JP2018043296A - エンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法 - Google Patents

エンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法 Download PDF

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Abstract

【課題】先端近傍の研磨加工を容易かつ省力化し、高剛性でリサイクル可能な回数を多くしたエンドミル、その製造方法、その再研磨方法を提供する。
【解決手段】シャンク径φの棒状部材(90)の先端近傍部(10)にギャッシュ溝(30)および切れ刃(33)と逃げ面(32)を設けたエンドミル(100)、その製造方法、その再研磨方法であって、ギャッシュ溝(30)は底刃(31)の溝部分を形成するとともに棒状部材(90)の先端(1)から基端(2)に向けてねじれ角θをつけて溝長Hにわたり外周面(92)へ抜ける方向に傾斜して連続して研削され、溝長Hはシャンク径φの1.6倍以下であり、ギャッシュ溝(30)を外周刃の切屑排出溝に兼用した。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法に関し、特に切屑排出溝の研磨加工を省力化したエンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法に関する。
工具剛性を損なわず、突込み加工時の切屑排出性を向上させ、より高能率な突込み加工を行うようにした切削工具(エンドミル)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このエンドミルは、工具本体の先端側外周に複数の螺旋状に捻れた切屑排出溝が形成され、各切屑排出溝の工具回転方向を向く溝壁面と工具本体の外周面との交差稜線部に外周刃が形成されると共に、工具本体の先端には各外周刃に連続する底刃が工具本体の中心方向へ向けて設けられ、各底刃のすくい面を形成するギャッシュ溝が切屑排出溝の工具本体の軸方向における先端近傍部に連続して設けられ、ギャッシュ溝は、側面視で、工具本体の軸方向における深さが増すにつれて、工具回転方向後側の後部壁面が外周刃の捻れ方向へ指向されることにより、溝幅が徐々に大きくなるように形成されたものである。
図9は、従来例に係るボールエンドミル(以下、単に「エンドミル」ともいう)の製造工程を各工程(A)〜(D)に分けて説明するための図であり、それぞれの正面図および側面図である。図9(A)工程では、丸棒素材99の先端近傍部10を半球形に形成されている。このとき、切削工具としての研磨加工は施される前の状態である。図9(B)工程では、切屑排出溝3が、直径φの丸棒素材99の先端近傍部10から基端2までの途中の外周面92に延在している。すなわち、切屑排出溝3が、Z軸に対するねじれ角θをつけて螺旋状に研削された状態である。
図9(C)工程では、切屑排出溝3の縁の一方、すなわち掘られて残った外周面92において、工具回転方向前側の前稜部に、外周切れ刃94が刃付けされた状態である。なお、刃長Mは、一般的な場合、直径φの約2.5倍に設定されている。図9(D)工程では、半球形の先端近傍部10に、ギャッシュ溝4および底刃39が形成される。ギャッシュ溝4は、切屑排出溝3を先端1まで延在させるように研削されている。
完成されたエンドミル900の底刃39の切れ刃は、外周切れ刃94に連続するように刃付けされている。その結果、使用時に発生する切屑を切屑排出溝3へ送り出してスムーズに排出できる。そのためには、ギャッシュ溝4により外形を形成された底刃39の切れ刃の位相を、外周切れ刃94の位相に適合させる必要がある。
また、従来からエンドミルを製造する際、超硬の母材に溝を掘り切れ刃を設ける等の研削に応じて、ある程度の自重が軽減するとともに剛性も低下することは避けられなかった。
エンドミルは、自重が重く剛性が高い程、つまり工具そのものがしっかりすれば、有害振動が生じ難く切削加工が安定する。その結果、綺麗な仕上がり面が得られるほか、工具欠損の危険性も低下することにより、被削材の切削取り代を大きくできるので加工時間を短縮できる。つまり、エンドミルの自重が重く高剛性である程に加工性能の点で有利となる。逆に、軽量で低剛性である程に不利となる。
実際のところ、エンドミルのシャンクをマシニングセンタ等の工作機械に取り付けて使用する際、外周溝の長さが長い程、突き出し量が長くなる。そのため、底刃付近を用いた切削加工時に、エンドミルの先端部分に有害振動などが生じる。その結果、エンドミルが欠損し易くなるという物理的特性が知られている。
これに対し、エンドミルには、本体自重が重く、高剛性であることが求められていた。そうすることにより、有害振動などが減少することにより切削加工は安定し、良好な加工面を得られるだけでなく、欠損も少なくなり加工時間を短縮できる。すなわち、従来のエンドミルよりも重切削(切削取り代の大きい加工)を可能にしたいという要望もあった。
特開2006−985号公報
特許文献1に開示されたエンドミルは、切屑排出溝を最小限にすることにより先端近傍部の研磨加工を省力化して容易にし、高剛性かつ再研磨によるリサイクル可能な回数を多くしたエンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法ではなかった。そのため、切屑排出溝を設けるための加工工程が必要であるという第1の問題があった。また、設けられた切屑排出溝の軸回転方向に対する位相と、つぎの工程により切屑排出溝とは別に設けられるギャッシュ溝との位相合わせが不完全であった場合、切削工具としての性能が著しく劣悪になるという第2の問題があった。
また、再研磨してリサイクル可能な回数は、切屑排出溝の長さで制約されるので、切屑排出溝を最小限にすると、リサイクル可能な回数も少なくなるという第3の問題もあった。また、エンドミルを製造する際、超硬の母材に溝を掘り切れ刃を設ける等の研削に応じて、ある程度の自重が軽減するとともに剛性も低下することは避けられないという第4の問題もあった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、切屑排出溝を最小限にすることにより先端近傍部の研磨加工を省力化して容易にし、かつ丸棒素材の相当比率が研削されて軽量化する弊害を少なくして工具剛性の向上を図り、ギャッシュ溝と切り屑排出溝の兼用により切れ刃のつながりが無く高精度になり、さらに再研磨によるリサイクル可能な回数を多くしたエンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法を提供することにある。
以下、図1〜図3に示すように、
本発明は、このような目的を達成するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、
シャンク径φの棒状部材(90)の先端近傍部(10)にギャッシュ溝(30)および底刃の切れ刃(33)と逃げ面(32)を設けたエンドミル(100)であって、
前記ギャッシュ溝(30)は底刃(31)の溝部分を形成するとともに前記棒状部材(90)の先端(1)から基端(2)に向けてねじれ角θをつけて溝長Hにわたり外周面(92)へ抜ける方向に傾斜して連続して研削され、
前記溝長Hは前記シャンク径φの1.6倍以下であり、
前記ギャッシュ溝(30)を外周刃(93)の切屑排出溝に兼用したことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエンドミルにおいて、前記先端近傍部(10)に形成された前記底刃の切れ刃(33)と、外周部(91)に形成された外周切れ刃(94)と、を有し、前記底刃の切れ刃(33)と前記外周切れ刃(94)とは連続していることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、シャンク径φの棒状部材(90)の先端近傍部(10)に工具研削盤(80)を用いて少なくとも底刃(31)を有するエンドミル(100)の製造方法であって、
ギャッシュ溝(30)を、前記底刃(31)の溝部分を形成した後に前記棒状部材(90)の先端(1)から基端(2)に向けてねじれ角θで、前記シャンク径φの1.6倍以下の長さHにわたって外周面(92)へ抜ける方向に傾斜して研削するギャッシュ溝研削工程(S10)と、
前記底刃の切れ刃(33)の逃げ面(32)および外周切れ刃(94)の逃げ面(97)を形成する逃げ面形成工程(S20)と、
前記それぞれの逃げ面(32,97)の縁に沿って所定逃げ角で切れ刃(33,94)を設ける刃付け工程(S30)と、を有することを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3記載のエンドミルの製造方法において、前記刃付け工程(S30)には、前記先端近傍部(10)に底刃の切れ刃(33)を設ける底刃付け工程(S31)と、前記底刃(31)に連続して外周部(91)に形成された外周切れ刃(94)を設ける外周刃付け工程(S32)と、を有することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、シャンク径φの棒状部材(90)の先端近傍部(10)に工具研削盤(80)を用いて少なくとも底刃(31)を有するエンドミル(100)の再研磨方法であって、
ギャッシュ溝(30)を、前記底刃(31)の溝部分を形成した後に前記棒状部材(90)の先端(1)から基端(2)に向けてねじれ角θで、前記シャンク径φの1.6倍以下の長さHにわたって外周面(92)へ抜ける方向に傾斜して研削するギャッシュ溝研削工程(S10)と、
前記底刃の切れ刃(33)の逃げ面(32)および外周切れ刃(94)の逃げ面(97)を形成する逃げ面形成工程(S20)と、
前記それぞれの逃げ面(32,97)の縁に沿って所定逃げ角で切れ刃(33,94)を設ける刃付け工程(S30)と、を有することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5記載のエンドミルの再研磨方法において、前記刃付け工程(S30)には、前記先端近傍部(10)に底刃の切れ刃(33)を設ける底刃付け工程(S31)と、前記底刃(31)に連続して外周部(91)に形成された外周切れ刃(94)を設ける外周刃付け工程(S32)と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、切屑排出溝を最小限にすることにより先端近傍部の研磨加工を省力化して容易にし、かつ丸棒素材の相当比率が研削されて軽量化する弊害を少なくして工具剛性の向上を図り、ギャッシュ溝と切り屑排出溝の兼用により切れ刃のつながりが無く高精度になり、さらに再研磨によるリサイクル可能な回数を多くしたエンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る切削工具としてのエンドミル(以下、「本エンドミル」ともいう)の先端近傍部の拡大斜視図である。 本エンドミルを示す(A)正面図、視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図、および(F)G−G線による一部拡大断面図である。 本発明の実施形態に係るエンドミルの製造方法(以下、「本製造方法」又は「本方法」ともいう)と同再研磨方法(以下、「本再研磨方法」又は「本方法」ともいう)の手順を説明するフローチャートである。 変形実施例1に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。 変形実施例2に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。 変形実施例3に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。 変形実施例4に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。 変形実施例5に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。 従来例に係るエンドミルの製造工程を各工程(A)〜(D)に分けて説明するための図であり、それぞれの正面図および側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る切削工具としてのエンドミル(以下、「本エンドミル」ともいう)の先端近傍部の拡大斜視図である。図1に一例を示す本エンドミル100は、先端近傍部10の輪郭が概ね半球形に丸められたシャンク径φの棒状部材(以下「工具本体」又は「シャンク」ともいう)90により構成されている。
棒状部材(工具本体)90の基端2(図2)は、材料となる棒材を切断し、C面取り仕上げされた棒の端末である。本エンドミル100は、基端2の近傍を不図示のチャックが着脱自在に把持固定して軸回転することにより、先端近傍部10に形成された切れ刃33・切れ刃94が、不図示のワークに対して切削加工するように構成されている。切れ刃33の後部壁面には逃げ面32が形成されている。また、外周切れ刃94の後部壁面に逃げ面97が形成されている。
図2は、本エンドミルを示す(A)正面図、視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図、および(F)G−G線による一部拡大断面図である。図1(A)に示すように、本エンドミル100は、被削材となる不図示のワーク側からZ軸方向に正面視して、螺旋状に形成された3枚の刃部のそれぞれは、本エンドミル100の先端近傍部10の刃、すなわち底刃31を形成している。底刃31は不図示の一般的なエンドミルの先端に形成された底刃と類似の切削機能を有する。なお、底刃31の刃数は、3枚のものを例示したが、それ以外の任意の刃数でも構わない。すなわち、1枚刃以上の刃を備えていれば良い。
3枚の底刃31は、工具本体90の先端近傍部10に、軸中心の先端1から例えば120°の中心角で放射状かつ曲線的に延設されている。これらの底刃31は、先端1から基端2に向けて概ね半球形の輪郭をなすように先端近傍部10に形成されている。これらの底刃31が、半球形の輪郭からさらに延長して円筒形の輪郭でなる工具本体90の一部にまで及ぶように底刃の切れ刃33が形成されている。
ここで、底刃31のすくい面34側の溝底をギャッシュと呼ぶ。底刃31のすくい面34を形成するギャッシュ溝30が、外周刃93の切屑排出溝を兼用し、工具本体90の先端近傍部10に、Z軸方向に対するねじれ角θが設定され連続して設けられている。なお、上述した3枚の底刃31の中心角について、120°で均等に3分割された形状を図2、図4および図9(D)に例示したが、これに限定するものではない。例えば、120°、118°および122°といった不等分割であっても構わない。
本エンドミル100は、棒状部材90の先端近傍部10において、先端1から基端2に向けて、ほぼ直線的なV字断面でなるギャッシュ溝30が、ねじれ角θで3本研削されている。ギャッシュ溝30のV字断面の内壁を形成する2つの面34,35のうち先端1に近い一方の面(工具回転方向P後側の後部壁面)34は、切れ刃33のすくい面34を形成している。このすくい面34の外縁は切れ刃33を形成している。
V字断面の内壁を形成する2つの面のうち先端1から遠い他方の面(工具回転方向P前側の前部壁面)35は、底刃31の逃げ面32から棒状部材90の外周部91までに接続している。また、先端近傍部10の外周部91に外周刃94が設けられている。図2(F)G−G線による一部拡大断面図により、底刃31の逃げ面32、切れ刃33のすくい面34、および上述した他方の面35の関係を簡略に示す。なお、ギャッシュ溝30の断面は、V字形に限定するものでなく、例えば、U字形や逆台形であっても良い。
ギャッシュ溝30および切れ刃33は、棒状部材90の先端1から基端2の方向に、それぞれ溝長Hおよび刃長Lで延在するように研削されている。刃長Lは溝長H以下であり、溝長Hは、シャンク径φの1.6倍以下、好ましくは1.2倍以下、より好ましくは1.0倍以下である。底刃の切れ刃33は、ギャッシュ溝30に沿って設けられ、ギャッシュ溝30を外周刃94の切屑排出溝に兼用している。つまり、本エンドミル100は、溝長Hを従来品より短くし、外周刃94の切屑排出溝をギャッシュ溝30で兼用するとともに、それを短くした溝長Hに基づく最小限の長さにしたことにより、先端近傍部10の研磨加工を省力化して容易にした。このようにして、切屑排出溝をあらかじめ設けるための加工工程が必要であるという第1の問題を解決できた。
すなわち、本エンドミル100は、従来のエンドミルの製造方法を説明した図9(B),(C)の工程を省略し、図9(A)から直接に図9(D)に近い状態へと加工する工程のみによりエンドミルを製造するものである。
これにより、従来のエンドミルでは、本エンドミル100のギャッシュ溝30とは別の切屑排出溝を、ねじれ角θで螺旋状に基端2の方向へ、例えば、溝長Hをシャンク径φの3倍位の長さにわたって研削する必要があった。このように長い切屑排出溝を省略する代わりのギャッシュ溝30を外周刃94の切屑排出溝として兼用し、従来必須とされていた長い切屑排出溝を最小限にすることにより先端近傍部10に対して必要な研磨加工を省力化できて容易にした。
さらに、本エンドミル100に要する研磨加工は、製造時のみならず、当該使用済み品を再研磨してリサイクル利用する際にも、省力化できて容易にすることができる。上述した従来のエンドミルとして、例えば、シャンク径φの3倍位の溝長Hにわたって長い切屑排出溝を備えた使用済み品を例示して説明する。この使用済み品の先端が使用に伴い、切屑排出溝のないところまで損耗したとする。そのとき、たとえシャンクが十分に残っていても寿命尽きたものとして破棄せざるを得なかった。
ところが、本エンドミル100は、従来の長い切屑排出溝に代えて、最短のギャッシュ溝30により外周刃94の切屑排出溝を兼用する。したがって、シャンク90の長さが十分に残っていれば、そこでギャッシュ溝30を更新するように研削する。更新されたギャッシュ溝30に基づいて、底刃31の外形を螺旋形に整えることにより切れ刃33を形成する。本エンドミル100は、このように更新してリサイクル利用することが可能である。したがって、本エンドミル100は、製造時のみならず、使用済み品を再研磨してリサイクル利用する際にも、上述した第1の問題を解決できている。
つぎに、本エンドミル100の製造方法と再研磨方法について説明する。これらの方法については、不図示の工具研削盤に、本エンドミル100の中途材料又は使用済み品が被研磨ワークとして装着された段階以降を説明する。例示する本エンドミル100の中途材料は、先端近傍部10の輪郭が概ね半球形に丸められたシャンク径φの棒状部材90である。なお、符号90は、中途材料としての「棒状部材」と、底刃の切れ刃33や外周刃94が設けられていない箇所としての「工具本体」又は「シャンク」に共通して用いている。
図3は、本製造方法又は本再研磨方法の手順を説明するフローチャートである。なお、後述するように、本製造方法と本再研磨方法は同じ手順であるため、両者をまとめて本方法ともいう。本方法は、棒状部材90の先端近傍部10に工具研削盤を用いて刃溝の一種であるギャッシュ溝30および底刃の切れ刃33を設ける方法である。すなわち、本エンドミル100の中途材料が被研磨ワークとして工具研削盤に装着された段階の後、図3に示すように、本方法では、ギャッシュ溝研削工程(S10)と、逃げ面形成工程(S20)と、刃付け工程(S30)と、を順に実行して本エンドミル100を完成させる。あるいは、本再研磨方法により、本エンドミル100を研ぎ直してリサイクルする。
まず、ギャッシュ溝研削工程(S10)では、工具研削盤を用い、先端近傍部10にギャッシュ溝30を研削する。このとき、工具研削盤を用いて、3本のギャッシュ溝30を、正面視した先端1から放射状に中心角120°で外周部91まで接続するような形状に研削する。いわば、「まがりば傘歯車」のような形状にギャッシュ溝30を研削する。
このギャッシュ溝研削工程(S10)では、ギャッシュ溝30を、底刃31の溝部分を形成した後に棒状部材90の先端1から基端2に向けて、中心Z軸に対するねじれ角θで、シャンク径φの1.6倍以下の長さHにわたって外周面92へ抜ける基端2方向に傾斜して研削する。すなわち、ギャッシュ溝30は、先端1から放射状に広がりながら、基端2の方にある程度傾斜して外周面92へ到達する。このギャッシュ溝30が従来の切屑排出溝と全く異なる点は、中心Z軸と平行することのない点である。
つぎに、逃げ面形成工程(S20)では、底刃の切れ刃33の逃げ面32および外周切れ刃94の逃げ面97を形成する。また、刃付け工程(S30)では、それぞれの逃げ面32,97の縁に沿って所定逃げ角で研磨することにより切れ刃を設ける。この刃付け工程(S30)は、底刃付け工程(S31)と、外周刃付け工程(S32)と、を有する。底刃付け工程(S31)では、先端近傍部10に形成された底刃31を形成する。外周刃付け工程(S32)では、底刃31に形成された底刃の切れ刃33に連続して外周部91に形成された外周刃94設ける。なお、外周刃付け工程(S32)は、オプションとして、刃付け工程(S30)から省略した仕様にすることも可能である。
また、本再研磨方法は、使用に応じて切れ刃33が磨耗した場合にそれを再研磨する方法である。すなわち、本エンドミル100の使用済み品が被研磨ワークとして工具研削盤に装着された段階の後に、ギャッシュ溝研削工程(S10)と、逃げ面形成工程(S20)と、底刃付け工程(S31)と、外周刃付け工程(S32)と、を実行する。つまり、本再研磨方法は、本製造方法と基本的に同じである。ただし、使用に伴って損耗したとはいえ、基本外形を少なからず残した使用済み品を再研磨する場合の方が、棒状部材から新品を製造する場合よりも、当然に少ない加工量で足りる。なお、逃げ面形成工程(S20)と刃付け工程(S30)とは、順番を入れ替えて実行する場合もある。
また、切屑排出溝と、ギャッシュ溝との位相合わせが不完全であると切削工具としての性能が著しく劣悪になるという上述した第2の問題があった。これに対し、本エンドミル100および本方法では、ギャッシュ溝30を外周刃93の切屑排出溝に兼用したことにより、従来品のような切屑排出溝を設けるための加工工程は不必要となった。したがって、上述の位相合わせまでが不必要となる。そのため、本エンドミル100は、製造時はもちろんのこと、使用済み品を再研磨してリサイクル利用する際にも研磨加工を省力化して容易にし、上述した第2の問題も解決できた。
さらに、再研磨の場合、棒状の工具本体90の全長が先端1から使用に応じた損耗により短くなる。したがって、切屑排出溝の長さを最小限にすると、再研磨可能な回数も少なくなるという第3の問題もあった。これに対し、本エンドミル100は、工具本体90の全長が相当に短くなるまで、何回でも再研磨してリサイクル利用できる。したがって、本エンドミル100および本方法によれば、上述の第3の問題も解決できるので、捨てる部材も少なく、経済的で地球環境にも好影響を及ぼす効果がある。
図9に示した従来のエンドミル900は、再研磨を繰り返すと切屑排出溝3が短くなってくる。そうなるにつれ、やがて底刃39で削られた被削材の切り屑を、切屑排出溝3により排出することが不可能になる。このことは、切屑排出溝3を通過しようとする切り屑の大きさに対し、切屑排出溝3の収容スペースに限度のあることから避けられない。
なお、エンドミルにおける「(リサイクル用の)再研磨」は「底刃の再作成」を意味しており、再研磨する都度に底刃が再作成される。また、本エンドミル100は、新品製造時と再研磨時との何れの場合であっても、図3に示した「ギャッシュ溝研削工程(S10)」が最初に実行されるという特徴がある。さらに、大きな特徴として、図1および図2に示すように、本エンドミル100は、ギャッシュ溝30が切屑排出溝に兼用されているとともに、新しく研削されたギャッシュ溝30でも常に一定の長さである。
このように、ギャッシュ溝30で兼用される切屑排出溝は、長さが常に一定である。だからこそ、本エンドミル100は、工具本体90の全長における許容限度内であれば、何回でも再研磨することが可能となる。その結果、上述した第3の問題を解決することができる。
また、本発明に係るエンドミルは、外周溝を無くし、代用のギャッシュ溝の長さを最小限に止める構成であり、切屑排出溝として大きく削った従来品よりも工具本体90を構成する超硬の母材がより多く残されているため、本体自重が重く、高剛性である。このため、有害振動などが減少することにより切削加工は安定し、良好な加工面を得られるだけでなく、欠損も少なくなり加工時間を短縮できる。その結果、上述の第4の問題も解決できて、従来のエンドミルよりも重切削(切削取り代の大きい加工)が可能となる効果も得られる。なお、上述の「有害振動」は「ビビリ」と通称されることもある。
以上のように、本発明によれば、第1〜第4の問題を解決できた。すなわち、本発明によれば、外周刃の切屑排出溝をギャッシュ溝で兼用するとともに、それを最小限の長さにしたことにより、先端近傍部の研磨加工を省力化して容易にし、ギャッシュ溝と切り屑排出溝の兼用により切れ刃のつながりが無く高精度になり、かつ丸棒素材の相当比率が研削されて軽量化する弊害を少なくして工具剛性の向上を図り、さらに再研磨によるリサイクル可能な回数を多くしたエンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法を提供することができる。その結果、経済的で加工精度や性能を良くするだけでなく、地球環境にも好影響を及ぼす効果がある。
以下、図4〜図8を用いて変形実施例について説明する。
図4は、変形実施例2に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。図1、図2により例示した本エンドミル100は、外周部91に外周刃93を設けている。これに対し、図4に示すエンドミル200は、この外周刃93を省略したものであり、その点以外、基本的な構成、製造方法および再研磨方法については、本エンドミル100と同様なので、さらなる詳細な説明は省略する。
以下、さらに形状の異なる変形実施例について説明する。図1、図2および図4により例示した本エンドミル100,200は、先端近傍部10の輪郭が概ね半球形で3枚刃のボールエンドミルである。これに対し、先端近傍部の輪郭が概ね円筒形で4枚刃のエンドミルを、図5〜図8を用いて4種類例示する。ただし、基本的な構成、製造方法および再研磨方法については、本エンドミル100と同様なので、さらなる詳細な説明は省略する。
図5は、変形実施例3に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。図5に示すように、スクエアエンドミル(以下、単に「本エンドミル」ともいう)300は、先端近傍部の輪郭が概ね円筒形で1枚以上の底刃を備えて構成されている。ギャッシュ溝が中心Z軸から放射状に、詳しくは十文字の風車状にねじれ角θを設定して研削されている。そのギャッシュ溝それぞれの一方の面の縁に各底刃が形成されている。スクエアエンドミル(本エンドミル)300は、先端角部が鋭利に設定されているほか、外周刃95を備えている。
図6は、変形実施例4に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。図6に示すように、スクエアエンドミル(本エンドミル)400は、図5に示した本エンドミル300から外周刃95を無くした点以外、基本的な構成については、本エンドミル300と同様なので、さらなる詳細な説明は省略する。
図7は、変形実施例5に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。図7に示すように、ラジアスエンドミル(以下、単に「本エンドミル」ともいう)500は、図5に示した本エンドミル300に対し、全体的に滑らかであり、ユーザの用途に応じて先端角部にR指定の丸みを帯びてされている。また、外周刃96を備えている。このように、ラジアスエンドミル(本エンドミル)500は、丸みを帯びている点以外、基本的な構成については、本エンドミル300と同様なので、さらなる詳細な説明は省略する。
図8は、変形実施例6に係るエンドミルを示す(A)正面図、および視点の角度を変えた(B)〜(E)側面図である。図8に示すように、ラジアスエンドミル600は、図7に示した本エンドミル500から外周刃96を無くした点以外、基本的な構成については、本エンドミル500と同様なので、さらなる詳細な説明は省略する。
本発明に係るエンドミル、エンドミルの製造方法およびエンドミルの再研磨方法は、ボールエンドミルに限定されず、スクエアエンドミル、ラジアスエンドミルのほかドリル等の回転切削工具全般にわたって採用される可能性がある。
1 先端、2 基端、3 切屑排出溝、4,30 ギャッシュ溝、10 先端近傍部、31,39 底刃、32 (底刃の切れ刃33の)逃げ面、33 底刃の切れ刃、34 一方の面、すくい面(V字断面の内壁を形成する2つの面のうち先端1に近い方の面、35 他方の面(V字断面の内壁を形成する2つの面のうち先端1から遠い方の面)、38 刃先、90 棒状部材(工具本体、シャンク)、91 外周部、92 外周面、93,95,96 外周刃、94 外周切れ刃、97 (外周切れ刃94の)逃げ面、99 丸棒素材、100 エンドミル、200 ラジアスエンドミル、300 スクエアエンドミル、900 従来のエンドミル、G 断面線、L,M 刃長、P 工具回転方向、S10 ギャッシュ溝研削工程、S20 逃げ面形成工程、S30 刃付け工程、S31 底刃付け工程、S32 外周刃付け工程、φ シャンク径、θ ねじれ角

Claims (6)

  1. シャンク径φの棒状部材の先端近傍部にギャッシュ溝および底刃の切れ刃と逃げ面を設けたエンドミルであって、
    前記ギャッシュ溝は底刃の溝部分を形成するとともに前記棒状部材の先端から基端に向けてねじれ角θをつけて溝長Hにわたり外周面へ抜ける方向に傾斜して連続して研削され、
    前記溝長Hは前記シャンク径φの1.6倍以下であり、
    前記ギャッシュ溝を外周刃の切屑排出溝に兼用したことを特徴とするエンドミル。
  2. 前記先端近傍部に形成された前記底刃の切れ刃と、外周部に形成された外周切れ刃と、を有し、
    前記底刃の切れ刃と前記外周切れ刃とは連続していることを特徴とする請求項1に記載のエンドミル。
  3. シャンク径φの棒状部材の先端近傍部に工具研削盤を用いて少なくとも底刃を有するエンドミルの製造方法であって、
    ギャッシュ溝を、前記底刃の溝部分を形成した後に前記棒状部材の先端から基端に向けてねじれ角θで、前記シャンク径φの1.6倍以下の長さHにわたって外周面へ抜ける方向に傾斜して研削するギャッシュ溝研削工程と、
    前記底刃の切れ刃の逃げ面および外周切れ刃の逃げ面を形成する逃げ面形成工程と、
    前記それぞれの逃げ面の縁に沿って所定逃げ角で切れ刃を設ける刃付け工程と、
    を有することを特徴とするエンドミルの製造方法。
  4. 前記刃付け工程には、前記先端近傍部に底刃の切れ刃を設ける底刃付け工程と、前記底刃に連続して外周部に形成された外周切れ刃を設ける外周刃付け工程と、を有することを特徴とする請求項3記載のエンドミルの製造方法。
  5. シャンク径φの棒状部材の先端近傍部に工具研削盤を用いて少なくとも底刃を有するエンドミルの再研磨方法であって、
    ギャッシュ溝を、前記底刃の溝部分を形成した後に前記棒状部材の先端から基端に向けてねじれ角θで、前記シャンク径φの1.6倍以下の長さHにわたって外周面へ抜ける方向に傾斜して研削するギャッシュ溝研削工程と、
    前記底刃の切れ刃の逃げ面および外周切れ刃の逃げ面を形成する逃げ面形成工程と、
    前記それぞれの逃げ面の縁に沿って所定逃げ角で切れ刃を設ける刃付け工程と、を有することを特徴とするエンドミルの再研磨方法。
  6. 前記刃付け工程には、前記先端近傍部に底刃の切れ刃を設ける底刃付け工程と、
    前記底刃に連続して外周部に形成された外周切れ刃を設ける外周刃付け工程と、を有することを特徴とする請求項5記載のエンドミルの再研磨方法。
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