JP2018055990A - 超電導電流リード及び酸化物超電導線材 - Google Patents

超電導電流リード及び酸化物超電導線材 Download PDF

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Abstract

【課題】磁場中に配置された場合に、超電導線材に撓みが生じても撓みに起因する超電導特性の劣化を防止でき、熱伝導しにくい信頼性の高い超電導電流リードを実現する。
【解決手段】基板と、前記基板上に中間層を介して形成されるReBaCuO系(Reは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択された1又は2種以上の元素)の超電導層と、前記超電導層上に形成される金属からなる保護層とを少なくとも有する酸化物超電導線材と、前記酸化物超電導線材の両端部のそれぞれの接続領域で半田により接続された電極端子と、を備える酸化物超電導電流リードにおいて、前記電極端子に接続される前記接続領域の前記保護層の膜厚が、接続領域以外の保護層の膜厚より厚い。
【選択図】図10

Description

本発明は、酸化物超電導線材を用いた超電導電流リード及び酸化物超電導線材に関する。
近年、超電導ケーブルや超電導マグネット等、超電導を利用した超電導応用機器について、実用化に向けてさかんに研究、開発が行われている。一般に、超電導応用機器は、低温部(低温容器)に設置され、常温部に設置された外部機器(例えば電源)と、電流リードを介して接続される。
超電導応用機器の運転は、極低温環境下で行われるため、低温部の断熱性が極めて重要となる。低温部の断熱性が悪く、低温部への熱侵入が大きいと、超電導応用機器の冷却効率が低下して超電導状態を維持するための冷却コストが増大することとなり、場合によっては超電導応用機器を運転できなくなってしまうためである。この低温部への熱侵入の経路としては、低温容器を伝熱する経路、電流リードを伝熱する経路が考えられる。
低温容器を介した熱侵入を防止するための手法としては、液体窒素等の冷媒及び超電導応用機器を収容する冷媒槽と、冷媒槽の外側に設けられる真空槽とを有する二重構造の低温容器が知られている。この低温容器によれば、真空断熱により低温部への熱侵入が低減される。
電流リードを介した熱侵入を防止するための手法としては、酸化物超電導体を用いた超電導電流リードが提案されている。酸化物超電導体は、液体窒素温度以下では電気抵抗がゼロ、かつ熱伝導率が小さい(銅の数10分の1)。そのため、超電導電流リードにおいては、通電時にジュール熱の発生はなく、低温部への伝熱量も極めて小さくなる。したがって、超電導電流リードによれば、低温部への熱侵入が低減される。
従来の超電導電流リード50を図1に示す。図1Aは超電導電流リード50の全体図である。図1Bは図1AのI−I矢視断面図である。
図1Aに示すように、超電導電流リード50は、テープ状の超電導線材51と、超電導線材51の一端部(高温側)に配置される第1の金属電極52、及び超電導線材51の他端部(低温側)に配置される第2の金属電極53を備える。図1Bに示すように、第1の金属電極52は超電導線材51が挿入される凹部521を有する。
一般に、接続作業が容易であり、良好な電気特性が得られることから、超電導線材51と第1の金属電極52とは半田によって接続される(例えば特許文献1)。具体的には、溶融した半田を金属電極52の凹部521に充填した状態で、凹部521に超電導線材51を挿入し、支持部材(図示略)によって鉛直に支持する。そして、冷却により半田が凝固すると、超電導線材51は金属電極52に固着される。つまり、超電導線材51と金属電極52とは、半田56を介して電気的に接続されることになる。超電導線材51と第2の金属電極53との接続部も同様である。また、凹部521内に金属電極52を挿入して、凹部521内に半田を充填することで超電導線材51と金属電極52とを接続してもよい。
特開平10−275641号公報
ところで、上述した構成の超電導電流リードに、超電導応用機器として超電導磁石装置を接続する場合、超電導磁石装置が備える超電導コイルに電流が流れることによって磁場が発生する。これにより、発生する磁場によるローレンツ力が超電導電流リードに作用することになる。特に、磁場の向きが、超電導線材の幅方向と一致するように超電導電流リードを配置する等して、超電導電流リードを高磁場環境下で用いる場合、超電導線材の幅広面(以下「テープ面」)に作用するローレンツ力が大きくなる。
図1に示す従来の超電導電流リード50では、超電導線材51の両端が金属電極52に固定され、かつ、中間部分は固定されていないため、上述のローレンツ力(矢印L)により超電導線材51が撓み、超電導線材51の厚さ方向の曲げ歪み(以下「フラットワイズ曲げ歪み」)が生じる。このフラットワイズ曲げ歪みが生ずることに起因して、超電導線材51において、金属電極52の凹部521から突出する部分に負荷がかかり、近接する金属電極52の角部側に曲がる場合に、当該角部に接触して損傷し、上述したように大電流を流すことが困難になる可能性がある。
また、超電導電流リード50の駆動時では、常温冷却を繰り返す際の超電導線51の常温収縮によって、超電導線材51と金属電極52との接続部分に応力が集中する。この応力集中は、超電導線材51全体の膜厚を厚くすることにより低減できるが、超電導線材全体を厚くすれば、金属電極52を介して侵入する外部からの熱が伝導しやすくなるため、好ましくない。
本発明の目的は、磁場中に配置された場合に、超電導線材に撓みが生じても撓みに起因する超電導特性の劣化を防止でき、熱伝導しにくい信頼性の高い超電導電流リード及び酸化物超電導線材を提供することである。
本発明の超電導電流リードの一つの態様は、
基板と、前記基板上に中間層を介して形成されるReBaCuO系(Reは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択された1又は2種以上の元素)の超電導層と、前記超電導層上に形成される金属からなる保護層とを少なくとも有する酸化物超電導線材と、
前記酸化物超電導線材の両端部のそれぞれの接続領域で半田により接続された電極端子と、
を備える酸化物超電導電流リードにおいて、
前記電極端子に接続される前記接続領域の前記保護層の膜厚が、接続領域以外の保護層の膜厚より厚い構成を採る。
本発明の酸化物超電導線材の一つの態様は、
基板と、
前記基板上に中間層を介して形成されるReBaCuO系(Reは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択された1又は2種以上の元素)の超電導層と、
前記超電導層上に形成される金属からなる保護層と、
を有し、
前記超電導層上の保護層において当該保護層の延在方向で離間する両端部のそれぞれの膜厚が、前記保護層の両端部以外の膜厚よりも厚い構成を採る。
本発明によれば、超電導線材に撓みが生じても撓みに起因する超電導特性の劣化を防止でき、熱伝導しにくい信頼性の高い超電導電流リードを実現できる。
従来の超電導電流リードの説明に供する図である。 本発明の一実施の形態に係る超電導電流リードを用いた超電導磁石装置を示す図である。 同実施の形態に係る超電導電流リードの外観図である。 超電導線材の構成を示す図である。 同超電導線材の層構造の一例を模式的に示す断面図である。 超電導電流リードをY方向基端側から見た正面図である。 超電導電流リードをZ方向先端側から見た平面図である。 図6におけるIV−IV矢視断面図である。 図7におけるVI−VI矢視断面図である。 超電導線材と電極との接合部分の説明に供する部分拡大図である。 超電導線材と電極との接合部分の変形例の説明に供する部分拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2は、本発明の一実施の形態に係る超電導電流リード10を用いた超電導磁石装置1を示す図である。図3は、超電導電流リード10の外観図である。図4は、超電導線材11の構成を示す図であり、図5は、同超電導線材の層構造の一例を模式的に示す断面図である。図6は、超電導電流リードをY方向基端側から見た正面図である。図7は、超電導電流リードをZ方向先端側から見た平面図である。図8は、図6におけるIV−IV矢視断面図である。図9は、図7におけるVI−VI矢視断面図である。図10は、超電導線材と電極との接合部分の説明に供する部分拡大図である。
図2に示すように、超電導磁石装置1は、超電導電流リード10、常電導電流リード15、超電導コイル20、電源30、及び低温容器40等を備える。
低温容器40は、内側の容器41と外側の真空槽42とからなる二重構造を有する。容器41は冷凍機(図示略)に接続される。真空槽42は真空ポンプ(図示略)に接続され、内部を真空状態に保持される。
超電導コイル20は、超電導線材を巻線したコイルである。超電導コイル20は、低温部となる容器41内に配置される。超電導コイル20は、超電導電流リード10と接続するためのコイル電極21を有する。
電源30は、常温部となる低温容器40外に配置される。電源30は、常電導電流リード15及び超電導電流リード10を介して、超電導コイル20に電流を供給する。常電導電流リード15は、例えば銅線である。
超電導電流リード10は、超電導線材11、第1の電極12、第2の電極13、及び補強部材14を有する。超電導電流リード10は、容器41内に配置される。超電導線材11の高温側となる一端部は第1の電極12に接合され、低温側となる他端部は第2の電極13に接合される。これら超電導線材11、第1の電極12及び第2の電極13は、リード本体を構成する。
本実施の形態では、1本の超電導線材11を用いた超電導電流リード10について説明するが、本発明は、超電導線材11を複数本有する超電導電流リードに適用することもできる。
超電導線材11は、図4に示すように、酸化物超電導層(以下「超電導層」と称する)113を有するテープ状の線材であり、両端側の膜厚が中央部分の膜厚よりも厚くなるように構成されている。
具体的には、超電導線材11は、両端部11a、11b側に、第1の電極12及び第2の電極13に接続される接続領域110a、110bを有し、接続領域110a、110bの膜厚は、接続領域以外(中央部110cに相当)の膜厚よりも厚く構成されている。超電導線材11は、例えばテープ状の金属基板111上に、中間層112、超電導層113、保護層114が順に形成された積層構造を有し、超電導層113上の保護層114の両端部が、両端部以外の部分(保護層114の中央部)の膜厚よりも厚くなるように形成されている。
金属基板111は、例えば、Ni−Cr系(具体的には、Ni−Cr−Fe−Mo系のハステロイ(登録商標)B、C、X等)、W−Mo系、Fe−Cr系(例えば、オーステナイト系ステンレス)、又は、Fe−Ni系(例えば、非磁性の組成系のもの)等の材料に代表される低磁性の結晶粒無配向・耐熱高強度金属基板である。
中間層112は、例えば金属基板111からの元素の拡散が超電導層113に及ぶのを防止するための第1の中間層(拡散防止層)と、超電導層113の結晶を一定の方向に配向させるための第2の中間層(配向層)など、複数の中間層を有する。第1の中間層は、例えばガリウムドープ酸化亜鉛層(GZO)又はイットリウム安定化ジルコニア層(YSZ)で構成される。第1の中間層の成膜には、例えばイオンビームアシスト蒸着法(IBAD:Ion Beam Assisted Deposition)を適用できる。第2の中間層は、例えば酸化セリウム層(CeO)で構成される。第2の中間層の成膜には、例えばRFスパッタ法を適用できる。また、2層以上の構造を有する中間層112として、第1の中間層としてのGZO層と、CeO層との間に、IBAD法によりなるMgO層、スパッタリング法によりなるLaMnO層を順に積層したものとしてもよい。本実施の形態における中間層112は、図5に示すように、第1〜第5の中間層を順次積層することにより構成される。図5に示すように、中間層112は、第1中間層をAl層、第2中間層をLaMnO層、第3中間層をMgO層、第4中間層をLaMnO層、第5中間層をCeO層の5層を有する。
第1中間層としてのAl層は、金属基板111上に接してスパッタリング法で成膜される。この第1中間層は、耐熱性が高く、界面反応性を低減するための層であり、その上に配される膜の配向性を得るために用いられる。Al層は、金属基板111からの元素の拡散を抑制する拡散防止層として機能する。
第2中間層としてのLaMnO層は、非晶質であり、Al層上に成膜される。 LaMnO層は、RFスパッタ法またはイオンビームスパッタ法等のスパッタリング法により、150[℃]以下の範囲(0[℃]より大きく150[℃]以下の範囲)内で、金属基板111上に成膜される。この温度範囲の設定は、LaMnO層の成膜温度を、150[℃]以下とすると、LaMnOは非晶質となり、150[℃]より高い温度で成膜するとLaMnO層は結晶化し易くなり、MgO層の配向化を阻害するからである。LaMnO層の膜厚は、5〜100[nm]である。Al層上のLaMnO層の膜厚が5[nm]以下では、膜の連続性が悪く十分な配向性が得られず、100[nm]以上の膜厚になると、LaMnO膜(層)表面の凹凸が大きくなり、LaMnO層上に接して積層される第3層としてのMgO層の配向性を阻害するからである。このLaMnO層上には、MgO層が、IBAD(Ion Beam Assisted Deposition)法で接して積層される。
MgO層上には、第4中間層としてのLaMnO層がスパッタリング法で成膜されている。MgO層より上方の層は、YBCO超電導層との反応を防止する反応防止層として機能する。ここでは、第4中間層としてのLaMnO層及び第5中間層としてのCeO層が反応防止層として機能する。第4中間層としてのLaMnO層上には、CeO層がスパッタリング法又はPLD(Pulsed Laser Deposition:パルスレーザー蒸着)法等により積層される。CeO層は、超電導層としてのYBCO超電導層の直下に配置される層である。CeO層は、YBCO超電導層との整合性がよく、且つ、YBCO超電導層との反応性が小さいため最も優れた中間層の一つとして知られている。このCeO層上には、超電導層113としてYBCO超電導層が積層される。
超電導層113は、例えばREBaCu系超電導体(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択される1又は2種以上の希土類元素であり、y≦2及びz=6.2〜7)等の酸化物超電導体で構成される。図5では、超電導層113は、RE系超電導体として代表的なYBaCuで表されるイットリウム系超電導体(YBCO超電導層)としている。なお、超電導層113の成膜には、有機金属体積法(MOD:Metal-organic deposition)、パルスレーザー蒸着法(PLD:Pulsed Laser Deposition)、スパッタ法、又は有機金属気相成長法(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)を適用できる。本実施の形態では、中間層112付きのハステロイ(登録商標)基板(金属基板)111上に、MOD法によって超電導層113を形成している。MOD法は、有機金属気相成長法等の気相法と異なり、原料収率が高く、高価な真空装置を必要としない。よって、超電導層113は、低コストプロセスで製造できる。
超電導層113には、Zr、Sn、Ti、Ce、Hf、Nbのうち少なくとも1つを含む50[nm]以下の酸化物粒子が磁束ピンニング点として分散していることが好ましい。この場合、超電導層113の成膜法としては、三フッ化酢酸塩(TFA)を用いたTFA−MOD法が好適である。本実施の形態では、TFAを含むBa溶液中に、Baと親和性の高いZr含有ナフテン酸塩等を混合することにより、RE系超電導体からなる超電導層113に、Zrを含む酸化物粒子(BaZrO)を磁束ピンニング点として分散させている。なお、超電導層113中に磁束ピンニング点を分散する手法は、公知の技術を適用することができる(例えば特開2012−059468号公報)。
超電導層113中に磁束ピンニング点を分散させることにより、超電導線材11が湾曲した状態で用いられても、磁場の影響を受けにくく、安定した超電導特性が発揮される。
保護層114は、主に水分等から超電導層113を保護するとともに、超電導層113における超電導状態が部分的に破れて抵抗が発生(常電導転移)した場合に電流を迂回させるための層である。保護層114は、安定化層とも呼ばれ、電気抵抗率が低く、熱伝導率の高い材料で構成されるのが好ましく、例えばAg又はCuで構成される。
保護層114は、超電導層113上に、超電導層113に接して配置される。保護層114は、超電導層113上において延在方向で離間する両端部11a、11bのそれぞれに、接続領域110a、110bを有する。保護層114の接続領域110a、110bは、超電導線材11の両端側において電極12、13に接続される接続領域に相当する。保護層114における接続領域110a、110bの膜厚T3は、超電導線材11の接続領域の保護層114の膜厚T3である。接続領域110a、110bの膜厚T3は、それ以外の部分である保護層114の中央部110cの膜厚T1よりも厚い。保護層114の中央部110aは、保護層114において両端部11a、11b間の部位である。
また、接続領域110a、110b以外の保護層114の膜厚(中央部110cに相当)T1は、金属基板111から超電導層113までの膜厚T2に対して1%以上20%以下の膜厚である。また、接続領域110a、110bの保護層114の膜厚T3は、接続領域110a、110b以外の保護層114の膜厚T1に対して2倍以上30倍以下である。
接続領域110a、110b以外の保護層114(中央部110cに相当)の膜厚T1は1μm以上20μm以下である。また、接続領域110a、110bの保護層の膜厚T3は、2μm以上60μm以下である。
保護層114の成膜には、例えば、接続領域110a、110b以外の中央部110cをマスクしてスパッタ法を適用することにより、両端側の接続領域110a、110bの厚みが中央部110cよりも厚くなるように成膜される。
超電導線材11は、両端部11a、11bで、第1の電極12及び第2の電極13に接続されている。保護層114の接続領域110a、110bにおける長手方向における距離L1は、少なくとも接続される第1の電極12、13における保護層114との接続部分(接合面122、132)より長くなるように構成されている。
なお、超電導線材11の熱収縮率は、主として金属基板111に依存する。室温から77Kに冷却した際のハステロイの熱収縮率は、0.204[%]である。また、超電導線材11の熱伝導率は、主として金属基板111及び保護層114に依存する。77Kにおけるハステロイの熱伝導率は5.164[W/(m・K)]であり、Agの熱伝導率は237.3[W/(m・K)]である。
第1の電極12(高温側電極)及び第2の電極13(低温側電極)は、銅又は銅合金等の金属材料で構成される。例えば、第1の電極12(高温側電極)及び第2の電極13(低温側電極)は、表面に錫めっき処理が施された無酸素銅製の金属電極で構成される。
第1の電極12は、容器41の底面近傍に配置され、導体引出部(図示略)を介して常電導電流リード15に接続される。第1の電極12の近傍の温度は、例えば77[K]である。第2の電極13は、超電導コイル20の近傍に配置され、超電導コイル20のコイル電極21に接続される。第2の電極13の近傍の温度は、例えば4.2[K]である。
第1の電極12及び第2の電極13は、それぞれ長さ方向(X方向)における一方の端面(端面部121、131)に、超電導線材11を固定するための切り欠き部としての固定溝120、130を有する。固定溝120、130は一側面側に開口して形成され、固定溝120、130の幅方向(Y方向)両端は、開放されていてもよいし、閉塞されていてもよい。固定溝120、130の高さ(Z方向)は、超電導線材11の厚みよりも若干大きく設定される。固定溝120、130の深さ(X方向)は、超電導線材11と強固に接合し、接続抵抗が充分小さく、かつ支持できる程度であればよい。
図9に示すように、本実施の形態では、第1の電極12の固定溝120には、超電導線材11の一方の端部11aが固定溝120の底部に突き当たるまで挿入される。第2の電極13の固定溝130には、超電導線材11の他方の端部11bが固定溝130の底部に突き当たるまで挿入される。超電導線材11と固定溝120、130の隙間には溶融半田140が充填される。すなわち、超電導線材11と第1の電極12及び第2の電極13は、半田付けにより接合され、機械的及び電気的に接続される。
図10は、固定溝120の要部構成を示す拡大断面図である。固定溝120と超電導線材11の端部11aとの接続構造は、固定溝130と超電導線材11の端部11bとの接続構造と、左右対称の同様の構造である。よって、以下では、図10を参照して、第1の電極12の構成を主に説明し、第2の電極13の構成の説明は、第1の電極12の説明における構成要素と同様の名称に別符号を付して省略する。
図10に示すように、固定溝120では、超電導線材11の延在方向に沿って互いに対向する接合面122(122−1、122−2)間に超電導線材11の一方の端部11aが挿入された状態で半田140により導通可能に接続されている。
具体的には、接合面122−1、122−2は、固定溝130において互いに対向する内側壁面を構成し、これら接合面122−1、122−2のうち、少なくとも超電導線材11の保護層114側の接合面122−1が、超電導線材11の端部11aにおける接続領域110aに、半田140を介して接合されている。
保護層114の接続領域110aは、接合面122−1と対向し、且つ、固定溝120に挿入される端部11aの一面側を構成する部位で、半田140を介して電極12と接合される。また、接続領域110aにおいて、接合面122−1と接続する部位に長手方向で連続する部位は、開口側の縁部から導出した状態で配置される。保護層114は、超電導線材11の端部11a、11bのそれぞれにおいて、電極12、13が接続される接続部分(接合面122、132)と対向する部分と、その近傍部分との膜厚が、それ以外の膜厚よりも厚くなるように構成している。
このように、超電導線材11は、図9に示すように、電極12、13に対して、電極12、13の一端面121、131から張り出すように配置され、一端面121、131で開口する固定溝120、130の内側壁面である接合面(接続部分)122、132に、接続領域110a、110bで電気的に接合されている。
すなわち、超電導線材11は、中央部分よりも厚みのある両端部で、電極12、13の固定溝120、130内で固定される。
超電導線材11は、補強部材14内に、所定の電極間距離(第1の電極12と第2の電極13の離間距離)を空けて収容されている。
補強部材14は、中空の直方体部材であり、天面が開口した収容部142及び開口を閉塞する蓋部141を有する。収容部142にリード本体が収容された後、収容部142の開口を閉塞するように蓋部141が接着される。なお、収容部142及び蓋部141には、部分的に開口が形成されていてもよい。
なお、補強部材14がGFRPやステンレス合金等で構成される場合、超電導線材11の熱収縮率は補強部材14の熱収縮率よりも小さい。この場合、熱伝導率の高い超電導線材11の方が冷却の進行が速く、冷却初期の収縮量は補強部材14よりも超電導線材11の方が大きくなる。これにより、超電導線材11が第1の電極12及び第2の電極13のそれぞれに、固定溝120、130の開口縁部が接触して、損傷する恐れがある。
超電導電流リード10によれば、酸化物超電導線材11では、電極12、13に接続される端部11a、11bに含まれる接続領域110a、110bの保護層114の膜厚T3が、接続領域110a、110b以外の保護層114の膜厚(中央部110c)より厚い。これにより、例えば、冷却時に超電導線材11と補強部材14に生じる熱収縮量の差に起因して超電導線材11にフラットワイズ曲げ歪みが生じることにより、超電導線材11が変位しても、電極12、13に接触して損傷することなく、安定した好適な超電導特性を確保できる。
具体的には、超電導線材11において、導電部分を構成する超電導層113に接して設けられる保護層114において、超電導線材11に曲げ歪みが生じて、超電導線材11が、保護層114側に曲がるように変位しても、電極12、13に接続する接続領域110a、110bにおける部分の厚みが膜厚であるので変位しにくく、曲がることで電極12、13に接触して損傷することがない。よって、超電導線材11に撓みが生じても撓みに起因する超電導特性の劣化を防止でき、更に、熱伝導しにくいので、好適な超電導特性を確保できる。したがって、超電導電流リードとして高い信頼性を実現できる。
なお、超電導線材11の変位として、端部11a、11bにおける金属基板111側への変位は、導電部分を構成しない金属基板111と、電極12、13とが接触するように曲がることになり、導電性能が劣化することはない。また、金属基板111と、電極12、13(図10では、接合面122−2の開口縁部に相当)と間には、保護層114より厚い半田140が介在するので、金属基板111と、電極12、13との接触は一層生じにくくなっており超電導特性は低下しにくい。
また、超電導線材11と電極12、13との接合構造としては、例えば、図11に示す超電導電流リード10Aのように、電極端子を柱状にした電極12Aの外面である接合面128に、超電導線材11の一端部11aを半田付けした構造としてもよい。なお、図11は、本発明の一実施の形態に係る超電導電流リードの変形例1の要部構成を模式的に示す部分拡大図である。この図11では、超電導電流リード10Aにおいて超電導線材11の両端に接続される電極のうち、一方の電極12Aと超電導線材11との接続部分を模式的に示している。
図11に示すように、電極12Aでは、超電導線材11の一端部11aが、接続領域110aで半田140Aを介して電極12Aの外面である接合面128に電気的に接合されている。これにより、冷却時に超電導線材11が熱収縮して超電導線材11自体が電極12A側に曲がるように変位しても、接続領域110aが、電極12Aとの接続部分よりも長手方向に長くなるように厚い膜厚を有する(L1>L2)ので、この部分が緩衝して、電極12A側に曲がりにくく、超電導線材11自体が損傷することがない。すなわち、超電導電流リード10の構成と同様に、超電導電流リード10Aでは、超電導線材11において接触による損傷は発生せず、フラットワイズ曲げ歪みに起因する臨界電流値Ic等の超電導特性の劣化を防止でき、高い信頼性を確保できる。
なお、本実施の形態の超電導線材11は、積層された金属基板111、中間層112、超電導層113及び保護層114の周囲を覆うようにCu等の導電材料からなる被覆膜により覆われる構成としてもよい。
[実施例1]
実施例1は、上述した超電導電流リード10において用いられる図4に示す構造の超電導線材11として、全長150mm、金属基板111からYBCO層である超電導層113までの膜厚を100μm、Ag層である保護層114において中央部110cの膜厚を10μm、接続領域110a、110bの膜厚を30μm、及び接続領域110a、110b及び中央部110cの長さをそれぞれ50mmとなる超電導線材を製造した。この超電導線材の両端部の接続領域にヒートサイクル試験装置に接続し、超電導線材11に対してヒートサイクル試験を行い、1サイクル毎に超電導特性を測定した。その結果、50回目以降で、超電導特性の低下が見られた。
[実施例2]
実施例2は、実施例1の超電導線材11において、接続領域110a、110bにおける保護層114の膜厚のみを50[μm]とした超電導線材11を製造し、実施例1と同様の試験を行った。その結果、70回を超えても超電導特性に変化は見られなかった。
[比較例1]
比較例1として、実施例1の超電導線材において、保護層において両端部の膜厚を中央部の膜厚と同じにした超電導線材を製造した。すなわち、図4に示す構造の超電導線材を、全長150[mm]、金属基板111からYBCO層である超電導層113までの膜厚を100[μm]、Ag層である保護層114の膜厚を10[μm]、及び接続領域110a、110b及び中央部110cの長さをそれぞれ50[mm]となるように製造した。これを用いてヒートサイクル試験を行った結果、50回のヒートサイクルに耐えることができず、超電導特性の劣化が見られた。
このように、超電導電流リードにおいて、電極に接続される超電導線材において保護層の両端部の厚み、具体的には、実施例1、2のように、保護層114において、電極に接続される接続領域の厚みを,それ以外の厚みよりも厚くし、膜厚部分で電極に接続される構造とすることによって、両端部と中央部が同じ厚みの保護層を有する比較例1の超電導線材よりも安定した超電導特性が得られた。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る超電導電流リード及び超電導線材は、超電導線材に撓みが生じても撓みに起因する超電導特性の劣化を防止でき、熱伝導しにくい信頼性の高い超電導電流リードとして有用である。
1 超電導磁石装置
10、10A 超電導電流リード
11 超電導線材
11a、11b 端部
12 第1の電極(電極)
12A 電極
13 第2の電極(電極)
14 補強部材
15 常電導電流リード
20 超電導コイル
21 コイル電極
30 電源
40 低温容器
110a、110b 接続領域
110c 中央部
111 金属基板
112 中間層
113 超電導層
114 保護層
120、130 固定溝(切り欠き部)
122、128、132 接合面
140、140A 半田
141 蓋部
142 収容部
L1 距離
T1、T2、T3 膜厚

Claims (8)

  1. 基板と、前記基板上に中間層を介して形成されるReBaCuO系(Reは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択された1又は2種以上の元素)の超電導層と、前記超電導層上に形成される金属からなる保護層とを少なくとも有する酸化物超電導線材と、
    前記酸化物超電導線材の両端部のそれぞれの接続領域で半田により接続された電極端子と、
    を備える酸化物超電導電流リードにおいて、
    前記電極端子に接続される前記接続領域の前記保護層の膜厚が、接続領域以外の保護層の膜厚より厚い、
    ことを特徴とする酸化物超電導電流リード。
  2. 前記保護層がAg又はAg合金からなる、
    請求項1記載の酸化物超電導電流リード。
  3. 前記接続領域以外の保護層の膜厚は前記基板から前記超電導層までの膜厚に対して1〜20%の膜厚であり、及び前記接続領域の保護層の膜厚は、前記接続領域以外の保護層の膜厚に対して2倍以上30倍以下である、
    請求項1又は2記載の酸化物超電導電流リード。
  4. 前記接続領域以外の保護層の膜厚は1μm以上20μm以下であり、及び前記接続領域の保護層の膜厚は2μm以上60μm以下である、
    請求項1から3の何れか一項に記載の酸化物超電導電流リード。
  5. 前記保護層の前記接続領域における長手方向における距離は、少なくとも前記電極端子における前記保護層との接続部分より長いものである、
    請求項1から4の何れか一項に記載の酸化物超電導電流リード。
  6. 前記電極端子は、切り欠き部を備え、
    前記切り欠き部に、前記酸化物超電導線材が挿入され、且つ、前記切り欠き部内で前記接続領域が電気的に接続される、
    請求項1から5の何れか一項に記載の酸化物超電導電流リード。
  7. 前記酸化物超電導線材は、中間層付きハステロイ基板上に前記超電導層としてTFA―MOD法により形成された酸化物超電導層を有し、
    前記酸化物超電導層中には、Zr、Sn、Ti、Ce、Hf、Nbのうち少なくとも一つを含む50nm以下の酸化物粒子が磁束ピンニング点として分散されてなり、前記超電導層上にAg層が形成されてなる、
    請求項1から6の何れか一項に記載の酸化物超電導電流リード。
  8. 基板と、
    前記基板上に中間層を介して形成されるReBaCuO系(Reは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択された1又は2種以上の元素)の超電導層と、
    前記超電導層上に形成される金属からなる保護層と、
    を有し、
    前記超電導層上の保護層において当該保護層の延在方向で離間する両端部のそれぞれの膜厚が、前記保護層の両端部以外の膜厚よりも厚い、
    酸化物超電導線材。
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RU2731750C1 (ru) * 2019-12-02 2020-09-08 Общество С Ограниченной Ответственностью "С-Инновации" (Ооо "С-Инновации") Способ изготовления электрического контактного соединения

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