JP2018051880A - 立体造形物製造システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
である。
図1は、本発明の実施形態に係る立体造形物製造システム90の構成を示すブロック図である。立体造形物製造システム90とは、紙等の基材の一面上に加熱されて膨張する熱膨張層を一定の厚さに形成してなる熱膨張性シートを印刷媒体として、立体造形物を形成して製造するためのシステムである。立体造形物製造システム90は、コンピュータ(図示省略)と、入力操作部7と、表示装置80と、印刷機91と、光照射装置93とを備える。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)のような演算処理装置、およびRAM(Random Access Memory)やHDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置を備え、通信ケーブル等で印刷機91に通信可能に接続されている。コンピュータが備える記憶装置には、印刷データ4を格納している印刷データベース40や、印刷データ4の構成に対応した一連の印刷を印刷機91に実行させるプログラム、近赤外光の照射を光照射装置93に実行させるプログラム、設定部5や表示制御部6やプリンタドライバ92を具現化するプログラムが記憶されている。
設定部5は、熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させてその表面を隆起させる隆起レベル(熱膨張レベル)を、表面発泡ビットマップデータ42(第1の画像成分)と裏面発泡ビットマップデータ43(第2の画像成分)のうち少なくとも一方の画像成分に設定する。表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43とは、立体形成用画像パターンである。表面発泡ビットマップデータ42および裏面発泡ビットマップデータ43を含む印刷データ4の詳細な構成については後記する。
なお、熱膨張性シートを発泡(膨張)させるための各パーツは、予め表面側とするか裏面側とするかが割り当てられている。パーツには、線、点字、文字、図形、スタンプなどがある。ここでスタンプとは、予め定められた形状であり、例えば地図記号や電気回路記号などがスタンプとして用意されている。
本実施形態において、線と点字とは表面発泡ビットマップデータ42に割り当てられ、文字や図形やスタンプは裏面発泡ビットマップデータ43に割り当てられている。
後記するように、熱膨張性シートに光を照射すると、その面に印刷された黒色インクが、その濃淡に応じた温度に発熱して、熱膨張性シートの表面に形成された熱膨張層を膨張させて表面を隆起させる。熱膨張性シートの構造上、熱膨張性シートの表面の方が裏面よりも、光量あたりの黒色濃度に対する隆起高さが大きい傾向がある。また、熱膨張性シートの表面の方が裏面よりも高精細な立体造形物を形成できる傾向がある。よって、立体造形物が高精細であることが要求される線と点字は、表面発泡ビットマップデータ42に設定される。高精細であることが要求されない文字、図形、スタンプは、裏面発泡ビットマップデータ43に設定される。
表示制御部6は、印刷データ4を印刷機91で熱膨張性シートに印刷する際に、熱膨張性シートの表面側に印刷される画像である表面発泡ビットマップデータ42(第1の画像成分)と熱膨張性シートの裏面側に印刷される画像である裏面発泡ビットマップデータ43(第2の画像成分)のうち入力操作部7によって指定されたものを、表示装置80に表示する。この表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43に、設定部5によって設定された熱膨張レベルを対応付けて陰影として図形的に表現すると共に、表面発泡ビットマップデータ42に設定部5により設定された熱膨張レベルを対応付けて濃淡画像として図形的に表現する。すなわち表示制御部6は、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43とで図形的な表現方法を異ならせてプレビュー表示する。表示制御部6は、画像情報取得部61と、画像反転処理部62と、黒色濃度演算部63と、陰影処理部64と、色変換部65,66と、表示画像合成部68とを備える。表示制御部6の詳細な動作は後記する。
ここで、立体造形物製造システム90における媒体である熱膨張性シートについて説明する。熱膨張性シートは、厚口の紙からなる基材と、基材の一方の面(表面)に均一な厚さに形成された熱膨張層とを備える。熱膨張性シートは、例えばA4用紙サイズであり、縦長に配置したときに右上角に斜めの切欠きを備える。熱膨張性シートの裏面(基材)の長辺の縁には、専用紙であることを示す文字やバーコード等が、色インクで空色に淡く印刷されている。熱膨張層は、熱可塑性樹脂をバインダとして熱膨張性のマイクロカプセルを含有し、さらに必要に応じて酸化チタン等の白色顔料を含有して、地色(背景色)を白くする。マイクロカプセルは、熱可塑性樹脂で形成され、揮発性溶媒を内包し、膨張温度域に、具体的には約80℃以上に加熱されると、加熱温度と加熱時間に応じた大きさに膨張する。これにより、立体造形物製造システム90は、熱膨張層を最大で膨張前の10倍程度の厚さに膨張させることができる。
印刷データ4は、熱膨張性シートの表面の印刷データである表面画像ビットマップデータ41、表面発泡ビットマップデータ42、裏面の印刷データである裏面発泡ビットマップデータ43を含んでいる。表面画像ビットマップデータ41は、光吸収性が実質的にないシアン、マゼンタ、イエローの色インクでカラー印刷するためのデータである。一方、表面発泡ビットマップデータ42および裏面発泡ビットマップデータ43は、光吸収性の高い黒色インクでグレイスケール印刷するためのデータである。このようにグレイスケール印刷された濃淡画像により、熱膨張性シートの熱膨張層を局所的に膨張させて表面を黒色インクの濃淡に応じた高さに隆起させることができる。表面発泡ビットマップデータ42は、熱膨張性シートの表面に印刷される画像のうち、照射される光を吸収して熱膨張層を膨張させる熱を放出する成分に相当する。
印刷データ4は、表面画像ビットマップデータ41、表面発泡ビットマップデータ42、裏面発泡ビットマップデータ43に加えて、この印刷データ4が印刷される熱膨張性シートのサイズおよび向き(「A4縦」)等の印刷情報(プロパティ)を含む。なお、表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42とは、1つのビットマップデータとして構成されてもよい。
立体造形物製造システム90による立体造形物の製造方法は、以下の手順である。ユーザが印刷データ4を選択して、印刷機91で、熱膨張性シートの表面に表面発泡ビットマップデータ42を黒色インクで印刷し、裏面に裏面発泡ビットマップデータ43を黒色インクで印刷し、再び表面に表面画像ビットマップデータ41をシアン、マゼンタ、イエローの色インクで印刷する。そして、光照射装置93で、熱膨張性シートの表面に近赤外光を照射した後、裏面に近赤外光を照射して熱膨張層を膨張させると、立体造形物が得られる。このように印刷データ4が表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42を有する場合は、表面発泡ビットマップデータ42を先に印刷することが好ましい。これにより、表面画像ビットマップデータ41により、表面発泡ビットマップデータ42を覆うように印刷することができ、画像として視認させたくない表面発泡ビットマップデータ42を目立たなくさせることができる。
なお、これに限られず、表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42とが1つのビットマップデータに統合されている場合は、熱膨張性シートの各面に1回ずつ印刷すればよい。このような製造プロセスを「4パス」プロセスと称する。
また、立体造形物の表面形状によっては、印刷データ4は表面画像ビットマップデータ41と表面発泡ビットマップデータ42とを含む場合がある。このような立体造形物を形成する際には、印刷データ4が有する表面発泡ビットマップデータ42を熱膨張性シートの表面に印刷して、表面画像ビットマップデータ41を表面に印刷した後、表面にのみ近赤外光を照射する。このような製造プロセスを「3パス」プロセスと称する。
さらに立体造形物の表面形状によっては、印刷データ4は表面画像ビットマップデータ41と裏面発泡ビットマップデータ43を含む場合がある。このような立体造形物を形成する際には、印刷データ4が有する裏面発泡ビットマップデータ43を熱膨張性シートの裏面に印刷した後、印刷データ4が有する表面画像ビットマップデータ41を表面に印刷し、さらに裏面にのみ近赤外光を照射することになる。このような製造プロセスも「3パス」プロセスと称する。
立体造形物製造システム90は、凹凸形状を有する文字や図形等を印刷データ4に追加する簡易な編集を行う機能を有する。ここでは、立体造形物製造システム90による、印刷データ4における「10:09」の文字の追加を、図3および図4を参照して説明する。
さらに編集領域88には、フォント選択ドロップダウンリスト76e、文字色選択ドロップダウンリスト76f、フォントサイズ変更ボタン76g,76h、フォントサイズ入力テキストボックス76iが表示されている。ユーザはフォント選択ドロップダウンリスト76eから、テキストボックス76dに入力した文字のフォントを選択する。図3では、「メイリオ」(登録商標)が選択されている。ユーザは文字色選択ドロップダウンリスト76fから、テキストボックス76dに入力した文字の色を選択する。ユーザがフォントサイズ変更ボタン76gをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字のフォントサイズが大きくなる。ユーザがフォントサイズ変更ボタン76hをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字のフォントサイズが小さくなる。またユーザは、フォントサイズ入力テキストボックス76iにより、テキストボックス76dに入力した文字のフォントサイズをポイント単位で入力可能である。
また、編集領域88には、文字列方向選択ボタン76j,76kが表示されている。ユーザが文字列方向選択ボタン76jをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字は、横書きの方向で印刷データ4に追加される。ユーザが文字列方向選択ボタン76kをタップすると、テキストボックス76dに入力した文字は、縦書きの方向で印刷データ4に追加される。
下部バー領域86には、プレビュー領域83での表示倍率「80.0%」の表示、プレビュー領域83に表示しているプレビュー画像の全体を表示させるボタン、原寸大(100%)で表示させるボタン、表示倍率を縮小するボタン、および表示倍率を拡大するボタンが表示されている。これらのプレビュー表示画面8に表示された各種ボタンのタップ等は、ユーザが入力操作部7で行う。
ユーザが所望の文字や図形等のパーツを貼り付けて、「低」ボタン77b、「中」ボタン77c、「高」ボタン77d、発泡高さ入力テキストボックス77eにより発泡高さの選択を行うと(ステップS11)、設定部5は、貼り付けられたパーツが表面発泡または裏面発泡のうち、いずれに予め割り当てられているかを判定する(ステップS12)。設定部5は、パーツが直線、図形(楕円、矩形)の輪郭線のみ、または線や点字ならば、ステップS13に進み、表面発泡ビットマップデータ42に、熱膨張層の膨張後の隆起レベル(高さ)に対応した濃度のパーツを追加する。
図5を参照して、プレビュー表示画面8bについて説明する。なお、図3に示したコンテンツ編集画面8aに表示した要素と同じものについては同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、プレビュー表示画面8bの左半分のプレビュー領域83には、印刷データ4の画像成分に熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現したプレビュー画像81が表示される。プレビュー表示画面8bの右側の操作領域84には、コンテンツタイトル表示領域87と、表示選択チェックボックス51,52,53が表示されている。
表示選択チェックボックス51は、「表側の画像ビットマップデータ」の注釈が付与されている。この表示選択チェックボックス51を選択することにより、表面画像ビットマップデータ41がプレビューの対象となる。
表示色選択ドロップダウンリスト54は、表面発泡ビットマップデータ42について、黒色インクのパターンを所望の色に変換して表示させるまたは変換しないで表示させるドロップダウンリストである。表示色選択ドロップダウンリスト55は、裏面発泡ビットマップデータ43から生成された陰影画像を所望の色に変換して表示させるまたは変換しないで表示させるドロップダウンリストである。図5において表示色選択ドロップダウンリスト55は蛍光ピンクが選択され、表示色選択ドロップダウンリスト55は黒色が選択されている。
裏面発泡ビットマップデータ43は、黒色インクのパターンの輪郭線に沿った太線状の陰で表される陰影画像に変換して表示される。陰影画像は、詳しくは後記するが、完成後の立体造形物の表面に形成された凹凸による陰影を模擬した画像である。
プレビュー表示画面8bの操作領域84において表示選択チェックボックス51,52,53のうちの1個以上が選択された状態で、プレビュー表示ボタン72がタップされる。すると、印刷データベース40から、この印刷データ4が表示制御部6に入力される。表示制御部6は、画像情報取得部61により、印刷データ4が印刷される熱膨張性シートのサイズと向き「A4縦」等の情報を取得し、さらに、この印刷データ4に含まれる表面画像ビットマップデータ41、表面発泡ビットマップデータ42、裏面発泡ビットマップデータ43について、各印刷面(表面か裏面か)および黒色インクで印刷するパターンを含むか否かの情報を取得する。
図6(a)は、表面発泡ビットマップデータ42による濃淡画像42Cである。
この濃淡画像42Cを、表面発泡ビットマップデータ42から生成するステップS20(図4参照)について説明する。表示色選択ドロップダウンリスト54が蛍光ピンクを選択されたことによって、色変換部65は表面発泡ビットマップデータ42を蛍光ピンクに変換する。ここで、表面発泡ビットマップデータ42は、前記したように、裏面発泡ビットマップデータ43と比較して、近赤外光を照射されたときの熱膨張層の熱膨張レベルに対してより淡い灰色(低濃度の黒色)で印刷される傾向がある。そのため、図2(b)に示す2種類のインデックスのパターン42a,42bのそれぞれの黒色濃度25%、15%をそのままで、色相のみを蛍光ピンクに変換しても、プレビュー画像81においては、パターン42a,42b自体、特に低濃度のパターン42bが視認困難となり、あるいは濃度差、すなわち熱膨張レベルの違いが判別し難い場合がある。そこで、色変換部65による色相の変換だけでなく、黒色濃度演算部63が表面発泡ビットマップデータ42の濃度を強調して視認し易くすることが好ましい。
この鏡像の陰影画像43Sを、裏面発泡ビットマップデータ43から生成するステップS30(図4参照)について説明する。画像反転処理部62は裏面発泡ビットマップデータ43を鏡像反転する。そして、陰影処理部64は、この裏面発泡ビットマップデータ43の鏡像から陰影画像43Sを生成する。本実施形態における陰影画像とは、黒色パターンを印刷された領域が表面に対して垂直に盛り上がったと仮定して、一方向(左上45°)からの光源によって、この盛り上がりの影を表現した画像である。
また、表示制御部6は、裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルと表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルとを異なる色で表示してもよい。これにより、表面発泡ビットマップデータ42による熱膨張レベルと裏面発泡ビットマップデータ43による熱膨張レベルとを重ねて表示しても、表面発泡ビットマップデータ42と裏面発泡ビットマップデータ43のうちどちらの熱膨張レベルであるかを容易に判別可能である。
図7において、表示選択チェックボックス51,52,53が全て選択されている。そして、表示色選択ドロップダウンリスト54は蛍光ピンクが選択され、一方で、表示色選択ドロップダウンリスト55は黄色が選択されている。
図8(a)〜(c)は、印刷データ4で形成される立体造形物1を示す図である。
図8(c)の断面図に示すように、立体造形物1は、厚口の紙からなる基材12と、基材12の一方(上側)の面に設けられた熱膨張層11とを備える。さらに熱膨張層11の上面(表面)には、光吸収性が実質的にないシアン、マゼンタ、イエローの色インク(黒色インクを含まない)で印刷された色インク層3と、光吸収性の高い黒色インクで印刷された黒インク層21が存在する。基材12の下面(裏面)には、光吸収性の高い黒色インクで印刷された黒インク層22が存在する。
立体造形物1は、熱膨張層11の膨張の大小によって形成された凹凸を表面に有する。色インク層3は、表面画像ビットマップデータ41(図2(a)参照)により、シアン、マゼンタ、イエローの色インクで印刷されたものである。黒インク層21は、表面発泡ビットマップデータ42(図2(b)参照)により、黒色インクで印刷されたものである。黒インク層22は、裏面発泡ビットマップデータ43(図2(c)参照)により、黒色インクで印刷されたものである。立体造形物1を構成する各要素は、熱膨張性シートの構成にて説明したとおりである。
図8(b)に示した立体造形物1の裏面(基材12)には、裏面発泡ビットマップデータ43が印刷されている。さらに立体造形物1の裏面の左側には、空色の“BACK”の文字が淡く印刷され、裏面の右側には空色のバーコードが印刷されている。これら空色の“BACK”の文字とバーコードは、熱膨張性シートの構成において説明したように、熱膨張性シートが専用紙であることを示すために色インクで淡く印刷されたものである。
(a) 裏面発泡ビットマップデータ43の陰影画像を、立体造形物1の表面に形成される凹凸形状による陰影により近付けたものとしてもよい。
〔付記〕
《請求項1》
熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
前記熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。
《請求項2》
表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
前記熱膨張性シートの熱膨張層を隆起させる隆起レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。
《請求項3》
コンピュータを、
熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを設定する設定手段、
前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
《請求項4》
コンピュータを、
表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を隆起させる隆起レベルを設定する設定手段、
前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
11 熱膨張層
12 基材
21 黒インク層
22 黒インク層
3 色インク層
40 印刷データベース
4 印刷データ
41 表面画像ビットマップデータ
42 表面発泡ビットマップデータ
42C 濃淡画像
43 裏面発泡ビットマップデータ
43S 陰影画像
5 設定部
6 表示制御部
61 画像情報取得部
62 画像反転処理部
63 黒色濃度演算部
64 陰影処理部
65,66 色変換部
68 表示画像合成部
7 入力操作部
80 表示装置
81,81A プレビュー画像
90 立体造形物製造システム
91 印刷機
93 光照射装置
Claims (4)
- 熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
前記熱膨張性シートの熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。 - 表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分と、前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分と、を表示手段に画像として表示する表示制御手段と、
前記熱膨張性シートの熱膨張層を隆起させる隆起レベルを、前記第1の画像成分および前記第2の画像成分の少なくとも一方の画像成分に設定する設定手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とで、前記図形的な表現方法を異ならせることを特徴とする立体造形物製造システム。 - コンピュータを、
熱膨張層を一面側に形成した熱膨張性シートの前記一面側に印刷される第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの他面側に印刷される第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を膨張させる熱膨張レベルを設定する設定手段、
前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された熱膨張レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。 - コンピュータを、
表面に熱膨張層を形成した熱膨張性シートの表面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第1の画像成分、および前記熱膨張性シートの裏面への光照射により前記熱膨張層を隆起させるための第2の画像成分、の少なくとも一方の画像成分に、前記熱膨張層を隆起させる隆起レベルを設定する設定手段、
前記少なくとも一方の画像成分に前記設定手段により設定された隆起レベルを対応付けて図形的に表現すると共に、前記第1の画像成分と前記第2の画像成分とを、前記図形的な表現方法を互いに異ならせて、表示手段に画像として表示する表示制御手段、
として機能させるためのプログラム。
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