JP2018060099A - 画像形成装置 - Google Patents

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優 奥津
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Masahiro Ishino
正浩 石野
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Abstract

【課題】単に金属色トナー像を形成する場合と比較して、金属色画像の光輝感を高める。【解決手段】画像形成装置は、特定形状の金属色画像の形成指示を受け付ける受付部と、金属色トナー像を形成する金属色の画像形成ユニット(画像形成ユニット11)と、金属色トナー像を用紙に転写する転写部と、金属色トナー像を用紙に定着させる定着ユニット60と、定着ユニット60にて定着される際に金属色トナーが入り込む空隙を設けて金属色画像に対応する金属色トナー像を金属色の画像形成ユニット(画像形成ユニット11)に形成させる制御を行う主制御部50とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
例えば金属顔料などを含む金属色トナーを用いて、金属色画像を形成する画像形成が行われる場合がある。例えば特許文献1には、金属片を含有する特殊トナーを含む複数のトナーを用いて記録媒体上にトナー像を形成する画像形成手段、及び画像形成手段によって記録媒体上に形成されたトナー像を定着する定着手段は、金属片を含有する特殊トナーを含む複数のトナーを用いて画像形成及び定着工程の後、再搬送手段によって定着手段でトナー像が定着された記録媒体の同一面を画像形成手段へと再度搬送して、金属片を含有しないトナーを用いた画像形成及び定着工程を行い、金属片を含有する特殊トナーを用いた定着工程の定着圧力は、金属片を含有しないトナーを用いた定着工程の定着圧力よりも高く構成することが記載されている。
特開2014−21466号公報
ここで、金属色トナーを用いて金属色画像の画像形成を行う際に、用紙上の金属色画像が光り輝いて見える光輝感を高めることが要求される場合がある。そして、金属色画像の光輝感は、金属色トナーに含まれる例えば金属顔料の向きが揃うことで向上する。しかしながら、単に金属色トナー像を用紙に形成するだけでは、金属色トナーの例えば金属顔料の向きが揃わず、金属色画像の光輝感を高めることが難しかった。
本発明は、単に金属色トナー像を形成する場合と比較して、金属色画像の光輝感を高めることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、特定形状の金属色画像の形成指示を受け付ける受付部と、金属色トナー像を形成する像形成手段と、用紙に前記金属色トナー像を転写する転写部と、前記金属色トナー像を用紙に定着させる定着部と、前記定着部にて定着される際に金属色トナーが入り込む空隙を設けて前記金属色画像に対応する金属色トナー像を前記像形成手段に形成させる制御を行う制御部と、を備える画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、前記金属色トナー像とは異なる非金属色トナー像を用いて用紙に下地層を形成する下地処理手段を備える請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、前記下地処理手段は、前記非金属色トナー像として透明トナー像を用いる請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、前記下地処理手段は、前記非金属色トナー像として白色トナー像または有色トナー像を用いる請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、白色トナー像を用いて用紙に下地層を形成するとともに、前記金属色トナー像と当該白色トナー像との間に、さらに下地層として透明トナー像または有色トナー像を形成する下地処理手段を備える請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、前記定着部は、前記金属色トナー像が定着された用紙に対して再定着処理を行う請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、前記定着部は、前記再定着処理を行う場合に、用紙に付与するせん断力、用紙に加える圧力、および用紙の加熱温度のうち少なくとも一つを前回の定着よりも高くする請求項6に記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、前記定着部は、金属色の定着画像が形成された用紙に対して非金属色トナー像がさらに転写された後に、当該用紙に対して定着処理を行う請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、特定形状の金属色画像の形成指示を受け付ける受付部と、金属色トナー像を形成する像形成手段と、搬送する用紙に前記金属色トナー像を転写する転写部と、前記金属色トナー像を用紙に定着させる定着部と、前記転写部で、予め定められた幅の前記金属色トナー像と、予め定められた幅の空隙とが、前記用紙の搬送方向に交互に並ぶように金属色トナーを前記像形成手段に形成させる制御を行う制御部と、を備える画像形成装置である。
請求項1の発明によれば、単に金属色トナー像を形成する場合と比較して、金属色画像の光輝感を高めることができる。
請求項2の発明によれば、地合いが整地化された用紙上にて、金属色トナーの例えば金属顔料の向きを揃えることができる。
請求項3の発明によれば、用紙の地合いを整地化するとともに、金属色画像の光輝感をより高めることができる。
請求項4の発明によれば、例えば有色の用紙を用いた場合に、金属色画像の見せ方の制御が容易になる。
請求項5の発明によれば、例えば有色の用紙を用いた場合に、金属画像の見せ方の制御が容易になったり、金属色画像の光輝感をさらに高めたりすることが可能になる。
請求項6の発明によれば、金属色画像の光輝感をさらに高めることができる。
請求項7の発明によれば、金属色画像の光輝感が高まる条件にて金属色トナー像の定着処理を行うことができる。
請求項8の発明によれば、非金属色の定着画像の光沢感が低減され、金属色画像の光輝感の低下を抑制することが可能になる。
請求項9の発明によれば、単に金属色トナー像を形成する場合と比較して、金属色画像の光輝感を高めることができる。
本実施形態の画像形成装置の構成例を示した図である。 本実施形態の金属色印刷処理の機能ブロック図である。 (a)、(b)および(c)は、金属色印刷処理にて形成される金属色トナー像の説明図である。 (a)および(b)は、金属色トナー像の空隙設定の実験結果を示す図である。 本実施形態の金属色印刷処理のフロー図である。 (a)および(b)は、金属色トナー像の定着前後の状態の説明図である。 金属色の定着画像と透明色の定着画像との光の挙動を説明する図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、変形例の金属色印刷処理の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について説明する。
<画像形成装置の説明>
図1は、本実施形態の画像形成装置1の構成例を示した図である。
図1に示すように、画像形成装置1は、所謂タンデム型のカラープリンタであり、画像データに基づき画像形成を行う画像形成部10を備えている。また、画像形成装置1は、画像形成装置1全体の動作制御や例えばPC(パーソナルコンピュータ)等との通信、画像データに対して行う画像処理等を実行する主制御部50を備えている。そして、画像形成装置1は、ユーザからの操作入力の受付やユーザに対する各種情報の表示を行うユーザインタフェース部30を備えている。
<画像形成部の説明>
画像形成部10は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であって、金属色の画像形成ユニット11G、イエロー(Y)の画像形成ユニット11Y、マゼンタ(M)の画像形成ユニット11M、シアン(C)の画像形成ユニット11C、黒(K)の画像形成ユニット11K、白色(W)の画像形成ユニット11W、および透明色(T)の画像形成ユニット11T(像形成手段の一例)の7つの画像形成ユニットを備えている。
なお、以下の説明において、各画像形成ユニットを区別しないで説明する場合には「画像形成ユニット11」と総称する。
また、本実施形態において、金属色の画像形成ユニット11G以外の各画像形成ユニット11は、下地処理手段の一例としても機能する。
各画像形成ユニット11は、例えば、静電潜像が形成され、その後に各色トナー像が形成される感光体ドラム12と、感光体ドラム12の表面を予め定められた電位で帯電する帯電器13と、帯電器13により帯電された感光体ドラム12を画像データに基づいて露光する露光器14と、感光体ドラム12上に形成された静電潜像を各色トナーにより現像する現像器15と、転写後の感光体ドラム12表面を清掃するクリーナ16と、を備えている。そして、各画像形成ユニット11は、現像器15に収容されるトナーを除いて同様に構成されている。
また、画像形成部10は、各画像形成ユニット11の感光体ドラム12に形成された各色トナー像が転写される中間転写ベルト20と、各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト20に転写(一次転写)する一次転写ロール21と、を備えている。さらに、画像形成部10は、中間転写ベルト20上に重畳して転写された各色トナー像を用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ロール22と、二次転写された各色トナー像を用紙P上に定着させる定着ユニット60(定着部の一例)と、を備えている。
なお、本実施形態では、二次転写ロール22が配置され、中間転写ベルト20上の各色トナー像が用紙Pに二次転写される領域を二次転写領域23と呼ぶ。
なお、本実施形態では、中間転写ベルト20、一次転写ロール21および二次転写ロール22が、転写部の一例として機能する。
また、本実施形態の説明において、画像形成ユニット11にて形成された定着前の像を「トナー像」と呼び、用紙Pに定着された像のことを「定着画像」と呼ぶ。
また、本実施形態では、中間転写ベルト20の回転方向において、二次転写領域23を基準とし、下流側から上流側に向けて、透明色の画像形成ユニット11T、白色の画像形成ユニット11W、黒の画像形成ユニット11K、シアンの画像形成ユニット11C、マゼンタの画像形成ユニット11M、イエローの画像形成ユニット11Y、金属色の画像形成ユニット11G、の順に配置される。特に、本実施形態の画像形成装置1では、中間転写ベルト20の回転方向において、二次転写領域23を基準として、複数の画像形成ユニット11のうち金属色の画像形成ユニット11Gを最も上流側に配置している。
<定着ユニットの構成の説明>
図1に示すように、定着ユニット60は、加熱ロール61と、加圧ロール62とを備えて構成されている。
加熱ロール61は、円筒状のロールである。そして、加熱ロール61は、図示しない駆動モータからの回転駆動力により回転する。そして、加熱ロール61は、内部に配置されたハロゲンヒータ71により、予め定められた温度に加熱される。
加圧ロール62は、円筒状のロールである。そして、加圧ロール62は、図示しない駆動モータからの回転駆動力により回転する。また、加圧ロール62は、図示しない押付機構によって加熱ロール61に向けて押し付けられている。これにより、加圧ロール62は、加熱ロール61との間に位置する用紙Pに対して圧力を加える。なお、本実施形態では、加圧ロール62は、用紙Pに対して加える圧力の大きさを変更可能になっている。
続いて、本実施形態の各現像器15に収容されるトナーについて説明する。
イエローのトナーTyは、用紙Pに定着された際に、黄色を呈する。マゼンタのトナーTmは、用紙Pに定着された際に、赤色を呈する。シアンのトナーTcは、用紙Pに定着された際に、青色を呈する。黒のトナーTkは、用紙Pに定着された際に、黒色を呈する。
なお、本実施形態の説明において、イエローのトナー、マゼンタのトナー、シアンのトナーおよび黒のトナーを総称して、有色トナーと呼ぶ場合がある。また、これらのトナーを用いて形成されるトナー像を、有色トナー像と呼ぶ場合がある。
白色トナーTwは、用紙Pに定着された際に、白色を呈する。白色トナーTwは、例えば二酸化チタン等の白色顔料を含有している。
透明トナー(クリアトナー)Ttは、用紙Pに定着された際に、透明色を呈する。なお、本実施形態において、透明とは、少なくとも可視光に対して透明であることを意味する。そして、透明トナーTtは、外部の照明からの光を透過するとともに、背後の用紙Pや他のトナーにて反射した光も透過する。
そして、本実施形態の透明トナーTtは、結着樹脂および離型剤を有し、着色剤を実質的に含まないものである。なお、実質的に含まないとは、肉眼でその着色の程度が気にならない程度を意味する。
また、本実施形態の画像形成装置1では、透明トナーTtを用いて、用紙Pに対して下地処理を行う場合がある。下地処理とは、用紙Pの表面にトナー像を形成することで、用紙Pの地合いを整地化したり、金属色画像の見え方を向上させたりする処理である。
本実施形態において、下地層としての透明トナー像は、金属色トナー像の外形と同じ外形をしている。そして、下地層としての透明トナー像は、金属色トナー像を形成する箇所に対応して設けられる。すなわち、下地層としての透明トナー像は、金属色画像を形成する際に用いる画像データに基づいて作成される。そして、下地層としての透明トナー像は、用紙Pにおいて金属色トナー像に重なるように形成される。
金属色トナー(メタリックトナー)Tgは、用紙Pに定着された際に、金属色を呈する。ここで、金属色としては、例えば金色や銀色などを例示することができる。
そして、本実施形態の金属色トナーTgは、例えばスチレンやアクリル等の合成樹脂による結着樹脂や、着色剤、配合剤に加えて、銀粉末、金属アルミニウム粉等のような粒径が相対的に大きな金属顔料を配合したものである。また、銀粉末などの金属顔料は、扁平状、鱗片状、円盤状または球形状に形成されている。さらに、銀粉末などの金属顔料は、平均粒子径が、イエロー、マゼンタ、シアン、黒などの通常のトナーよりも相対的に大きくなっている。
なお、金属色トナーTgは、銀粉末や金属アルミニウム粉等のような金属顔料(粉体)を配合したものに限らず、薄片状無機結晶質基質上に二酸化チタンからなる薄膜を被覆させた鱗片状顔料を着色剤に配合したものや、金属自体を鱗状薄片にして配合したものなどを用いても良い。
<画像形成動作の説明>
次に、本実施形態の画像形成装置1の基本的な画像形成動作について説明する。
画像形成部10の画像形成ユニット11各々は、上記の機能部材を用いた電子写真プロセスにより透明色、白色、黒、シアン、マゼンタ、イエロー、金属色の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット11にて形成された各色トナー像は、一次転写ロール21により中間転写ベルト20上に順に一次転写され、各色トナーが重畳された合成トナー像を形成する。中間転写ベルト20上の合成トナー像は、中間転写ベルト20の移動(矢印方向)に伴って二次転写ロール22が配置された二次転写領域23に搬送される。
用紙搬送系では、用紙収容容器40から繰出しロールにより繰り出された用紙Pは、搬送路に沿って搬送され、二次転写領域23に到達する。二次転写領域23では、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された合成トナー像が用紙Pに一括して二次転写される。
その後、合成トナー像が転写された用紙Pは、中間転写ベルト20から分離され、搬送路に沿って定着ユニット60に搬送される。定着ユニット60に搬送された用紙P上の合成トナー像は、定着ユニット60によって定着処理を受けて用紙Pに定着される。
また、両面印刷時には、上述した過程によって第1面に定着画像が形成された用紙Pは、搬送路に導かれて反転した後に、再び二次転写領域23に到達する。二次転写領域23では、第1面の場合と同様にして、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された第2面の各色トナー像が用紙Pに一括して二次転写される。そして、第1面と同様に、定着ユニット60によって定着処理を受けて第2面に定着画像が形成される。
さらにまた、金属色印刷処理等において片面に複数回の印刷を行うときには、第1面に定着画像が形成された用紙Pは、搬送路に導かれて、再び二次転写領域23に到達する。二次転写領域23では、二次転写ロール22により形成された転写電界によって、中間転写ベルト20上に保持された各色トナー像が用紙Pの第1面に一括して二次転写される。そして、再び用紙Pに転写された各色トナー像は、定着ユニット60によって定着処理を受ける。
また、金属色印刷処理において後述の再定着処理を行うときには、上述した過程によって第1面に定着画像が形成された用紙Pは、搬送路に導かれて二次転写領域23を通過した後、再び定着ユニット60に到達する。そして、用紙Pは、定着ユニット60によって再度の定着処理を受ける。
本実施形態において、再定着処理とは、金属色トナー像に対して少なくとも2回の定着処理を行うことである。より具体的には、再定着処理は、用紙Pに対して金属色トナー像を定着した後に、その用紙Pに新たに金属色トナー像を転写することなく、その用紙Pの金属色の定着画像に対して再度の定着を行う処理である。
<定着ユニットでの定着動作についての説明>
次に、本実施形態の定着ユニット60での定着動作について説明する。
画像形成装置1の二次転写領域23(図1参照)においてトナー像が静電転写された用紙Pは、搬送路(図1参照)に沿って定着ユニット60の加熱ロール61と加圧ロール62との対向部(以下、ニップ部と呼ぶ)に向けて搬送される。そして、ニップ部を通過する用紙P表面の未定着のトナー像は、主としてニップ部に作用する圧力と熱とにより用紙Pに定着される。
さらに、本実施形態の定着ユニット60は、金属色印刷処理において、加熱ロール61と加圧ロール62との回転速度を異ならせる。すなわち、定着ユニット60は、加熱ロール61と加圧ロール62とで線速差が生じるようにする。そして、定着ユニット60は、金属色印刷処理を行う場合に、用紙Pの金属色トナー像に対してせん断力が付与されるようにしている。
ここで、金属色トナー像が用紙Pに転写されたとき、用紙面に対して切り立っている金属顔料も存在するなど、金属顔料の向きは、揃っていない。本実施形態の定着ユニット60は、金属色トナー像の金属顔料に対して、せん断力を付与しながら定着処理を行う。これによって、金属色トナー像の金属顔料は、用紙面に沿った方向を向いて揃うようになる。その結果、本実施形態では、金属色の定着画像の光輝感が向上する。
<金属色印刷処理の説明>
次に、本実施形態の金属色印刷処理を実現する主制御部50(制御部、受付部の一例)の機能構成について説明する。
図2は、本実施形態の金属色印刷処理の機能ブロック図である。
図2に示すように、主制御部50は、用紙情報を取得する用紙情報取得部51と、用紙Pに金属色トナー像を形成するための下地層を形成する下地処理部52とを有する。また、主制御部50は、金属色印刷処理を行う際の定着ユニット60の定着条件を設定する定着条件設定部53と、金属色トナー像に対してスクリーン処理を施すスクリーン処理部54とを有する。
用紙情報取得部51は、金属色印刷処理の対象となる用紙Pの種類の情報を取得する。本実施形態では、用紙情報取得部51は、例えばユーザインタフェース部30やPC等を介してユーザから用紙収容容器40に収容されている用紙Pの種類の情報を取得する。
また、用紙情報取得部51は、用紙Pの種類毎の地合いの情報を記憶している。そして、用紙情報取得部51は、取得した用紙Pの種類の情報に基づいて、その用紙Pの地合いの情報を下地処理部52に送る。
画像形成装置1では、ユーザによって各種の用紙Pが用紙収容容器40に収容される。そして、用紙Pの地合いは、各種の用紙毎に異なっている。なお、用紙Pの地合いとは、シートの単位面積当たりの重量で表される坪量(g/m2)の均一性である。つまり、用紙の地合いは、用紙Pの厚みのムラである。また、用紙Pの地合いは、例えば坪量の2次元分布を測定することにより得られる。
なお、用紙情報取得部51は、ネットワーク等を介して画像形成装置1の外部から用紙Pの地合いの情報を取得するようにしても良い。
下地処理部52は、用紙情報取得部51から取得した用紙Pの地合いの情報に基づいて、用紙Pの表面に下地処理を行うか否かを判断する。そして、下地処理部52は、下地処理を行うと判断した場合、画像形成ユニット11および定着ユニット60を制御して、下地処理を実行させる。
本実施形態において、下地処理は、金属色トナー像を用紙Pに形成するにあたって、用紙Pに対して例えば透明トナー像を形成することで、用紙Pの表面を平滑化させたりする処理である。
なお、本実施形態の下地処理において、用紙Pの厚み方向において、金属色トナー像と用紙Pの表面との間に形成するトナー像の層のことを下地層と呼ぶ。
ここで、本実施形態では、下地処理は、用紙Pの地合いに応じて実行する。また、下地処理の内容は、用紙Pの地合いが良いほうから悪い方に、地合いが良い、地合いが普通、地合いが悪い、という3段階の地合いの評価に基づいて異ならせている。
下地処理部52は、地合いが悪い用紙Pに対しては、下地層として透明トナー像を用紙Pに定着させた後、金属色トナー像の転写および定着を行う。また、下地処理部52は、地合いが普通の用紙Pに対しては、透明トナー像および金属色トナー像を転写させた後、これら透明トナー像および金属色トナー像を用紙Pに定着させる。なお、下地処理部52は、地合いが良い用紙Pに対しては、下地処理自体を行わない。
そして、下地処理部52は、決定した下地処理の内容情報を定着条件設定部53に送る。
定着条件設定部53は、下地処理部52から取得した下地処理の処理内容の情報に基づいて、透明トナー像の定着条件を設定する。そして、定着条件設定部53は、定着ユニット60を制御して用紙Pに対するトナー像の定着を行う。
定着条件設定部53は、地合いが悪い用紙に対して、金属色トナー像が転写される前に、透明トナー像を用紙Pに定着させるように定着ユニット60を制御する。一方、定着条件設定部53は、地合いが悪い用紙に対して、透明トナー像および金属色トナー像の転写後に、透明トナー像および金属色トナー像を用紙Pに定着させるように定着ユニット60を制御する。
また、本実施形態では、金属色印刷処理を行う場合には、再定着処理を行うようにしている。定着条件設定部53は、金属色印刷処理が実行される場合に、金属色トナー像が定着された用紙Pに対して再度の定着が行われるように定着ユニット60を制御する。
さらに、本実施形態では、定着条件設定部53は、再定着処理を行う場合に、金属色トナー像の前回の定着処理の定着条件と、再定着処理の定着条件とを異ならせる。
定着条件設定部53は、再定着処理のときに用紙Pに付与するせん断力が、前回の定着処理のときに用紙Pに付与するせん断力よりも高くなるように設定する。定着条件設定部53は、再定着処理のときの用紙Pに加える圧力が、前回の定着処理のときに用紙Pに加える圧力よりも高くなるように設定する。さらにまた、定着条件設定部53は、再定着処理のときの用紙Pの加熱温度が、前回の定着処理のときの用紙Pの加熱温度よりも高くなるように設定する。
なお、再定着処理を行う場合において、上述のせん断力、圧力および加熱温度のうち全ての条件を高くしても良いし、一部の条件だけを前回の定着処理より高くしても良い。
スクリーン処理部54は、金属色の画像形成ユニット11G(像形成手段の一例)を制御して、用紙Pの搬送方向において空隙S(後述の図3(c)参照)が設けられた金属色トナー像を用紙Pに転写させる。この空隙Sは、金属色トナー像が定着ユニット60にて定着された際に金属色トナーが入り込むことを可能にするものである。
図3は、金属色印刷処理にて形成される金属色トナー像の説明図である。
なお、図3(a)は、用紙Pに印刷したい金属色の印刷画像G1を示す。図3(b)は、印刷画像G1に対応する金属色トナー像G2である。図3(c)は、図3(b)に示す矢印IIIc部の拡大図である。
図3(a)に示すように、例えばPC等から印刷指示を受けて、スクリーン処理部54は、特定形状の金属色の印刷画像G1のデータを取得する。そして、図3(b)に示すように、スクリーン処理部54は、印刷画像G1に対応する形状の金属色トナー像G2を作成する。
そして、図3(c)に示すように、金属色トナー像G2には、定着ユニット60における用紙Pの搬送方向Dにおいて空隙Sが設けられる。より具体的には、金属色トナー像G2は、搬送方向D(副走査方向)と交差する交差方向K(主走査方向)に延びる複数の予め定められた幅の線を、搬送方向Dにおいて並べることによって形成する。また、金属色トナー像G2における複数の線の幅は、他の線との関係において同じにしている。すなわち、金属色トナー像G2は、金属色であって予め定められた幅(例えば、線状や帯状等)のトナー像と、予め定められた幅(例えば、線状や帯状等)の空隙とが、搬送方向Dに交互に並ぶようにして形成される。
本実施形態では、金属色トナー像G2は、ラダー状(縞状)に形成される。また、本実施形態において、金属色トナー像G2に設けられる空隙Sは、10μm〜126μmに設定している。
なお、スクリーン処理部54は、用紙Pの搬送方向Dにおいて空隙Sが設けられた金属色トナー像が形成されるように制御すれば良い。従って、ラダー状(縞状)を構成する線は、必ずしも交差方向Kに沿って形成される必要はない。スクリーン処理部54は、ラダー状であって、交差方向Kに対して傾斜する複数の線によって構成された金属色トナー像が形成されるように制御しても良い。さらに、金属色トナー像に設けられる空隙Sは、規則的なものに限らず、無作為に形成されていても良い。
続いて、金属色トナー像における空隙Sの実験結果について説明する。
図4は、金属色トナー像の空隙設定の実験結果を示す図である。
本実施形態では、図4(a)に示すように、金属色トナー像について空隙Sの幅が異なる複数の画像を形成し、目視により、ラダー感(縞状感)が消えるか否かを確認した。また、金属色トナー像は、透明トナー像を用いて下地処理を施した用紙P上に形成した。さらに、金属色トナー像が転写された用紙Pに対して、再定着処理を行った。
実験は、空隙Sの幅について、42μm、85μm、および127μmの3種類について行った。結果としては、図4(b)に示すように、空隙Sが42μmの場合は、ラダー感が消えた。また、空隙Sが85μmの場合は、ラダー感が消えた。これに対して、空隙Sが127μmの場合は、ラダー感を視認できた。
続いて、本実施形態の画像形成装置1の主制御部50の制御に基づいて実行される金属色印刷処理の具体的な動作を説明する。
図5は、本実施形態の金属色印刷処理のフロー図である。
図5に示すように、まず、金属色印刷処理を行うか否かを判断する(ステップ(以下Sとする)101)。金属色印刷処理を行うか否かは、例えばユーザインタフェース部30や画像形成装置1に接続されるPC等の画面にて、ユーザによる指定を受け付ける。金属色印刷処理が選択されていなければ(S101でNo)、金属色印刷処理を終了する。
一方、金属色印刷処理が選択されている場合には(S101でYes)、用紙Pの地合いの情報を取得する(S102)。次に、用紙Pの地合いの情報に基づいて、下地処理が必要か否かを判断する(S103)。本実施形態では、用紙Pの地合いが普通か、地合いが悪いというものであれば、下地処理を必要と判断する。一方、用紙Pの地合いが良いものであれば、下地処理は必要ないと判断する。そして、下地処理が必要であると判断された場合に(S103にてYes)、地合いが悪いか否かを判断する(S104)。
地合いが悪い場合には(S104にてYes)、用紙Pに透明トナー像を転写する(S105)。透明トナー像の転写は、透明色の画像形成ユニット11Tを用いて行う。その後、定着ユニット60は、定着処理を実行し、透明トナー像を用紙Pに定着させる(S106)。
一方、用紙Pの地合いが普通である場合、すなわち用紙Pの地合いが良くもないが悪くもない場合には(S104にてNo)、用紙Pに透明トナー像を転写して(S107)、S108に進む。
また、S103にて下地処理は必要ないと判断された場合には(S103にてNo)、S108に進む。
そして、用紙Pに金属色トナー像を転写させる(S108)。金属色トナー像の転写は、金属色の画像形成ユニット11Gを用いて行う。その後、定着ユニット60は、定着処理を実行し、金属色トナー像を用紙Pに定着させる(S109)。
さらに、有色トナー像の画像形成を行うか否かを判断する(S110)。有色トナー像の画像形成を行う場合には(S110でYes)、有色トナー像の転写を行う(S111)。有色トナー像の転写は、イエローの画像形成ユニット11Y、マゼンタの画像形成ユニット11M、シアンの画像形成ユニット11Cおよび黒の画像形成ユニット11Kを用いて行う。
その後、定着ユニット60は、定着処理を実行し、有色トナー像を用紙Pに定着させる(S112)。このとき、用紙Pの金属色の定着画像に対しても定着処理が行われるため、金属色の定着画像としては再定着処理が実行されることになる。
ところで、例えば有色トナー像(定着画像)に対して再定着を行うと、有色トナー像(定着画像)の光沢度が高まる。ここで、金属色の定着画像を際立たせて見せるという観点においては、有色トナー像(定着画像)の光沢度は、低い方が好ましい。そこで、本実施形態では、有色トナー像の転写を、金属色の定着画像の形成後に行うようにしている。すなわち、定着ユニット60は、金属色の定着画像が形成された用紙Pに対して非金属色トナー像(有色トナー像)がさらに転写された後に、用紙Pに対して定着処理を行うようにしている。
なお、本実施形態において、用紙Pの地合いの情報に基づいて、下地処理を行うようにしているが、これに限定されない。例えば、用紙Pの地合の情報を用いず、用紙Pの種類毎に下地処理を行うか否かを設定しておき、用紙Pの種類に応じて下地処理を行うようにしても良い。
次に、金属色トナー像の定着前の状態と、定着後の定着画像の状態について説明する。
図6は、金属色トナー像の定着前後の状態の説明図である。
図6(a)に示すように、用紙P上に透明トナー像を用いて、透明色の定着画像を形成することで地合いを整地化し、その上に、金属色トナー像を転写した。また、金属色トナー像は、上述のとおり、定着ユニット60における用紙の搬送方向Dにおいて空隙Sが設けられている。
金属色トナー像には、金属顔料100gが含有されている。そして、図6(a)に示す定着処理前の状態において、金属顔料100gは、不規則な方向を向いている。
そして、定着ユニット60は、用紙Pを搬送しながら、金属色トナー像の加熱および加圧を行う。そして、図6(b)に示すように、金属色トナー像の金属顔料100gの一部は、空隙Sになだれ込むように移動する。なお、金属色トナー像に設けられた空隙Sは、定着処理の後に、少なくとも小さくなる。
本実施形態では、金属色トナー像における搬送方向Dの空隙Sの存在によって、金属顔料100gが自由に動けるスペースが確保される。そして、金属顔料100gは、加熱ロール61および加圧ロール62によって加圧されながら移動することで、向き(配向)が揃ってフロップ感(FI値)が高まる。結果として、金属色の定着画像の光輝感は、向上する。
特に、本実施形態では、金属色トナー像が定着された用紙Pに対して、再定着処理を行う。この再定着処理によって、金属顔料100gの向きは、1回目の定着処理が行われたときよりもさらに揃うようになっている。
また、本実施形態では、下地層として透明トナー像を用いた下地処理を行っている。これによって、本実施形態では、金属色トナー像が定着される際に、金属顔料100gが用紙Pの地合いの影響を受け難くなっている。
図7は、金属色の定着画像と透明色の定着画像との光の挙動を説明する図である。
図7に示すように、用紙P上において、金属色トナー像と用紙Pとの間に透明トナー像を形成する場合における光の挙動について説明する。用紙Pに照射された光のうち、金属色の定着画像に向かう光は、金属色の定着画像にて反射する。また、用紙Pに照射された光のうち、透明色の定着画像に向かう光は、透明色の定着画像を透過し、用紙Pの表面にて反射する。この用紙Pの表面にて反射した光は、金属色の定着画像を背後から照らすように作用する。すなわち、下地処理として透明トナー像を用いた場合には、外部の照明からの入光に対して鏡面反射とレンズ効果が起こり、表層の金属色の定着画像の明度が高まる。これによって、本実施形態の画像形成装置1にて作成した金属色の定着画像は、光輝感がさらに高められている。
続いて、図8を参照しながら、変形例の金属色印刷処理について説明する。
図8は、変形例の金属色印刷処理の説明図である。
上述した本実施形態では、用紙P上に透明トナー像を形成し、さらに透明トナー像上に金属色トナー像を積層するようにしているが、この例に限定されない。
図8(a)に示すように、用紙P上に白色トナー像(白色トナーTw)を形成し、白色トナー像を下地層として下地処理を行うようにしても良い。そして、白色トナー像の上には、金属色トナー像(金属色トナーTg)を形成しても良い。
例えば、図8(a)に示す例では、用紙Pが白色以外の色である場合に、下地処理として白色トナー像を形成することで、金属色の定着画像の見え方を、例えば白色の用紙Pに形成した場合と同様にしている。
また、図8(b)に示すように、金属色印刷処理では、用紙P上に白色トナー像(白色トナーTw)を形成し、白色トナー像を下地層として下地処理を行うようにしても良い。さらに、白色トナー像上には、下地層として透明トナー像(透明トナーTt)を形成する。そして、透明トナー像の上には、金属色トナー像(金属色トナーTg)を形成しても良い。
この場合、上述のとおり、金属色トナー像の背後(用紙表面側)に透明トナー像を形成することによって、金属色の定着画像の光輝感が高められる。また、用紙P上に白色トナー像を形成することによって、下地処理を行うとともに、用紙Pが白色以外の色である場合等における金属色の定着画像の見せ方の制御が容易になる。
さらにまた、図8(c)に示すように、金属色印刷処理では、用紙P上にイエローのトナー像(イエローのトナーTy)を形成し、イエローのトナー像を下地層として下地処理を行うようにしても良い。そして、イエローのトナー像上には、金属色トナー像(金属色トナーTg)を形成しても良い。
図8(c)に示す例では、金属色トナーTgの金属顔料として金色を呈する材料を用いている。そこで、下地処理に用いるトナー像として、金色の金属色トナーTgの同系色として、イエローのトナー像を採用している。
なお、金属色トナーTgと同系色のトナー像を下地処理に用いる場合、同系色のトナーは、金属色トナーTgよりも明度が高い方が好ましい。また、同系色のトナー像として、複数の色を混合した有色トナーを用いても良い。
また、図8(d)に示すように、金属色印刷処理では、用紙P上に白色トナー像(白色トナーTw)を形成し、白色トナー像を下地層として下地処理を行うようにしても良い。さらに、白色トナー像上には、下地層としてイエローのトナー像(イエローのトナーTy)を形成する。そして、イエローのトナー像上には、金属色トナー像(金属色トナーTg)を形成しても良い。
なお、この例においても、金色の金属色トナーTgの同系色としてイエローのトナー像を下地層として用いて下地処理を行っている。
以上のとおり、本実施形態では、金属色印刷処理を行う場合に、画像形成ユニット11(下地処理手段の一例)によって、金属色トナー像とは異なる非金属色トナー像(透明トナー像、白色トナー像、有色トナー像)を用いて用紙Pに下地層を形成するようにしている。
なお、本実施形態では、中間転写ベルト20に複数の色のトナー像を合成させ、その後に、用紙Pに一括転写する例を用いて説明しているが、この態様に限定されない。例えば、用紙Pに対して複数色のトナーを順次転写するタイプの画像形成装置においても、上述した実施形態の内容を適用して良い。
また、以上説明を行った本実施形態における金属色印刷処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。即ち、画像形成装置1に設けられた主制御部50の図示しないCPUが、画像形成の処理および金属色印刷処理の各機能を実現するプログラムを実行し、これらの各機能を実現させる。
なお、本実施形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、DVD等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
1…画像形成装置、10…画像形成部、11…画像形成ユニット、50…主制御部 、51…用紙情報取得部、52…下地処理部、53…定着条件設定部、54…スクリーン処理部、60…定着ユニット

Claims (9)

  1. 特定形状の金属色画像の形成指示を受け付ける受付部と、
    金属色トナー像を形成する像形成手段と、
    用紙に前記金属色トナー像を転写する転写部と、
    前記金属色トナー像を用紙に定着させる定着部と、
    前記定着部にて定着される際に金属色トナーが入り込む空隙を設けて前記金属色画像に対応する金属色トナー像を前記像形成手段に形成させる制御を行う制御部と、
    を備える画像形成装置。
  2. 前記金属色トナー像とは異なる非金属色トナー像を用いて用紙に下地層を形成する下地処理手段を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記下地処理手段は、前記非金属色トナー像として透明トナー像を用いる請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記下地処理手段は、前記非金属色トナー像として白色トナー像または有色トナー像を用いる請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 白色トナー像を用いて用紙に下地層を形成するとともに、前記金属色トナー像と当該白色トナー像との間に、さらに下地層として透明トナー像または有色トナー像を形成する下地処理手段を備える請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記定着部は、前記金属色トナー像が定着された用紙に対して再定着処理を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記定着部は、前記再定着処理を行う場合に、用紙に付与するせん断力、用紙に加える圧力、および用紙の加熱温度のうち少なくとも一つを前回の定着よりも高くする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着部は、金属色の定着画像が形成された用紙に対して非金属色トナー像がさらに転写された後に、当該用紙に対して定着処理を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 特定形状の金属色画像の形成指示を受け付ける受付部と、
    金属色トナー像を形成する像形成手段と、
    搬送する用紙に前記金属色トナー像を転写する転写部と、
    前記金属色トナー像を用紙に定着させる定着部と、
    前記転写部で、予め定められた幅の前記金属色トナー像と、予め定められた幅の空隙とが、前記用紙の搬送方向に交互に並ぶように金属色トナーを前記像形成手段に形成させる制御を行う制御部と、
    を備える画像形成装置。
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