JP2015162427A - 超電導電流リード - Google Patents

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Abstract

【課題】取付箇所に応じて容易に取り付けることができ、信頼性の高い超電導電流リードを実現すること。
【解決手段】超電導電流リード10は、可撓性を有するテープ状の超電導線材11と、超電導線材11の両端部に接合される金属電極12−1、12−2と、可撓性を有し、且つ、超電導線材11を覆うように金属電極12−1、12−2間に架け渡される筒状補強部材14と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、酸化物超電導線材を用いた超電導電流リードに関し、特に、超電導線材を補強部材で覆うように収容した超電導電流リードに関する。
近年、超電導ケーブルや超電導マグネット等、超電導を利用した超電導応用機器の分野では、実用化に向けてさかんに研究、開発が行われている。一般に、超電導応用機器は低温部(低温容器)に設置され、常温部に設置された外部機器(例えば電源)と、電流リードを介して接続される。
一般に、超電導電流リードは、テープ状の超電導線材、超電導線材の一端部(高温側)に配置される第1の金属電極、及び超電導線材の他端部(低温側)に配置される第2の金属電極を備える。超電導線材と第1の金属電極及び第2の金属電極は、例えば半田付けにより接合される。
これら超電導線材、第1の金属電極、及び第2の金属電極は、繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)で構成されたカバー部材内に収容され、支持される(例えば特許文献1)。このように、超電導線材、第1の金属電極、及び第2の金属電極がカバー部材内に収容される場合、超電導線材は直線状に保持されることが一般的であり、超電導電流リード自体も直線状に形成されて折曲できない構造となっている。
特開2000−30776号公報
上述したように一般的に超電導電流リードは、直線状に形成されている。このため、超電導応用機器と外部機器とを接続する際に、寸法誤差等によって両機器間の位置にずれがあり、両機器間に超電導電流リードの全長に対応した間隔が空いていない場合、超電導電流リードを接続する作業が困難であり、手間が掛かるという問題がある。
本発明の目的は、折曲可能で有り、取付箇所に応じて容易に取り付けることができ、信頼性の高い超電導電流リードを提供することである。
本発明の超電導電流リードの一つの態様は、
可撓性を有するテープ状の超電導線材と、
前記超電導線材の両端部に接合される金属電極と、
可撓性を有し、且つ、前記超電導線材を覆うように前記金属電極間に架け渡される筒状補強部材と、
を備える構成を採る。
本発明によれば、超電導線材とともに超電導線材を覆う筒状補強部材が可撓性を有することによって、超電導電流リード自体を曲げることができるので、取付箇所に応じて容易に取り付けることができ、信頼性の高い超電導電流リードを実現する。
本発明の実施の形態1の超電導電流リードを用いた超電導磁石装置を示す図 実施の形態1の超電導リードの外観図 図2の超電導電流リードの要部構成を示す部分断面図 超電導線材の一般的な構成を示す図 実施の形態1の超電導電流リードの作用の説明に供する図 実施の形態1の変形例1としての超電導電流リードを示す部分断面図 実施の形態1の変形例2としての超電導電流リードを示す部分断面図 本発明の実施の形態2の超電導電流リードの外観図 実施の形態2の超電導電流リードの要部構成を示す部分断面図 実施の形態2の超電導電流リードの作用の説明に供する図 実施の形態2の変形例1としての超電導電流リードの作用の説明に供する図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る超電導電流リード10を用いた超電導磁石装置1を示す図である。図2は、超電導リード10の外観図である。図3は、図2の超電導電流リード10の要部構成を示す部分断面図である。図4は、超電導線材11の一般的な構成を示す図である。
図1に示す超電導磁石装置1は、超電導電流リード10、常電導電流リード35、超電導コイル20、電源30、及び低温容器40等を備える。
低温容器40は、内側の容器41と外側の真空槽42とからなる二重構造を有する。容器41は冷凍機(図示略)に接続される。真空槽42は真空ポンプ(図示略)に接続され、内部を真空状態に保持される。
超電導コイル20は、超電導線材を巻線したコイルである。超電導コイル20は、低温部となる容器41内に配置される。超電導コイル20は、超電導電流リード10と接続するためのコイル電極21を有する。
電源30は、常温部となる低温容器40外に配置される。電源30は、常電導電流リード35及び超電導電流リード10を介して、超電導コイル20に電流を供給する。常電導電流リード35は、例えば銅線である。
超電導電流リード10は、図1及び図3に示すように複数のテープ状の超電導線材11、第1の電極12−1、第2の電極12−2、及び筒状補強部材14を有する。超電導電流リード10は、容器41内に配置される。超電導電流リード10では、超電導線材11の高温側となる一端部は第1の電極12−1に接続され、低温側となる他端部は第2の電極12−2に接続される。超電導電流リード10は、常態時において、第1の電極12−1、超電導線材11及び第2の電極12−2が直線状に並ぶように、形成されている。超電導電流リード10は、第1の電極12−1で、所定位置に配置された常電導電流リード35に接続された導体引出部(図示略)に接続され、第2の電極12−2で、所定位置に配置された超電導コイル20のコイル電極21に接続されている。
超電導電流リード10では、超電導線材11を複数本備えた構成としたが、これに限らず、超電導線材11を1本用いた構成としてもよい。
超電導線材11は、図4に示すように、超電導層113を有するテープ状の線材である。超電導線材11は、例えばテープ状の金属基板111上に、中間層112、超電導層113、安定化層114が順に形成された積層構造を有しており、可撓性を有する。
金属基板111は、例えば、Ni−Cr系(具体的には、Ni−Cr−Fe−Mo系のハステロイ(登録商標)B、C、X等)、W−Mo系、Fe−Cr系(例えば、オーステナイト系ステンレス)、又は、Fe−Ni系(例えば、非磁性の組成系のもの)等の材料に代表される低磁性の結晶粒無配向・耐熱高強度金属基板である。
中間層112は、例えば金属基板111からの元素の拡散が超電導層113に及ぶのを防止するための第1の中間層(拡散防止層)と、超電導層113の結晶を一定の方向に配向させるための第2の中間層(配向層)など、複数の中間層を有する。第1の中間層は、例えばガリウムドープ酸化亜鉛層(GZO)又はイットリウム安定化ジルコニア層(YSZ)で構成される。第1の中間層の成膜には、例えばイオンビームアシスト蒸着法(IBAD:Ion Beam Assisted Deposition)を適用できる。第2の中間層は、例えば酸化セリウム層(CeO)で構成される。第2の中間層の成膜には、例えばRFスパッタ法を適用できる。また、2層以上の構造を有する中間層112として、第1の中間層としてのGZO層と、CeO層との間に、IBAD法によりなるMgO層、スパッタリング法によりなるLaMnO層を順に積層したものとしてもよい。
超電導層113は、例えばREBaCu系超電導体(REは、Y、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm及びYbから選択される1又は2種以上の希土類元素であり、y≦2及びz=6.2〜7)等の酸化物超電導体で構成される。RE系超電導体としては、YBaCuで表されるイットリウム系超電導体が代表的である。超電導層113の成膜には、有機金属体積法(MOD:Metal-organic deposition)、パルスレーザー蒸着法(PLD:Pulsed Laser Deposition)、スパッタ法、又は有機金属気相成長法(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)を適用できる。
超電導層113には、Zr、Sn、Ce、Ti、Hf、Nbのうち少なくとも1つを含む50[nm]以下の酸化物粒子が磁束ピンニング点として分散していることが好ましい。この場合、超電導層113の成膜法としては、三フッ化酢酸塩(TFA)を用いたTFA−MOD法が好適である。例えば、TFAを含むBa溶液中に、Baと親和性の高いZr含有ナフテン酸塩等を混合することにより、RE系超電導体からなる超電導層113に、Zrを含む酸化物粒子(BaZrO)を磁束ピンニング点として分散させることができる。なお、超電導層113中に磁束ピンニング点を分散する手法は、公知の技術を適用することができる(例えば特開2012−059468号公報)。
超電導層113中に磁束ピンニング点を分散させることにより、超電導線材11が湾曲した状態で用いられても、磁場の影響を受けにくく、安定した超電導特性が発揮される。
安定化層114は、主に水分等から超電導層113を保護するとともに、超電導状態が部分的に破れて抵抗が発生(常電導転移)した場合に電流を迂回させるための層である。安定化層114は、電気抵抗率が低く、熱伝導率の高い材料で構成されるのが好ましく、例えばAg又はCuで構成される。安定化層114の成膜には、例えばスパッタ法を適用できる。
なお、超電導線材11の熱収縮率は、主として金属基板111に依存する。室温から77Kに冷却した際のハステロイの熱収縮率は、0.204%である。また、超電導線材11の熱伝導率は、主として金属基板111及び安定化層114に依存する。77Kにおけるハステロイの熱伝導率は5.164W/(m・K)であり、Agの熱伝導率は237.3W/(m・K)である。
また、超電導線材11の線材幅は、0mmより大きく10mm以下であり、ここでは幅1mmとしている。
第1の電極12−1(高温側電極)及び第2の電極12−2(低温側電極)は、銅又は銅合金等の金属材料で構成される。第1の電極12−1は、容器41の底面近傍に配置され、導体引出部(図示略)を介して常電導電流リード35に接続される。第1の電極12−1の近傍の温度は、例えば77Kである。第2の電極12−2は、超電導コイル20の近傍に配置され、超電導コイル20のコイル電極21に接続される。第2の電極12−2の近傍の温度は、例えば4.2Kである。
第1の電極12−1及び第2の電極12−2は、それぞれ接続する超電導線材11の延在方向(超電導電流リードの長手方向でもある)における一方の端面に超電導線材11が取り付けられている。
なお、第1の電極12−1と第2の電極12−2は、本実施の形態では同形状に構成されている。このため、第1の電極12−1と第2の電極12−2との構成を同名称、同符号を用いて説明する。
第1の電極12−1及び第2の電極12−2は、図3に示すように、電極本体121と、電極本体121において長手方向(超電導電流リード10の延在方向)の両端側にそれぞれ一体に設けられた線材接続部122及び端子接続部123と、を備える。
本実施の形態1では、線材接続部122は、円柱状に形成され、第1の電極12−1、第2の電極12−2とのそれぞれで互いに対向して配置されている。第1の電極12−1の線材接続部122及び第2の電極12−2の線材接続部122には、超電導線材11の両端部のそれぞれが接続されている。
線材接続部122の外周面には、複数の超電導線材11の端部が周方向に所定間隔を空けて、互いに並行に配置されている。これら超電導線材11の端部のそれぞれは半田付けにより電気的に接続されている。このように、超電導線材11は、線材接続部122間で、長手方向に延在するように配置され、線材接続部122間で架設した状態となっている。
また、第1の電極12−1及び第2の電極12−2において互いに対向する端面(線材接続部122の端面)同士は、可撓性を有し且つ導電性を有する導電部材13により接続されている。
導電部材13は、超電導線材11が破損したときにバイパスとして機能し、超電導磁石装置1を保護する。
導電部材13は、互いに対向する線材接続部122間で、且つ、線材接続部122の外周間を接続する超電導線材11で囲まれる領域内で、長手方向に延在するように取り付けられている。導電部材13は、超電導線材11の延在方向に沿って、超電導線材11と並んで配置されている。
ここでは導電部材13は、金属線材を螺旋状に巻回して構成されたコイルバネである。
導電部材13は、コイルバネのように螺旋状に形成されているため、線材接続部11間を直線で繋ぐ場合よりも、導通させる際の導通経路の長さは長くなっており、直線で繋ぐ場合と比較して線材接続部11間で熱を伝わりにくくしている。
超電導電流リード10では、第1の電極12−1及び第2の電極12−2の線材接続部122間において導電部材13の外周を囲むように、超電導線材11が配設されている。
なお、線材接続部122における超電導線材11との接続構造は、超電導線材11を線材接続部122の外周面で、半田を介して接続する構成としたがこれに限らない。例えば、線材接続部122の端面に、超電導線材11を固定するための固定溝を設け、この固定溝に、超電導線材11の端部を挿入して接続するようにしてもよい。この構成の場合、固定溝に超電導線材11の端部を挿入して半田を流し込むことで超電導線材11と線材接続部122が電気的に接続されるようにしてもよい。また、この構成の場合、端面間を接続するコイルバネ(導電部材13)は、端面同士の間において、端面間で架設される超電導線材11を囲むように配置されてもよいし、線材接続部122の端面同士に設けずに、外周面同士の間で架設されるようにしてもよい。また、線材接続部122の端面に固定溝を形成する場合では、固定溝の幅方向両端は、開放されていてもよいし、閉塞されていてもよい。
このように、超電導電流リード10では、線材接続部122の外周面に、周方向に所定間隔を空けて複数の超電導線材11が配設されている。これにより、超電導線材11の幅と、線材接続部122の外周の長さに応じて、多くの超電導線材11を配設でき、所望の大電流を通電可能となっている。
電極本体121は、線材接続部122と端子接続部123との間に介設されている。電極本体121は、ここでは、線材接続部122の外径よりも大きい外径を有する円柱状に形成されている。電極本体121には、線材接続部122側の端部で、支持部材15−1、15−2を介して、筒状補強部材14が固定されている。
端子接続部123は、超電導電流リード10の他方の端面を構成する。第1の電極12−1における端子接続部123は、常電導電流リード35に接続された導体引出部(図示略)に導通可能に接続され、第2の電極12−2における端子接続部123は、超電導コイル20のコイル電極21(図1参照)に導通可能に接続されている。
筒状補強部材14は、超電導線材11を覆う筒状体であり、可撓性を有する。筒状補強部材14は、超電導線材11を覆うように、電極12(12−1、12−2)間に架設されている。
筒状補強部材14は、絶縁性を有する材料より形成されることが好ましいが、取り付けられる電極12−1、12−2を導通させなければどのような材料で形成されてもよい。ここでは、筒状補強部材14は、外周を蛇腹状に形成し、軸心に対して折曲可能なステンレス製のコルゲート管(コルゲート状体)により構成されている。筒状補強部材14であるコルゲート管の開口する両端部で、支持部材15−1、15−2を介して、電極12−1、12−2(ここでは、各電極12の電極本体121)にそれぞれ固定されている。これにより、筒状補強部材14は、線材接続部121間に架設された状態となっている。
筒状補強部材14の材料は、例えば、ステンレス合金、ニッケル基合金、チタン合金等がある。
支持部材15(15−1、15−2)は、ここでは絶縁性を有する絶縁部材として形成されている。
支持部材15は、ここでは筒状に形成されており、一端部で、筒状補強部材14の端部にそれぞれ固定され、他端部で、各電極12の電極本体121に固定されている。支持部材15は、それぞれ、電極12及び筒状補強部材14に接着により固定されている。
支持部材15は、例えば、超電導線材11よりも熱伝導率が低いGFRPにより形成されてもよい。なお、77KにおけるGFRPの熱伝導率は0.39W/(m・K)であり、超電導線材11の熱伝導率よりも著しく小さい。
これら支持部材15(15−1、15−2)は、筒状補強部材14を、第1の電極12−1、第2の電極12−2に対して、超電導線材11を覆い、且つ、両電極12と絶縁した状態で取り付けている。
支持部材15を介して、電極12間に取り付けられた筒状補強部材14によって、電極12間、つまり、超電導線材11の両端部は、所定の電極間距離となるように位置決めされている。
このように構成された超電導電流リード10は、可撓性を有するテープ状の超電導線材11と、超電導線材11の両端部に接合される電極12と、可撓性を有し、且つ、超電導線材11を覆うように電極12間に架け渡される筒状補強部材14とを有する。また、筒状補強部材14は、電極12に絶縁部材である支持部材15を介して固定された金属製のコルゲート管である。また、電極12(第1の電極12−1、第2の電極12−2)間に配置される導電部材13はコイルバネであって可撓性を有するため、軸方向に対して折曲できる。
これにより、超電導電流リード10は、図5に示すように、超電導線材11が直線状態で配設された部分で曲げることができ、直線状態を基準状態とすると、基準状態の中心軸線Cから、両端をずれた位置(ずれの長さl)に両端部をずらすことが可能となっている。
ここで言う端部のずれとは、超電導電流リード10において一端部を固定した際の他端部の可動範囲を意味する。
超電導電流リード10によれば、超電導線材11とともに超電導線材11を覆う筒状補強部材14が可撓性を有することによって、超電導電流リード10自体を曲げることができる。これにより、超電導電流リード10を取り付ける際に、取付箇所に応じて容易に取り付けることができ、信頼性の高い超電導電流リードを実現する。
例えば、超電導電流リード10を用いて、低温部に設置された超電導応用機器と、常温部に設置された外部機器とへの接続位置がずれていても、両機器を容易に接続することができる。具体的には、超電導応用機器と外部機器とのそれぞれの接続位置が所定の距離よりも短かったり、超電導電流リード10の予定した取付箇所の軸線からずれたりしている場合でも、中央部部分を折曲させることで、それに対応して配置し、両機器を接続できる。
なお、実施の形態1の超電導電流リード10において、筒状補強部材14が絶縁性を有する材料、例えば、繊維強化プラスチック等の樹脂で形成され、且つ、可撓性を有する場合、支持部材15を介することなく、筒状補強部材14の両端部を直接電極に固定した構成としてもよい。
また、超電導線材11は、超電導電流リード10自体が、その軸心に沿った直線状態から曲げられる場合、その曲げられる方向に、超電導線材11の厚み方向を一致させて電極12に接続されることが好ましい。
例えば、超電導電流リード10を設置する箇所(例えば、図1に示す低温部に設置された超電導応用機器と、常温部に設置された外部機器とへの接続位置)がずれており、超電導電流リード10の設置の際に曲げる方向Aが予め設定されているとする。このような設置箇所に配置される超電導電流リードの変形例として図6に示す。
図6に示す超電導電流リード10Aは、超電導電流リード10と同様の構成において、電極12に対する超電導線材11の配置位置を代えたものである。その他の構成は、超電導電流リード10と同様である。よって、超電導電流リード10Aにおいて超電導電流リード10と同様の構成については同名称、同符号を付して説明は省略する。
すなわち、超電導電流リード10Aは、可撓性を有するテープ状の超電導線材11と、超電導線材11の両端部に接合される電極12−1、12−2と、可撓性を有し、且つ、超電導線材11を覆うように電極12間に架け渡される筒状補強部材14とを有する。また、筒状補強部材14は、支持部材15−1、15−2を介して、絶縁された状態で電極12−1、12−2に固定されている。
超電導電流リード10Aでは、電極12同士を接続する超電導線材11は、その厚み方向が筒状補強部材14の曲がる方向A(例えば中心軸線Cに対してずれる方向)と一致するように、電極12間(第1の電極12−1、第2の電極12−2間)に配置されている。すなわち、超電導線材11は、超電導電流リードにおいて、短手方向(幅方向)に曲がらないように配置されることが好ましい。
超電導電流リード10Aによれば、超電導線材11とともに超電導線材11を覆う筒状補強部材14が可撓性を有することによって、超電導電流リード10と同様に、超電導電流リード自体を曲げることができる。これにより、超電導電流リード10Aを取り付ける際に、取付箇所に応じて容易に取り付けることができ、信頼性の高い超電導電流リードを実現する。
なお、実施の形態1の超電導電流リード10の構成において導電部材13を外して、図7に示すような超電導電流リード10Bの構成としてもよい。
(実施の形態2)
図8は、本発明の実施の形態2に係る超電導電流リード10Cの外観図である。図9は、図8の超電導電流リード10Cの要部構成を示す側断面図である。
なお、本実施の形態2の超電導電流リード10Cは、実施の形態1の超電導電流リード10と同様に、低温部に設置された超電導応用機器(例えば図1の超電導コイル20と、常温部に設置された外部機器(例えば図1の電源30)との接続に用いられる。
超電導電流リード10Cは、超電導電流リード10の基本的構成及び基本的構成による同様の作用効果を有する。よって、以下では、超電導電流リード10と同様の構成については、同名称、同符号を付して説明を省略する。
すなわち、超電導電流リード10Cは、図8及び図9に示すように複数のテープ状の超電導線材11と、筒状補強部材14Cと、超電導線材11の両端部にそれぞれ接続される第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2と、を有する。
超電導電流リード10Cは、図1に示す容器41内に配置される。超電導電流リード10Cでは、常態時において、超電導線材11と、超電導線材11の両端部に接続された第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2とが直線状に並ぶように、形成されている。
超電導電流リード10Cは、第1の電極12C−1で、所定位置に配置された常電導電流リード35(図1参照)に接続された導体引出部(図示略)に接続され、第2の電極12C−2で、所定位置に配置された超電導コイル20(図1参照)のコイル電極21に接続される。
超電導電流リード10Cでは、超電導線材11の高温側となる一端部が、第1の電極12C−1に接続されており、低温側となる他端部が第2の電極12C−2に接続されている。
なお、超電導電流リード10Cでは、実施の形態1における超電導線材11と同様の超電導線材11を2本用いた構成として説明する。
第1の電極12C−1(高温側電極)及び第2の電極12C−2(低温側電極)は、銅又は銅合金等の金属材料で構成される。なお、第1の電極12C−1は、実施の形態1の第1の電極12−1と同様に、容器41(図1参照)の底面近傍に配置され、導体引出部(図示略)を介して常電導電流リード35(図1参照)に接続される。第1の電極12C−1の近傍の温度は、例えば77Kである。第2の電極12C−2は、実施の形態1の第2の電極12−2と同様に、超電導コイル20(図1参照)の近傍に配置され、超電導コイル20のコイル電極21(図1参照)に接続される。第2の電極12C−2の近傍の温度は、例えば4.2Kである。
第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2は、それぞれ超電導線材11の延在方向(超電導電流リードの長手方向でもある)に沿って配置される。
第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2は、互いに対向する面側で、超電導線材11を介して接続され、長手方向において対向する側の面とは逆の面側で、超電導応用機器或いは電源等の外部機器に接続される。なお、第1の電極12C−1と第2の電極12C−2は、本実施の形態2では同形状に構成されている。このため、以下では、第1の電極12C−1について説明し、第2の電極12C−2の構成については、第1の電極12C−1と同様の構成に同名称、同符号を用いて、その説明を省略する。
第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2は、電極本体121C、線材接続部122C及び端子接続部123Cを備える。これら電極本体121C、線材接続部122C及び端子接続部123Cは、実施の形態1の電極本体121、線材接続部122及び端子接続部123と同様の機能を有する。
第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2では、線材接続部122Cが、電極本体121Cにおいて長手方向(超電導電流リード10の延在方向)の一端部に連続して設けられている。線材接続部122Cは、実施の形態1の線材接続部122と同様に、超電導線材11を接続するものである。
線材接続部122Cは、第1の電極12C−1において長手方向における一端面を構成する。この一端面は、第1の電極12C−1の構成と同様の構成である第2の電極12C−2の一端面と、互いに対向する端面であり、本実施の形態では、これら線材接続部122C同士の端面間で、超電導線材11が接続されている。
すなわち、線材接続部122Cの一端面には、超電導線材11を固定するための固定溝125−1が設けられている。
固定溝125−1、125−2では、幅方向(ここでは、超電導電流リード10Cが直線状態から曲がる方向A1と直交し、且つ軸方向とも直交する方向)の両端は、開放された形状(断面U字状)としていてもよいし、閉塞された形状(切り込み形状)としてもよい。ここでは、図8及び図9に示すように、固定溝125−1、125−2の幅方向の両端は、開放されている。固定溝125−1、125−2の高さ(超電導線材11の厚み方向に対応)は、超電導線材11の厚みよりも若干大きく設定される。固定溝125−1、125−2の深さ(超電導電流リード10Cの延在方向である軸方向の長さ)は、超電導線材11と強固に接合し、接続抵抗が充分小さく、かつ支持できる程度であればよい。
第1の電極12C−1の固定溝125−1には、超電導線材11の一方の端部が固定溝125−1の底部に突き当たるまで挿入されている。第2の電極12C−2の固定溝125−2には、超電導線材11の他方の端部が固定溝125−2の底部に突き当たるまで挿入されている。超電導線材11と固定溝125−1、125−2の隙間には溶融半田が充填される。すなわち、超電導線材11と第1の電極12C−1及び第2の電極12C−2は、半田付けにより接合され、電気的に接続される。ここでは、電極12C(12C−1、12C−2)には、平行に並ぶ2本の超電導線材11の両端部が接合されている。
これら超電導線材11は、筒状補強部材14Cの曲がる方向A1と、超電導線材11の厚み方向とを一致させた状態で電極12C−1、12C−2に接続されている。
このように、超電導電流リード10Cでは、固定溝125−1、125−2に超電導線材11が挿入されて接合されるので、電極12と超電導線材11との接続工程が極めて容易であり、また超電導電流リード10C自体の小型化を図る上でも有用である。
電極本体121Cは、線材接続部122Cと端子接続部123Cとの間に介設されている。電極本体121Cは、ここでは線材接続部122Cとで同形の外周形状を有する直方体状に形成されている。
そして、電極本体121には、線材接続部122を覆うように、筒状補強部材14Cが外嵌された状態で固定されている。
なお、端子接続部123Cは、超電導電流リード10の端子接続部123と同様に、超電導電流リード(ここでは超電導電流リード10C)の他方の端面を構成する。第1の電極12C−1における端子接続部123Cは、常電導電流リード35(図1参照)に接続された導体引出部(図示略)に、導通可能に接続されている。一方、第2の電極12−2における端子接続部123Cは、超電導コイル20のコイル電極21(図1参照)に導通可能に接続されている。
筒状補強部材14Cは、超電導電流リード10Cにおいて、電極12C(12C−1、12C−2)間に設けられた超電導線材11を覆うように設けられている。
筒状補強部材14Cは、可撓性を有する中空の合成樹脂材料により形成された直方体状チューブであり、延在方向に延びる軸心に対して折曲可能となっている。筒状補強部材14Cは、ここでは絶縁性を有する。
筒状補強部材14Cは、超電導線材11の両端部に接合された第1の電極12C−1と第2の電極12C−2(詳細には電極本体121C)に固定されることで、第1の電極12C−1と第2の電極12C−2との間の距離が、所定の電極間距離となるようにしている。
なお、筒状補強部材14Cは、内部の収容部142に超電導線材11と、超電導線材11が接続された電極12Cの線材接続部122Cが収容されるように、電極本体121Cに外嵌し、その両端部を、電極本体121Cの周囲に配置する。
このように構成された超電導電流リード10Cは、可撓性を有するテープ状の超電導線材11と、超電導線材11の両端部に接合される電極12Cと、可撓性を有し、且つ、超電導線材11を覆うように電極12C間に架け渡される筒状補強部材14Cとを有する。
これにより、図10に示すように、超電導電流リード10Cは、超電導線材11が配設された部分で曲げることができ、直線状態を基準状態とすると、基準状態の中心軸線Cから、両端部の一方をずれた位置に位置することで、両端部をずらすことが可能となっている。ここでは、基準状態にある超電導電流リード10Cでは、両端部の一方を、基準状態の中心軸線Cから中心軸線Cと直交する方向に長さlだけずれた位置に位置させることができる。
超電導電流リード10Cによれば、超電導線材11とともに超電導線材11を覆う筒状補強部材14Cが可撓性を有することによって、超電導電流リード10C自体を曲げることができる。これにより、超電導電流リード10Cを取り付ける際に、取付箇所に応じて容易に取り付けることができ、信頼性の高い超電導電流リードを実現する。
例えば、超電導電流リード10Cを用いて、低温部に設置された超電導応用機器と、常温部に設置された外部機器とへの接続位置がずれていても、両機器を容易に接続することができる。具体的には、超電導応用機器と外部機器との接続位置が、所定の距離よりも短かったり、超電導電流リード10Cの予定した取付箇所の中心軸線Cからずれたりしている場合でも、中央部部分を折曲させることで、ずれに対応して配置して両機器を接続できる。図10では、超電導電流リード10Cは、長さlの範囲内における両端部の位置ずれを吸収できる。
なお、電極12C(第1の電極12C−1、第2の電極12C−2)間に、超電導線材11と並行に導電部材を設け、この電極12C同士は、可撓性を有する導電部材を介して通電可能に構成してもよい。これにより、実施の形態1の導電部材と同様に、超電導線材11が損傷した場合に、導電部材をバイパスとして機能させることができる。なお、導電部材は、超電導線材11及び筒状補強部材14Cとともに折曲できる。また、導電部材がコイルバネであれば実施の形態1の導電部材と同様の作用効果を得ることができる。
さらに、実施の形態2の超電導電流リード10Cにおいて、筒状補強部材14Cは、金属製のコルゲート管(コルゲート状体)で構成してもよい。この場合、コルゲート状体の角状管の両端部は、電極12に絶縁部材を介して固定するようにする。これにより、実施の形態2の超電導電流リード10Cと同様の作用効果を得ることができる。
また、超電導電流リード10Cでは、実施の形態1における超電導線材11と同様の超電導線材11を2本用いた構成として説明しているが、これに限らず、1本の超電導線材11、或いは、図11の超電導電流リード10Dに示すように、3本以上の超電導線材11を電極12C−1、12C−2間に複数の超電導線材11を配置した構成としもよい。
図11に示す超電導電流リード10Dでは、電極12D(12D−1、12D−2)間に、電極12Dを、両端部で接続する超電導線材11が3本以上並んで配置されている。これにより、設置環境に応じて折曲可能であり、且つ、大容量電流を通電可能な超電導電流リード10Dを実現できる。
さらに、実施の形態1、実施の形態1の変形例1、2、実施の形態2及び実施の形態2の変形例における筒状補強部材14、14Cは、それぞれ超電導電流リード10、10A、10B、10C、10Dをそれぞれ取り付ける際に可撓性を有するものであればよい。
すなわち、筒状補強部材14、14Cをゴム等の可撓性を有する合成樹脂で形成し、超電導電流リード10、10A、10B、10C、10Dを所定の箇所に曲げて設置した後、経時に硬化するものでもよい。また、筒状補強部材14、14Cの外形は、円柱状、直方体状としたが、取り付ける際に可撓性を有していれば、外形は、六角形状、八角形状等の多角形状にする等、どのような形状にしてもよい。
[実施例1]
実施例1では、YBCOからなる超電導層を有する超電導線材11を20本用意し、この両端部に、表面に錫めっき処理が施された無酸素銅製の金属電極12−1、12−2を接合した。また、バイパスとして機能する導電部材13として、螺旋状のステンレス線材(コイルバネ)を、金属電極12−1、12−2の互いに対向する端面間に配置して、両電極12−1、12−2を導通可能な状態にした。さらに可撓性を有する筒状補強部材14としてステンレス製のコルゲート管を、超電導線材11、導電部材13を覆うように配置して、その両端部をGFRP製の支持部材15−1、15−2を介して、金属電極12−1、12−2に固定することで、超電導電流リード10を作製した。超電導電流リード10の全長Lは、220mm、電極12−1、12−2の直径は40mmとした。超電導線材11は、幅1mm、厚さ0.12mmとし、コルゲート管は、内径38mm、外径48mm、長さ100mm、厚さ1mm、外周の波の高さ5mm、波のピッチ10mmとした。コイルバネは、螺旋内径24mm、螺旋外径28mm、螺旋長さ100mm、螺旋ピッチ10mm、線径2mm、線の長さ817mmとした。支持部材15−1、15−2は、内径38mm、外径40mm、長さ25mmとした。このときの超電導電流リード10における両端部で可能なずれ(図5に示す超電導電流リード10の軸心を通り直交する方向の両端部間の距離)は22mmであり、全長Lに対するずれ(長さ)lの割合は10(上述したl/L×100)%であった。
また、実施例1に係る超電導電流リードについて、極低温環境下における臨界電流特性を評価した。具体的には、超電導電流リードの金属電極に熱伝導板を取り付け、伝導冷却により超電導電流リードにおいて高温側が77Kとなるように冷却し、低温側が4.2Kとなり、臨界電流値Ic(設計値500A)を測定した。なお、外部磁場は0T(自己磁場中)とした。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づいて具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 超電導磁石装置
10、10A、10B、10C、10D 超電導電流リード
11 超電導線材
12、12C、12D 電極
12−1、12C−1 第1の電極(金属電極)
12−2、12C−2 第2の電極(金属電極)
13 導電部材
14、14C 筒状補強部材
15 支持部材
20 超電導コイル
30 電源
35 常電導電流リード
40 低温容器
111 金属基板
112 中間層
113 超電導層
114 安定化層
121、121C 電極本体
122、122C 線材接続部
123、123C 端子接続部

Claims (7)

  1. 可撓性を有するテープ状の超電導線材と、
    前記超電導線材の両端部に接合される金属電極と、
    可撓性を有し、且つ、前記超電導線材を覆うように前記金属電極間に架け渡される筒状補強部材と、
    を備える、
    超電導電流リード。
  2. 前記筒状補強部材は、前記金属電極に絶縁部材を介して固定された金属製のコルゲート状体である、
    請求項1記載の超電導電流リード。
  3. 前記絶縁部材は、繊維強化プラスチックで構成されることを特徴とする請求項2に記載の超電導電流リード。
  4. 前記金属電極は、前記超電導線材と並んで配置された導電性及び可撓性を有する導電部材を介して接続されている、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の超電導電流リード。
  5. 前記導電部材はコイルバネである、
    請求項4記載の超電導電流リード。
  6. 前記超電導線材は、厚み方向を前記筒状補強部材の曲がる方向と一致させた状態で、前記金属電極に接続されている、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の超電導電流リード。
  7. 前記超電導線材は、金属基板上に中間層、超電導層、安定化層が順に積層されることで構成され、
    前記超電導層はTFA−MOD法により形成され、
    前記超電導層中に、Y、Zr、Sn、Ti、Ceのうち少なくとも1つを含む50μm以下の酸化物粒子が磁束ピンニング点として分散していることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の超電導電流リード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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