JP2018059600A - 変速機の噛合装置 - Google Patents

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直弘 金子
Naohiro Kaneko
直弘 金子
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Abstract

【課題】ドグギヤの肉厚を確保しつつ、シャフトを効果的に拡径する。
【解決手段】シャフト2に一体回転可能に設けられたハブ11と、ハブ11の外周に軸方向に移動可能に結合されたスリーブ12と、シャフト2に相対回転可能に設けられた変速ギヤ20と、変速ギヤ20に一体回転可能に設けられたドグギヤ30とを備え、ドグギヤ30には、変速ギヤ20側に向かって突出する筒状の突出部33が設けられると共に、突出部33の外筒部には外周スプライン33Aが形成され、変速ギヤ20には、突出部33を受容可能な凹部22が設けられると共に、凹部22の内周部には外周スプライン33Aと嵌合する内周スプライン22Aが形成され、ドグギヤ30の内周面とシャフト2の外周面との間に所定の空隙Cが確保された。
【選択図】図2

Description

本発明は、変速機の噛合装置に関し、特に、変速ギヤとドグギヤとの固定構造に関する。
従来、この種の噛合装置として、変速機のシャフトに一体回転可能に設けられたハブと、ハブの外周歯と常時噛合する内周歯を有すると共に、シフト方向に移動可能なスリーブと、シャフトにニードルベアリング等を介して相対回転可能に軸支された変速ギヤと、スリーブの内周歯と噛合可能なドグ歯を有すると共に、変速ギヤに一体回転可能に固定されたドグギヤと、ハブとドグギヤとの間に配置されたシンクロナイザリングとを備える噛合装置が広く用いられている(例えば、特許文献1,2参照)。
このような噛合装置は、スリーブのシフト移動によりシンクロナイザリングを押圧して同期荷重を生じさせ、スリーブとドグギヤとの回転数が同期すると、スリーブがさらにシフト移動してドグギヤと噛合することで、変速ギヤをシャフトと同期結合(ギヤイン)させるように構成されている。
特開2008−064228号公報 特開2006−329369号公報
一般的に、噛合装置のドグギヤは、その内周を変速ギヤのシャフト挿通孔周縁に形成された筒状ボス部の外周に溶接或はスプライン嵌合等によって固定されている。
このため、例えば、シャフトの剛性を確保すべく、シャフトの軸径を拡径すると、これに伴い変速ギヤのシャフト挿通孔周縁に形成された筒状ボス部も径方向外側にオフセットされることになり、ドグギヤの肉厚を十分に確保できなくなる課題がある。一方、ドグギヤの肉厚を確保すると、変速ギヤの筒状ボス部が径方向内側にオフセットされ、これに伴いシャフト挿通孔に挿通されるシャフトの軸径も縮径されるため、シャフトの剛性を十分に確保できなくなる課題もある。
本開示の技術は、ドグギヤの肉厚を確保しつつ、シャフトを効果的に拡径することができる噛合装置を提供することを目的とする。
本開示の技術は、シャフトに一体回転可能に設けられたハブと、前記ハブの外周に一体回転可能且つ軸方向に移動可能に結合されたスリーブと、その一側面を前記ハブの側面に対向させると共に、前記シャフトに相対回転可能に設けられた変速ギヤと、前記スリーブと噛合可能なドグ歯を有すると共に、前記変速ギヤの前記一側面側に一体回転可能に設けられたドグギヤと、を備え、前記ドグギヤには、前記変速ギヤ側に向かって突出する筒状の突出部が設けられると共に、当該突出部の外筒部には外周スプラインが形成され、前記変速ギヤには、前記一側面から軸方向に窪んで前記突出部を受容可能な凹部が設けられると共に、当該凹部の内周部には前記外周スプラインと嵌合する内周スプラインが形成され、前記ドグギヤの内周面と前記シャフトの外周面との間に所定の空隙が確保されたことを特徴とする。
また、前記変速ギヤは、前記シャフトに軸受を介して回転可能に軸支され、前記シャフトには、前記軸受に潤滑油を供給する油路が形成され、前記空隙が、前記油路から前記軸受に供給された潤滑油を流通させる油流通路として機能するものでもよい。
また、前記ドグギヤには、前記ハブ側に向かって突出すると共に第1摩擦面を有するテーパ部が設けられ、前記ハブと前記ドグギヤとの間には、その内周部に前記第1摩擦面と摺接可能な第2摩擦面が形成されたシンクロナイザリングが配置され、前記テーパ部には、前記空隙を流れる潤滑油を前記第1摩擦面と前記第2摩擦面との間に供給する油供給路が形成されてもよい。
本開示の技術によれば、ドグギヤの肉厚を確保しつつ、シャフトを効果的に拡径することができる。
本発明の一実施形態に係る噛合装置を示す模式的な縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る噛合装置の要部を示す模式的な縦断面図である。 他の実施形態に係る噛合装置の要部を示す模式的な縦断面図である。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る変速機の噛合装置について説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1に示すように、本実施形態の噛合装置10は、変速機1の図示しない変速機ケース内に回転自在に設けられたシャフト(メインシャフト又は、カウンタシャフト)2に装着されている。より具体的には、噛合装置10は、少なくとも、シンクロハブ11と、シンクロスリーブ12と、変速ギヤ20と、ドグギヤ30と、シンクロナイザリング40とを備えている。なお、図中において、符号51はニードルベアリング、符号52はシャフト2に形成された軸方向油路、符号53はシャフト2に形成された径方向油路をそれぞれ示している。
シンクロハブ11は、略円環状を呈しており、その内周部をシャフト2の外周にスプライン嵌合されて、シャフト2に一体回転可能に設けられている。また、シンクロハブ11の外周側には複数の外周歯11Aが設けられている。
シンクロスリーブ12は、略リング状に形成されており、その内周部にはシンクロハブ11の外周歯11Aと常時噛合する複数の内周歯12Aが設けられている。また、シンクロスリーブ12の外周部には、図示しないシフトフォークと係合する環状凹溝12Bが形成されている。シンクロスリーブ12は、シンクロハブ11に一体回転可能且つ軸方向(シフト方向)に移動可能にスプライン結合されており、図示しないシフト操作装置の作動に応じてシフトフォークと一体にシフト移動されるようになっている。
変速ギヤ20は、略円環状を呈しており、その内周とシャフト2の外周との間に介装されたニードルベアリング51を介してシャフト2に相対回転可能に軸支されている。また、変速ギヤ20の外周部には、図示しない他の変速ギヤと常時噛合する複数の変速ギヤ歯21が設けられている。
ドグギヤ30は、略円環状を呈しており、変速ギヤ20のシンクロハブ11側の側部に一体回転可能に固定されている。変速ギヤ20とドグギヤ30との固定構造の詳細については後述する。また、ドグギヤ30の外周部には、シンクロスリーブ12の内周歯12Aと噛合可能な複数のドグ歯30Aが設けられている。また、ドグギヤ30には、シンクロハブ11側に向かって突出するコーン部32が一体形成されている。コーン部32の外周部には、軸方向に対して傾斜するテーパ状の第1摩擦面32Aが設けられている。
シンクロナイザリング40は、シンクロハブ11とドグギヤ30との間に設けられており、その内周部には、第1摩擦面32Aに摺接可能なテーパ状の第2摩擦面40Aが形成されている。シンクロスリーブ12のシフト移動に伴いシンクロナイザリング40の第2摩擦面40Aがコーン部32の第1摩擦面32Aに押し付けられると同期荷重が生じ、シンクロスリーブ12とドグギヤ30の回転数が同期すると、シンクロスリーブ12がさらに移動してドグギヤ30と完全に噛合することで、変速ギヤ20をシャフト2と同期結合(ギヤイン)させるようになっている。
次に、図2に基づいて、変速ギヤ20とドグギヤ30との固定構造の詳細について説明する。
変速ギヤ20の軸中心には、シャフト2を挿通させると共に、その内周面をニードルベアリング51によって支持されたシャフト挿通孔20Aが貫通形成されている。また、変速ギヤ20のシャフト貫通孔20Aの周縁には、シンクロハブ11側の側面から軸方向に所定の深さで窪む凹部22が形成されている。凹部22の内周面には、複数の内周スプライン22Aが設けられている。
ドグギヤ30は、ドグ歯30Aが形成されたドグギヤ本体部31と、ドグギヤ本体部31からシンクロハブ11側に向かって突出するテーパ部32と、ドグギヤ本体部31からテーパ部32とは反対側(変速ギヤ20側)に向かって突出する円筒状の突出部33とを有する。
突出部33の筒外径D2は、変速ギヤ20の凹部22の穴内径D1よりも小さく形成されており、突出部33が凹部22内に受容されるようになっている。また、突出部33の外筒部には、内周スプライン22Aと噛合される複数の外周スプライン33Aが設けられている。すなわち、凹部22内に突出部33を挿入し、内周スプライン22Aを外周スプライン33Aとスプライン嵌合させることで、ドグギヤ30が変速ギヤ20に一体回転可能に固定されるように構成されている。
本実施形態において、ドグギヤ30の貫通孔30Bの穴内径D3は、シャフト2の外径D4よりも僅かに大きき形成されており、ドグギヤ30を変速ギヤ20に固定した状態で、ドグギヤ30の内周面とシャフト2の外周面との間には所定の空隙Cが確保されている。空隙Cは、シャフト2の軸方向油路52から径方向油路53を介してニードルベアリング51に供給された潤滑油を噛合装置10の各摺動要素に向けて流通させる油路として機能するようになっている。
以上のように構成された本実施形態の噛合装置10によれば、変速ギヤ20の凹部22内にドグギヤ30の突出部33を挿入し、凹部22の内周スプライン22Aを突起部33の外周スプライン33Aとスプライン嵌合させることで、ドグギヤ30が変速ギヤ20に一体回転可能に固定されるようになっている。すなわち、ドグギヤ30の外周側を変速ギヤ20に固定することで、ドグギヤの内周側を変速ギヤに固定する従来構造に比べて、これらドグギヤ30と変速ギヤ20との固定個所を径方向外側にオフセットすることが可能となり、ドグギヤ30の肉厚を確保しつつ、シャフト2の軸径を効果的に拡径することができる。
また、ドグギヤの内周側を変速ギヤにスプライン嵌合する従来構造に比べて、各スプライン22A,33Aの面圧が効果的に低減されるようになる。これにより、各スプライン22A,33Aのスプライン長を短くすることが可能となり、噛合装置10の小型化を図ることができる。
また、ドグギヤ30の内周面とシャフト2の外周面との間の空隙Cを潤滑油の流通路として機能させることで、噛合装置10の各摺動要素に潤滑油が効果的に供給されるようになり、発熱や摩耗、引き摺り損失等の増加を低減することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、図3に示すように、ドグギヤ30のテーパ部32に、その内周側から第1摩擦面32Aに向かって径方向に斜めに伸びる複数の油供給油路35を形成してもよい。このように油供給油路35を設ければ、第1摩擦面32Aと第2摩擦面40Aとの間に潤滑油を効果的に供給することが可能になる。
また、噛合装置10は、シンクロナイザリング40を有するものに限定されず、シンクロナイザリングを有しないノンシンクロ機構であってもよい。この場合も上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
1 変速機
2 シャフト
10 噛合装置
11 シンクロハブ
12 シンクロスリーブ
20 変速ギヤ
22 凹部
22 内周スプライン
30 ドグギヤ
33 突出部
33A 外周スプライン

Claims (3)

  1. シャフトに一体回転可能に設けられたハブと、前記ハブの外周に一体回転可能且つ軸方向に移動可能に結合されたスリーブと、その一側面を前記ハブの側面に対向させると共に、前記シャフトに相対回転可能に設けられた変速ギヤと、前記スリーブと噛合可能なドグ歯を有すると共に、前記変速ギヤの前記一側面側に一体回転可能に設けられたドグギヤと、を備え、
    前記ドグギヤには、前記変速ギヤ側に向かって突出する筒状の突出部が設けられると共に、当該突出部の外筒部には外周スプラインが形成され、
    前記変速ギヤには、前記一側面から軸方向に窪んで前記突出部を受容可能な凹部が設けられると共に、当該凹部の内周部には前記外周スプラインと嵌合する内周スプラインが形成され、
    前記ドグギヤの内周面と前記シャフトの外周面との間に所定の空隙が確保された
    ことを特徴とする変速機の噛合装置。
  2. 前記変速ギヤは、前記シャフトに軸受を介して回転可能に軸支され、
    前記シャフトには、前記軸受に潤滑油を供給する油路が形成され、
    前記空隙が、前記油路から前記軸受に供給された潤滑油を流通させる油流通路として機能する
    請求項1に記載の噛合装置。
  3. 前記ドグギヤには、前記ハブ側に向かって突出すると共に第1摩擦面を有するテーパ部が設けられ、前記ハブと前記ドグギヤとの間には、その内周部に前記第1摩擦面と摺接可能な第2摩擦面が形成されたシンクロナイザリングが配置され、前記テーパ部には、前記空隙を流れる潤滑油を前記第1摩擦面と前記第2摩擦面との間に供給する油供給路が形成された
    請求項2に記載の変速機の噛合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11867283B2 (en) 2021-05-26 2024-01-09 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method of manufacturing a power transmission device

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