JP2018050066A - 加工対象材料の切断方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最終的に得られる切断面が切断予定面から大きくずれることのない加工対象材料の切断方法を提供する。
【解決手段】切断予定面にレーザ光を吸収させて改質領域を形成した後に切断する加工対象材料の切断方法であって、切断予定面の法線は所定の低指数面の法線と所定の角度をなしており、レーザ光の照射ライン10同士の距離を割れが伸展しない距離として複数のライン状の改質領域12を並べて形成し、各改質領域の間に追加のライン状の改質領域13を形成する。このとき、各改質領域を、隣接する各改質領域から所定の低指数面に沿った割れが到達可能な深さ寸法とする。
【選択図】図5

Description

本発明は、加工対象材料の切断方法に関する。
SiC等の加工対象材料の切断は、ワイヤーソー等を用いて機械的に切断することが一般的である。しかし、ワイヤーソー等を用いた加工では、低速度での加工となってしまいスループットが低下するという問題点がある。
この問題点を解消するため、加工対象材料の切断予定面に沿ってパルスレーザ光を照射することにより内部に改質領域を形成し、切断予定面に沿って加工対象材料を切断する加工対象材料の切断方法が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1に記載の方法では、SiC材料の内部において切断予定面上に集光点を合わせた状態で、レーザ光を所定のラインに沿って相対的に移動させている。特許文献1では、切断予定面はSiC結晶のc面とオフ角分の角度をなしており、レーザ光の一の照射点と該一の照射点に最も近い他の照射点とのピッチが1μm以上10μm未満の範囲であるときに、改質領域からのc面割れが好適に生じるとされている。
しかし、実際に特許文献1に示されているようにライン状の改質領域を並べて形成したところ、1本のライン状の改質領域のみでは改質領域からc面に沿って延びる割れは確認されず、2本のライン状の改質領域を形成した際にこれらの改質領域間にc面に沿った割れが確認された。
特開2013−49161号公報
ところで、切断予定面の法線が所定の低指数面の法線とオフ角分の角度をなしている場合に、ライン状の改質領域を並べて形成した際に、所定の領域で生じた所定の低指数面に沿って延びる割れがレーザ加工前の加工予定領域まで伸展してしまうと、この領域においてはオフ角分だけ切断予定面からずれた位置に割れが生じてしまう。そして、この領域をレーザ加工すると、割れが生じた位置にレーザ光が吸収されやすいことから、切断予定面からずれた位置に改質領域が形成されてしまう。これを繰り返すことにより、初期に生じた割れが所定の低指数面に沿って際限なく伸展してしまい、最終的に得られる切断面が切断予定面から大きくずれてしまうおそれがあった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、最終的に得られる切断面が切断予定面から大きくずれることのない加工対象材料の切断方法を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、六方晶系のSiCからなる加工対象材料の切断予定面に対しレーザ光を吸収させて改質領域を形成した後、前記加工対象材料を前記切断予定面に沿って切断する加工対象材料の切断方法であって、前記切断予定面の法線は、前記加工対象材料のc面の法線と所定の角度をなし、前記レーザ光の照射ライン同士の距離をc面に沿った割れが伸展しない距離として、複数のライン状の改質領域を並べて形成する割れ抑制加工工程と、前記割れ抑制加工工程にて形成されたライン状の各改質領域の間に、追加のライン状の改質領域を、隣接する前記レーザ光の照射ライン同士の距離をc面に沿った割れが伸展する距離として形成する割れ促進加工工程と、を含む加工対象材料の切断方法が提供される。
上記SiC材料の加工方法において、前記c面に沿った割れが伸展しない距離は、前記改質領域の幅寸法の4倍以上とすることができる。
上記SiC材料の加工方法において、前記c面に沿った割れが伸展する距離は、前記改質領域の幅寸法の4倍未満とすることができる。
また、本発明では、加工対象材料の切断予定面に対しレーザ光を吸収させて改質領域を形成した後、前記加工対象材料を前記切断予定面に沿って切断する加工対象材料の切断方法であって、前記切断予定面の法線は、前記加工対象材料の所定の低指数面の法線と所定の角度をなし、前記レーザ光の照射ライン同士の距離を前記所定の低指数面に沿った割れが伸展しない距離として、複数のライン状の改質領域を並べて形成する割れ抑制加工工程と、前記割れ抑制加工工程にて形成されたライン状の各改質領域の間に、追加のライン状の改質領域を、隣接する前記レーザ光の照射ライン同士の距離を前記所定の低指数面に沿った割れが伸展する距離として形成する割れ促進加工工程と、を含む加工対象材料の切断方法が提供される。
本発明の加工対象材料の切断方法によれば、最終的に得られる切断面が切断予定面から大きくずれることはない。
図1は、本発明の一実施形態を示すSiC材料の概略斜視説明図である。 図2は、レーザ照射装置の概略説明図である。 図3は、先行改質領域が形成された状態のSiC材料の一部平面図である。 図4は変形例を示し、先行改質領域が形成された状態のSiC材料の一部平面図である。 図5は、追加改質領域が形成された状態のSiC材料の一部平面図である。 図6は変形例を示し、追加改質領域が形成された状態のSiC材料の一部平面図である。 図7は、先行改質領域が形成された状態のSiC材料の一部断面図である。 図8は、追加改質領域が形成された状態のSiC材料の一部断面図である。 図9は、比較例を示すSiC材料の一部断面図である。
図1、図2、図3、図5、図7及び図8は本発明の一実施形態を示すものであり、図1はSiC材料の概略斜視説明図である。
図1に示すように、SiC材料1は、円筒状に形成され、所定の切断予定面100で切断されることにより、複数のSiC基板210に分割される。本実施形態においては、SiC材料1は6H型SiCからなり、直径を例えば3インチとすることができる。また、分割された各SiC基板210は、例えば半導体デバイスの基板として利用される。
ここで、各切断予定面100は6H型SiCのc軸に直交するc面とオフ角分の角度をなしている。したがって、各切断予定面100に沿ってSiC材料1を切断することにより、c面とオフ角分の角度を成す主面を有するSiC基板210を製造することができる。尚、オフ角は、例えば4°程度である。
図2は、レーザ照射装置の概略説明図である。
図2に示すように、レーザ照射装置300は、レーザ光をパルス発振するレーザ発振器310と、発振されたレーザ光の方向を変えるミラー320と、レーザ光をフォーカシングする光学レンズ330と、レーザ光の照射対象であるSiC積層体1を支持するステージ340と、を備えている。尚、図2には特に細かい光学系は図示していないが、レーザ照射装置300は、焦点位置調整、ビーム形状調整、収差補正等が可能となっている。また、レーザ照射装置300は、レーザ光の経路を真空状態に維持するハウジング350を有している。本実施形態においては、このレーザ照射装置300を用い、6H型SiCのSiC材料1にレーザ光を照射して、SiC材料1の内部に改質領域を形成し、SiC材料1を切断する。
レーザ発振器310から発振されるレーザ光のパルス幅、波長は任意に選択することができるが、例えば、パルス幅がピコ秒で波長域が近赤外のものとすることができる。レーザ発振器310で放出されたレーザ光は、ミラー320で反射されて方向が変更される。ミラー320は、レーザ光の方向を変更するために複数設けられる。また、光学レンズ330は、ステージ340の上方に位置し、SiC材料1に入射されるレーザ光をフォーカシングする。
ステージ340は、図示しない移動手段によりx方向及び/又はy方向に移動し、その上に載置されたSiC材料1を移動する。さらに、ステージ340をz方向を軸として回転可能としてもよい。すなわち、SiC材料1をレーザ光に対して相対的に移動することができ、これによりSiC材料1の所定深さにレーザ光による加工面を形成することができる。
レーザ光は、SiC材料1内の集光点近傍にて特に吸収され、これによりSiC材料1に改質領域が形成される。本実施形態においては、レーザ光を所定のラインに沿って相対的に移動させることにより、各切断予定面100に複数のライン状の改質領域からなる改質パターンが形成される。なお、レーザ光を相対移動させる方向は直線状に限定されず、例えば曲線状に移動させることも可能である。
また、本実施形態においては、各切断予定面100に沿って、所定間隔でワンパルスショットを行うことによりライン状の改質領域を形成している。ワンパルスショットが行われた部分には加工スポットが形成され、このような加工スポットとして、クラックスポット、溶融処理スポット、屈折率変化スポット又はこれらの少なくとも2つが混在するもの等が挙げられる。
SiC材料1の切断にあたっては、まず、レーザ光の入射側に位置する軸方向一端側の切断予定面100に改質領域が形成されるようレーザ光を調整し、当該切断予定面100にレーザ光を吸収させて改質パターンを形成する。このとき、SiC材料1中へのレーザ光の入射が妨げられないように、SiC材料1の入射側の表面を研磨しておくことが好ましい。
図3は先行改質領域が形成された状態のSiC材料の一部平面図である。
改質パターンの形成にあたり、まず、図3に示すように、レーザ光の集光点を直線的に移動させることで、レーザ光の照射ライン10に沿って先行改質領域12を形成する。先行改質領域12は、パルスレーザ光のワンパルスショットで形成される改質スポットの集合として形成されている。本実施形態においては、レーザ光のワンパルスショットの間隔は、隣接する集光点の一部が重なるように設定されており、レーザ光の照射ライン10は連続的に形成される。尚、図4に示すように、レーザ光のワンパルスショットの間隔を隣接する集光点が重ならないように設定し、レーザ光の照射ライン11を間欠的とすることもできる。各先行改質領域12の幅寸法は任意であるが、例えば10μm以上50μm以下とすることができる。本実施形態では、レーザ光の照射ライン10同士の距離をc面に沿った割れが伸展しない距離P1として、複数のライン状の先行改質領域12が並べて形成される(割れ抑制加工工程)。本実施形態においては、各先行改質領域12の並び方向は、オフ方向とほぼ直交する方向である。各先行改質領域12の並び方向は任意であるが、例えば、各先行改質領域12の並び方向と、オフ方向と直交する方向と、のなす角を30度以内とすることができる。c面に沿った割れが伸展しない距離P1は、例えば、各先行改質領域12の幅寸法の4倍以上である。
図5は追加改質領域が形成された状態のSiC材料の一部平面図である。
次いで、図5に示すように、割れ抑制加工工程にて形成された先行改質領域12の間に、ライン状の追加改質領域13を、隣接するレーザ光の照射ライン10同士の距離をc面に沿った割れが伸展する距離P2として形成する(割れ促進加工工程)。c面に沿った割れが伸展する距離P2は、例えば、各先行改質領域12の幅寸法の4倍未満である。本実施形態においては、追加改質領域13は、隣接する先行改質領域12の中間に形成される。追加改質領域13も先行改質領域12と同様に、パルスレーザ光のワンパルスショットで形成される改質スポットの集合として形成されている。本実施形態においては、レーザ光のワンパルスショットの間隔は、隣接する集光点の一部が重なるように設定されており、レーザ光の照射ライン10は連続的に形成される。尚、図6に示すように、レーザ光のワンパルスショットの間隔を隣接する集光点が重ならないように設定し、レーザ光の照射ライン11を間欠的とすることもできる。各追加改質領域13の幅寸法は任意であるが、例えば10μm以上50μm以下とすることができる。
ここで、図7及び図8を参照して、SiC材料中のc面に沿った割れの伸展状態を説明する。図7は先行改質領域が形成された状態のSiC材料の一部断面図、図8は追加改質領域が形成された状態のSiC材料の一部断面図である。
図7に示すように、各先行改質領域12が形成された状態では、各先行改質領域12の近傍に、各先行改質領域12を起点としてc面に沿う方向へ割れ110は生じていない。尚、各先行改質領域12は、深さ方向(図7及び図8の上下方向)について所定の寸法で形成されている。この状態から追加改質領域13を形成すると、図8に示すように、各先行改質領域12及び各追加改質領域13の間に、各先行改質領域12及び各追加改質領域13を起点としてc面に沿う方向へ割れ110が独立して生じる。各割れ110は、切断予定面100に対してオフ角だけ傾斜している。ここで、各先行改質領域12及び各追加改質領域13は、図8に示すように、隣接する改質領域からc面に沿って延びる割れ110が到達可能な深さ寸法を有することが好ましい。各先行改質領域12及び各追加改質領域13の深さ寸法が短いと、c面に沿って延びる割れ110を、各改質領域間で適切に伸展させられないおそれがある。
切断予定面100に各先行改質領域12及び各追加改質領域13を形成した後、SiC材料1の軸方向他端側を固定し、軸方向一端側に軸方向他端側から離間させる方向に力を加えることによりSiC材料1が切断される。剥離後は、剥離された基板210の表面及びSiC材料1の新たな表面を研磨等により平坦とすることが好ましい。本実施形態においては、切断予定面100がc面と平行でなく剥離面がギザギザとなるので、平坦とすることが好ましい。
この後、基板210が剥離されたSiC材料1における軸方向一端側の切断予定面100について、同様に各先行改質領域12及び各追加改質領域を形成して切断する。このように、SiC材料1を全ての切断予定面100において軸方向他端側から順次切断していくことにより、複数のSiC基板210を得ることができる。
このように、本実施形態のSiC材料の加工方法によれば、各先行改質領域12と各追加改質領域13で割れ110を独立的に生じさせ、各割れ110が隣接する改質領域を超えて伸展しないようにしたので、最終的な切断面が切断予定面100から大きくずれることはない。
これに対し、全ての改質領域412を並び順に形成していく場合、図9(a)に示すように最初に形成された改質領域412では割れ410が生じていないものの、隣接する改質領域412を加工している間にc面に沿って延びる割れが加工予定領域まで伸展する場合がある。この領域においてはオフ角分だけ切断予定面100からずれた位置に割れ110が生じており、この領域をレーザ加工すると、割れ110が生じた位置にレーザ光が吸収されやすいことから、図9(b)に示すように、切断予定面100からずれた位置に改質領域412が形成されてしまう。このように続けて改質領域412を形成していくと、図9(c)に示すように、初期に生じた割れ410がc面に沿って際限なく伸展してしまい、最終的に得られる切断面が切断予定面100から大きくずれてしまう
尚、各先行改質領域12及び各追加改質領域13は、図3から図6に示すような直線状の他、曲線状とすることもできる。例えば、各先行改質領域及び各追加改質領域を渦巻き状に形成したり、所定間隔の同心円状とすることもできる。
また、前記実施形態においては、6H型のSiC材料1に本発明を適用したものを示したが、例えば4H型等の他のポリタイプの六方晶系SiC材料はもちろん、六方晶系以外のSiC材料にも本発明を適用することが可能である。さらには、例えば、GaN、AlN、サファイア、ダイヤモンド等のSiC以外の材料にも適用が可能である。要は、切断予定面の法線が加工対象材料の所定の低指数面の法線と所定の角度をなしていればよい。例えば、前記実施形態においては、切断予定面100が低指数面であるc面とオフ角分の角度をなしているものを示したが、a面、m面等の他の低指数面とオフ角分の角度をなしているものであってもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
以上のように、本発明の加工対象材料の切断方法は、最終的に得られる切断面が切断予定面から大きくずれることがなく、産業上有用である。
1 SiC材料
12 先行改質領域
13 追加改質領域
100 切断予定面
110 割れ
210 SiC基板
300 レーザ照射装置
310 レーザ発振器
320 ミラー
330 光学レンズ
340 ステージ
350 ハウジング
410 割れ
412 改質領域
P1 c面に沿った割れが伸展しない距離
P2 c面に沿った割れが伸展する距離

Claims (3)

  1. 六方晶系のSiCからなる加工対象材料の切断予定面に対しレーザ光を吸収させて改質領域を形成した後、前記加工対象材料を前記切断予定面に沿って切断する加工対象材料の切断方法であって、
    前記切断予定面の法線は、前記加工対象材料のc面の法線と所定の角度をなし、
    前記レーザ光の照射ライン同士の距離をc面に沿った割れが伸展しない距離として、複数のライン状の改質領域を並べて形成する割れ抑制加工工程と、
    前記割れ抑制加工工程にて形成されたライン状の各改質領域の間に、追加のライン状の改質領域を形成する割れ促進加工工程と、を含み、
    前記各改質領域は、隣接する前記各改質領域からc面に沿って延びる割れが到達可能な深さ寸法に形成される加工対象材料の切断方法。
  2. 前記c面に沿った割れが伸展しない距離は、前記改質領域の幅寸法の4倍以上である請求項1に記載の加工対象材料の切断方法。
  3. 加工対象材料の切断予定面に対しレーザ光を吸収させて改質領域を形成した後、前記加工対象材料を前記切断予定面に沿って切断する加工対象材料の切断方法であって、
    前記切断予定面の法線は、前記加工対象材料の所定の低指数面の法線と所定の角度をなし、
    前記レーザ光の照射ライン同士の距離を前記所定の低指数面に沿った割れが伸展しない距離として、複数のライン状の改質領域を並べて形成する割れ抑制加工工程と、
    前記割れ抑制加工工程にて形成されたライン状の各改質領域の間に、追加のライン状の改質領域を形成する割れ促進加工工程と、を含み、
    前記各改質領域は、隣接する前記各改質領域から前記所定の低指数面に沿った割れが到達可能な深さ寸法に形成される加工対象材料の切断方法。
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