JP2018053611A - マンホール蓋立置き装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に、マンホール51の施工状態の縦断面図を示すと共に、図2に、該マンホール51に配設した蓋受枠11にマンホール蓋31を支承して該マンホール51を閉鎖した状態の平面図を示す。マンホール51は、コンクリート製の略円筒形からなり、植栽帯や緑地帯などに、上方開口するように埋設される。そして、マンホール51が設けられた植栽帯や緑地帯には、該マンホール51の周壁52の周囲の地面に植物が植えられている(図示せず)。
マンホール蓋立置き装置1は、上記したマンホール51の周壁52と蓋受枠11との間に介装されるものであって(図1参照)、図4,5に示すように、略長方形状の支持基板部2と、該支持基板部2から上方へ突成された一対の支持突部3,4とを備えたものである。支持基板部2は、鋼板から形成されてなり、図3に示すように、上記作業口20に対して弦方向に沿って差し渡されて配設される。ここで、弦方向とは、作業口20の円周上の、所定の円弧により定まる弦の方向を示す。すなわち、支持基板部2は、作業口20の前記円弧の両端に差し渡されるように配設される。
マンホール51の保守点検作業の際には、図6(A)に示すように、マンホール蓋31を蓋受枠11から引き上げて、作業口20を開放させる。そして、図6(B)に示すように、蓋受枠11から取り外したマンホール蓋31を、蓋主部32が上下方向に沿うように起立させて、該マンホール蓋31の外周縁部の下部を、作業口20の内側に位置する支持基板部2上の一対の支持突部3,4間に上方から嵌入させ、さらに、該外周縁部の下端部を、該支持基板部2の嵌入口9に上方から嵌入させる。これにより、図7〜9に示すように、マンホール蓋31の外周縁部の下部が、一対の支持突部3,4と嵌入口9とにより支持されて、該マンホール蓋31をマンホール51上に立て置きできる。ここで、立て置きされたマンホール蓋31は、支持基板部2上で上記の弦方向に沿って立て置きされることから、作業口20の入出口部21上に位置しない。そのため、立て置きされたマンホール蓋31によって、入出口部21を介した作業者によるマンホール51の内部への進入および該内部からの退出が妨げられず、比較的容易に進入退出できる。さらに、マンホール蓋31を、その表裏から一対の支持突部3,4により支持し、かつ該マンホール蓋31の外周縁部の下端部を嵌入口9に嵌入していることから、該マンホール蓋31を立てた状態で安定して保つことができる。そして、前記嵌入口9に嵌入されていることで、マンホール蓋31が周方向へ転動してしまうことも防止できるため、この立て置きされた状態で安定して保持され得る。このようにマンホール蓋立置き装置1にマンホール蓋31を立て置きすることにより、該立て置きした状態で安定して保持でき、該マンホール蓋31が倒れてしまうことを可及的に抑制できる。
例えば、上述の実施例にあっては、支持突部3,4を支持基板部2の上面に溶接により夫々接合したものであるが、これに限らず、支持突部3,4を支持基板部2上にボルト等で接合する等のように、他の接合手段を用いることもできる。また、支持突部3,4は、角形鋼管の他に、鋼板を折曲加工して形成されたものであっても良いし、L形やコ形のアングル鋼などを使用することも可能である。
また、上述した実施例にあっては、マンホール51の周壁52と蓋受枠11との間にスペーサ27を配設するものとしたが、これに限らず、モルタル等の充填材を該周壁52と蓋受枠11との間に充填するようにしても良い。すなわち、周壁52と蓋受枠11との間の、支持基板部2を介装しない部分に、前記充填材を充填する。
また、上述した実施例では、植栽帯や緑地帯に設けたマンホール51について例示したが、この他に、例えば、周囲にマンホール蓋31を置くスペースの無い狭隘な場所に設けられたマンホール51にあっても、本発明のマンホール蓋立置き装置を配設することにより、該実施例と同様の作用効果を奏し得る。
2 支持基板部
3,4 支持突部
9 嵌入口
11 蓋受枠
20 作業口
21 入出口部
31 マンホール蓋
51 マンホール
52 周壁
Claims (2)
- マンホールの周壁上に配設されて、該マンホールと連通する作業口を形成し且つ該作業口の口縁にマンホール蓋を支承する円環状の蓋受枠と、該マンホールの周壁との間に介装されるものであって、
前記作業口に対して弦方向に差し渡されて、少なくとも両側縁が、前記マンホールの周壁と蓋受枠とに挟持されると共に、該作業口に保守点検作業用の入出口部を残しつつ、該作業口の一部を下方から覆う支持基板部と、
該支持基板部上に、前記蓋受枠に支承されたマンホール蓋の底面よりも低くなるように、所定の間隔をおいて前記弦方向に沿って夫々突成され、該弦方向の間隙に前記マンホール蓋の外周縁を嵌入することで該マンホール蓋を立て置き可能な一対の支持突部と
を備えたものであることを特徴とするマンホール蓋立置き装置。 - 支持基板部は、一対の支持突部の間に、マンホール蓋の外周縁の一部を嵌入可能な嵌入口が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋立置き装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016192425A JP6754133B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | マンホール蓋立置き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016192425A JP6754133B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | マンホール蓋立置き装置 |
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JP2018053611A true JP2018053611A (ja) | 2018-04-05 |
JP6754133B2 JP6754133B2 (ja) | 2020-09-09 |
Family
ID=61832994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016192425A Active JP6754133B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | マンホール蓋立置き装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6754133B2 (ja) |
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2016
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JP6754133B2 (ja) | 2020-09-09 |
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