JP2018046777A - 害虫捕獲具 - Google Patents
害虫捕獲具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018046777A JP2018046777A JP2016184734A JP2016184734A JP2018046777A JP 2018046777 A JP2018046777 A JP 2018046777A JP 2016184734 A JP2016184734 A JP 2016184734A JP 2016184734 A JP2016184734 A JP 2016184734A JP 2018046777 A JP2018046777 A JP 2018046777A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- bottle
- bottle cap
- pipe rod
- funnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 241000607479 Yersinia pestis Species 0.000 title claims abstract description 188
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 36
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims description 15
- 239000004615 ingredient Substances 0.000 claims description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims 1
- 241000320508 Pentatomidae Species 0.000 description 44
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 36
- 101100204059 Caenorhabditis elegans trap-2 gene Proteins 0.000 description 28
- 241000238631 Hexapoda Species 0.000 description 22
- 241000578422 Graphosoma lineatum Species 0.000 description 18
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 14
- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- 241000258937 Hemiptera Species 0.000 description 6
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 6
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 235000019645 odor Nutrition 0.000 description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 6
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 4
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 4
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 4
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 4
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 4
- 241000239290 Araneae Species 0.000 description 2
- 229920000049 Carbon (fiber) Polymers 0.000 description 2
- 241000258920 Chilopoda Species 0.000 description 2
- 241000270722 Crocodylidae Species 0.000 description 2
- 241000257303 Hymenoptera Species 0.000 description 2
- 235000010627 Phaseolus vulgaris Nutrition 0.000 description 2
- 244000046052 Phaseolus vulgaris Species 0.000 description 2
- BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N Vinyl chloride Chemical compound ClC=C BZHJMEDXRYGGRV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 2
- 235000013361 beverage Nutrition 0.000 description 2
- 239000004917 carbon fiber Substances 0.000 description 2
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 2
- LNNWVNGFPYWNQE-GMIGKAJZSA-N desomorphine Chemical compound C1C2=CC=C(O)C3=C2[C@]24CCN(C)[C@H]1[C@@H]2CCC[C@@H]4O3 LNNWVNGFPYWNQE-GMIGKAJZSA-N 0.000 description 2
- 239000003814 drug Substances 0.000 description 2
- 229940079593 drug Drugs 0.000 description 2
- 235000013399 edible fruits Nutrition 0.000 description 2
- 230000002708 enhancing effect Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 2
- 230000008676 import Effects 0.000 description 2
- 239000002917 insecticide Substances 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 2
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 2
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 2
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 239000004575 stone Substances 0.000 description 2
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 2
Images
Landscapes
- Catching Or Destruction (AREA)
Abstract
【解決手段】蓋22を有する大径捕獲口23とその下方位にある小径口20とを壁状面で繋いだ漏斗状捕獲器2の小径口20に対し、遠隔パイプ杆3の一端30が接続され、遠隔パイプ杆3の他端31には、内ネジ33を有するボトルキャップ32が、その開放状の接続端を外向き姿勢とするよう、ボトルキャップ32天面板35中央が、遠隔パイプ杆3の他端31に貫通された状態に一体化され、ボトルキャップ32に対して、ボトルキャップ32の内ネジ33に螺合可能な外ネジ71を有する先端口70が、捕獲対象害虫類の入り口としてなる留置ボトル7が、留置ボトル7の先端口70を介して着脱自在に接続されてなる害虫捕獲具1である。
【選択図】図1
Description
カメムシは、年に1ないし3回程度発生し、果実や豆類などの農作物に被害を与える害虫であり、特に農村部や山間部に位置する家々では、秋になって越冬場所を探して頻繁に室内に飛び込んでくるそれら成虫に悩まされることとなり、排除しようとして触れると特有の悪臭を放つため、できれば静かに捕獲して密閉したまま室外に運び出し、焼却ゴミなどとして適切に処分してしまいたいところではあるものの、捕獲に際して昆虫採集用の網などを用いて捕獲しようとしても、それが刺激となって例の如くの悪臭を発散されてしまうことから、迂闊に手も出せず、人夫々が様々な態様、例えば樹脂袋などを被せて掴むように捕獲するなどの工夫を凝らして対処せざるを得ないという現状に置かれているだけではなく、室内壁面の高所に留まるカメムシに対しては、さらに捕獲することが困難となり、室内での使用に躊躇する人でも止むを得ず殺虫剤を用いざるを得ないこととなってしまうが、それが頻繁になると金銭的な問題だけではなく、室内環境の点で影響が心配されてしまい、特に、このカメムシは、大量発生するケースが多いだけに、その処理に困り果てている。
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、壁面に留まっている害虫に対し、捕獲可能な異形漏斗形状とした害虫捕獲具の基部をペットボトルの口に装着可能なものとし、それら害虫に直接手で触れることなく、当該害虫捕獲具を介してペットボトル内に捕獲可能にしてなるものや、同特許文献1(2)に見られるような、市販のペットボトルを胴部上方適所で切断し、切断した該ペットボトルの一方の有底胴部がカメムシを溜める容器となるようにし、切断した該ペットボトルの他方の漏斗形状となる口がわが、カメムシを逃がさないための漏斗状容器となし、当該カメムシを溜める容器の上部切断端開口部に対し、上下反転させた当該漏斗状容器が嵌合状に一体化されてなるカメムシを捕獲する本体部分を設け、カメムシを捕獲する該本体部分の適所に、伸縮ポールの先端が着脱可能に接続されたものとし、高所に留まるカメムシを捕獲可能としてなるものなどが散見される。
上述したとおり、従前までに提案のある各種害虫捕獲具類は、高所に留まるカメムシなどの害虫を捕獲するのが難しかったり、または、捕獲後のカメムシなどの害虫の処分作業が繁雑となるだけではなく、捕獲後の害虫に悪臭を発生させてしまったり、簡単に逃避されてしまう虞があるなどといった、何れかの問題点を残したままとなっているものであり、本願出願人は、こうした従来型の害虫捕獲器具類の欠点を悉く解消し、毎年発生するカメムシに代表される様々の害虫対策として、その発見と同時に円滑且つ速やかに捕獲、収集し、何の弊害を被ることなく廃棄、処理してしまうことができる新規な害虫捕獲技術の必要性を痛感するに至ったものである。
そこで、この発明は、害虫類に手を触れることなく、遠隔的に捕獲することができる上、留置した害虫類を全く逃避させることなく、効率的に廃棄、処理することを可能とする新たな害虫捕獲技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の害虫捕獲具を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の害虫捕獲具は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、開閉自在な蓋を有する大径捕獲口とその下方位の小径口とを壁状面で繋いだ漏斗状捕獲器の当該小径口に対し、所定長であって、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅の少なくとも何れか一方よりも大きい内径に設定した遠隔パイプ杆の一端が接続され、該遠隔パイプ杆の他端には、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢として、該ボトルキャップ天面板中央が該遠隔パイプ杆の他端に貫通された状態に一体化されたものとなし、当該ボトルキャップに対しては、該ボトルキャップの内ネジに螺合可能とする外ネジに形成された先端口を捕獲対象害虫類の入り口としてなる留置ボトルが、該留置ボトルの先端口を介して着脱自在に接続されてなるものとした構成を要旨とする害虫捕獲具である。
漏斗状捕獲器は、壁面などに留まっているカメムシなどの害虫類を、手に直接触れること無く簡単に捕獲可能とする機能を担うものであり、漏斗状の外観形状を呈し、捕獲した害虫類をそれらの自重によって遠隔パイプ杆がわへ滑落状に落とし込むことができる形状のものとしなければならず、より具体的には、開閉自在な蓋を有する大径捕獲口と小径口とを壁状面で繋いでなり、該小径口に対し、遠隔パイプ杆の一端が接続されたものとすべきであり、大径捕獲口の輪郭形状を平断面形概略四角形および平断面形概略八角形の何れか一方とし、壁面に直線状の縁を接するようにして害虫類を捕獲可能なものとするのが望ましく、合成樹脂成形品とすることが可能であり、例えば、後述する実施例にも示すように、既製品のペットボトル(未使用、使用済みは問わず、勿論専用に形成したものでも差し支えはない。以下、同様。)の口を小径口とし、該ペットボトルの胴部適所を、軸心に直交する方向に切断して大径捕獲口とし、該大径捕獲口には、該ペットボトルの切断除去した有底胴部の天地を反転してなる蓋が、該有底胴部の弾性によって周壁密着状となるよう脱着・開閉自在に嵌着されたものとする。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以上のとおりの構成からなるこの発明の害虫捕獲具1は、図6および図7に示すように、建築物壁面9などの高所に留まっているカメムシ8を捕獲しようとする利用者は、留置ボトル7や遠隔パイプ杆3の下端寄り適所などの適所を把持し、漏斗状捕獲器2大径捕獲口23の一辺縁を、カメムシ8の直下付近の建築物壁面9に接合させ、上方に向けて擦り上げるようにして、カメムシ8を漏斗状捕獲器2内に落下させた後、速やかに蓋22を、没入規制部25に達するまで装着すると共に、互いの凹凸形状部分26,27同士を嵌合し、蓋22の外周壁と漏斗状捕獲器2の内周壁との隙間を無くすよう嵌着し、確りと施蓋すると共に、相互間の隙間からカメムシ8が脱出してしまうのを、より確実に阻止するものとした上、必要に応じて当該害虫捕獲具1に軽く振動を加えるなどしながら、漏斗状捕獲器2の内壁形状に沿ってカメムシ8が自重により滑落するよう遠隔パイプ杆3中を通過し、留置ボトル7中に落下するよう誘導し、複数のカメムシ8を連続捕獲する場合には、蓋22を外して、複数のカメムシ8を漏斗状捕獲器2内に捕獲して蓋22を速やかに装着し、漏斗状捕獲器2内の全てのカメムシ8を留置ボトル7中に落下させてから、再度、捕獲を開始するよう操作するのが望ましく、このようにして留置ボトル7中に捕獲したカメムシ8は、該留置ボトル7をボトルキャップ32から取り外し、速やかに同型の既成ペットボトル用のボトルキャップを先端口70に装着して密閉した上、一般ゴミと同様に廃棄処理することが可能であり、当該害虫捕獲具1には、新たな留置ボトル7を装着することによって再び利用することが可能なものとなる。
叙述の如く、この発明の害虫捕獲具は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの害虫捕獲技術に比較して大幅に利便性を高め、高所に留まる害虫類の捕獲操作性を高めると共に、既成のペットボトルを組み込み可能とすることにより、軽量且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、捕獲した害虫類に一切手を触れずに処分できるよう廃棄作業性を大幅に改善し得るものとしたから、従前までは、高所に留まる害虫類を捕獲するのが困難であったり、廃棄作業中に捕獲した害虫類を逃がしてしまうのを防止するのが難しいという課題を抱えていた害虫類捕獲用品業界、および、害虫類捕獲用品類を取り扱うホームセンターやドラッグストアー、農機具業界などはもとより、年間を通じて度々発生を繰り返すカメムシなどの害虫類に悩まされてきた一般家庭においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
2 漏斗状捕獲器(既製品ペットボトルの上部がわ)
20 同 ペットボトルの口(小径口)
21 同 外ネジ
22 同 蓋(既製品ペットボトルの底部がわ)
23 同 大径捕獲口
24 同 吊り孔
25 同 外壁凹条環(内壁凸条環、没入規制部)
26 同 凹凸形状部分
27 同 凹凸形状部分
3 遠隔パイプ杆
30 同 一端
31 同 他端
32 同 ボトルキャップ
33 同 内ネジ
34 同 接続端
35 同 天面板
L 遠隔パイプ杆の長さ
4 小径パイプ杆
40 同 他端
5 大径パイプ杆
50 同 一端
6 伸縮仮固定機構
60 同 被螺着部
61 同 環状緊締駒
62 同 環状螺着部
7 留置ボトル(既製品ペットボトル)
70 同 先端口
71 同 外ネジ
8 捕獲対象害虫類
9 建築物壁面
カメムシは、年に1ないし3回程度発生し、果実や豆類などの農作物に被害を与える害虫であり、特に農村部や山間部に位置する家々では、秋になって越冬場所を探して頻繁に室内に飛び込んでくるそれら成虫に悩まされることとなり、排除しようとして触れると特有の悪臭を放つため、できれば静かに捕獲して密閉したまま室外に運び出し、焼却ゴミなどとして適切に処分してしまいたいところではあるものの、捕獲に際して昆虫採集用の網などを用いて捕獲しようとしても、それが刺激となって例の如くの悪臭を発散されてしまうことから、迂闊に手も出せず、人夫々が様々な態様、例えば樹脂袋などを被せて掴むように捕獲するなどの工夫を凝らして対処せざるを得ないという現状に置かれているだけではなく、室内壁面の高所に留まるカメムシに対しては、さらに捕獲することが困難となり、室内での使用に躊躇する人でも止むを得ず殺虫剤を用いざるを得ないこととなってしまうが、それが頻繁になると金銭的な問題だけではなく、室内環境の点で影響が心配されてしまい、特に、このカメムシは、大量発生するケースが多いだけに、その処理に困り果てている。
こうした状況を反映し、その打開策となるような提案もこれまでに散見されない訳ではない。
例えば、下記の特許文献1(1)に提案されているものに代表されるように、壁面に留まっている害虫に対し、捕獲可能な異形漏斗形状とした害虫捕獲具の基部をペットボトルの口に装着可能なものとし、それら害虫に直接手で触れることなく、当該害虫捕獲具を介してペットボトル内に捕獲可能にしてなるものや、同特許文献1(2)に見られるような、市販のペットボトルを胴部上方適所で切断し、切断した該ペットボトルの一方の有底胴部がカメムシを溜める容器となるようにし、切断した該ペットボトルの他方の漏斗形状となる口がわが、カメムシを逃がさないための漏斗状容器となし、当該カメムシを溜める容器の上部切断端開口部に対し、上下反転させた当該漏斗状容器が嵌合状に一体化されてなるカメムシを捕獲する本体部分を設け、カメムシを捕獲する該本体部分の適所に、伸縮ポールの先端が着脱可能に接続されたものとし、高所に留まるカメムシを捕獲可能としてなるものなどが散見される。
上述したとおり、従前までに提案のある各種害虫捕獲具類は、高所に留まるカメムシなどの害虫を捕獲するのが難しかったり、または、捕獲後のカメムシなどの害虫の処分作業が繁雑となるだけではなく、捕獲後の害虫に悪臭を発生させてしまったり、簡単に逃避されてしまう虞があるなどといった、何れかの問題点を残したままとなっているものであり、本願出願人は、こうした従来型の害虫捕獲器具類の欠点を悉く解消し、毎年発生するカメムシに代表される様々の害虫対策として、その発見と同時に円滑且つ速やかに捕獲、収集し、何の弊害を被ることなく廃棄、処理してしまうことができる新規な害虫捕獲技術の必要性を痛感するに至ったものである。
そこで、この発明は、害虫類に手を触れることなく、遠隔的に捕獲することができる上、留置した害虫類を全く逃避させることなく、効率的に廃棄、処理することを可能とする新たな害虫捕獲技術の開発はできないものかとの判断から、逸速くその開発、研究に着手し、長期に渡る試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造の害虫捕獲具を実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
図面に示すこの発明を代表する実施例からも明確に理解されるように、この発明の害虫捕獲具は、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、既製品のペットボトルの口が小径口とされ、該ペットボトルの胴部適所が軸心に直交する方向に切断され、その切断端が大径捕獲口となり、該大径捕獲口には、該ペットボトルから切断除去された有底胴部の天地を反転されてなる蓋が、該有底胴部の弾性によって周壁密着状となるよう脱着・開閉自在に嵌着された漏斗状捕獲器を設け、該漏斗状捕獲器の当該小径口に対し、所定長であって、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅の少なくとも何れか一方よりも大きい内径に設定した遠隔パイプ杆の一端が、内ネジを有したボトルキャップであって、その開放状の接続端を外向き姿勢とされ、当該遠隔パイプ杆の一端に該ボトルキャップ天面板中央を貫通した状態に一体化された、当該遠隔パイプ杆の一端の該ボトルキャップを介して螺合接続され、該遠隔パイプ杆の他端には、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢として、該ボトルキャップ天面板中央が該遠隔パイプ杆の他端に貫通された状態に一体化されたものとなし、当該ボトルキャップに対しては、該ボトルキャップの内ネジに螺合可能とする外ネジに形成された先端口を捕獲対象害虫類の入り口としてなる留置ボトルが、該留置ボトルの先端口を介して着脱自在に接続されてなるものとした構成を要旨とする害虫捕獲具である。
漏斗状捕獲器は、壁面などに留まっているカメムシなどの害虫類を、手に直接触れること無く簡単に捕獲可能とする機能を担うものであり、漏斗状の外観形状を呈し、捕獲した害虫類をそれらの自重によって遠隔パイプ杆がわへ滑落状に落とし込むことができる形状のものとしなければならず、より具体的には、開閉自在な蓋を有する大径捕獲口と小径口とを壁状面で繋いでなり、該小径口に対し、遠隔パイプ杆の一端が接続されたものとすべきであり、大径捕獲口の輪郭形状を平断面形概略四角形および平断面形概略八角形の何れか一方とし、壁面に直線状の縁を接するようにして害虫類を捕獲可能なものとするのが望ましく、合成樹脂成形品とすることが可能であり、例えば、後述する実施例にも示すように、既製品のペットボトル(未使用、使用済みは問わず、勿論専用に形成したものでも差し支えはない。以下、同様。)の口を小径口とし、該ペットボトルの胴部適所を、軸心に直交する方向に切断して大径捕獲口とし、該大径捕獲口には、該ペットボトルの切断除去した有底胴部の天地を反転してなる蓋が、該有底胴部の弾性によって周壁密着状となるよう脱着・開閉自在に嵌着されたものとする。
以下では、図面に示すこの発明を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以上のとおりの構成からなるこの発明の害虫捕獲具1は、図6および図7に示すように、建築物壁面9などの高所に留まっているカメムシ8を捕獲しようとする利用者は、留置ボトル7や遠隔パイプ杆3の下端寄り適所などの適所を把持し、漏斗状捕獲器2大径捕獲口23の一辺縁を、カメムシ8の直下付近の建築物壁面9に接合させ、上方に向けて擦り上げるようにして、カメムシ8を漏斗状捕獲器2内に落下させた後、速やかに蓋22を、没入規制部25に達するまで装着すると共に、互いの凹凸形状部分26,27同士を嵌合し、蓋22の外周壁と漏斗状捕獲器2の内周壁との隙間を無くすよう嵌着し、確りと施蓋すると共に、相互間の隙間からカメムシ8が脱出してしまうのを、より確実に阻止するものとした上、必要に応じて当該害虫捕獲具1に軽く振動を加えるなどしながら、漏斗状捕獲器2の内壁形状に沿ってカメムシ8が自重により滑落するよう遠隔パイプ杆3中を通過し、留置ボトル7中に落下するよう誘導し、複数のカメムシ8を連続捕獲する場合には、蓋22を外して、複数のカメムシ8を漏斗状捕獲器2内に捕獲して蓋22を速やかに装着し、漏斗状捕獲器2内の全てのカメムシ8を留置ボトル7中に落下させてから、再度、捕獲を開始するよう操作するのが望ましく、このようにして留置ボトル7中に捕獲したカメムシ8は、該留置ボトル7をボトルキャップ32から取り外し、速やかに同型の既成ペットボトル用のボトルキャップを先端口70に装着して密閉した上、一般ゴミと同様に廃棄処理することが可能であり、当該害虫捕獲具1には、新たな留置ボトル7を装着することによって再び利用することが可能なものとなる。
叙述の如く、この発明の害虫捕獲具は、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からの害虫捕獲技術に比較して大幅に利便性を高め、高所に留まる害虫類の捕獲操作性を高めると共に、既成のペットボトルを組み込み可能とすることにより、軽量且つ低廉化して遥かに経済的なものとすることができる上、捕獲した害虫類に一切手を触れずに処分できるよう廃棄作業性を大幅に改善し得るものとしたから、従前までは、高所に留まる害虫類を捕獲するのが困難であったり、廃棄作業中に捕獲した害虫類を逃がしてしまうのを防止するのが難しいという課題を抱えていた害虫類捕獲用品業界、および、害虫類捕獲用品類を取り扱うホームセンターやドラッグストアー、農機具業界などはもとより、年間を通じて度々発生を繰り返すカメムシなどの害虫類に悩まされてきた一般家庭においても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
2 漏斗状捕獲器(既製品ペットボトルの上部がわ)
20 同 ペットボトルの口(小径口)
21 同 外ネジ
22 同 蓋(既製品ペットボトルの底部がわ)
23 同 大径捕獲口
24 同 吊り孔
25 同 外壁凹条環(内壁凸条環、没入規制部)
26 同 凹凸形状部分
27 同 凹凸形状部分
3 遠隔パイプ杆
30 同 一端
31 同 他端
32 同 ボトルキャップ
33 同 内ネジ
34 同 接続端
35 同 天面板
L 遠隔パイプ杆の長さ
4 小径パイプ杆
40 同 他端
5 大径パイプ杆
50 同 一端
6 伸縮仮固定機構
60 同 被螺着部
61 同 環状緊締駒
62 同 環状螺着部
7 留置ボトル(既製品ペットボトル)
70 同 先端口
71 同 外ネジ
8 捕獲対象害虫類
9 建築物壁面
Claims (8)
- 開閉自在な蓋を有する大径捕獲口とその下方位にある小径口とを壁状面で繋いだ漏斗状捕獲器の当該小径口に対し、所定長であって、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅の少なくとも何れか一方よりも大きい内径に設定した遠隔パイプ杆の一端が接続され、該遠隔パイプ杆の他端には、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢として、該ボトルキャップ天面板中央が該遠隔パイプ杆の他端に貫通された状態に一体化されたものとなし、当該ボトルキャップに対しては、該ボトルキャップの内ネジに螺合可能とする外ネジに形成された先端口を捕獲対象害虫類の入り口としてなる留置ボトルが、該留置ボトルの先端口を介して着脱自在に接続されてなるものとしたことを特徴とする害虫捕獲具。
- 開閉自在な蓋を有する大径捕獲口とその下方位にある小径口とを壁状面で繋いだ漏斗状捕獲器の当該小径口に対し、所定長であって、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅の少なくとも何れか一方よりも大きな内径に設定した遠隔パイプ杆の一端が接続され、該遠隔パイプ杆の他端には、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢として、同ボトルキャップ天面板中央が該遠隔パイプ杆の他端に貫通された状態に一体化されたものとなし、当該ボトルキャップに対しては、該ボトルキャップの内ネジに螺合可能とする外ネジに形成された先端口を捕獲対象害虫類の入り口としてなる留置ボトルが、該留置ボトルの先端口を介して着脱自在に接続されてなり、漏斗状捕獲器、遠隔パイプ杆および留置ボトルの何れか適所を利用者が握持し、漏斗状捕獲器の大径捕獲口を捕獲対象害虫類に接近して漏斗状捕獲器中に落下させ、遠隔パイプ杆中を通じて留置ボトル内に落下、留置可能にしされてなるものとしたことを特徴とする害虫捕獲具。
- 開閉自在な蓋を有する大径捕獲口とその下方位にある小径口とを壁状面で繋いだ漏斗状捕獲器の当該小径口に対し、所定長であって、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅の少なくとも何れか一方よりも大きな内径に設定した遠隔パイプ杆の一端が接続され、該遠隔パイプ杆の他端には、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢として、同ボトルキャップ天面板中央が該遠隔パイプ杆の他端に貫通された状態に一体化されたものとなし、当該ボトルキャップに対しては、該ボトルキャップの内ネジに螺合可能とする外ネジに形成された先端口を唯一の出入り口としてなる留置ボトルが、該留置ボトルの先端口を介して着脱自在に接続されてなるものとしたことを特徴とする害虫捕獲具。
- 漏斗状捕獲器が、既製品のペットボトルの口が小径口とされ、該ペットボトルの胴部適所が軸心に直交する方向に切断され、その切断端が大径捕獲口となり、該大径捕獲口には、該ペットボトルから切断除去された有底胴部の天地を反転されてなる蓋が、該有底胴部の弾性によって周壁密着状となるよう脱着・開閉自在に嵌着された上、当該遠隔パイプ杆の一端に対し、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢とするよう、該遠隔パイプ杆の一端が当該ボトルキャップ天面板中央を貫通した状態に一体化され、該ボトルキャップに対し、同ボトルキャップの内ネジに当該小径口の外ネジが螺合し、該遠隔パイプ杆の一端に対して当該小径口が一体化されてなるものとした、請求項1ないし3何れか一記載の害虫捕獲具。
- 漏斗状捕獲器が、胴部平断面形概略四角形および胴部平断面形概略八角形の何れか一方とした既製品のペットボトルの口が小径口とされ、該ペットボトルの胴部適所が、軸心に直交する方向に切断され、その切断端が大径捕獲口となり、該大径捕獲口には、該ペットボトルの切断除去された有底胴部の天地が反転されてなる蓋が、該有底胴部の弾性によって周壁密着状となるよう脱着・開閉自在に嵌着された上、当該遠隔パイプ杆の一端に対し、内ネジを有するボトルキャップが、その開放状の接続端を外向き姿勢とするよう、該遠隔パイプ杆の一端が当該ボトルキャップ天面板中央を貫通した状態に一体化され、該ボトルキャップに対して、同ボトルキャップの内ネジに当該小径口の外ネジが螺合し、該遠隔パイプ杆の一端に対して当該小径口が一体化されてなるものとした、請求項1ないし3何れか一記載の害虫捕獲具。
- 留置ボトルが、胴部平断面形概略円形および胴部平断面形概略十角形以上の何れか一方とした既製品のペットボトルからなるものとした、請求項1ないし5何れか一記載の害虫捕獲具。
- 遠隔パイプ杆が、所定長であって、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅の少なくとも何れか一方よりも大きな内径に設定された小径パイプ杆、および、所定長であって、内径が該小径パイプ杆の外径よりも大きく、外径が留置ボトル用ボトルキャップ天面板よりも小径に設定された大径パイプ杆を有し、該大径パイプ杆の一端に対し、該小径パイプ杆の他端が進退自在に装着され、該大径パイプ杆の一端、および、該小径パイプ杆の該大径パイプ杆の一端に対応する中途適所に伸縮仮固定機構が設けられてなるものとした、請求項1ないし6何れか一記載の害虫捕獲具。
- 漏斗状捕獲器が、その周壁適所の1箇所または複数箇所の何れか一方に、捕獲対象害虫類の平均的体長および体幅よりも充分に小さな直径に設定され、保管時吊り下げ保持用となる、吊り孔が穿設されてなるものとした、請求項1ないし7何れか一記載の害虫捕獲具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184734A JP6132174B1 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 害虫捕獲具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016184734A JP6132174B1 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 害虫捕獲具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP6132174B1 JP6132174B1 (ja) | 2017-05-24 |
JP2018046777A true JP2018046777A (ja) | 2018-03-29 |
Family
ID=58745692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016184734A Expired - Fee Related JP6132174B1 (ja) | 2016-09-21 | 2016-09-21 | 害虫捕獲具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6132174B1 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039126A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Daiichi Vinyl Kk | 伸縮パイプの固定装置 |
JP3089783U (ja) * | 2002-05-08 | 2002-11-08 | 正義 酒井 | カメムシ補集器 |
JP3092480U (ja) * | 2002-08-30 | 2003-03-14 | 正義 酒井 | カメムシ捕集器 |
JP2003169724A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-06-17 | Iris Ohyama Inc | 伸縮棒と、その長さ調節方法 |
-
2016
- 2016-09-21 JP JP2016184734A patent/JP6132174B1/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002039126A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Daiichi Vinyl Kk | 伸縮パイプの固定装置 |
JP2003169724A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-06-17 | Iris Ohyama Inc | 伸縮棒と、その長さ調節方法 |
JP3089783U (ja) * | 2002-05-08 | 2002-11-08 | 正義 酒井 | カメムシ補集器 |
JP3092480U (ja) * | 2002-08-30 | 2003-03-14 | 正義 酒井 | カメムシ捕集器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6132174B1 (ja) | 2017-05-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150342171A1 (en) | Trash Can Trap | |
US20150351378A1 (en) | Self emptying rat trap for dumpsters and residential waste carts | |
US20140157653A1 (en) | Inverted spray can with lid for catching, containing, killing or disposing of insects | |
US20190166820A1 (en) | Carpenter Bee Trap | |
JP6132174B1 (ja) | 害虫捕獲具 | |
CA2091289A1 (en) | Insect trap | |
KR20200052703A (ko) | 유해충 포집장치 | |
US20110226767A1 (en) | Refuse container | |
US9067731B1 (en) | Lid lifting device | |
CN109156450A (zh) | 一种林业户外用的高杆捕蝉装置 | |
US5235778A (en) | Animal trap | |
CN208875205U (zh) | 一种捕鼠装置 | |
CN208593673U (zh) | 用于输液室的垃圾收纳桶 | |
JP6600773B1 (ja) | 虫取り器 | |
CN208836865U (zh) | 一种简易的活体捕虫器 | |
KR20170021725A (ko) | 해충 포집 장치 | |
US20040237379A1 (en) | Insect traps | |
JP5652686B1 (ja) | 害虫捕獲具 | |
JP2020174652A (ja) | 害虫・ゴミ等の捕獲捕集具 | |
JP3112699U (ja) | ゴミ袋収納箱 | |
US20150068104A1 (en) | Insect trap system | |
CN105746485B (zh) | 可捕鼠多用途废弃物处置桶 | |
JPS64768Y2 (ja) | ||
KR102688506B1 (ko) | 벌레잡이 도구 | |
CN211944795U (zh) | 一种具有灭鼠功能的垃圾箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170228 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20170405 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170405 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20170405 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6132174 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |