JP2018051899A - 不燃性化粧板 - Google Patents

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大悟 岡本
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Abstract

【課題】不燃性化粧板における金属層の腐食を抑制する。
【解決手段】無機材料からなる板状の基材1aと、基材1aの一方の表面側に設けられた金属層5と、金属層5の基材1aと反対側の表面側に設けられた表面化粧層7とを備えた不燃性化粧板10aであって、基材1aと金属層5との間には、非透湿層3が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、不燃性化粧板に関するものである。
従来より、不燃性化粧板は、火災時の延焼を防ぐために、例えば、建築物の天井や壁等の内装用の建材として、広く用いられている。例えば、特許文献1には、木目柄が表面に印刷された化粧紙の裏面に、ウレタン系接着剤層、プライマー層、金属層(アルミニウム箔)、低密度ポリエチレン層、強化紙、粘着剤層及び離型紙が順に設けられた内装用化粧シートが開示されている。
特開2012−35617号公報(実施例3)
ところで、上記特許文献1の実施例3に記載された化粧シートを無機材料からなる基材に貼り付けた場合には、その基材から放出される水分等の成分が粘着剤層、強化紙及び低密度ポリエチレン層を介してアルミニウム箔に接触することにより、アルミニウム箔が錆びて、金属層が腐食するおそれがある。ここで、上記特許文献1の実施例3に記載された低密度ポリエチレン層は、ロールプレスでラミネートして積層したものであり、微細孔が層内に形成され易いので、水分が透過するおそれがある。なお、アルミニウム箔が錆びると、化粧シートの表面、すなわち、化粧紙の表面にアルミニウム箔の錆が浮き出てしまうので、外観上の見映えが悪くなってしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不燃性化粧板における金属層の腐食を抑制することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、金属層と基材との間に非透湿層を設けるようにしたものである。
具体的に本発明に係る不燃性化粧板は、無機材料からなる板状の基材と、上記基材の一方の表面側に設けられた金属層と、上記金属層の上記基材と反対側の表面側に設けられた表面化粧層とを備えた不燃性化粧板であって、上記基材と上記金属層との間には、非透湿層が設けられていることを特徴とする。
上記の構成によれば、無機材料からなる板状の基材と金属層との間に非透湿層が設けられているので、基材から放出される水分等の成分の金属層側への移動を非透湿層により遮断することができる。これにより、基材から放出される水分等の成分と金属層との接触を抑制することができるので、不燃性化粧板における金属層の腐食を抑制することができる。
上記金属層は、金属箔からなり、上記非透湿層は、樹脂フィルムからなってもよい。
上記の構成によれば、金属層が金属箔からなり、非透湿層が樹脂フィルムからなるので、基材の一方の表面側に樹脂フィルム及び金属箔を順に貼り付けることにより、非透湿層及び金属層を具体的に構成することができる。
上記非透湿層は、耐熱性を有していてもよい。
上記の構成によれば、非透湿層が耐熱性を有しているので、不燃性化粧板の耐熱性を向上させることができる。
上記基材は、火山性ガラス質複層板からなってもよい。
上記の構成によれば、基材が火山性ガラス質複層板により構成されているので、優れた防火性能を有し、高強度で軽量の不燃性化粧板を実現することができる。ここで、火山性ガラス質複層板は、セメント系やケイ酸カルシウム系の板材と比べて、割れが生じ難く、熱による収縮が小さくなる。なお、セメント系やケイ酸カルシウム系の基材は、自由水や結合水を含んでいるので、火災時にそれらの自由水や結合水が蒸発することにより、急速に収縮して、割れが発生し易い。
上記基材は、ケイ酸カルシウム板からなってもよい。
上記の構成によれば、基材がケイ酸カルシウム板により構成されているので、基材からアルカリの成分が発生し易いものの、そのアルカリの成分の金属層側への移動が非透湿層により遮断されるので、不燃性化粧板における金属層の腐食を効果的に抑制することができる。
上記金属層は、アルミニウム箔からなってもよい。
上記の構成によれば、金属層がアルミニウム箔により構成されているので、不燃性化粧板におけるアルミニウム箔の腐食を具体的に抑制することができる。
本発明によれば、金属箔層と基材との間に非透湿層が設けられているので、不燃性化粧板における金属層の腐食を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る不燃性化粧板の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る不燃性化粧板の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、以下の各実施形態に限定されるものではない。
《第1の実施形態》
図1は、本実施形態の不燃性化粧板10aの断面図である。
不燃性化粧板10aは、図1に示すように、基材1aと、基材1a上に第1接着層2を介して設けられた非透湿層3と、非透湿層3上に第2接着層4を介して設けられた金属層5と、金属層5上に第3接着層6を介して設けられた表面化粧層7とを備えている。
基材1aは、例えば、密度0.5g/cm〜1.5g/cm程度で厚さ3mm〜9mm程度の火山性ガラス質複層板(例えば、大建工業株式会社製の商品名「ダイライト(登録商標)」)等により構成されている。
第1接着層2は、例えば、酢酸ビニル系エマルジョン型接着剤、アクリル系エマルジョン型接着剤、ビニルウレタン系エマルジョン型接着剤等の水系接着剤により構成されている。
非透湿層3は、非透湿性及び耐熱性を有し、例えば、厚さ12μm〜100μm程度(好ましくは12μm程度)のPET(polyethylene terephthalate)フィルム等の樹脂フィルムにより構成されている。ここで、非透湿層3は、基材1aから放出される水分等の成分が金属層5に透過しない程度の厚さを有していればよい。なお、非透湿層3の表面及び裏面には、プライマー処理が施されている。
第2接着層4は、例えば、2液型ウレタン系接着剤等の溶液系接着剤により構成されている。
金属層5は、例えば、厚さ5μm〜50μm程度(好ましくは12μm程度)のアルミニウム箔等の金属箔により構成されている。
第3接着層6は、例えば、2液型ウレタン系接着剤等の溶液系接着剤により構成されている。
表面化粧層7は、例えば、和紙、洋紙、板紙、ポリサンド紙、強化紙、樹脂含浸紙、樹脂シート、突板(単板)等により構成されている。なお、表面化粧層7の表面には、例えば、木目調の柄等が印刷されていてもよい。また、表面化粧層7は、例えば、洋紙や強化紙等からなる紙層と、その紙層上に設けられた接着層と、その接着層上に設けられた化粧層とを備えていてもよい。ここで、上記化粧層が低透気性の樹脂系シート等により構成されている場合には、上記接着層は、2液型ウレタン系接着剤の溶液系接着剤、反応型ホットメルト接着剤等により構成されている。また、上記化粧層が高透気性の紙系シート等により構成されている場合には、上記接着層は、上記2液型ウレタン系接着剤の溶液系接着剤、上記反応型ホットメルト接着剤、又は第1接着層4を構成する水系接着剤等により構成されている。
上述した構成の不燃性化粧板10aは、建築物において、不燃性に加えて表面化粧が必要な箇所(例えば、キッチン吊戸、収納庫壁材、店舗内装材、ホール内装材等)に施工される板状の建材として用いられる。
以上説明したように、本実施形態の不燃性化粧板10aによれば、無機材料からなる板状の基材1aと金属層5との間に非透湿性を有する非透湿層3が設けられているので、基材1aから放出される水分等の成分の金属層5側への移動を非透湿層3により遮断することができる。これにより、基材1aから放出される水分等の成分と金属層5との接触を抑制することができるので、不燃性化粧板10aにおける金属層5の腐食、すなわち、アルミニウム箔での錆の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の不燃性化粧板10aによれば、非透湿層3が耐熱性を有しているので、不燃性化粧板10aの耐熱性を向上させることができる。
また、本実施形態の不燃性化粧板10aによれば、基材1aが火山性ガラス質複層板により構成されているので、優れた防火性能を有し、高強度で軽量の不燃性化粧板10aを実現することができる。
《第2の実施形態》
図2は、本実施形態の不燃性化粧板10bの断面図である。なお、以下の各実施形態において、図1と同じ部分については同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
不燃性化粧板10bは、図2に示すように、基材1bと、基材1b上に第1接着層2を介して設けられた非透湿層3と、非透湿層3上に第2接着層4を介して設けられた金属層5と、金属層5上に第3接着層6を介して設けられた表面化粧層7とを備えている。ここで、基材1bは、例えば、厚さ3mm〜9mm程度のケイ酸カルシウム板等により構成されている。
上述した構成の不燃性化粧板10bは、建築物において、不燃性に加えて表面化粧が必要な箇所(例えば、キッチン吊戸、収納庫壁材、店舗内装材、ホール内装材等)に施工される板状の建材として用いられる。
以上説明したように、本実施形態の不燃性化粧板10bによれば、無機材料からなる板状の基材1bと金属層5との間に非透湿性を有する非透湿層3が設けられているので、基材1bから放出される水分やアルカリ等の成分の金属層5側への移動を非透湿層3により遮断することができる。これにより、基材1bから放出される水分やアルカリ等の成分と金属層5との接触を抑制することができるので、不燃性化粧板10bにおける金属層5の腐食、すなわち、アルミニウム箔での錆の発生を抑制することができる。
また、本実施形態の不燃性化粧板10bによれば、樹脂フィルム層5が耐熱性を有しているので、不燃性化粧板10bの耐熱性を向上させることができる。
また、本実施形態の不燃性化粧板10bによれば、基材1bがケイ酸カルシウム板により構成されているので、基材1bからアルカリの成分が発生し易いものの、そのアルカリの成分の金属層5側への移動が非透湿層3により遮断されるので、不燃性化粧板10bにおける金属層5の腐食を効果的に抑制することができる。
《その他の実施形態》
上記各実施形態では、水分やアルカリの成分が放出される基材を備えた不燃性化粧板を例示したが、本発明は、添加剤に起因する酸の成分が放出される基材を備えた不燃性化粧板等にも適用することができる。
また、上記各実施形態では、火山性ガラス質複層板やケイ酸カルシウム板により構成された基材を備えた不燃性化粧板を例示したが、本発明は、パルプセメント、ロックウール板等のその他の不燃基材を備えた不燃性化粧板等にも適用することができる。
以上説明したように、本発明は、不燃性化粧板における金属層の腐食を抑制することができるので、極めて有用である。
1a,1b 基材
3 非透湿層
5 金属層
7 表面化粧層
10a,10b 不燃性化粧板

Claims (6)

  1. 無機材料からなる板状の基材と、
    上記基材の一方の表面側に設けられた金属層と、
    上記金属層の上記基材と反対側の表面側に設けられた表面化粧層とを備えた不燃性化粧板であって、
    上記基材と上記金属層との間には、非透湿層が設けられていることを特徴とする不燃性化粧板。
  2. 請求項1に記載された不燃性化粧板において、
    上記金属層は、金属箔からなり、
    上記非透湿層は、樹脂フィルムからなることを特徴とする不燃性化粧板。
  3. 請求項1又は2に記載された不燃性化粧板において、
    上記非透湿層は、耐熱性を有していることを特徴とする不燃性化粧板。
  4. 請求項1〜3の何れか1つに記載された不燃性化粧板において、
    上記基材は、火山性ガラス質複層板からなることを特徴とする不燃性化粧板。
  5. 請求項1〜3の何れか1つに記載された不燃性化粧板において、
    上記基材は、ケイ酸カルシウム板からなることを特徴とする不燃性化粧板。
  6. 請求項1〜5の何れか1つに記載された不燃性化粧板において、
    上記金属層は、アルミニウム箔からなることを特徴とする不燃性化粧板。
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