JP2018049358A - 健康管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】利便性及び運用性に優れる健康管理システムを提供する。【解決手段】健康管理システム100では、施設FCで情報処理を行う端末10は、被提供者PSのID番号IN(識別情報)を取得する識別情報取得部13と、被提供者PSに係る提供食品情報IFを入力される処理情報入力部11(食品情報入力部)と、を含む。第1DBサーバ記憶部21は、被提供者PSの健康情報IHを記憶する。情報取得部44は、ID番号INに基づく被提供者PSの健康情報IHを第1DBサーバ記憶部21から取得する。最適食品案内情報生成部45は、被提供者PSの最適食品案内情報IOを健康情報IHに基づき生成する。情報出力部15は、最適食品案内情報IOを被提供者PSに対して出力する。提供履歴情報更新部46は、入力された提供食品情報IFに基づき提供履歴情報IRを第2DBサーバ記憶部31に格納する。【選択図】図7

Description

本発明は、健康管理システムに関する。
従来、食品を提供する施設においては、被提供者に対して提供される食品の重量を計量する計量装置や合計価格を算出するレジスタ等、各種情報処理を行う情報処理装置が用いられている。例えば、特許文献1(特開2016−62341号公報)には、食品の小売店舗等に配置され、販売される食品の重量を計量するとともに値段を算出する計量装置が開示されている。また、特許文献2(特開2013−191180号公報)には、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等に配置され、販売される食品の価格を集計して合計価格を算出して出力するレジスタが開示されている。
昨今、社会的に健康志向が高まっており、個人が摂取する食品の品目やカロリーをコントロールすることに対する意識が高まっている。このため、摂取する食品に関連して健康維持・向上の目安となる案内情報を各個人に応じて提供する仕組みに対する需要が高まっている。
ここで、上記案内情報は、各個人が食品を摂取する際、より詳細には摂取する食品を選択するときに把握することが望まれている。よって、食品を提供する施設において、被提供者に対して食品が提供されるときに上記案内情報を提供することが、係る案内情報の提供方法としては最適である。しかし、上述のような情報処理装置を有する施設においては、従来、各被提供者に対して上記案内情報が提供されておらず、健康志向の観点で利便性に優れていない。
また、上述のような情報処理装置を有する施設においては、各被提供者に対して提供された食品の履歴を特定する提供履歴情報について収集が行われていない。すなわち、係る施設において本来得られるはずの各個人の提供履歴情報に関して、蓄積及び有効活用がなされていないため、運用性に優れていない。
そこで、本発明の課題は、利便性及び運用性に優れる健康管理システムを提供することである。
本発明の第1観点に係る健康管理システムは、情報処理装置と、第1記憶部、第2記憶部、健康情報取得部、案内情報生成部、情報出力部、及び履歴情報生成部と、を備える。情報処理装置は、食品を提供する施設において、被提供者に関する情報処理を行う。第1記憶部、第2記憶部、健康情報取得部、案内情報生成部、情報出力部、及び履歴情報生成部は、情報処理装置内及び/又は情報処理装置外に配置される。第1記憶部、第2記憶部、健康情報取得部、案内情報生成部、情報出力部、及び履歴情報生成部は、情報処理装置内及び/又は情報処理装置外に配置される他の機能部と通信ネットワークを介して接続される。情報処理装置は、識別情報取得部と、食品情報入力部と、を含む。識別情報取得部は、被提供者識別情報を、所定のインターフェースを介して取得する。被提供者識別情報は、被提供者を識別する情報である。食品情報入力部は、提供食品情報を、所定の入力インターフェースを介して入力される。提供食品情報は、被提供者に対して提供される食品の情報である。第1記憶部は、健康情報を記憶する。健康情報は、被提供者の健康状態に関する情報である。健康情報取得部は、識別情報取得部によって取得された被提供者識別情報に基づき、被提供者の健康情報を第1記憶部から取得する。案内情報生成部は、健康情報取得部が取得した健康情報に基づき、最適食品案内情報を生成する。最適食品案内情報は、被提供者に適した食品の情報である。情報出力部は、案内情報生成部によって生成された最適食品案内情報を、被提供者に対して出力する。履歴情報生成部は、食品情報入力部において入力された提供食品情報に基づき、提供履歴情報を第2記憶部に格納する。提供履歴情報は、対応する被提供者に対して提供された食品の履歴に係る情報である。
本発明の第1観点に係る健康管理システムでは、健康情報取得部は識別情報取得部によって取得された被提供者識別情報に基づき被提供者の健康情報を第1記憶部から取得し、案内情報生成部は健康情報取得部が取得した健康情報に基づき被提供者に適した食品の情報である最適食品案内情報を生成し、情報出力部は案内情報生成部によって生成された最適食品案内情報を被提供者に対して出力する。これにより、食品を提供される施設において、被提供者が食品の提供を受ける際に、健康情報に応じた最適食品案内情報が、被提供者に対して出力される。その結果、被提供者は、出力された最適食品案内情報を考慮して食品を選択することが可能となる。よって、健康志向の観点で利便性に優れる。
また、履歴情報生成部は、食品情報入力部において入力された提供食品情報に基づき、対応する被提供者に対して提供された食品の履歴に係る情報である提供履歴情報を第2記憶部に格納する。これにより、被提供者に提供された食品に係る提供食品情報が、提供履歴情報として蓄積される。その結果、例えば最適食品案内情報の生成等、各種情報処理に際して、提供履歴情報を活用することが可能となる。また、蓄積した提供履歴情報を被提供者に対して出力することも可能となる。
よって、利便性に優れるとともに運用性にも優れる。
なお、ここでの「食品を提供する施設」には、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の食品の小売店舗、レストラン等の飲食施設、及び学校・寮・社内の食堂、等が含まれる。
また、「情報処理装置」には、例えば、被提供者に対して食品の重量又は価格を示す対面型計量器やPOS端末等の装置が含まれる。
また、「通信ネットワーク」には、例えば、食品が提供される施設において構築されるLAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)が含まれる。
また、「情報出力部」には、例えば、画像や動画を表示するディスプレイや、音声を出力するスピーカ等が含まれる。
また、「インターフェース」又は「入力インターフェース」には、例えば、識別情報/食品情報について、入力される入力キー、カード・スマホ・バーコード等から取得するスキャナやリーダ、又はネットワーク上の他の機器からダウンロードする通信部等が含まれる。
また、「健康情報」には、例えば、被提供者の健康状態、目標カロリー、持病、アレルギー、又は制限される食品等を特定する情報が含まれる。
また、「提供食品情報」には、例えば、被提供者が購入・選択した食品の、品目・品名、カロリー、又は計量値等を特定する情報が含まれる。
また、「最適食品案内情報」には、例えば、被提供者の健康状態から最適と想定される食品の品目・品名、重量、又は組合せ等に関する情報が含まれる。
また、「提供履歴情報」には、例えば、被提供者の提供食品情報(購入・選択した食品に係る情報)の履歴を特定する情報が含まれる。
本発明の第2観点に係る健康管理システムは、第1観点に係る健康管理システムであって、健康情報には、被提供者の目標摂取カロリー、アレルギー、塩分制限、又は摂取制限される食品に関する情報が含まれる。これにより、最適案内情報を精度よく生成して被提供者に対して提供することが可能となる。
本発明の第3観点に係る健康管理システムは、第1観点又は第2観点に係る健康管理システムであって、健康情報には、被提供者の体重又は体脂肪率に関する情報が含まれる。これにより、最適案内情報をさらに精度よく生成して被提供者に対して提供することが可能となる。
本発明の第4観点に係る健康管理システムは、第1観点から第3観点のいずれかに係る健康管理システムであって、提供履歴情報には、被提供者が提供された食品のカロリーに関する情報が含まれる。これにより、被提供者に提供された食品のカロリーを特定する情報が、提供履歴情報として蓄積される。その結果、例えば最適食品案内情報の生成等、各種情報処理に際して、提供履歴情報を特に有効活用することが可能となる。また、被提供者に提供された食品のカロリーに特化した履歴を特定する情報について、被提供者に対して出力することも可能となる。よって、利便性及び運用性にさらに優れる。
本発明の第5観点に係る健康管理システムは、第1観点から第4観点のいずれかに係る健康管理システムであって、最適食品案内情報には、健康情報及び/又は提供履歴情報に基づき被提供者に適していると想定される食品、の品目又は品名を特定する情報が含まれる。これにより、食品の被提供者が、提供を受ける食品を選択する際に、健康情報及び/又は提供履歴情報に基づき適していると想定される食品の品目又は品名を把握可能となる。
本発明の第6観点に係る健康管理システムは、第1観点から第5観点のいずれかに係る健康管理システムであって、最適食品案内情報には、健康情報及び/又は提供履歴情報に基づき被提供者に適していると想定される食品、の量を特定する情報が含まれる。これにより、食品の被提供者が、提供を受ける食品を選択する際に、健康情報及び/又は提供履歴情報に基づき適していると想定される食品の量を把握可能となる。
本発明の第7観点に係る健康管理システムは、第1観点から第6観点のいずれかに係る健康管理システムであって、最適食品案内情報には、健康情報及び/又は提供履歴情報に基づき被提供者に適していると想定される食品、のカロリーを特定する情報が含まれる。これにより、食品の被提供者が、提供を受ける食品を選択する際に、健康情報及び/又は提供履歴情報に基づき適していると想定される食品のカロリーを把握可能となる。
本発明に係る健康管理システムでは、食品を提供される施設において、被提供者が食品の提供を受ける際に、健康情報に応じた最適食品案内情報が、被提供者に対して出力される。その結果、被提供者は、出力された最適食品案内情報を考慮して食品を選択することが可能となる。よって、健康志向の観点で利便性に優れる。
また、被提供者に提供された食品に係る提供食品情報が、提供履歴情報として蓄積される。その結果、例えば最適食品案内情報の生成等、各種情報処理に際して、提供履歴情報を活用することが可能となる。また、蓄積した提供履歴情報を被提供者に対して出力することも可能となる。
よって、利便性に優れるとともに運用性にも優れる。
本発明の一実施形態に係る健康管理システムの概略構成図。 健康管理システムを構成する各部に含まれる機能部、及び各部間で送受信される情報について模式的に示したブロック図。 健康情報の一例を示した模式図。 提供履歴情報の一例を示した模式図。 統括サーバに含まれる機能部について概略的に示したブロック図。 統括サーバの処理の流れの一例を示したフローチャート。 健康管理システムで行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図。 最適食品案内情報が端末の情報出力部において表示される場合における表示画面の一例を示した模式図。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る健康管理システム100について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
(1)健康管理システム100の概要
図1は、本発明の一実施形態に係る健康管理システム100の概略構成図である。図2は、健康管理システム100を構成する各部に含まれる機能部、及び各部間で送受信される情報について模式的に示したブロック図である。
健康管理システム100は、食品を提供される施設(以下、「施設FC」と記載)において、食品の被提供者(以下、「被提供者PS」と記載)が食品の提供を受ける際に、被提供者PSの健康状態に応じて適していると想定される食品に関する情報(最適食品案内情報IO)を、被提供者PSに対して出力することで、被提供者PSの健康維持・健康向上を支援するシステムである。
また、健康管理システム100は、施設FCにおいて被提供者PSが選択し提供を受けた食品に関する情報(以下、「提供食品情報IF」と記載)を収集して履歴(以下、「提供履歴情報IR」)として蓄積することで、最適食品案内情報IOを生成する際における提供履歴情報IRの活用による精度向上を図るとともに、データマイニング等の各種情報処理における提供履歴情報IRの活用を促進するシステムである。
施設FCは、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の食品の小売店舗、レストラン等の飲食施設、及び学校・寮・社内の食堂等である。本実施形態において、施設FC(図1の施設FC1、FC2、FC3・・・)は複数存在し、各地に点在している。
健康管理システム100は、複数の情報処理端末10(情報処理装置)と、第1データベースサーバ20と、第2データベースサーバ30と、統括サーバ40と、を有する。本実施形態において、健康管理システム100は、情報処理端末10と、第1データベースサーバ20と、第2データベースサーバ30と、統括サーバ40と、が通信ネットワークNW1に接続されることで、互いに信号の送受信を行えるように配置されることで構成されている。
通信ネットワークNW1は、例えばインターネットや広域イーサネット(登録商標)等のWAN(Wide Area Network)を含む。通信ネットワークNW1は、情報処理端末10、第1データベースサーバ20、第2データベースサーバ30、及び統括サーバ40間における信号の伝送路として機能する。
健康管理システム100においては、操作者(被提供者PS又は施設FCのスタッフ等)によって各種コマンドが入力される。操作者は、情報処理端末10のコマンド入力部12(後述)等を介して、各種コマンドを入力する。
具体的に、健康管理システム100において入力されるコマンドには、例えば、案内情報表示コマンドCM1が含まれる。案内情報表示コマンドCM1は、健康管理システム100に対して最適食品案内情報IOの表示を要求するコマンドである。案内情報表示コマンドCM1は、最適食品案内情報IOの対象となる被提供者PSのID番号IN(後述)とともに入力される。
また、健康管理システム100において入力されるコマンドには、例えば、履歴更新コマンドCM2が含まれる。履歴更新コマンドCM2は、提供履歴情報IRの更新を要求するコマンドである。履歴更新コマンドCM2は、更新の対象となる被提供者PSのID番号IN、並びに提供履歴情報IRの更新内容(具体的には当該被提供者PSが選択した食品に係る提供食品情報IF)を特定する情報とともに入力される。
(2)各部の詳細
(2−1)情報処理端末10
情報処理端末10(以下、単に「端末10」と記載)は、施設FCにおいて設置され、食品の被提供者PSに対して各種情報処理を行う装置である。
本実施形態において、端末10は、例えば、対面型計量器10aである。対面型計量器10aは、主として、対面での計量販売において用いられる装置である。対面型計量器10aは、顧客(被提供者PS)が購入を希望する商品の種類および重量に基づいて、商品の価格を算出する。対面型計量器10aは、通常、店舗(施設FC)内のカウンターの上に設置される。カウンターの一方の側では、店舗のスタッフは、対面型計量器10aを操作して、顧客が購入を希望する食品を計量して価格を算出させる。カウンターの他方の側では、顧客は、対面型計量器10aのディスプレイに表示されている価格を確認することができる。スタッフは、対面型計量器10aのタッチパネルに表示されている食品リストから、顧客が購入を希望する食品を選択し、当該食品を対面型計量器10aに載せて価格を算出する。すなわち、対面型計量器10aは、対面型計量器10aに載置される食品(被提供者PSが提供を受ける食品)に関して、計量及び価格算出の情報処理を行う。
また、本実施形態において、端末10は、例えば、POS(Point Of Sale)端末装置10bである。POS端末装置10bは、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等、顧客に対して食品を提供する店舗(施設FC)において設置され、商品に添付されたバーコード等により表わされる商品コードを読み取ることで食品の価格を算出する装置である。商品コードは、POS端末装置10bでの商品売買の管理、さらには受注、発注、棚卸及び在庫管理等にも用いられる。POS端末装置10bは、店舗のスタッフによって、入力キーを介して、食品に関する情報及び単価を入力されることによっても、情報を入力可能である。POS端末装置10bは、管理サーバと通信可能に接続されており、POS端末装置10bにおいて処理された情報は、管理サーバにおいて履歴として登録されるようになっている。POS端末装置10bは、各食品の商品コードやスタッフによって入力された情報に基づき、各顧客によって選択された食品の合計価格を算出し、付属の印刷装置において情報を出力することで印字処理を行う。すなわち、POS端末装置10bは、情報を入力される食品(被提供者PSが提供を受ける食品)に関して、価格算出や印字等の情報処理を行う。
また、本実施形態において、端末10は、例えば、ヘルスメータ10cである。ヘルスメータ10cは、被測定者の体重及び体脂肪率等の身体情報を測定して表示する装置である。本実施形態において、ヘルスメータ10cは、学校・社内・病院等の食堂や、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等、食品を提供する施設(施設FC)において、利用者(被提供者PS)が身体情報を測定可能となることを目的として設置される。ヘルスメータ10cは、身体情報を測定するための各種センサを内蔵された載置台を有し、当該載置台に被測定者が乗ることによって各種センサに情報が入力され、入力された情報に基づき身体情報の算出・表示等の情報処理を行う。
各端末10は、主として、処理情報入力部11と、コマンド入力部12と、識別情報取得部13と、端末記憶部14と、情報出力部15と、端末通信部16と、端末処理部17と、を有している。
処理情報入力部11は、端末10において処理される情報を受け付けるための機能部である。例えば、対面型計量器10aにおいて処理情報入力部11は、計量を行うロードセル等のセンサである。また、例えばPOS端末装置10bにおいては、商品コードを読み取るスキャナや商品情報を入力される入力キーである。また、例えばヘルスメータ10cにおいては、身体情報を測定するための各種センサである。なお、本実施形態では、端末10は、処理情報入力部11において、履歴更新コマンドCM2に関して更新内容である提供食品情報IFを入力される。すなわち、処理情報入力部11は、提供食品情報IFを入力インターフェースを介して入力される「食品情報入力部」に相当する。
コマンド入力部12は、端末10において要求されるコマンドを受け付けるための機能部である。例えば、対面型計量器10aにおいてコマンド入力部12は、スタッフが食品リストから食品を選択するためのタッチパネルや入力キーである。また、例えばPOS端末装置10bにおいては合計価格の決定コマンドを入力するためのタッチパネルや入力キーである。また、例えばヘルスメータ10cにおいては、身体情報の測定開始コマンドを入力するための入力キーである。なお、本実施形態では、端末10は、コマンド入力部12において、案内情報表示コマンドCM1、履歴更新コマンドCM2を入力される。
識別情報取得部13は、端末10における情報処理の対象となる対象者(ここでは被提供者PS)の識別情報を取得するための機能部である。本実施形態において、識別情報取得部13は、インターフェースとして、被提供者PSのIDカードcd1を挿入されるカード挿入部131と、IDカードcd1のID番号IN(被提供者PSの識別情報)を読み取るID番号読取部132を有している。IDカードcd1は、各被提供者PSが保有し、RFID(Radio Frequency Identification)タグやバーコード若しくはQRコード(登録商標)等、保有者の個人情報を識別するためのID番号INを保持する記憶媒体を含んでおり、識別情報取得部13は、カード挿入部131に挿入されたIDカードcd1の記憶媒体に含まれるID番号INを、ID番号読取部132で読み取ることで被提供者PSの識別情報を取得する。
端末記憶部14は、RAM、ROM、及び/又はHDD等で構成される記憶部であり、処理に応じた制御プログラムを保持し、処理に必要な各種情報や識別情報取得部13が取得したID番号INを記憶するための記憶領域を含んでいる。例えば、対面型計量器10aにおいて端末記憶部14は、食品リスト等を記憶している。また、例えばPOS端末装置10bにおいて端末記憶部14は、入力される食品と値段との対応関係を記録したテーブル等を記憶している。また、例えばヘルスメータ10cにおいて端末記憶部14は、センサの検出値と、出力値との対応関係を定義したテーブル等を記憶している。各端末10において、端末記憶部14は、提供食品情報IFを生成するために用いられる情報、すなわち施設FCにおいて提供される食品に係る情報を登録された食品テーブルが記憶されている。
情報出力部15は、被提供者PSに対して、各種情報の出力を行うための機能部である。情報出力部15は、画像、動画、若しくはテキストメッセージを出力可能な液晶ディスプレイ若しくは電子ペーパ、及び/又は、音声を出力可能なスピーカを含む。例えば、対面型計量器10aにおいて情報出力部15は、被提供者PSが選択した食品の品目、重量、値段等を出力する。また、例えばPOS端末装置10bにおいて情報出力部15は、入力された食品の単価と、合計の値段等を出力する。また、例えばヘルスメータ10cにおいて情報出力部15は、対象者(ここでは被提供者PS)の身体情報を出力する。本実施形態において、情報出力部15は、これらの情報に限られず、統括サーバ40から送信された被提供者PSの最適食品案内情報IOを出力する。
端末通信部16は、通信ネットワークNW1で接続された他の装置と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。端末通信部16は、他の装置から送信された信号の入力部、又は他の装置に対する信号出力部としての機能を担っている。端末通信部16において受信した情報、及び端末通信部16から送信される情報は、端末記憶部14の所定の記憶領域に記憶されている。
端末処理部17は、端末10において行われる各種情報処理に関し、演算及び各部の制御を担う機能部である。端末処理部17は、制御プログラムに基づき、処理情報入力部11、コマンド入力部12、識別情報取得部13、及び/又は端末通信部16において入力された情報に応じて、対応する処理を実行する。例えば、対面型計量器10aにおいて端末処理部17は、被提供者PSが選択した食品の品目に応じて計量部の検出結果に基づき、重量や値段等を算出して情報出力部15から出力させる。また、例えばPOS端末装置10bにおいて端末処理部17は、入力された各食品に関し、合計の値段を算出して情報出力部15から出力させる。また、例えばヘルスメータ10cにおいて端末処理部17は、センサの検出結果に応じて対象者の身体情報を算出して情報出力部15から出力させる。本実施形態において、端末処理部17は、これらの情報に限られず、統括サーバ40から送信された被提供者PSの最適食品案内情報IOを情報出力部15から出力させる。
また、端末処理部17は、コマンド入力部12において案内情報表示コマンドCM1又は履歴更新コマンドCM2が入力された場合には、入力されたコマンドを端末通信部16によって統括サーバ40へと送信させる。この際、端末処理部17は、案内情報表示コマンドCM1を送信する場合には、コマンドに係る被提供者PSのID番号IN(すなわち、最適食品案内情報IOの表示対象である被提供者PSの識別情報)を、案内情報表示コマンドCM1に含めて送信する。また、端末処理部17は、履歴更新コマンドCM2を送信する場合には、コマンドに係る被提供者PSのID番号IN、及び履歴更新コマンドCM2に関連して入力された提供食品情報IFを、履歴更新コマンドCM2に含めて送信する。
(2−2)第1データベースサーバ20
第1データベースサーバ20(以下、「第1DBサーバ20」と記載)は、被提供者PSの健康状態に関する情報(以下、「健康情報IH」と記載)を記憶するための装置である。第1DBサーバ20は、互いにバスで電気的に接続された第1DBサーバ記憶部21、第1DBサーバ処理部22、第1DBサーバ通信部23、及び第1DBサーバ入力部24等の機能部を有している。
第1DBサーバ記憶部21は、RAM、ROM、及び/又はHDD等の記憶装置で構成されている。第1DBサーバ記憶部21は、被提供者PS毎の健康情報IHを記憶している。
図3は、健康情報IHの一例を示した模式図である。健康情報IHは、被提供者PSの健康状態に関する情報であり、例えば図3に示すような、被提供者PSの氏名、ID番号IN、性別、年齢、身長、体重、体脂肪率、目標摂取カロリー、アレルギー対象食品、項目別摂取制限量、及び摂取制限食品等の情報を登録されたテーブルである。
図3では、ID番号INが「130011」の被提供者PSの健康情報IHとして、氏名が「鈴木 **」、性別が「男」、年齢が「38(歳)」、身長が「176(cm)」、体重が「81(kg)」、体脂肪率が「25(%)」、目標摂取カロリーが「1800(kcal/1日)」、アレルギー対象食品が「えび、かに・、・・」、項目別摂取制限量が「塩分6g、糖質130g、・・・(/1日)」摂取制限食品が「イモ類、白米、・・・」であること等が登録されている様子が示されている。
第1DBサーバ処理部22は、第1DBサーバ記憶部21に記憶されている情報の入出力に係る処理を行う機能部である。第1DBサーバ処理部22は、第1DBサーバ20において入力された信号を取得し解読して、当該信号に基づき所定の処理を実行する。例えば、第1DBサーバ処理部22は、第1DBサーバ通信部23において受信する健康情報IHや、図示しない入力装置を介して入力された健康情報IHを、第1DBサーバ記憶部21内の対応する記憶領域に格納する。また、第1DBサーバ処理部22は、第1DBサーバ通信部23において受信した所定の信号(後述の「健康情報送信要求」)において要求される健康情報IHを、第1DBサーバ記憶部21から取得し、当該信号の送信元の装置に対して第1DBサーバ通信部23から送信させる。
第1DBサーバ通信部23は、通信ネットワークNW1を介して他の装置と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。第1DBサーバ通信部23は、第1DBサーバ20において信号入力部又は信号出力部としての機能を担っている。
第1DBサーバ入力部24は、第1DBサーバ記憶部21において記憶される健康情報IHの生成や更新に係るコマンドの入力を受け付けるための機能部である。第1DBサーバ20の管理者は、第1DBサーバ入力部24を操作して所定のコマンドを入力することで、第1DBサーバ記憶部21において記憶される健康情報IHの生成や更新を行うことが可能である。
(2−3)第2データベースサーバ30
第2データベースサーバ30(以下、「第2DBサーバ30」と記載)は、被提供者PSの提供履歴情報IRを記憶するための装置である。第2DBサーバ30は、互いにバスで電気的に接続された第2DBサーバ記憶部31、第2DBサーバ処理部32、第2DBサーバ通信部33、及び第2DBサーバ入力部34等の機能部を有している。
第2DBサーバ記憶部31は、RAM、ROM、及び/又はHDD等の記憶装置で構成されている。第2DBサーバ記憶部31は、被提供者PS毎の提供履歴情報IRを記憶している。
図4は、提供履歴情報IRの一例を示した模式図である。提供履歴情報IRは、被提供者PSが選択した食品(すなわち施設FCにおいて提供された食品)の履歴に関する情報であり、例えば図4に示すような、被提供者PSのID番号IN、氏名、食事の種別、日時、選択された食品(選択食品)、カロリー、塩分、糖質及び脂質等の情報を登録されたテーブルである。なお、提供履歴情報IRにおいて特定される情報は、提供食品情報IFと同様である(すなわち、提供食品情報IFにおいては、提供された食品に関する情報として、図4に示すような、食事の種別、日時、選択された食品(選択食品)、カロリー、塩分、糖質及び脂質等の情報が含まれる)。
図4では、ID番号が「130011」の被提供者PSの提供履歴情報IRとして、氏名が「鈴木 **」の被提供者PSが、食事の種別「朝(食)」を、日時「2015/09/12/07:15」に取り、当該朝食において、「無調整豆乳200ml(カロリー117kcal、糖質2.4(g)、脂質4.0(g)、・・・)」、「ヨーグルト75g(カロリー58kcal、糖質2.2(g)、脂質1.2(g)、・・・)」、「トースト1/6(カロリー174kcal、塩分0.8(g)、糖質26.6(g)、脂質2.7(g)、・・)」「ゆでたまご1個(カロリー90kcal、塩分66(g)、糖質1.1(g)、脂質6.0(g)、・・・)」を選択食品として選択したこと、等が登録されている様子が示されている。
第2DBサーバ処理部32は、第2DBサーバ記憶部31に保有されている情報の入出力に係る処理を行う機能部である。第2DBサーバ処理部32は、第2DBサーバ30において入力された信号を取得し解読して、当該信号に基づき所定の処理を実行する。例えば、第2DBサーバ処理部32は、第2DBサーバ通信部33において受信する提供履歴情報IRや、図示しない入力装置を介して入力された提供履歴情報IRを、第2DBサーバ記憶部31内の、対応する記憶領域に格納する。また、第2DBサーバ処理部32は、第2DBサーバ通信部33において受信した所定の信号(後述の「履歴情報送信要求」)において要求される提供履歴情報IRを、第2DBサーバ記憶部31から取得し、当該信号の送信元の装置に対して第2DBサーバ通信部33から送信させる。
第2DBサーバ通信部33は、通信ネットワークNW1を介して他の装置と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。第2DBサーバ通信部33は、第2DBサーバ30において信号入力部又は信号出力部としての機能を担っている。
第2DBサーバ入力部34は、第2DBサーバ記憶部31において記憶される提供履歴情報IRの生成や更新に係るコマンドの入力を受け付けるための機能部である。第2DBサーバ30の管理者は、第2DBサーバ入力部34を操作して所定のコマンドを入力することで、第2DBサーバ記憶部31において記憶される提供履歴情報IRの生成や更新を行うことが可能である。
(2−4)統括サーバ40
図5は、統括サーバ40に含まれる機能部について概略的に示したブロック図である。統括サーバ40は、入力された所定のコマンド(案内情報表示コマンドCM1)に応じて、対応する被提供者PSの最適食品案内情報IOを生成するための装置である。また、統括サーバ40は、入力された所定のコマンド(履歴更新コマンドCM2)に応じて対応する被提供者PSの提供履歴情報IRを生成するための装置でもある。
統括サーバ40は、係る装置として機能するために、互いにバスで電気的に接続された統括サーバ記憶部41、統括サーバ通信部42、入力制御部43、情報取得部44、最適食品案内情報生成部45、提供履歴情報更新部46、及び出力制御部47等の機能部を有している。
(2−4−1)統括サーバ記憶部41
統括サーバ記憶部41は、RAM、ROM及び/又はHDD等のメモリで構成され、複数の記憶領域を含んでいる。具体的に、統括サーバ記憶部41には、プログラム記憶領域411と、アドレス記憶領域412と、コマンド記憶領域413と、健康情報記憶領域414と、提供履歴情報記憶領域415と、送信データ記憶領域416と、案内情報表示コマンドフラグ417と、履歴更新コマンドフラグ418と、が含まれている。
プログラム記憶領域411には各機能部の処理や、他の機器との通信に使用される通信プロトコル等が定義された制御プログラムが格納されている。
アドレス記憶領域412には、各端末10、第1DBサーバ20、及び第2DBサーバ30の通信アドレス(例えばIPアドレスやMACアドレス)が登録されたアドレステーブルが格納されている(図示省略)。
コマンド記憶領域413には、端末10のコマンド入力部12において入力され、端末10から統括サーバ40に対して送信されたコマンドを記憶するための領域である。例えば、コマンド記憶領域413には、操作者が端末10において入力した各案内情報表示コマンドCM1及び各履歴更新コマンドCM2が個別に記憶されている。
健康情報記憶領域414は、第1DBサーバ20から送信された健康情報IHを記憶するための領域である。
提供履歴情報記憶領域415は、第2DBサーバ30から送信された提供履歴情報IRを記憶するための領域である。
送信データ記憶領域416には、各機能部によって生成された送信データ(他の機器へ送信されるデータ)が記憶されている。送信データ記憶領域416に記憶される送信データは、例えば、情報取得部44によって生成される、第1DBサーバ20宛ての健康情報送信要求や、第2DBサーバ30宛ての履歴送信要求である。また、送信データ記憶領域416に記憶される送信データは、例えば、最適食品案内情報生成部45によって生成される、特定の端末10宛ての最適食品案内情報IOである。また、送信データ記憶領域416に記憶される送信データは、例えば、提供履歴情報更新部46によって更新された、第2DBサーバ30宛ての提供履歴情報IRである。
案内情報表示コマンドフラグ417は、端末10からの案内情報表示コマンドCM1を受信した際に立てられるフラグである。なお、複数の案内情報表示コマンドCM1が送信される場合(すなわち、異なる端末10から案内情報表示コマンドCM1を送信される場合)を想定して、統括サーバ記憶部41においては案内情報表示コマンドフラグ417が複数設けられている。
履歴更新コマンドフラグ418は、端末10からの履歴更新コマンドCM2を受信した際に立てられるフラグである。なお、複数の履歴更新コマンドCM2が送信される場合(すなわち、異なる端末10から履歴更新コマンドCM2を送信される場合)を想定して、統括サーバ記憶部41においては履歴更新コマンドフラグ418が複数設けられている。
(2−4−2)統括サーバ通信部42
統括サーバ通信部42は、通信ネットワークNW1を介して他の装置と通信を行うための通信モジュールを含んでいる(図示省略)。統括サーバ通信部42は、統括サーバ40において信号入力部又は信号出力部としての機能を担っている。
(2−4−3)入力制御部43
入力制御部43は、統括サーバ通信部42において受信した信号を、取得し解読して、統括サーバ記憶部41内の所定の記憶領域に格納する。例えば、入力制御部43は、端末10から送信された案内情報表示コマンドCM1や履歴更新コマンドCM2をコマンド記憶領域413に格納する。また、例えば、入力制御部43は、第1DBサーバ20から送信された健康情報IHを、健康情報記憶領域414に格納する。また、例えば、入力制御部43は、第2DBサーバ30から送信された提供履歴情報IRを、提供履歴情報記憶領域415に格納する。
また、入力制御部43は、案内情報表示コマンドCM1を受信した場合には、案内情報表示コマンドフラグ417を立てる。また、入力制御部43は、履歴更新コマンドCM2を受信した場合には、履歴更新コマンドフラグ418を立てる。
(2−4−4)情報取得部44
情報取得部44は、第1DBサーバ20から健康情報IHを取得するための処理を担う機能部である。また、情報取得部44は、第1DBサーバ20から提供履歴情報IRを取得するための処理を担う機能部である。
情報取得部44は、案内情報表示コマンドフラグ417が立てられると、コマンド記憶領域413から案内情報表示コマンドCM1を取得し、最適食品案内情報IOを生成する対象である被提供者PSをID番号INによって特定する。そして、情報取得部44は、特定した被提供者PSの健康情報IHの送信を第1DBサーバ20に要求する信号(健康情報送信要求)と、特定した被提供者PSの提供履歴情報IRの送信を第2DBサーバ30に要求する信号(履歴情報送信要求)と、を生成して送信データ記憶領域416に格納する。これにより、健康情報送信要求が第1DBサーバ20に送信され、係る要求に対する応答として対応する健康情報IHが第1DBサーバ20から送信される。また、履歴情報送信要求が第2DBサーバ30に送信され、係る要求に対する応答として対応する提供履歴情報IRが第2DBサーバ30から送信される。すなわち、情報取得部44は、ID番号INに対応する健康情報IHを第1DBサーバ20から取得するための「健康情報取得部」、又はID番号INに対応する提供履歴情報IRを第2DBサーバ30から取得するための「提供履歴情報取得部」として機能する。
また、情報取得部44は、履歴更新コマンドフラグ418が立てられると、コマンド記憶領域413から履歴更新コマンドCM2を取得し、提供履歴情報IRを更新する対象である被提供者PSをID番号INによって特定する。そして、情報取得部44は、特定した被提供者PSの提供履歴情報IRの送信を第2DBサーバ30に要求する信号(履歴情報送信要求)を生成して送信データ記憶領域416に格納する。
(2−4−5)最適食品案内情報生成部45
最適食品案内情報生成部45は、健康情報送信要求によって取得した健康情報IH、及び履歴情報送信要求によって取得した提供履歴情報IRに基づき、最適食品案内情報IOを生成する。より詳細には、最適食品案内情報生成部45は、案内情報表示コマンドフラグ417が立てられている場合に、コマンド記憶領域413に記憶されている案内情報表示コマンドCM1を参照し、最適食品案内情報の提供対象となっている被提供者PSに関して対応する健康情報IH及び提供履歴情報IRを健康情報記憶領域414及び提供履歴情報記憶領域415から取得し、取得した各情報に基づき最適食品案内情報IOを生成する。なお、最適食品案内情報生成部45が、最適食品案内情報IOを生成するアルゴリズムについては、制御プログラムにおいて、定義されている。
本実施形態において、最適食品案内情報生成部45は、被提供者PSの目標摂取カロリーに基づき、最適食品案内情報IOを生成する。例えば、最適食品案内情報生成部45は、対象となる被提供者PSの健康情報IH及び提供履歴情報IRを参照し、提供履歴情報IRにおいて登録されている食品のカロリーの合計値(1日あたりの合計値)を算出し、健康情報IHにおいて登録されている目標摂取カロリーから係る合計値を減じた値の範囲内において、種別(例えば朝食・昼食・夕食等の種別)に応じた摂取カロリーの最適値を算出する。そして、最適食品案内情報生成部45は、算出した摂取カロリーの最適値に見合う食品の組合せを、適宜抽出する。
また、最適食品案内情報生成部45は、被提供者PSの項目別摂取制限量(具体的には塩分制限量、糖質制限量等)に基づき、最適食品案内情報IOを生成する。例えば、最適食品案内情報生成部45は、対象となる被提供者PSの健康情報IH及び提供履歴情報IRを参照し、提供履歴情報IRにおいて登録されている食品の各項目(塩分・糖質・脂質・たんぱく質等)の合計値を算出し、健康情報IHにおいて登録されている項目別摂取制限量(塩分制限・糖質制限等)から係る合計値を減じた値の範囲内において、種別(例えば朝食・昼食・夕食等の種別)に応じた各項目(塩分・糖質・脂質・たんぱく質等)の最適値を算出する。そして、最適食品案内情報生成部45は、各項目(塩分・糖質・脂質・たんぱく質等)の最適値に見合う食品の組合せを、適宜抽出する。
また、最適食品案内情報生成部45は、被提供者PSのアレルギー対象食品や、摂取制限食品に基づき、最適食品案内情報IOを生成する。例えば、最適食品案内情報生成部45は、摂取カロリーの最適値や各項目(塩分・糖質・脂質・たんぱく質等)の最適値等に見合う食品の組合せを抽出する際に、健康情報IHにおいて登録されているアレルギー対象食品及び摂取制限食品を含む食品については、組合せ対象から除外する。
最適食品案内情報生成部45は、最適食品案内情報IOを生成後、生成した最適食品案内情報IOを送信データ記憶領域416に格納し、対応する案内情報表示コマンドフラグ417をクリアする。
(2−4−6)提供履歴情報更新部46(履歴情報生成部)
提供履歴情報更新部46は、取得した提供履歴情報IRに基づき、提供履歴情報IRを更新する(すなわち、新たな提供履歴情報IRを生成する)。具体的に、提供履歴情報更新部46は、履歴更新コマンドフラグ418が立てられている場合に、コマンド記憶領域413に記憶されている履歴更新コマンドCM2を取得するとともに、当該コマンドにおいて更新対象となっている提供履歴情報IRを提供履歴情報記憶領域415から取得し、取得した当該提供履歴情報IRを更新する。提供履歴情報更新部46は、取得した当該提供履歴情報IRにおいて、履歴更新コマンドCM2に含まれる更新内容(提供食品情報IF)を新たに登録することで、提供履歴情報IRを更新する。
提供履歴情報更新部46は、更新した提供履歴情報IRを提供履歴情報記憶領域415に格納する。これにより、更新後の提供履歴情報IRが、第2DBサーバ30へ送信され、第2DBサーバ30において記憶される。すなわち、提供履歴情報更新部46は、更新後の提供履歴情報IRを第2DBサーバ30(第2DBサーバ記憶部31)に格納するための機能部である。提供履歴情報更新部46は、更新した提供履歴情報IRを提供履歴情報記憶領域415に格納後、対応する履歴更新コマンドフラグ418をクリアする。
(2−4−7)出力制御部47
出力制御部47は、送信データ記憶領域416に格納されている送信データを、宛先とされている機器へ統括サーバ通信部42から出力させる。例えば、出力制御部47は、送信データ記憶領域416に格納されている第1DBサーバ20宛ての健康情報送信要求、第2DBサーバ30宛ての履歴送信要求、特定の端末10宛ての最適食品案内情報IO、又は第2DBサーバ30宛ての提供履歴情報IRを適宜送信する。
(3)統括サーバ40の処理のフロー
図6は、統括サーバ40の処理の流れの一例を示したフローチャートである。統括サーバ40は、例えば、以下のような流れで処理を実行する。なお、以下の処理の流れについては、適宜変更が可能である。
統括サーバ40は、例えば、図6のステップS101からステップS111に示すような流れで処理を実行する。なお、図6に示す処理の流れは、適宜変更が可能であり、処理が適正に行われる限り、いずれかのステップの順序を入れ換えてもよいし、いずれかのステップが同時に実行されてもよいし、図示しない他のステップが追加されてもよい。
ステップS101において、統括サーバ40は、案内情報表示コマンドCM1を受信していない場合(すなわち、NOの場合)には、ステップS101に留まる。一方、統括サーバ40は、案内情報表示コマンドCM1を受信した場合(すなわち、YESの場合)には、ステップS102へ進む。
ステップS102において、統括サーバ40は、受信した案内情報表示コマンドCM1を解読して、当該コマンドに含まれるID番号INを特定する。そして、ステップS103へ進む。
ステップS103において、統括サーバ40は、健康情報送信要求を第1DBサーバ20に送信して、特定したID番号INに対応する健康情報IHを取得する。また、統括サーバ40は、履歴情報送信要求を第2DBサーバ30に送信して、特定したID番号INに対応する提供履歴情報IRを取得する。そして、ステップS104へ進む。
ステップS104において、統括サーバ40は、取得した健康情報IH及び提供履歴情報IRに基づき、最適食品案内情報IOを生成する。そして、ステップS105へ進む。
ステップS105において、統括サーバ40は、生成した最適食品案内情報IOを、特定の端末10(具体的には案内情報表示コマンドCM1の送信元の端末10)に対して送信する。これにより、生成された最適食品案内情報IOが、当該端末10の情報出力部15において出力される。そして、ステップS101に戻る。
ステップS106において、統括サーバ40は、履歴更新コマンドCM2を受信していない場合(すなわち、NOの場合)には、ステップS101に戻る。一方、統括サーバ40は、履歴更新コマンドCM2を受信した場合(すなわち、YESの場合)には、ステップS107へ進む。
ステップS107において、統括サーバ40は、受信した履歴更新コマンドCM2を解読して、当該コマンドに含まれるID番号INを特定する。そして、ステップS108へ進む。
ステップS108において、統括サーバ40は、統括サーバ40は、履歴情報送信要求を第2DBサーバ30に送信して、特定したID番号INに対応する提供履歴情報IRを取得する。そして、ステップS109へ進む。
ステップS109において、統括サーバ40は、受信した履歴更新コマンドCM2を解読して、当該コマンドに含まれる更新内容(提供食品情報IF)を特定する。そして、ステップS110へ進む。
ステップS110において、統括サーバ40は、特定した更新内容(提供食品情報IF)を、取得した提供履歴情報IRにおいて新たに登録することで、提供履歴情報IRを更新する(すなわち、新たな提供履歴情報IRを生成する)。そして、ステップS111へ進む。
ステップS111において、統括サーバ40は、更新後の提供履歴情報IRを、第2DBサーバ30へ送信する。そして、ステップS101に戻る。
(4)健康管理システム100において行われる処理のシーケンス
図7は、健康管理システム100で行われる処理の一例を模式的に示したシーケンス図である。
(4−1)期間S1
図7の期間S1に示されるように、操作者(被提供者PS又は施設FCのスタッフ等)によって端末10の識別情報取得部13においてIDカードcd1が挿入されるとともに案内情報表示コマンドCM1が入力されると、端末10は挿入されたIDカードcd1を読み取り、ID番号INを取得する。そして、端末10は、入力された案内情報表示コマンドCM1を、取得したID番号INを含めて統括サーバ40へ送信する。
端末10から送信された案内情報表示コマンドCM1を受信した統括サーバ40は、当該コマンドに含まれるID番号INを特定し、特定したID番号INに対応する健康情報IHを取得すべく健康情報送信要求を第1DBサーバ20へ送信するとともに、特定したID番号INに対応する提供履歴情報IRを取得すべく履歴情報送信要求を第2DBサーバ30へ送信する。
統括サーバ40からの健康情報送信要求を受信した第1DBサーバ20は、指定された健康情報IHを統括サーバ40へ送信する。統括サーバ40からの履歴情報送信要求を受信した第2DBサーバ30は、指定された提供履歴情報IRを統括サーバ40へ送信する。
統括サーバ40は、受信した第1DBサーバ20からの健康情報IH及び第2DBサーバ30からの提供履歴情報IRに基づき、最適食品案内情報IOを生成する。そして、統括サーバ40は、生成した最適食品案内情報IOを、案内情報表示コマンドCM1の送信元の端末10に対して送信する。統括サーバ40からの最適食品案内情報IOを受信した端末10は、受信した最適食品案内情報IOを情報出力部15において出力する。
図8は、最適食品案内情報生成部45によって生成された最適食品案内情報IOが端末10の情報出力部15(ここではディスプレイ)において表示される場合における表示画面の一例を示した模式図である。図8においては、ID番号INが「130011」の被提供者PSに対して提供された最適食品案内情報IOを示すテキスト情報が表わされている。
具体的に、図8においては、テキスト情報「最適メニュー案内」、「2015/09/12/12:03」、「ID:130011」、「以下のメニューが推奨されます。」、「品1:ささみフライ(200g, 410kcal)」、「品2:ほうれん草のごま和え(82g, 61kcal)」、「品3:大根の味噌汁(170g, 48kcal)」、「品4:玄米(160g, 264kcal)」が表示されることで、ID番号INが「130011」の被提供者PSが2015年9月12日12時3分に提供(出力)された最適食品案内情報IOにおいて、当該被提供者PSに適した食品の組み合わせとして、分量200gでカロリー410kcalのささみフライ、分量82gでカロリー61kcalのほうれん草のごま和え、分量170gでカロリー48kcalの大根の味噌汁、及び分量160gでカロリー264kcalの玄米、が抽出された様子が示されている。
(4−2)期間S2
図7の期間S2に示されるように、操作者(被提供者PS又は施設FCのスタッフ等)によって端末10の識別情報取得部13においてIDカードcd1が挿入されるとともに履歴更新コマンドCM2が入力されると、端末10は挿入されたIDカードcd1を読み取り、ID番号INを取得する。そして、端末10は、入力された履歴更新コマンドCM2を、取得したID番号IN、並びに履歴更新コマンドCM2に関連して入力された更新内容(提供食品情報IF)を含めて統括サーバ40へ送信する。
端末10から送信された履歴更新コマンドCM2を受信した統括サーバ40は、当該コマンドに含まれるID番号INを特定し、特定したID番号INに対応する提供履歴情報IRを取得すべく履歴情報送信要求を第2DBサーバ30へ送信する。統括サーバ40からの履歴情報送信要求を受信した第2DBサーバ30は、指定された提供履歴情報IRを統括サーバ40へ送信する。
統括サーバ40は、第2DBサーバ30から送信された提供履歴情報IRを取得すると、受信した履歴更新コマンドCM2に含まれる更新内容(提供食品情報IF)を特定し、取得した提供履歴情報IRにおいて係る提供食品情報IFを登録する(すなわち更新内容を反映する)ことで更新を行う。そして、統括サーバ40は、更新した提供履歴情報IRを、第2DBサーバ30へ送信する。統括サーバ40から送信された更新後の提供履歴情報IRを受信した第2DBサーバ30は、第2DBサーバ記憶部31において記憶している提供履歴情報IRについて、受信した当該提供履歴情報IRの内容(すなわち更新後の内容)で上書きして記憶する。
(5)健康管理システム100の特徴
(5−1)
健康管理システム100は、利便性及び運用性に優れている。
すなわち、昨今、社会的に健康志向が高まっており、個人が摂取する食品の品目やカロリーをコントロールすることに対する意識が高まっている。このため、摂取する食品に関連して健康向上の目安となる案内情報を各個人に応じて提供する仕組みに対する需要が高まっている。係る案内情報は、各個人が食品を摂取する際、より詳細には摂取する食品を選択するときに把握することが望まれている。よって、食品を提供する施設において、被提供者に対して食品が提供されるときに上記案内情報を提供することが、係る案内情報の提供方法としては最適である。
一方、従来、食品を提供する施設においては、例えば被提供者に対して提供される食品の重量を計量する計量装置や合計価格を算出するレジスタ等、各種情報処理を行う情報処理装置が用いられている。しかし、係る情報処理装置を有する施設においては、各被提供者に対して上記案内情報が提供されておらず、健康志向の観点で利便性に優れていなかった。
また、係る情報処理装置を有する施設においては、各被提供者に対して提供された食品の履歴を特定する提供履歴情報について収集が行われていない。すなわち、係る施設において本来得られるはずの各個人の提供履歴情報に関して、蓄積及び有効活用がなされていないため、運用性に優れていなかった。
この点、健康管理システム100では、情報取得部44(統括サーバ40)が識別情報取得部13(端末10)によって取得されたID番号IN(識別情報)に基づき被提供者PSの健康情報IHを第1DBサーバ記憶部21(第1DBサーバ20)から取得し、最適食品案内情報生成部45(統括サーバ40)が取得した健康情報IHに基づき被提供者PSに適した食品の情報である最適食品案内情報IOを生成し、情報出力部15(端末10)が生成された最適食品案内情報IOを被提供者PSに対して出力するように構成されている。これにより、食品を提供される施設FCにおいて、被提供者PSが食品の提供を受ける際に、健康情報IHに応じた最適食品案内情報IOが、被提供者PSに対して出力されるようになっている。その結果、被提供者PSは、出力された最適食品案内情報IOを考慮して食品を選択することが可能となっている。よって、健康志向の観点で利便性に優れている。
また、提供履歴情報更新部46(統括サーバ40)が、処理情報入力部11(端末10)において入力された提供食品情報IFに基づき、対応する被提供者PSに対して提供された食品の履歴に係る情報である提供履歴情報IRを、第2DBサーバ30に対して送信することで第2DBサーバ記憶部31に格納している。これにより、被提供者PSに提供された食品に係る提供食品情報IFが、提供履歴情報IRとして蓄積されるようになっている。その結果、例えば最適食品案内情報IOの生成等、各種情報処理に際して、提供履歴情報IRを活用することが可能となっている。また、蓄積した提供履歴情報IRを被提供者PSに対して出力することも可能となっている。
よって、利便性に優れるとともに運用性にも優れている。
(5−2)
健康管理システム100では、健康情報IHには、被提供者PSの目標摂取カロリー、アレルギー、塩分制限、又は摂取制限される食品に関する情報が含まれている。これにより、最適食品案内情報IOを精度よく生成して被提供者PSに対して提供することが可能となっている。
(5−3)
健康管理システム100では、健康情報IHには、被提供者PSの体重又は体脂肪率に関する情報が含まれている。これにより、最適食品案内情報IOをさらに精度よく生成して被提供者PSに対して提供することが可能となっている。
(5−4)
健康管理システム100では、提供履歴情報IRには、被提供者PSが提供された食品のカロリーに関する情報が含まれている。これにより、被提供者PSに提供された食品のカロリーを特定する情報が、提供履歴情報IRとして蓄積されるようになっている。その結果、例えば最適食品案内情報IOの生成等、各種情報処理に際して、提供履歴情報IRを特に有効活用することが可能となっている。また、被提供者PSに提供された食品のカロリーに特化した履歴を特定する情報について、被提供者PSに対して出力することも可能となっている。よって、利便性及び運用性にさらに優れている。
(5−5)
健康管理システム100では、最適食品案内情報IOには、健康情報IH及び/又は提供履歴情報IRに基づき被提供者PSに適していると想定される食品、の品目又は品名を特定する情報が含まれている。これにより、食品の被提供者PSが、提供を受ける食品を選択する際に、健康情報IH及び/又は提供履歴情報IRに基づき適していると想定される食品の品目又は品名を把握可能となっている。
(5−6)
健康管理システム100では、最適食品案内情報IOには、健康情報IH及び/又は提供履歴情報IRに基づき被提供者PSに適していると想定される食品、の量を特定する情報が含まれている。これにより、食品の被提供者PSが、提供を受ける食品を選択する際に、健康情報IH及び/又は提供履歴情報IRに基づき適していると想定される食品の量を把握可能となっている。
(5−7)
健康管理システム100では、最適食品案内情報IOには、健康情報IH及び/又は提供履歴情報IRに基づき被提供者PSに適していると想定される食品、のカロリーを特定する情報が含まれている。これにより、食品の被提供者PSが、提供を受ける食品を選択する際に、健康情報IH及び/又は提供履歴情報IRに基づき適していると想定される食品のカロリーを把握可能となっている。
(6)変形例
上記実施形態の健康管理システム100は、以下の変形例に示すように適宜変形が可能である。なお、各変形例は、矛盾が生じない範囲で他の変形例と組み合わせて適用されてもよい。
(6−1)変形例A
上記実施形態では、端末10が、対面型計量器10a、POS端末装置10b、又はヘルスメータ10cである場合を例に挙げて説明した。しかし、端末10は、必ずしもこれらに限定されず、施設FCにおいて情報処理を行う装置であれば、他のものであってもよい。例えば、情報処理端末10は、施設FCに設置される、対面型計量器10a以外の食品の計量器、POS端末装置10b以外のレジスタ、血圧測定器、印刷機、複合機、又はチケット発行機等であってもよい。また、例えば、情報処理端末10は、ラップトップPC、タブレットPC、及びスマートフォン等であってもよい。また、施設FCにおいて設置される端末10の台数は、必ずしも複数台である必要はなく、1台であってもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態では、施設FC内に配置される複数の情報処理端末10と、健康情報IHを蓄積する第1DBサーバ20、提供履歴情報IRを蓄積する第2DBサーバ30、及び最適食品案内情報IOを生成し提供履歴情報IRを更新する統括サーバ40が、それぞれ独立して設けられ、通信ネットワークNW1で通信可能に接続されることでシステムが構築されていた。しかし、健康管理システム100のシステム構成態様については、必ずしも上記態様には限定されず、適宜変更が可能である。
例えば、第1DBサーバ20、第2DBサーバ30、及び/又は統括サーバ40については、必ずしも施設FCの外部において配置される必要はなく、施設FC内(すなわち、端末10が設置される場所と同一構内)に配置されてもよい。係る場合、LAN(Local Area Network)を介して情報処理端末10と他の機能部とを接続することでシステムが構築されてもよい。
また、例えば、第1DBサーバ20、第2DBサーバ30、及び/又は統括サーバ40は、負荷分散のために、複数台設けられてもよい。
また、端末10に含まれるユニット(11〜17)のいずれかについては、必ずしも端末10内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば統括サーバ40)内に配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。
また、第1DBサーバ記憶部21は、必ずしも第1DBサーバ20内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば、端末10、第2DBサーバ30、及び/又は統括サーバ40)内に配置されてもよい。
また、第2DBサーバ記憶部31は、必ずしも第2DBサーバ30内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば、端末10、第1DBサーバ20、及び/又は統括サーバ40)内に配置されてもよい。
また、統括サーバ40に含まれるユニット(41〜47、411〜418)の一部/全部については、必ずしも統括サーバ40内に配置される必要はなく、通信可能な態様で配置される限り、他のユニット(例えば端末10や第1DBサーバ20又は第2DBサーバ30)内に配置されてもよいし、独立して配置されてもよい。
(6−3)変形例C
上記実施形態では、健康情報IHに、被提供者PSの氏名、ID番号、性別、年齢、身長、体重、体脂肪率、目標摂取カロリー、アレルギー対象食品、項目別摂取制限量、及び摂取制限食品等の情報が含まれる場合について説明した。健康情報IHにおいて、必ずしもこれらの情報の全てが必要ではなく、これらの情報の一部については適宜省略されてもよい。また、健康情報IHに含まれる情報については、必ずしもこれらに限定されず、これらとともに/これらに代えて、健康情報IHには他の情報が含まれていてもよい。例えば、健康情報IHには被提供者PSの血圧、持病、又は病歴等を特定する情報が含まれていてもよい。
(6−4)変形例D
上記実施形態では、提供履歴情報IRに、被提供者PSが施設FCにおいて提供された食品の履歴に関する情報として、被提供者PSのID番号、氏名、食事の種別、日時、選択された食品、カロリー、塩分、糖質及び脂質等の情報が含まれる場合について説明した。しかし、提供履歴情報IRにおいて、必ずしもこれらの情報の全てが必要ではなく、これらの情報の一部については適宜省略されてもよい。また、提供履歴情報IRに含まれる情報については、必ずしもこれらに限定されず、これらとともに/これらに代えて、提供履歴情報IRには他の情報が含まれていてもよい。例えば、提供履歴情報IRには、被提供者PSが施設FCにおいて提供された食品の履歴に関する情報として、食物繊維、たんぱく質、各種ビタミン、又はミネラル等の成分を特定する情報が含まれていてもよい。
(6−5)変形例E
上記実施形態では、最適食品案内情報IOにおいて、健康情報IH及び提供履歴情報IRに基づき被提供者PSに適していると想定される食品、の品目・品名、量、及びカロリーを特定する情報が含まれる場合について説明した。しかし、最適食品案内情報IOにおいて、必ずしもこれらの情報の全てが必要ではなく、これらの情報の一部については適宜省略されてもよい。また、最適食品案内情報IOにおいて含まれる情報については、必ずしもこれらに限定されず、これらとともに/これらに代えて、最適食品案内情報IOには他の情報が含まれていてもよい。例えば、最適食品案内情報IOには、被提供者PSに適していると想定される食品の組合せに関して複数のバリエーションが含まれてもよい。また、例えば、最適食品案内情報IOには、健康情報IH及び提供履歴情報IRに基づき被提供者PSに適していないと想定される食品を被提供者PSへ通知するための情報が含まれてもよい。
(6−6)変形例F
上記実施形態では、最適食品案内情報生成部45が、健康情報IH及び提供履歴情報IRの双方に基づき最適食品案内情報IOを生成する場合について説明した。しかし、これに限定されず、最適食品案内情報生成部45が、健康情報IH及び提供履歴情報IRのうち一方のみに基づいて最適食品案内情報IOを生成するように構成してもよい。
(6−7)変形例G
上記実施形態では、最適食品案内情報生成部45が、被提供者PSの目標摂取カロリー、項目別摂取制限量(具体的には塩分制限量、糖質制限量等)、アレルギー対象食品、及び摂取制限食品に基づき、最適食品案内情報IOを生成する場合について説明した。しかし、最適食品案内情報生成部45は、必ずしも係る態様で最適食品案内情報IOを生成する必要はなく、最適食品案内情報IOを生成するアルゴリズムについては適宜変更が可能である。
例えば、最適食品案内情報生成部45は、被提供者PSの目標摂取カロリー、項目別摂取制限量(具体的には塩分制限量、糖質制限量等)、アレルギー対象食品、及び摂取制限食品のうち、いずれかのみに基づき/いずれかの組合せに基づき、最適食品案内情報IOを生成してもよい。
また、最適食品案内情報生成部45は、健康情報IHに含まれる他の情報に基づいて、最適食品案内情報IOを生成してもよい。例えば、最適食品案内情報生成部45は、被提供者PSの体重又は体脂肪率に基づいて、最適食品案内情報IOを生成してもよい。係る場合、被提供者PSの体重又は体脂肪率が所定の基準値よりも大きい場合には、ダイエット(健康上の食事制限)に適していると想定される食品の組合せを抽出して、最適食品案内情報IOを生成してもよい。
(6−8)変形例H
上記実施形態では、端末10の識別情報取得部13がカード挿入部131とID番号読取部132とを含み、カード挿入部131にIDカードcd1を挿入されることでID番号読取部132によってID番号INを読み取る場合について説明した。しかし、健康管理システム100において被提供者PSの識別情報を取得する方法については、必ずしもこれに限定されず、適宜変更が可能である。
例えば、識別情報取得部13においてID番号INを直接入力する入力キーを配置し、当該入力キーによって操作者が識別情報を直接入力されることで被提供者PSの識別情報を取得するように構成してもよい。また、例えば、識別情報取得部13において被提供者PSの指紋、網膜、静脈等の生体情報を読み取るセンサを配置し、係るセンサにおける検出結果に基づき、被提供者PSを識別するように構成してもよい。
また、例えば、識別情報取得部13において被提供者PSが保有するスマートフォンやタブレットPC等の機器と、NFC(近距離無線通信)、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信を行う無線通信部を設け、当該無線通信部において係る機器と無線通信を行うことで、被提供者PSの識別情報を入力されるようにしてもよい。係る場合、コマンド(CM1、CM2)についても無線通信によって入力されるようにしてもよい。
(6−9)変形例I
上記実施形態では、各端末10において、端末記憶部14が、提供食品情報IFを生成するために用いられる情報、すなわち施設FCにおいて提供される食品に係る情報を登録された食品テーブルを記憶していた。しかし、当該食品テーブルは、必ずしも端末記憶部14において記憶される必要はなく、端末10と通信可能に接続された他の機器内において記憶されてもよい。係る場合、端末10は、必要に応じて当該機器において記憶される食品テーブルを取得若しくは参照するようにすればよい。
(6−10)変形例J
上記実施形態では、施設FCが、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の食品の小売店舗、レストラン等の飲食施設、及び学校・寮・社内の食堂等である場合を例に挙げて説明した。しかし、施設FCは、必ずしもこれらに限定されず、被提供者PSに対して食品を提供する施設であれば他のものであってもよい。例えば、施設FCは、例えば、医療施設、スポーツジム、又は公共施設等であってもよい。
本発明は、健康管理システムに利用可能である。
10 :情報処理端末(情報処理装置)
10a :対面型計量器(情報処理装置)
10b :POS端末装置(情報処理装置)
10c :ヘルスメータ(情報処理装置)
11 :処理情報入力部(食品情報入力部)
12 :コマンド入力部
13 :識別情報取得部
14 :端末記憶部
15 :情報出力部
16 :端末通信部
17 :端末処理部
20 :第1DBサーバ(第1データベースサーバ)
21 :第1DBサーバ記憶部(第1記憶部)
22 :第1DBサーバ処理部
23 :第1DBサーバ通信部
24 :第1DBサーバ入力部
30 :第2DBサーバ(第2データベースサーバ)
31 :第2DBサーバ記憶部(第2記憶部)
32 :第2DBサーバ処理部
33 :第2DBサーバ通信部
34 :第2DBサーバ入力部
40 :統括サーバ
41 :統括サーバ記憶部
42 :統括サーバ通信部
43 :入力制御部
44 :情報取得部(健康情報取得部)
45 :最適食品案内情報生成部
46 :提供履歴情報更新部(履歴情報生成部)
47 :出力制御部
100 :健康管理システム
131 :カード挿入部
132 :ID番号読取部
411 :プログラム記憶領域
412 :アドレス記憶領域
413 :コマンド記憶領域
414 :健康情報記憶領域
415 :提供履歴情報記憶領域
416 :送信データ記憶領域
417 :案内情報表示コマンドフラグ
418 :履歴更新コマンドフラグ
CM1 :案内情報表示コマンド
CM2 :履歴更新コマンド
FC(FC1、FC2、FC3) :施設
IF :提供食品情報
IH :健康情報
IN :ID番号(被提供者識別情報)
IO :最適食品案内情報
IR :提供履歴情報
NW1 :通信ネットワーク
PS :被提供者
cd1 :IDカード
特開2016−62341号公報 特開2013−191180号公報

Claims (7)

  1. 食品を提供する施設において、被提供者に関する情報処理を行う情報処理装置と、
    前記情報処理装置内及び/又は前記情報処理装置外に配置され、前記情報処理装置内及び/又は前記情報処理装置外に配置される他の機能部と通信ネットワークを介して接続される、第1記憶部、第2記憶部、健康情報取得部、案内情報生成部、情報出力部、及び履歴情報生成部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、前記被提供者を識別する情報である被提供者識別情報を所定のインターフェースを介して取得する識別情報取得部と、前記被提供者に対して提供される食品の情報である提供食品情報を所定の入力インターフェースを介して入力される食品情報入力部と、を含み、
    前記第1記憶部は、前記被提供者の健康状態に関する情報である健康情報を記憶し、
    前記健康情報取得部は、前記識別情報取得部によって取得された前記被提供者識別情報に基づき、前記被提供者の健康情報を前記第1記憶部から取得し、
    前記案内情報生成部は、前記健康情報取得部が取得した前記健康情報に基づき、前記被提供者に適した食品の情報である最適食品案内情報を生成し、
    前記情報出力部は、前記案内情報生成部によって生成された前記最適食品案内情報を、前記被提供者に対して出力し、
    前記履歴情報生成部は、前記食品情報入力部において入力された前記提供食品情報に基づき、対応する前記被提供者に対して提供された食品の履歴に係る情報である提供履歴情報を前記第2記憶部に格納する、
    健康管理システム。
  2. 前記健康情報には、前記被提供者の目標摂取カロリー、アレルギー、塩分制限、又は摂取制限される食品に関する情報が含まれる、
    請求項1に記載の健康管理システム。
  3. 前記健康情報には、前記被提供者の体重または体脂肪率に関する情報が含まれる、
    請求項1又は2に記載の健康管理システム。
  4. 前記提供履歴情報には、前記被提供者が提供された食品のカロリーに関する情報が含まれる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  5. 前記最適食品案内情報には、前記健康情報及び/又は前記提供履歴情報に基づき前記被提供者に適していると想定される食品の品目又は品名を特定する情報が含まれる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  6. 前記最適食品案内情報には、前記健康情報及び/又は前記提供履歴情報に基づき前記被提供者に適していると想定される食品の量を特定する情報が含まれる、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の健康管理システム。
  7. 前記最適食品案内情報には、前記健康情報及び/又は前記提供履歴情報に基づき前記被提供者に適していると想定される食品のカロリーを特定する情報が含まれる、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の健康管理システム。
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