JP2018054330A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】反射波の測定精度を向上させる技術の提供を目的とする。【解決手段】検査装置であって、対象物に照射する測定信号を出力する測定信号発信部と、前記対象物からの反射波を用いて第1の合波信号を出力する信号合成部と、前記信号合成部から出力された前記第1の合波信号の振幅と位相を検出して第1の検出信号を出力する検出部と、前記第1の検出信号と逆位相の参照信号を出力する参照信号発信部と、を備え、前記信号合成部は、前記参照信号発信部により出力された前記参照信号が入力されると、前記参照信号と前記反射波とを用いて第2の合波信号を出力し、前記検出部は、前記第2の合波信号の振幅と位相とを用いた第2の検出信号を出力することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、検査装置に関する。
特許文献1には、電磁波によりトンネル構造物を検査する装置に関する技術が開示されている。同文献の実施例中、第2図の説明において、「受信アンテナ12は直接反射波を受信する向きに配置され、受信アンテナ14は直接反射波以外の、トンネル内の多重反射波を受信する向きに配置されている。」とある。また、実施例中の「(6)トンネル掘削切羽の地質調査」において、「受信アンテナ12.14により受信された電波はアンプ28.30により増幅され、演算処理回路34.36に印加される。演算処理回路34、36は、トリガ発生回路24の発生するトリガ信号を参照して、各周波数成分について反射波の有無及び遅延時間を求める。即ち、演算処理回路34.36は、分割された周波数帯域毎に、反射遅延時間に相当する位相で、反射強度に応じた振幅の反射強度パルス信号を出力する。」と記載されている。
特許第2844816号
構造物や工業製品の内部を検査する検査装置では、対象物表面に直接反射した反射波と、対象物の内部などに対する反射波とを測定する。2つの反射波の振幅比が検出器のダイナミックレンジを超えれば、少なくとも一方の反射波の測定は困難となる。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、反射波の測定精度を向上させる技術の提供を目的とする。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下の通りである。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る検査装置は、対象物に照射する測定信号を出力する測定信号発信部と、前記対象物からの反射波を用いて第1の合波信号を出力する信号合成部と、前記信号合成部から出力された前記第1の合波信号の振幅と位相を検出して第1の検出信号を出力する検出部と、前記第1の検出信号と逆位相の参照信号を出力する参照信号発信部と、を備え、前記信号合成部は、前記参照信号発信部により出力された前記参照信号が入力されると、前記参照信号と前記反射波とを用いて第2の合波信号を出力し、前記検出部は、前記第2の合波信号の振幅と位相とを用いた第2の検出信号を出力することを特徴とする。
本発明によれば、反射波の測定精度を向上させる技術を提供することができる。
上記した以外の課題、構成、及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
第1の実施形態における検査装置の構成例を示すブロック図である。 検査装置による内部目標物の検査の一例を示すフローチャートである。 検査部のダイナミックレンジと反射波の振幅比に関する模式図である。 測定箇所を移動する場合の測定方法の一例を示す模式図である。 検査装置の構成例を示すブロック図である。 第2の実施形態における検査装置の構成例を示すブロック図である。 第3の実施形態における参照信号発信部の構成例を示すブロック図である。
トンネルや橋梁などの構造物や、樹脂部品などの工業製品等の対象物の内部を検査する検査装置では、電磁波を対象物に照射して反射波又は透過波を観測し、振幅の変化や位相差を測定している。これにより、対象物を破壊せずに、対象物の内部にある空隙や異物等の内部目標物を観測可能である。
観測の際には、例えばミリ波やテラヘルツ波が有用である。ミリ波やテラヘルツ波は、より高い周波数帯の電磁波である遠赤外線と比べ、紙や木、プラスチックなどの多くの物質に対する透過性において優れ、一方でより低い周波数帯の電磁波であるマイクロ波と比べ、直進性や分解能において優れている。
対象物内部の検査においては、対象物の表面に反射した表面反射波と、内部目標物に反射した内部反射波との測定が肝要である。検出器にはダイナミックレンジが存在するため、表面反射波及び内部反射波の振幅比が大きい場合、少なくともどちらかの反射波の測定は困難である。特に、ミリ波又はテラヘルツ波を照射する場合、対象物の内部で生じる電磁波吸収により、内部反射波の減衰がより大きくなるため、内部反射波の信号が検出器の下限値を下回る可能性が高い。またその場合、表面反射波と内部反射波との振幅比は増大する傾向にある。
一方で、内部反射波の信号を、検出器の下限値以上となるよう増幅すると、表面反射波の信号が検出器の上限値を超えるため、正常な測定ができなくなる。なお、ミリ波及びテラヘルツ波を検出する検出器において、およそ30dB以上のダイナミックレンジの実現は困難である。
図5は、検査装置の構成例を示すブロック図である。本検査装置は、対象物7に電磁波を照射し、内部目標物8である空隙、異物等から反射した内部反射波の振幅及び位相の変化を観測する装置である。
測定信号発信部1は測定信号101を出力する。測定信号101は、分岐部3で照射信号102と検出測定信号111とに分岐される。照射信号102は、送信アンテナ4で照射波103に変換され、電磁波として対象物7に照射される。対象物7の表面に反射した表面反射波104と、内部目標物8に反射した内部反射波105とが、受信アンテナ5で受信され、受信信号108に変換される。検出部11には、受信信号108と検出測定信号111とが入力される。
検出部11は、受信信号108と検出測定信号111を混合して復調し、受信信号108に比例する電圧振幅と、受信信号108及び検出測定信号111の位相差を得る(ホモダイン検波)。検出部11は、得た電圧振幅と位相差とを検出信号112として出力する。検出信号112が入力された信号処理部12は、検出信号112から内部反射波105の振幅と位相とを抽出して内部検出信号113を生成し、出力する。
この構成において、信号処理部12は受信信号108から表面反射波104を差し引いて内部検出信号113を抽出するために、内部目標物8のない、健全な部位での対象物7の表面反射波104を予め測定しておく。その後、信号処理部12は、対象物7の測定対象箇所に照射波103を照射することにより得た検出信号112から、演算処理により表面反射波104の成分を差し引くことにより、内部検出信号113を抽出する。
しかしながら、表面反射波104と内部反射波105との振幅比が大きい場合、検出部11が許容する振幅比、すなわちダイナミックレンジを超えてしまい、内部反射波105が消失してしまう。その結果、信号処理部12は内部反射波105の振幅と位相とを抽出することができない。
そこで、本発明は、以下に示す代表的な手段を用いて、内部反射波105の測定結果の抽出精度を向上させる。
(1)表面反射波による表面反射信号の振幅と位相とを測定するとともに、表面反射信号と振幅が等しく逆位相となる参照信号を生成する。表面反射信号と内部反射信号とが合成された受信信号に対し、参照信号を合波することにより、表面反射信号の成分を低減する。
その結果、表面反射信号の振幅に対する内部反射信号の振幅が相対的に増加するため、振幅比が検出部のダイナミックレンジに収まり、内部反射信号を精度よく測定することが可能となる。表面反射信号が外的要因により変動する場合であっても、変動による内部反射信号への影響を低減することができる。
(2)(1)の検出装置において、入力された信号の振幅と位相とをより正確に測定するために、検出部において、入力された信号から中間周波数信号を生成し、中間周波数信号を用いて振幅と位相とを測定する。周波数変動による誤差を抑制するため、測定信号から得られる参照中間周波数信号と、対象物からの反射波に基づいて生成された信号から得られる測定中間周波数信号との2つの中間周波数信号を用いる。
(3)(1)の検出装置において、参照信号を生成する際に、表面反射波の振幅及び位相を用いて信号を変換する振幅位相制御器を設ける。
<第1の実施形態>
以下、図面に基づいて本発明の実施形態の例を説明する。図1は、第1の実施形態における検査装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態における検査装置は、測定信号発信部1と、参照信号発信部2とを備える。測定信号発信部1及び参照信号発信部2は、各々、ガンダイオード、ショットキーバリアダイオード、共鳴トンネルダイオード、又はトランジスタ等の電子デバイスを用い、およそ30GHzから10THzの周波数で連続発振する発信器で構成される。
また、検査装置は、基準信号発信部14を備える。基準信号発信部14は、測定信号発信部1及び参照信号発信部2よりも低い周波数の基準信号115を出力する。測定信号発信部1と、参照信号発信部2とは、各々基準信号115に同期させて、測定信号101と参照信号106とを出力する。なお、参照信号発信部2は、後述の振幅位相信号114が参照信号発信部2に入力される前の段階において、測定信号101と参照信号106との位相変動が2度以下、すなわち±1度以内となるよう参照信号106を出力する。
なお、基準信号発信部14をマイクロ波帯高精度信号発生器とし、測定信号発信部1及び参照信号発信部2は、基準信号115の周波数を逓倍して出力する逓倍器で構成してもよい。
参照信号発信部2には、対象物7の表面に反射した表面反射波104による表面反射信号の振幅及び位相を示す信号であって、以下に示す信号処理部12より出力される振幅位相信号114が入力される。参照信号発信部2は、表面反射信号と振幅が等しく逆位相となる参照信号106を出力する。逆位相とは、表面反射信号との位相差が180度である状態である。なお、逆位相には、表面反射信号との位相差180度に加え、前述の位相変動による位相誤差が含まれる。
測定信号発信部1から出力された測定信号101は、分岐部3によって、照射信号102と検出測定信号111とに分岐される。照射信号102は送信アンテナ4によって照射波103に変換され、対象物7に照射される。対象物7の表面に反射した表面反射波104と、内部目標物8に反射した内部反射波105とは、受信アンテナ5で受信され、受信信号108に変換される。
送信アンテナ4及び受信アンテナ5は、例えばホーンアンテナやパラボラアンテナを用いることができる。なお、送信アンテナ4と対象物7との間、又は受信アンテナ5と対象物7との間には、所望の範囲や位置に電磁波を照射するために、レンズやミラーを設けてもよい。また、検査装置は、測定信号101に対して、周波数変調やパルス変調を行うよう構成されてもよい。
また、検査装置は、切換信号116を出力するタイミング制御器15と、切換信号116によりオンとオフとを切り替えるスイッチ6とを備える。スイッチ6がオンである状態では、参照信号106が伝達参照信号107として信号合成部10に伝達される。スイッチ6は、例えばPINスイッチや、電圧制御アッテネータを用いることができる。なお、スイッチ6は、参照信号106の信号合成部10への伝達可否を制御可能であればよく、例えば参照信号発信部2の電源のオンとオフとを切り替えるものであってもよい。
スイッチ6がオンである場合、信号合成部10は、入力された受信信号108と伝達参照信号107とを合波して合波信号109を生成し、検出部11に出力する。スイッチ6がオフである場合、信号合成部10は、入力された受信信号108を、合波信号109として検出部11に出力する。信号合成部10には、例えばコンバイナやマジックTEEを用いることができる。
検出部11には、検出測定信号111と、合波信号109とが入力される。詳細は後述するが、検出部11は、検出測定信号111と合波信号109との差を比較する信号処理によって、合波信号109の振幅と位相を示す検出信号112を出力する。検出部11は、例えばショットキーバリアダイオードやトランジスタなどの半導体素子を用いたミキサにより、検出測定信号111と合波信号109とを混合してホモダイン検波し、合波信号109に比例する電圧振幅と、検出測定信号111及び合波信号109の位相差の信号を、検出信号112として出力する。
検出信号112は信号処理部12に入力される。信号処理部12は、検出信号112から内部反射波105の振幅と位相とを抽出し、内部検出信号113として出力する。詳細は後述する。
図2は、検査装置による内部目標物8の検査の一例を示すフローチャートである。
まず、タイミング制御器15が切換信号116を出力し、スイッチ6がオフの状態になる(ステップS11)。本処理開始前にスイッチ6がオフであれば、本処理は割愛される。
次に、信号処理部12は、表面反射波104を測定する(ステップS12)。具体的には、測定信号発信部1から出力された測定信号101に基づいて照射波103が出力され、対象物7及び内部目標物8に反射する。すると、表面反射波104と内部反射波105とが受信アンテナ5に入力される。受信アンテナ5は入力された反射波を受信信号108に変換し、信号合成部10に出力する。信号合成部10は、入力された受信信号108を合波信号109として検出部11に出力する。検出部11は、合波信号109と検出測定信号111とを用いて検出信号112を生成し、信号処理部12に出力する。
ここで、合波信号109を表す波形Zは、以下の式のように表される。なお、表面反射波104の振幅をA、角周波数をω、位相を0度と、内部反射波105の振幅をB、角周波数をω、位相をθ、時間をtとする。
Figure 2018054330
ただし、以下の条件に従う。
Figure 2018054330
合波信号109の位相αは、表面反射波104と内部反射波105との振幅比A/Bが大きいと0に近づき、A/Bが小さいとθに近づく。
図3は、検査部のダイナミックレンジと反射波の振幅比に関する模式図である。図3(a)は、一般的な表面反射波104と内部反射波105との振幅比を模式的に示す図である。厚さ数cmのコンクリートなどの構造物を透過した内部反射波105は、表面反射波104に対して振幅が30dB以上の比で減衰する。このように、表面反射波104と内部反射波105との振幅比A/Bは、ミリ波及びテラヘルツ波回路にて検出可能なダイナミックレンジである30dBを超えており、内部反射波105の検出は困難である。この場合、内部反射波105と表面反射波104の合成振幅はほぼAと等しくなり、α≒0となる。
従って、合波信号109の振幅及び位相を、表面反射波104の振幅及び位相であると推定する。信号処理部12は、合波信号109の振幅及び位相の測定値を表面反射波104の振幅位相情報117として記憶部13に記憶させる。
説明を図2に戻す。次に、信号処理部12は、記憶部13に記憶させた振幅位相情報117を読み出し、参照信号発信部2に対して出力する(ステップS13)。具体的には、参照信号発信部2は、ステップS12で測定された合波信号109、すなわち表面反射波104の信号と同じ電圧振幅で、位相差が逆位相となる参照信号106を生成し、出力する。
次に、タイミング制御器15が切換信号116を出力し、スイッチ6がオンの状態になる(ステップS14)。参照信号発信部2から出力された参照信号106が、伝達参照信号107として信号合成部10に入力される。信号合成部10は、受信信号108と伝達参照信号107とを合波し、合波信号109として出力する。
次に、信号処理部12は内部反射波105を測定する(ステップS15)。具体的には、検出部11が合波信号109と検出測定信号111を用いて検出信号112を出力する。ここで、合波信号109の波形は、以下のように表される。なお、βは参照信号106の位相誤差、γは参照信号106の振幅誤差、Kは表面反射波104の減衰係数を表す。
Figure 2018054330
一般的な電子回路技術で実現可能な振幅誤差γ=1/1000、位相誤差β=0.14°とすると、減衰係数K=378となり、表面反射波104の振幅Aに対して52dB減衰する。
図3(b)は、減衰後の表面反射波104と内部反射波105との振幅比を模式的に示す。減衰した表面反射波104の振幅を内部反射波105の振幅が上回り、振幅比B/(A/K)は22dB程度となることから、内部反射波105の検出は容易となる。
信号処理部12は、表面反射波104の振幅A/K、及び位相βを推定し、上述の数式3を用いて表面反射波104の成分を除去することにより内部反射波105の振幅B及び位相θを抽出し、内部検出信号113として出力する。
なお、表面反射波104を30dB以上減衰するには、上述の数式3より、測定信号101と参照信号106との位相誤差を2度以下、すなわち±1度以下となるよう構成する。検査装置は、以上で図2に示すフローチャートの処理を終了する。
図4は、測定箇所を移動する場合の測定方法の一例を示す模式図である。図4(a)に示すように、照射位置を対象物7に対して平行に移動しながら等間隔に測定を行い、対象物7内の内部目標物8を検査する場合を考える。図4(b)は、図2に示すステップS12において出力される検出信号112の電圧振幅の時間波形を示す。
図4(c)は、図2に示すステップS15において出力される検出信号112の電圧振幅の時間波形を示す。図4(d)は、図2に示すステップS15において出力される内部検出信号113の電圧振幅の時間波形を示す。
図4(a)に示すように、測定箇所によって対象物7の形状や、反射率、測定距離等の条件が変化する場合、図4(b)に示すように表面反射波104による検出信号112の電圧振幅に変動が生じる。一方で、内部目標物8からの内部反射波105による検出信号112の変動は、表面反射波104の変動に比べて小さいため、表面反射波104と内部反射波105との振幅比が大きくなり、表面反射波104の検出に影響を及ぼす。
そこで、本実施形態における検出器は、表面反射波104の変動の影響を低減するために、表面反射波104の振幅の変動周期よりも短い測定サンプリング周期で、図2に示す処理を繰り返すことが望ましい。そのため、タイミング制御器15が出力する切換信号116の切換周期は、測定箇所において測定を行う周期である測定サンプリング周期の1/2以下とする。
その結果、測定箇所における表面反射波104の振幅と位相に基づいて、図4(c)に示すように、内部反射波105による内部反射波変動を測定することができる。さらに、図4(d)に示すように、信号処理部12によって、外的要因によって変動する表面反射波104の振幅及び位相の成分を除去した内部検出信号113を出力し、内部目標物8の位置を測定することができる。
本実施形態により、内部反射波105の振幅及び位相を高精度に測定することができる。測定した内部反射波105の振幅及び位相が、健全な対象物7に対する反射波と比較して変化がある場合、対象物7の内部に空隙、欠陥、異物等の内部目標物8が存在するといえる。すなわち、対象物7の内部を高精度に検査することが可能となる。
また、測定箇所を移動するごとに、図2に示すように、表面反射波104の測定と内部反射波105の測定とを交互に実施しながら、対象物7全体をスキャンすることにより、対象物7の内部構造を高精度に測定することができる。
<変形例>
第1の実施形態の変形例における検査装置は、共通する測定箇所について複数の内部検出信号を出力することにより、高精度に内部目標物8を測定する。
本変形例における検査装置は、合波信号の入力を受け付ける図示しない可変利得増幅器を備える。可変利得増幅器は、所定の複数の値の利得を得るよう切り替え可能であって、合波信号109を該複数パターンの利得が得られるよう増幅し、検出部11に出力する。
まず、可変利得増幅器は、所定の複数の値のうち1つの値の利得を得るよう設定される。検査装置は、上述の図2に示す処理を実行する。結果として、検出部11は、可変利得増幅器によって増幅された合波信号109を用いて、スイッチ6がオフの状態での検出信号112と、スイッチ6がオンの状態での検出信号112とを出力する。信号処理部12は、これらの検出信号112を用いて内部検出信号113を出力する。
次に、可変利得増幅器は、所定の複数の値のうち、既に処理を行った値以外の値の利得を得るよう、設定を切り替える。当該値についても、同様に内部検出信号113が出力される。検査装置は、複数の値の各々について内部検出信号113が出力されるよう、処理を繰り返す。結果として、共通する測定箇所について複数の内部検出信号113が出力される。出力された内部検出信号113は、例えば記憶部13に一時的に格納される。
その後、信号処理部12は、複数の内部検出信号を用いて、出力する内部検出信号を抽出する。例えば、信号処理部12は、予め定められた閾値を用いて、複数の内部検出信号113の中から出力する内部検出信号113を選択してもよい。または、信号処理部12は、複数の内部検出信号について、平均値をとるなどの予め定められた数式を用いて、出力する内部検出信号を抽出してもよい。
本変形例により、対象物7の表面の状況による影響等、変速的な条件の変化による内部検出信号への影響を抑制することができ、より高精度に対象物7の内部を測定することができる。
<第2の実施形態>
図6は、第2の実施形態における検査装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態における検査装置では、第1の実施形態における検査装置の検出部11について、ヘテロダイン検出方式を用いることにより、より高感度に信号を検出することが可能となる。
本実施形態における検出部11は、参照周波数信号発信部401を備える。参照周波数信号発信部401は、測定信号発信部1及び参照信号発信部2と同様に、ガンダイオード、共鳴トンネルダイオード、又はトランジスタ等のおよそ30GHzから10THzの周波数で連続発振する発信器で構成される。参照周波数信号発信部401から出力された参照周波数信号451は、分岐部402により参照周波数信号452と参照周波数信号453とに分岐される。
分岐部3によって分岐された検出測定信号111の電圧波形Xと、分岐部402により分岐された参照周波数信号453の電圧波形Xは、以下のように表される。測定信号101の周波数をf、参照周波数信号453の周波数をf、測定信号101の位相をθ、参照周波数信号453の周波数をθ、測定信号101の振幅をA、参照周波数信号453の振幅をAとする。分岐部3及び分岐部402による電力分配比が1:1とすると、電圧振幅は1/√2になる。なお、以下に記述する式は理想的な場合であり、信号の伝達、変換、不整合による減衰係数は位相測定への影響が小さいと考えられるため、省略している。
Figure 2018054330
検出部11は、測定周波数ミキサ403と、参照周波数ミキサ404と、標準位相低周波ミキサ407と、遅延位相低周波ミキサ408と、を備える。各ミキサは、例えばショットキーバリアダイオード、共鳴トンネルダイオード、又はトランジスタ等により構成される。ミキサがダイオードのように2端子素子である場合には、入力される2つの信号を合波してから入力してもよい。各ミキサの伝達特性は、入力振幅に対して線形とする。
信号合成部10により出力された合波信号109は、測定周波数ミキサ403に入力される。合波信号109の電圧波形Xは、以下のように表される。対象物7の反射ロスや伝搬ロスによる減衰率をΓとする。合波信号109は、照射波103、表面反射波104及び内部反射波105の光路長Lによる伝搬遅延があるため、電圧波形Xにも位相差φが生じる。
Figure 2018054330
また、光路長Lと位相差φとの間には、位相差φが以下のように表される。ただし、λは測定信号101の波長、kは任意の整数とする。
Figure 2018054330
測定周波数ミキサ403に合波信号109と参照周波数信号452とが入力されると、測定周波数ミキサ403から、合波信号109と参照周波数信号452の積として、電圧波形Yの信号が出力される。
Figure 2018054330
また、参照周波数ミキサ404に検出測定信号111と参照周波数信号453とが入力されると、参照周波数ミキサ404から、検出測定信号111と参照周波数信号453の積として、電圧波形Yの信号が出力される。
Figure 2018054330
周波数f1−f2の中間周波数信号の周波数帯を通過させる周波数フィルタ405及び周波数フィルタ406から、それぞれ測定IF(Intermediate Frequency)信号454及び参照IF信号455が出力される。換言すれば、測定IF信号454は、合波信号109と参照周波数信号452との周波数の差を示す。また、参照IF信号455は、検出測定信号111と参照周波数信号453との周波数の差を示す。測定IF信号454の電圧波形Y´、及び参照IF信号455の電圧波形Y´は、各々以下のように表される。
Figure 2018054330
標準位相低周波ミキサ407には、電圧波形Y´の測定IF信号454と、電圧波形Y´の参照IF信号455とが入力される。標準位相低周波ミキサ407は、測定IF信号454及び参照IF信号455の積として、電圧波形Zである測定標準位相信号457を出力する。
検出部11は、遅延部409を備えており、遅延部409は入力された参照IF信号455の位相を90度遅延させた信号456を出力する。遅延位相低周波ミキサ408には、測定IF信号454と、信号456とが入力される。遅延位相低周波ミキサ408は、測定IF信号454と、信号456との積として、電圧波形Zの測定遅延位相信号458を出力する。電圧波形Z及び電圧波形Zは、以下のように表される。なお、Gは低周波ミキサの変換利得であって、扱いやすい振幅となるように任意に設定してよい。
Figure 2018054330
測定標準位相信号457及び測定遅延位相信号458は、信号検出部410及び信号検出部411によってそれぞれ処理しやすい信号に変換される。さらに、信号検出部410及び信号検出部411によって出力された検出信号459及び検出信号460について、検出信号処理部412の内部で周波数フィルタを用いて周波数2(f−f)の成分を除去すると、それぞれの電圧波形Z´及び電圧波形Z´は以下のように表される。なお、検出信号処理部412の内部の周波数フィルタは、デジタル信号処理でもよい。
Figure 2018054330
検出信号処理部412によって、位相φは、以下のように算出される。
Figure 2018054330
以上より、電圧波形Z´及び電圧波形Z´には、θ、θ、f、及びfの項が除去されている。従って、この構成により、発信部の位相変動や周波数変動の影響を受けず、位相差φのみを測定することが可能となる。微小な位相差信号に対する不要な信号成分が低下することから、高精度の位相検出が可能となる。
また、検出信号処理部412より出力される検出信号112の振幅Z´は、以下のように表される。
Figure 2018054330
以上より、検出部11より出力される検出信号112は、振幅Z´、位相φの値を示すデジタル信号、又はアナログ信号として出力される。
本実施形態により、測定信号発信部1及び参照信号発信部2の位相変動や周波数変動の影響を受けず、合波信号109の振幅と位相とを高精度に測定することができる。従って、より高精度に対象物7の内部にある内部目標物8の検査が可能となる。
<第3の実施形態>
図7は、第3の実施形態における参照信号発信部2の構成例を示すブロック図である。本実施形態における参照信号発信部2は、2位相出力発信部501を備える。基準信号発信部14から出力された基準信号115は、2位相出力発信部501の備えるI相出力発信部502と、Q相出力発信部503とに入力される。I相出力発信部502は、基準信号115と同位相のI相基準信号511を出力する。
なお、同位相には、上述の位相差異による位相誤差が含まれる。Q相出力発信部503は、基準信号115と位相差が90度であるQ相基準信号512を出力する。同様に、位相差が90度であるとは、90度の他に位相誤差を有する場合も含まれる。
なお、2位相出力発信部501は、基準信号115の2倍の周波数で発信する単相出力発信部を備え、1/2の周波数に分周するとともに同位相のI相基準信号511と位相差90度のQ相基準信号512とを出力する、マスタースレーブ型分周回路で構成してもよい。
振幅位相信号114に基づいて生成される、表面反射波104と同じ振幅で、位相差180度となる参照信号106の波形Rは、以下のように表される。
Figure 2018054330
なお、振幅位相信号114の振幅をA、位相をφとする。I相基準信号511の波形をsinωt、Q相位相信号の波形をcosωtとすると、それぞれの振幅を制御し、合波することで、所望の参照信号106を生成することができる。
参照信号106の振幅及び位相を制御するため、I相基準信号511をI相可変利得増幅部504に、Q相基準信号512をQ相可変利得増幅部505に、それぞれ入力する。I相可変利得増幅部504の利得をAcosφ、Q相可変利得増幅部505の利得をAsinφとする。参照信号発信部2は、振幅位相制御器506を備え、入力された振幅位相信号114から、I相利得信号をAcosφに比例する制御電圧に変換する。また、振幅位相制御器506は、同様に振幅位相信号114に基づき、Q相位相信号をAsinφに比例する制御電圧に変換する。
I相可変利得増幅部504及びQ相可変利得増幅部505の出力した信号は合成され、合成基準信号513として逓倍器507に入力される。逓倍器507は、合成基準信号513を測定信号101と同じ周波数の信号に変換し、参照信号106として出力する。
本実施形態により、表面反射信号と逆位相となる参照信号106を出力することが可能となる。
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、図中の制御線や情報線は、説明上必要と考えられるものを示しており、全てを示しているとは限らない。ほとんど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、上記の検査装置の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
1:測定信号発信部、2:参照信号発信部、3:分岐部、4:送信アンテナ、5:受信アンテナ、6:スイッチ、7:対象物、8:内部目標物、10:信号合成部、11:検出部、12:信号処理部、13:記憶部、14:基準信号発信部、15:タイミング制御器、101:測定信号、102:照射信号、103:照射波、104:表面反射波、105:内部反射波、106:、参照信号、107:伝達参照信号、108:受信信号、109:合波信号、111:検出測定信号、112・459・460:検出信号、113:内部検出信号、114:振幅位相信号、115:基準信号、116:切換信号、117:振幅位相情報、401:参照周波数信号発信部、402:分岐部、403:測定周波数ミキサ、404:参照周波数ミキサ、405・406:周波数フィルタ、407:標準位相低周波ミキサ、408:遅延位相低周波ミキサ、409:遅延部、410・411:信号検出部、412:検出信号処理部、451・452・453:参照周波数信号、454:測定IF信号、455:参照IF信号、456:信号、457:測定標準位相信号、458:測定遅延位相信号、501:2位相出力発信部、502:I相出力発信部、503:Q相出力発信部、504:I相可変利得増幅部、505:Q相可変利得増幅部、506:振幅位相制御器、507:逓倍器、511:I相基準信号、512:Q相基準信号、513:合成基準信号

Claims (8)

  1. 対象物に照射する測定信号を出力する測定信号発信部と、
    前記対象物からの反射波を用いて第1の合波信号を出力する信号合成部と、
    前記信号合成部から出力された前記第1の合波信号の振幅と位相を検出して第1の検出信号を出力する検出部と、
    前記第1の検出信号と逆位相の参照信号を出力する参照信号発信部と、を備え、
    前記信号合成部は、前記参照信号発信部により出力された前記参照信号が入力されると、前記参照信号と前記反射波とを用いて第2の合波信号を出力し、
    前記検出部は、前記第2の合波信号の振幅と位相とを用いた第2の検出信号を出力することを特徴とする、検査装置。
  2. 請求項1に記載の検査装置であって、
    前記対象物の内部に位置する内部目標物からの内部反射波の振幅と位相とを含む内部検出信号を出力する信号処理部を備え、
    前記信号合成部は、前記対象物の表面からの表面反射波と、前記内部反射波と、を含む前記反射波を用いて前記第1の合波信号及び前記第2の合波信号を出力し、
    前記信号処理部は、前記第1の合波信号を用いて推定された前記表面反射波の振幅及び位相と前記第2の検出信号とを用いて前記内部反射波の前記振幅と前記位相とを算出することを特徴とする、検査装置。
  3. 請求項2に記載の検査装置であって、
    前記第1の検出信号の前記振幅と前記位相とを記憶する記憶部を備え、
    前記信号処理部は、前記記憶部に記憶された前記第1の検出信号の前記位相及び前記振幅を用いた振幅位相信号を前記参照信号発信部に出力し、
    前記参照信号発信部は、前記振幅位相信号を受け付けると前記参照信号を生成することを特徴とする、検査装置。
  4. 請求項1に記載の検査装置であって、
    切換信号に従ってオンとオフとを切り替え、オンである場合に前記参照信号を前記信号合成部に伝達するスイッチを備え、
    前記スイッチがオフである第1の状態において、
    前記信号合成部は前記第1の合波信号を出力し、
    前記検出部は前記第1の検出信号を出力し、
    前記スイッチがオンである第2の状態において、
    前記信号合成部は前記参照信号を受け付けて前記第2の合波信号を出力し、
    前記検出部は前記第2の検出信号を出力することを特徴とする、検査装置。
  5. 請求項4に記載の検査装置であって、
    前記スイッチに対して所定の周期で前記切換信号を出力するタイミング制御器を備え、
    前記タイミング制御器は、前記対象物のうち共通する箇所に照射する前記測定信号の照射時間である測定サンプリング周期に比して、少なくとも2分の1の周期で前記切換信号を出力することを特徴とする、検査装置。
  6. 請求項2に記載の検査装置であって、
    前記第1の合波信号及び前記第2の合波信号について所定の複数の利得を得るよう増幅する可変利得増幅部を備え、
    前記検出部は、前記所定の複数の利得の各々について、前記第1の検出信号と、前記第2の検出信号との組み合わせを出力し、
    前記信号処理部は、前記組み合わせを用いて前記内部反射波の前記振幅及び前記位相を抽出することを特徴とする、検査装置。
  7. 請求項1に記載の検査装置であって、
    前記検出部は、
    参照周波数信号を出力する参照周波数信号発信部と、
    前記測定信号と前記参照周波数信号との周波数の差となる参照中間周波数信号を出力する参照中間周波数信号発信部と、
    前記第1の合波信号と前記参照周波数信号との周波数の差又は前記第2の合波信号と前記参照周波数信号の差となる測定中間周波数信号を出力する測定中間周波数信号発信部と、
    前記参照中間周波数信号と前記測定中間周波数信号とを入力し、積となる第1の測定位相信号を出力する第1のミキサと、
    前記参照中間周波数信号に対して90度の位相差のある信号を用いて遅延信号を出力する遅延部と、
    前記遅延信号と前記測定中間周波数信号とを入力し、積となる第2の測定位相信号を出力する第2のミキサと、を備え、
    前記第1の測定位相信号及び前記第2の測定位相信号を用いて、前記第1の合波信号及び前記第2の合波信号の前記位相と前記振幅とを算出することを特徴とする、検査装置。
  8. 請求項1に記載の検査装置であって、
    前記測定信号発信部及び前記参照信号発信部に対して基準信号を出力する基準信号発信部を備え、
    前記測定信号発信部は、前記基準信号を用いて前記測定信号を出力し、
    前記参照信号発信部は、
    前記基準信号と同位相のI相基準信号を出力するI相基準信号発信部と、
    前記基準信号と位相差90度のQ相基準信号を出力するQ相基準信号発信部と、
    前記第1の合波信号の前記振幅及び前記位相を用いてI相利得信号及びQ相利得信号を出力する振幅位相制御部と、
    前記I相利得信号を用いて前記I相基準信号を増幅するI相可変利得増幅部と、
    前記Q相利得信号を用いて前記Q相基準信号を増幅するQ相可変利得増幅部と、
    前記I相可変利得増幅部及び前記Q相可変利得増幅部からの出力を合成して前記測定信号と同じ周波数に逓倍して前記参照信号を出力する逓倍部と、を備えることを特徴とする、検査装置。
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