JP2018058254A - 吸着構造、吸引装置、及び記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 構造が簡単であって安価に製造できる吸着構造、吸引装置、及び記録装置を提供する。
【解決手段】 吸着構造は、被吸着物を吸引するための複数の第1孔が形成された第1シートと、前記第1シートに対向するように設けられ、前記複数の第1孔に対応する複数の第2孔が形成された第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間を離間させるとともに、前記第1孔から流入した気体が対応する前記第2孔へ流れるように流路を形成するスペーサと、前記第2シートと前記スペーサとの間に介在し、前記複数の第2孔をそれぞれ開閉する複数の弁が形成された第3シートと、を備える。前記第2シートに隣接するチャンバ内が負圧になると、前記被吸着物によって覆われた前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔から離れた第1位置を取り、前記被吸着物によって覆われていない前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔を覆う第2位置を取る。
【選択図】図8
【解決手段】 吸着構造は、被吸着物を吸引するための複数の第1孔が形成された第1シートと、前記第1シートに対向するように設けられ、前記複数の第1孔に対応する複数の第2孔が形成された第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間を離間させるとともに、前記第1孔から流入した気体が対応する前記第2孔へ流れるように流路を形成するスペーサと、前記第2シートと前記スペーサとの間に介在し、前記複数の第2孔をそれぞれ開閉する複数の弁が形成された第3シートと、を備える。前記第2シートに隣接するチャンバ内が負圧になると、前記被吸着物によって覆われた前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔から離れた第1位置を取り、前記被吸着物によって覆われていない前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔を覆う第2位置を取る。
【選択図】図8
Description
本発明は、吸着構造、吸引装置、及び記録装置に関する。
例えば、ロール紙などの記録媒体が支持面から浮き上がらないように記録媒体を吸引する吸引機構を備えた記録装置が知られている。かかる吸引機構は、支持面に設けられた多数の吸引孔を介して外気を吸引することで、記録媒体を支持面上に保持する。
しかし、記録媒体の寸法や支持面上の位置によっては、全ての吸引孔が記録媒体で覆われないこともある。このとき、記録媒体で覆われていない吸引孔から気体が流入して吸引力が低下し、記録媒体の浮き上がりを十分に抑制することができないおそれがある。
この点、支持面の裏側に、第1吸引部と、第2吸引部と、これら吸引部の間に配置された壁部と、支持面よりも小さい面積のスライド部材とを設け、このスライド部材が壁部に形成された孔を選択的に閉塞することで、記録媒体を確実に吸着保持する記録装置が知られている(例えば特許文献1)。
しかし、このような記録装置では、記録媒体の吸着保持のための構造が複雑であり、また、既存の記録装置への適用は困難である。
そこで、本発明は、構造が簡単であって安価に製造でき、既存の記録装置にも適用できる吸着構造、吸引装置、及び記録装置を提供することを目的の1つとする。
上記目的を達成するための主たる発明は、被吸着物を吸引するための複数の第1孔が形成された第1シートと、前記第1シートに対向するように設けられ、前記複数の第1孔に対応する複数の第2孔が形成された第2シートと、前記第1シートと前記第2シートとの間を離間させるとともに、前記第1孔から流入した気体が対応する前記第2孔へ流れるように流路を形成するスペーサと、前記第2シートと前記スペーサとの間に介在し、前記複数の第2孔をそれぞれ開閉する複数の弁が形成された第3シートと、を備え、前記第2シートに隣接するチャンバ内が負圧になると、前記被吸着物によって覆われた前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔から離れた第1位置を取り、前記被吸着物によって覆われていない前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔を覆う第2位置を取る、吸着構造である。
本発明の他の特徴については、本明細書の記載により明らかにする。
本発明の他の特徴については、本明細書の記載により明らかにする。
本発明によれば、構造が簡単であって安価に製造できる吸着構造、吸引装置、及び記録装置を提供することができる。
後述する明細書及び図面の記載から、上記の主たる発明の他、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
すなわち、前記複数の第1孔の径は、対応する前記複数の第2孔の径より小さい吸着構造が明らかとなる。
また、前記複数の弁のそれぞれは、前記第3シートと一体的に形成され、前記第1位置を取るとき先端部が前記第1シート側を向くように前記第2シートに対して傾く舌片である吸着構造が明らかとなる。
また、前記複数の弁のそれぞれの前記第2シートに対する傾きは、先端部が前記第1シートに接触した状態における前記傾きに規制される吸着構造が明らかとなる。
更に、上述の吸着構造と、前記吸着構造の前記第2シート側に設けられたチャンバと、前記チャンバ内を減圧するファンと、を備える吸引装置が明らかとなる。
また、上述の吸引装置と、前記吸引装置上に支持された記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、を備える記録装置が明らかとなる。
<実施形態>
以下、適宜図面を参照し、本発明の実施形態に係る吸着構造1を説明する。ここでは、吸着構造1が印刷装置に適用される場面について説明するが、吸着構造1の適用は印刷装置に限られない。なお、図面において共通の又は類似する構成要素には同一又は類似の参照符号が付されている。
以下、適宜図面を参照し、本発明の実施形態に係る吸着構造1を説明する。ここでは、吸着構造1が印刷装置に適用される場面について説明するが、吸着構造1の適用は印刷装置に限られない。なお、図面において共通の又は類似する構成要素には同一又は類似の参照符号が付されている。
[吸着構造の構成]
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係る吸着構造1の構成を説明する。図1は、吸着構造1の概略を示す分解図である。また、図2〜図5はそれぞれ第1シート10、第2シート20、スペーサ30、及び第3シート40の概略を示す。図6は、吸着構造1において第1孔11、第2孔21、スペーサ30の開口31、及び弁41の配置を示す上面図である。
図1〜図6を参照して、本発明の実施形態に係る吸着構造1の構成を説明する。図1は、吸着構造1の概略を示す分解図である。また、図2〜図5はそれぞれ第1シート10、第2シート20、スペーサ30、及び第3シート40の概略を示す。図6は、吸着構造1において第1孔11、第2孔21、スペーサ30の開口31、及び弁41の配置を示す上面図である。
なお、図1〜図5において、第1〜第3シート10,20,40及びスペーサ30の厚み方向をZ軸方向とする。また、X軸をZ軸に直交するように定め、Y軸をX軸及びZ軸に直交するように定めるものとする。後述するように、第1孔11、第2孔21、スペーサ30の開口31、及び弁41はX軸方向及びY軸方向に整列している。
吸着構造1は、例えば記録媒体のような被吸着物を吸引した状態を保持したり解除したりすることができる。吸着構造1は、図1に示すように、第1シート10、第2シート20、スペーサ30、及び第3シート40を含んで構成される。以下、各構成要素を具体的に説明する。
第1シート10は、被吸着物が接触するシート材であり、図2に示すように、被吸着物を吸引するための複数の孔(第1孔)11を有する。ここでは、第1孔11の形状は円型であるが、これに限られない。また、第1孔11は、X軸方向及びY軸方向に沿って整列するように形成されているが、これに限られない。第1孔11の径Aは、被吸着物に対する処理(印刷など)に支障が生じない程度の長さであることが好ましい。例えば、吸着構造1が紙などの記録媒体への印刷のために用いられる場合、吸着構造1に吸着される記録媒体に凹凸や撓みが生じないように、第1孔11の径Aは1mm以下であることが好ましい。
第1シート10は、例えばポリエチレンテレフタレートのような樹脂で形成されたシート材であり、例えば0.5mmの厚みを有していてもよい。
第2シート20は、第1シート10に対向するように配置されるシート材であり、図3に示すように複数の孔(第2孔)21を有する。第2孔21の形状は第1孔11と同一形状(円型)であるが、これに限られない。また、第2孔21は、第1シート10の第1孔11に対応し、X軸方向及びY軸方向に沿って整列している。第2孔21の径Bは、第1シート10の第1孔11の径Aより大きいことが好ましい。これにより、吸引時に、開いた位置(第1位置)にある弁41を閉じた位置(第2位置)に移動させるのに十分な気体の流れ(流量又は流速)を発生させることができる(詳細は後述)。
第2シート20もまた、例えばポリエチレンテレフタレートのような樹脂で形成されたシートであり、例えば0.5mmの厚みを有していてもよい。
スペーサ30は、一定の厚みを有するシート材であり、第1シート10と第2シート20との間を離間させる。スペーサ30は、図4に示すように、X軸方向及びY軸方向に沿って整列するように形成された複数の開口31を有する。開口31は、第1シート10の第1孔11から流入した気体が対応する第2シート20の第2孔21へ流れるように、流路Pを形成する(図9A参照)。ここでは、開口31の形状は第1孔11等と同一形状(円型)であるが、これに限られない。また、開口31の径Cは、後述する弁41が適切に動作するように、第1シート10の第1孔11の径A、第2シート20の第2孔21の径B、及び弁41の寸法Dのいずれよりも大きいことが好ましい。
スペーサ30は、例えばポリエチレンテレフタレートのような樹脂で形成されたシート材であり、例えば0.5mmの厚みを有していてもよい。この場合、後述する弁41のZ軸方向の可動範囲は0.3mmほどである。
第3シート40は、第2シート20とスペーサ30との間に介在するシート材である。第3シート40は、図5に示すように複数の弁41を有する。ここでは、複数の弁41は、対応する第2シートの第2孔21を覆うことができるように、X軸方向及びY軸方向に沿って整列している。個々の弁41は、第3シート40を打ち抜くことで形成された舌片である。従って、弁41は、第3シート40と一体的に設けられている。
弁41は、図5に破線で示される折り目42に沿って第1シート10側に折り込まれている。したがって、弁41は、吸引力が作用しない場合には、先端部が第1シート10側を向くように第2シート20に対して傾いている(図9A参照)。そのため、第1シート10、第2シート20、スペーサ30、及び第3シート40が一体化された状態では、弁41は第2シート20の第2孔21から離れた位置(第1位置)にある。ただし、弁41の傾きが大きいと弁41の先端部43が第1シート10に接触するため、弁41の第3シート40に対する傾きは一定の範囲に規制されることになる。かかる弁41の可動範囲の規制により、十分な吸引力の下で弁41が第2孔21を塞ぐ位置(第2位置)まで移動しない事態を回避することができる。
弁41が第1位置にあるとき、第2シート20の第2孔21は開き、流路Pは被吸着物側とチャンバ51側とを連通する。したがって、第1孔11から流入した気体は第2孔21に向かって流れることになる(図9B参照)。
気体が孔11から第2孔21に向かって流れているとき、弁41は、第1シート10側から圧力を受け、あるいは、第2シート20側から吸引力を受けて、第2シート20に押し付けられる。その結果、弁41は第2シート20の第2孔21を覆う位置(第2位置)を取る(図9C参照)。
第2位置にある弁41は、第1位置に戻ろうとする復元力を有する。したがって、弁41を第2シート20に引き付ける吸引力が弁41の復元力を上回る場合には、弁41は第2位置を維持し、その結果、第2シート20の第2孔21(流路P)の閉塞状態が保持される。しかし、かかる吸引力が弁41の復元力を下回ると、弁41は第1位置に戻ろうとし、第2孔21(流路P)の閉塞状態が解除される。
第3シート40は、例えばポリエチレンテレフタレートのような樹脂で形成されたシート材であり、例えば0.2mmの厚みを有していてもよい。
以上のような第1シート10、第2シート20、スペーサ30、及び第3シート40が例えば接着により一体化され、吸着構造1が形成される。このような吸着構造1を上面から見ると、1つの第1孔11並びにこれに対応する第2孔21、開口31及び弁41は、例えば図6のように同心円状に配置される。ただし、第1孔11及び第2孔21は、弁41による開閉が効率よく行われるように、弁41の先端側に位置してもよい。
弁41は、吸着構造1の上面から見たとき、第2孔21を覆うように配置される。弁41はまた、上述した第1位置と第2位置との間を移動できるように、スペーサ30の開口31の内側に位置する。
各種部位の寸法の一例を挙げると、第1孔11の径Aは1mm、第2孔21の径Bは3mmで、開口31の径Cは12mm、弁41の径Dは10mm、折り目42の長さは1mm〜1.5mmである。
上述した寸法で各要素を構成すると、吸着構造1の厚みは1.7mmほどとなり、薄くて軽量な吸着構造を得る。
[吸着構造の記録装置への適用]
図7及び図8を参照して、本実施形態に係る吸着構造1が適用された記録装置60を説明する。図7は、吸着構造1を含む記録装置60の概略を示す断面図である。図8は、図7に領域Sで示す記録装置60の部分拡大図である。
図7及び図8を参照して、本実施形態に係る吸着構造1が適用された記録装置60を説明する。図7は、吸着構造1を含む記録装置60の概略を示す断面図である。図8は、図7に領域Sで示す記録装置60の部分拡大図である。
吸着構造1が適用される記録装置60は、たとえばロール紙のような大きな記録媒体90に印刷を行う印刷装置であり、吸着構造1を介して記録媒体90を吸引する吸引装置50と、吸着構造1に吸着された記録媒体90に印刷を行う印刷ヘッド(図示せず)と、を含む。
吸引装置50は、図7に示すように、吸引構造1の第2シート20側に隣接して設けられるチャンバ51と、チャンバ51内を減圧するためのファン52と、を含む。ファン52が作動し、チャンバ51内が外気(記録媒体90側の気体)に対して負圧になると、記録媒体90側の気体が第1孔11及び第2孔21を介してチャンバ51に流入しようとする。その際に生ずる吸引力により、記録媒体90が吸着構造1に吸着される。
このときの記録装置60の領域Sに着目すると、図8のように、記録媒体90によって覆われている第1シート10の第1孔11に対応する弁41は、第2シート20の第2孔21から離れ、開いた状態(第1位置)にある。第1孔11が記録媒体90によって覆われているため、弁41を押し下げるのに十分な力Qが生じないためである(図9B参照)。
他方、記録媒体90によって覆われていない第1シート10の第1孔11に対応する弁41は、上述した力Qを受けて、第2シート20の第2孔21を塞ぐ(図9C参照)。つまり、弁41は第2位置にある。
このように、吸着構造1は、弁41が記録媒体90との関係に応じて第1位置及び第2位置を取ることで、記録媒体90を吸着構造1に保持するのに足りる吸引力を確保している。
[吸着構造の動作]
以下、図9A〜図9Dを参照して、吸着構造1の具体的な動作を説明する。図9Aは、吸引されていない状態の吸着構造1を示す断面図である。図9Bは、吸引が始まったときの吸着構造1を示す断面図である。図9Cは、弁41が閉じた状態の吸着構造1を示す断面図である。図9Dは、被吸着物が載置された状態で吸引されたときの吸着構造1を示す断面図である。
以下、図9A〜図9Dを参照して、吸着構造1の具体的な動作を説明する。図9Aは、吸引されていない状態の吸着構造1を示す断面図である。図9Bは、吸引が始まったときの吸着構造1を示す断面図である。図9Cは、弁41が閉じた状態の吸着構造1を示す断面図である。図9Dは、被吸着物が載置された状態で吸引されたときの吸着構造1を示す断面図である。
例えばファン52が停止している場合のように、ファン52が弁41を閉じさせるのに十分な吸引力を生じさせていない場合には、弁41は、図9Aに示すように、開いた状態(第1位置)を維持する。
ファン52が作動し、チャンバ51内の圧力が低下し始めると、図9Bに示すように、記録媒体90側の気体が第1孔11及び第2孔21を介してチャンバ51内に流入し始める。ただし、この状態では、気体の流入量ないし流速が十分でないため、弁41の先端部43を十分に押し下げるには至らない。
ファン52による吸引力が増大し、チャンバ51内への気体の流入量ないし流速が大きくなると、弁41を押し下げる力Qが弁41の復元力に打ち勝って、図9Cのように弁41が第2シート20に押し付けられ、第2孔21を塞ぐ。これにより、気体の流れは止まる。
この状態では、チャンバ51内外の圧力差により、弁41は、第2シート20に押し付けられた状態(第2位置)を維持し、開いた位置(第1位置)に戻らない。したがって、弁41が第2孔21を塞いだ状態を維持することができる。ただし、ファン52の停止又は回転不足によりチャンバ51内外の圧力差が小さくなると、弁41の復元力が上記力Qを上回り、弁41が開く。
他方、記録媒体90が吸着構造1(第1シート10)に吸着されると、記録媒体90で覆われた第1孔11からの気体の流入が妨げられて、弁41を第2シート20側に押し下げるのに十分な力Qは働かない。したがって、図9Dのように、弁41は開いた状態を取る。なお、記録媒体90が吸着構造1(第1シート10)に吸着された状態は、チャンバ51内外の圧力差が解消されない限り、維持される。
以上のとおり、本実施形態に係る吸着構造1によれば、吸着構造1の上面を占有する割合の小さい記録媒体を、占有割合の高い記録媒体と同等の吸着力で、吸着構造1上に保持することができる。
また、吸着構造1は、樹脂製の薄いシート4枚を貼り合わせるだけの簡単な構成であり、低価格で作製することができる。また、吸着構造1は、全体としても薄いシート状ないし板状であるので、既存の記録装置のチャンバ上にセットすることも可能である。
更に、吸着構造1がインクジェットプリンタに適用される場合には、インクミストのチャンバ51内への吸引を抑制することができる。したがって、チャンバ51内を清浄に保つことができる。また、インクを乾燥させるためのヒータからの熱をチャンバ51に逃がすことを抑制することができる。したがって、インクを効率よく乾燥させることができる。
<その他の構成>
例えば、図10に示すように1つの第2孔21に対して複数の第1孔11が対応してもよい。この場合、1つの第2孔21の開口面積は、複数の第1孔11の開口面積の合計よりも大きいことが好ましい。これにより、吸着構造1の吸着面が更に平坦になり、記録媒体90への印刷精度の向上が期待できる。
例えば、図10に示すように1つの第2孔21に対して複数の第1孔11が対応してもよい。この場合、1つの第2孔21の開口面積は、複数の第1孔11の開口面積の合計よりも大きいことが好ましい。これにより、吸着構造1の吸着面が更に平坦になり、記録媒体90への印刷精度の向上が期待できる。
また、第1孔11、第2孔21、開口31は、例えば矩形状のように、円状以外の形状でもよい。
また、吸着構造1は、例えば直方体状のチャンバ51の側壁に設けられてもよい。これにより、被吸着物をチャンバ51の側壁に吸着することが可能になる。あるいは、吸着構造1は、円筒状のチャンバ51の周面を覆うように設けられてもよい。
上記実施形態は、発明の例として提示したものであり、発明の範囲を限定するものではない。上記の構成は、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 吸着構造
10 第1シート
11 第1孔
20 第2シート
21 第2孔
30 スペーサ
40 第3シート
41 弁
50 吸引装置
60 記録装置
10 第1シート
11 第1孔
20 第2シート
21 第2孔
30 スペーサ
40 第3シート
41 弁
50 吸引装置
60 記録装置
Claims (6)
- 被吸着物を吸引するための複数の第1孔が形成された第1シートと、
前記第1シートに対向するように設けられ、前記複数の第1孔に対応する複数の第2孔が形成された第2シートと、
前記第1シートと前記第2シートとの間を離間させるとともに、前記第1孔から流入した気体が対応する前記第2孔へ流れるように流路を形成するスペーサと、
前記第2シートと前記スペーサとの間に介在し、前記複数の第2孔をそれぞれ開閉する複数の弁が形成された第3シートと、を備え、
前記第2シートに隣接するチャンバ内が負圧になると、前記被吸着物によって覆われた前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔から離れた第1位置を取り、前記被吸着物によって覆われていない前記第1孔に対応する前記弁は、前記第2孔を覆う第2位置を取る、吸着構造。 - 前記複数の第1孔の径は、対応する前記複数の第2孔の径より小さい
請求項1に記載の吸着構造。 - 前記複数の弁のそれぞれは、前記第3シートと一体的に形成され、前記第1位置を取るとき先端部が前記第1シート側を向くように前記第2シートに対して傾く舌片である
請求項1又は2に記載の吸着構造。 - 前記複数の弁のそれぞれの前記第2シートに対する傾きは、先端部が前記第1シートに接触した状態における前記傾きに規制される
請求項3に記載の吸着構造。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の吸着構造と、
前記吸着構造の前記第2シート側に設けられたチャンバと、
前記チャンバ内を減圧するファンと、
を備える吸引装置。 - 請求項5に記載の吸引装置と、
前記吸引装置上に支持された記録媒体に印刷を行う印刷ヘッドと、
を備える記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016196535A JP2018058254A (ja) | 2016-10-04 | 2016-10-04 | 吸着構造、吸引装置、及び記録装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20210006844A (ko) * | 2019-07-09 | 2021-01-19 | 제록스 코포레이션 | 매체 이송을 위한 허니콤 코어 플래튼 |
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2016
- 2016-10-04 JP JP2016196535A patent/JP2018058254A/ja active Pending
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