光が反射を繰り返す空間になっているので、内部に入った虫は外部に脱出することなくやがて粘着シート70に捕捉される。加えて、本実施形態では、粘着シート70の色として蛍光色を採用しているので、誘引効果もより高くなっている。このように、本実施形態の捕虫器1は、光源90の光によって誘引された虫を粘着シート70に効率的に捕捉できるとともに、粘着シート70に捕捉された虫が外部から見えにくくなる捕虫器1の構造を実現している。特に、コンビニ、飲食店等の店舗で本実施形態の捕虫器1を用いる場合において、粘着シート70を交換するときは、カバー50を外して裏側を見せないようにバックヤードにもっていくことができ、顧客に虫のついた粘着シート70を見せないように処理することもできる。また、本実施形態の捕虫器1は、縦置き、横置き等、配置場所に応じて柔軟な置き方が可能になっている。例えば、図1に示す横置きでは、第2面112が底面として機能し、図23に示す横置きではアーム部15が足として機能する。また、図22に示す縦置きでは、本体10の端面とともにアーム部15が底部として機能する。そして、図1〜21や図23に示す横置状態及び図22に示す縦置状態の何れにおいても、粘着シート70を死角に位置させつつ、捕虫器1から漏出する光によって虫を誘引捕捉できる。このように、全体としては直方体状に形成される捕虫器1を様々なバリエーションに対応させて6面置きで使用することができる。そして、図1〜21や図23に示す横置状態及び図22に示す縦置状態の何れにおいても、背面側から光が漏れないように配置することができるので、透明な材料(ガラス)で構成される壁G際においたとしても、捕虫器1の誘引光によってガラスの壁Gの室外側面に虫が集まり難くすることができる。本実施形態のように細長に構成することにより、陳列棚の下方に置くこともでき、店舗で使用される際の種々の要求に対応できるのである。
また、本実施形態のカバー50は、その断面が略L字又は略C字状に形成され、本体10のU字の一側の端部(第1面111の端部)との間に隙間を形成しつつ他側の端部(第2面112の端部)には対向するように本体10に取り付けられる(図1や図4等参照)。そして、少なくとも本体10の開口側(図2における正面側)からはカバー50によって粘着シート70が死角に位置する。
これにより、粘着シート70が、本体10の光源90の図2における正面側に対向配置されており、正面側から粘着シート70が見えない状態になる。(図2参照)。即ち、本体10及びカバー50の互い違いな構造によって、略全方位にわたって外部から粘着シート70が見えなくなる死角に位置し、捕捉された虫が美観を損なう事態の発生をより確実に防止している。
また、本実形態では、本体10におけるU字の一側の端部(図1における第1面111の端部)が対向する他側の端部(第2面112の端部)よりも短く形成される(図7,8,19等参照)。
これにより、光を斜めに漏出させて正面側の床F等にあてて拡散することができ、虫の誘引範囲を拡大することができる。
また、本実施形態の捕虫器1は、本体10の内側であって光源90の両側に配置される1対のサイドプレート部13を更に備え、サイドプレート部13を介してカバー50が本体10に固定される。
これにより、本体10とカバー50の間の空間がサイドプレート部13によっても囲われるので、本体10とカバー50の間に虫が入ると粘着シート70によって捕獲されるまで捕虫器1の外部に脱出できなくなり、捕捉効果をより一層向上させることができる。また、光源90を挟んで配置される一対のサイドプレート部13によってカバー50を安定的に保持することができる。
また、本実施形態では、サイドプレート部13に貫通孔133が形成される。
これにより、側方に誘引光を漏出させて誘引効果をより一層向上させることができる。
また、本実施形態の捕虫器1は、一対の前記サイドプレート部13の間を接続するとともに磁石161が複数配置されるフレーム部16を更に備え、カバー50におけるフレーム部16に対向する部分が磁石の磁力が作用する金属製である。なお、本実施形態では、カバー50全体が金属(例えばスチール)製となっている。
これにより、フレーム部16によってサイドプレート部13が接続されるので捕虫器1の構造が補強されるとともに本体10に対するカバー50の取付性をより一層向上させることができる。カバー50の着脱もが容易になるので粘着シート70の交換も迅速に行うことができる。
また、本実施形態のカバー50の両側には貫通孔52がそれぞれ形成されるとともに、該貫通孔52の外側にはスナップラッチ式のピン53がそれぞれ配置され、サイドプレート部13にはピン53が嵌合するピン孔137が形成される。
これにより、スナップラッチ式のピン53によってカバー50が意図せず外れる事態の発生を確実に防止しつつ、貫通孔52を持ち手として使用することでカバー50の取り外しを容易に行うことができる。また、貫通孔52によってカバー50の可搬性も向上するので、上述のように店舗内で捕虫器1を使う場合において、粘着シート70が設置される側を隠したままカバー50をバックヤードまで容易に搬送させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
なお、上記実施形態から以下の技術的思想を把握することができる。
本実施形態の捕虫器は、細長に形成され、断面形状が略U字状に形成される本体(第1面、第2面及び第3面を有する本体)と、前記本体における略U字の内側に配置され、光を照射する光源と、前記本体の長手方向の両側にそれぞれ配置され、前記本体とは逆向きの略U字のパイプ状に形成されるアーム部(パイプ)と、断面形状が略L字状に形成され、前記本体における略U字の内側であって前記アーム部よりも内側に前記本体に着脱自在に取り付けられるカバーと、前記カバーの裏側に着脱可能に取り付けられる粘着シート(捕虫シート)と、を備え、前記本体と前記カバーの間の隙間から漏れる光によって虫を誘引し、粘着シートによって虫を捕捉する。
前記本体及び前記カバーによって前記光源が外側から見えない死角に位置することが好ましい。
前記本体の側面には光を漏らす孔が形成されることが好ましい。
前記本体におけるU字の一側の端部が対向する他側の端部よりも短く形成され、この短く形成された部分から光が漏れ出すことが好ましい。
前記捕虫器は、前記本体の内側には長手方向に延びる補強フレームと、前記補強フレームに配置され、金属で構成されるカバーを固定する磁石と、を更に備え、前記カバーの長手方向の両側にはスナップラッチ式のピンがそれぞれ配置され、前記本体の内側における長手方向の両側には前記ピンを着脱自在に嵌合できるピン孔が設けられることが好ましい。
1 捕虫器
10 本体
11 本体プレート部(本体)
13 サイドプレート部
16 フレーム部
50 カバー
52 貫通孔(カバーの貫通孔)
53 ピン
70 粘着シート(捕虫シート)
90 光源
111 第1面
112 第2面
113 第3面
133 貫通孔(サイドプレート部の貫通孔)
137 ピン孔
161 磁石

Claims (7)

  1. 外側面として第1面、第2面及び第3面を有する断面が略U字状の本体と、
    前記本体の内側に配置され、虫を誘引する誘引光を照射可能な光源と、
    前記本体の開口側であって両端のそれぞれに配置され、前記本体とは逆向きのU字状のアーム部と、
    前記本体の開口側に着脱自在に配置され、前記アーム部よりも内側で前記光源を覆うとともに、前記本体との間に隙間を形成するカバーと、
    前記光源に対向するように前記カバーの内側に配置され、虫を捕捉する捕虫シートと、
    を備える捕虫器。
  2. 前記カバーは、その断面が略L字又は略C字状に形成され、前記本体のU字の一側の端部との間に隙間を形成しつつ他側の端部には対向するように前記本体に取り付けられ、
    少なくとも前記本体の開口側からは前記カバーによって前記捕虫シートが死角に位置する請求項1に記載の捕虫器。
  3. 前記本体におけるU字の一側の端部が対向する他側の端部よりも短く形成される請求項1又は2に記載の捕虫器。
  4. 前記本体の内側であって前記光源の両側に配置される1対のサイドプレート部を更に備え、
    前記サイドプレート部を介して前記カバーが前記本体に固定される請求項1〜3の何れかに記載の捕虫器。
  5. 前記サイドプレート部には、貫通孔が形成される請求項4に記載の捕虫器。
  6. 一対の前記サイドプレート部の間を接続するとともに磁石が1又は複数配置されるフレーム部を更に備え、
    前記カバーにおける前記フレーム部に対向する部分が磁石の磁力が作用する金属製である請求項4又は5に記載の捕虫器。
  7. 前記カバーにおける捕虫シートの取付位置の両側には貫通孔がそれぞれ形成されるとともに、該貫通孔の外側にはスナップラッチ式のピンがそれぞれ配置され、
    前記サイドプレート部には前記ピンが嵌合するピン孔が形成される請求項4〜6に記載の捕虫器。
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