JP6738569B2 - 用紙の切り出し装置 - Google Patents

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本発明は、枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置に関するものである。綴じられた複数の用紙の各々のページをめくる場合も広い意味で用紙の切り出しであり、本発明に含むことができる。
従来より、枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置の例として、例えば特開平5−186074号があった。図7示すように、第1の吸着器10と第2の吸着器11とエアノズル3から構成される。枚葉の用紙の最上位の用紙5は、第1吸着器10によって吸着された後エアノズル3によるエアブローによって完全に分離され、第1の吸着器10によって水平に移動された後第2の吸着器11によって更に移動される。
しかしながら、この用紙の切り出し装置では、第1の吸着器10の前後運動を伴う上下運動による吸着とエアノズル3によるエアブローの動作では、最上位の用紙5の直下の2枚目の用紙6を完全に分離できず、2枚目の用紙6を同時に切出すいわゆる重送の問題があった。最上位の用紙5と最上位の用紙5の直下の2枚目の用紙6とは、空気層が抜けた状態で起こる用紙間の密着や静電気などによる密着が生じるため、第1の吸着器10の前後運動を伴う上下運動による吸着とエアノズル3によるエアブローだけでは2枚目の用紙を完全に分離できないためである。また、第1の吸着器10の直下において最上位の用紙5を1枚だけ分離できた場合でも、第1の吸着器10の直下から離れた場所において最上位の用紙5と最上位の用紙5の直下の2枚目の用紙6とが密着し、最上位の用紙5を第の2吸着器11によって更に移動する時に、2枚目の用紙6も付いて来て同時に切り出してしまう問題があった。更に、エアノズル3によるエアブローにおいて最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間にエアが上手く入り込まず、最上位の用紙5と2枚目の用紙6とがくっ付いた状態になり、2枚目の用紙6を同時に切り出すいわゆる重送の問題があった。
特開平5−186074号
解決しようとする問題点は、2枚目の用紙を同時に切出す重送を発生する点である。
本発明は、枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置において、前記のような従来例における問題点を解消するために、最上位の用紙を吸着して最上位の用紙と最上位の用紙の直下の2枚目の用紙との間に隙間を発生する隙間発生動作と最上位の用紙を押さえる押さえ動作を有し、隙間発生動作と押さえ動作とが一定時間重なって行われ、その一定時間の直前または直前からその一定時間にまたがって最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させることを特徴とする。
性能を高めるため、この押さえ動作が最上位の用紙と2枚目の用紙を同時に押さえることを特徴とする。
性能を高めるため、最上位の用紙を吸着する手段が気体の噴出によって発生する負圧を利用してワークを吸着する吸着器によって行われることを特徴とする。
性能を高めるため、最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させるとき、気体を流入させる場所の近辺に最上位の用紙と最上位の用紙の直下の2枚目の用紙とを押さえる押さえ手段を有することを特徴とする。
また、本発明は、枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置において、前記記載の隙間発生動作の後に最上位の用紙を移動する移動動作を有し、移動動作の直前または移動動作の直前から移動動作にまたがって最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させることを特徴とする。
また、本発明は、枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置において、最上位の用紙と最上位の用紙の直下の2枚目の用紙の間に隙間を発生する隙間発生動作と隙間発生動作によって発生した隙間に対して挿入するとともに2枚目の用紙に対してその挿入部材を押し当て2枚目の用紙を押さえる押さえ動作と隙間発生動作によって生じた最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させる気体流入動作を有し、気体流入動作の後または気体流入動作の間に気体流入動作とは別の動作で最上位の用紙を移動する移動動作を有することを特徴とする。
以上述べたように、本発明に係る用紙の切り出し装置では、最上位の用紙を吸着して最上位の用紙と最上位の用紙の直下の2枚目の用紙との間に隙間を発生する隙間発生動作と最上位の用紙を押さえる押さえ動作を有することによって、最上位の用紙を押さえる押さえ動作が最上位の用紙の形状を歪めるため最上位の用紙の直下の2枚目の用紙は同じような形状の歪を避けるように働くため2枚目の用紙が最上位の用紙にくっ付いて来るのを防ぐことができる。この時、この隙間発生動作と押さえ動作とが一定時間重なって行われ、その一定時間の直前または直前から一定時間にまたがって最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させることによって、より容易に2枚目の用紙を分離することができる。特に、一定時間の直前から一定時間にまたがって最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させることによって、この気体流入はエアブラシのように働き隙間発生時に2枚目の用紙を確実に分離することができ、一定時間重なって行われる隙間発生動作と押さえ動作、そして一定時間の直前から一定時間にまたがる気体の流入の要件が揃って大きな効果が得られるものである。
また、性能を高めるために、この押さえ動作が最上位の用紙と2枚目の用紙を同時に押さえることによって、最上位の用紙の形状を歪めることに加えて2枚目の用紙の動きに制限を加え、2枚目の用紙が最上位の用紙にくっ付いて来るのを防ぐことができる。
さらに、好ましい様態として、最上位の用紙を吸着する手段が気体の噴出によって発生する負圧を利用してワークを吸着する吸着器によって行われることで最上位の用紙だけをより安定に切出す用紙の切り出し装置を提供できる。気体を吸入して真空を発生させて用いる吸着器では、最上位の用紙の繊維を通り抜けて2枚目の用紙も吸着する場合があるが、一方で、負圧を利用してワークを吸着する吸着器では、気体を噴出して負圧を生じさせるため最上位の用紙の繊維を通り抜けて2枚目の用紙も吸着することがなく最上位の用紙だけをより安定に切り出すことができるためである
さらに、性能を高めるために、最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させるとき、気体を流入させる場所の近辺に最上位の用紙と最上位の用紙の直下の2枚目の用紙とを押さえる押さえ手段を有することによって、最上位の用紙と2枚目の用紙が押さえられた近辺では最上位の用紙と2枚目の用紙の隙間が狭い状態にあるためエアノズルによるエアブローでまくり上げられることはなく、常に適切な位置で気体の流入を受けるため、最上位の用紙と2枚目の用紙との隙間に確実に気体を流入することができ、より確実に最上位の用紙を切り出すことができる。
また前記記載の隙間発生動作の後に最上位の用紙を移動する移動動作を有し、移動動作の直前または移動動作の直前から移動動作にまたがって最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させることによって、発生した隙間以外の最上位の用紙と2枚目の用紙との密着を解き、より確実に最上位の用紙を切り出すことができる。
また、最上位の用紙と最上位の用紙の直下の2枚目の用紙の間に隙間を発生する隙間発生動作と隙間発生動作によって発生した隙間に対して挿入するとともに2枚目の用紙に対してその挿入部材を押し当て2枚目の用紙を押さえる押さえ動作と隙間発生動作によって生じた最上位の用紙と2枚目の用紙の間に気体を流入させる気体流入動作を有し、気体流入動作の後または気体流入動作の間に気体流入動作とは別の動作で最上位の用紙を移動することによって、2枚目の用紙の移動を挿入部材の押さえ動作によって制限できると共に発生した隙間以外の最上位の用紙と2枚目の用紙との密着を解くことができるため、より確実に最上位の用紙を切り出すことができる。
以上述べたように、本発明に係る用紙の切り出し装置では、1枚の用紙だけを安定に切出す用紙の切り出し装置を提供することができる。
図1は本発明の用紙の切り出し装置の実施例1を示す斜視図である。(実施例1) 図2は本発明の用紙の切り出し装置の実施例2を示す斜視図である。(実施例2) 図3は本発明の用紙の切り出し装置の実施例3を示す斜視図である。(実施例3) 図4は本発明の用紙の切り出し装置の実施例4を示す斜視図である。(実施例4) 図5は本発明の用紙の切り出し装置の実施例5を示す斜視図である。(実施例5) 図6は本発明の用紙の切り出し装置の実施例6を示す斜視図である。(実施例6) 図7は従来の用紙の切り出し装置を示す斜視図である。(従来例1)
枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置において、1枚の用紙だけを安定に切出す用紙の切り出し装置を実現した。以下、本発明の実施例について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例に係る用紙の切り出し装置の実施例1を示す斜視図である。図1に示すように、本発明の用紙の切り出し装置において、吸着器1と押さえユニット2とエアノズル3とアーム4とから構成される。
図1に示すように、枚葉の複数の用紙から最上位の用紙5を吸着器1によって吸着して上方に持ち上げると最上位の用紙5は押さえユニット2に接触し接触部で曲げられる。図1においては、吸着器1によって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生し同じ時間に最上位の用紙5を押さえユニット2によって押さえている瞬間を示している。この瞬間の前またはこの瞬間の前からこの瞬間にまたがってエアノズル3から最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させている。このようにして、最上位の用紙5と2枚目の用紙6を分離した後、アーム4によって最上位の用紙5を移動して切り出しを完了する。
最上位の用紙5を押さえユニット2によって押さえる押さえ動作が最上位の用紙5の形状を歪めるため2枚目の用紙6は同じような形状の歪を避けるように働き2枚目の用紙6が最上位の用紙5にくっ付いて来るのを防ぐことができる。この時、図1に示すように、この隙間発生動作と押さえ動作とが一定時間重なって行われ、その一定時間の直前または直前から一定時間にまたがって最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させることによって、より容易に2枚目の用紙を分離することができる。特に、一定時間の直前から一定時間にまたがって最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させることによって、この気体流入はエアブラシのように働き隙間発生時に2枚目の用紙6を確実に分離することができ、一定時間重なって行われる隙間発生動作と押さえ動作と一定時間の直前から一定時間にまたがる気体の流入の要件が揃って大きな効果が得られるものである。
図1で示す用紙の切り出し装置では、押さえユニット2は枚葉の複数の用紙の最上位の用紙5から少し上に離れた場所に設置されており、吸着器1が最上位の用紙5を吸着して上に移動することによって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生したとき最上位の用紙5と接触して最上位の用紙5を押さえる場合を示したが、性能を高めるため、押さえユニット2を上下に移動できるようにし、吸着器1が最上位の用紙5を吸着して上に移動することによって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生する時に最上位の用紙5と2枚目の用紙6を同時に押さえることによって、最上位の用紙の形状を歪めることに加えて2枚目の用紙の動きに制限を加えるため、2枚目の用紙が最上位の用紙にくっ付いて来るのを防ぐことができる。
図2は、本発明の第2の実施例に係る用紙の切り出し装置の実施例2を示す斜視図である。図2に示すように、本発明の用紙の切り出し装置において、吸着器1とエアノズル3とアーム4とから構成される。
図2に示すように、吸着器1には押さえユニット部分が組み込まれている。枚葉の複数の用紙から最上位の用紙5を吸着器1によって吸着して上方に持ち上げると同時に吸着器1を左方向に回転させて吸着器に組み込まれた押さえユニット部分が最上位の用紙5を押さえて曲げる。図2においては、吸着器1によって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生し同じ時間に最上位の用紙5を吸着器1によって押さえている瞬間を示している。この瞬間の前またはこの瞬間の前からこの瞬間にまたがってエアノズル3から最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させている。このようにして、最上位の用紙5と2枚目の用紙6を分離した後、アーム4によって最上位の用紙5を移動して切り出しを完了する。
以上の動作は図1に示す実施例1と同様であり、図1に示す実施例1と同様の効果が得られることは明らかである。また、実施例1で示したように、押さえユニット部分が最上位の用紙5と2枚目の用紙6を同時に押さえることによって、同様の効果によってさらに性能を高めることができる。
図3は、本発明の第3の実施例に係る用紙の切り出し装置の実施例3を示す斜視図である。図3に示すように、本発明の用紙の切り出し装置において、吸着器1とエアノズル3とアーム4とから構成される。
図3に示すように、枚葉の複数の用紙から最上位の用紙5を吸着器1によって吸着して上方に持ち上げると同時に吸着器1を左方向に回転させて吸着器の周辺部分によって最上位の用紙5を押さえて曲げる。図3においては、吸着器1によって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生し同じ時間に最上位の用紙5を吸着器1によって押さえている瞬間を示している。この瞬間の前またはこの瞬間の前からこの瞬間にまたがってエアノズル3から最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させている。このようにして、最上位の用紙5と2枚目の用紙6を分離した後、アーム4によって最上位の用紙5を移動して切り出しを完了する。
図1に示す実施例1では吸着器1とは独立して押さえユニット2を有しており、図2に示す実施例では吸着器1に押さえユニット部分を有している場合を示した。図3では、吸着器1の周辺部分によって最上位の用紙5を押さえて曲げる例を示しており、以上の動作は図1に示す実施例1や図2に示す実施例2と同様であり、図1に示す実施例1や図2に示す実施例2と同様の効果が得られることは明らかである。
図4は、本発明の第4の実施例に係る用紙の切り出し装置の実施例4を示す斜視図である。図4に示すように、本発明の用紙の切り出し装置において、吸着器1と押さえユニット2と第2の押さえユニット7とエアノズル3とアーム4とから構成される。
図4に示すように、枚葉の複数の用紙から最上位の用紙5を吸着器1によって吸着して上方に持ち上げると最上位の用紙5は押さえユニット2に接触し接触部で曲げられる。図4においては、吸着器1によって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生し同じ時間に最上位の用紙5を押さえユニット2によって押さえている瞬間を示している。この瞬間の前またはこの瞬間の前からこの瞬間にまたがってエアノズル3から最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させている。気体を流入させる場所の近辺では最上位の用紙5と2枚目の用紙6とが第2の押さえユニット7によって押さえられており、エアノズル3からの流体噴出によって僅かの隙間が空けられるに留まる。つまり、最上位の用紙5と2枚目の用紙6は僅かに隙間が空いた状態に保たれて、まくり上げられることはなく常に適切な位置で気体の流入を受けるため、最上位の用紙5と2枚目の用紙6との隙間に確実に気体を流入することができ、より確実に最上位の用紙を切り出すことができる。綴じられた複数の用紙の各々のページをめくる場合は、綴じ代近辺に気体を流入することによって綴じ代が第2の押さえユニット7として働いて同様の効果を発揮することができるため、綴じ代も広い意味で第2の押さえユニットと考えることができる。
図5は、本発明の第5の実施例に係る用紙の切り出し装置の実施例5を示す斜視図である。図5に示すように、本発明の用紙の切り出し装置において、吸着器1と押さえユニット2とエアノズル3と第2のエアノズル8とアーム4とから構成される。
図5に示すように、枚葉の複数の用紙から最上位の用紙5を吸着器1によって吸着して上方に持ち上げると最上位の用紙5は押さえユニット2に接触し接触部で曲げられる。図5においては、吸着器1によって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生し同じ時間に最上位の用紙5を押さえユニット2によって押さえている瞬間を示している。この瞬間の前またはこの瞬間の前からこの瞬間にまたがってエアノズル3から最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させている。次に、最上位の用紙5と2枚目の用紙6を分離した後、アーム4によって最上位の用紙5を移動するが、この移動動作の直前または移動動作の直前から移動動作にまたがって最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に第2のエアノズル8によって気体を流入させる。
最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に隙間を発生した後、アーム4による最上位の用紙5の移動の直前または移動の直前から移動にまたがって最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させることによって、発生した隙間以外の最上位の用紙5と2枚目の用紙6との密着を解き、より確実に最上位の用紙を切り出すことができる。実施例5では、実施例1において第2のエアノズル8を用いてより確実に最上位の用紙だけを切り出す例を示したが、実施例2、実施例3、及び実施例4においても同様に第2のエアノズル8を用いることによって、より確実に最上位の用紙だけを切り出すことができることは明らかである。
図6は、本発明の第6の実施例に係る用紙の切り出し装置の実施例6を示す斜視図である。図6に示すように、本発明の用紙の切り出し装置において、吸着器1と押さえユニット2とエアノズル3と第2のエアノズル8と第3の押さえユニット9とアーム4とから構成される。
図6に示すように、枚葉の複数の用紙から最上位の用紙5を吸着器1によって吸着して上方に持ち上げると最上位の用紙5は押さえユニット2に接触し接触部で曲げられる。図6においては、吸着器1によって最上位の用紙5と2枚目の用紙6との間に隙間を発生し同じ時間に最上位の用紙5を押さえユニット2によって押さえている瞬間を示している。この瞬間の前またはこの瞬間の前からこの瞬間にまたがってエアノズル3から最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させている。また、発生した隙間に第3の押さえユニット9を挿入して2枚目の用紙6を押さえユニット9で押さえている。次に、最上位の用紙5と2枚目の用紙6を分離した後、アーム4によって最上位の用紙5を移動するが、この移動動作の直前または移動動作の直前から移動動作にまたがって最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に第2のエアノズル8によって気体を流入させる。
最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に隙間を発生した後、発生した隙間に第3の押さえユニット9を挿入して2枚目の用紙6を押さえユニット9で押さえることによって2枚目の用紙6の移動を制限するとともに、アーム4による最上位の用紙5の移動の直前または移動の直前から移動にまたがって最上位の用紙5と2枚目の用紙6の間に気体を流入させることによって、発生した隙間以外の場所における最上位の用紙5と2枚目の用紙6との密着を解き、より確実に最上位の用紙を切り出すことができる。実施例6では、実施例1において第2のエアノズル8と第3の押さえユニット9を用いてより確実に最上位の用紙だけを切り出す例を示したが、実施例2、実施例3、及び実施例4においても同様に第2のエアノズル8を用いることによって、より確実に最上位の用紙だけを切り出すことができることは明らかである。
枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す場合の用途全般に適用できる。
1 吸着器
2 押さえユニット
3 エアノズル
4 アーム
5 最上位の用紙
6 2枚目の用紙
7 第2の押さえユニット
8 第2のエアノズル
9 第3の押さえユニット
10 第1の吸着器
11 第2の吸着器

Claims (2)

  1. 枚葉または綴じられた複数の用紙から1枚の用紙を切り出す用紙の切り出し装置において、押え部と吸着部を付設した吸着ユニットを有し、前記押え部で最上位の用紙と該最上位の用紙の直下の2枚目の用紙とを押圧して押さえ、前記吸着部で前記最上位の用紙を吸着して前記最上位の用紙と前記最上位の用紙の直下の2枚目の用紙との間に隙間を発生し、該隙間発生動作は前記吸着ユニットの前記押さえ動作で押さえられた部分を中心とした回転運動によって前記押さえ動作と一定時間重なって行われるのであって、該一定時間の直前または該一定時間の直前から該一定時間にまたがって前記最上位の用紙と前記2枚目の用紙の間に気体を流入させることを特徴とする用紙の切り出し装置。
  2. 請求項1に記載の用紙の切り出し装置において、最上位の用紙を吸着する手段が気体の噴出によって発生する負圧を利用してワークを吸着する吸着器によって行われることを特徴とする用紙の切り出し装置。
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