JP2018046032A - ウエーハ保持装置 - Google Patents

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憲治 大久保
Kenji Okubo
憲治 大久保
一嘉 鈴木
Kazuyoshi Suzuki
一嘉 鈴木
喜代司 河▲崎▼
Kiyoshi Kawasaki
喜代司 河▲崎▼
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Abstract

【課題】ウエーハの機能領域より外側を把持しつつ、ウエーハの反りやたわみを低減することができるウエーハ保持装置を提供する。【解決手段】ウエーハの外周エッジ部Eの下面側と接して下面側から支える下面側支え部材2と、ウエーハの外周エッジ部Eの上面側に近接することで上面側から押さえる上面側押さえ部材3と、下面側支え部材と上面側押さえ部材とを離間/近接させる上下駆動機構4とを備える。下面側支え部材は、ウエーハの中心側に傾斜した当接部20a〜cを有し、上面側押さえ部材は、ウエーハの中心側に傾斜した当接部30a〜cを有する。下面側支え部材と上面側押さえ部材との距離が近づくことにより、下面側支え部材の当接部がウエーハの外周エッジ部Eの下面側に当接しつつ、上面側押さえ部材の当接部が当該ウエーハの外周エッジ部Eの上面側に当接することで、当該ウエーハが狭持されて保持される。【選択図】図2

Description

本発明は、シリコンやガラスなどの比較的厚みの薄い基板(つまり、ウエーハ)を保持するウエーハ保持装置に関するものである。
半導体デバイスに代表される電子部品は、1枚のウエーハ上に多数個が一括形成された後、個片化されて製品形態となり、各々電子機器等に組み込まれる。
ウエーハに半導体デバイス等を形成する際、ウエーハキャリアと呼ばれるカセットやフープ(FOUP)などの搬送具を用いて複数枚(例えば、10枚前後)を一の搬送単位として、上流工程から下流工程へと搬送され、成膜、露光、エッチング、洗浄、検査など各工程で所定の処理が行われる。
なおウエーハは、機能領域(つまり、成膜、検査等の処理が行われる部位。接触禁忌部位とも言う)が予め規定されており、それより外側の外周部やウラ面(つまり、接触許容部位)を把持するように取り決められている。
そして、各工程では所定の処理を枚葉で行うために、ウエーハをカセット等から1枚ずつ取り出したり、処理後のウエーハを再びカセット等に戻したりする作業(つまり、ハンドリング)が行われている。また、ウエーハのハンドリングは、ロボットハンドやエンドエフェクタと呼ばれる機構により行われ、ウエーハのウラ面を負圧吸引して保持するもの(例えば、特許文献1)や、ウエーハの外周側面を内側に向かって押さえて保持(いわゆる、狭持)するものが用いられている(例えば、特許文献2,3)。
特開2008−64595号公報 特開2007−318134号公報 特開平11−219990号公報
特許文献1に開示されている様な、ウエーハの下面を負圧吸引する保持装置は、ウエーハの下面も機能領域とて処理したい場合や、透過光を用いて検査を行いたい場合には適用できない。
また、特許文献2,3に開示されている様な、ウエーハの側面を中心部に向かって狭持する保持装置では、ウエーハの外周部を外側から内側に向かって押し続けて狭持しているため、ウエーハの中心部に向けて外力が加わり続け、ウエーハに反りやたわみが生じ、割れや欠けが生じることがある。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
ウエーハの機能領域より外側を把持しつつ、ウエーハの反りやたわみを低減することができるウエーハ保持装置を提供することを目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る一態様は、
ウエーハを保持するウエーハ保持装置において、
ウエーハの外周を囲む様に配置され、当該ウエーハの外周エッジ部の下面側と接して当該ウエーハを下面側から支える下面側支え部材と、
下面側支え部材と対向する位置に配置され、ウエーハの外周エッジ部の上面側に近接することで当該ウエーハを上面側から押さえる上面側押さえ部材と、
下面側支え部材と上面側押さえ部材とを離間ないし近接させる上下駆動機構とを備え、
下面側支え部材は、ウエーハの中心側に傾斜した当接部を有し、
上面側押さえ部材は、ウエーハの中心側に傾斜した当接部を有し、
下面側支え部材と上面側押さえ部材との距離が近づくことにより、下面側支え部材の当接部がウエーハの外周エッジ部の下面側に当接しつつ、上面側押さえ部材の当接部が当該ウエーハの外周エッジ部の上面側に当接することで、当該ウエーハが狭持されて保持されることを特徴としている。
上記のウエーハ保持装置にてウエーハを保持すれば、ウエーハの機能領域より外側を把持しつつ、ウエーハの反りやたわみを低減することができる。
本発明を適用して保持されるウエーハWの一例を示す斜視断面図である。 本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す斜視図である。 本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す平面図である。 本発明を具現化する各当接部の変形例を示す側面図である。 本発明を具現化する形態の変形例を示す平面図である。 本発明を具現化する形態の変形例を示す斜視図である。 本発明を具現化する形態の変形例を示す斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図を用いながら説明する。なお、以下の説明では、直交座標系の3軸をX、Y、Zとし、XY平面を水平面、Z方向を鉛直方向とする。特に、Z方向は矢印の方向を上、その逆方向を下と表現する。
図1は、本発明を適用して保持されるウエーハWの一例を示す斜視断面図である。
ウエーハWは、互いに平行で平坦な面(いわゆる、オモテ面やウラ面)を有しており、上側の面を上面Ws、下側の面を下面Wbと呼ぶ。また、ウエーハWは、上面Wsおよび下面Wbよりも外側に位置する外周エッジ部E(つまり、外端部。側面とも言う)を有しており、外周エッジ部Eと上面Wsとの境界部ないしその外側を外周エッジ部Eの上面側Es、外周エッジ部Eと下面Wbとの境界部ないしその外側を外周エッジ部Eの下面側Ebと呼ぶ。
図2は、本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す斜視図である。図2には、本発明に係るウエーハ保持装置1の概略が図示されており、保持されるウエーハWの外周位置が破線W’で示されている。
ウエーハ保持装置1は、ウエーハWを保持するものである。ウエーハ保持装置1は、下面側支え部材2、上面側押さえ部材3、上下駆動機構4、支持部材10等を備えており、ウエーハW(詳しくは、ウエーハWの外周エッジ部E)を上面Ws側および下面Wb側から狭持させることで保持が行われる。
下面側支え部材2は、ウエーハWの外周エッジ部Eの下面側Ebと接してウエーハWを下面Wb側から支えるものであり、ウエーハWの外周を囲む様に複数箇所(具体的には、3ヶ所を例示する)に配置されている。さらに、下面側支え部材2は、ウエーハWの中心Wc側に傾斜した当接部20a,20b,20c(以下、各当接部20a〜cと呼ぶ)を有している。
各当接部20a〜cは、ウエーハWの外周エッジ部Eの下面側Ebと接し、ウエーハWを所定の姿勢で支持するものである。具体的には、各当接部20a〜cは、ウエーハWの中心Wc側に傾斜した面で構成されており、ウエーハWが保持される際の中心位置に近いほど下方に位置しており、中心位置から遠ざかるにつれて上方に位置している。つまり、下面側支え部材2は、くさび状の形状をしている。
支持部材10は、下面側支え部材2を構成する各当接部20a〜cの位置や方向、高さなどを一定の状態に保つためのものである。さらに、支持部材10は、ウエーハWの外周よりも大きな開口部Hを有しており、各当接部20a〜cの下方側(つまり、先端側)が当該開口部に突出するように配置されている。
上面側押さえ部材3は、ウエーハWの外周エッジ部Eの上面側Esに近接することでウエーハWを上面Ws側から押さえるものであり、下面側支え部材2と対向する位置(具体的には、3ヶ所を例示する)に配置されている。さらに、上面側支え部材3は、ウエーハWの中心Wc側に傾斜した当接部30a,30b,30c(以下、各当接部30a〜cと呼ぶ)を有している。
各当接部30a〜cは、エーハWの外周エッジ部Eの上面側Esに近接し、ウエーハWを下方に押すものである。具体的には、各当接部30a〜cは、ウエーハWの中心Wc側に傾斜した面で構成されており、ウエーハWが保持される際の中心位置に近いほど上方に位置しており、中心位置から遠ざかるにつれて下方に位置している。つまり、上面側押さえ部材3は、くさび状の形状をしている。
上下駆動機構4は、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3とを離間ないし近接させるものである。具体的には、上下駆動機構4は、可動部が所定距離だけ往復動作をするものであり、ソレノイド、エアシリンダ、ボールスプライン機構などのアクチュエータで構成されている。より具体的には、上下駆動機構4の本体部40a,40b,40c(以下、各本体部40a〜cと呼ぶ。つまり、非可動部)が下面側支え部材2と並設するように支持部材10に取り付けられており、上下駆動機構4の可動部41a,41b,41c(以下、各可動部41a〜c)に上面側押さえ部材3が取り付けられている。
上下駆動機構4は、制御用コントローラ等の外部機器から出力される制御信号や駆動エアなどにより、各可動部41a〜cが上方に移動(つまり、上昇)したり下方に移動(つまり、下降)し、各本体部40a〜cに対して離間したり近接したりするように構成されている。なお、上下駆動機構4は、上昇端にあるときに下面側支え部材2と上面側押さえ部材3との間をウエーハWが通過できる程度にクリアランスが設定されており、下降端にあるときに下面側支え部材2と上面側押さえ部材3との距離DがウエーハWの外周エッジ部Eの厚みよりも小さくなるように設定されている。
そして、上下駆動機構4を制御して各可動部41a〜cを上昇(つまり、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3とを離間)させた状態で保持対象となるウエーハWを破線W’で示す位置に移載(受け渡しとも言う)し、その後、上下駆動機構4を制御して各可動部41a〜cを下降させる。この時、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3との距離Dが近づくことにより、下面側支え部材2の各当接部20a〜cがウエーハWの外周エッジ部Eの下面側Ebに当接しつつ、上面側押さえ部材3の各当接部30a〜cが当該ウエーハWの外周エッジ部Eの上面側Esに当接することで、当該ウエーハWが狭持されて保持される。
図3は、本発明を具現化する形態の一例の全体構成を示す平面図である。図3には、本発明に係るウエーハ保持装置1の概略が図示されており、保持されるウエーハWの外周位置が破線W’で示されている。
下面側支え部材2は、保持されるウエーハWの外周(つまり、破線W’で示す位置)を囲む位置に3ヶ所であって、それぞれが等間隔で備えられている。
下面側支え部材2は、それぞれが等間隔で備えられていることで、外周エッジ部Eの下面側Ebにはたらく力もほぼ均等となり、少ない支え点数でバランス良くウエーハWを下面Wb側から支えることができるので、この様な配置が好ましいと言える。
なお、ウエーハWは、2点鎖線で示す位置W”を経由して、破線W’で示す位置に移載され、当該位置で保持され、所定の処理が行われる。そして、ウエーハWは所定の処理後、上面側押さえ部材3を上昇させて保持が解除され、2点鎖線で示す位置W”を経由して移載(搬出、払い出しとも言う)される。つまり、ウエーハWは、矢印Mの方向に搬送される。
この様な構成をしているため、本発明にかかるウエーハ保持装置1は、ウエーハWの機能領域より外側の外周エッジ部Eを上面側Esおよび下面側Ebから狭持して保持(つまり、把持)することができ、ウエーハWの反りやたわみを低減することができる。
[別の形態]
なお上述では、複数箇所に離れて配置された上面側押さえ部材3は、それぞれ独立して上昇/下降する構成を図示しつつ例示しているが、この上昇や下降(特に下降)するタイミングについては、各当接部30a〜cが、それぞれ同時に下降し始め、同じ速度で下降するように構成されていることが好ましい。このとき、複数箇所に配置された上面側押さえ部材3は、それぞれ連結金具(図示せず)などを介して連結されていたり、リング状の部材に取り付けられていても良く、上下駆動機構4の個数や場所、構成等も適宜設定すれば良い。なお、下面側支え部材2上に載置されたウエーハWが、本来ウエーハを載置/保持するべき基準位置(破線W’で示す位置)からずれて載置された場合、当該ウエーハWの外周エッジEが外側に外れた所ほど、外周エッジEの上面側Esが上方に位置することとなる。そのため、各当接部30a〜cが、それぞれ同時に下降し始め、同じ速度で下降するように構成しておくことで、各当接部30a〜cと近接するウエーハWの外周エッジEの上面側Esの内、最も上方にあるところが最初に近接し、ウエーハWを下方に押さえることとなる。そのため、ウエーハWを狭持する際にアライメント効果が生じるので、好ましい。
[当接部の変形例]
なお上述では、下面側支え部材2および上面側押さえ部材3の具体的な形状として、くさび状の形状を例示し、各当接部20a〜c,30a〜cが図2に示した様な平面形状で構成されている形態を例示した。この場合、ウエーハWの外周エッジ部Eと各当接部20a〜c,30a〜cとはそれぞれ点接触となるが、下面側支え部材2および上面側押さえ部材3は、比較的単純な形状であり、容易に製作できる。
しかし、本発明を具現化する上で、下面側支え部材2の各当接部20a〜cおよび上面側押さえ部材3の各当接部30a〜cは、この様な形状(つまり、平面形状)に限らず、曲面形状で構成されていても良い。
図4は、本発明を具現化する各当接部の変形例を示す側面図であり、図4(a)〜(c)には、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3が図示されており、保持されるウエーハWの外縁が破線W’で示されている。
例えば、図4(a)に図示するように、上述の下面側支え部材2の各当接部20a〜c(つまり、平面形状)に代えて、曲面形状の各当接部21a〜cを備えた構成であっても良い。或いは、図4(b)に図示するように、上述の上面側押さえ部材3の各当接部30a〜c(つまり、平面形状)に代えて、曲面形状の各当接部31a〜cを備えた構成であっても良い。或いは、図4(c)に図示するように、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3の双方とも、曲面形状の各当接部21a〜c,31a〜cを備えた構成であっても良い。
特に、図4(c)に図示するように、下面側支え部材2の各当接部20a〜c(つまり、下面側当接部)は、ウエーハWが保持される際の中心位置から遠ざかるにつれてウエーハWの下面Wbに対する傾斜角度が大きく、上面側押さえ部材3の各当接部30a〜c(つまり、上面側当接部)は、ウエーハWが保持される際の中心位置から遠ざかるにつれてウエーハWの上面Wsに対する傾斜角度が大きいことが好ましい。
まず、下面側支え部材2の各当接部20a〜c(つまり、下面側当接部)が上述の様な曲面形状であれば、ウエーハWが保持しようとする本来の位置(つまり、破線W’で示す位置)からずれた位置に載置されたとしても、ウエーハWが載置される際にはたらく自重により中心側に滑り落ちやすくなり、いわゆるセルフアライメント効果がはたらく。
さらに、上面側押さえ部材3の各当接部30a〜c(つまり、上面側当接部)が上述の様な曲面形状であれば、ウエーハWが保持しようとする本来の位置(つまり、破線W’で示す位置)からずれた位置に載置されたとしても、外側に大きくずれた所が他の所よりも先に近接し、当接部にはウエーハWを下方や中心方向に押す力がはたらく。このとき、ウエーハWを狭持する際にアライメント効果がはたらくが、この効果は、当接部が上述の様な曲面形状をしている方が、平面形状をしているよりも大きくなる。
さらに、このような曲面形状を換言すれば、下面側支え部材2の各当接部20a〜c(つまり、下面側当接部)は、ウエーハWが保持される際の中心位置に近づくにつれてウエーハWの下面Wbに対する傾斜角度が小さく、上面側押さえ部材3の各当接部30a〜c(つまり、上面側当接部)は、ウエーハWが保持される際の中心位置に近づくにつれてウエーハWの上面Wsに対する傾斜角度が小さい。
つまり、上述のセルフアライメント効果及びアライメント効果により、ウエーハWが保持しようとする本来の位置に近づくことで、ウエーハWを狭持する際の外周エッジ部Eと当接する各当接部21a〜c,31a〜cとの角度が緩やかとなる。そのため、ウエーハWを中心に向かって押さえ付ける力が減少し、ウエーハWの反りやたわみを低減することができる。
[下面側支え部材と上面側押さえ部材の変形例]
なお上述では、下面側支え部材2と、それに対向配置された上面側押さえ部材3が、ウエーハWの外周を囲む位置に3ヶ所、それぞれが等間隔で備えられている構成を例示した。しかし、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3とは、このような等間隔に配置された構成に限らず不等間隔に配置されていて良いし、3ヶ所以外に配置されていても良い。
図5は、本発明を具現化する形態の変形例を示す平面図であり、図5(a)(b)には、下面側支え部材2と上面側押さえ部材3の変形例がそれぞれ図示されている。
例えば、図5(a)に図示するように、下面側支え部材2、上面側押さえ部材3、上下駆動機構4が5箇所、等間隔に配置された構成のウエーハ保持装置1Bであっても良い。或いは、図5(b)に図示するように、下面側支え部材2、上面側押さえ部材3、上下駆動機構4が4箇所に配置された構成のウエーハ保持装置1Cであっても良い。
図6は、本発明を具現化する形態の変形例を示す斜視図であり、図6(a)(b)には、下面側支え部材と上面側押さえ部材の変形例であるウエーハ保持装置1D,1Eがそれぞれ図示されている。
例えば、図6(a)に図示するように、ウエーハ保持装置1Dは、C字状(円弧状とも言う)につながった形状の下面側支え部材2Bと上面側押さえ部材3Bを備えた構成であっても良い。或いは、どちらか一方をC字状の形状の下面側支え部材2B又はと面側押さえ部材3Bとし、他方を図2〜図4に示した様な形状にしても良い。
或いは、図6(b)に図示するように、ウエーハ保持装置1Eは、図5(a)に図示したものと同様の断面形状(破線2d,3d)を有しつつ、リング状につながった形状の下面側支え部材2Cと上面側押さえ部材3Cを備えた構成であっても良い。或いは、どちらか一方をリング状ににつながった形状の下面側支え部材2C又は上面側押さえ部材3Cとし、他方を図2〜図5(a)に示した様な形状にしても良い。そして、これら下面側支え部材2B,2C等を上下駆動機構4の本体部40a〜cを取り付け、上下駆動機構4の可動部41a〜cに上面側押さえ部材3B,3C等を取り付ける。なお、上述では、上下駆動機構4の本体部40a〜cと可動部41a〜cとが3組配置された構成を例示しているが、1組や2組でも良いし、4組以上であっても良い。このような構成であれば、上述した様な支持部材10を省き、その機能を下面側支え部材2B,2Cに持たせることができる。
そして、この様な形状(C字状やリング状)であれば、下面側支え部材2B,2CはウエーハWの外周エッジ部Eの下面側Ebを3点以上で接触して支えることができ、下面側支え部材2B,2C等と対向して配置された上面側押さえ部材3B,3C等により、ウエーハWの外周エッジ部Eの上面側Esと近接して、ウエーハWを下方に押すことができる。
なお、図1〜図6(a)(b)に示すような、下面側支え部材2等が固定されており、上面側押さえ部材3等が上昇/下降する構成のみならず、下面側支え部材2が上昇/下降する構成であっても良い。
図7は、本発明を具現化する形態の変形例を示す斜視図であり、ウエーハ保持装置1Fを下方から見上げた様子が示されている。
ウエーハ保持装置1Fは、上面側押さえ部材3がリング状の支持部材10の下面に取り付けられており、可動部41a〜cが本体部40a〜cの下方で往復動作するように上下駆動機構4を支持部材10に取り付けられており、上面側押さえ部材3と対向する様に下面側支え部材2が上下駆動機構4の可動部41a〜cに取り付けられてた構成をしている。そのため、下面側支え部材2が上昇/下降することとなる。この場合、下面側支え部材2や上面側押さえ部材3Bを3箇所以外や、等間隔以外に配置した構成であったり、上述した他の形状の下面側支え部材2B,2Cや上面側押さえ部材3B,3Cを備えた構成であったり、各当接部を曲面形状で構成したりしても良い。
なお、図5(a)(b)、図6(a)(b)、図7を示して上述した構成において、各当接部の断面形状は、図1を示して上述した様な直線形状のみならず、図4(a)〜(c)を示して上述した様な曲面形状でも構成することができる。
[ウエーハの変形例]
なお上述では、本発明に係るウエーハ保持装置1等の形態として、円形のウエーハWを例示して把持対象とした。しかし、ウエーハWは、完全な円形のみならず、外周エッジ部にノッチと呼ばれる凹みや、オリエンテーションフラットと呼ばれる平坦部が形成された略円形であっても良い。さらには、楕円形や矩形等のウエーハであっても良い。
さらに、本発明に係るウエーハ保持装置1等の保持対象とするウエーハWが、シリコンやガラスなどの比較的厚みの薄い基板であれば、ウエーハWの反りやたわみを低減することができるので、本発明を適用することが好ましい。ウエーハWが、脆性材料であれば、ウエーハWの反りやたわみを低減するだけでなく、外周エッジ部の割れや欠けを防止できるため、本発明を適用することがより好ましい。
[ウエーハ保持装置の適応例]
なお上述では、ウエーハ保持装置1等の具体的な形態を例示しつつ、基本的な構成を例示して説明した。よって、本発明に掛かるウエーハ保持装置は、ウエーハWを所定の姿勢で保持するためのウエーハ載置台に取り付けることで、種々の処理装置に組み込まれて用いることができる。例えば、ウエーハWの機能領域に対して上面Ws側から成膜や露光を行ったり、開口部Hを通じてウエーハWの機能領域に対して下面Wb側から成膜や露光を行ったり、ウエーハWの上面Ws側と下面Wb側に対向配置された照明手段と撮像手段を用いて透過光による撮像や検査などの処理を行ったりすることができる。
1 ウエーハ保持装置
2 下面側支え部材
3 上面側押さえ部材
4 上下駆動機構
10 支持部材
20a〜c 当接部
30a〜c 当接部
40a〜c 本体部
41a〜c 可動部
W ウエーハ
W’ 破線(保持されるウエーハWの外周位置)
W” ウエーハが移載される際に経由する位置
Ws 上面
Wb 下面
Wc 中心
E 外周エッジ部(外端部、側面)
Es 外周エッジ部の上面側
Eb 外周エッジ部の下面側
D 距離
M 矢印(搬送方向)
1B〜1F ウエーハ保持装置(変形例)
2B,2C 下面側支え部材(変形例)
3B,3C 上面側押さえ部材(変形例)
21a〜c 当接部(変形例)
31a〜c 当接部(変形例)

Claims (3)

  1. ウエーハを保持するウエーハ保持装置において、
    前記ウエーハの外周を囲む様に配置され、当該ウエーハの外周エッジ部の下面側と接して当該ウエーハを下面側から支える下面側支え部材と、
    前記下面側支え部材と対向する位置に配置され、前記ウエーハの外周エッジ部の上面側に近接することで当該ウエーハを上面側から押さえる上面側押さえ部材と、
    前記下面側支え部材と前記上面側押さえ部材とを離間ないし近接させる上下駆動機構とを備え、
    前記下面側支え部材は、前記ウエーハの中心側に傾斜した当接部を有し、
    前記上面側押さえ部材は、前記ウエーハの中心側に傾斜した当接部を有し、
    前記下面側支え部材と前記上面側押さえ部材との距離が近づくことにより、前記下面側支え部材の当接部が前記ウエーハの外周エッジ部の下面側に当接しつつ、前記上面側押さえ部材の当接部が当該ウエーハの外周エッジ部の上面側に当接することで、当該ウエーハが狭持されて保持される
    ことを特徴とする、ウエーハ保持装置。
  2. 前記下面側支え部材および前記上面側押さえ部材は、前記ウエーハの外周を囲む位置に少なくとも3ヶ所に等間隔で備えられている
    ことを特徴とする、請求項1に記載のウエーハ保持装置。
  3. 前記下面側当接部は、前記ウエーハが保持される際の中心位置から遠ざかるにつれて当該ウエーハの下面に対する傾斜角度が大きく、
    前記上面側当接部は、前記ウエーハが保持される際の中心位置から遠ざかるにつれて当該ウエーハの上面に対する傾斜角度が大きい
    ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のウエーハ保持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102308346B1 (ko) * 2021-01-12 2021-10-01 (주)볼타오토메이션 웨이퍼의 센터링 장치
JP7484841B2 (ja) 2021-07-30 2024-05-16 Jfeスチール株式会社 ハンドリング治具

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