JP2018060982A - 貼付装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】矩形の支持体と基板とを均一に貼り付けることができる新規な貼付装置を提供する。【解決手段】貼付装置100は、プレート部材1と、支持部材10と、サーボモータ13と、ロードセル15とを備えており、支持部材10の夫々は、下側プレート部材の平面部11aの全面を占める領域を矩形の相似形であるN2個(Nは2以上の整数である)の分割支持領域12に等分割してなる分割支持領域12の夫々を、プレート部材の平面部11aの裏面側から、個別に支持する。【選択図】図1

Description

本発明は貼付装置に関する。
携帯電話、デジタルAV機器及びICカード等の高機能化に伴い、搭載される半導体素子(電子部品)を小型化及び薄板化することによって、半導体パッケージ(半導体装置)内に半導体素子を高集積化する要求が高まっている。
ここで、半導体素子を含む半導体パッケージとしては、WLP(Wafer Level Package)等が知られている。WLP及びPLP(Panel Level Package)等の半導体パッケージには、ベアチップの端部にある端子をチップエリア内に再配置する、ファンイン型WLP(Fan-in Wafer Level Package)等のファンイン型技術と、チップエリア外に端子を再配置する、ファンアウト型WLP(Fan-out Wafer Level Package)等のファンアウト型技術とが知られている。特に、ファンアウト型技術は、パネル上に半導体素子を配置してパッケージ化するファンアウト型PLP(Fan-out Panel Level Package)に応用されており、半導体パッケージの集積化、薄型化及び小型化等を実現するため、これらのようなファンアウト型技術が注目を集めている。
特許文献1には、基板と支持体とを接着層を介して貼り付けて、上記基板と、上記接着層と、上記支持体とをこの順に積層してなる積層体を製造するための貼付装置であって、上記積層体を挟み込む一対のプレート部材と、上記プレート部材を支持する支持部材と、を備え、少なくとも一方の上記プレート部材を支持する上記支持部材が、当該プレート部材上における、等間隔に隣接する複数の点状、または、線状に位置していることを特徴とする貼付装置が記載されている。
特開2014−220389号公報(2014年11月20日公開)
特許文献1に記載の貼付装置は、円形の基板と基板とを均一な厚さに貼り付けることができるものの、矩形の基板と支持体とを均一な厚さに貼り付けることは困難である。また、半導体パッケージの方法は高度化しており、矩形の基板と支持体とを均一な厚さに貼り付けることができる新規な貼付装置は有用である。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、矩形の支持体と基板とを均一に貼り付けることができる貼付装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る貼付装置は、基板と、上記基板を支持する支持体とを貼り付ける貼付装置であって、上記基板と上記支持体とを挟みこむ一対のプレート部材と、上記一対のプレート部材のうちの一方のプレート部材を支持する複数の支持部材と、上記一対のプレート部材のうちの他方のプレート部材を上記一方のプレート部材に向かって押圧する押圧部と、上記押圧部と上記他方のプレート部材との間に、上記押圧部が上記他方のプレート部材に加える押圧力を検知する押圧力検知部と、を備えており、上記一対のプレート部材の夫々は、矩形である平面部を有しており、上記複数の支持部材の夫々は、上記一方のプレート部材の平面部の全面を占める領域を上記矩形の相似形であるN個(ここで、Nは2以上の整数である)の分割支持領域に等分割してなる当該分割支持領域の夫々を、上記一方のプレート部材の平面部の裏面側から、個別に支持するように配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、矩形の支持体と基板とを均一に貼り付けることができる新規な貼付装置を提供することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の概略の構成を示す図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100におけるロードセル15及び支持部材10の配置を説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100における下側プレート部材1a、保持部16、駆動部17、位置センサ18及び減圧室50の配置を説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100の動作について説明する図である。 本発明の別の実施形態(第二実施形態)に係る貼付装置101の概略の構成を示す図である。 本発明の別の実施形態(第二実施形態)に係る貼付装置101におけるロードセル15’及び支持部材10の配置を説明する図である。 本発明のさらに別の実施形態(第三実施形態)に係る貼付装置102の概略の構成を示す図である。 本発明の各実施形態に係る貼付装置が貼り付ける被処理基板30及び支持パネル40の概略を説明する図である。
<貼付装置100>
図1〜3を用いて、本発明の一実施形態(第一実施形態)に係る貼付装置100について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る貼付装置100の概略の構成を示す図である。図2は、本実施形態に係る貼付装置100におけるロードセル15の配置(図2の(a))、及び、支持部材10の配置(図2の(b))を説明する図である。
図3は、本発明の一実施形態に係る貼付装置100における下側プレート部材1a、保持部16、位置センサ18及び減圧室50の配置を説明する図である。
図1に示すように、本実施形態に係る貼付装置100は、一対のプレート部材1を備えており、一対のプレート部材1は、下側プレート部材1aと、上側プレート部材1bとを備えている。ここで、下側プレート部材1aにおける被処理基板30、及び支持パネル40を支持する平面部11aの全面を占める領域を等分割してなる当該分割支持領域12の夫々を、下側プレート部材1aの裏面側から複数の支持部材10によって支持する。
これによって、貼付装置100は、上側プレート部材1bによって押圧力を加えたときに、下側プレート部材1aによって、当該押圧力を均一に受け止めることができる。ここで、下側プレート部材1aの平面部11a、及び上側プレート部材1bの平面部11bは矩形である。このため、貼付装置100は、矩形である被処理基板30、及び矩形である支持パネル40における、矩形の角部を含む全面に対して均一に押圧力を加えることができる。よって、貼付装置100は、均一な厚さを備えた矩形の積層体を形成することができる。つまり、貼付装置100は、典型的には、パネル型の積層体を形成して基板を加工する、PLP(Panel Level Package)技術において基板と支持体とを好適に貼り付けることができる装置である。
以下に、貼付装置100が備えているプレート部材1、支持部材10、サーボモータ13、ロードセル15、保持部16、及び位置センサ18について、より詳細に説明する。
〔プレート部材1〕
図1に示すように、プレート部材1は、被処理基板30と、パネル(支持体)40とを貼り付けるための部材である。プレート部材1の夫々は、上下方向に配設された下側プレート部材(一方のプレート部材)1a及び上側プレート部材(他方のプレート部材)1bで構成されている。また、プレート部材1の夫々は、下側プレート部材1aの平面部11aと、上側プレート部材1bの平面部11bとの間に、挟み込むようにして、被処理基板30及び支持パネル40を貼り付け、積層体60を形成する(図11)。
〔下側プレート部材1a〕
下側プレート部材1aは、被処理基板30、及び、支持パネル40を載置する側のプレート部材であり、複数の支持部材10によって支持されている。下側プレート部材1aは、載置プレート2、下側中間プレート3、下側支持プレート4を備えている構成である。
下側プレート部材1aにおける平面部11aは、貼り付ける対象である被処理基板30及び支持パネル40の相似形であることが好ましく、被処理基板30及び支持パネル40と同じ面積を有しているか、または、被処理基板30及び支持パネル40よりも大きな面積を有している。より具体的には、平面部11aの面積が被処理基板30及び支持パネル40の面積よりも大きいとき、被処理基板30及び支持パネル40の外周端部は、平面部11aの外周端部よりも内側に配置され、複数の支持部材10の全てが被処理基板30及び支持パネル40の内周部に配置されることがより好ましい。
図2の(b)に示すように、平面部11aの全面を占める領域は、当該領域を16個に等分割する分割支持領域12によって構成されており、分割支持領域12の夫々は、平面部11aの形状の相似形である。なお、図2の(b)において、平面部11aの面内を一点鎖線によって区分する個々の領域が分割支持領域12であり、そのうちの、1つの分割支持領域12のみに符号を付し、他の分割支持領域12については符号を省略している。また、図2の(b)に示すように、分割支持領域12内には、破線にて支持部材10が記載されており、そのうちの、1つの支持部材10のみに符号を付し、他の支持部材10については符号を省略している。
貼付装置100は、下側プレート部材1aにおける平面部11aの相似形になるようにして等分割された16個の分割支持領域12の夫々の裏面側から、複数の支持部材10によって、下側プレート部材を支持する。
このように、分割支持領域12の夫々の裏面側に複数の支持部材10を配置することにより、平面部11aに配置される矩形である被処理基板30、及び矩形である支持パネル40の角部の周縁部分も含めた全面に、支持部材10を配置することができる。これにより、上側プレート部材1bによって加えられる押圧力を、矩形である平面部11aにおいて均一に受け止めることができる。よって、貼付装置100は、矩形である被処理基板30、及び矩形である支持パネル40を均一な厚さになるように好適に貼り付けることができる。
なお、貼付装置100において、分割支持領域12の数は16個であるが、上側プレート部材である平面部の全面を占める領域の相似形である分割押圧領域の数は、16個、つまり4個に限定されない。分割支持領域12の数は、N個の分割押圧領域に平面部の全面を占める領域を等分割する構成であればよい。ここで、Nは、下側プレート部材1aの大きさに応じて適宜設計すればよいが、Nが2以上の整数であれば、プレート部材に加えられる押圧力を均等に分割して受け止めることができる。なお、例えば、510mm×510mm〜550mm×550mmの面積の被処理基板30及び支持パネル40を貼り付ける場合、限定されるものではないが、Nは、2〜8の整数が好ましく、4〜8の範囲の整数であることがさらに好ましい。
〔支持部材10〕
図1、及び図2の(b)に示すように、複数の支持部材10は、当該分割支持領域12の夫々を、下側プレート部材の平面部11aの裏面側から、個別に支持している。支持部材10は、支持部材10の断面における中心点と、当該分割支持領域12の中心点とが、平面部11aに平行なX−Y平面上において一致するように配置されていることが好ましい。また、支持部材10は、その断面の形状が、円形であることがより好ましい。また、支持部材10の直径は、特に限定されないが、押圧時において下側プレート部材1aを支持するのに必要な強度を有しており、下側プレート部材1aの熱を逃がさない程度に細いことが好ましく、例えば、40mm〜80mmが好ましく、50〜70mmがより好ましく、60mmがさらに好ましい。
また、支持部材10は、例えば、ステンレス等の金属で形成されている。複数の支持部材10は、減圧室50の底部に固定されており、下側プレート部材1aの平面部11aの裏面側から、分割支持領域12に基づいて、下側プレート部材1aを個別に支持している。なお、支持部材10の夫々は、上側プレート部材1bによって押圧力を加えられたときにおける、平面部11aの平面度を維持することができるように、シム(調整部材、図示せず)によって高さが適宜調整されていてもよい。
(下側プレート部材1aにおけるその他の構成)
その他、下側プレート部材1aは、被処理基板30または支持パネル40と接する部位であって、例えば支持パネル40側を上にして被処理基板30と支持パネル40とを積層した積層体が載置される載置プレート2と、支持部材10に支持される部位である下側支持プレート4と、載置プレート2及び下側支持プレート4間に設けられた下側中間プレート3とで構成されている。また、下側プレート部材1aは、被処理基板30、または支持パネル40を支持する複数の支持ピン5を備えている。
載置プレート2及び下側中間プレート3は、アルミナ等のセラミックスで形成されている。また、載置プレート2と下側中間プレート3との間には、下側プレート部材1aを加熱することによって押圧時に積層体を加熱するための面ヒータまたはカートリッジヒータ等の加熱装置(図示せず)が挟み込まれている。つまり、下側プレート部材1aは、加熱装置を内蔵している。加熱装置によって、下側プレート部材の平面部11aが加熱される。これにより、例えば、被処理基板30、または支持パネル40、若しくは、重ね合わせた被処理基板30及び支持パネル40を首尾よく接着することができる。よって、例えば、被処理基板30と支持パネル40とを接着層を介して貼り付けるとき、当該接着層を好適に加熱することができる。加熱装置は、例えば、接着層に含まれる熱可塑性樹脂や硬化性樹脂等に応じて、加熱条件を適宜調整するとよい。
下側支持プレート4は、ステンレス等の金属、セラミックス、または石等で形成されている。従って、下側中間プレート3は、加熱装置と下側支持プレート4との短絡を防止する絶縁体としての機能を有している。また、下側支持プレート4が金属で形成されているので、下側プレート部材1aの支持部材10への固定が容易となっている。なお、載置プレート2、下側中間プレート3及び下側支持プレート4は、複数のボルト及びナットで互いに固定されている。それゆえ、下側支持プレート4が金属で形成されている場合には、ボルト及びナットによる固定が容易である。
載置プレート2は、非押圧時の平面度が1.0μm以下となるように、その表面、つまり、平面部11aが形成されている。ここで、平面度とは、平面に対する凹凸の度合いを示す数値であり、「平面度が1.0μm以下」とは、非押圧時の載置プレート2(及び後述する押圧プレート6)表面の凹凸が±1.0μm以下であることを指す。また、載置プレート2は、押圧時の撓み量を低減することができるように、例えば、35mm以上の厚さ(上下方向の厚さ)を有している。載置プレート2はセラミックスで形成されているので、その表面の平面度を1.0μm以下となるように容易に加工することができる。また、セラミックスは、金属と比較して、熱膨張率が小さいので加熱状態での押圧時における平面部11aの表面及び押圧プレート6の表面(つまり、後述する平面部11b)の湾曲やゆがみ等を生じ難くすることができる。よって、下側プレート部材1aの平面部11a及び上側プレート部材1bの平面部11bの平面性(水平性)を維持することができる。下側プレート部材1aは、さらに、平面部11aの温度を測定する例えば熱電対等からなる温度計(図示せず)を備えていてもよい。
(支持ピン5)
図3の(a)に示す、複数の支持ピン5は、下側プレート部材1aに設けられたピンであり、被処理基板30または支持パネル40を支持した状態で、駆動手段(図示せず)によって、平面部11aに対して上下に移動する。これにより、複数の支持ピン5は、被処理基板30または支持パネル40をその底面から支持し、上下に移動させる。なお、プレート部材1において、被処理基板30及び支持パネル40を挟み込むようにして押圧しているとき、支持ピン5は、下側プレート部材1aの内部に収納される。
貼付装置100において、6つの支持ピン5は、下側プレート部材1aにおける平面部11aの面内において分割支持領域12を区分する線分(一点鎖線)の交点上に、配置されている。
支持ピン5の素材は、特に限定されないが、熱伝導性のよいアルミニウム、及びステンレス鋼(SUS)等でもよいし、耐摩耗性のある樹脂、例えばポリイミド樹脂等によって構成してもよい。ポリイミド樹脂としては、ベスペル(登録商標)等が挙げられる。
〔上側プレート部材1b〕
貼付装置100は、上側プレート部材1bを、下側プレート部材1aに向かって移動させることにより、被処理基板30及び支持パネル40を挟み込むようにして押圧する。これにより、被処理基板30と支持パネル40とを貼り付けることで積層体60を形成する。なお、上側プレート部材1bの平面部11bの大きさは、下側プレート部材1aの平面部11aの大きさと同じである。
上側プレート部材1bは、押圧プレート6、上側中間プレート7、及び上側支持プレート8によって構成されている。上側プレート部材1bは、上側支持プレート8に加えられる力を、上側中間プレート7を介して押圧プレート6に伝えることによって、被処理基板30及び支持パネル40に押圧力を加える。また、押圧プレート6と上側中間プレート7との間には、加熱装置(図示せず)が挟み込まれている。加熱装置としては、上述の加熱装置と同じ装置を用いることができ、上側プレート部材の平面部11bに加熱する温度も、上述と同様の温度であることが好ましい。
押圧プレート6及び上側中間プレート7は、アルミナ等のセラミックスで形成されており、上側支持プレート8は、ステンレス等の金属、セラミックス、または石等で形成されている。従って、上側中間プレート7は、加熱装置と上側支持プレート8との短絡を防止する絶縁体としての機能を有している。また、上側支持プレート8が金属で形成されているので、上側プレート部材1bの下部押圧軸(押圧軸)14bへの固定が容易となっている。なお、押圧プレート6、上側中間プレート7及び上側支持プレート8は、複数のボルト及びナットで互いに固定されている。それゆえ、上側支持プレート8が金属で形成されている場合には、ボルト及びナットによる固定が容易である。
押圧プレート6の平面部、つまり、平面部11bは、非押圧時の平面度が1.0μm以下となるように形成されている。また、押圧プレート6は、押圧時の撓み量を低減することができるように、例えば35mm以上の厚さ(上下方向の厚さ)を有している。押圧プレート6はセラミックスで形成されているので、平面部11bの平面度を1.0μm以下となるように容易に加工することができる。
上側プレート部材1bは、さらに、平面部11bの温度を測定する例えば熱電対等からなる温度計(図示せず)を備えると共に、押圧プレート6における積層体と接する部位に、押圧ピン9を備えている。
(押圧ピン9)
押圧ピン9は、減圧室50内に先に搬送された被処理基板30または支持パネル40をZ方向に向かって下側に押圧するピンである。本実施形態では、押圧ピン9は、押圧プレート6に6つ設けられており、押圧ピン9の先端部は、支持ピン5の夫々の先端部に対向するように配置されている。なお、図1では、6つの押圧ピン9のうちの一部を図示し、他は省略されている。
押圧ピン9の夫々は、押圧軸14によって、Z方向において同時に上下に移動可能であり、被処理基板30または支持パネル40の上面に当接したときにおいて、バネ(付勢部材)9aによって、当該被処理基板30または支持パネル40をZ方向に向かって下側に付勢する。このように、支持ピン5と押圧ピン9とを配置し、被処理基板30または支持パネル40を付勢することにより、被処理基板30または支持パネル40の平面部における内周部分の一部を好適に押圧することができる。なお、押圧ピン9は、プレート部材1が、被処理基板30、及び支持パネル40を挟み込むことによって押圧力を加えているときにおいて、上側プレート部材1bの内部に収納される。
押圧ピン9がZ方向に向かって下側に移動しておらず、そのため保持部16に保持されている被処理基板30または支持パネル40とは接触しない位置にあることを、本明細書では、押圧ピン9が「待機位置」にあるという(図8)。これに対し、上側プレート部材1bが下方に移動し、その結果、保持部16に保持されている被処理基板30または支持パネル40をバネ9aによって付勢することができる位置にあることを、本明細書では、押圧ピン9が「押圧位置」にあるという(図9)。
〔サーボモータ13〕
サーボモータ(押圧部)13は、上側プレート部材1bをZ方向に向かって下側に移動させることにより、上側プレート部材1b及び下側プレート部材1aの間に配置された被処理基板30及び支持パネル40に、押圧力を加えるモータである。なお、図1に示すように、貼付装置100において、サーボモータ13は、減圧室50の外部に配置されており、固定フレーム71に固定されている。また、減圧室50は、台座部72に固定されている。つまり、貼付装置100において、サーボモータ13と、減圧室50とは一体的にではなく、別個に固定されている。ここで、仮にサーボモータ13を減圧室50に固定した場合、サーボモータ13から被処理基板30及び支持パネル40に押圧力を加える際に、減圧室50に加重がかかり、歪みが生じる虞がある。これに対し、サーボモータ13と減圧室50とを別個に固定することで、減圧室に加重がかかるのを防ぐことができる。例えば、サーボモータ13を固定フレーム71に固定し、減圧室50を台座部72に固定することで、それぞれ固定フレーム71と台座部72に加重がかかり、減圧室に負担をかけずに済む。
サーボモータ13は、上部押圧軸14a、及び下部押圧軸14bを備えた押圧軸14を介して、減圧室50の内部に配置されている上側プレート部材1bに押圧力を加える。より具体的には、押圧軸14は、上部押圧軸14a、及び下部押圧軸14bの間において、ロードセル15が設けられており、ロードセル15を介して加わる力を、減圧室50に挿入された下部押圧軸14bを介して上側プレート部材1bに伝える。つまり、貼付装置100は、ロードセル15が、減圧室50の外部に設けられている。
〔ロードセル15〕
また、ロードセル((loadcell;荷重変換器)押圧力検知部)15は、サーボモータ13が上側プレート部材1bを介して、被処理基板30及び支持パネル40に加える押圧力を検知するようになっており、減圧室50の外部において、上部押圧軸14a、及び下部押圧軸14bの間に設けられている。ロードセル15は、サーボモータ13によって、上側プレート部材1bに加えられる荷重を検出して電気信号に変換する。
貼付装置100は、押圧力検知部として、圧縮型のロードセルを用いている。圧縮型のロードセルとしては、例えば、ビーム型、コラム型、S字型及びダイヤフラム型等のロードセルを挙げることができる。
また、図2の(a)に示すように、貼付装置100では、ロードセル15は、上側プレート部材1bの平面部11bの裏面側から、当該平面部11bの中心点を中心として加えられる押圧力を検知するように、1つ配置されている。これにより、ロードセル15が検知した押圧力の大きさに基づき、サーボモータ13が上側プレート部材1bに加える押圧力を調整する。よって、被処理基板30と支持パネル40とを貼り合わせるための押圧力を、好適に調整することができる。
〔保持部16〕
保持部16は、減圧室50に搬入された被処理基板30または支持パネル40を、下側プレート部材1aと、上側プレート部材1bとの間に保持しておく部材である。保持部16は、スペーサ16a、筒状部16b、及び軸部16cを備えている(図3の(b)及び(c))。
図3の(b)に示すように、スペーサ16aは、減圧室50に搬入された被処理基板30または支持パネル40の底面側における周縁部分の一部を支持する。スペーサ16aの材質は特に限定されるものではなく、例えば、ステンレス鋼(SUS)を面取りし、ポリテトラフルオロエチレン等で樹脂コートした材質を使用することができる。
軸部16cは、減圧室50の外部と内部とを連通する筒状部16bに挿通されており、筒状部16bの内側を摺動するようにして当該軸部16cをX方向に対して平行に移動する。なお、軸部16cと筒状部16bとによって形成される減圧室50の隙間は、例えば、オイルシール、メタルシール等の公知の手段を備えることによって、減圧室50内に外部から空気が流入しないように密閉されていてもよい。
図3の(a)に示すように、貼付装置100は、4つの保持部16を備えている。また、貼付装置100は、2つの連結軸17を備えており、4つの保持部16の夫々は、減圧室50の外部において、2つで1組となるように連結軸17にて連結されている。連結軸17によって連結した2組の保持部16の夫々は、減圧室50の内部において下側プレート部材1aを挟み、各保持部16のスペーサ16aが互いに対向するように配置されている。貼付装置100は、2つの連結軸17を駆動部(図示しない)によって互いに近づくように移動させたとき、連結軸17の夫々に連結した2つの保持部16の端部が、互いに対向するように配置されたスペーサ16aの端部に近づくように、X方向に対して平行に移動する。これにより、図3の(b)及び(c)に示すように、4つの保持部16の夫々が、矩形である被処理基板30、または支持パネル40の周縁部分をその底面から、スペーサ16aにより支持することができるように移動する。
被処理基板30または支持パネル40が、保持部16の上部まで運ばれるときには、4つのスペーサ16aの夫々は、被処理基板30または支持パネル40と一切重ならない位置に移動している。本明細書では、この状態のとき、スペーサ16aが「抜き位置」にあると呼ぶ。被処理基板30または支持パネル40が保持部16よりも上に運び込まれた後、保持部16によって被処理基板30または支持パネル40を支持できるように、4つのスペーサ16aの夫々を被処理基板30または支持パネル40と重なる位置に戻す。本明細書では、この状態のとき、スペーサ16aが「挿入位置」にあると呼ぶ。なお、図3の(a)は、スペーサ16aが「抜き位置」にある状態を示しており、図3の(b)及び(c)は、スペーサ16aが「挿入位置」にある状態を示している。
保持部16の被処理基板30または支持パネル40を支持するスペーサ16aと、被処理基板30または支持パネル40との重なりの幅dは、非限定的に、被処理基板30または支持パネル40の周縁から内側にかけて1〜5mm程度であり得る。好適には5mmである。また、スペーサ16aの横幅dとしては、5mmであり得るが、これに限定されるものではない。
〔位置センサ18〕
位置センサ(位置検知部)18は、減圧室50の外部に設けられており、減圧室50の外部における保持部16の位置から、減圧室50の内部における保持部16の端部、つまり、スペーサ16aの位置を検知する磁気センサである。
図3の(b)に示すように、位置センサ18は、連結軸17に固定された軸部に設けられたマグネット18aと、当該マグネット18aの移動方向の前後に配置され、当該マグネット18aの変位を検知する2つのセンサヘッド18b及び18cとを備えている。ここで、マグネット18aは、連結軸17に固定された軸部の端部に設けられており、センサヘッド18b及び18cは、当該軸部を挿通するシリンダーに設けられている。マグネット18aは、連結軸17がX方向に沿って移動するときに、2つのスペーサ16aと同時に、シリンダー内部において等距離移動する。このとき、2つのセンサヘッド18b及び18cは、マグネット18aから発せられる磁気の変化に基づき、マグネット18aの位置を検知する。これにより、マグネット18aと同時に等距離移動する2つのスペーサ16aの位置を特定することができる。このため、減圧室50の減圧環境を保ちつつ、減圧室50の操作とは独立して、保持部16の端部の位置を確認することができる。また、連結軸17を駆動させる駆動部(図示しない)が、例えば、エア駆動部である場合、エア圧力の変化により生じ得る当該駆動部の移動距離の変化に起因する動作ミスによって、スペーサ16aが、被処理基板30または支持パネル40を保持し損ねることを好適に防止することができる。
なお、本実施形態に係る貼付装置100では、磁気センサを採用しているが、検知部は、磁気センサに限定されない。具体的には、光、超音波またはレーザー等によって対象物の変位を検知することができる位置計測センサであれば、任意のセンサを使用することができる。
位置計測センサとしては、磁気センサの他に、例えば、超音波センサ、渦電流センサ、レーザーセンサ、及び接触式センサ等を挙げることができる。
〔減圧室50〕
減圧室50は、減圧可能な環境下で、被処理基板30と支持パネル40とを貼り付けるための部屋であり、貼付装置100におけるプレート部材1及び支持部材10をその内部に格納している。また、減圧室50には、公知の減圧手段(図示せず)が設けられており、当該減圧手段によって、減圧室50内の内部圧を制御することができる。
また、減圧室50には、被処理基板30、及び支持パネル40を搬入し、貼り付けた積層体60を搬出するための、開閉可能な受け渡し窓(図示せず)が設けられている。なお、被処理基板30、及び支持パネル40の搬入、並びに、積層体60の搬出は、ロボットアーム等の公知の搬送装置、または人手によって行うことができる。
減圧室50が減圧可能な構成であるため、減圧雰囲気下において被処理基板30と支持パネル40とを接着層を介して貼り付けることによって、被処理基板30及び支持パネル40の間において、接着層に気泡が発生することを好適に防止することができ、当該気泡による貼付不良を好適に防止することができる。また、例えば、接着層と被処理基板30との間にボイドが発生することを好適に防止することができる。
〔貼付装置100の動作〕
続いて、本実施形態に係る貼付装置100における被処理基板30と支持パネル40とを貼り付けるための概略の動作について説明する。
図4〜11は、本実施形態における貼付装置100の動作について、減圧室50の内部の状態により説明する図である。なお、説明の便宜上、サーボモータ13、上部押圧軸14a、及び、ロードセル15については、その図示を省略している。
(1.減圧室50への支持パネル40の搬入)
まず、減圧室50の受け渡し窓(図示せず)を介して、支持パネル40を搬入する。搬入された支持パネル40は、支持ピン5によって支持される(図4参照)。なお、この段階において、保持部16は抜き位置にしておく。
(2.スペーサ16aへの支持パネル40の受け渡し)
次に、支持ピン5をZ方向に移動させることによって、支持ピン5に載置した支持パネル40を、保持部16よりも上側であり、押圧ピン9に接触しない位置にまで、移動させる(図5参照)。そして、スペーサ16aを挿入位置に移動させた後、支持ピン5は、Z方向の下側に移動する。これにより、支持パネル40の水平方向の位置を変えずにスペーサ16aによって支持させる(図6参照)。
(3.減圧室50への被処理基板30の搬入)
次に、支持パネル40の場合と同様に、この状態において、減圧室50の受け渡し窓を介して、被処理基板30を搬入する(図7参照)。その後、受け渡し窓を閉じた後に、減圧室50の減圧を開始する。減圧室50の減圧条件は、好適には、10Pa以下である。
(4.被処理基板30の加熱)
次に、支持ピン5をZ方向の下側に移動させることにより、被処理基板30を下側プレート部材1aに載置して加熱する。これにより、被処理基板30の上面に形成された接着層を加熱する(図8参照)。
(5.仮止め)
次に、加熱した上側プレート部材1bをZ方向の下側に降下させることにより、支持パネル40の上面に接触させる。上側プレート部材1bが支持パネル40の上面に接触するのに伴い、押圧ピン9が待機位置から押圧位置に移動することで、スペーサ16aによって支持された支持パネル40が、バネ9aによってZ方向の下側に向かって付勢されるように力が加わる。続いて、支持ピン5に載置されている被処理基板30を、当該支持ピン5によって、Z方向の上側に移動させる。これにより、被処理基板30の上面に形成された接着層を、スペーサ16aに支持された支持パネル40の底面の近傍にまで移動させる(図9参照)。その後、スペーサ16aを抜き位置に移動させることにより、押圧ピン9のバネ9aによって加えられた力により、支持ピン5と押圧ピン9とよって挟み込むようにして、被処理基板30と支持パネル40とを押圧する(図10参照)。これにより、被処理基板30と支持パネル40とを重ね合わせ、仮止めする。
(6.被処理基板30と支持パネル40との貼り付け)
次に、支持ピン5と、上側プレート部材1bとを同じ速度で降下させる。これにより、加熱した上側プレート部材1bと、加熱した下側プレート部材1aとの間で、被処理基板30と支持パネル40とを挟みこんで押圧することにより、当該被処理基板30と支持パネル40とを貼り付ける(図11参照)。
〔積層体60〕
図15に示す、本実施形態に係る貼付装置100が貼り付ける対象である被処理基板30、支持パネル40、及び積層体60の概略について説明する。なお、積層体60は、被処理基板30と支持パネル40とが貼り付けられてなる積層体である。
(被処理基板30)
本実施形態において、被処理基板30は、素子32を封止材33によって封止した封止体の一方の平面部において、素子32にある端部の端子をチップエリア外に配置するための再配線層31が形成された封止基板(基板)35を備え、当該封止基板35が、接着層43及び分離層42を介して、パネル(支持体)41に支持された基板である。再配線層31の支持パネル40と接する面には接着層43が形成されている。なお、再配線層31に形成されている接着層43は、素子32及び封止材33と、分離層42との間の接着層43と同じ部材等を採用することができ、被処理基板30における、パネル(支持体)41、分離層42は、後述する支持パネル40が備えている部材等と同じ部材等を採用することができる。
被処理基板30は、貼付装置100によって、支持パネル40に貼り付けられ、積層体60を形成した後、被処理基板30におけるパネル41側から、被処理基板30側における分離層42に向かって光が照射される。これにより、当該分離層42を変質させ、被処理基板30側のパネル41を積層体60から分離する。その後、支持パネル40に支持された、封止基板35における、再配線層31が設けられていない面において、別の素子(図示しない)を実装する等の加工が行なわれる。
素子32は、半導体素子またはその他の素子であり、単層または複数層の構造を有し得る。なお、素子32が半導体素子である場合、封止基板35をダイシングすることにより得られる電子部品は、半導体装置となる。
封止材33としては、例えば、エポキシ系の樹脂、シリコーン系の樹脂等を用いることができる。一実施形態において、封止材33は、素子32毎に設けられているのではなくて、接着層43に実装された複数の素子32の全てを一体的に封止している。
再配線層31は、RDL(Redistribution Layer)とも呼ばれ、素子32に接続する配線を構成する薄膜の配線体であり、単層または複数層の構造を有し得る。一実施形態において、再配線層31は、誘電体(例えば、酸化シリコン(SiOx)、感光性エポキシ等の感光性樹脂等)に、導電体(例えば、アルミニウム、銅、チタン、ニッケル、金等の金属等)によって配線が形成された構成であり得るが、これに限定されない。
なお、図15に示した被処理基板30では、再配線層31における支持パネル40と接する面に接着層43が設けられているが、別の実施形態において、接着層43は、支持パネル40上の分離層42の被処理基板30と接する面に設けられていてもよい。
また、貼付装置100は、被処理基板30に代えて、パネル41によって支持されていない封止基板35を、支持パネル40に貼り付けてもよい。また、被処理基板30は、封止基板35をパネル41によって支持してなる基板に限定されず、シリコンウエハ基板、セラミックス基板、薄いフィルム基板、フレキシブル基板等の任意の基板とすることができる。
(支持パネル40)
支持パネル40は、被処理基板30を支持する支持体であり、パネル(支持体)41と、当該パネル41上に分離層42が形成されている。支持パネル40は、当該分離層42を介して、被処理基板30の封止基板35に貼り付けられる。
パネル41は、基板の薄化、搬送、実装等のプロセス時に、基板の破損または変形を防ぐために必要な強度を有していればよく、より軽量であることが望ましい。以上の観点から、パネル41は、ガラス、シリコン、アクリル系樹脂、セラミック等で構成されていることが好ましく、ガラスで構成されていることがより好ましい。
分離層42は、パネル41を介して照射される光を吸収することにより変質する層である。分離層42は、光を吸収する構造を有する材料のみから形成されていることが好ましいが、分離層の本質的な特性を損なわない範囲において、光を吸収する構造を有していない材料を添加して、分離層42を形成してもよい。
一実施形態において、分離層42は、フルオロカーボンからなっていてもよい。分離層42は、フルオロカーボンによって構成されることにより、光を吸収することによって変質するようになっており、その結果として、光の照射を受ける前の強度または接着性を失う。よって、わずかな外力を加える(例えば、支持パネル40を持ち上げる等)ことによって、分離層42が破壊されて、パネル41と封止基板35とを分離し易くすることができる。分離層42を構成するフルオロカーボンは、プラズマCVD(化学気相堆積)法によって好適に成膜することができる。
また、他の実施形態において、例えば、分離層42は、光吸収性を有している構造をその繰り返し単位に含んでいる重合体、無機物、赤外線吸収性の構造を有する化合物、及び反応性ポリシルセスキオキサン等を用いて形成されてもよい。なお、分離層42における光の吸収率は80%以上であることが好ましい。
分離層42の厚さは、下限値が0.05μm以上であることが好ましく、0.3μm以上であることがより好ましい。また、分離層42の厚さは、上限値が、50μm以下であることが好ましく、1μm以下であることがより好ましい。分離層42の厚さが0.05μm〜50μmの範囲に収まっていれば、短時間の光の照射及び低エネルギーの光の照射によって、分離層42に所望の変質を生じさせることができる。また、分離層42の厚さは、生産性の観点から1μm以下の範囲に収まっていることが特に好ましい。
接着層43は、被処理基板30における封止基板35と支持パネル40とを接着する層であり、基板及びパネルの少なくとも何れかに接着剤を塗布することにより形成される。接着層を構成する接着剤は、例えば、加熱することによって熱流動性が向上する熱可塑性樹脂を接着材料として含んでいてもよく、熱または光によって硬化する硬化性樹脂を含んでいてもよい。熱可塑性樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、マレイミド系樹脂、炭化水素系樹脂、熱可塑性エラストマー、及び、ポリサルホン系樹脂等が挙げられる。また、硬化性樹脂には、例えば、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、または、上述の熱可塑性樹脂に、例えば、アクリルモノマー等の硬化性モノマーを含んでいる樹脂組成物等を挙げることができる。
接着層の形成方法、即ち、基板またはパネルに接着剤を塗布する塗布方法、あるいは、基材に接着剤を塗布して接着テープを形成する形成方法は、特に限定されるものではないが、接着剤の塗布方法としては、例えば、スピンコート法、ディッピング法、ローラーブレード法、スプレー法、スリットノズル法による塗布法等が挙げられる。
接着層の厚さは、貼り付けの対象となる基板及びパネルの種類、貼り付け後の基板に施される処理等に応じて適宜設定すればよいが、10〜150μmの範囲内であることが好ましく、15〜100μmの範囲内であることがより好ましい。
〔積層体の変形例〕
貼付装置100が基板と支持体とを貼り付けることにより形成される積層体は、上記の実施形態に限定されない。貼付装置100が形成する積層体は、封止基板35と、パネル41とを貼り付けることができれば、接着層、及び分離層の何れかを備えていればよい。
例えば、一変形例に係る積層体は、封止基板(基板)と、光を透過する材料によって形成されたパネル(支持体)とを、光を吸収することにより変質する分離層を介して積層してなる積層体であってもよい。つまり、積層体60のように、分離層42と封止基板35との間に接着層43を備えていなくてもよい。このような、積層体を形成するための分離層として、接着性を有している分離層を挙げることができ、当該分離層には、例えば、硬化型樹脂または熱可塑性樹脂であって光吸収性を備えている樹脂を用いて形成される分離層、及び、接着性を有している樹脂に光を吸収する材料を配合してなる分離層等を挙げることができる。硬化型樹脂または熱可塑性樹脂であって光吸収性を備えている樹脂を用いて形成される分離層には、例えば、ポリイミド樹脂を用いて形成される分離層を挙げることができる。また、接着性を有している樹脂に光を吸収する材料を配合してなる分離層には、例えば、アクリル系紫外線硬化型樹脂にカーボンブラック等を配合してなる分離層、及び粘着性樹脂にグラスバブルスの赤外線吸収材料等を配合してなる分離層等を挙げることができる。なお、これら分離層も、接着性の有無によらず、光を吸収することで変質する分離層の範疇である。
また、さらに別の変形例に係る積層体は、例えば、封止基板(基板)と、光を透過する材料によって形成されたパネル(支持体)とを、接着層を介して積層してなる積層体であり、当該接着層は、機械的な力を加えることで剥離することができる程度の接着力を有している接着層である。このような積層体を形成することができる接着剤としては、例えば、感圧性接着剤(粘着剤)、及び可剥離性接着剤等を挙げることができる。感圧性接着剤には、例えば、公知の感圧性接着剤を挙げることができる。可剥離性接着剤は、例えば、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂、または熱硬化性樹脂等に、ワックスやシリコーン等の離型剤を配合することにより接着力を調整した接着剤であってもよい。また、熱硬化性樹脂、または光硬化性樹脂等を含み、これらの樹脂を硬化させることにより可剥離性を発現するような、硬化型の接着剤であってもよい。また、このような、剥離可能な接着剤は、蜜蝋やワックス等の接着力の低い熱可塑性樹脂を主たる成分として含んでなる接着剤であり得る。
<貼付装置101>
本発明に係る貼付装置は、上述の実施形態(第一実施形態)に限定されない。図12、及び図13に示すように、例えば、一実施形態(第二実施形態)に係る貼付装置101は、4つのロードセル15’を備えており、サーボモータ13は、1つの上部押圧軸14’aを介して、当該4つのロードセル15’に押圧力を加え、ロードセル15’の夫々は、下部押圧軸14’bを介して上側プレート部材1bに押圧力を加える構成である。
図12は、第二実施形態に係る貼付装置101の概略の構成を示す図であり、図13の(a)は、第二実施形態に係る貼付装置101におけるロードセル15’の配置を説明する図であり、図13の(b)は、支持部材10の配置を説明する図である。なお、第一実施形態と同じ符号の部材については、同一の部材を指し、その説明を省略する。また、図12及び13においては、4つのロードセル15’の1つについてのみ符号を付しており、同じ形状にて図示されている他のロードセル15’については符号を省略している。同様に、平面部11bを二点鎖線によって等分割する分割押圧領域についても、1つの分割押圧領域19についてのみ符号を付しており、他の分割押圧領域19については符号を省略している。
図13の(a)に示すように、貼付装置101は、二点鎖線によって区分される4つの分割押圧領域19の夫々の中心点を押圧するように、4つのロードセル15’の夫々が配置されている。4つのロードセル15’の夫々は、下部押圧軸14’bを介して、上側プレート部材1bが配置されている。これによって、サーボモータ13が上側プレート部材1bの平面部11bに加える押圧力を、平面部11bを4つに等分割した分割押圧領域19の夫々において検知することができる。よって、1つのロードセル15によって、上側プレート部材1bの平面部11bに加わる押圧力を検知する場合と異なり、上側プレート部材1bの平面部11bに加わる押圧力の差、つまり、押圧力の偏りを好適に検知することができる。よって、平面部11bを4つに等分割した分割押圧領域19の夫々において検知された押圧力の差を小さくすることで、1つのロードセルによって、プレート部材1に加えられる押圧力を検知する場合よりも、均一な押圧力の分布を得ることができる。
なお、貼付装置101では、標準サンプルとなる被処理基板30、及び支持パネル40、または、調整用ワーク(標準サンプルとなる被加工板)を下側プレート部材1a、及び上側プレート部材1bの間に配置して、サーボモータ13により押圧力を加えることによって、各ロードセル15’が検知する押圧力の差を特定し、その後、当該押圧力の差を小さくするように調整してもよい。
4つのロードセル15’の夫々が検知する押圧力の差を小さくする方法には、例えば、シム(調整部材、図示せず)を、ロードセル15’と下部押圧軸14’bとの隙間に挿入することで、押圧力の差を調整する方法を挙げることができる。
なお、図13の(b)に示すように、貼付装置101は、貼付装置100の場合と同様に、分割支持領域12の夫々をその裏面側から支持する支持部材10を備えており、下側プレート部材1aの平面部11aに加えられる押圧力を均一に受け止めることができる。よって、貼付装置101は、上側プレート部材1bの平面部11bから均一な分布にて加えられる押圧力を、下側プレート部材1aの平面部11aにおいて均一に受け止めることができる。よって、被処理基板30及び支持パネル40を均一な厚さに好適に貼り付けることができる。
なお、貼付装置101において、分割押圧領域19の数は、4個であるが、上側プレート部材である平面部の全面を占める領域の相似形である分割押圧領域の数は、4個、つまり2個に限定されない。分割押圧領域19の数は、M個の分割押圧領域に平面部の全面を占める領域を等分割する構成であればよい。ここで、Mは、上側プレート部材1bの大きさに応じて適宜設計すればよいが、Mが2以上の整数であれば、プレート部材に加えられる押圧力の分布を好適に検知することができる。また、Mが、2以上の整数であり、かつ分割支持領域12の数を規定するNよりも、小さい整数であれば、プレート部材の全面に加えられる押圧力の偏りを好適に検知することが可能であり、Mは、2〜8の整数が好ましく、4〜8の範囲の整数であることがさらに好ましい。
<貼付装置102>
本発明に係る貼付装置は、上述の実施形態(第一実施形態及び第二実施形態)に限定されない。図14に示すように、例えば、一実施形態(第三実施形態)に係る貼付装置102は、第二実施形態における1つのサーボモータ13の代わりに、4つのサーボモータ13’を備えており、押圧力特定部20及び制御部21をさらに備えている構成である。
これにより、貼付装置102は、4つのロードセル15’の夫々において検知した押圧力に基づき、4つのサーボモータ13’がプレート部材1に加える押圧力を個別に調整することができる。よって、例えば、被処理基板30及び支持パネル40の個体差や種類等の変化に適応するように、プレート部材1に加える押圧力を好適に調整することができる。
以下に、図14を用いて、本実施形態に係る貼付装置102が有している、複数のサーボモータ13’、押圧力特定部20、及び制御部21についてより詳細に説明する。
図14は、本実施形態に係る貼付装置102の概略の構成を示す図である。なお、第一実施形態と同じ符号を示す部材については、同一の部材を指し、その説明を省略する。また、図14において、同じ形状にて図示されている部材は、そのうちの1つに付された符号の部材と同じ構成の部材である。
貼付装置102は、4つのロードセル15’の夫々に押圧力を加えるように、4つのサーボモータ13’を備えている(図14、及び図13の(a))。つまり、1つのロードセル15’に対して、1つのサーボモータ13’を備えている。これにより、プレート部材1に加える押圧力を、4つのサーボモータ13’によって個別に調整することができる。
押圧力特定部20は、4つのロードセル15’の夫々が検知した押圧力の差を特定する。図14に示すように、押圧力特定部20は、ロードセル15’の夫々に対して、有線または無線によって接続されており、ロードセル15’の夫々で測定した押圧力の値のデータとして取得する。制御部21は、押圧力特定部20が取得したロードセル15’の夫々の押圧力の値に基づき、サーボモータ13’を制御する。
より具体的には、貼付装置102は、まず、制御部21が、Z方向に向かって下側に上側プレート部材1bを移動させるように、4つのサーボモータ13’の夫々を制御する。次いで、制御部21は、重ね合わせた被処理基板30及び支持パネル40に所定の押圧力を加えるように4つのサーボモータ13’の夫々を制御する。ここで、押圧力特定部20は、ロードセル15’の夫々が検知した押圧力の値をデータとして受け取る。続いて、押圧力特定部20は、得られた押圧力のデータを用い、例えば、和算処理等を行なうことによって、4つのサーボモータ13’の夫々が、分割押圧領域19の夫々に加える押圧力の差を小さくするよう、4つのサーボモータ13’の夫々が、分割押圧領域19に加えるべき押圧力の修正値を求める。その後、制御部21は、押圧力特定部20が求めた押圧力の修正値に基づいて、4つのサーボモータ13’の夫々が上側プレート部材1bに加える押圧力を制御する。これにより、上側プレート部材の平面部11b、つまり、分割押圧領域19の夫々に加わる押圧力に差がある場合でも、当該差を低減することができる。その結果、被処理基板30と支持パネル40とを、均一な厚さに貼り付けることができる。なお、制御部21は、分割押圧領域19の夫々に加わる押圧力の差が、所定の範囲内に調整された後、所定の時間が経過すると、上側プレート部材1bをZ方向に向かって上側に移動させるように、4つのサーボモータ13’の夫々を制御する。これにより、被処理基板30及び支持パネル40から積層体60を形成することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態に夫々開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、半導体装置の製造において好適に利用することができる。
1 プレート部材
1a 上側プレート部材(プレート部材)
1b 下側プレート部材(プレート部材)
10 支持部材
11 平面部
11a 下側プレート部材の平面部(平面部)
11b 上側プレート部材の平面部(平面部)
12 分割支持領域
13、13’ 押圧部
14、14’ 押圧軸
14a、14’a 上部押圧軸(押圧軸)
14b、14’b 下部押圧軸(押圧軸)
15、15’ 押圧力検知部
16 保持部
16a スペーサ(保持部)
16b 筒状部(保持部)
16c 軸部(保持部)
17 連結軸(保持部)
18 位置センサ(位置検知部)
18a マグネット(位置検知部)
18b、18c センサヘッド(位置検知部)
19 分割押圧領域
20 押圧力特定部
21 制御部
30 被処理基板(基板)
35 封止基板(基板)
40 支持パネル(支持体)
41 パネル(支持体)
50 減圧室
100、101、102 貼付装置

Claims (7)

  1. 基板と、上記基板を支持する支持体とを貼り付ける貼付装置であって、
    上記基板と上記支持体とを挟みこむ一対のプレート部材と、
    上記一対のプレート部材のうちの一方のプレート部材を支持する複数の支持部材と、
    上記一対のプレート部材のうちの他方のプレート部材を上記一方のプレート部材に向かって押圧する押圧部と、
    上記押圧部と上記他方のプレート部材との間に、上記押圧部が上記他方のプレート部材に加える押圧力を検知する押圧力検知部と、を備えており、
    上記一対のプレート部材の夫々は、矩形である平面部を有しており、
    上記複数の支持部材の夫々は、上記一方のプレート部材の平面部の全面を占める領域を上記矩形の相似形であるN個(ここで、Nは2以上の整数である)の分割支持領域に等分割してなる当該分割支持領域の夫々を、上記一方のプレート部材の平面部の裏面側から、個別に支持するように配置されていることを特徴とする貼付装置。
  2. 上記押圧力検知部は、複数の押圧力検知部からなり、
    当該複数の押圧力検知部は、上記他方のプレート部材の平面部の全面を占める領域を上記矩形の相似形であるM個(ここで、Mは2以上の整数である)の分割押圧領域に等分割してなる当該分割押圧領域の夫々に加わる押圧力を、別個に検知するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の貼付装置。
  3. 上記押圧部は、複数の押圧部からなり、
    当該複数の押圧部の夫々は、上記複数の押圧力検知部の夫々を個別に押圧するように配置されており、
    上記押圧力検知部の夫々が検知した押圧力の差を特定する押圧力特定部と、
    上記押圧力特定部が特定した押圧力の差が小さくなるように、上記複数の押圧部の夫々が上記他方のプレート部材に加える押圧力を制御する制御部と、を備えていることを特徴とする請求項2に記載の貼付装置。
  4. Nは、Mよりも大きい整数であることを特徴とする請求項2または3に記載の貼付装置。
  5. Nは4であり、Mは2であることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の貼付装置。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載の貼付装置を格納する減圧室と、
    上記減圧室の外部から内部へと挿入され、当該減圧室に搬入された上記基板または上記支持体を、上記一対のプレート部材の間に保持する保持部と、
    上記減圧室の外部に設けられ、上記保持部を、上記一対のプレート部材における少なくとも一方の平面部に対して平行に移動させる駆動部と、
    上記減圧室の外部に設けられ、上記減圧室の外部における上記保持部の位置から、上記減圧室の内部における上記保持部の端部の位置を検知する位置検知部と、をさらに備えていることを特徴とする貼付装置。
  7. 上記押圧部は、上記減圧室の外部において、上記減圧室とは別に固定されており、上記減圧室の外部から内部へと挿入される押圧軸を介して、上記他方のプレート部材に押圧力を加えることを特徴とする請求項6に記載の貼付装置。
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