JP2018051880A - 立体造形物製造システムおよびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】立体造形物の製造のための印刷において、立体造形物の完成後の外観をイメージし易い画像を表示する。【解決手段】立体造形物製造システム90は、熱膨張層を表面側に形成した熱膨張性シートの表面側に印刷される表面発泡ビットマップデータ42と、この熱膨張性シートの裏面側に印刷される裏面発泡ビットマップデータ43とを表示装置80に画像として表示する表示制御部6と、熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43の少なくとも一方の画像成分に設定する設定部5とを備える。この表示制御部6は、少なくとも一方の画像成分に設定部5により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43とで、図形的な表現方法を異ならせる。【選択図】図1

Description

本発明は、熱膨張性シートにより立体造形物を製造する立体造形物製造システムおよびプログラムに関し、特に立体造形物の製造における熱膨張性シートへの印刷を確認するための表示制御に関する。
熱によって膨張する熱膨張層を厚口の紙等である基材の一面側に設けた熱膨張性シートを用いて、この一面側に凹凸を有する立体造形物(立体画像)を製造する技術が知られている。詳しくは、凸状にしようとする領域のパターンを、熱膨張性シートの熱膨張層側の表面または基材側の表面(以下、裏面)に光吸収性の高い黒色インクで印刷し、この印刷面に近赤外光を照射することによって、黒色インクが発熱して熱膨張層を黒色インクの濃淡に応じた厚さに膨張させて、容易に立体造形物を製造することができる。さらに熱膨張性シートの表面に、光吸収性が実質的にないシアン、マゼンタ、イエローの色インクで所望の画像パターンを印刷して、この画像パターンに対応した凹凸を有する所望の色彩の立体造形物を製造することができる。(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような立体造形物の表面の凹凸を形成するための黒色インクで印刷されるパターン(以下、立体形成用画像パターン)は、熱膨張性シートの表面に印刷された方が、熱が熱膨張層に伝播し易いので、凸状の領域を細い線や点等に形成することができる。一方、裏面側の基材に印刷された立体形成用画像パターンは、表面よりも熱が熱膨張層に伝播し難く、微細な凹凸形状や急峻な段差は形成し難いものの、裏面の印刷が表面から見えることはなく、立体造形物の美観を損なわない。そのため、立体形成用画像パターンは、製造しようとする立体造形物の表面形状に基づいて、熱膨張性シートの表面に印刷するか、裏面に印刷するかを適宜選択して振り分けられる。
特開平1−28660号公報 特開2001−150812号公報 特開2016−60166号公報
前記のように立体造形物の製造のための画像パターンを熱膨張性シートに印刷する際、同一表面または裏面に対して複数の画像パターンを印刷することになる。このため、立体造形物の完成後の外観を想像することが難しかった。
本発明の課題は、立体造形物の製造のための印刷において、立体造形物の完成後の外観をイメージし易い画像を表示する立体造形物製造システムを提供することである。
上記課題を解決するため、本発明に係る立体造形物製造システムは、熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、前記熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする。
である。
本発明に係る立体造形物製造システムによれば、立体造形物を製造する過程での印刷前等において、完成後の外観をイメージし易い画像を表示することができる。
実施形態に係る立体造形物製造システムの構成を示すブロック図である。 立体造形物を形成するための印刷データを示す図であり、(a)は表面画像ビットマップデータ、(b)は表面発泡ビットマップデータ、(c)は裏面発泡ビットマップデータを示す。 実施形態に係る立体造形物製造システムの表示装置に表示されるコンテンツ編集画面の一例である。 印刷データの編集およびプレビュー表示の手順を説明するフローチャートである。 実施形態に係る立体造形物製造システムの表示装置に表示されるプレビュー表示画面の一例である。 プレビュー画像の合成前の外観図であり、(a)は表面発泡ビットマップデータの濃淡画像、(b)は裏面発泡ビットマップデータの鏡像の陰影画像である。 実施形態に係る立体造形物製造システムの表示装置に表示されるプレビュー表示画面の一例である。 立体造形物の構成を示す模式図であり、(a)は表面の外観図、(b)は裏面の外観図、(c)は(a)の部分断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、各図を参照して詳細に説明する。ただし、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための立体造形物製造システムを例示するものであって、以下に限定するものではない。図面に示す被印刷物である熱膨張性シートや製造された立体造形物は、説明を明確にするために、大きさや位置関係、およびグレイスケールの濃淡等を誇張していることがあり、また、形状を単純化していることがある。なお、本明細書において、立体造形物とは、色彩を有する画像および主にこの画像に付随した凹凸を一面側に有する印刷物である。また、以下の説明において、同一のまたは同質の部材や工程については、同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
〔立体造形物製造システム〕
図1は、本発明の実施形態に係る立体造形物製造システム90の構成を示すブロック図である。立体造形物製造システム90とは、紙等の基材の一面上に加熱されて膨張する熱膨張層を一定の厚さに形成してなる熱膨張性シートを印刷媒体として、立体造形物を形成して製造するためのシステムである。立体造形物製造システム90は、コンピュータ(図示省略)と、入力操作部7と、表示装置80と、印刷機91と、光照射装置93とを備える。
コンピュータ(図示省略)は、入力操作部7と、表示装置80と、表示制御部6と、印刷データベース40と、設定部5と、プリンタドライバ92とを備える。ここでコンピュータとは、例えばパーソナルコンピュータである。入力操作部7と表示装置80は、例えば一体化されたタッチパネルディスプレイである。その他、入力操作部7は、キーボードやマウスであってもよく、表示装置80は単なるディスプレイであってもよい。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)のような演算処理装置、およびRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、通信ケーブル等で印刷機91に通信可能に接続されている。コンピュータが備える記憶装置には、印刷データ4を格納している印刷データベース40や、印刷データ4の構成に対応した一連の印刷を印刷機91に実行させるプログラム、近赤外光の照射を光照射装置93に実行させるプログラム、設定部5や表示制御部6やプリンタドライバ92を具現化するプログラムが記憶されている。
印刷機91は、インクジェットプリンタであり、光吸収性の高いカーボンブラックの黒インクによって、後記する熱膨張性シートにグレイスケール印刷する機能と、光吸収性が実質的にないシアン、マゼンタ、イエローの色インクによって熱膨張性シートにカラー印刷する機能とを有している。印刷機91は、熱膨張性シートを一方向に搬送する搬送機構と、この熱膨張性シートの所望の位置に黒インクや色インクを射出するヘッドとを有している。
光照射装置93は、立体形成用画像パターンが形成された熱膨張性シートに立体造形物を形成させるための装置である。光照射装置93は、印刷機91のように熱膨張性シートを一方向に搬送する搬送機構と、近赤外光を放射する光源と、反射板と、光照射装置93自身を冷却する冷却器とを備える。光源は、例えばハロゲンランプであり、熱膨張性シートの全幅にわたって近赤外光を照射可能に設けられる。反射板は、光源から熱膨張性シートへ近赤外光を効率的に照射するため、略半円柱の柱面形状に形成されて内側に鏡面を有し、光源が熱膨張性シートと対向する側の反対側を覆う。冷却器は、空冷方式のファンや水冷方式のラジエータ等であり、反射板の近傍に設けられる。
(設定部)
設定部5は、熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させてその表面を隆起させる隆起レベル(熱膨張レベル)を、表面発泡ビットマップデータ42(第1の画像成分)と裏面発泡ビットマップデータ43(第2の画像成分)のうち少なくとも一方の画像成分に設定する。表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43とは、立体形成用画像パターンである。表面発泡ビットマップデータ42および裏面発泡ビットマップデータ43を含む印刷データ4の詳細な構成については後記する。
なお、熱膨張性シートを発泡(膨張)させるための各パーツは、予め表面側とするか裏面側とするかが割り当てられている。パーツには、線、点字、文字、図形、スタンプなどがある。ここでスタンプとは、予め定められた形状であり、例えば地図記号や電気回路記号などがスタンプとして用意されている。
本実施形態において、線と点字とは表面発泡ビットマップデータ42に割り当てられ、文字や図形やスタンプは裏面発泡ビットマップデータ43に割り当てられている。
後記するように、熱膨張性シートに光を照射すると、その面に印刷された黒色インクが、その濃淡に応じた温度に発熱して、熱膨張性シートの表面に形成された熱膨張層を膨張させて表面を隆起させる。熱膨張性シートの構造上、熱膨張性シートの表面の方が裏面よりも、光量あたりの黒色濃度に対する隆起高さが大きい傾向がある。また、熱膨張性シートの表面の方が裏面よりも高精細な立体造形物を形成できる傾向がある。よって、立体造形物が高精細であることが要求される線と点字は、表面発泡ビットマップデータ42に設定される。高精細であることが要求されない文字、図形、スタンプは、裏面発泡ビットマップデータ43に設定される。
(表示制御部)
表示制御部6は、印刷データ4を印刷機91で熱膨張性シートに印刷する際に、熱膨張性シートの表面側に印刷される画像である表面発泡ビットマップデータ42(第1の画像成分)と熱膨張性シートの裏面側に印刷される画像である裏面発泡ビットマップデータ43(第2の画像成分)のうち入力操作部7によって指定されたものを、表示装置80に表示する。この表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43に、設定部5によって設定された熱膨張レベルを対応付けて陰影として図形的に表現すると共に、表面発泡ビットマップデータ42に設定部5により設定された熱膨張レベルを対応付けて濃淡画像として図形的に表現する。すなわち表示制御部6は、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43とで図形的な表現方法を異ならせてプレビュー表示する。表示制御部6は、画像情報取得部61と、画像反転処理部62と、黒色濃度演算部63と、陰影処理部64と、色変換部65,66と、表示画像合成部68とを備える。表示制御部6の詳細な動作は後記する。
(熱膨張性シート)
ここで、立体造形物製造システム90における媒体である熱膨張性シートについて説明する。熱膨張性シートは、厚口の紙からなる基材と、基材の一方の面(表面)に均一な厚さに形成された熱膨張層とを備える。熱膨張性シートは、例えばA4用紙サイズであり、縦長に配置したときに右上角に斜めの切欠きを備える。熱膨張性シートの裏面(基材)の長辺の縁には、専用紙であることを示す文字やバーコード等が、色インクで空色に淡く印刷されている。熱膨張層は、熱可塑性樹脂をバインダとして熱膨張性のマイクロカプセルを含有し、さらに必要に応じて酸化チタン等の白色顔料を含有して、地色(背景色)を白くする。マイクロカプセルは、熱可塑性樹脂で形成され、揮発性溶媒を内包し、膨張温度域に、具体的には約80℃以上に加熱されると、加熱温度と加熱時間に応じた大きさに膨張する。これにより、立体造形物製造システム90は、熱膨張層を最大で膨張前の10倍程度の厚さに膨張させることができる。
熱膨張性シートの表面や裏面の所望の領域に、特定の波長域の光、例えば近赤外光(波長780nm〜2.5μm)を吸収して熱に変換して放出する発熱成分を付着させて、前記近赤外光を全面に照射することにより、前記領域に限定して、かつその付着量に対応した厚さに熱膨張層を膨張させて立体造形物を製造することができる。発熱成分には、光吸収性の高いカーボンブラックを含有する一般的な印刷用の黒色(K)インクを適用することができる。すなわち、後記するように、立体造形物製造システム90の印刷機91が黒色インクで熱膨張性シートの少なくとも一方の面に立体形成用画像パターンを印刷し、その後、光照射装置93が、熱膨張性シートの立体形成用画像パターンを印刷した面の全体に、近赤外光を照射することにより、熱膨張層が膨張して表面が隆起した立体造形物が形成される。
図2(a)〜(c)は、立体造形物製造システム90によって、熱膨張性シートで立体造形物を形成するための印刷データ4を説明する図である。
印刷データ4は、熱膨張性シートの表面の印刷データである表面画像ビットマップデータ41、表面発泡ビットマップデータ42、裏面の印刷データである裏面発泡ビットマップデータ43を含んでいる。表面画像ビットマップデータ41は、光吸収性が実質的にないシアン、マゼンタ、イエローの色インクでカラー印刷するためのデータである。一方、表面発泡ビットマップデータ42および裏面発泡ビットマップデータ43は、光吸収性の高い黒色インクでグレイスケール印刷するためのデータである。このようにグレイスケール印刷された濃淡画像により、熱膨張性シートの熱膨張層を局所的に膨張させて表面を黒色インクの濃淡に応じた高さに隆起させることができる。表面発泡ビットマップデータ42は、熱膨張性シートの表面に印刷される画像のうち、照射される光を吸収して熱膨張層を膨張させる熱を放出する成分に相当する。
印刷データ4は、表面画像ビットマップデータ41、表面発泡ビットマップデータ42、裏面発泡ビットマップデータ43に加えて、この印刷データ4が印刷される熱膨張性シートのサイズおよび向き(「A4縦」)等の印刷情報(プロパティ)を含む。なお、表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42とは、1つのビットマップデータとして構成されてもよい。
図2(a)に示すように、表面画像ビットマップデータ41は、熱膨張性シートの表面にアナログ式の時計の絵、およびこの絵の下に位置するデジタル式の時刻表示の文字を印刷するためのデータである。時計のパターン41aは、それぞれ円形の枠と、この枠に囲われた文字盤と、文字盤上に配置された2種類の形状のインデックス(目盛り)および長針、短針とからなる。文字のパターン41gは、「10:09」の文字からなる。
図2(b)に示すように、表面発泡ビットマップデータ42は、熱膨張性シートの表面に表面画像ビットマップデータ41と同じ位置にインデックスを印刷するための小さなパターン42a,42bからなるデータである。表面発泡ビットマップデータ42は、表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により、この熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分である。パターン42aは濃度25%の黒色(灰色)の長方形、パターン42bは濃度15%の黒色(淡い灰色)である。
図2(c)に示すように、裏面発泡ビットマップデータ43は、熱膨張性シートの裏面に表面画像ビットマップデータ41のインデックスを除く時計および文字を印刷するためのデータであり、表面画像ビットマップデータ41のパターン41a,41gに対して鏡像である。裏面発泡ビットマップデータ43は、この熱膨張性シートの裏面への光照射により、この熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分である。裏面発泡ビットマップデータ43は、時計の枠を印刷する円環形状のパターン43dと、文字盤を印刷する円形のパターン43eと、長針、短針を印刷するパターン43e内のパターン43fと、「10:09」の鏡文字を印刷するパターン43gと、からなる。パターン43dは濃度60%の黒色(濃い灰色)である。パターン43eは、パターン43dよりも淡い灰色で、かつ、濃度が連続的に変化する勾配(グラデーション)を周縁に有し、外周の濃度が10%で最も低く、周縁の濃度勾配領域を除いた中央部の濃度が30%で最も高い。パターン43fは濃度100%のベタ黒である。パターン43gは濃度70%の黒色(濃い灰色)である。
(立体造形物の製造方法)
立体造形物製造システム90による立体造形物の製造方法は、以下の手順である。ユーザが印刷データ4を選択して、印刷機91で、熱膨張性シートの表面に表面発泡ビットマップデータ42を黒色インクで印刷し、裏面に裏面発泡ビットマップデータ43を黒色インクで印刷し、再び表面に表面画像ビットマップデータ41をシアン、マゼンタ、イエローの色インクで印刷する。そして、光照射装置93で、熱膨張性シートの表面に近赤外光を照射した後、裏面に近赤外光を照射して熱膨張層を膨張させると、立体造形物が得られる。このように印刷データ4が表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42を有する場合は、表面発泡ビットマップデータ42を先に印刷することが好ましい。これにより、表面画像ビットマップデータ41により、表面発泡ビットマップデータ42を覆うように印刷することができ、画像として視認させたくない表面発泡ビットマップデータ42を目立たなくさせることができる。
前記のように、立体造形物製造システム90は、印刷データ4により、熱膨張性シートに対して、3回の印刷と2回の光照射とを行って立体造形物を製造する。このような製造プロセスを「5パス」プロセスと称する。
なお、これに限られず、表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42とが1つのビットマップデータに統合されている場合は、熱膨張性シートの各面に1回ずつ印刷すればよい。このような製造プロセスを「4パス」プロセスと称する。
また、立体造形物の表面形状によっては、印刷データ4は表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42とを含む場合がある。このような立体造形物を形成する際には、印刷データ4が有する表面発泡ビットマップデータ42を熱膨張性シートの表面に印刷して、表面画像ビットマップデータ41を表面に印刷した後、表面にのみ近赤外光を照射する。このような製造プロセスを「3パス」プロセスと称する。
さらに立体造形物の表面形状によっては、印刷データ4は表面画像ビットマップデータ41と裏面発泡ビットマップデータ43を含む場合がある。このような立体造形物を形成する際には、印刷データ4が有する裏面発泡ビットマップデータ43を熱膨張性シートの裏面に印刷した後、印刷データ4が有する表面画像ビットマップデータ41を表面に印刷し、さらに裏面にのみ近赤外光を照射することになる。このような製造プロセスも「3パス」プロセスと称する。
(印刷データの編集)
立体造形物製造システム90は、凹凸形状を有する文字や図形等を印刷データ4に追加する簡易な編集を行う機能を有する。ここでは、立体造形物製造システム90による、印刷データ4における「10:09」の文字の追加を、図3および図4を参照して説明する。
図3に示すように、表示装置80のコンテンツ編集画面8aには、左側にプレビュー領域83、右側に操作領域84、操作領域84の上側には上部バー領域85が表示され、下側には下部バー領域86が表示されている。プレビュー領域83には、編集中の印刷データ4の表面画像ビットマップデータ41が表示されている。上部バー領域85には、「編集」の表示、ならびにセーブボタン71a、新規保存ボタン71b、プレビュー表示ボタン72、ヘルプボタン73および終了ボタン74が表示されている。操作領域84には、プレビュー領域83に表示されているコンテンツ(印刷データ4)のタイトル「時計」を表示するコンテンツタイトル表示領域87、直線、楕円、矩形、文字、点字、スタンプ(予め登録された図形、記号等)のいずれかを追加することを選択する6個の描画ボタン75a〜75fが表示されている。描画ボタン75a〜75fの1個をタップすると、対応した編集領域88が操作領域84に表示される。
図3では、文字を描画する描画ボタン75dが選択されているので、編集領域88に、文字列を入力するテキストボックス76d等が表示される。この編集領域88には、文章追加ボタン76a、定型文登録ボタン76b、定型文呼出ボタン76cが表示される。ユーザが文章追加ボタン76aをタップすると、テキストボックス76dに入力された文章(文字列)が、プレビュー領域83に表示された印刷データ4(表面画像ビットマップデータ41)のカーソル(図中に黒色の正方形で表す)で指定した位置に追加される。ユーザが定型文登録ボタン76bをタップすると、テキストボックス76dに入力された文章が、定型文として立体造形物製造システム90に登録され、保存される。ユーザが定型文呼出ボタン76cをタップすると、登録された定型文が印刷データ4に追加される。
さらに編集領域88には、フォント選択ドロップダウンリスト76e、文字色選択ドロップダウンリスト76f、フォントサイズ変更ボタン76g,76h、フォントサイズ入力テキストボックス76iが表示されている。ユーザはフォント選択ドロップダウンリスト76eから、テキストボックス76dに入力した文字のフォントを選択する。図3では、「メイリオ」(登録商標)が選択されている。ユーザは文字色選択ドロップダウンリスト76fから、テキストボックス76dに入力した文字の色を選択する。ユーザがフォントサイズ変更ボタン76gをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字のフォントサイズが大きくなる。ユーザがフォントサイズ変更ボタン76hをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字のフォントサイズが小さくなる。またユーザは、フォントサイズ入力テキストボックス76iにより、テキストボックス76dに入力した文字のフォントサイズをポイント単位で入力可能である。
また、編集領域88には、無発泡ボタン77a、「低」ボタン77b、「中」ボタン77c、「高」ボタン77d、発泡高さを百分率で入力する発泡高さ入力テキストボックス77eが表示されている。ユーザが無発泡ボタン77aをタップすると、入力した文字の発泡(隆起)高さはゼロに設定される。ユーザが「低」ボタン77b、「中」ボタン77c、「高」ボタン77dのいずれかをタップすると、入力した文字の発泡(隆起)高さは各ボタンに応じて設定される。例えば最大の発泡高さを100%とした場合、「低」ボタン77bは25%の発泡高さ、「中」ボタン77cは50%の発泡高さ、「高」ボタン77dは100%の発泡高さの設定となる。
また、編集領域88には、文字列方向選択ボタン76j,76kが表示されている。ユーザが文字列方向選択ボタン76jをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字は、横書きの方向で印刷データ4に追加される。ユーザが文字列方向選択ボタン76kをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字は、縦書きの方向で印刷データ4に追加される。
また、操作領域84の下部には、編集領域88で編集した文字や図形等に対して、操作を1つ戻す(最後の1つの操作を取り消す)「元に戻す」ボタン78a、プレビュー領域83に表示させる画像を表面のものに切り替える「前面へ」ボタン78b、プレビュー領域83に表示させる画像を裏面のものに切り替える「背面へ」ボタン78c、文字等を切り取る「切り取り」ボタン78d、文字等をコピーするコピーボタン78e、切り取ったまたはコピーした文字等を貼り付ける「貼り付け」ボタン78f、選択した文字等を削除する削除ボタン78gの7個の編集ボタンが表示されている。図3では、「前面へ」ボタン78bがタップされている状態であり、これにより、プレビュー領域83には表面画像ビットマップデータ41が表示される。
下部バー領域86には、プレビュー領域83での表示倍率「80.0%」の表示、プレビュー領域83に表示しているプレビュー画像の全体を表示させるボタン、原寸大(100%)で表示させるボタン、表示倍率を縮小するボタン、および表示倍率を拡大するボタンが表示されている。これらのプレビュー表示画面8に表示された各種ボタンのタップ等は、ユーザが入力操作部7で行う。
立体造形物製造システム90は、表面画像ビットマップデータ41に、ユーザが所望の文字や図形等のパーツを貼り付けることを可能としている。この処理を、図4に示す。
図4は、印刷データの編集およびプレビュー表示の手順を説明するフローチャートである。
ユーザが所望の文字や図形等のパーツを貼り付けて、「低」ボタン77b、「中」ボタン77c、「高」ボタン77d、発泡高さ入力テキストボックス77eにより発泡高さの選択を行うと(ステップS11)、設定部5は、貼り付けられたパーツが表面発泡または裏面発泡のうち、いずれに予め割り当てられているかを判定する(ステップS12)。設定部5は、パーツが直線、図形(楕円、矩形)の輪郭線のみ、または線や点字ならば、ステップS13に進み、表面発泡ビットマップデータ42に、熱膨張層の膨張後の隆起レベル(高さ)に対応した濃度のパーツを追加する。
表示制御部6は、この表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張層の膨張後の隆起レベルを濃淡で示すプレビュー画像を生成する(ステップS20)。表示制御部6は、この表面発泡ビットマップデータ42に、表面画像ビットマップデータ41と裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像を合成して(ステップS15)、図4の処理を終了する。
またステップS12において、設定部5は、パーツが図形や文字やスタンプならば、ステップS14に進む。設定部5は、裏面発泡ビットマップデータ43に、熱膨張層の膨張後の隆起レベル(高さ)に対応した濃度のパーツを鏡像として追加する(ステップS14)。なお、無発泡ボタン77aをタップして、凹凸のないパーツを表面画像ビットマップデータ41のみに追加することもできる。
表示制御部6は、この裏面発泡ビットマップデータ43に、熱膨張層の膨張後の隆起レベル(高さ)を陰影で示すプレビュー画像を生成する(ステップS30)。表示制御部6は、この裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像に、表面画像ビットマップデータ41や表面発泡ビットマップデータ42を合成して(ステップS15)、図4の処理を終了する。
このように、所望の文字等(ここでは「10:09」(図2(a)、(c)参照))を所望の大きさや発泡高さとして追加した後、セーブボタン71aをタップしてタイトル「時計」の印刷データ4を上書き保存するか、新規保存ボタン71bをタップして新たなタイトルを付けた印刷データ4を保存する。また、プレビュー表示ボタン72をタップすると、印刷データ4をプレビュー表示するプレビュー表示画面(図5参照)に移行する。
(プレビュー表示)
図5を参照して、プレビュー表示画面8bについて説明する。なお、図3に示したコンテンツ編集画面8aに表示した要素と同じものについては同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、プレビュー表示画面8bの左半分のプレビュー領域83には、印刷データ4の画像成分に熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現したプレビュー画像81が表示される。プレビュー表示画面8bの右側の操作領域84には、コンテンツタイトル表示領域87と、表示選択チェックボックス51,52,53が表示されている。
表示選択チェックボックス51は、「表側の画像ビットマップデータ」の注釈が付与されている。この表示選択チェックボックス51を選択することにより、表面画像ビットマップデータ41がプレビューの対象となる。
表示選択チェックボックス52は、「表側の発泡ビットマップデータ」の注釈が付与されている。この表示選択チェックボックス52を選択することにより、表面発泡ビットマップデータ42がプレビューの対象となる。表示選択チェックボックス52の近傍には、表面発泡ビットマップデータ42の表示色を選択する表示色選択ドロップダウンリスト54が表示されている。
表示選択チェックボックス53は、「裏側の発泡ビットマップデータ」の注釈が付与されている。この表示選択チェックボックス53を選択することにより、裏面発泡ビットマップデータ43がプレビューの対象となる。表示選択チェックボックス53の近傍には、裏面発泡ビットマップデータ43の表示色を選択する表示色選択ドロップダウンリスト55が表示されている。
さらに、操作領域84の下部には、「戻る」ボタン79a、印刷ボタン79b、および編集ボタン79cが表示されている。上部バー領域85には、「プレビュー表示」の表示、ならびにプレビュー表示ボタン72、ヘルプボタン73および終了ボタン74が表示されている。下部バー領域86には、コンテンツ編集画面8aと同様、プレビュー領域83におけるプレビュー画像81の表示倍率「100.0%」の表示、プレビュー領域83にプレビュー画像81の全体を表示させるボタン、原寸大(100%)で表示させるボタン、表示倍率を縮小するボタン、および表示倍率を拡大するボタンが表示されている。
「戻る」ボタン79aをタップすると、前の表示画面、すなわち図3に示すコンテンツ編集画面8a、またはコンテンツ(印刷データ4)を選択したコンテンツ選択画面(図示せず)等に戻る。印刷ボタン79bをタップすると、印刷データ4のプレビュー表示の対象を印刷する印刷作業用の画面(図示せず)に移行する。編集ボタン79cをタップすると、図3に示すコンテンツ編集画面8aに移行する。
表示選択チェックボックス51は、印刷データ4の表面画像ビットマップデータ41をプレビュー領域83に表示させる画像として選択するチェックボックスである。表示選択チェックボックス52は、表面発泡ビットマップデータ42をプレビュー領域83に表示させる画像として選択するチェックボックスである。表示選択チェックボックス53は、裏面発泡ビットマップデータ43をプレビュー領域83に表示させる画像として選択するチェックボックスである。図5では、表示選択チェックボックス52,53が選択されている。
表示色選択ドロップダウンリスト54は、表面発泡ビットマップデータ42について、黒色インクのパターンを所望の色に変換して表示させるまたは変換しないで表示させるドロップダウンリストである。表示色選択ドロップダウンリスト55は、裏面発泡ビットマップデータ43から生成された陰影画像を所望の色に変換して表示させるまたは変換しないで表示させるドロップダウンリストである。図5において表示色選択ドロップダウンリスト55は蛍光ピンクが選択され、表示色選択ドロップダウンリスト55は黒色が選択されている。
裏面発泡ビットマップデータ43は、黒色インクのパターンの輪郭線に沿った太線状の陰で表される陰影画像に変換して表示される。陰影画像は、詳しくは後記するが、完成後の立体造形物の表面に形成された凹凸による陰影を模擬した画像である。
前記の各種選択により、図5に示すプレビュー領域83には、下から裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像の陰影画像、蛍光ピンクに変換された表面発泡ビットマップデータ42、の順に重ね合わされたプレビュー画像81が表示されている。また、プレビュー画像81は熱膨張性シートの外形に重ねて表示されている。
図5に示したプレビュー画像81は、図4に示した処理によって生成される。
プレビュー表示画面8bの操作領域84において表示選択チェックボックス51,52,53のうちの1個以上が選択された状態で、プレビュー表示ボタン72がタップされる。すると、印刷データベース40から、この印刷データ4が表示制御部6に入力される。表示制御部6は、画像情報取得部61により、印刷データ4が印刷される熱膨張性シートのサイズと向き「A4縦」等の情報を取得し、さらに、この印刷データ4に含まれる表面画像ビットマップデータ41、表面発泡ビットマップデータ42、裏面発泡ビットマップデータ43について、各印刷面(表面か裏面か)および黒色インクで印刷するパターンを含むか否かの情報を取得する。
図6(a),(b)は、プレビュー画像の合成前の各画像を示す図である.
図6(a)は、表面発泡ビットマップデータ42による濃淡画像42Cである。
この濃淡画像42Cを、表面発泡ビットマップデータ42から生成するステップS20(図4参照)について説明する。表示色選択ドロップダウンリスト54が蛍光ピンクを選択されたことによって、色変換部65は表面発泡ビットマップデータ42を蛍光ピンクに変換する。ここで、表面発泡ビットマップデータ42は、前記したように、裏面発泡ビットマップデータ43と比較して、近赤外光を照射されたときの熱膨張層の熱膨張レベルに対してより淡い灰色(低濃度の黒色)で印刷される傾向がある。そのため、図2(b)に示す2種類のインデックスのパターン42a,42bのそれぞれの黒色濃度25%、15%をそのままで、色相のみを蛍光ピンクに変換しても、プレビュー画像81においては、パターン42a,42b自体、特に低濃度のパターン42bが視認困難となり、あるいは濃度差、すなわち熱膨張レベルの違いが判別し難い場合がある。そこで、色変換部65による色相の変換だけでなく、黒色濃度演算部63が表面発泡ビットマップデータ42の濃度を強調して視認し易くすることが好ましい。
図6(b)は、裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像の陰影画像43Sである。
この鏡像の陰影画像43Sを、裏面発泡ビットマップデータ43から生成するステップS30(図4参照)について説明する。画像反転処理部62は裏面発泡ビットマップデータ43を鏡像反転する。そして、陰影処理部64は、この裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像から陰影画像43Sを生成する。本実施形態における陰影画像とは、黒色パターンを印刷された領域が表面に対して垂直に盛り上がったと仮定して、一方向(左上45°)からの光源によって、この盛り上がりの影を表現した画像である。
図5において、表示制御部6は、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルを濃淡画像42C(図6(a)参照)で表現する。さらに表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルを色の濃淡とは異なる図形表現である陰影画像43S(図6(b)参照)で表現する。これにより、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルと裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルとを重ねて表示しても、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43のうちどちらによる熱膨張レベルであるかを容易に判別可能である。したがって、表示色選択ドロップダウンリスト54,55で同じ色を選択してもよい。また、比較的広い面積に印刷される裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルの鏡像を陰影画像43Sで表示することにより、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルと重ね合わせて表示しても、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルを視認し易くなる。
なお、表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルを濃淡画像で表現し、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルを陰影画像で表現してもよい。これにより、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルと裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルとを重ねて表示しても、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43のうちどちらの熱膨張レベルであるかを容易に判別可能である。
また、表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルと表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルとを異なる色で表示してもよい。これにより、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルと裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルとを重ねて表示しても、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43のうちどちらの熱膨張レベルであるかを容易に判別可能である。
図7を参照して、表面プレビュー画像81Aについて説明する。図7に示すプレビュー表示画面8bは、プレビュー領域83に表示された表面プレビュー画像81A、および操作領域84に表示された表示選択チェックボックス51,52,53等の選択以外は、図5に示すプレビュー表示画面8bと同様である。
図7において、表示選択チェックボックス51,52,53が全て選択されている。そして、表示色選択ドロップダウンリスト54は蛍光ピンクが選択され、一方で、表示色選択ドロップダウンリスト55は黄色が選択されている。
前記の各種選択により、図7に示すプレビュー領域83には、表面プレビュー画像81Aが表示されている。この表面プレビュー画像81Aには、表面画像ビットマップデータ41(図2(a)参照)と、裏面発泡ビットマップデータ43の陰影画像43S(図6(b)参照)と、表面発泡ビットマップデータ42の濃淡画像42C(図6(a)参照)とが合成されている。この表面プレビュー画像81Aは、熱膨張性シートの外形に重ねて表示されている。
図7においては、図5と同様に裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像を陰影画像43Sで表示することにより、表面画像ビットマップデータ41上に重ねて表示されても、その下に配置される表面画像ビットマップデータ41の視認を妨げない。また、表面発泡ビットマップデータ42および裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像(陰影画像43S)を所望の色で表示することにより、表面画像ビットマップデータ41上に重ねて表示されても、視認され易くなる。そのために、表示色選択ドロップダウンリスト54,55で選択する変換色は、表面画像ビットマップデータ41の色調と大きく異なる色であることが好ましく、蛍光ピンクや黄色の他に、黄緑色等を選択可能に設計され、また、図5のように変換しない(黒〜灰色で表示する)ことも選択可能に設計される。
〔立体造形物〕
図8(a)〜(c)は、印刷データ4で形成される立体造形物1を示す図である。
図8(c)の断面図に示すように、立体造形物1は、厚口の紙からなる基材12と、基材12の一方(上側)の面に設けられた熱膨張層11とを備える。さらに熱膨張層11の上面(表面)には、光吸収性が実質的にないシアン、マゼンタ、イエローの色インク(黒色インクを含まない)で印刷された色インク層3と、光吸収性の高い黒色インクで印刷された黒インク層21が存在する。基材12の下面(裏面)には、光吸収性の高い黒色インクで印刷された黒インク層22が存在する。
立体造形物1は、熱膨張層11の膨張の大小によって形成された凹凸を表面に有する。色インク層3は、表面画像ビットマップデータ41(図2(a)参照)により、シアン、マゼンタ、イエローの色インクで印刷されたものである。黒インク層21は、表面発泡ビットマップデータ42(図2(b)参照)により、黒色インクで印刷されたものである。黒インク層22は、裏面発泡ビットマップデータ43(図2(c)参照)により、黒色インクで印刷されたものである。立体造形物1を構成する各要素は、熱膨張性シートの構成にて説明したとおりである。
図8(a)に示すように、立体造形物1の表面は、アナログ式の時計の絵、およびこの絵の下に位置するデジタル式の時刻表示「10:09」の文字が色インク層3で印刷されている。時計は、円形の枠と、この枠に囲われた文字盤と、文字盤上のインデックス(目盛り)および長針、短針と、からなる。そして、立体造形物1は、時計の前記部品のそれぞれ、および時刻表示の文字の部分が隆起している。詳しくは、文字盤が周縁で緩やかな勾配で隆起し、隆起した文字盤からさらにインデックスおよび針が隆起し、インデックスは針よりも隆起高さが低いが急峻な段差で隆起している。また、枠の方が文字盤よりも高く隆起し、針が立体造形物1で最も高く隆起している。
なお、図8(c)に示す断面図は、左から、枠、文字盤、文字盤上のインデックス、針の部分の断面である。インデックスは、12時、3時、6時、9時を指す細長い長方形のものと、それ以外の各時刻を指す円形のものとがあり、長方形のインデックスの方が高く隆起している。この2種類のインデックスの隆起は、表面発泡ビットマップデータ42で熱膨張層11の表面に印刷された黒インク層21によるものであり、それぞれの隆起高さは、表面発泡ビットマップデータ42のパターン42a,42bの濃度25%、15%に対応している。なお、図8(a)において、黒インク層21は、同じ位置のインデックスの色インク層3によって、外観上目立たない。インデックスを除く時計および文字の隆起は、図8(b)に示すように、裏面発泡ビットマップデータ43で基材12の裏面に印刷された黒インク層22によるものであり、それぞれの隆起高さは、裏面発泡ビットマップデータ43のパターン43d,43e,43f,43gの濃度60%、10%〜30%、100%、70%に対応している。
図8(b)に示した立体造形物1の裏面(基材12)には、裏面発泡ビットマップデータ43が印刷されている。さらに立体造形物1の裏面の左側には、空色の“BACK”の文字が淡く印刷され、裏面の右側には空色のバーコードが印刷されている。これら空色の“BACK”の文字とバーコードは、熱膨張性シートの構成において説明したように、熱膨張性シートが専用紙であることを示すために色インクで淡く印刷されたものである。
すなわち、立体造形物1の外観は、その表面の凹凸形状が図5に示したプレビュー画像81によってイメージされたものに近くなる。さらに、凹凸形状を組み合わせた画像が図7に示した表面プレビュー画像81Aによってイメージされたものに近くなる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能である。
(a) 裏面発泡ビットマップデータ43の陰影画像を、立体造形物1の表面に形成される凹凸形状による陰影により近付けたものとしてもよい。
(b) 表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43による発泡高さを陰影画像で表現し、表面発泡ビットマップデータ42による発泡高さを濃淡画像で表現している。しかし、これに限られず、表面の発泡高さと裏面の発泡高さとで異なる図形的な表現を行えればよく、限定されない。例えば、表面の発泡高さを所定のハッチングパターンで示し、そのハッチパターンを透過して裏面の発泡高さを濃度で表示するようにしてもよく、また、その逆であってもよい。
(c) 設定部5は、入力されたパーツが文字や図形やスタンプならば裏面発泡ビットマップデータ43に、パーツの発泡高さに対応した濃度のパーツを追加している。しかし、これに限られず、設定部5は、入力されたパーツが文字であり、かつ所定ポイント以下であったならば、表面発泡ビットマップデータ42に、パーツの発泡高さに対応した濃度のパーツを追加するように切り替えてもよい。同様に設定部5は、入力されたパーツが図形やスタンプであり、かつ所定サイズ以下であったならば、表面発泡ビットマップデータ42に、パーツの発泡高さに対応した濃度のパーツを追加するように切り替えてもよい。これにより、立体造形物において、細かな文字や図形やスタンプを明瞭に表現可能である。
(d) 設定部5は、入力されたパーツが線や点字ならば表面発泡ビットマップデータ42に、パーツの発泡高さに対応した濃度のパーツを追加している。しかし、これに限られず、設定部5は、入力されたパーツが線であり、かつ所定ポイント以上の線幅であったならば、裏面発泡ビットマップデータ43に、パーツの発泡高さに対応した濃度のパーツを追加するように切り替えてもよい。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲のとおりである。
〔付記〕
《請求項1》
熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
前記熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。
《請求項2》
表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
前記熱膨張性シートの熱膨張層を隆起させる隆起レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。
《請求項3》
コンピュータを、
熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを設定する設定手段、
前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
《請求項4》
コンピュータを、
表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を隆起させる隆起レベルを設定する設定手段、
前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
1 立体造形物
11 熱膨張層
12 基材
21 黒インク層
22 黒インク層
3 色インク層
40 印刷データベース
4 印刷データ
41 表面画像ビットマップデータ
42 表面発泡ビットマップデータ
42C 濃淡画像
43 裏面発泡ビットマップデータ
43S 陰影画像
5 設定部
6 表示制御部
61 画像情報取得部
62 画像反転処理部
63 黒色濃度演算部
64 陰影処理部
65,66 色変換部
68 表示画像合成部
7 入力操作部
80 表示装置
81,81A プレビュー画像
90 立体造形物製造システム
91 印刷機
93 光照射装置

Claims (4)

  1. 熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
    前記熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。
  2. 表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
    前記熱膨張性シートの熱膨張層を隆起させる隆起レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。
  3. コンピュータを、
    熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを設定する設定手段、
    前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
  4. コンピュータを、
    表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を隆起させる隆起レベルを設定する設定手段、
    前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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