JP2018052298A - 鞍乗型車両の通信装置収納構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な無線通信および高い防犯性を両立することができる鞍乗型車両の通信装置収納構造を提供する。
【解決手段】自動二輪車1のヘッドパイプ34を支持する車体フレーム18と、車体フレーム18を車体後方側から覆うアンダリヤカバー40と、携帯機器との間で無線通信を行う通信装置50と、無線通信の情報に基づいて自動二輪車1の開錠および施錠を行うハンドルロックモジュール60とを有する。ハンドルロックモジュール60をヘッドパイプ34側に配置すると共に、通信装置50をアンダリヤカバー40側に配置する。通信装置50およびハンドルロックモジュール60を、車幅方向中央に対して右側の領域内で互いに近接配置する。アンダリヤカバー40に通信装置50の車体前方側を覆う保護壁42を設ける。通信装置50とハンドルロックモジュール60とを接続するハーネス53を保護壁42によって車体前方側から覆う。
【選択図】図6

Description

本発明は、鞍乗型車両の通信装置収納構造に係り、特に、無線通信機能を備えた携帯キーと相互認証を行う車体側通信装置を車体に配設するための鞍乗型車両の通信装置収納構造に関する。
従来から、無線通信機能を備えた携帯キーと、車体側に設けられた通信装置との間で無線相互認証を行うことで、車両のロック解除や駆動源の始動を許可するようにした車両の相互認証システムが知られている。
特許文献1には、スクータ型の自動二輪車の相互認証システムにおいて、イグニッションスイッチと一体形成されるハンドルロックモジュールの近傍に通信装置としての送信ユニットを配置すると共に、シート下に受信ユニットを配置した構成が開示されている。
特許4603228号公報
ここで、特許文献1に記載されるような通信装置は、良好な無線通信を可能にすると共に、防犯上の観点から第三者によるアクセスがしにくい位置に収納することが望まれる。しかし、特許文献1では、このような観点からの収納構造に関しては検討されていなかった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、良好な無線通信および高い防犯性を両立することができる鞍乗型車両の通信装置収納構造を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、鞍乗型車両(1)のヘッドパイプ(34)を支持する車体フレーム(18)と、該車体フレーム(18)を車体後方側から覆う第1樹脂カバー(40)と、携帯機器との間で無線通信を行う通信装置(50)と、前記無線通信の情報に基づいて鞍乗型車両の開錠および施錠を行うロック装置(60)とを有する鞍乗型車両の通信装置収納構造において、前記ロック装置(60)が、前記ヘッドパイプ(34)側に配置されており、前記通信装置(50)は、前記第1樹脂カバー(40)側に配置されている点に第1の特徴がある。
また、前記通信装置(50)およびロック装置(60)が、車幅方向中央に対して右側または左側の領域内で互いに近接配置されている点に第2の特徴がある。
また、前記第1樹脂カバー(40)に、前記通信装置(50)の車体前方側を覆う保護壁(42)が設けられている点に第3の特徴がある。
また、前記第1樹脂カバー(40)に、前記通信装置(50)の車体下方側を覆う底壁(42b)が設けられている点に第4の特徴がある。
また、前記通信装置(50)と前記ロック装置(60)とを接続するハーネス(53)を備え、前記ハーネス(53)が、前記保護壁(42)によって車体前方側から覆われている点に第5の特徴がある。
また、前記保護壁(42)の車体前方側を覆う第2樹脂カバー(8)を備える点に第6の特徴がある。
また、前記通信装置(50)が、前記保護壁(42)に取り付けられている点に第7の特徴がある。
さらに、前記鞍乗型車両(1)は、低床フロア(12)を有するスクータ型の自動二輪車であり、前記第1樹脂カバー(40)は、前記低床フロア(12)の前方上方に位置するアンダリヤカバーであり、前記保護壁(42)は、前記アンダリヤカバー(40)の上端から上方に突出して形成されており、前記第2樹脂カバー(8)は、前記アンダリヤカバー(40)の側部に連結されて車体前方側を覆うフロントサイドカバーであり、前記ハーネス(53)が、前記通信装置(50)の下端部に接続されている点に第8の特徴がある。
第1の特徴によれば、前記ロック装置(60)が、前記ヘッドパイプ(34)側に配置されており、前記通信装置(50)は、前記第1樹脂カバー(40)側に配置されているので、通信装置が、金属で構成されるヘッドパイプに接触せず、かつ車体外方に近い位置に配置されることで、良好な無線通信が可能となる。
第2の特徴によれば、前記通信装置(50)およびロック装置(60)が、車幅方向中央に対して右側または左側の領域内で互いに近接配置されているので、通信装置とロック装置とを接続するハーネスを短くすることが可能となる。
第3の特徴によれば、前記第1樹脂カバー(40)に、前記通信装置(50)の車体前方側を覆う保護壁(42)が設けられているので、車体前方側から接触しようとする第三者から通信装置を保護することが可能となる。
第4の特徴によれば、前記第1樹脂カバー(40)に、前記通信装置(50)の車体下方側を覆う底壁(42b)が設けられているので、車体下方側から接触しようとする第三者から通信装置を保護することが可能となる。
第5の特徴によれば、前記通信装置(50)と前記ロック装置(60)とを接続するハーネス(53)を備え、前記ハーネス(53)が、前記保護壁(42)によって車体前方側から覆われているので、車体前方側から接触しようとする第三者からハーネスを保護することが可能となる。
第6の特徴によれば、前記保護壁(42)の車体前方側を覆う第2樹脂カバー(8)を備えるので、通信装置の車体前方側を覆う保護壁をさらに車体前方側から第2樹脂カバーで覆うことで、車体前方側から通信装置に接触することを一層困難にすることができる。
第7の特徴によれば、前記通信装置(50)が、前記保護壁(42)に取り付けられているので、第三者が車体前方側から保護壁を引っ張った場合でも、通信装置の周囲に隙間が生じることがなく、通信装置への接触を一層困難にすることができる。
第8の特徴によれば、前記鞍乗型車両(1)は、低床フロア(12)を有するスクータ型の自動二輪車であり、前記第1樹脂カバー(40)は、前記低床フロア(12)の前方上方に位置するアンダリヤカバーであり、前記保護壁(42)は、前記アンダリヤカバー(40)の上端から上方に突出して形成されており、前記第2樹脂カバー(8)は、前記アンダリヤカバー(40)の側部に連結されて車体前方側を覆うフロントサイドカバーであり、前記ハーネス(53)が、前記通信装置(50)の下端部に接続されているので、第三者が自動二輪車のフロントサイドカバーの前方内側から手等を入れても、保護壁によって通信装置およびハーネス接続部分に接触できないように構成することができる。
本実施形態に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造を適用した自動二輪車の左側面図である。 運転者の視点から見た自動二輪車の操向ハンドルまわりの拡大図である。 自動二輪車の一部拡大右側面図である。 ハンドルロックモジュールまわりの拡大図である。 アッパリヤカバーを取り外した状態のハンドルロックモジュールまわりの拡大図である。 図5の視点より車体右側後方から見た拡大図である。 フロントサイドカバーを取り外した状態のハンドルロックモジュールまわりの正面図である。 アンダリヤカバーの斜視図である。 アンダリヤカバーの右側面図である。 図3のX−X線断面図である。 図3のXI−XI線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造を適用した自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、操向ハンドル2とシート14との間に運転者の足を乗せる低床フロア12が設けられたスクータ型の鞍乗型車両である。車体フレーム18の前端には、操向ハンドル2の下部に連結されたステアリングステム33を回動可能に軸支するヘッドパイプ34が固定されている。ステアリングステム33の下部には、前輪WFを回転自在に軸支する左右一対のフロントフォーク11が固定されている。
操向ハンドル2の前後は、ヘッドライト4およびメータ装置19を支持する前側ハンドルカウル3および後側ハンドルカウル5によって覆われている。また、ヘッドパイプ34およびステアリングステム33の前後は、前側がフロントセンタカバー20および左右一対のフロントサイドカバー8で覆われると共に、後側がアッパリヤカバー7およびアンダリヤカバー40で覆われている。フロントセンタカバー20とフロントサイドカバー8との間には、前側のポジションライトおよびフラッシャーランプを一体のハウジングに収めた車両の灯火装置としてのフロントコンビネーションランプ9が左右一対で配設されている。低床フロア12の車幅方向両端部には、左右一対のアンダカウル32が連結されている。アンダカウル32の車体前方側はフロントサイドカバー8の下端部と連結される。
シート14の下方はシートカウル13で覆われており、低床フロア12の後方の位置には、エンジンと変速機とを一体に構成したユニットスイング式のパワーユニットPが揺動自在に軸支されている。駆動輪としての後輪WRを回転自在に軸支するパワーユニットPの後端部は、リヤクッション17によって車体に吊り下げられており、パワーユニットPの上部にはエアクリーナボックス15が取り付けられている。シートカウル13の後端部には、テールランプの左右に後側のフラッシャーランプを一体に構成したリヤコンビネーションランプ16が取り付けられ、その下方にはリヤフェンダ23が配設されている。フロントフォーク11には前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ10が取り付けられており、ヘッドパイプ34の前方にはブザー24が収納されている。
図2は、運転者の視点から見た自動二輪車1の操向ハンドル2まわりの拡大図である。また、図3は自動二輪車1の一部拡大右側面図である。操向ハンドル2を後側から覆う後側ハンドルカウル5は、速度計や燃料計を備えるメータ装置19を支持している。後側ハンドルカウル5の右方寄りの位置には、エンジンストップスイッチ21a、ハザードランプスイッチ21bおよびスタータスイッチ(S/SW)21cが配設されている。また、後側ハンドルカウル5の左方寄りの位置には、光軸切替スイッチ22a、ホーンスイッチ22bおよびフラッシャーランプスイッチ22cが配設されている。
本実施形態に係る自動二輪車1には、無線通信機能を備えた携帯キー(不図示)と、車体側に設けられた通信装置50との間で無線相互認証を行うことで、自動二輪車1のロック解除やエンジンの始動を許可するようにした車両の相互認証システムが適用されている。本実施形態に係る車体側通信手段としての通信装置50は、携帯キーとの無線相互認証に必要な送信部および受信部の両方を備えている。メータ装置19には、相互認証に係る表示を行う車体側表示手段としてのインジケータ19aが設けられている。
アッパリヤカバー7は、低床フロア12の前端部に連結される第1樹脂カバーとしてのアンダリヤカバー40(点描部)の上端部に連結されている。アンダリヤカバー40の車幅方向中央には、給油口リッド31が配設されている。給油口リッド31の上方でアッパリヤカバー7の中央には、買い物袋等を掛ける折り畳みフック30が取り付けられている。
アッパリヤカバー7の車幅方向左側には、ノブ28の操作で開くことができる収納スペースの蓋29が設けられている。また、アッパリヤカバー7の車幅方向右側には、メインスイッチおよびハンドルロック機構の操作子として機能するダイヤルスイッチを含むロック装置としてのハンドルロックモジュール60が設けられている。通信装置50は、ハンドルロックモジュール60の車体前方かつ車幅方向右寄りの位置に配設されている。
図4は、ハンドルロックモジュール60まわりの拡大図である。ハンドルロックモジュール60の操作板61には、回動操作によって主電源のオンオフおよびハンドルロックの施錠開錠を行うメインスイッチ(M/SW)としてのダイヤルスイッチ62と、給油口リッド31の開動作およびシート14の開動作を行ういわゆるシーソー式の揺動スイッチ63と、ダイヤルスイッチ62の操作時における揺動スイッチ63の誤操作を防ぐ仕切板64とが設けられている。本実施形態では、携帯キーと通信装置50との間の無線相互認証が成立することで、ダイヤルスイッチ62および揺動スイッチ63が操作可能となるように構成されている。
図5は、アッパリヤカバー7を取り外した状態のハンドルロックモジュール60まわりの拡大図である。また、図6は図5の視点より車体右側後方から見た拡大図である。ハンドルロックモジュール60(細かい点描部)は、取付ステー34aを介してヘッドパイプ34に固定されている。ハンドルロックモジュール60の下方に突出する細板状のケーブルステー65は、給油口リッド31を開錠するための第1ケーブル66を所定方向に湾曲させて保持する機能を有する。取付ステー34aの車体後方側には、ブレーキフルードのリザーバタンク55に連結されるフロントブレーキホース35が、ヘッドパイプ34に配索されている。
前記したように、フロントセンタカバー20とフロントサイドカバー8との間にはフロントコンビネーションランプ9が配設されている。フロントコンビネーションランプ9のアウタレンズ36を支持するハウジング37の裏面側には、フラッシャーランプのバルブを固定するコネクタ38および給電配線39が突出している。
通信装置50は、ハンドルロックモジュール60とフロントコンビネーションランプ9の間のスペースに配設されている。詳しくは、通信装置50は、第1樹脂カバーとしてのアンダリヤカバー40(荒い点描部)の右側上端部から上方に突出する保護壁42の車体後方面に固定されている。これにより、通信装置50が、金属で構成されるヘッドパイプ34に接触せず、かつ車体外方に近い位置に配置されることで良好な無線通信が可能となる。通信装置50の下部には、ゴムカバー51に覆われたコネクタ52を介して、ハンドルロックモジュール60に連結されるハーネス53が接続されている。
本実施形態に係る通信装置は、所定の厚さを有する略直方体とされ、最も面積の大きい平面部が、車体右斜め前方に指向するように配設されている。保護壁42には、アンダリヤカバー40に対する支持剛性を高めるための傾斜部42aが設けられており、その前方側に、第2樹脂カバーとしてのフロントサイドカバー8が位置する。
図7は、フロントサイドカバー8を取り外した状態のハンドルロックモジュール60まわりの正面図である。ハンドルロックモジュール60の裏面側からは、給油口リッド31を開錠するための第1ケーブル66のほか、開閉式のシート14を開錠する第2ケーブル67が車体前方側に伸びている。ヘッドパイプ34の車体前方でフロントフェンダ10の上方には、バッテリ80が配設されている。
保護壁42は、アンダリヤカバー40の本体部に対して車体前方側にオフセットした状態で設けられている。これにより、保護壁42の下部には、保護壁42の一部として後方に湾曲して通信装置50の下部を収める底壁42bが形成される。レギュレータレクチファイヤ70は、この底壁42bの下方のスペースを利用して配設されている。これにより、デッドスペースを有効利用してレギュレータレクチファイヤ70を走行風の通りやすい放熱に適した位置に配設することが可能となる。また、レギュレータレクチファイヤ70の上部に、ゴムカバー71で覆われたコネクタ72を介してハーネス73が接続されていることから、前輪WFによる石や水はねの影響を低減することができる。
ここで、携帯キーと無線相互認証を行うことによってダイヤルスイッチ62および揺動スイッチ63の操作を可能とする通信装置50が、第三者によって車体外方から容易にアクセスされることは、防犯上好ましくない。本実施形態では、第三者がアクセスしやすいフロントフェンダ10とフロントサイドカバー8との間から手等を挿入しても、まず、レギュレータレクチファイヤ70によって邪魔をされ、次に、保護壁42が存在するために通信装置50に触れることは困難である。また、通信装置50とハーネス53との接続部分およびハーネス53全体が底壁42bで覆われているため、通信装置50からハーネス53を取り外すことも難しい。さらに、保護壁42のいずれかの場所を車体前方に引っ張ることができたとしても、通信装置50が保護壁42に固定されていることから、通信装置50の周囲に隙間が生じることがなく、ただ両者を車体前方に若干移動させるだけとなる。上記したような構成により、本願発明では、通信装置50の無線通信を良好に保つと共に、第三者によるアクセスから通信装置50を保護することを可能としている。
図8は、アンダリヤカバー40の斜視図である。また、図9はアンダリヤカバー40の右側面図である。アンダリヤカバー40は、保護壁42のほか、運転者の脚部に対向する本体部41、給油口リッド31によって塞がれる開口46、開口46の上部で左右の本体部41を連結して強度を確保する連結部47、車幅方向左側でアッパリヤカバー7と係合する係合部43、アンダリヤカバー40の車幅方向左右端部でフロントサイドカバー8と係合する左右一対の第2係合部44、アンダリヤカバー40の下端部で低床フロア12と係合する左右一対の第3係合部45を一体に形成した樹脂部品である。
本実施形態に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造では、ハンドルロックモジュール60をヘッドパイプ34側に配置すると共に、通信装置50を樹脂製のアンダリヤカバー40側に支持することで、携帯キーとの無線相互認証を容易にすると共に、通信装置50を第三者によるアクセスから保護することを可能としている。
図10は、図3のX−X線断面図である。また、図11は図3のXI−XI線断面図である。図10を参照して、通信装置50は、保護壁42によって側方および前方を保護されると共に、レギュレータレクチファイヤ70の上方に位置する底壁42bによって下方が保護されている。
図11を参照して、ヘッドパイプ34の車幅方向左側で、フロントコンビネーションランプ9の後方には、蓋29によって閉塞される収納スペース29aが確保されている。収納スペース29aの前端部には、アクセサリソケット29bが配設されている。そして、通信装置50は、車幅方向右側で、ハンドルロックモジュール60とフロントコンビネーションランプ9との間に配設されている。これにより、デッドスペースを有効利用して通信装置50を配設できると共に、フロントコンビネーションランプ9と通信装置50との間に設けられる保護壁42によって、第三者が通信装置50にアクセスすることを防いでいる。また、保護壁42の車体右前方に、アッパリヤカバー7が回り込むと共に、正面方向がフロントサイドカバー8で覆われているため、保護壁42そのものにアクセスすることをより一層困難にしている。
上記した構成により、本実施形態に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造によれば、自動二輪車1のヘッドパイプ34を支持する車体フレーム18と、該車体フレーム18を車体後方側から覆うアンダリヤカバー40と、携帯機器との間で無線通信を行う通信装置50と、無線通信の情報に基づいて自動二輪車の開錠および施錠を行うロック装置(60)とを有し、ハンドルロックモジュール60がヘッドパイプ34側に配置されると共に、通信装置50がアンダリヤカバー40側に配置されているので、通信装置50が、金属で構成されるヘッドパイプ34に接触せず、かつ車体外方に近い位置に配置されることで、良好な無線通信が可能となる。また、アンダリヤカバー40に、通信装置50の車体前方側を覆う保護壁42が設けられており、この保護壁42に通信装置50が取り付けられているので、車体前方側から接触しようとする第三者から通信装置50を保護することが可能となる。
なお、自動二輪車の形態、通信装置の構造や形状、フロントコンビネーションランプ、ハンドルロックモジュールの構成、アッパリヤカバー、アンダリヤカバーおよびフロントサイドカバーの形状、保護壁の形状等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、本発明に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造は、自動二輪車に限られず、鞍乗型の三/四輪車等の各種車両等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、7…アッパリヤカバー、8…フロントサイドカバー(第2樹脂カバー)、18…車体フレーム、33…ステアリングステム、34…ヘッドパイプ、40…アンダリヤカバー(第1樹脂カバー)、42…保護壁、42a…傾斜部、42b…底壁、50…通信装置、58…ハーネス、60…ハンドルロックモジュール(ロック装置)
特許4603928号公報
本実施形態に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造を適用した自動二輪車の左側面図である。 運転者の視点から見た自動二輪車の操向ハンドルまわりの拡大図である。 自動二輪車の一部拡大右側面図である。 ハンドルロックモジュールまわりの拡大図である。 アッパリヤカバーを取り外した状態のハンドルロックモジュールまわりの拡大図である。 図5の視点より車体右側後方から見たハンドルロックモジュールまわりの拡大図である。 フロントサイドカバーを取り外した状態のハンドルロックモジュールまわりの正面図である。 アンダリヤカバーの斜視図である。 アンダリヤカバーの右側面図である。 図3のX−X線断面図である。 図3のXI−XI線断面図である。
図5は、アッパリヤカバー7を取り外した状態のハンドルロックモジュール60まわりの拡大図である。また、図6は図5の視点より車体右側後方から見たハンドルロックモジュール60まわりの拡大図である。ハンドルロックモジュール60(細かい点描部)は、取付ステー34aを介してヘッドパイプ34に固定されている。ハンドルロックモジュール60の下方に突出する細板状のケーブルステー65は、給油口リッド31を開錠するための第1ケーブル66を所定方向に湾曲させて保持する機能を有する。取付ステー34aの車体後方側には、ブレーキフルードのリザーバタンク55に連結されるフロントブレーキホース35が、ヘッドパイプ34に配索されている。
上記した構成により、本実施形態に係る鞍乗型車両の通信装置収納構造によれば、自動二輪車1のヘッドパイプ34を支持する車体フレーム18と、該車体フレーム18を車体後方側から覆うアンダリヤカバー40と、携帯機器との間で無線通信を行う通信装置50と、無線通信の情報に基づいて自動二輪車の開錠および施錠を行うハンドルロックモジュール60とを有し、ハンドルロックモジュール60がヘッドパイプ34側に配置されると共に、通信装置50がアンダリヤカバー40側に配置されているので、通信装置50が、金属で構成されるヘッドパイプ34に接触せず、かつ車体外方に近い位置に配置されることで、良好な無線通信が可能となる。また、アンダリヤカバー40に、通信装置50の車体前方側を覆う保護壁42が設けられており、この保護壁42に通信装置50が取り付けられているので、車体前方側から接触しようとする第三者から通信装置50を保護することが可能となる。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、7…アッパリヤカバー、8…フロントサイドカバー(第2樹脂カバー)、18…車体フレーム、33…ステアリングステム、34…ヘッドパイプ、40…アンダリヤカバー(第1樹脂カバー)、42…保護壁、42a…傾斜部、42b…底壁、50…通信装置、53…ハーネス、60…ハンドルロックモジュール(ロック装置)

Claims (8)

  1. 鞍乗型車両(1)のヘッドパイプ(34)を支持する車体フレーム(18)と、該車体フレーム(18)を車体後方側から覆う第1樹脂カバー(40)と、携帯機器との間で無線通信を行う通信装置(50)と、前記無線通信の情報に基づいて前記鞍乗型車両(1)の開錠および施錠を行うロック装置(60)とを有する鞍乗型車両の通信装置収納構造において、
    前記ロック装置(60)が、前記ヘッドパイプ(34)側に配置されており、
    前記通信装置(50)は、前記第1樹脂カバー(40)側に配置されていることを特徴とする鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  2. 前記通信装置(50)およびロック装置(60)が、車幅方向中央に対して右側または左側の領域内で互いに近接配置されていることを特徴とする鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  3. 前記第1樹脂カバー(40)に、前記通信装置(50)の車体前方側を覆う保護壁(42)が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  4. 前記第1樹脂カバー(40)に、前記通信装置(50)の車体下方側を覆う底壁(42b)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  5. 前記通信装置(50)と前記ロック装置(60)とを接続するハーネス(53)を備え、
    前記ハーネス(53)が、前記保護壁(42)によって車体前方側から覆われていることを特徴とする請求項3または4に記載の鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  6. 前記保護壁(42)の車体前方側を覆う第2樹脂カバー(8)を備えることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載の鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  7. 前記通信装置(50)が、前記保護壁(42)に取り付けられていることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載の鞍乗型車両の通信装置収納構造。
  8. 前記鞍乗型車両(1)は、低床フロア(12)を有するスクータ型の自動二輪車であり、
    前記第1樹脂カバー(40)は、前記低床フロア(12)の前方上方に位置するアンダリヤカバーであり、
    前記保護壁(42)は、前記アンダリヤカバー(40)の上端から上方に突出して形成されており、
    前記第2樹脂カバー(8)は、前記アンダリヤカバー(40)の側部に連結されて車体前方側を覆うフロントサイドカバーであり、
    前記ハーネス(53)が、前記通信装置(50)の下端部に接続されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗型車両の通信装置収納構造。
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