JP2018054318A - 圧子押込み装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐振動性を高めつつ小型化等の要請に応えることのできる圧子押込み装置を提供する。【解決手段】被測定物に押し込まれる圧子を先端に有し軸方向に移動可能に保持されたシャフトと、該シャフトに同極側を対向させて設けられた2つの磁極板と、該磁極板に挟まれる位置に固定されて前記シャフトの軸方向に向かう内部磁場を発生する電磁コイルと、前記シャフトの変位を測定する変位計とを有することを特徴とする圧子押込み装置。【選択図】図1

Description

本発明は、ナノインデンターとも称される超微小硬さ測定装置等の圧子押込み装置として利用可能な圧子押込み装置に関する。
従来、微小変位発生装置、圧子、荷重計測装置等が同軸線上に配置されていて、微小変位発生装置を伸長させ測定試料と圧子の接触点を荷重計測装置により検知し、その接触点を圧子押し込みのゼロ点とし、その後の微小変位発生装置による変位を被測定物への押し込み量とし、荷重計測装置を用いて、前記押し込み量に対応する荷重を変位を伴うことなく連続的に計測する超微小硬さ測定装置が知られている(特許文献1)。
また、荷重機構としてボイスコイルモータや電磁ソレノイドを採用し、供給電流値に比例した荷重を印加する硬さ計が知られている(特許文献2)。
特開2007−139592号公報 特開2009−204574号公報
近年、薄膜の高機能化が進んでおり、DLC、クロムナイトライド、ARコート、SiO皮膜等の薄膜コーティングされた製品の性能評価の必要性が高まっている。ナノインデンターでは下地の影響を受けない微小な押込み量の下で硬さ測定を行うため、耐振動性は重要である。また装置のコンパクト化やコストダウンなど装置の普及に向けた各種要請も増加している。
そこで本発明の課題は、耐振動性を高めつつ小型化等の要請に応えることのできる圧子押込み装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る圧子押込み装置は、被測定物に押し込まれる圧子を先端に有し軸方向に移動可能に保持されたシャフトと、該シャフトに同極側を対向させて設けられた2つの磁極板と、該磁極板に挟まれる位置に固定されて前記シャフトの軸方向に向かう内部磁場を発生する電磁コイルと、前記シャフトの変位を測定する変位計とを有することを特徴とするものからなる。
このような本発明の圧子押込み装置によれば、磁極板と電磁コイルを組み合わせた変位発生機構によりコンパクトでありながら大きな荷重を発生することが可能であり、さらにシャフトの耐振動性を高めることができる。
本発明の圧子押込み装置において、前記シャフトが板ばねの中央に保持されており、該板ばねの両端が固定されていることが好ましい。両端が固定された、いわゆる両持ちの板ばねを採用することにより、耐振動性の向上が可能となる。ここで板ばねとは、板状の弾性材料を用いてなり、たわみ等の弾性変形を与えた際に復元力を生じるばねである。
本発明の圧子押込み装置において、前記板ばねが、前記電磁コイルから見て前記磁極板よりも外側に設けられていることが好ましい。このような構成により、装置全体をコンパクトに設計することが可能である。
本発明の圧子押込み装置において、前記板ばねが、前記圧子側に山折り部を形成するように折り曲げられていることが好ましい。両端が固定された板ばねによってシャフトをスムーズに移動させるためには、板ばねの長さに遊びを持たせる必要があるが、このような山折り部を形成することにより、電磁コイルの供給電流ゼロの初期状態でシャフトの位置を反圧子側寄りに保持することが可能となり、圧子側のシャフト可動域を広く確保することができる。
本発明の圧子押込み装置において、磁石が前記シャフトの強磁性体部位の近傍に固定されていることが好ましい。このような位置に永久磁石等を設けることにより、外乱等によるシャフトの振動を抑制することが可能となる。
本発明の圧子押込み装置は、硬さ測定装置の圧子を押し込むために用いられ、前記シャフトの軸方向が水平方向と一致するように配置されていることが好ましい。このように圧子押込み装置を横置きの状態で設置することで、硬さ測定装置の耐振動性を向上させることができる。
本発明の圧子押込み装置によれば、コンパクトな機構により大きな押込み荷重を発生することが可能であり、さらにシャフトの耐振動性を高めることができる。
本発明の一実施態様に係る圧子押込み装置の概略平面図である。
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施態様に係る圧子押込み装置1の概略平面図である。圧子押込み装置1は、電磁コイル2と、板ばね3と、圧子4と、磁極板6、7と、シャフト8と、永久磁石10と、変位計11と、マイクロメータヘッド12とから構成され、シャフト8と略垂直に延設された板ばね3の両端はシャフト8と平行に設けられた支持手段により固定され、シャフト8は板ばね3の中央に固定されている。初期状態においては電磁コイル2に電流が供給されていないので、板ばね3は圧子4側の面の両端近傍に形成された山折り部3aによってシャフト8を圧子4とは反対側寄りに保持している。この初期状態から電磁コイル2に電流を供給すると磁場が発生し、例えば電磁コイル2の上側がN極、下側がS極に帯磁されると、ドーナツ円板形の磁極板6のS極面6aが電磁コイル2に引き付けられるとともに磁極板7のS極面7aが電磁コイル2と反発するので、シャフト8は下方に移動して圧子4を測定試料9に向けて押し込むことができる。
ここで、磁極板6、7両方の力を圧子4に伝えることができるので、強い力で効率的に圧子4を測定試料9に押し込むことができる。また、電磁コイル2の供給電流を増やしていくと磁極板6は電磁コイル2に近付き吸引力が増していくが、磁極板7は電磁コイル2から遠ざかるので反発力は減少していく。両者の力を足すと常に一定の力となるので、圧子4が測定試料9にいかなる高さ位置で接触しても、常に一定の押込み力を発生させることができる。
さらに、シャフト8の一部に強磁性体からなる部位が設けられており、当該強磁性体部位の近傍に永久磁石10が固定されている。この永久磁石10から受ける磁力によるシャフト8の制振作用は、特に外乱に起因する振動に対して効果を発揮する。
なお、圧子押込み装置1を硬さ測定装置の一部として用いる場合には、変位計11で計測されたシャフト8の変位と電磁コイル2への供給電流値から押し込み量と荷重の特性曲線を求め、硬さを算出する。また、硬さのほかヤング率等の物性についても同様にして測定することが可能である。
圧子押込み装置1は、シャフト8の軸方向が水平方向と一致するように配置された、いわゆる横置きの状態で使用することで耐振動性を向上させることができる。すなわち図1に示した平面図の通りに圧子押込み装置1を配置し、シャフト8を水平方向に移動させることで圧子4の押込み荷重の増加・減少に対する重力の影響を排除することができるので、耐振動性が顕著に向上する。
本発明に係る圧子押込み装置は、ナノインデンターその他の硬さ測定装置の圧子押込み装置として広く利用可能である。
1 圧子押込み装置
2 電磁コイル
3 板ばね
3a 山折り部
4 圧子
6、7 磁極板
6a、7a S極面
8 シャフト
9 測定試料
10 永久磁石
11 変位計
12 マイクロメータヘッド

Claims (6)

  1. 被測定物に押し込まれる圧子を先端に有し軸方向に移動可能に保持されたシャフトと、該シャフトに同極側を対向させて設けられた2つの磁極板と、該磁極板に挟まれる位置に固定されて前記シャフトの軸方向に向かう内部磁場を発生する電磁コイルと、前記シャフトの変位を測定する変位計とを有することを特徴とする圧子押込み装置。
  2. 前記シャフトが板ばねの中央に保持されており、該板ばねの両端が固定されている、請求項1に記載の圧子押込み装置。
  3. 前記板ばねが、前記電磁コイルから見て前記磁極板よりも外側に設けられている、請求項2に記載の圧子押込み装置。
  4. 前記板ばねが、前記圧子側に山折り部を形成するように折り曲げられている、請求項2または3に記載の圧子押込み装置。
  5. 磁石が前記シャフトの強磁性体部位の近傍に固定されている、請求項1〜4のいずれかに記載の圧子押込み装置。
  6. 硬さ測定装置の圧子を押し込むために用いられ、前記シャフトの軸方向が水平方向と一致するように配置されている、請求項1〜5のいずれかに記載の圧子押込み装置。
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