JP2018051941A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents

画像形成装置およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2018051941A
JP2018051941A JP2016190957A JP2016190957A JP2018051941A JP 2018051941 A JP2018051941 A JP 2018051941A JP 2016190957 A JP2016190957 A JP 2016190957A JP 2016190957 A JP2016190957 A JP 2016190957A JP 2018051941 A JP2018051941 A JP 2018051941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color output
user
print instruction
color
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016190957A
Other languages
English (en)
Inventor
直也 小荷田
Naoya Konita
直也 小荷田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016190957A priority Critical patent/JP2018051941A/ja
Publication of JP2018051941A publication Critical patent/JP2018051941A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

【課題】相反する2つの機能の両方が有効に設定されている状態において、印刷指示が、利用者の意に反して処理されるような事態の発生を防ぐ。【解決手段】制御部32は、カラー出力制限機能が有効(オン)に設定され、強制白黒印刷機能が無効(オフ)に設定された状態では、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する。そして、制御部32は、カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定せずに、この印刷ジョブに基づく描画処理を行う際に、カラー出力権限の有無を判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置およびプログラムに関する。
特許文献1には、印字の指示がカラー出力権限を有するか否かを検証し、カラー出力権限を有していない場合、印字データをモノクロに変換した上で出力先のカラープリンタへの送出処理を行うプリンタドライバが開示されている。
特許文献2には、カラー制限モードが「強制」に設定されている場合には、ユーザがカラージョブを印刷できる権限を持たなければ、印刷ジョブを強制的にモノクロに変換して印刷を行う画像形成装置が開示されている。
特開2004−348630号公報 特開2010−108470号公報
カラー出力権限を有していないユーザによるカラー出力を禁止する機能であるカラー出力制限機能を実行する場合、途中で印刷処理が停止されるような事態の発生を防ぐため、印刷ジョブ(印刷指示)を受信した際に、カラー出力権限の有無を判定している。
ここで、カラー出力制限機能が有効に設定され、カラー出力権限を有していないユーザによるカラー印刷を、強制的に白黒印刷に変更して出力する強制白黒印刷機能も有効に設定された状態において、印刷ジョブが受信されたタイミングでカラー出力権限の有無を判定すると、カラー権限が無い場合には印刷処理が中止されることになる。
しかし、ユーザ(利用者)が、強制白黒印刷機能を有効状態にしているのでカラー印刷を指定した印刷ジョブであっても白黒印刷が行われると考えている場合、カラー権限が無いことを理由とする印刷処理の中止は、ユーザの意に反する処理となる。
本発明の目的は、相反する2つの機能の両方が有効に設定されている状態において、印刷指示が、利用者の意に反して処理されるような事態の発生を防ぐことが可能な画像形成装置およびプログラムを提供することである。
[画像形成装置]
請求項1に係る本発明は、特定の事象が発生した場合にそれぞれ異なる処理を実行する、相反する第1および第2の機能の有効/無効の設定をそれぞれ受付ける受付手段と、
前記第1の機能が有効に設定され、前記第2の機能が無効に設定された状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定し、前記第1および第2の機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定せずに、当該印刷指示に基づく描画処理を行う際に、特定の事象が発生しているか否かを判定する判定手段とを備えた画像形成装置である。
請求項2に係る本発明は、前記特定の事象が発生した状態が、印刷指示を送信した利用者が、当該印刷指示の出力権限を有していない状態である請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に係る本発明は、前記出力権限が、カラー出力権限であり、
前記第1の機能が、カラー出力権限が無い利用者によるカラー印刷を中止する機能であり、
前記第2の機能が、カラー出力権限が無い利用者によるカラー印刷を強制的に白黒印刷に変更する機能である請求項2記載の画像形成装置である。
請求項4に係る本発明は、前記第1の機能が有効に設定された状態では、受信した印刷指示においてカラーモードがカラー出力に指定され、当該印刷指示を送信した利用者にカラー出力権限が無い場合、当該印刷指示に基づく印刷処理を中止し、
前記第2の機能が有効に設定された状態では、当該印刷指示を送信した利用者にカラー出力権限が無い場合、当該印刷指示中にカラーの描画処理を行う指定があった場合でも、当該描画処理を白黒に変更して印刷処理を実行するよう制御する制御手段をさらに備えた請求項3記載の画像形成装置である。
請求項5に係る本発明は、前記判定手段が、前記第1および第2の機能の両方が有効に設定されている状態であっても、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していることが予測される場合には、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項3又は4記載の画像形成装置である。
請求項6に係る本発明は、前記判定手段が、受信した印刷指示を送信した利用者の過去の印刷履歴に基づいて、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測される場合、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項5記載の画像形成装置である。
請求項7に係る本発明は、前記判定手段が、受信した印刷指示がカラー印刷されることが要求される属性を有する場合、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測して、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項5記載の画像形成装置である。
請求項8に係る本発明は、前記判定手段が、受信した印刷指示を送信した利用者のカラー出力権限が削除されてから予め設定された時間が経過していない場合、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測して、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項5記載の画像形成装置である。
請求項9に係る本発明は、カラー出力権限の有無が時刻により変化するよう設定されている場合に、
前記制御手段は、当該印刷指示に基づく描画処理を行った際に、カラー出力権限が有ると判定され、描画処理後の印刷データに基づく印刷処理を行う際に、カラー出力権限が無いと判定された場合、利用者にカラー出力権限が付加されるまでの時間を表示するよう制御する請求項3から8のいずれか記載の画像形成装置である。
請求項10に係る本発明は、カラー出力権限の有無が時刻により変化するよう設定されている場合に、
前記制御手段は、当該印刷指示に基づく描画処理を行った際に、カラー出力権限が有ると判定され、描画処理後の印刷データに基づく印刷処理を行う際に、カラー出力権限が無いと判定された場合、保存しておいた印刷指示の描画処理を再度行って白黒印刷を行うよう制御する請求項3から8のいずれか記載の画像形成装置である。
請求項11に係る本発明は、前記出力権限が、片面出力権限であり、
前記第1の機能が、片面出力権限が無い利用者による片面印刷を中止する機能であり、
前記第2の機能が、片面出力権限が無い利用者による片面印刷を強制的に両面印刷に変更する機能である請求項2記載の画像形成装置である。
[プログラム]
請求項12に係る本発明は、特定の事象が発生した場合にそれぞれ異なる処理を実行する、相反する第1および第2の機能の有効/無効の設定をそれぞれ受付けるステップと、
前記第1の機能が有効に設定され、前記第2の機能が無効に設定された状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定し、前記第1および第2の機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定せずに、当該印刷指示に基づく描画処理を行う際に、特定の事象が発生しているか否かを判定するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
請求項1に係る本発明によれば、相反する2つの機能の両方が有効に設定されている状態において、印刷指示が、利用者の意に反して処理されるような事態の発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供することである。
請求項2に係る本発明によれば、相反する2つの機能の両方が有効に設定されている状態において、印刷指示を送信した利用者が当該印刷指示の出力権限を有していない場合でも、その印刷指示が、利用者の意に反して処理されるような事態の発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供することである。
請求項3に係る本発明によれば、カラー出力制限機能と強制白黒印刷機能の両方が有効に設定されている状態において、カラー出力を指定した印刷指示が、白黒印刷されずに印刷中止となってしまう事態の発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項4に係る本発明によれば、カラー出力制限機能と強制白黒印刷機能の両方が有効に設定されている状態において、カラー出力を指定した印刷指示が、白黒印刷されずに印刷中止となってしまう事態の発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項5〜8に係る本発明によれば、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測される場合には、白黒印刷が行われることを防ぐことが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項9に係る本発明によれば、カラー出力権限の有無が時刻により変化する場合であって、描画処理時にはカラー出力権限が有り、印刷処理が実行される際にカラー出力権限が無い場合に、利用者が、カラー出力権限が付与されるまでの時間を把握することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項10に係る本発明によれば、カラー出力権限の有無が時刻により変化す場合であって、描画処理時にはカラー出力権限が有り、印刷処理が実行される際にカラー出力権限が無い場合でも、白黒印刷を実行することが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項11に係る本発明によれば、片面出力制限機能と強制両面印刷機能の両方が有効に設定されている状態において、片面出力を指定した印刷指示が、両面印刷されずに印刷中止となってしまう事態の発生を防ぐことが可能な画像形成装置を提供することができる。
請求項12に係る本発明によれば、相反する2つの機能の両方が有効に設定されている状態において、印刷指示が、利用者の意に反して処理されるような事態の発生を防ぐことが可能なプログラムを提供することである。
本発明の第1の実施形態の画像形成システムの構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態における画像形成装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態における画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。 カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能の両方の機能とも有効とするような設定が行われる場合の表示画面例を示す図である。 印刷ジョブの設定内容の一例を示す図である。 カラー出力権限違反が発生した場合に、ユーザに印刷処理が中止されたことを通知する際の表示画面例を示す図である。 各ページのデコンポーズ処理と、デコンポーズ処理後の印刷データの出力処理がそれぞれ順次行われる様子を説明するための図である。 カラー出力制限機能と、強制白黒印刷機能の有効/無効状態と、カラー出力権限の有無を判定するタイミングの関係を説明するための図である。 印刷ジョブに基づく印刷処理の際の全体動作を説明するためのフローチャートである。 印刷ジョブ受信時のカラー出力権限判定処理(ステップS102)の詳細を説明するためのフローチャートである。 ステップS103の描画処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の画像形成装置における、印刷ジョブ受信時のカラー出力権限判定処理(ステップS102a)の詳細を説明するためのフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は本発明の第1の実施形態の画像形成システムの構成を示すブロック図である。
本発明の第1の実施形態の画像形成システムは、図1に示されるように、ネットワーク30により相互に接続された画像形成装置10、および端末装置20により構成される。端末装置20は、印刷データを生成して、ネットワーク30経由にて生成した印刷データを画像形成装置10に対して送信する。画像形成装置10は、端末装置20から送信された印刷データを受け付けて、印刷データに応じた画像を用紙上に出力する。なお、画像形成装置10は、印刷(プリント)機能、スキャン機能、複写(コピー)機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を有するいわゆる複合機と呼ばれる装置である。
次に、本実施形態の画像形成システムにおける画像形成装置10のハードウェア構成を図2に示す。
画像形成装置10は、図2に示されるように、CPU11、メモリ12、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置13、ネットワーク30を介して外部の装置等との間でデータの送信及び受信を行う通信インタフェース(IF)14、タッチパネル又は液晶ディスプレイ並びにキーボードを含むユーザインタフェース(UI)装置15、スキャナ16、プリントエンジン17を有する。これらの構成要素は、制御バス18を介して互いに接続されている。
プリントエンジン17は、帯電、露光、現像、転写、定着などの工程を経て印刷用紙等の記録媒体上に画像を印刷する。
CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納された制御プログラムに基づいて所定の処理を実行して、画像形成装置10の動作を制御する。なお、本実施形態では、CPU11は、メモリ12または記憶装置13内に格納された制御プログラムを読み出して実行するものとして説明したが、当該プログラムをCD−ROM等の記憶媒体に格納してCPU11に提供することも可能である。
図3は、上記の制御プログラムが実行されることにより実現される画像形成装置10の機能構成を示すブロック図である。
本実施形態の画像形成装置10は、図3に示されるように、印刷ジョブ受信部31と、制御部32と、描画処理部33と、印刷データ格納部34と、UI装置35と、出力部36とを備えている。
印刷ジョブ受信部31は、端末装置20から送信されてきた印刷ジョブ(印刷指示)を受信する。
描画処理部33は、PDL(Page Description Language)形式の印刷ジョブに対してデコンポーズ処理(描画処理)を行うことによりラスタ形式の印刷データに変換する。
UI装置35は、制御部32による制御に基づいてユーザに対する表示処理を行ったり、ユーザからの指示、設定等を受付ける。
出力部36は、制御部32から転送されてきた印刷データに基づいて、印刷用紙等の記録媒体上に画像を出力する。
制御部32は、印刷ジョブ受信部31により受信された印刷ジョブの各ページに対して、描画処理部33によるデコンポーズ処理(描画処理)を実行することによりラスタ形式の印刷データに変換する。そして、制御部32は、デコンポーズ処理後のラスタ形式の印刷データを印刷データ格納部34に一旦格納する。そして、制御部32は、印刷データ格納部34に格納された印刷データを出力部36に転送することにより印刷処理を実行する。
ここで、UI装置35は、カラー出力権限が無いユーザによるカラー印刷を中止するカラー出力制限機能、およびカラー出力権限が無いユーザによるカラー印刷を強制的に白黒印刷に変更する強制白黒印刷機能の有効/無効の設定をそれぞれ受付ける。
カラー出力制限機能とは、カラー出力権限を有するユーザに対してのみカラー出力を許可し、カラー出力権限を有していないユーザによるカラー出力を禁止する機能である。
カラー印刷を行う場合のコストは、白黒印刷を行う場合のコストよりも高くなっている場合が多い。そのため、むやみにカラー印刷を行うと印刷費用が多くなる場合がある。そのため、カラー印刷を行う権限であるカラー出力権限を特定のユーザ(利用者)にのみ付与し、ユーザがカラー出力権限を有する場合のみ、カラー印刷を実行するようなカラー出力制限機能が設けられている。
そして、強制白黒印刷機能とは、カラー出力権限を有していないユーザによるカラー印刷を、強制的に白黒印刷に変更して出力する機能である。
そして、制御部32は、カラー出力制限機能が有効(オン)に設定され、強制白黒印刷機能が無効(オフ)に設定された状態では、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する。そして、制御部32は、カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定せずに、この印刷ジョブに基づく描画処理を行う際に、カラー出力権限の有無を判定する。
なお、制御部32は、カラー出力制限機能が有効に設定された状態では、受信した印刷ジョブの属性情報においてカラーモードがカラー出力に指定され、この印刷ジョブを送信したユーザにカラー出力権限が無い場合、この印刷ジョブに基づく印刷処理を中止する。
そして、制御部32は、強制白黒印刷機能が有効に設定された状態では、この印刷ジョブを送信したユーザにカラー出力権限が無い場合、この印刷ジョブ中にカラーの描画処理を行う指定があった場合でも、この描画処理を白黒に変更して印刷処理を実行するよう制御する。
次に、本実施形態の画像形成装置10の動作について詳細に説明する。
なお、画像形成装置10の動作を説明する前に、先ず、カラー出力制限機能と強制白黒印刷機能について説明する。
例えば、カラー出力制限機能と強制白黒印刷機能は、図4に示すように、画像形成装置10の操作パネル41上から、それぞれ有効または無効に設定することができるようになっている。
図4では、カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能の両方の機能とも有効(オン)とするような設定が行われる場合の表示画面例が示されている。
本実施形態における画像形成装置10では、カラー出力制限機能が有効の場合、強制白黒印刷機能が無効の場合には、制御部33は、印刷ジョブを端末装置20から受信した際に、図5に示すような印刷ジョブの設定内容に基づいて、カラー出力権限違反が発生していないか否かを判定する。
具体的には、ユーザ毎にカラー出力権限を有するか否かの情報が保存されており、制御部32は、この保存された情報を参照することにより、印刷ジョブを送信してきたユーザがカラー出力権限を有するか否かを判定する。
そして、制御部32は、図5に示したような印刷ジョブの設定内容を参照して、カラーモードがカラーとなっていて、この印刷ジョブを送信したユーザがカラー出力権限を有していない場合、カラー出力権限違反であると判定する。なお、制御部32は、印刷ジョブの設定内容を参照して、カラーモードが白黒(モノクロ)となっている場合には、この印刷ジョブを送信したユーザがカラー出力権限を有していない場合でも、カラー出力権限違反ではないと判定する。
そして、カラー出力権限違反が発生したと判定した場合、制御部32は、受信した印刷ジョブに基づく印刷処理を実行せずに、図6に示すような表示を操作パネル41上に表示してユーザに印刷処理が中止されたことを通知する。
本実施形態では、カラー出力制限機能が有効であって、強制白黒印刷機能が無効の場合には、印刷ジョブ受信のタイミングでカラー出力権限違反を判定している理由を以下に説明する。
受信した印刷ジョブがカラー印刷を行うものであるか否かの判定を行うタイミングには、上記で説明した印刷ジョブの受信タイミングと、印刷ジョブの各ページのデコンポーズ処理を行う際という2つのタイミングが存在する。
しかし、印刷ジョブの受信タイミングでは、印刷ジョブにおけるカラーモードの設定がカラーなのか白黒なのかでしか判定できない。つまり、印刷ジョブの受信タイミングにおいて行われる、印刷ジョブの設定情報のカラーモードの設定内容を用いたカラー出力権限判定は、あくまでも代替情報を用いた類推的な判定に過ぎない。
何故ならば、印刷ジョブにおけるカラーモードの設定がカラーであっても、各ページの画像データが白黒の場合には白黒印刷しか行われない。そして、各ページの画像データ中にカラー印刷が存在するか否かの判定、つまり印刷ジョブにカラー印刷が含まれるか否かの正確な判定は、各ページのデコンポーズ処理を行わないと判定することができない。
そして、他の印刷ジョブに基づく印刷処理が実行中でない場合には、図7に示すように、各ページのデコンポーズ処理と、デコンポーズ処理後の印刷データの出力処理は、それぞれ順次行われる。
そのため、デコンポーズ処理を実際に実行しない限りそのページ内にカラー印刷が存在するか否かを判定することができないことにより、デコンポーズ処理の際にカラー出力権限違反が発生するか否かの判定を行った場合、カラー印刷が必要なページが見つかりその印刷ジョブの印刷処理を中止したとしても、途中ページまでの印刷が行われてしまうことになる。
つまり、100ページの印刷ジョブにおいて、1〜99ページ目までは白黒ページであっても、100ページ目がカラーページである場合、本来その印刷ジョブはカラー印刷の印刷ジョブであるため、カラー出力制限機能が有効の場合には、印刷をすべきではない。しかし、各ページのデコンポーズ処理を行いながらカラー印刷の有無を判定したのでは、印刷ジョブのほとんどのページを印刷してしまった後に印刷処理を中止することになる。このような印刷中止が発生すると、それまで発生した印刷済みページを廃棄する無駄や、ページ毎の課金が発生する場合には無駄費用が発生することになる。
そのため、カラー出力権限違反で印刷処理を中止するのであれば、できるだけ早いタイミングで判定を行って欲しいという要望があることもあり、印刷ジョブの受信時にカラー出力権限違反の有無を判定して、カラー出力権限違反の状態であればそもそもデコンポーズ処理も行わないで印刷処理を中止するようにしている。
しかし、カラー出力制限機能が有効な状態で、さらに強制白黒印刷機能が有効な状態の場合、印刷ジョブの受信時にカラー出力権限違反を判定して、カラー出力権限違反の場合には印刷処理を中止したのでは問題がある。
何故ならば、強制白黒印刷機能が有効に設定されているということは、ユーザは、カラー印刷が発生する場合でも印刷を中断させることなく白黒印刷に変更してでも印刷結果を得ることを希望していると考えることができる。
このような場合に、印刷処理を中止したのではユーザの意図に反する結果となる。そのため、本実施形態の画像形成装置10では、図8に示すように、制御部32は、カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定せずに、この印刷ジョブに基づく描画処理を行う際に、カラー出力権限の有無を判定する。
なお、図8に示すように、制御部32は、カラー出力制限機能が有効に設定され、強制白黒印刷機能が無効に設定された状態では、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する。また、制御部32は、カラー出力制限機能、強制白黒印刷機能の両方の機能が無効の場合には、当然ながらカラー出力権限違反の確認は行わない。さらに、制御部32は、カラー出力制限機能が無効で、強制白黒印刷機能が有効な場合には、デコンポーズ処理の際にカラー出力権限違反の有無を判定して、カラー印刷を白黒印刷に変更してデコンポーズ処理を行う。
次に、本実施形態の画像形成装置10における印刷ジョブに基づく印刷処理の際の動作を図9〜図11を参照して説明する。
先ず、図9は、印刷ジョブに基づく印刷処理の際の全体動作を説明するためのフローチャートである。
制御部32は、印刷ジョブ受信部31において印刷ジョブが受信された場合(ステップS101)、この受信した印刷ジョブに対してカラー出力権限の判定処理を実行する(ステップS102)。
この印刷ジョブ受信時のカラー出力権限判定処理(ステップS102)の詳細を図10のフローチャートに示す。
制御部32は、先ず、カラー出力制限機能が有効か否かを判定する(ステップS201)。そして、カラー出力制限機能が有効でない場合(ステップS201においてno)、制御部32は、受信時のカラー出力権限判定処理を終了する。
カラー出力制限機能が有効な場合(ステップS201においてyes)、制御部32は、強制白黒印刷機能が有効か否かを判定する(ステップS202)。そして、強制白黒印刷機能が有効な場合(ステップS202においてyes)、制御部32は、受信時のカラー出力権限判定処理を終了する。
カラー出力制限機能が有効でない場合(ステップS202においてno)、次に、制御部32は、この印刷指示を送信したユーザがカラー出力権限を有する否かを判定する(ステップS203)。そして、この印刷指示を送信したユーザがカラー出力権限を有していない場合(ステップS203においてno)、制御部32は、この受信した印刷指示に基づく印刷処理を中止する(ステップS204)。
なお、この印刷指示を送信したユーザがカラー出力権限を有する場合(ステップS203においてyes)、制御部32は、受信時のカラー出力権限判定処理を終了する。
次に、図9のフローチャートに戻り、制御部32は、受信した印刷指示に基づいた描画処理(デコンポーズ処理)を実行する(ステップS103)。そして、本実施形態の画像形成装置10では、この描画処理の際にも、制御部32は、カラー出力権限判定処理を行う。
このステップS103の描画処理の詳細を図11のフローチャートに示す。
先ず、制御部32は、受信した印刷ジョブの中から1ページ分の印刷ジョブを選択して(ステップS301)、描画処理部33に指示を行うことにより、選択したページのデコンポーズ処理を開始する(ステップS302)。
そして、処理中のページが、カラー印刷が含まれない白黒(モノクロ)ページの場合(ステップS302においてno)、制御部32は、そのページを白黒印刷とするようなデコンポーズ処理を実行する(ステップS304)。
そして、処理中のページがカラーページの場合(ステップS302においてyes)、制御部32は、カラー出力制限機能又は強制白黒印刷機能のいずれかが有効になっているか否かを判定する(ステップS305)。
そして、カラー出力制限機能及び強制白黒印刷機能の両方の機能が無効と設定されている場合(ステップS305においてno)、制御部32は、そのページをカラー印刷とするようなデコンポーズ処理を実行する(ステップS307)。
なお、カラー出力制限機能又は強制白黒印刷機能のいずれかの機能が有効と設定されている場合(ステップS305においてyes)、制御部32は、その印刷ジョブを送信したユーザはカラー出力権限を有しているか否かを判定する(ステップS306)。
そして、印刷ジョブを送信したユーザがカラー出力権限を有している場合(ステップS306においてyes)、制御部32は、そのページをカラー印刷とするようなデコンポーズ処理を実行する(ステップS307)。
また、印刷ジョブを送信したユーザがカラー出力権限を有していない場合(ステップS306においてno)、制御部32は、強制白黒印刷機能が有効か否かを判定する(ステップS308)。
そして、強制白黒印刷機能が無効と設定されている場合(ステップS308においてno)、制御部32は、受信した印刷指示に基づく印刷処理を中止する(ステップS309)。
また、強制白黒印刷機能が有効と設定されている場合(ステップS308においてyes)、制御部32は、そのページにおけるカラー印刷の指定を強制的に変更して白黒印刷とするようなデコンポーズ処理を実行する(ステップS304)。
そして、制御部32は、デコンポーズ処理後の印刷データを印刷データ格納部34に格納する(ステップS310)。そして、処理を行ったページが印刷ジョブの最終ページではない場合、制御部32は、処理済みの次のページの印刷ジョブを選択して(ステップS301)、上記で説明した処理を繰り返す。
そして、図9のフローチャートに戻り、制御部32は、描画処理部33におけるデコンポーズ処理と並行して、印刷データ格納部34に格納されている印刷データを順次出力部36に転送することにより出力処理を実行する(ステップS104)。
次に、カラー出力権限の有無が時刻により変化するよう設定されている場合の処理について説明する。
上記で説明した処理では、カラー出力権限の有無はユーザに依存しており、同一ユーザであればカラー出力権限は変化しないものとして説明した。しかし、例えば、あるユーザに対して、9:00〜17:00まではカラー出力権限を付与するが、17:00以降の残業時間にはカラー出力権限を付与しないというような設定をする場合がある。
このような場合には、デコンポーズ処理を行った後の印刷データを印刷データ格納部34に格納して、出力部36に転送して印刷処理を実行するようとした場合には、そのユーザはカラー出力権限が有していないという状態が発生し得る。特に、セキュリティ印刷と呼ばれる、ユーザの出力指示を受けて印刷処理を実行するような印刷機能を用いる場合には、印刷ジョブに基づく印刷データが印刷データ格納部34に格納されてから実際に出力部36に転送されて印刷処理が行われるまでに時間差が発生する可能性がある。
このように、制御部32は、印刷ジョブに基づく描画処理を行った際に、カラー出力権限が有ると判定され、描画処理後の印刷データに基づく印刷処理を行う際に、カラー出力権限が無いと判定された場合、ユーザにカラー出力権限が付加されるまでの時間を表示するようUI装置35を制御するようにしても良い。
例えば、制御部32は、「あと2時間でカラー出力権限が有効となって、カラー印刷が可能となります。」というような表示をUI装置35に対して指示する。
また、制御部32は、印刷指示に基づく描画処理を行った際に、カラー出力権限が有ると判定され、描画処理後の印刷データに基づく印刷処理を行う際に、カラー出力権限が無いと判定された場合、保存しておいた印刷ジョブのデコンポーズ処理を再度行って白黒印刷を行うよう制御するようにしても良い。このような制御を行う場合には、デコンポーズ処理後であっても、カラー印刷の印刷ジョブについては、どこかの記憶装置、メモリ等に保存しておく必要がある。
さらに、画像形成装置毎にカラー出力権限の有無が設定される場合には、制御部32は、カラー出力権限が無くて印刷処理を実行できない印刷データを、そのユーザのカラー出力権限が有効な他の画像形成装置に転送して印刷処理を実行するようにしても良い。
[第2の実施形態」
次に、本発明の第2の実施形態の画像形成装置について説明する。
本実施形態の画像形成装置は、上記で説明した第1の実施形態の画像形成装置10に対して、制御部32におけるカラー出力権限判定処理を行うタイミングが異なるものである。そのため、本実施形態の画像形成装置においても、上記で説明した第1の実施形態における構成要素の符号を用いて説明を行う。
上記で説明した第1の実施形態では、カラー出力制限機能と強制白黒印刷機能の両方の機能が有効な場合には、印刷ジョブの受信時においてカラー出力権限違反の有無を判定せずに、描画処理部33によるデコンポーズ処理の際にカラー出力権限違反の有無の判定を行って、カラー印刷がある場合には白黒印刷に変更して印刷結果を得るようにしていた。
しかし、ユーザによってはカラー印刷を希望していたのに白黒の印刷結果となってしまい、意に反した印刷処理が実行されてしまったと感じる場合がある。例えば、カラーチャートのように白黒の印刷結果がでは全く意味をなさない場合、間違って印刷を指示してしまったのだから白黒で印刷せずに最初から印刷が中止されることを希望する場合がある。
また、部署毎にカラー出力権限の有無を決めているような状態で、あるユーザが部署間を移動してカラー出力権限が付与された状態から削除された状態になった場合、従来通りにカラー印刷を行ったら白黒の印刷結果となってしまい、白黒印刷となるぐらいなら最初から印刷を止めて欲しかったような場合が発生する場合もある。
そのため、本実施形態における画像形成装置では、制御部32は、カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能の両方が有効に設定されている状態であっても、印刷ジョブを送信したユーザがカラー出力を希望していることが予測される場合には、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する。
具体的には、制御部32は、受信した印刷ジョブを送信したユーザの過去の印刷履歴に基づいて、印刷ジョブを送信したユーザがカラー出力を希望していると予測される場合、印刷ジョブを受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する。
例えば、あるユーザの過去の印刷履歴を参照して、過去にそのユーザがカラー出力権限を有していて、カラー出力をした履歴がある場合には、制御部32は、そのユーザはカラー出力を希望していると予測する。
また、画像形成装置にカメラ等の撮像機能が備えられており、白黒印刷を出力した際のユーザの顔を撮像した画像から、白黒印刷を受け取ったユーザが困惑した表示となり印刷結果に満足していないと判断した場合、制御部32は、そのユーザの次の印刷処理においては、そのユーザはカラー出力を希望していると予測する。
また、印刷ジョブの属性(ジョブタイプ)が、その印刷指示がカラー印刷されることが要求される属性を有する場合、制御部32は、印刷ジョブを送信したユーザはカラー出力を希望していると予測する。例えば、その印刷ジョブの属性状態が、カラーチャートである場合や、写真画像である場合、カラーのアノテーションを指定した場合には、カラー印刷を行わないと意味がない印刷結果になる可能性が高いと判定して、ユーザはカラー出力を希望していると予測する。
また、制御部32、受信した印刷ジョブを送信したユーザのカラー出力権限が削除されてから予め設定された時間が経過していない場合、例えば、1週間が経過していない場合、印刷ジョブを送信したユーザは、カラー出力権限が無くなったことになれておらず、従来通りカラー出力を希望していると予測する。
さらに、印刷処理の枚数に対して課金されているような場合には、出力した白黒の印刷結果が無駄になると余計な費用が発生することになるので、制御部32は、無駄な印刷を行うことなく印刷が中止されるように印刷ジョブの受信時にカラー出力権限判定処理を行うようにしても良い。
この本実施形態の画像形成装置における、印刷ジョブ受信時のカラー出力権限判定処理(ステップS102a)の詳細を図12のフローチャートを参照して説明する。
図12に示したフローチャートでは、図10に示したフローチャートに対して、ステップS401の処理が追加された点のみが異なる。
図12のフローチャートでは、強制白黒印刷機能が有効な場合(ステップS202においてyes)、制御部32は、ユーザがカラー出力を機能する可能性が高いか否かの判定を行う(ステップS401)。
そして、カラー出力を希望する可能は高くないと判定した場合(ステップS401においてno)、制御部32は、上記で説明した第1実施形態の場合と同様に、受信時のカラー出力権限判定処理を終了する。
また、カラー出力を希望する可能が高いと判定した場合(ステップS401においてyes)、制御部32は、この印刷指示を送信したユーザがカラー出力権限を有する否かを判定する(ステップS203)。
つまり、本実施形態では、カラー出力制限機能および強制白黒印刷機能が共に有効である場合でも、ユーザがカラー出力を希望している可能性が高い場合には、制御部32は、印刷ジョブ受信時のカラー出力権限判定処理を行う。
[変形例]
上記第1および第2の実施形態では、カラー出力権限の有無に基づいて、カラー出力権限が無いユーザによるカラー印刷を中止するカラー出力制限機能や、カラー出力権限が無いユーザによるカラー印刷を強制的に白黒印刷に変更する強制白黒印刷機能を実行する場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、片面印刷は両面印刷と比較して、消費される印刷用紙の枚数が多くなるため、片面印刷を行うための片面出力権限を特定のユーザにのみ付与するような場合もある。このような場合に、片面出力権限の有無に基づいて、片面出力権限が無いユーザによる片面印刷を中止する片面出力制限機能や、片面出力権限が無いユーザによる片面印刷を強制的に両面印刷に変更する強制両面印刷機能を実行する場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
さらに、本発明は、印刷指示を送信した利用者が、カラー出力権限や片面出力権限等の出力権限を有しているか否かの状態に応じて、相反するカラー出力制限機能および強制白黒印刷機能や、相反する片面出力制限機能および強制両面印刷機能の実行を制御する場合を用いて説明したが、このような場合に限定されるものではない。
本発明は、画像形成装置が、特定の事象が発生した場合にそれぞれ異なる処理を実行する、相反する2つの機能を有していて、その特定の事象が発生しているか否かに応じて、2つの機能の実行を制御するような場合でも同様に適用することができるものである。
10 画像形成装置
11 CPU
12 メモリ
13 記憶装置
14 通信インタフェース(IF)
15 ユーザインタフェース(UI)装置
16 スキャナ
17 プリントエンジン
18 制御バス
20 端末装置
30 ネットワーク
31 印刷ジョブ受信部
32 制御部
33 描画処理部
34 印刷データ格納部
35 UI装置
36 出力部
41 操作パネル

Claims (12)

  1. 特定の事象が発生した場合にそれぞれ異なる処理を実行する、相反する第1および第2の機能の有効/無効の設定をそれぞれ受付ける受付手段と、
    前記第1の機能が有効に設定され、前記第2の機能が無効に設定された状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定し、前記第1および第2の機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定せずに、当該印刷指示に基づく描画処理を行う際に、特定の事象が発生しているか否かを判定する判定手段と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記特定の事象が発生した状態が、印刷指示を送信した利用者が、当該印刷指示の出力権限を有していない状態である請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記出力権限が、カラー出力権限であり、
    前記第1の機能が、カラー出力権限が無い利用者によるカラー印刷を中止する機能であり、
    前記第2の機能が、カラー出力権限が無い利用者によるカラー印刷を強制的に白黒印刷に変更する機能である請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の機能が有効に設定された状態では、受信した印刷指示においてカラーモードがカラー出力に指定され、当該印刷指示を送信した利用者にカラー出力権限が無い場合、当該印刷指示に基づく印刷処理を中止し、
    前記第2の機能が有効に設定された状態では、当該印刷指示を送信した利用者にカラー出力権限が無い場合、当該印刷指示中にカラーの描画処理を行う指定があった場合でも、当該描画処理を白黒に変更して印刷処理を実行するよう制御する制御手段をさらに備えた請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記判定手段は、前記第1および第2の機能の両方が有効に設定されている状態であっても、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していることが予測される場合には、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項3又は4記載の画像形成装置。
  6. 前記判定手段は、受信した印刷指示を送信した利用者の過去の印刷履歴に基づいて、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測される場合、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記判定手段は、受信した印刷指示がカラー印刷されることが要求される属性を有する場合、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測して、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項5記載の画像形成装置。
  8. 前記判定手段は、受信した印刷指示を送信した利用者のカラー出力権限が削除されてから予め設定された時間が経過していない場合、印刷指示を送信した利用者がカラー出力を希望していると予測して、印刷指示を受信したタイミングにおいてカラー出力権限の有無を判定する請求項5記載の画像形成装置。
  9. カラー出力権限の有無が時刻により変化するよう設定されている場合に、
    前記制御手段は、当該印刷指示に基づく描画処理を行った際に、カラー出力権限が有ると判定され、描画処理後の印刷データに基づく印刷処理を行う際に、カラー出力権限が無いと判定された場合、利用者にカラー出力権限が付加されるまでの時間を表示するよう制御する請求項3から8のいずれか記載の画像形成装置。
  10. カラー出力権限の有無が時刻により変化するよう設定されている場合に、
    前記制御手段は、当該印刷指示に基づく描画処理を行った際に、カラー出力権限が有ると判定され、描画処理後の印刷データに基づく印刷処理を行う際に、カラー出力権限が無いと判定された場合、保存しておいた印刷指示の描画処理を再度行って白黒印刷を行うよう制御する請求項3から8のいずれか記載の画像形成装置。
  11. 前記出力権限が、片面出力権限であり、
    前記第1の機能が、片面出力権限が無い利用者による片面印刷を中止する機能であり、
    前記第2の機能が、片面出力権限が無い利用者による片面印刷を強制的に両面印刷に変更する機能である請求項2記載の画像形成装置。
  12. 特定の事象が発生した場合にそれぞれ異なる処理を実行する、相反する第1および第2の機能の有効/無効の設定をそれぞれ受付けるステップと、
    前記第1の機能が有効に設定され、前記第2の機能が無効に設定された状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定し、前記第1および第2の機能の両方が有効に設定されている状態では、印刷指示を受信したタイミングにおいて特定の事象が発生しているか否かを判定せずに、当該印刷指示に基づく描画処理を行う際に、特定の事象が発生しているか否かを判定するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2016190957A 2016-09-29 2016-09-29 画像形成装置およびプログラム Pending JP2018051941A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016190957A JP2018051941A (ja) 2016-09-29 2016-09-29 画像形成装置およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016190957A JP2018051941A (ja) 2016-09-29 2016-09-29 画像形成装置およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018051941A true JP2018051941A (ja) 2018-04-05

Family

ID=61834877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016190957A Pending JP2018051941A (ja) 2016-09-29 2016-09-29 画像形成装置およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018051941A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11989471B2 (en) 2021-01-29 2024-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Computer-readable storage medium, information processing device, and method for providing notification about particular processing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11989471B2 (en) 2021-01-29 2024-05-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Computer-readable storage medium, information processing device, and method for providing notification about particular processing

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4667210B2 (ja) 情報処理装置、印刷装置及びそれらの制御方法、印刷システム
JP5827549B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JP2009029136A (ja) 印刷装置、印刷方法および印刷システム
JP4407737B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
EP2306297B1 (en) Printing device with job cancellation function
JP5724508B2 (ja) 印刷情報管理装置、印刷装置、印刷情報管理システム、印刷システム、及び印刷情報管理プログラム
JP6415127B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム
US10664212B2 (en) Image forming apparatus, control method for image forming apparatus, and storage medium for controlling storage of a print job
US8269998B2 (en) Image forming device, image forming method, printer driver program, and image forming system
US10754597B2 (en) Imaging forming apparatus and control method for restricting use settings in an image forming apparatus
US9986117B2 (en) Image processing device, control method for the same, and program
JP2011248677A (ja) 画像形成システム、データ処理装置、画像形成装置及びコンピュータプログラム
JP5916675B2 (ja) 情報処理装置、ジョブ設定方法
JP2011118475A (ja) ジョブ管理システム、ジョブ管理プログラム、禁則判定プログラム、コンピュータ、電気機器、及び画像形成装置
JP2013240969A (ja) 情報処理装置、処理条件選択操作方法及びプログラム
JP6583731B2 (ja) プリンタドライバのインストールパッケージ生成プログラム及びプリンタドライバの利用方法
US10963200B2 (en) Information processing apparatus, control method for information processing apparatus, and storage medium
JP2018051941A (ja) 画像形成装置およびプログラム
JP2010157028A (ja) 出力制御システム、出力制御端末装置、出力制御サーバ装置およびプログラム
JP2010171494A (ja) 複合端末装置
JP2009259138A (ja) 印刷制御装置、印刷システム、及びプログラム
JP2009232316A (ja) 画像形成装置
JP2019025735A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP5309248B2 (ja) 電気機器
JP6965627B2 (ja) 画像形成装置およびプログラム