JP2018043233A - 液体処理方法および装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】濾過膜の乾燥を防止できる液体処理装置の制御方法を提供する。【解決手段】本開示の液体処理装置の制御方法では、(i)液体処理装置(1a〜1e)を提供する。(ii)光触媒反応槽(2)において光触媒反応より汚染液を処理して処理済液を生成する。(iii)循環ポンプ(12)によって光触媒反応槽(2)から送り流路(22)を通過させて分離槽(3)に液体混合物を導く。(iv)分離槽に導かれた液体混合物を濾過膜(19)によって濾過しつつ濾液を取り出し流路(23)を通過させて分離槽の外部に導くとともに、液体混合物をオーバーフロー流路(14)を通過させて光触媒反応槽に送る。(v)制御器(50)によって循環ポンプを制御することにより、液体混合物流量計(16)によって測定される液体混合物の流量を濾液流量計(17)によって測定される濾液の流量よりも大きくする。【選択図】図1

Description

本開示は、液体処理方法および装置に関する。
従来、浄水のための光触媒反応器等の液体処理装置が提案されている。例えば、非特許文献1には、膜が水中に浸された光触媒反応器が記載されている。この光触媒反応器では、ナノ構造のTiO2/シリカゲル光触媒が懸濁した状態で使用されている。すなわち、この光触媒反応器は、流動床式の反応器である。光触媒反応器は、耐光性のバッフルによって光触媒酸化ゾーンと膜分離ゾーンとに分かれている。光触媒酸化ゾーンと膜分離ゾーンとは、ボトムフロー流路及びオーバーフロー流路によってつながっている。光触媒酸化ゾーンにはUVランプが配置され、膜分離ゾーンにはポリビニリデン製の中空糸膜でできたmicrofiltration(MF)膜モジュールが配置されている。吸い上げポンプによって濾液が連続的に取り出される。光触媒反応器の水位が一定に保たれるように水位計が使用されている。
特許文献1には、膜分離装置の液面管理方法として、被処理水の比重をパラメータとして入力することが可能なレベル計を使用する方法が記載されている。
特開2003−19481号公報
Jianfeng Fu et. al. "A new submergedmembrane photocatalysis reactor (SMPR) for fulvic acid removal using anano-structured photocatalyst" Journal of Hazardous Materials B131 (2006)238?242
非特許文献1及び特許文献1によれば、確実に濾過膜の乾燥を防止するための検討を行う必要がある。そこで、本開示は、確実に濾過膜の乾燥を防止するための液体処理装置の制御方法を提供する。
本開示は、液体処理装置を用いる液体処理方法を提供する。本開示による液体処理方法は、
(Ia) 以下を具備する液体処理装置を用意する工程、
光触媒粒子を含有する液体混合物を貯留するための内部空間を有する第1槽、
前記光触媒粒子に紫外光を照射する紫外光を発光する光源、
濾過膜を内部に具備し、かつ前記濾過膜により第1室および第2室に分割された内部空間を有する第2槽、
前記第1槽の内部空間および前記第2槽の第2室の間を連通している連通流路、
循環ポンプ、
前記第2槽の第1室および前記液体処理装置の外部の間を連通している排出流路、および
前記第1槽の内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しているオーバーフロー流路、
(Ib) 汚染液を前記第1槽に供給して、前記光触媒粒子および前記汚染液を含有する前記液体混合物を調製する工程、
(Ic) 前記第1槽の内部空間に貯留された前記液体混合物に含有される光触媒粒子に前記光源からの光を照射して、前記第1槽内で前記液体混合物を処理液にする工程、
(Id) 前記循環ポンプを用いて、前記処理液を前記第1槽の内部空間から前記連通流路を通して前記第2槽の前記第2室に吸引する工程、そして
(Ie) 前記第2槽内で前記濾過膜により前記処理液を濾過して、前記第2槽の前記第1室で得られた濾液を、前記第2槽の前記第1室から前記排出流路を通して排出する工程、
を具備し、
ここで、
工程(Id)および(Ie)において、以下の条件(I)〜条件(IV)
条件(I) 前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が、前記第2槽の前記第2室に含有される前記処理液の液位以下であること、
条件(II) 前記連通流路を通過する前記処理液の流量が、前記排出流路を通過する前記濾液の流量よりも大きいこと、
条件(III) 前記第2槽の前記第2室に含有される処理液の一部が、前記オーバーフロー流路を通って前記第1槽に戻されること、
条件(IV) 前記濾過膜の少なくとも一部が、前記第2槽の前記第2室に含有される前記処理液に浸漬されていること、
が充足される。
上記の方法によれば、より確実に濾過膜の乾燥を防止できる。
図1は、本開示の液体処理装置の構成を概念的に示す図である。 図2Aは、本開示の液体処理装置の濾過膜及びホルダーの一例を示す断面図である。 図2Bは、図2Aに記載の濾過膜の一部を拡大した斜視図である。 図3は、図2Aに記載の濾過膜及びホルダーと液位Lbとの関係を示す断面図である。 図4は、図2Aに記載の濾過膜及びホルダーと液位Lbとの関係を示す断面図である。 図5Aは、濾過膜及びホルダーの別の一例を示す断面図である。 図5Bは、濾過膜及びホルダーのさらに別の一例を示す断面図である。 図6Aは、濾過膜及びホルダーのさらに別の一例を示す断面図である。 図6Bは、図6AにおけるB−B線に沿った断面図である。 図7Aは、濾過膜の露出部分と液位Lbとの関係を示す図である。 図7Bは、濾過膜の露出部分と液位Lbとの関係を示す図である。 図7Cは、濾過膜の露出部分と液位Lbとの関係を示す図である。 図8は、液体処理装置が起動運転するときの制御器の動作を示すフローチャートである。 図9Aは、液体処理装置が通常運転するときの制御器の動作を示すフローチャートである。 図9Bは、液体処理装置が通常運転するときの制御器の動作を示すフローチャートである。 図9Cは、液体処理装置が通常運転するときの制御器の動作を示すフローチャートである。 図10は、液位Laが異常低下したときの制御器の動作の一例を示すフローチャートである。 図11は、液位Laが異常低下したときの制御器の動作の別の一例を示すフローチャートである。 図12は、液体処理装置が停止運転するときの制御器の動作を示すフローチャートである。 図13は、変形例に係る液体処理装置の構成を概念的に示す図である。 図14は、別の変形例に係る液体処理装置の構成を概念的に示す図である。 図15は、さらに別の変形例に係る液体処理装置の構成を概念的に示す図である。 図16は、さらに別の変形例に係る液体処理装置の構成を概念的に示す図である。
<本発明者らの検討に基づく知見>
水中の不純物処理や化学反応プロセスに用いられる流動床の液体処理装置において、典型的には、光触媒反応及び濾過が行われる。この場合、例えば、光触媒反応により汚染液を処理することによって生成された処理済液と光触媒粒子とを含む液体混合物を濾過する濾過膜における透過液量の低下が処理の効率を低下させる可能性がある。液体処理装置において、膜面積あたりのコスト及び取り扱いの容易さなどの理由から、液体混合物に浸漬させて使用するのに適した有機膜又は無機膜を濾過膜として使用することが考えられる。このような濾過膜は大気に曝されると濾過膜の親媒性が低下する可能性がある。これにより、濾過膜における透過流量が低下するので、このような濾過膜は大気に曝されずに液体混合物に浸っていることが必要である。
非特許文献1に記載の技術では、MF膜モジュールが配置されている光触媒反応器の水位が一定に保たれるように水位センサが使用されている。また、特許文献1に記載の技術では、被処理水の比重をパラメータとして入力することが可能なレベル計を使用されており、レベル計が小型化されている。水位センサを用いて濾過膜が配置されている槽の液体混合物の液位を一定に保つ方法としては、汚染液の供給流量及び液体混合物から分離された濾液の流量を制御量とし、槽の液体混合物の液位を目標値とするフィードバック制御を行う方法が考えられる。しかし、このようなフィードバック制御によれば、実際には、突発的な流量変動又は液位計の測定誤差に起因して槽の液体混合物の液位が大きく変動し、濾過膜が確実に液体混合物に浸された状態を保証できない可能性がある。なお、非特許文献1及び特許文献1では、光触媒反応と液体混合物の濾過とを別々の槽で行うことは記載も示唆もされていない。
このような事情に鑑み、本発明者らは、より確実に濾過膜の乾燥を防止するための方法について日夜検討を重ねた。その結果、本発明者らは、光触媒反応と液体混合物の濾過とを別々の槽で行い、光触媒反応が行われる槽から液体混合物の濾過が行われる槽に液体混合物をポンプによって送ることが濾過膜の乾燥防止の観点から有利であることを新たに見出した。そのうえで、本発明者らは、光触媒反応が行われる槽から液体混合物の濾過が行われる槽への液体混合物の流量が所定の関係を満たすようにそのポンプを制御することによって、より確実に濾過膜の乾燥を防止できることを新たに見出した。本開示の方法は、このような本発明者らが新たに見出した知見に基いて案出されたものである。なお、上記の知見は、本発明者らの検討に基づく知見であり、先行技術として自認するものではない。
以下、本開示の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明は本発明の一例に関するものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
図1に示す通り、液体処理装置1aは、第1槽2と、濾過膜19と、ホルダー26と、第2槽3と、供給流路21と、連通流路22と、循環ポンプ12と、オーバーフロー流路14と、排出流路23と、処理済液流量計16と、濾液流量計17と、制御器50とを備えている。第1槽2は、光触媒反応により汚染液を処理する光触媒粒子を含む。濾過膜19は、第1槽2で汚染液を処理することによって生成された処理済液及び光触媒粒子を含む液体混合物を濾過する。ホルダー26は、濾過膜19の膜面の一部を外側から覆っている。加えて、ホルダー26にはその膜面の一部が液密に取り付けられている。第2槽3は、濾過膜19及びホルダー26が配置された内部空間を有する。供給流路21は、第1槽2に接続された流路である。連通流路22は、第1槽2と第2槽3とを連通させている流路である。循環ポンプ12は、連通流路22に配置されている。循環ポンプ12の作動により、第1槽2から第2槽3に液体混合物が導かれる。オーバーフロー流路14は、液体混合物をオーバーフローにより第2槽3から第1槽2に送る流路である。オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置が濾過膜19のホルダー26から露出している部分25の上端以上の高さに位置している。排出流路23は、ホルダー26に接続されているとともに液体処理装置1aの外部に延びている。処理済液流量計16は、連通流路22を流れる処理済液の流量を測定する。濾液流量計17は、排出流路23における、濾過膜19によって液体混合物を濾過して得られた濾液の流量を測定する。制御器50は、循環ポンプ12を制御する。
例えば、液体処理装置1aの制御方法は、以下のステップを含む。
(Ib) 汚染液を第1槽2に供給して、光触媒粒子および汚染液を含有する液体混合物を調製する工程、
(Ic) 第1槽2の内部空間に貯留された液体混合物に含有される光触媒粒子に光源からの光を照射して、第1槽2内で液体混合物を処理液にする工程、
(Id) 循環ポンプ12を用いて、処理液を第1槽2の内部空間から連通流路22を通して第2槽3の第2室2に吸引する工程、そして
(Ie) 第2槽3内で濾過膜19により処理液を濾過して、第2槽3の第1室31で得られた濾液を、第2槽3の第1室31から排出流路23を通して排出する工程。
工程(Id)および(Ie)において、以下の条件(I)〜条件(IV)が充足される。
条件(I) 第1槽2に含有される液体組成物の液位が、第2槽3の第2室32に含有される処理液の液位以下であること。
条件(II) 連通流路22を通過する処理液の流量が、排出流路23を通過する濾液の流量よりも大きいこと。
条件(III) 第2槽3の第2室32に含有される処理液の一部が、オーバーフロー流路14を通って第1槽2に戻されること。
条件(IV) 濾過膜19の少なくとも一部が、第2槽3の第2室32に含有される処理液に浸漬されていること。
このように、制御器50は、通常運転期間において、処理済液流量計16によって測定される液体混合物の流量が濾液流量計17によって測定される濾液の流量よりも大きくなるように、循環ポンプ12を制御する。通常運転とは、連通流路22を通過させて第2槽3に液体混合物を導き、かつ、排出流路23を通過させて第2槽3の外部に濾液を導くとともにオーバーフロー流路14を通過させて第2槽3から第1槽2に液体混合物を送る運転である。
図7Aに示す通り、供給流路21における汚染液の流量、連通流路22における液体混合物の流量、及び排出流路23における濾液の流量を、それぞれ、v1、v2、及びv3と定義する。ここで、v1、v2、及びv3は、体積流量を意味する。第1槽2の液位La及び第2槽3の液位Lbが、図7Aに示す初期状態であるときに、v2>v3又はv2<v3となるように循環ポンプ12が制御されることを考える。v2>v3の場合、換言すると、第2槽3に入ってくる液体混合物の流量が第2槽3から出ていく濾液の流量よりもv2−v3だけ多い場合、第2槽3の液位Lbは次第に上昇し、液体混合物がオーバーフロー流路14に流入し始める。その後、第2槽3の液位Lbが、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30を超えると、液体混合物がオーバーフロー流路14を通過して第1槽2に戻される。その後、図7Bに示す通り、v2−v3に相当する流量v4で液体混合物が第2槽3から第1槽2へオーバーフローする。これにより、第2槽3に入ってくる液体混合物の流量が第2槽3から出ていく濾液の流量よりもv2−v3だけ多く、かつ、v2−v3に相当する流量で液体混合物が第2槽3から第1槽2へオーバーフローする平衡状態になる。その結果、第2槽3内の液体混合物の体積が一定となり、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30よりも高い位置で液位Lbが安定する。オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30は、濾過膜19のホルダー26から露出している部分25の上端以上の高さに位置しているので、濾過膜19の少なくとも一部は、平衡状態において安定した液位Lbよりも低い高さに位置する。よって、濾過膜19の少なくとも一部が必然的に液体混合物に浸される。これにより、通常運転期間中に、濾過膜19の少なくとも一部が大気に曝されることなく、確実に濾過膜19の乾燥を防止できる。
一方、v2<v3の場合、換言すると、第2槽3から出ていく濾液の流量が第2槽3に入ってくる液体混合物の流量よりもv3−v2だけ多いので、第2槽3の液位Lbが下降し、濾過膜19の露出部分25の上端に到達する。さらに、図7Cに示す通り、濾過膜19の露出部分25の少なくとも一部が液位Lbより上に現れ濾過膜19の一部が大気に曝されてしまう。
図1に示す通り、処理済液流量計16及び濾液流量計17は、処理済液流量計16及び濾液流量計17によって測定された流量を示す信号が制御器50に入力されるように、制御器50に有線又は無線によって接続されている。また、循環ポンプ12は、制御器50からの制御信号を取得可能に有線又は無線によって制御器50に接続されている。制御器50は、例えば、インターフェース、CPUなどの演算装置、並びにROM及びRAM等の記憶装置を備えた、コンピュータである。
図1に示す通り、液体処理装置1aは、例えば、供給ポンプ11及び濾過ポンプ13をさらに備えている。供給ポンプ11は、供給流路21に配置されている。濾過ポンプ13は、排出流路23に配置されている。制御器50は、供給ポンプ11及び濾過ポンプ13をさらに制御し、液体処理装置1aを起動するときに、循環ポンプ12及び供給ポンプ11の作動中に濾過ポンプ13を作動させ始める。換言すると、濾過ポンプ13は循環ポンプ12及び供給ポンプ11の停止中には作動し始めない。このため、液体処理装置1aを起動するときに、濾過ポンプ13の作動により第2槽3の液体混合物の液位Lbが低下して濾過膜19の露出部分25が大気に曝されることを防止できる。
供給ポンプ11及び濾過ポンプ13は、制御器50から制御信号を取得可能に有線又は無線によって制御器50に接続されている。
図1に示す通り、液体処理装置1aは、濾過ポンプ13に加えて、レベルセンサ20をさらに備えている。レベルセンサ20は、第1槽2における液位を測定するセンサである。制御器50は、レベルセンサ20によって測定された第1槽2における液位Laが特定の液位Lmよりも低いことを示す信号が入力されたときに、濾過ポンプ13を制御する。特定の液位Lmは、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30よりも低い。これにより、濾液流量計17によって測定される濾液の流量を低下させる、又は、濾過ポンプ13を停止させる。この場合、第1槽2における液位が低下しすぎた場合に濾過ポンプ13の制御により、第2槽3の液体混合物の液位Lbの低下を防止できる。その結果、より確実に濾過膜19の乾燥が防止される。
レベルセンサ20は、レベルセンサ20によって測定された液位Laを示す信号が制御器50に入力されるように、制御器50に有線又は無線によって接続されている。
図1に示す通り、液体処理装置1aは、供給ポンプ11及びレベルセンサ20に加えて、汚染液流量計15をさらに備えている。汚染液流量計15は、供給流路21における汚染液の流量を測定する。制御器50は、レベルセンサ20によって測定された液位Laが特定の液位Lmよりも低いことを示す信号が入力されたときに、供給ポンプ11を制御することにより汚染液流量計15によって測定される汚染液の流量を増加させてもよい。この場合、第1槽2における液位Laが低下しすぎた場合に供給ポンプ11の制御により、第1槽2における液位Laがゼロになることを防止できる。これにより、第2槽3の液体混合物の液位の低下を予め防止できる。
汚染液流量計15は、汚染液流量計15によって測定された流量を示す信号が制御器50に入力されるように、制御器50に有線又は無線によって接続されている。
制御器50は、循環ポンプ12、供給ポンプ11、及び濾過ポンプ13を制御し、液体処理装置1aを停止するときに、循環ポンプ12及び供給ポンプ11の作動中に濾過ポンプ13を停止させる。このため、濾過ポンプ13の作動中に循環ポンプ12及び供給ポンプ11を停止させないので、濾過ポンプ13の作動により第2槽3の液体混合物の液位Lbが低下して濾過膜19の露出部分25が大気に曝されることを防止できる。
図1に示す通り、第1槽2は、例えば、汚染液導入口36、第一排出口37、及び第一導入口41を有する。第2槽3は、例えば、第二導入口38及び第二排出口40を有する。汚染液導入口36に供給流路21が接続されている。第一排出口37と第二導入口38とは連通流路22によって接続されている。第二排出口40と第一導入口41とはオーバーフロー流路14によって接続されている。
図1に示す通り、液体処理装置1aは、光源18を備えている。光源18及びレベルセンサ20は、第1槽2に取り付けられている。光源18は、例えば、第1槽2の内部に配置されている。光源18は、第1槽2の外部に配置されていてもよい。この場合、第1槽2は、光源18からの光を透過可能な材料でできており、光源18からの光は第1槽2の壁を第1槽2の内部空間に向かって透過するように出射される。
第1槽2には、光触媒粒子を分散質として含む液体混合物が貯留されている。光触媒粒子は、例えば、酸化チタン、酸化タングステン、酸化亜鉛、硫化カドミウム、酸化鉄、又はAcr+−Mes等の材料でできている。光触媒粒子は、これらの材料でできた粒子をゼオライト等の担体粒子にくっつけた複合粒子であってもよい。光触媒粒子の粒子径は液体混合物を形成できる限り特に制限されないが、例えば、光散乱法によって測定される光触媒粒子の平均粒子径は、望ましくは、0.1μm〜100μm程度である。
供給ポンプ11が作動することにより、供給流路21を通って汚染液導入口36から第1槽2に汚染液が導入される。供給ポンプ11は、特に制限されないが、例えばチューブポンプである。供給流路21における汚染液の流量は汚染液流量計15によって測定される。
汚染液は、例えば、光触媒反応により化学的に変化可能な汚染物質を含む水である。
汚染物質は、例えば、医薬品、農薬、又は有害金属である。光触媒粒子に光源18からの光が照射されると、光触媒反応により、汚染液に含まれる汚染物質が化学的に変化する。例えば、医薬品又は農薬に含まれる有機化合物は分解され、有害金属は酸化還元により除去されやすい状態に変化する。汚染液が有害金属を含む場合、光触媒反応により処理された有害金属に由来する溶質は、後の工程で吸着又は沈殿等の方法によって除去される。
汚染液は、光触媒反応により所望の反応生成物を得るための原料を含む液であってもよい。この場合、溶媒は、例えば水又は液体有機化合物である。光触媒粒子に光源18からの光が照射されると、光触媒粒子は、光源18から吸収した光によって電子正孔対を形成する。形成された電子正孔対が直接的又は間接的に汚染液に含まれる原料を酸化還元することにより、第1槽2の液体混合物中で所望の反応生成物が生成される。
このように、第1槽2において光触媒反応により汚染液を処理することにより処理済液が生成される。処理済液及び光触媒微粒子を含む液体混合物は、第一排出口37を通って連通流路22に導かれる。
光源18は、光触媒反応に適した波長範囲の光を出射する。例えば、光触媒微粒子が光触媒として酸化チタンを含む場合、光源18から出射される光の波長範囲は、例えば200nm以上400nm以下である。光源18は、単色光及び連続光のいずれを出射してもよい。例えば、汚染液が光触媒反応により化学的に変化可能な汚染物質を含む水である場合、励起電子及び正孔によって引き起こされる酸化還元反応によって、汚染液に含まれる汚染物質が除去され易い状態に変化する。また、正孔が水分子と反応して発生するOHラジカルが強い酸化力を持っていることが知られており、このOHラジカルによって汚染物質を無害化できる。光源18は、例えば、低圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、エキシマランプ、キセノンランプ、太陽光、ブラックライト、LED、白熱灯、及び蛍光灯等である。図1示す通り、光源18は、例えば、第1槽2の軸線に沿って延びている円柱面状の発光面を有する。
第一排出口37を通って連通流路22に導かれた液体混合物は、循環ポンプ12の作動により、第二導入口38を通って第2槽3に導かれる。循環ポンプ12は、特に制限されないが、例えばチューブポンプである。連通流路22における液体混合物の流量は、処理済液流量計16によって測定される。液体処理装置1aは、例えば、連通流路22に逆流防止機構を備えている。逆流防止機構は、液体混合物の逆流、すなわち、第1槽2に向かって液体混合物が流れることを防止する。この場合、循環ポンプ12を停止して、第2槽3に貯留された液体混合物が連通流路22を逆流して第2槽3の液体混合物の液位Lbが低下することを防止できる。これにより、濾過膜19の露出部分25が大気に曝されることを防止でき、より確実に濾過膜19の乾燥が防止される。
逆流防止機構は、例えば、逆止弁又は開閉弁等のバルブである。逆流防止機構は、循環ポンプ12として、チューブポンプ等の流体の逆流を許容しないポンプを用いる場合、循環ポンプ12自体であってもよい。
図1に示す通り、第2槽3の内部空間は、第一室31と第二室32とを有する。第一室31は、濾過膜19の透過側の膜面及びホルダー26の内周面に面している。第一室31には、濾液取り出し口39が位置している。濾液取り出し口39は、排出流路23がホルダー26に接続されて定められている。第二室32は、濾過膜19の供給側の膜面及びホルダー26の外周面に面している。第二導入口38及び第二排出口40は、第二室32に位置する。連通流路22を通って第2槽3に送られた液体混合物は、第二室32に貯留される。
濾過ポンプ13の作動により第一室31が減圧される。濾過ポンプ13は、特に制限されないが、例えばチューブポンプである。これにより、第二室32に貯留されている液体混合物が濾過膜19によって濾過され、第一室31には光触媒粒子を含まない濾液が貯留される。一方、液体混合物中の光触媒粒子は、濾過膜19の供給側の膜面に留められる。これにより、液体混合物を濾液と光触媒粒子とに分離できる。つまり、第二室32に貯留された液体混合物が濾過膜19の露出部分25で濾過されることにより、光触媒粒子は濾過膜19の露出部分25に留まり、第一室31には濾過膜19を通過した光触媒粒子を含まない濾液が貯留される。第一室31に貯留された濾液は、濾過ポンプ13によって第一室31が減圧されることにより、濾液取り出し口39から排出流路23を通って、液体処理装置1aの外部に排出される。排出流路23における濾液の流量は濾液流量計17によって測定される。第2槽3の第二室32には、濾過膜19の露出部分25で光触媒粒子が留められるので、光触媒粒子の濃度が高められた液体混合物(濃縮液)が貯留される。そのため、第2槽3では、第二排出口40からオーバーフロー流路14に高濃度の液体混合物が導かれ、高濃度の液体混合物が第1槽2に送られる。
このように、第2槽3において濾過膜19を用いた濾過を行うことにより、処理済液及び光触媒粒子を含む液体混合物から光触媒粒子を含まない濾液を取り出すことができる。具体的には、第2槽3の第二室32に貯留された液体混合物に濾過膜19を浸した状態で濾過ポンプ13によって濾過膜19の内側空間(第一室31)を減圧することにより、第一室31において光触媒粒子を含まない濾液を得ることができる。なぜなら、液体混合物に含まれる光触媒粒子の粒径は濾過膜19の孔の直径よりも大きく、光触媒粒子が濾過膜19を透過できないからである。
濾過膜19は、例えば、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリスルフォン、ポリアクリロニトリル、ポリテトラフルオロエチレン、酢酸セルロース、ポリプロピレン、ニトロセルロース、ポリアミド、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素、及びステンレス等でできた中空糸膜又は平膜である。
図1に示す通り、オーバーフロー流路14は、例えば、上に凸な形状を有している。この場合、オーバーフロー流路14において光触媒粒子がオーバーフロー流路14の底面に沈殿することを防止できる。オーバーフロー流路14は、水平方向又は第二排出口40から第一導入口41に向かって下る斜め方向に直線状に延びる流路であってもよい。
レベルセンサ20は、第1槽2における液位を測定する。レベルセンサ20は、例えば、フロート式のレベルセンサ、光式のレベルセンサ、電極式のレベルセンサ、比重式のレベルセンサ、又は超音波式のレベルセンサである。レベルセンサ20は、第1槽2における液位を連続的に測定可能であってもよいし、特定の液位の上方及び下方のいずれにあるかを測定するセンサであってもよい。また、場合によっては、レベルセンサ20による液位の測定に代えて、第1槽2における液位を目視にて確認してもよい。
制御器50は、例えば、半導体デバイス、半導体集積回路(IC)、又は大規模集積回路(LSI)を含む1以上の電子回路によって構成されている。制御器50は、インターフェースの入力端子から入力された電気信号に基づいて予め定められた演算則に従って所定の電気信号を生成し、その電気信号をインターフェースの出力端子から出力する。汚染液流量計15、処理済液流量計16、濾液流量計17、及びレベルセンサ20は、例えば、制御器50のインターフェースの入力端子に接続されており、測定された流量又は液位を示す電気信号を制御器50に向かって出力する。また、供給ポンプ11、循環ポンプ12、濾過ポンプ13、及び光源18は、例えば制御器50のインターフェースの出力端子に接続されており、制御器50から出力された流量又は光量を指定する電気信号を取得する。
図2A及び図2Bに示す通り、濾過膜19は、例えば中空糸膜である。ホルダー26は、例えば箱状の部材であり、ホルダー26の外部空間からホルダー26の内部空間に延びる複数の貫通孔を有する。ホルダー26の内部には集液空間27が定められている。集液空間27及び濾過膜19である中空糸膜の中空空間は第一室31を形成している。濾液取り出し口39は、集液空間27に位置しており、濾液取り出し口39から上方に排出流路23が延びている。複数本の濾過膜19である中空糸膜のそれぞれの両端が上方を向くように濾過膜19が配置されている。複数本の濾過膜19である中空糸膜のそれぞれの両端部がホルダー26の貫通孔に差し込まれたうえで貫通孔におけるホルダー26と濾過膜19との隙間が封止されている。また、濾過膜19である各中空糸膜は、懸垂線状に垂れ下がっている。濾過膜19である各中空糸膜のホルダー26の貫通孔に差し込まれていない部分の外周面によって、濾過膜19の露出部分25が形成されている。
第二室32に貯留された液体混合物の濾過は、濾過膜19の露出部分25において行われる。図3に示す通り、第2槽3の液体混合物の液位Lbが濾過膜19の露出部分25の上端以上の高さに位置していれば、濾過膜19の露出部分25の全体が液体混合物に浸されて濾過膜19の露出部分25の乾燥を防止できる。これにより、濾過膜19の濾過性能の低下を防止できる。一方、図4に示す通り、第2槽3の液体混合物の液位Lbが濾過膜19の露出部分25の上端よりも低い高さに位置していると、濾過膜19の露出部分25の少なくとも一部が大気に曝され乾燥し、濾過膜19の濾過性能が低下する。
図5Aに示す通り、濾過膜19は、濾過膜19である中空糸膜の両端が互いに反対方向を向くように配置されていてもよい。この場合、一対のホルダー26の複数の貫通孔が形成されている面が向かい合うように一対のホルダー26が配置される。濾過膜19である中空糸膜の両端部の一方が、一対のホルダー26の一方の貫通孔に差し込まれ、濾過膜19である中空糸膜の両端部の他方が、一対のホルダー26の他方の貫通孔に差し込まれる。貫通孔におけるホルダー26と濾過膜19の外周面との隙間は封止されている。
図5Bに示す通り、複数本の濾過膜19である中空糸膜のそれぞれの両端が下方を向くように濾過膜19が配置されてもよい。この場合、複数本の濾過膜19である中空糸膜のそれぞれは、例えば、吊り下げ糸60によって吊られている。
図6A及び図6Bに示す通り、濾過膜19は平膜であってもよい。この場合、例えば、一対の濾過膜19のそれぞれの透過側の膜面が所定の間隔で向かい合うように一対の濾過膜19が配置されている。濾過膜19は、例えば方形状である。また、ホルダー26は、方形状の枠として形成されており、ホルダー26は内側に向かって開口する溝を有している。例えば、一対の濾過膜19の供給側の膜面の周縁部とホルダー26の溝の内周面とが封止されるように一対の濾過膜19がホルダー26に固定されている。ホルダー26の溝の少なくとも一部は、集液空間27を形成しており、集液空間27は、一対の濾過膜19の透過側の膜面同士の隙間及び排出流路23に連通している。濾過膜19のうちホルダー26の溝から露出した部分が濾過膜19の露出部分25に相当する。また、一対の濾過膜19の透過側の膜面同士の隙間には濾過膜19の変形を低減する目的でメッシュ状又は短冊状のスペーサが配置されていてもよい。
次に、液体処理装置1aの動作の一例を説明する。まず、起動運転における液体処理装置1aの動作について説明する。なお、液体処理装置1aは、典型的には、第2槽3の液体混合物の液位Lbがオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30と同じ高さになるように停止される。このため、多くの場合、液体処理装置1aの起動時には、第2槽3の液体混合物の液位Lbがオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30と同じ高さである。このような状態で、液体処理装置1aを起動する場合に以下の動作が行われる。
図8に示す通り、ステップS101において、制御器50は光源18に向かって運転開始の信号を出力する。これにより、光源18が発光し始める。次に、ステップS102において、制御器50は、処理済液流量計16から連通流路22における液体混合物の流量v2を取得する。なお、初めてステップS102が実行される場合、v2=0である。次に、ステップS103において、制御器50は、v2が目標値以上であるか否か判断する。なお、初めてステップS103が実行される場合、v2=0であり、v2の目標値は0より大きいので、ステップS103おける判断結果は否定的である。ステップS103における判断結果が否定的である場合、ステップS104に進み、制御器50は、流量v2を増加させるための制御信号を循環ポンプ12に出力する。なお、初めてステップS104が実行されるときに、循環ポンプ12が起動される。その後、ステップS105に進んで所定時間待機し、ステップS102に戻る。これにより、循環ポンプ12が正常に起動され、第1槽2から第2槽3へ液体混合物が送られ始める。同時に、第2槽3の液体混合物の液位Lbは、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30から上昇し始め、オーバーフローによって第2槽3から第1槽2へ液体混合物が送られ始める。循環ポンプ12の作動により、第1槽2及び第2槽3の液体混合物が流動し、光触媒粒子が分散するので、液体処理装置1aの運転停止中に沈殿していた光触媒粒子が光触媒反応に適した懸濁状態となる。つまり、光源18の起動とも相まって、これ以後に汚染液が第1槽2に供給される場合の光触媒反応の準備が整っている。
ステップS103における判断結果が肯定的である場合、ステップS106に進み、制御器50は、汚染液流量計15から供給流路21における汚染液の流量v1を取得する。最初にステップS106が実行される場合、v1=0である。次に、ステップS107において、制御器50は、v1が目標値以上であるか否か判断する。最初にステップS107が実行される場合、v1=0であり、v1の目標値は0より大きいので、ステップS107における判断結果は否定的である。ステップS107における判断結果が否定的である場合、ステップS108に進み、制御器50は、流量v1を増加させるための制御信号を供給ポンプ11に出力する。なお、初めてステップS108が実行されるときに、供給ポンプ11が起動される。その後、ステップS109に進んで所定時間待機し、ステップS106に戻る。これにより、供給ポンプ11が正常に起動され、汚染液の第1槽2への供給が開始されるとともに光触媒反応が開始される。これにより、液体処理装置1aにおける液体混合物の総量は増加し続けるので、元来所定量の液体混合物が貯留されていた第1槽2から第2槽3への液体混合物の供給が滞ることはなく、オーバーフローは継続される。
ステップS107における判断結果が肯定的である場合、ステップS110に進み、制御器50は、濾液流量計17から排出流路23における濾液の流量v3を取得する。なお、初めてステップS110が実行される場合、v3=0である。次に、ステップS111において、制御器50は、v3が目標値以上であるか否か判断する。なお、初めてステップS111が実行される場合、v3=0であり、v3の目標値は0より大きいので、ステップS111における判断結果は否定的である。ステップS111における判断結果が否定的である場合、ステップS112に進み、制御器50は、流量v3を増加させるための制御信号を濾過ポンプ13に出力する。なお、初めてステップS112が実行される場合に、濾過ポンプ13が起動される。その後、ステップS113に進んで所定時間待機し、ステップS110に戻る。ステップS111における判断結果が肯定的である場合、通常運転に移行する。これにより、液位Lbは、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30と同じ又はより高い高さに保たれる。このため、濾過膜19の露出部分25の上端をオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30以下の高さに配置することにより、濾過膜19の露出部分25は液体混合物に浸されたまま液体処理装置1aの起動運転が完了する。
図9Aに示す通り、通常運転において、制御器50は、ステップS200において、停止運転への移行指示があるか否か判断する。ステップS200における判断結果が肯定的である場合、ステップS201に進み停止運転に移行する。ステップS200における判断結果が否定的である場合、制御器50は、ステップS202において、処理済液流量計16からv2を取得し、ステップS203においてv2が目標値以内であるか否かを判断する。なお、v2の目標値は、例えば、上限値及び下限値を有する所定の範囲の値の集合として定められている。ステップS203における判断結果が肯定的である場合、ステップS204に進み所定時間待機してステップS200に戻る。ステップS203における判断結果が否定的である場合、ステップS205に進み、制御器50は、v2が目標値を超えているか否か判断する。ステップS205の判断結果が否定的な場合、ステップS206に進み、制御器50は、流量v2を増加させるための制御信号を循環ポンプ12に出力する。その後、ステップS208に進んで所定時間待機した後、ステップS200に戻る。ステップS205の判断結果が肯定的な場合、ステップS207に進み、流量v2を低下させるための制御信号を循環ポンプ12に出力する。その後、ステップS208に進んで所定時間待機した後、ステップS200に戻る。
図9Bに示す通り、通常運転において、制御器50は、ステップS300において、停止運転への移行指示があるか否か判断する。ステップS300における判断結果が肯定的である場合、ステップS301に進み停止運転に移行する。ステップS300における判断結果が否定的である場合、制御器50は、ステップS302において、汚染液流量計15からv1を取得し、ステップS303においてv1が目標値以内であるか否かを判断する。なお、v1の目標値は、例えば、上限値及び下限値を有する所定の範囲の値の集合として定められている。ステップS303における判断結果が肯定的である場合、ステップS304に進み所定時間待機してステップS300に戻る。ステップS303における判断結果が否定的である場合、ステップS305に進み、制御器50は、v1が目標値を超えているか否か判断する。ステップS305の判断結果が否定的な場合、ステップS306に進み、制御器50は、流量v1を増加させるための制御信号を供給ポンプ11に出力する。その後、ステップS308に進んで所定時間待機した後、ステップS300に戻る。ステップS305の判断結果が肯定的な場合、ステップS307に進み、流量v1を低下させるための制御信号を供給ポンプ11に出力する。その後、ステップS308に進んで所定時間待機した後、ステップS300に戻る。
図9Cに示す通り、通常運転において、制御器50は、ステップS400において、停止運転への移行指示があるか否か判断する。ステップS400における判断結果が肯定的である場合、ステップS401に進み停止運転に移行する。ステップS400における判断結果が否定的である場合、制御器50は、ステップS402において、濾液流量計17からv3を取得し、ステップS403においてv3が目標値以内であるか否かを判断する。なお、v3の目標値は、例えば、上限値及び下限値を有する所定の範囲の値の集合として定められている。ステップS403における判断結果が肯定的である場合、ステップS404に進み所定時間待機してステップS400に戻る。ステップS403における判断結果が否定的である場合、ステップS405に進み、制御器50は、v3が目標値を超えているか否か判断する。ステップS405の判断結果が否定的な場合、ステップS406に進み、制御器50は、流量v3を増加させるための制御信号を濾過ポンプ13に出力する。その後、ステップS408に進んで所定時間待機した後、ステップS400に戻る。ステップS405の判断結果が肯定的な場合、ステップS407に進み、流量v3を低下させるための制御信号を濾過ポンプ13に出力する。その後、ステップS408に進んで所定時間待機した後、ステップS400に戻る。
通常運転におけるv1、v2、及びv3の目標値は、例えば、v2>v3=v1の関係を満たすように定められている。なお、v3=v1とは、v3の目標値の上限値とv1の目標値の上限値とが一致しており、かつ、v3の目標値の下限値とv1の目標値の下限値とが一致していることを意味する。これにより、通常運転において供給ポンプ11、循環ポンプ12、及び濾過ポンプ13のそれぞれの流量は目標値に近い値に保たれ、v2>v3の関係が保たれる。このため、オーバーフローが継続し、液位Lbは、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30より高い高さに保たれる。その結果、濾過膜19の露出部分25の上端がオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30以下の高さに位置するので、濾過膜19の露出部分25が液体混合物に浸った状態が保たれる。
次に、通常運転中に、第1槽2における液位Laが異常低下した場合の液体処理装置1aの動作の一例を説明する。液位Lbはオーバーフローによって保たれるので、v2>v3の関係を処理済液流量計16及び濾液流量計17の測定誤差に対して充分に大きく定めれば、液位Lbは安定する。一方、液位Laについては、v1=v3である場合、原理的には液体処理装置1aの内部の総液量が一定となり、安定である。しかし、実際の使用条件下においてはv1とv3とを厳密に誤差なく一致させることは難しく、一時的に又は継続的にv1<v3の関係が保たれた場合、液位Laは低下する。この液位Laの低下が第1槽2の底に達すると、第2槽3への液体混合物の供給が途絶え、液位Lbが低下し、いずれ濾過膜19の露出部分25が大気に曝される可能性がある。このため、以下の一連の処理が行われることが望ましい。なお、この一連の処理は、例えば、通常運転における処理に対する割り込み処理として扱われる。
まず、図10に示す通り、ステップS500において、制御器50は、レベルセンサ20から第1槽2における液位Laが下限値Lm未満であることを示す信号を取得する。次に、ステップS501において、制御器50は、v3を低下させるための制御信号を濾過ポンプ13に出力する。次に、ステップS502に進んで所定時間待機する。この場合、供給ポンプ11及び循環ポンプ12は通常運転における目標値の近くに保たれており、v1及びv2はほぼ一定である。オーバーフローが起こる条件であるv2>v3の大小関係に変化はないので、オーバーフローは保たれる。図7Bに示す通り、v2=v3+v4が成り立つので、v3が減少するとv4は増加する。ここで第1槽2における液体の流入量及び流出量に注目すると、流出量であるv2は一定であり、流入量であるv1+v4は、v1が一定であるので、v4が増加する分、第1槽2において液体が流入超過となる。その結果、液位Laが上昇する。次に、ステップS503に進んで、制御器50は、レベルセンサ20から液位Laが標準値Ls以上であることを示す信号を取得しているか否か判断する。標準値Lsは、下限値Lmよりも高く、かつ、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30よりも低い値である。ステップS503における判断結果が肯定的である場合、ステップS504に進み、通常運転に移行する。ステップS503における判断結果が否定的である場合、ステップS501に戻る。この一連の処理により、液位Laが何らかの原因で異常に低下した場合でも、濾過ポンプ13の制御により、オーバーフローが保たれた状態で液位Laを適切な状態に戻すことができる。その結果、濾過膜19の露出部分25が大気に曝されることなく、通常運転に戻る。
次に、通常運転中に、第1槽2における液位Laが異常低下した場合の液体処理装置1aの動作の別の一例を説明する。なお、この一連の処理は、例えば、通常運転における処理に対する割り込み処理として扱われる。まず、図11に示す通り、ステップS600において、制御器50は、レベルセンサ20から第1槽2における液位Laが下限値Lm以下であることを示す信号を取得する。次に、ステップS601において、制御器50は、v1を増加させるための制御信号を供給ポンプ11に出力する。次に、ステップS602に進んで所定時間待機する。この場合、循環ポンプ12及び濾過ポンプ13は通常運転時の目標値の近くに保たれるので、v2及びv3はほぼ一定であり、オーバーフローが起こる条件であるv2>v3の大小関係に変化はない。このため、オーバーフローは維持される。v2=v3+v4の関係が成り立つので、v2及びv3が一定であれば、v4も一定である。第1槽2における液体の流入量及び流出量に注目すると、流出量であるv2は一定であり、流入量であるv1+v4は、v4が一定であるので、v1が増加する分だけ第1槽2は液体の流入超過となる。その結果、液位Laを上昇させることができる。次に、ステップS603に進んで、制御器50は、レベルセンサ20から液位Laが標準値Ls以上であることを示す信号を取得しているか否か判断する。なお、標準値Lsは、下限値Lmよりも高く、かつ、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30よりも低い値である。ステップS603における判断結果が肯定的である場合、ステップS604に進み、通常運転に移行する。ステップS603における判断結果が否定的である場合、ステップS601に戻る。この一連の処理により、液位Laが何らかの原因で異常に低下した場合でも、供給ポンプ11の制御により、オーバーフローが保たれた状態で液位Laを適切な状態に戻すことができる。その結果、濾過膜19の露出部分25が大気に曝されることなく、通常運転に戻る。
次に、液体処理装置1aの停止運転の一例について説明する。図12に示す通り、ステップS700において、制御器50は、濾過ポンプ13を停止するための制御信号を濾過ポンプ13に出力する。これにより、v3は次第に減少するので、v2>v3の大小関係は保たれ、オーバーフローが継続する。次に、ステップS701において、制御器50は、濾液流量計17からv3を取得する。次に、ステップS702において、制御器50は、v3がゼロであるか否か判断する。ステップS702における判断結果が否定的である場合、所定時間待機してステップS701に戻る。ステップS702における判断結果が肯定的である場合、ステップS703に進み、供給ポンプ11を停止させるための制御信号を供給ポンプ11に出力する。次に、ステップS704において、制御器50は、汚染液流量計15からv1を取得する。次に、ステップS705において、制御器50は、v1がゼロであるか否か判断する。ステップS705における判断結果が否定的である場合、所定時間待機してステップS704に戻る。ステップS705における判断結果が肯定的である場合、ステップS706に進む。この場合、v2>v3の大小関係は保たれており、オーバーフローは継続するので第2槽3における液量は一定であり、v1がゼロになるまで第1槽2における液量は、v1分だけ流入超過となる。このため、液位Laは通常状態よりも特定の量だけ上昇する。ステップS706において、循環ポンプ12を停止させるための制御信号を循環ポンプ12に出力する。次に、ステップS707において、制御器50は、処理済液流量計16からv2を取得する。次に、ステップS708において、制御器50は、v2がゼロであるか否か判断する。ステップS708における判断結果が否定的である場合、所定時間待機してステップS707に戻る。ステップS708における判断結果が肯定的である場合、ステップS709に進む。循環ポンプ12の停止とともにオーバーフローも終了する。連通流路22または循環ポンプ12のいずれかの箇所に、第2槽3から第1槽2へ向かって液体混合物が逆流しないよう、逆流防止機構を備えていることにより、液位Lbは、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30と同じ高さに保たれる。液体処理装置1aの休止中も、液位Lbは、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30と同じ高さに保たれる。
ステップS709において、制御器50は、光源18に運転停止するための制御信号を出力する。光源18の発光が停止し、液体処理装置1aが休止中の状態になる。この一連の処理により、液体処理装置1aの休止直前までオーバーフローが継続され、液体処理装置1aの休止中も液位Lbはオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30と同じ高さに保たれるので、濾過膜19の露出部分25が大気に曝されることを防ぐことができる。
(変形例) 液体処理装置1aは、様々な観点から変更可能である。例えば、液体処理装置1aは、図13〜図16に示す、液体処理装置1b〜1eのように変更されてもよい。なお、液体処理装置1b〜1eは、特に説明する場合を除き液体処理装置1aと同様に構成されている。液体処理装置1aの構成要素と同一又は対応する液体処理装置1b〜1eの構成要素には同一の符号を付し詳細な説明を省略する。液体処理装置1aに関する説明は、技術的に矛盾しない限り、液体処理装置1b〜1eにもあてはまる。
図13に示す通り、液体処理装置1bにおける第1槽2は、直列に接続された複数の槽を含む多段式の反応槽である。オーバーフロー流路14は、複数の槽において汚染液が最初に供給される槽に接続されている。この場合、多段式の反応槽により光触媒反応の反応効率を高めることができる。加えて、オーバーフロー流路14を通って第1槽2に戻された光触媒粒子は、汚染液が最初に供給される槽から直列に接続された複数の槽を順次通過するので、特定の槽において光触媒粒子が不足することを防止できる。
図13に示す通り、第1槽2は、例えば、直列に接続された第1サブタンク2a、第2サブタンク2b、及び第3サブタンク2cを含む。第1サブタンク2aに、汚染液が最初に供給され、液体混合物は、第1サブタンク2a、第2サブタンク2b、及び第3サブタンク2cの順番で貯留されつつ輸送される。第一排出口37は第3サブタンク2cに形成されており、液体混合物は第3サブタンク2cから連通流路22を通過して、第2槽3に導かれる。第2槽3における濾過により生じた高濃度の液体混合物はオーバーフロー流路14を通って、オーバーフローにより第1サブタンク2aに送られて汚染液と混ざる。第1サブタンク2a、第2サブタンク2b、及び第3サブタンク2cは、それぞれ、完全混合槽とみなすことができ、複数の完全混合槽が直列に接続されているので、光触媒反応の反応効率が向上する。濾過膜19の露出部分25aが液体混合物に浸された状態を保つためには、濾過膜19の露出部分25aの上端がオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30以下の高さになるように配置され、かつ、液体処理装置1bの運転中にオーバーフローを保つことが有効である。オーバーフローが保たれる条件は、液体処理装置1aと同様にv2>v3である。第1槽2が、3段以外の段数の多段式の反応槽である場合でも、複数の槽のうち汚染液が供給される槽へオーバーフロー流路14を接続し、かつ、濾過膜19の露出部分25の上端がオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30以下の高さに配置される。これにより、起動運転、通常運転、停止運転、及び休止中のそれぞれにおいて、濾過膜19の露出部分25aを液体混合物に浸すことができる。
図14に示す通り、液体処理装置1cは、第2槽3に直列に接続された第3槽3bを備えている。第3槽3aは、第2槽3と同一である。本パラグラフでは、第2槽3は第2槽3aと呼ばれる。流路が、第3槽3bおよび第2槽3aの間を連通している。このように、第2槽3aと同一の第3槽3bが配置されていることにより、液体処理装置1cのデッドスペース削減及び設置の自由度が高まる。第1槽2において処理された処理済液を含む液体混合物は、連通流路22を通って第2槽3aに導かれる。第2槽3aと第3槽3bとは液面下で連通している。オーバーフロー流路14は、第3槽3bに接続されている。液体混合物は、第3槽3bに貯留された後、オーバーフローにより第1槽2に戻される。オーバーフローは、v2>v3の関係を保つことによって継続される。オーバーフローが起こる間、第3槽3bの液位Lbはオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30よりも高く保たれ、液面下で連通している第2槽3aと第3槽3bの液位Lbは一致する。その結果、第2槽3aにおける濾過膜19の露出部分25及び第3槽3bにおける濾過膜19の露出部分25のそれぞれの上端が、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30以下の高さに配置されることで、各濾過膜19の露出部分25が液体混合物に浸される。なお、循環ポンプ12の作動により連通流路22を通って送られる液体混合物は、第2槽3aおよび第3槽3bのそれぞれに供給されてもよい。この場合でも、同様の効果が得られる。液体処理装置1cによれば、起動運転、通常運転、停止運転、及び休止中のいずれの場合にも、常に各濾過膜19の露出部分25を液体混合物に浸すことができる。
図15に示す通り、液体処理装置1dは、直列に接続された第2槽3a及び第3槽3dを備えている。第3槽3dは、第2槽3と同一である。本パラグラフでは、第2槽3は第2槽3cと呼ばれる。第2槽3cと第3槽3dとは、オーバーフロー流路80によって接続されている。この場合、液体混合物は、第1槽2から第2槽3の第2槽3cに送られ、第2槽3cにおける濾過により濃縮された液体混合物がオーバーフロー流路80を通ってオーバーフローにより第3槽3dに送られる。第3槽3dにおける濾過により、さらに濃縮された液体混合物がオーバーフロー流路14を通って、第1槽2に送られる。このオーバーフローは、v2>v3の関係が保たれることにより継続する。このとき第2槽3cの液位Lb1は、オーバーフロー流路80の底面における最も高い位置85よりも高く、第3槽3dの液位Lb2は、オーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30よりも高く保たれる。このため、第2槽3cにおける濾過膜19の露出部分25の上端がオーバーフロー流路80の底面における最も高い位置85以下の高さに配置されると、第2槽3cにおける濾過膜19の露出部分25が液体混合物に浸される。また、第3槽3dにおける濾過膜19の露出部分25の上端がオーバーフロー流路14の底面の最も高い位置30以下の高さに配置されると、第3槽3dにおける濾過膜19の露出部分25が液体混合物に浸される。このように、上流の槽から下流の槽に液体混合物をオーバーフローされる場合、そのオーバーフローをさせる流路の底面における最も高い位置以下の高さに上流側の槽における濾過膜の上端を配置する。これにより、濾過膜が液体混合物に浸った状態を保つことができる。液体処理装置1dによれば、起動運転、通常運転、停止運転、及び休止中のいずれの場合にも、常に各濾過膜19の露出部分25を液体混合物に浸すことができる。
図16に示す通り、液体処理装置1eは、レベルセンサ20cを備えている。レベルセンサ20cは、光源18からの光量を検知する光検知部20a及び20bを有する。光源18は、第1槽2に含まれる光触媒粒子に向かって光を照射する。これにより、第1槽2における液位Laを測定するために、光触媒反応のための光源18の光を有効に利用できる。
例えば、光検知部20a及び20bは、光検知部20a及び20bの光測定方向が水平方向になるように配置されている、液位Laが光検知部20a又は20bより高い位置にある場合には光源18からの光が光触媒粒子によって散乱又は吸収されることにより測定される光量は比較的小さい。逆に、液位Laが光検知部20a又は20bより低い位置にある場合には測定される光量が比較的大きくなる。これにより、液位Laが光検知部20a及び20bのそれぞれの高さより上方及び下方のいずれにあるかを測定できる。
例えば、光検知部20aは、標準値Lsに相当する高さに配置され、光検知部20bは、下限値Lmに相当する高さに配置されている。これにより、液位LaがLm未満になったこと及び標準値Ls以上になったことを検知できる。
本開示の液体処理装置は、長期間処理性能を維持できる。
1a〜1e 液体処理装置
2 光触媒反応槽
3 分離槽
11 供給ポンプ
12 循環ポンプ
13 濾過ポンプ
14 オーバーフロー流路
16 液体混合物流量計
17 濾液流量計
18 光源
19 濾過膜
20 レベルセンサ
20a、20b 光検知部
20c レベルセンサ
21 供給流路
22 送り流路
23 取り出し流路
26 ホルダー
50 制御器

Claims (20)

  1. 液体処理装置を用いる液体処理方法であって、以下の工程
    (Ia) 以下を具備する液体処理装置を用意する工程、
    光触媒粒子を含有する液体混合物を貯留するための内部空間を有する第1槽、
    前記光触媒粒子に紫外光を照射する紫外光を発光する光源、
    濾過膜を内部に具備し、かつ前記濾過膜により第1室および第2室に分割された内部空間を有する第2槽、
    前記第1槽の内部空間および前記第2槽の第2室の間を連通している連通流路、
    循環ポンプ、
    前記第2槽の第1室および前記液体処理装置の外部の間を連通している排出流路、および
    前記第1槽の内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しているオーバーフロー流路、
    (Ib) 汚染液を前記第1槽に供給して、前記光触媒粒子および前記汚染液を含有する前記液体混合物を調製する工程、
    (Ic) 前記第1槽の内部空間に貯留された前記液体混合物に含有される光触媒粒子に前記光源からの光を照射して、前記第1槽内で前記液体混合物を処理液にする工程、
    (Id) 前記循環ポンプを用いて、前記処理液を前記第1槽の内部空間から前記連通流路を通して前記第2槽の前記第2室に吸引する工程、そして
    (Ie) 前記第2槽内で前記濾過膜により前記処理液を濾過して、前記第2槽の前記第1室で得られた濾液を、前記第2槽の前記第1室から前記排出流路を通して排出する工程、
    を具備し、
    ここで、
    工程(Id)および(Ie)において、以下の条件(I)〜条件(IV)
    条件(I) 前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が、前記第2槽の前記第2室に含有される前記処理液の液位以下であること、
    条件(II) 前記連通流路を通過する前記処理液の流量が、前記排出流路を通過する前記濾液の流量よりも大きいこと、
    条件(III) 前記第2槽の前記第2室に含有される処理液の一部が、前記オーバーフロー流路を通って前記第1槽に戻されること、
    条件(IV) 前記濾過膜の少なくとも一部が、前記第2槽の前記第2室に含有される前記処理液に浸漬されていること、
    が充足される、液体処理方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記液体処理装置は、前記第2槽の前記第1室を減圧する濾過ポンプ、前記第1槽に接続された供給流路、および前記供給流路に配置された供給ポンプをさらに具備し、
    前記汚染液は、前記供給流路を通って前記第1槽に流れ、かつ
    前記液体処理装置の起動時において、前記循環ポンプおよび前記供給ポンプを作動させながら前記濾過ポンプの動作を開始させる、
    方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、
    前記液体処理装置は、前記第2槽の前記第1室を減圧する濾過ポンプをさらに具備し、かつ
    前記方法は、
    前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が所定の液位未満であれば、前記濾過ポンプを用いて前記濾液の流量を下げるか、または前記濾過ポンプの動作を停止させる工程
    をさらに具備する、
    方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、
    前記液体処理装置は、前記第1槽に接続された供給流路および前記供給流路に配置された供給ポンプをさらに具備し、
    前記汚染液は、前記供給流路を通って前記第1槽に流れ、かつ
    前記方法は、
    前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が所定の液位を超えていれば、前記供給流路を通って流れる汚染液の流量を増加させる工程、
    をさらに具備する、
    方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1槽に含有される液体混合物の液位は、前記光源から発光される光の強度に基づいて測定される、
    方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、
    前記液体処理装置は、前記第2槽の前記第1室を減圧する濾過ポンプ、前記第1槽に接続された供給流路、および前記供給流路に配置された供給ポンプをさらに具備し、
    前記汚染液は、前記第1槽に前記供給流路を通って流れ、かつ
    前記液体処理装置を停止させるときに、前記循環ポンプおよび前記供給ポンプを作動させながら前記濾過ポンプの動作を停止させる、
    方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    前記液体処理装置は、前記連通流路に設けられ、かつ前記処理液の逆流を防止する逆流防止機構をさらに具備する、
    方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、
    前記第1槽は、前記第1サブタンクおよび第2サブタンクを具備し、
    前記液体処理装置は、前記第2サブタンクに含有される前記光触媒粒子に紫外線を照射するための第2光源を具備し、
    前記連通流路は、前記第1槽の前記第2サブタンクの内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しており、
    前記オーバーフロー流路は、前記第1槽の前記第1サブタンクの内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しており、かつ
    前記第1槽は、前記第1サブタンクの前記内部空間および前記第2サブタンクの前記内部空間の間を連通している流路を具備している、
    方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、
    前記液体処理装置は、
    内部に濾過膜を具備し、かつ前記濾過膜により第1室および第2室に分割された内部空間を有する第3槽、および
    前記第2槽の前記第2室および前記第3槽の第2室の間を連通している流路
    をさらに具備し、かつ
    前記排出流路は、さらに、前記第3槽の前記第1室および前記液体処理装置の外部の間を連通している、
    方法。
  10. 請求項1に記載の方法であって、
    前記汚染液は、光触媒反応により化学的に変化可能な汚染物質を含有している水である、
    方法。
  11. 液体処理装置であって、
    光触媒粒子を含有する液体混合物を貯留するための内部空間を有する第1槽、
    前記光触媒粒子に紫外光を照射する紫外光を発光する光源、
    濾過膜を内部に具備し、かつ前記濾過膜により第1室および第2室に分割された内部空間を有する第2槽、
    前記第1槽の内部空間および前記第2槽の第2室の間を連通している連通流路、
    循環ポンプ、
    前記第2槽の第1室および前記液体処理装置の外部の間を連通している排出流路、
    前記第1槽の内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しているオーバーフロー流路、および
    制御器
    を具備し、
    前記制御器は、動作時に、
    汚染液を前記第1槽に供給して、前記光触媒粒子および前記汚染液を含有する前記液体混合物を調製し、
    前記第1槽の内部空間に貯留された前記液体混合物に含有される光触媒粒子に前記光源からの光を照射して、前記第1槽内で前記液体混合物を処理液にし、
    前記循環ポンプを用いて、前記処理液を前記第1槽の内部空間から前記連通流路を通して前記第2槽の前記第2室に吸引し、そして
    前記第2槽内で前記濾過膜により前記処理液を濾過して、前記第2槽の前記第1室で得られた濾液を、前記第2槽の前記第1室から前記排出流路を通して排出する
    ための信号を出力し、
    ここで、前記吸引および排出において、以下の条件(I)〜条件(IV)
    条件(I) 前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が、前記第2槽の前記第2室に含有される前記処理液の液位以下であること、
    条件(II) 前記連通流路を通過する前記処理液の流量が、前記排出流路を通過する前記濾液の流量よりも大きいこと、
    条件(III) 前記第2槽の前記第2室に含有される処理液の一部が、前記オーバーフロー流路を通って前記第1槽に戻されること、
    条件(IV) 前記濾過膜の少なくとも一部が、前記第2槽の前記第2室に含有される前記処理液に浸漬されていること、
    が充足されるように前記制御器は前記液体処理装置を制御する、
    液体処理装置。
  12. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記第2槽の前記第1室を減圧する濾過ポンプ、
    前記第1槽に接続された供給流路、および
    前記供給流路に配置された供給ポンプ
    をさらに具備し、
    前記制御器は、
    前記汚染液が、前記供給流路を通って前記第1槽に流れ、かつ
    前記液体処理装置の起動時において、前記循環ポンプおよび前記供給ポンプを作動させながら前記濾過ポンプの動作を開始させる
    ように前記液体制御装置を制御する、
    液体制御装置。
  13. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記第2槽の前記第1室を減圧する濾過ポンプをさらに具備し、
    前記制御器は、前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が所定の液位未満であれば、前記濾過ポンプを用いて前記濾液の流量を下げるか、または前記濾過ポンプの動作を停止させる、
    液体処理装置。
  14. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記第1槽に接続された供給流路、および
    前記供給流路に配置された供給ポンプ
    をさらに具備し、
    前記制御器は、前記汚染液が、前記供給流路を通って前記第1槽に流れるように前記液体制御装置を制御し、かつ
    前記制御器は、前記第1槽に含有される前記液体組成物の液位が所定の液位を超えていれば、前記供給流路を通って流れる汚染液の流量を増加させるための信号を出力する、
    液体処理装置。
  15. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記第1槽に含有される液体混合物の液位は、前記光源から発光される光の強度に基づいて測定される、
    液体処理装置。
  16. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記第2槽の前記第1室を減圧する濾過ポンプ、
    前記第1槽に接続された供給流路、および
    前記供給流路に配置された供給ポンプ
    をさらに具備し、
    前記制御器は、
    前記汚染液が、前記第1槽に前記供給流路を通って流れ、かつ
    前記液体処理装置を停止させるときに、前記循環ポンプおよび前記供給ポンプを作動させながら前記濾過ポンプの動作を停止させる
    ように前記液体制御装置を制御する、
    液体制御装置。
  17. 請求項16に記載の液体処理装置であって、
    前記連通流路に設けられ、かつ前記処理液の逆流を防止する逆流防止機構をさらに具備する、
    液体処理装置。
  18. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記第1槽は、前記第1サブタンクおよび第2サブタンクを具備し、
    前記液体処理装置は、前記第2サブタンクに含有される前記光触媒粒子に紫外線を照射するための第2光源を具備し、
    前記連通流路は、前記第1槽の前記第2サブタンクの内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しており、
    前記オーバーフロー流路は、前記第1槽の前記第1サブタンクの内部空間および前記第2槽の前記第2室の間を連通しており、かつ
    前記第1槽は、前記第1サブタンクの前記内部空間および前記第2サブタンクの前記内部空間の間を連通している流路を具備している、
    液体処理装置。
  19. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    内部に濾過膜を具備し、かつ前記濾過膜により第1室および第2室に分割された内部空間を有する第3槽、および
    前記第2槽の前記第2室および前記第3槽の第2室の間を連通している流路
    を具備し、かつ
    前記排出流路は、さらに、前記第3槽の前記第1室および前記液体処理装置の外部の間を連通している、
    液体処理装置。
  20. 請求項11に記載の液体処理装置であって、
    前記汚染液は、光触媒反応により化学的に変化可能な汚染物質を含有している水である、
    液体処理装置。
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