JP2018047524A - バレル槽 - Google Patents
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Abstract
Description
上面が投入排出口として開放された箱形のバレル本体と、
前記投入排出口を閉塞する蓋と、
ボルトを貫通状態で支持する基部と、前記基部から径方向外方へ延出した複数のアーム部とを有する固定具と、
前記バレル本体に設けられ、前記ボルトを前記蓋の上面に当接させた状態で締め込んだときに、前記複数のアーム部の延出端部によって上向きに押圧される複数の受圧部と、
前記蓋の上面のうち前記ボルトの当接位置を包囲するように配され、前記固定具が載置可能な受け面と、
前記蓋の上面と前記固定具の下面とに形成され、前記固定具を前記蓋に対して同心状に位置決め可能な位置決め部とを備えているところに特徴を有する。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図22を参照して説明する。尚、以下の説明において、上下の方向については、図2,3,7,8,20〜22にあらわれる向きを、そのまま上方、下方と定義する。
バレル槽Aは、バレル研磨機(図示省略)に用いられるものである。バレル槽Aの内部にワークや研磨石を投入した状態で回転させることで、ワークが研磨されるようになっている。バレル槽Aは、バレル本体10と、蓋50と、固定部材57とを備えて構成されている。バレル本体10は、上面が投入排出口11として開放され、平面視形状が概ね正六角形の有底角筒状をなしている。バレル本体10は、金属製の1つの缶体12と、金属製の3つの受け部材27,28と、合成樹脂製の1つの保護部材35と、金属製の3つの固定用ボルト67とを備えて構成されている。
図4,5に示すように、缶体12は、平面視正六角形の外周壁13を有する。外周壁13は、120°ピッチで配した略方形をなす3つの第1外壁部14と、120°ピッチで配した略方形をなす3つの第2外壁部15とから構成されている。3つの第1外壁部14と3つの第2外壁部15は、周方向に交互に配置されて正六角形状に連なった形態となるように一体化されている。
各第1外壁部14の外面には、夫々、受け部材27,28が取り付けられている。3つの受け部材27,28のうち2つの受け部材27には、作業者が手で掴めるようにするための取っ手29が形成されている。各受け部材27,28のうち外周壁13の上端よりも高い位置には、遊嵌凹部30が形成されている。遊嵌凹部30は、受け部材27,28の外面のうち径方向内方に臨む面と、受け部材27,28の外面のうち平面視における反時計回り方向に臨む面において外部に開放されている。
保護部材35は、たとえば、ウレタン樹脂からなり、平面視形状が正六角形の有底角筒状をなしている。保護部材35は、缶体12の内部に収容されるようになっている。保護部材35の上面には、その全領域に亘って開口部36が形成されている。保護部材35を缶体12内に取り付けた状態では、保護部材35の開口部36が、バレル本体10の投入排出口11として機能する。保護部材35は、ワークや研磨石が衝突することに起因して缶体12が傷付くことを防止する保護機能と、ワークが金属製の缶体12に衝突することによって傷付くことを防止する保護機能とを兼ね備えている。
蓋50は、バレル本体10の投入排出口11を全領域に亘って開閉するものであり、図3に示すように、金属板材51と金属板材51の下面に固着したゴムシート52とからなる二枚重ね構造である。図13に示すように、蓋50の外周縁には、周方向に120°の等角度ピッチを空けた3つの切欠部53が形成されている。図3,13に示すように、蓋50(金属板材51)の上面の中心部には、平面視円形をなす位置決め凸部54が形成されている。位置決め凸部54の外周面は、上方に向かって外径が小さくなるようなテーパ状をなしている。図18に示すように、蓋50の上面のうち位置決め凸部54の外周に沿った円環状の領域は、位置決め凸部54と同心の受け面55となっている。図21,22に示すように、位置決め凸部54の上面の中心部には、位置決め凸部54及び受け面55と同心の円錐状(擂り鉢状)に凹ませた形態の支承部56が形成されている。
図3,21,22に示すように、固定部材57は、金属製の固定具58と、金属製の押圧用ボルト64とを備えて構成されている。固定具58は、平面視円形をなす基部59と、3本のアーム部62とを備えて構成された単一部品である。基部59には、その下端部外周縁から全周に亘って下方へ延出した形態のスカート部60が形成されている。スカート部60の下端部は、基部59と同心の円環形をなし、蓋50の受け面55に載置されるようになっている。
蓋50をバレル本体10から外した状態では、缶体12に保護部材35を取り付けることができる。保護部材35を取り付ける際には、第1保護壁部38が第1外壁部14と対応し、第2保護壁部39が第2外壁部15に対応するように缶体12と保護部材35を周方向に位置合わせし、保護部材35を着脱口16から缶体12内に収容する。保護部材35が収容されると、3つの嵌合凹部47が3つの第2支持部21に嵌合され、3つのテーパ状押圧面48が3つのテーパ面23に対し上から当接する。このとき、フランジ部40の下面(開口側芯金41)は、第1支持部19の上端面から僅かに浮いた状態となっている。
保護部材35を缶体12に取り付けた状態では、バレル本体10に蓋50を取り付けることができる。蓋50を取り付ける際には、切欠部53を受け部材27,28に嵌合させるように蓋50の位置をバレル本体10に合わせ、蓋50をバレル本体10の上端部に載置する。このとき、ゴムシート52が保護周壁37の上端縁に当接する。次に、固定部材57を蓋50の上面に載置する。このとき、図21に示すように、押圧用ボルト64は、固定具58に対して相対的に上方へ変位させ、押圧用ボルト64の下端部(球面部65)を、位置決め凹部61の内部に下向きに突出しないように基部59内に収容する。また、図19に示すように、3本のアーム部62は、周方向において受け部材27,28(受圧部31)から外れるように配する。
蓋50をバレル本体10から外す際には、ハンドル66を摘んで押圧用ボルト64を反時計回り方向(緩み方向)へ回転させればよい。押圧用ボルト64の回転に伴い、受圧部31(受圧面32)に対するアーム部62からの押圧が解除される。アーム部62による押圧が解除されると、固定具58が押圧用ボルト64の回転に伴って連れ回りしようとするので、作業者はハンドル66を摘んでいない側の手でアーム部62を抑え、固定具58が連れ回りしないようにする。この状態で押圧用ボルト64の回転を続けると、固定具58が蓋50に対して相対的に低くなるように変位し、アーム部62の上面が規制突起33よりも低い位置まで下がる。この後は、固定具58を反時計回り方向へ回し、アーム部62を遊嵌凹部30から離脱させる。そして、固定部材57と蓋50を一緒に、又は別々に持ち上げれば、蓋50がバレル本体10から外される。
蓋50をバレル本体10から外すと、保護部材35を缶体12から取り出すことができる。保護部材35が損耗して交換時期になったら、新しい保護部材35と交換する。保護部材35を取り出す際には、固定用ボルト67を緩めて缶体12及び保護部材35から外し、この後、フランジ部40に指を引っ掛けて保護部材35を缶体12から抜き取る。このとき、経年変化によって合成樹脂製の保護部材35が膨張し、保護部材35の外面が広範囲に亘って缶体12の内面に密着していると、手作業では保護部材35を缶体12から抜き取ることができなくなることが懸念される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例1では、蓋の位置決め部(位置決め凸部)を突出した形態とし、固定具の位置決め部(位置決め凹部)を凹んだ形態としたが、これとは逆に、蓋の位置決め部を凹んだ形態とし、固定具の位置決め部を突出した形態としてもよい。
(2)上記実施例1では、固定具は3本のアーム部を有しているが、アーム部の数は、2本でもよく、4本以上でもよい。
(3)上記実施例1では、ボルト(押圧用ボルト)の締め込みに伴って固定具が浮き上がったときに、位置決め部(位置決め凸部と位置決め凹部)による位置決め機能が低下するようになっているが、ボルトの締め込みに伴って固定具が浮き上がった状態でも、位置決め部による位置決め機能が維持されるようにしてもよい。この場合、蓋は、ボルトの支承部を形成しない形態としてもよい。
(4)上記実施例1では、ボルト(押圧用ボルト)の下端部と支承部が線接触状態で接触するようにしたが、ボルトの下端部と支承部が点接触するようにしてもよい。
(5)上記実施例1では、ボルト(押圧用ボルト)の下端部に球面部を形成したが、ボルトの下端部は非球面形状であってもよい。
(6)上記実施例1では、受圧部に、アーム部の延出端部が周方向に位置ずれして受圧部から外れるのを防止するための規制突起を形成したが、受圧部は規制突起を有しない形態であってもよい。
(7)上記実施例1では、受圧部を構成する遊嵌凹部が、周方向における一方の側のみに開放されているが、遊嵌凹部は、周方向における両側に開放されていてもよい。
10…バレル本体
11…投入排出口
31…受圧部
33…規制突起
50…蓋
54…位置決め凸部(位置決め部)
55…受け面
56…支承部
58…固定具
59…基部
61…位置決め凹部(位置決め部)
62…アーム部
64…押圧用ボルト(ボルト)
65…球面部
Claims (5)
- 上面が投入排出口として開放された箱形のバレル本体と、
前記投入排出口を閉塞する蓋と、
ボルトを貫通状態で支持する基部と、前記基部から径方向外方へ延出した複数のアーム部とを有する固定具と、
前記バレル本体に設けられ、前記ボルトを前記蓋の上面に当接させた状態で締め込んだときに、前記複数のアーム部の延出端部によって上向きに押圧される複数の受圧部と、
前記蓋の上面のうち前記ボルトの当接位置を包囲するように配され、前記固定具が載置可能な受け面と、
前記蓋の上面と前記固定具の下面とに形成され、前記固定具を前記蓋に対して同心状に位置決め可能な位置決め部とを備えていることを特徴とするバレル槽。 - 少なくとも3本の前記アーム部が、周方向に等角度ピッチで設けられていることを特徴とする請求項1記載のバレル槽。
- 前記蓋の上面に形成され、前記ボルトの下端部を径方向への移動を規制した状態で回転可能に支持可能な支承部を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のバレル槽。
- 前記ボルトの下端部が球面部となっており、
前記支承部が、前記球面部に対し円形領域に沿って線接触するように凹んだ形態であることを特徴とする請求項3記載のバレル槽。 - 前記受圧部に形成され、前記アーム部の延出端部が前記受圧部から周方向に離脱することを規制する規制突起を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のバレル槽。
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JP2016183941A JP2018047524A (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | バレル槽 |
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JP2022551236A (ja) * | 2019-11-08 | 2022-12-08 | ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド | 取り外し用のモジュール型挿入用システム及び一体的なセンサーを備える研磨用タンク |
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