JP2018053611A - マンホール蓋立置き装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】植栽帯や緑地帯に設けられたマンホールの保守点検作業の際に、取り外したマンホール蓋を、該マンホール周囲の植物を傷つけること無く、置くことができるマンホール蓋立置き装置を提案する。【解決手段】マンホール51の周壁52と蓋受枠11との間に介装されるものであって、該蓋受枠11により形成される作業口20に対して弦方向に差し渡されて、該作業口20の一部を下方から覆い且つ覆っていない開口部により入出口部21を形成する支持基板部2と、該支持基板部2上に該弦方向に沿って夫々突成された一対の支持突部3,4とを備えてなるものとしたから、マンホール51の保守点検作業の際に、取り外したマンホール蓋31を前記一対の支持突部3,4の間に立て置きできる。これにより、植栽帯や緑地帯であっても、マンホール蓋31を伏せ置きすることによって植物を傷つけてしまうことを防止できる。【選択図】図7

Description

本発明は、マンホールの保守点検作業の際に取り外したマンホール蓋を置くためのマンホール蓋立置き装置に関する。
一般的に、マンホールの周壁上には、マンホール蓋を支承するための蓋受枠が配設されている(例えば、特許文献1参照)。そして、マンホールの保守点検作業を行う際には、蓋受枠からマンホール蓋を取り外して、該マンホールの上部開口を開放することにより、作業者が該上部開口を介してマンホールの内部に進入および該内部から退出できる。尚、マンホール蓋は、鉄鋼製のものが一般的であり、該マンホール蓋を支承する蓋受枠も鉄鋼製のものが一般的である。
特開平8−113956号公報
ところで、保守点検作業の際に取り外されたマンホール蓋は、通常、マンホール周囲の地面上に伏せ置きされる。しかし、マンホール蓋は、上述したように鉄鋼製の重量物であることから、植栽帯内や緑地帯内に設けられたマンホールの場合では、該マンホール周囲の地面上にマンホール蓋を置いてしまうと、植物を痛めてしまう。また、植物を痛めないために、マンホール蓋を植栽帯や緑地帯の外側まで運ぶと、その運搬作業に多大な労力を要する。このようにマンホール周囲の地面上にマンホール蓋を置けない場所であっても、保守点検作業の際に取り外したマンホール蓋を、前記運搬作業等の労力を増加させること無く、該保守点検作業中に置いておけるものが求められていた。
本発明は、保守点検作業の際に取り外したマンホール蓋を置くことが可能なマンホール蓋立置き装置を提案するものである。
本発明は、マンホールの周壁上に配設されて、該マンホールと連通する作業口を形成し且つ該作業口の口縁にマンホール蓋を支承する円環状の蓋受枠と、該マンホールの周壁との間に介装されるものであって、前記作業口に対して弦方向に差し渡されて、少なくとも両側縁が、前記マンホールの周壁と蓋受枠とに挟持されると共に、該作業口に保守点検作業用の入出口部を残しつつ、該作業口の一部を下方から覆う支持基板部と、該支持基板部上に、前記蓋受枠に支承されたマンホール蓋の底面よりも低くなるように、所定の間隔をおいて前記弦方向に沿って夫々突成され、該弦方向の間隙に前記マンホール蓋の外周縁を嵌入することで該マンホール蓋を立て置き可能な一対の支持突部とを備えたものであることを特徴とするマンホール蓋立置き装置である。
かかる構成にあっては、マンホールの周壁と蓋受枠との間に介装されて配設されるものであり、該マンホールの保守点検作業の際に取り外されたマンホール蓋を、該マンホール上に立て置きできることから、上述した従来のようにマンホール周囲の地面に伏せ置きしなくてもよい。そのため、植栽帯や緑地帯に設けられたマンホールに配設されることで、取り外されたマンホール蓋によって該マンホール周囲の植物を傷つけてしまうことを防ぐことができる。さらに、マンホール蓋を開放する際には、該マンホール蓋を蓋受枠から取り外して、本発明の支持突部に支持させることで、該マンホール蓋を立て置きできると共に、閉鎖する際には、該支持突部から取り外して、蓋受枠に支承させることで、該マンホールを閉鎖できる。このように、本構成によれば、マンホール蓋の開閉にかかる作業負担を可及的に抑制できるため、上述した従来のように、植物を傷つけないように、植栽帯や緑地帯の外側までマンホール蓋を運搬するという作業も必要とせず、この運搬作業に掛かる時間と労力とを削減できる。
また、本発明の構成は、取り外したマンホール蓋を立置きした状態で、作業口の入出口部から作業者がマンホールの内部に入出して保守点検作業を実施できる。さらにまた、支持突部が、蓋受枠に支承されたマンホール蓋の底面よりも低くなるように支持基板部から突出されていることから、マンホール蓋を蓋受枠に支承した際に、該支持突部が該マンホール蓋に当たることも無い。したがって、マンホール蓋により作業口を支障無く閉鎖できる。
上述した本発明のマンホール蓋立置き装置にあって、支持基板部は、一対の支持突部の間に、マンホール蓋の外周縁の一部を嵌入可能な嵌入口が形成されたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、一対の支持突部の間に立置きしたマンホール蓋の外周縁の下部を、嵌入口に嵌入させることにより、該マンホール蓋を一層安定して立て置きできると共に、該マンホール蓋がその周方向に転動してしまうことを防止できる。したがって、立て置きしたマンホール蓋を、この立て置き状態で安定して保持できる。
本発明のマンホール蓋立置き装置は、上述したように、植栽帯や緑地帯に設けられたマンホールに配設されることにより、保守点検作業の際に作業口を開放することで取り外されたマンホール蓋を、該マンホール上に立て置きでき、該マンホール周囲の植物を傷つけてしまうことを防ぐことができる。さらに、取り外されたマンホール蓋を植栽帯や緑地帯の外側まで運搬する必要もないことから、この運搬作業に要する時間と労力とを削減できるため、総じて、マンホールの保守点検作業に要する作業負担を軽減でき、作業効率が向上する。
マンホール51の施工状態を示す縦断面図である。 蓋受枠11にマンホール蓋31を支承した状態を示す平面図である。 マンホール蓋31を取り外して作業口20を開放した状態を示す平面図である。 マンホール蓋立置き装置1を示す、(A)平面図と、(B)縦断面図である。 マンホール蓋立置き装置1の斜視図である。 マンホール蓋31を取り外して、マンホール蓋立置き装置1へセットする態様を示す説明図である。 マンホール蓋31を立て置きした状態を示す縦断面図である。 マンホール蓋31を立て置きした状態を、別角度から縦断して示す断面図である。 マンホール蓋31を立て置きした状態を示す平面図である。
本発明にかかる実施例を添付図面に従って説明する。
図1に、マンホール51の施工状態の縦断面図を示すと共に、図2に、該マンホール51に配設した蓋受枠11にマンホール蓋31を支承して該マンホール51を閉鎖した状態の平面図を示す。マンホール51は、コンクリート製の略円筒形からなり、植栽帯や緑地帯などに、上方開口するように埋設される。そして、マンホール51が設けられた植栽帯や緑地帯には、該マンホール51の周壁52の周囲の地面に植物が植えられている(図示せず)。
マンホール51の周壁52上には、マンホール蓋31を支承する蓋受枠11が配設されている。この蓋受枠11は、鉄鋼製であり、図1,3に示すように、内側に円形の作業口20を形成する円環状の枠体部12と、該枠体部12の内側に設けられた断面略L形状の蓋受部13と、枠体部12の外周面から外方へ突成された鍔部14とを備えてなる。蓋受部13は、枠体部12の内周面に沿って周成され、該枠体部12との間に、上方開口する円環状の嵌入凹部16を形成している。そして、この嵌入凹部16には、後述するマンホール蓋31の外周縁に設けられた外周凸部33が嵌入可能となっている。また、鍔部14は、平面視で略円環板状をなし、枠体部12の外周面の下端から外方へ所定幅で突出されていると共に、その周方向に沿って所定間隔で複数の切欠溝(図示せず)が形成されている。こうした蓋受枠11は、枠体部12がマンホール51の周壁52に乗載されて、鍔部14の各切欠溝を挿通させた保持用螺子杆25により該周壁52に固定される。そして、マンホール51の周壁52上に配設された状態で、前記作業口20がマンホール51と連通しており、後述するように、開放された該作業口20を介して、作業者が該マンホール51の内部に進入したり、該内部から退出できる。
また、マンホール蓋31は、鉄鋼製であり、蓋受枠11の枠体部12の上端における内径と略同じ外径からなる略円板状の蓋主部32と、該蓋主部32の外周縁から下方に突出された円環状の外周凸部33とを備えてなる。このマンホール蓋31は、図1に示すように、外周凸部33が蓋受枠11の嵌入凹部16に嵌入されて、蓋主部32の底面が蓋受部13の上端部で支持されることにより、該蓋受枠11で支承される。この支承された状態で、マンホール蓋31は、蓋受枠11の枠体部12の上端部内側に嵌め合わされて、作業口20を閉鎖する。ここで、本実施例にあって、蓋受枠11には、蓋受部13の上部を周方向に亘って覆う円環状の被覆緩衝材26が配設されており、マンホール蓋31の蓋主部32の底面が該被覆緩衝材26を介して該蓋受部13の上端部に支持される。一方、作業口20を開放する際には、マンホール蓋31を上方へ引き上げて、該マンホール蓋31の外周凸部33を蓋受枠11の嵌入凹部16から退出させることで、該マンホール蓋31を取り外すことができる(図6参照)。
尚、上述したマンホール51、蓋受枠11、およびマンホール蓋31は、一般的に使用されている構成のものを適用できることから、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の要部にかかるマンホール蓋立置き装置1について詳述する。
マンホール蓋立置き装置1は、上記したマンホール51の周壁52と蓋受枠11との間に介装されるものであって(図1参照)、図4,5に示すように、略長方形状の支持基板部2と、該支持基板部2から上方へ突成された一対の支持突部3,4とを備えたものである。支持基板部2は、鋼板から形成されてなり、図3に示すように、上記作業口20に対して弦方向に沿って差し渡されて配設される。ここで、弦方向とは、作業口20の円周上の、所定の円弧により定まる弦の方向を示す。すなわち、支持基板部2は、作業口20の前記円弧の両端に差し渡されるように配設される。
この支持基板部2は、上記のように作業口20に対して弦方向に沿って差し渡されて、その両側縁を、マンホール51の周壁52と蓋受枠11とにより挟持される挟持縁部6,6とするものである。そして、支持基板部2の挟持縁部6,6は、前記周壁52と蓋受枠11とにより挟持された状態で該蓋受枠11の鍔部14よりも外方へ突出しない端縁形状に形成されている。また、本実施例の支持基板部2は、上記した蓋受枠11の鍔部14に形成された二個の切欠溝間に差し渡されるものであり、挟持縁部6,6には、図4,5に示すように、当該二個の切欠溝に対応する位置に、上記の保持用螺子杆25を挿通するための挿通溝7,7が形成されている。
こうした支持基板部2は、マンホール51の周壁52と蓋受枠11とにより挟持されて配設された状態で、上記作業口20の一部を下方から覆う。そして、図3に示すように、作業口20の、支持基板部2により覆われていない欠円形の開口部により、本発明にかかる入出口部21が形成されている。この入出口部21は、マンホール51の保守点検作業の際に、作業者が該マンホール51の内部に進入(又は該内部から退出)するのに十分な開口面積を有する。すなわち、支持基板部2は、前記開口面積の入出口部21を形成できるように、その配設位置や寸法サイズ等が作業口20の口径に応じて設定されている。
また、上記した一対の支持突部3,4は、図4,5に示すように、所定長さの角形鋼管から夫々構成されてなり、支持基板部2の上面に溶接により夫々接合されている。これら支持突部3,4は、図3に示すように、支持基板部2の、上記した挟持縁部6,6を除く部位(作業口20の内側部位)に、長手方向が上記の弦方向(支持基板部2を差し渡した弦方向)に沿うようにして、所定間隔をおいて夫々配設されている。ここで、支持突部3,4の間隔は、その間隙に、マンホール蓋31の外周縁部を嵌入できるように、該外周縁部の厚みと略同じ寸法に設定されている。さらに、支持突部3,4は、図1に示すように、支持基板部2をマンホール51の周壁52と蓋受枠11とで挟持して配設した状態で、蓋受枠11の蓋受部13よりも低い位置に配置されるように、角形鋼管のサイズを設定している。これにより、支持突部3,4は、蓋受枠11に支承されたマンホール蓋31の底面よりも低い位置となり、該マンホール蓋31の底面に当接しないことから、マンホール蓋31により作業口20を正しく閉鎖でき且つ当該閉鎖した位置で安定して保持できる。
さらにまた、上記した支持基板部2は、図4,5に示すように、支持突部3,4との間に、表裏に貫通する略長方形状の嵌入口9が形成されている。嵌入口9は、その長手方向が支持基板部2の弦方向に沿うように形成されており、短尺の支持突部4と略同じ長さで設けられている。そして、嵌入口9の短手方向の幅は、マンホール蓋31の外周縁部を嵌入できるように、支持突部3,4の間隔と略同じ寸法に設定されている。こうした嵌入口9には、図6に示すように、一対の支持突部3,4の間に嵌入されたマンホール蓋31の外周縁部の一部が嵌入される。これにより、マンホール蓋31が一対の支持突部3,4により安定して支持できると共に、該支持された状態で、マンホール蓋31が周方向へ転動してしまうことを防止できる。
尚、本実施例にあって、支持突部3,4および嵌入口9は、支持基板部2を二分する仮想中心線(該支持基板部2の弦方向と略直交する径方向に沿った仮想線)に対して左右対称に夫々形成されている。そして、入出口部21側に配設された一方の支持突部3は、他方の支持突部4に比して長尺に形成されており、その両端が作業口20の口縁近傍まで夫々延成されている。
こうした本発明にかかるマンホール蓋立置き装置1は、図1,3に示すように、マンホール51の施工の際に、該マンホール51の周壁52と蓋受枠11との間に介装されて配設される。すなわち、蓋受枠11をマンホール51の周壁52上に乗載するときに、支持基板部2を該蓋受枠11の作業口20に対して弦方向に沿って差し渡すようにして、該支持基板部2の挟持縁部6,6を該蓋受枠11と周壁52とで挟む。ここで、支持基板部2は、挟持縁部6,6の挿通溝7,7が蓋受枠11の切欠溝(図示せず)と夫々重なるようにして、作業口20に差し渡されて配置される。そして、蓋受枠11の鍔部14の各切欠溝に夫々挿通された保持用螺子杆25により、該蓋受枠11を前記周壁52に固定させる。これに伴って、支持基板部2の挟持縁部6,6がマンホール51の周壁52と蓋受枠11とに挟持されて、マンホール蓋立置き装置1が配設される。尚、本実施例にあっては、マンホール51の周壁52と蓋受枠11の間に、前記支持基板部2と同じ板厚の円環状のスペーサ27が介装される。このスペーサ27は、周壁52の上面の、支持基板部2を乗載していない部分に、配置され、該支持基板部2と重ならない。こうしてスペーサ27を配設することにより、蓋受枠11を周方向に亘って同じ高さ位置に配設できることから、該蓋受枠11が、前記周壁52上に、支持基板部2とスペーサ27とを介して安定して保持され得る。
このようにマンホール51の周壁52に蓋受枠11とマンホール蓋立置き装置1とが配設された状態で、図3に示すように、マンホール51が該蓋受枠11の作業口20を介して開放される。そして、この作業口20は、その一部が該マンホール蓋立置き装置1の支持基板部2により下方から覆われ、該支持基板部2で覆われていない入出口部21によりマンホール51を上方開口させている。また、このように配設された蓋受枠11に、マンホール蓋31が支承されることにより、図1,2に示すように作業口20が閉鎖される。
次に、上述したマンホール蓋立置き装置1の使用態様について説明する。
マンホール51の保守点検作業の際には、図6(A)に示すように、マンホール蓋31を蓋受枠11から引き上げて、作業口20を開放させる。そして、図6(B)に示すように、蓋受枠11から取り外したマンホール蓋31を、蓋主部32が上下方向に沿うように起立させて、該マンホール蓋31の外周縁部の下部を、作業口20の内側に位置する支持基板部2上の一対の支持突部3,4間に上方から嵌入させ、さらに、該外周縁部の下端部を、該支持基板部2の嵌入口9に上方から嵌入させる。これにより、図7〜9に示すように、マンホール蓋31の外周縁部の下部が、一対の支持突部3,4と嵌入口9とにより支持されて、該マンホール蓋31をマンホール51上に立て置きできる。ここで、立て置きされたマンホール蓋31は、支持基板部2上で上記の弦方向に沿って立て置きされることから、作業口20の入出口部21上に位置しない。そのため、立て置きされたマンホール蓋31によって、入出口部21を介した作業者によるマンホール51の内部への進入および該内部からの退出が妨げられず、比較的容易に進入退出できる。さらに、マンホール蓋31を、その表裏から一対の支持突部3,4により支持し、かつ該マンホール蓋31の外周縁部の下端部を嵌入口9に嵌入していることから、該マンホール蓋31を立てた状態で安定して保つことができる。そして、前記嵌入口9に嵌入されていることで、マンホール蓋31が周方向へ転動してしまうことも防止できるため、この立て置きされた状態で安定して保持され得る。このようにマンホール蓋立置き装置1にマンホール蓋31を立て置きすることにより、該立て置きした状態で安定して保持でき、該マンホール蓋31が倒れてしまうことを可及的に抑制できる。
こうして蓋受枠11から取り外したマンホール蓋31を立置きできることにより、該マンホール蓋31をマンホール51の周囲の地面に伏せ置くことを要しない。そのため、植栽帯や緑地帯に設けられたマンホール51にあって、取り外したマンホール蓋31により植物を傷つけてしまうことを防止できる。さらに、取り外したマンホール蓋31を植栽帯や緑地帯の外側まで運搬する必要も無いことから、この運搬作業に要する負担を生じない。
その後、保守点検作業を終了すると、立置きされたマンホール蓋31を引き上げて、一対の支持突部3,4による支持を解除する。そして、マンホール蓋31を倒伏させて蓋受枠11に支承させることにより、作業口20を閉鎖する。
上述したように本実施例のマンホール蓋立置き装置1によれば、マンホール51の保守点検作業の際に、取り外したマンホール蓋31を該マンホール51上に立て置きできるため、植栽帯や緑地帯などのようにマンホール51の周囲にマンホール蓋31を伏せ置きできない場所であっても、該周囲の環境に影響せずに該マンホール蓋31を置くことができる。そのため、上述したように、取り外したマンホール蓋31をマンホール51の周囲に伏せ置くことで、該周囲の植物を傷つけてしまうことも無い。さらに、取り外したマンホール蓋31を植栽帯や緑地帯の外側まで運搬する必要も無いため、該運搬作業に要する時間と労力とを削減できる。したがって、マンホール51の保守点検作業に要する作業負担を軽減でき、該作業の効率を向上できる。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、これら実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
例えば、上述の実施例にあっては、支持突部3,4を支持基板部2の上面に溶接により夫々接合したものであるが、これに限らず、支持突部3,4を支持基板部2上にボルト等で接合する等のように、他の接合手段を用いることもできる。また、支持突部3,4は、角形鋼管の他に、鋼板を折曲加工して形成されたものであっても良いし、L形やコ形のアングル鋼などを使用することも可能である。
また、上述した実施例にあっては、マンホール51の周壁52と蓋受枠11との間にスペーサ27を配設するものとしたが、これに限らず、モルタル等の充填材を該周壁52と蓋受枠11との間に充填するようにしても良い。すなわち、周壁52と蓋受枠11との間の、支持基板部2を介装しない部分に、前記充填材を充填する。
また、上述した実施例では、植栽帯や緑地帯に設けたマンホール51について例示したが、この他に、例えば、周囲にマンホール蓋31を置くスペースの無い狭隘な場所に設けられたマンホール51にあっても、本発明のマンホール蓋立置き装置を配設することにより、該実施例と同様の作用効果を奏し得る。
1 マンホール蓋立置き装置
2 支持基板部
3,4 支持突部
9 嵌入口
11 蓋受枠
20 作業口
21 入出口部
31 マンホール蓋
51 マンホール
52 周壁

Claims (2)

  1. マンホールの周壁上に配設されて、該マンホールと連通する作業口を形成し且つ該作業口の口縁にマンホール蓋を支承する円環状の蓋受枠と、該マンホールの周壁との間に介装されるものであって、
    前記作業口に対して弦方向に差し渡されて、少なくとも両側縁が、前記マンホールの周壁と蓋受枠とに挟持されると共に、該作業口に保守点検作業用の入出口部を残しつつ、該作業口の一部を下方から覆う支持基板部と、
    該支持基板部上に、前記蓋受枠に支承されたマンホール蓋の底面よりも低くなるように、所定の間隔をおいて前記弦方向に沿って夫々突成され、該弦方向の間隙に前記マンホール蓋の外周縁を嵌入することで該マンホール蓋を立て置き可能な一対の支持突部と
    を備えたものであることを特徴とするマンホール蓋立置き装置。
  2. 支持基板部は、一対の支持突部の間に、マンホール蓋の外周縁の一部を嵌入可能な嵌入口が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載のマンホール蓋立置き装置。
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