JP2018061323A - 回転電機の端子化電線 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成で強度や信頼性が高い回転電機の端子化電線を提供する。【解決手段】回転電機のステータ5に形成されたスロットに挿通されてコイル13を形成するとともに、接続孔33を有する端子35が設けられた回転電機の端子化電線30であって、端部がスロットの外部に延出して端子35を形成する複数の平角線31を備え、複数の平角線31それぞれの端部には、平角線31の主面31aが接続孔33の軸方向を向いた状態で、平角線31が接続孔33の周方向に湾曲している座面形成部43が設けられ、端子35の座面部37は、複数の平角線31それぞれの座面形成部43によって形成されている。【選択図】図3
Description
本発明は、回転電機の端子化電線に関する。
回転電機では、各相のコイルが外部電源に各別に電気的に接続されることで、外部電源から各相のコイルに電力が供給される。
ところで、この種の回転電機において、コイルを形成する電線を、例えば下記特許文献1や特許文献2に記載された端子化電線のように加工することで、接続孔を有する端子を電線に直接、形成することが考えられる。
ところで、この種の回転電機において、コイルを形成する電線を、例えば下記特許文献1や特許文献2に記載された端子化電線のように加工することで、接続孔を有する端子を電線に直接、形成することが考えられる。
しかしながら、上記特許文献に記載の発明を適用した前記電線では、部品点数の削減、およびそれに伴う溶接回数の削減によって工数の低減や熱影響の抑制を図ることが期待できるものの、強度や信頼性の向上に改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、簡単な構成で強度や信頼性が高い回転電機の端子化電線を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
請求項1に係る発明は、回転電機(例えば、実施形態における回転電機1)のステータ(例えば、実施形態におけるステータ5)に形成されたスロット(例えば、実施形態におけるスロット23)に挿通されてコイル(例えば、実施形態におけるコイル13)を形成するとともに、接続孔(例えば、実施形態における接続孔33)を有する端子(例えば、実施形態における端子35)が設けられた回転電機の端子化電線(例えば、実施形態における回転電機の端子化電線30、40、50、60、70)であって、端部が前記スロットの外部に延出して前記端子を形成する複数の平角線(例えば、実施形態における平角線31)を備え、前記複数の平角線それぞれの端部には、前記平角線の主面(例えば、実施形態における主面31a)が前記接続孔の軸方向を向いた状態で、前記平角線が前記接続孔の周方向に湾曲している座面形成部(例えば、実施形態における座面形成部43)が設けられ、前記端子の座面部(例えば、実施形態における座面部37)は、前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部によって形成されている。
請求項1に係る発明は、回転電機(例えば、実施形態における回転電機1)のステータ(例えば、実施形態におけるステータ5)に形成されたスロット(例えば、実施形態におけるスロット23)に挿通されてコイル(例えば、実施形態におけるコイル13)を形成するとともに、接続孔(例えば、実施形態における接続孔33)を有する端子(例えば、実施形態における端子35)が設けられた回転電機の端子化電線(例えば、実施形態における回転電機の端子化電線30、40、50、60、70)であって、端部が前記スロットの外部に延出して前記端子を形成する複数の平角線(例えば、実施形態における平角線31)を備え、前記複数の平角線それぞれの端部には、前記平角線の主面(例えば、実施形態における主面31a)が前記接続孔の軸方向を向いた状態で、前記平角線が前記接続孔の周方向に湾曲している座面形成部(例えば、実施形態における座面形成部43)が設けられ、前記端子の座面部(例えば、実施形態における座面部37)は、前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部によって形成されている。
請求項2に係る発明では、前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部は、前記軸方向に重ね合わされている。
請求項3に係る発明では、前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部は、前記接続孔の径方向に並設されている。
請求項4に係る発明では、前記端子の根元部(例えば、実施形態における根元部39)では、前記複数の平角線の端部において前記座面形成部よりも前記スロット側に位置する部分が一体に捻転されている。
請求項5に係る発明では、前記端子の根元部では、前記複数の平角線の端部において前記座面形成部よりも前記スロット側に位置する部分が並設され、前記複数の平角線のうちの少なくとも1つには、前記座面形成部から延長され、前記根元部に一体に巻回される巻回部(例えば、実施形態における巻回部51)が設けられている。
請求項6に係る発明では、前記複数の平角線それぞれの端部では、被覆膜から芯線が露出している。
請求項1に記載した発明によれば、端子の座面部が、複数の平角線それぞれの座面形成部によって形成されている。座面形成部では、平角線の主面が接続孔の軸方向を向いた状態で、平角線が接続孔の周方向に湾曲している。したがって、単に平角線を湾曲させるという、別部材が不要で容易な作業で加工可能な簡単な構成を採用して端子の強度を確保することができる。さらに、平角線の主面を利用することで座面部の平面度を高め、座面部に安定して軸力を加えることが可能になり、端子の信頼性を向上させることができる。
また、複数の平角線それぞれの端部に、座面形成部が形成されている。したがって、例えば、三相交流(多相交流)において同相の平角線それぞれの端部に座面形成部を形成し、これらの座面形成部によって1つの端子の座面部を形成すること等ができる。
また、複数の平角線それぞれの端部に、座面形成部が形成されている。したがって、例えば、三相交流(多相交流)において同相の平角線それぞれの端部に座面形成部を形成し、これらの座面形成部によって1つの端子の座面部を形成すること等ができる。
請求項2に記載した発明によれば、複数の平角線それぞれの座面形成部が、接続孔の軸方向に重ね合わされている。したがって、端子の軸方向の強度を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、複数の平角線それぞれの座面形成部が、接続孔の径方向に並設されている。したがって、端子の座面部を広く確保することが可能になり、例えば、端子の信頼性を効果的に向上させること等ができる。
請求項4に記載した発明によれば、端子の根元部において、複数の平角線の端部において座面形成部よりもスロット側に位置する部分が一体に捻転されている。したがって、根元部の強度を高めるとともに、複数の平角線間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
請求項5に記載した発明によれば、複数の平角線のうちの少なくとも1つに、巻回部が設けられている。したがって、根元部の強度を高めるとともに、複数の平角線間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
請求項6に記載した発明によれば、複数の平角線それぞれの端部において、被覆膜から芯線が露出している。したがって、例えば、接続孔に挿通されるボルトと、端子と、の間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[回転電機]
図1は、第1実施形態に係る回転電機の端子化電線30を含む回転電機1の全体構成を示す概略構成図(断面図)である。
図1に示す回転電機1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータである。但し、本発明の構成は、走行用モータに限らず、発電用モータやその他用途のモータ、又は車両用以外の回転電機(発電機を含む)にも適用可能である。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[回転電機]
図1は、第1実施形態に係る回転電機の端子化電線30を含む回転電機1の全体構成を示す概略構成図(断面図)である。
図1に示す回転電機1は、例えばハイブリッド自動車や電気自動車のような車両に搭載される走行用モータである。但し、本発明の構成は、走行用モータに限らず、発電用モータやその他用途のモータ、又は車両用以外の回転電機(発電機を含む)にも適用可能である。
回転電機1は、ケース3と、ステータ5と、ロータ7と、出力シャフト9と、を備えている。
出力シャフト9は、ケース3に回転可能に支持されている。
ロータ7は、出力シャフト9に外嵌された筒状に形成されている。なお、以下の説明では、出力シャフト9の軸線Cに沿う方向を単に軸方向といい、軸線Cに直交する方向を径方向といい、軸線C周りの方向を周方向という場合がある。
出力シャフト9は、ケース3に回転可能に支持されている。
ロータ7は、出力シャフト9に外嵌された筒状に形成されている。なお、以下の説明では、出力シャフト9の軸線Cに沿う方向を単に軸方向といい、軸線Cに直交する方向を径方向といい、軸線C周りの方向を周方向という場合がある。
図2は、ステータ5の一部を示す斜視図である。
図2に示すように、ステータ5は、ステータコア11と、ステータコア11に装着されたコイル13と、を備えている。
図2に示すように、ステータ5は、ステータコア11と、ステータコア11に装着されたコイル13と、を備えている。
ステータコア11は、ロータ7(図1参照)を径方向の外側から取り囲む筒状に形成されている。具体的に、ステータコア11は、筒状のコア本体19と、ティース部21と、を有している。
コア本体19は、上述したケース3(図1参照)の内周面に嵌合等により固定されている。
ティース部21は、コア本体19の内周面から径方向の内側に向けて突出している。ティース部21は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、周方向で隣り合うティース部21間には、コイル13が挿通されるスロット23が形成されている。すなわち、スロット23は、ステータ5に形成されていて、ステータコア11を軸方向に貫通している。
コア本体19は、上述したケース3(図1参照)の内周面に嵌合等により固定されている。
ティース部21は、コア本体19の内周面から径方向の内側に向けて突出している。ティース部21は、周方向に間隔をあけて複数形成されている。そして、周方向で隣り合うティース部21間には、コイル13が挿通されるスロット23が形成されている。すなわち、スロット23は、ステータ5に形成されていて、ステータコア11を軸方向に貫通している。
コイル13は、U相、V相、W相により構成された3相コイルである。コイル13は、回転電機の端子化電線30によって形成されている。回転電機の端子化電線30は、スロット23に挿通されてコイル13を形成する。回転電機の端子化電線30は、端部がスロット23の外部に延出する複数の平角線31を備えている。平角線31の断面視形状としては、例えば、サイズが3.08×1.47の矩形状を採用することができる。平角線31の断面視において、平角線31の主面31aの幅は、平角線31の側面31bの幅よりも大きい。
本実施形態では、平角線31は、セグメントコイル24を形成している。本実施形態の各相のコイル13は、対応する複数のセグメントコイル24が互いに接続されることで形成されている。各セグメントコイル24は、ステータコア11のスロット23に挿入されてステータコア11に装着されている。複数のセグメントコイル24のうち、各相のコイル13の端部を除く途中部分を形成する同相のセグメントコイル24同士は、ステータコア11に対して軸方向の一方において、TIG溶接やレーザ溶接等で接合されている。複数のセグメントコイル24のうち、各相のコイル13の端部を形成する6本(3相×2)のセグメントコイル24(平角線31)の端部は、他のセグメントコイル24の端部よりも長く引き出されている。
図3は、第1実施形態に係るステータ5における要部を示す正面図である。図4は、第1実施形態に係る回転電機の端子化電線30における要部を示す斜視図である。
図3および図4に示すように、回転電機の端子化電線30には、接続孔33を有する端子35が設けられている。端子35は、複数の平角線31(セグメントコイル24)の端部によって形成されている。本実施形態では、端子35は、全体で3つ設けられている。端子35は、2本の平角線31の端部によって形成されている。2本の平角線31それぞれの端部では、被覆膜から芯線が露出している。端子35を形成する2本の平角線31は、例えば、同相の平角線31とされている。これにより、図示しない外部電源と各相のコイル13とが、各端子35を介して電気的に接続される。コイル13には、端子35を通じて外部電源から電力が供給される。
図3および図4に示すように、回転電機の端子化電線30には、接続孔33を有する端子35が設けられている。端子35は、複数の平角線31(セグメントコイル24)の端部によって形成されている。本実施形態では、端子35は、全体で3つ設けられている。端子35は、2本の平角線31の端部によって形成されている。2本の平角線31それぞれの端部では、被覆膜から芯線が露出している。端子35を形成する2本の平角線31は、例えば、同相の平角線31とされている。これにより、図示しない外部電源と各相のコイル13とが、各端子35を介して電気的に接続される。コイル13には、端子35を通じて外部電源から電力が供給される。
図4に示すように、端子35は、座面部37と、根元部39と、中継部41と、を備えている。
座面部37は、環状に形成され、正面視において真円環状をなす。接続孔33は、座面部37の内側に位置する部分とされている。接続孔33には、図示しないボルトの軸部が挿通される。座面部37には、前記ボルトの頭部が押し付けられる。座面部37は、前記頭部と、前記軸部に螺着されたナットと、の間に挟み込まれる。ボルトとしては、いわゆるM6ボルト等を採用することができる。接続孔33の内径は、例えば7mmとすることができる。座面部37の外径は、例えば14mmとすることができる。
座面部37は、環状に形成され、正面視において真円環状をなす。接続孔33は、座面部37の内側に位置する部分とされている。接続孔33には、図示しないボルトの軸部が挿通される。座面部37には、前記ボルトの頭部が押し付けられる。座面部37は、前記頭部と、前記軸部に螺着されたナットと、の間に挟み込まれる。ボルトとしては、いわゆるM6ボルト等を採用することができる。接続孔33の内径は、例えば7mmとすることができる。座面部37の外径は、例えば14mmとすることができる。
根元部39は、座面部37から、接続孔33の径方向の外側に向けて直線状に延びている。以下では、根元部39が延びる方向を長さ方向L、正面視において長さ方向Lに直交する方向を幅方向Wという。根元部39の幅方向Wの大きさ(幅)は、座面部37の外径よりも小さい。根元部39は、座面部37から長さ方向Lに離間している。
中継部41は、座面部37と根元部39とを接続している。中継部41は、正面視においてV字状に形成されている。中継部41は、長さ方向Lに沿って根元部39から座面部37に向かうに従い、幅方向Wに広がっている。
中継部41は、座面部37と根元部39とを接続している。中継部41は、正面視においてV字状に形成されている。中継部41は、長さ方向Lに沿って根元部39から座面部37に向かうに従い、幅方向Wに広がっている。
1つの端子35を形成する2本の平角線31それぞれの端部には、座面形成部43が設けられている。端子35の座面部37は、2本の平角線31それぞれの座面形成部43によって形成されている。
座面形成部43では、平角線31の主面31aが接続孔33の軸方向を向いた状態で、平角線31が接続孔33の周方向に湾曲している。1つの端子35を形成する2本の平角線31のうち、一方の平角線31の座面形成部43(以下、「第1形成部43a」という。)と、他方の平角線31の座面形成部43(以下、「第2形成部43b」という。)と、は、正面視において、互いに周方向に沿う反対方向に向けて湾曲されている。座面形成部43は、いずれも周方向に複数周回(図示の例では2周回)にわたって湾曲されている。
座面形成部43では、平角線31の主面31aが接続孔33の軸方向を向いた状態で、平角線31が接続孔33の周方向に湾曲している。1つの端子35を形成する2本の平角線31のうち、一方の平角線31の座面形成部43(以下、「第1形成部43a」という。)と、他方の平角線31の座面形成部43(以下、「第2形成部43b」という。)と、は、正面視において、互いに周方向に沿う反対方向に向けて湾曲されている。座面形成部43は、いずれも周方向に複数周回(図示の例では2周回)にわたって湾曲されている。
2本の平角線31それぞれの座面形成部43は、接続孔33の軸方向に重ね合わされている。座面部37の表面と裏面とは、互いに異なる平角線31の座面形成部43によって形成されている。接続孔33の内周面は、平角線31の側面31bによって形成されている。2つの座面形成部43は、接続孔33の軸方向に重ね合わせた状態で潰し成型することにより固定してもよく、潰し成型せずに前記ボルトで締め上げることにより固定してもよい。2つの座面形成部43を固定する形態としては、2本の平角線31間の電気的な接続(導通)が確保されている多様な形態を採用することができる。
端子35の根元部39では、2本の平角線31の端部において座面形成部43よりもスロット23側に位置する部分が並設されている。2本の平角線31は、互いの側面31bが突き合わされるように幅方向Wに並んだ状態で、長さ方向Lに真直に延びている。
端子35の中継部41では、2本の平角線31が、長さ方向Lに沿って根元部39から座面部37に向かうに従い、幅方向Wに互いに離間している。
端子35の中継部41では、2本の平角線31が、長さ方向Lに沿って根元部39から座面部37に向かうに従い、幅方向Wに互いに離間している。
なお、図1に示すように、コイル13のうち、前記端子35を形成しない平角線31の端部の全体(ステータコア11から軸方向に突出した部分)や、前記端子35を形成する平角線31の端部におけるスロット23側の一部には、粉体塗装が施されている(図1における粉体塗装部55)。粉体塗装部55は、例えば絶縁性の粉体粒子(粉体塗料)が流動性を有した状態で供給され、その粉体粒子がさらに加熱されて熱硬化することで形成される。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機の端子化電線30によれば、端子35の座面部37が、2本の平角線31それぞれの座面形成部43によって形成されている。座面形成部43では、平角線31の主面31aが接続孔33の軸方向を向いた状態で、平角線31が接続孔33の周方向に湾曲している。したがって、単に平角線31を湾曲させるという、別部材が不要で容易な作業で加工可能な簡単な構成を採用して端子35の強度を確保することができる。さらに、平角線31の主面31aを利用することで座面部37の平面度を高め、座面部37に安定して軸力を加えることが可能になり、端子35の信頼性を向上させることができる。
また、2本の平角線31それぞれの端部に、座面形成部43が形成されている。したがって、例えば、三相交流(多相交流)において同相の平角線31それぞれの端部に座面形成部43を形成し、これらの座面形成部43によって1つの端子35の座面部37を形成すること等ができる。
また、2本の平角線31それぞれの座面形成部43が、接続孔33の軸方向に重ね合わされている。したがって、端子35の軸方向の強度を高めることができる。
また、2本の平角線31それぞれの端部において、被覆膜から芯線が露出している。したがって、例えば、前記ボルトと端子35との間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
また、2本の平角線31それぞれの端部において、被覆膜から芯線が露出している。したがって、例えば、前記ボルトと端子35との間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態の回転電機の端子化電線40を、図5を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第2実施形態の回転電機の端子化電線40を、図5を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5は、第2実施形態に係る回転電機の端子化電線40における要部を示す正面図である。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線40では、端子35の根元部39が一体に捻転されている。根元部39では、2本の平角線31の端部において座面形成部43よりもスロット23側に位置する部分が一体に捻転されている。根元部39は、2本の平角線31が一組となり捻転されている。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線40では、端子35の根元部39が一体に捻転されている。根元部39では、2本の平角線31の端部において座面形成部43よりもスロット23側に位置する部分が一体に捻転されている。根元部39は、2本の平角線31が一組となり捻転されている。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機の端子化電線40によれば、端子35の根元部39において、2本の平角線31の端部において座面形成部43よりもスロット23側に位置する部分が一体に捻転されている。したがって、根元部39の強度を高めるとともに、2本の平角線31間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態の回転電機の端子化電線50を、図6を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第3実施形態の回転電機の端子化電線50を、図6を参照して説明する。
なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6は、第3実施形態に係る回転電機の端子化電線50における要部を示す斜視図である。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線50では、座面部37と根元部39とが直結されている。
2つの平角線31それぞれの座面形成部43は、接続孔33の径方向に並設されている。2つの平角線31はそれぞれ、接続孔33の周方向に1周回にわたって湾曲されている。正面視において、第1形成部43aは、第2形成部43bの内側に配置されている。第1形成部43aの外径は、第2形成部43bの内径と同等であり、第1形成部43aの外周面は、第2形成部43bの内周面に当接している。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線50では、座面部37と根元部39とが直結されている。
2つの平角線31それぞれの座面形成部43は、接続孔33の径方向に並設されている。2つの平角線31はそれぞれ、接続孔33の周方向に1周回にわたって湾曲されている。正面視において、第1形成部43aは、第2形成部43bの内側に配置されている。第1形成部43aの外径は、第2形成部43bの内径と同等であり、第1形成部43aの外周面は、第2形成部43bの内周面に当接している。
2本の平角線31のうちの少なくとも1つには、巻回部51が設けられている。巻回部51は、座面形成部43から延長されている。巻回部51は、座面形成部43の両端部のうち、根元部39と反対側に位置する端部(以下、「先端部53」という。)から延長されている。本実施形態では、2本の平角線31のうちの1つ(第2形成部43b)のみに巻回部51が設けられている。巻回部51は、根元部39に一体に巻回される。巻回部51は、根元部39を幅方向Wに横断した後、接続孔33の軸方向に折り曲げられて幅方向Wに折り返された状態で、根元部39に巻回されている。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機の端子化電線50によれば、2本の平角線31それぞれの座面形成部43が、接続孔33の径方向に並設されている。したがって、端子35の座面部37を広く確保することが可能になり、例えば、端子35の信頼性を効果的に向上させること等ができる。
また、2本の平角線31のうちの少なくとも1つに、巻回部51が設けられている。したがって、根元部39の強度を高めるとともに、2本の平角線31間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
また、2本の平角線31のうちの少なくとも1つに、巻回部51が設けられている。したがって、根元部39の強度を高めるとともに、2本の平角線31間の電気的な接続を確保し易くすることができる。
(第4実施形態)
次に、本発明に係る第4実施形態の回転電機の端子化電線60を、図7を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第4実施形態の回転電機の端子化電線60を、図7を参照して説明する。
なお、この第4実施形態においては、第3実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図7は、第4実施形態に係る回転電機の端子化電線60における要部を示す正面図である。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線60では、正面視における座面部37が、真円環状であるのに代えて、長さ方向Lに長い環状をなす。座面部37は、根元部39から長さ方向Lに離間するに従い漸次、幅方向Wに大きくなった後、漸次、幅方向Wに小さくなっている。座面部37は、V字状部61と、U字状部63と、が組み合わされてなる。V字状部61およびU字状部63のうち、V字状部61が、長さ方向Lに沿って根元部39側に位置している。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線60では、正面視における座面部37が、真円環状であるのに代えて、長さ方向Lに長い環状をなす。座面部37は、根元部39から長さ方向Lに離間するに従い漸次、幅方向Wに大きくなった後、漸次、幅方向Wに小さくなっている。座面部37は、V字状部61と、U字状部63と、が組み合わされてなる。V字状部61およびU字状部63のうち、V字状部61が、長さ方向Lに沿って根元部39側に位置している。
巻回部51は、2本の平角線31のうちの1つのみに設けられているのに代えて、2本の平角線31両方に設けられている。2つの巻回部51はそれぞれ、座面形成部43の先端部53から、根元部39を幅方向Wに挟む反対側まで互いに引き出された後、根元部39を幅方向Wに横断するように交互に巻回される。根元部39に交互に巻回された2つの巻回部51は、根元部39の表面上、または裏面上において、長さ方向Lに交互に配置されている。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機の端子化電線60によれば、前記第3実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
(第5実施形態)
次に、本発明に係る第5実施形態の回転電機の端子化電線70を、図8を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第4実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第5実施形態の回転電機の端子化電線70を、図8を参照して説明する。
なお、この第5実施形態においては、第4実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
図8は、第5実施形態に係る回転電機の端子化電線70における要部を示す正面図である。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線70では、第1形成部43aと第2形成部43bとが、正面視において、互いに周方向に沿う反対方向に向けて湾曲されているのに代えて、周方向に沿う同一方向に向けて湾曲されている。これにより、2つの座面形成部43における先端部53が近接する。2つの巻回部51は、並設された状態で根元部39に巻回されている。
本実施形態に係る回転電機の端子化電線70では、第1形成部43aと第2形成部43bとが、正面視において、互いに周方向に沿う反対方向に向けて湾曲されているのに代えて、周方向に沿う同一方向に向けて湾曲されている。これにより、2つの座面形成部43における先端部53が近接する。2つの巻回部51は、並設された状態で根元部39に巻回されている。
以上説明したように、本実施形態に係る回転電機の端子化電線70によれば、前記第4実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、端子35が2本の平角線31の端部によって形成されているが、本発明はこれに限られない。例えば、3本以上の平角線31の端部によって形成されていてもよい。
コイル13の構成は、適宜変更することが可能である。例えば、コイル13は、セグメントコイル24に限らず、ティース部21に巻回する等の方法でステータコア11に装着しても構わない。また、本実施形態のコイル13は、分布巻きによりステータコア11に装着されているが、この構成のみに限らず、集中巻きによりステータコア11に装着されていても構わない。コイル13には、複数の平角線31を有する他の端子化電線を適宜採用することが可能である。
コイル13の構成は、適宜変更することが可能である。例えば、コイル13は、セグメントコイル24に限らず、ティース部21に巻回する等の方法でステータコア11に装着しても構わない。また、本実施形態のコイル13は、分布巻きによりステータコア11に装着されているが、この構成のみに限らず、集中巻きによりステータコア11に装着されていても構わない。コイル13には、複数の平角線31を有する他の端子化電線を適宜採用することが可能である。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 回転電機
5 ステータ
13 コイル
23 スロット
30、40、50、60、70 回転電機の端子化電線
31 平角線
31a 主面
33 接続孔
35 端子
37 座面部
39 根元部
43 座面形成部
51 巻回部
5 ステータ
13 コイル
23 スロット
30、40、50、60、70 回転電機の端子化電線
31 平角線
31a 主面
33 接続孔
35 端子
37 座面部
39 根元部
43 座面形成部
51 巻回部
Claims (6)
- 回転電機のステータに形成されたスロットに挿通されてコイルを形成するとともに、接続孔を有する端子が設けられた回転電機の端子化電線であって、
端部が前記スロットの外部に延出して前記端子を形成する複数の平角線を備え、
前記複数の平角線それぞれの端部には、前記平角線の主面が前記接続孔の軸方向を向いた状態で、前記平角線が前記接続孔の周方向に湾曲している座面形成部が設けられ、
前記端子の座面部は、前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部によって形成されている回転電機の端子化電線。 - 前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部は、前記軸方向に重ね合わされている請求項1に記載の回転電機の端子化電線。
- 前記複数の平角線それぞれの前記座面形成部は、前記接続孔の径方向に並設されている請求項1に記載の回転電機の端子化電線。
- 前記端子の根元部では、前記複数の平角線の端部において前記座面形成部よりも前記スロット側に位置する部分が一体に捻転されている請求項1から3のいずれか1項に記載の回転電機の端子化電線。
- 前記端子の根元部では、前記複数の平角線の端部において前記座面形成部よりも前記スロット側に位置する部分が並設され、
前記複数の平角線のうちの少なくとも1つには、前記座面形成部から延長され、前記根元部に一体に巻回される巻回部が設けられている請求項1から4のいずれか1項に記載の回転電機の端子化電線。 - 前記複数の平角線それぞれの端部では、被覆膜から芯線が露出している請求項1から5のいずれか1項に記載の回転電機の端子化電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016196300A JP2018061323A (ja) | 2016-10-04 | 2016-10-04 | 回転電機の端子化電線 |
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JP2016196300A JP2018061323A (ja) | 2016-10-04 | 2016-10-04 | 回転電機の端子化電線 |
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ID=61909006
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018061323A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113213278A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-08-06 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种应用于往复式转台的扁平式电缆卷绕机构 |
-
2016
- 2016-10-04 JP JP2016196300A patent/JP2018061323A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113213278A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-08-06 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种应用于往复式转台的扁平式电缆卷绕机构 |
CN113213278B (zh) * | 2021-04-22 | 2022-05-24 | 中国电子科技集团公司第二十九研究所 | 一种应用于往复式转台的扁平式电缆卷绕机构 |
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