JP2018042160A - 中継機 - Google Patents
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Abstract
【課題】送信元から中継機へのパケット送信による前記通信回線の帯域の無駄な使用を抑制する確率を向上させ得る中継機等の提供。
【解決手段】中継機は、判定部と制御部とを備える。前記判定部は、送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う。前記制御部は、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる。
【選択図】 図1
【解決手段】中継機は、判定部と制御部とを備える。前記判定部は、送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う。前記制御部は、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、送信元が送付したデータを送信先に送付する中継機に関する。
無線通信システムにおいては、一般に、送信元が中継機を介して送信先に対しパケットを送信する際に、キューイングという方式により送信処理を行う(例えば特許文献1参照)。当該方式においては、前記中継機は送信元から受信したパケットを必要に応じて前記中継機が備えるキューに格納する。そして、前記中継機は、前記キューに格納されたパケットを、各送信先に対し順次送信する。
ここで、前記無線通信システムにおいて、前記送信元から前記中継機へ高速でパケットが送信され、前記中継機から前記送信先へ低速でパケットが送信される環境であるとする。その場合、前記送信元からの受信速度に前記送信先への送信速度が追い付かず、前記中継機においてパケットの滞留(輻輳)が生じる。
この問題を解決し得る方法として、特許文献1は、相手先機器が輻輳制御機能を有さない相手先機器でデータ輻輳が生じているときに、輻輳制御機能を有効にするための制御データを付して送出する通信機器を開示する。
また、特許文献2は、送信側が受信側の現在の帯域に基づき、キューに蓄積されたパケットの滞留時間を調整する制御方法を開示する。
また、特許文献3は、確認応答受信時に、前回の確認応答受信時刻から推定伝送時間が経過するまで、受信確認応答の通信相手への送信を待機することにより、確認応答の中継時間間隔を推定伝送時間間隔にする移動通信システムを開示する。
また、本発明に関連して、特許文献4及び非特許文献1は、省電力モードで動作中の送信先が行う処理及び当該送信先に対し送信元がパケットを送信する際に行う処理について開示する。
また、本発明に関連して、特許文献5は、送信元が送信するパケットのアグリゲーション処理について開示する。
また、本発明に関連して、非特許文献2は、Nullパケットについて開示する。
IEEE 802.11n−2009、11.2 Power Management、[平成28年8月26日検索]、インターネット(http://standards.ieee.org/findstds/standard/802.11n−2009.html)
Nullパケット、[平成28年8月30日検索]、インターネット(http://astamuse.com/ja/keyword/12375060)
しかしながら、特許文献1が開示する方法は、送信元が中継機から中継機の輻輳情報を取得し、送信元が主体となって輻輳制御を行う。そのため、送信元が中継機の輻輳情報を十分に取得することは難しい。従い、送信元が中継機に送付するパケットの情報量を十分に制御することが困難な場合がある。中継機に送付するパケットの情報量を十分に制御するためには、中継機における輻輳の状況を十分に把握し得る中継機が、送信元に対し中継機に送るパケットの情報量の制御を行わせる主体となることが望ましい。
本発明は、送信元から中継機へのパケット送信による前記通信回線の帯域の無駄な使用を抑制する確率を向上させ得る中継機等の提供を目的とする。
本発明の中継機は、判定部と制御部とを備える。前記判定部は、送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う。前記制御部は、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる。
本発明の中継機等は、送信元から中継機へのパケット送信による前記通信回線の帯域の無駄な使用を抑制する確率を向上させ得る。
<第一実施形態>
第一実施形態は、中継機において送信先に送付すべきパケットの滞留が生じた場合に、疑似省電力モードに移行することにより送信元からのパケット送信を抑制する、中継機等についての実施形態である。
[通信システムの構成と動作]
図1は、第一実施形態の通信システムの例である通信システム101の構成を表す概念図である。
第一実施形態は、中継機において送信先に送付すべきパケットの滞留が生じた場合に、疑似省電力モードに移行することにより送信元からのパケット送信を抑制する、中継機等についての実施形態である。
[通信システムの構成と動作]
図1は、第一実施形態の通信システムの例である通信システム101の構成を表す概念図である。
通信システム101は送信元11と、中継機211乃至21mの複数の中継機と、送信先311乃至31nの複数の送信先とを備える。
送信元11は通信システム101以外の他のネットワークに接続されている。なお、実施形態における説明において「接続」とは、通信可能な状態にあることをいう。
送信元11は、中継機211乃至21mのそれぞれと無線により接続されている。中継機211乃至21mは中継機211のみであっても構わない。
中継機211は、送信先311乃至31nのそれぞれと無線により接続されている。送信先311乃至31nは送信先311のみであっても構わない。
送信元11は、例えば、基地局である。また、送信元11に対してパケットを送付する図示しないさらに上位の送信元が図1に表す他のネットワークに存在しても構わない。
中継機211乃至21mは、例えば、無線ルータ等のルータである。
送信先311乃至31nは、例えば、端末、子機、又は、中継機211乃至21mが送るパケットをさらに他の通信機器に送る中継機である。
以下、通信システム101が行う動作を、送信元11、中継機211及び送信先311間で行う動作を例に説明する。
送信先311は、パケットを中継機211に送付する。当該送付パケットを受信した中継機211は、当該パケットを、送信元11に送付する。当該パケットを受信した送信元11は、当該送付パケットを、中継機211以外の他の中継機や他のネットワークの機器に対して送信する。
送信元11は、また、他のネットワークの機器又は他の中継機から送信先311宛の送付パケットを受信した場合は、中継機211に対し当該送付パケットを送付するための動作を行う。ここで、「送付パケット」は、送信元11が中継機211に対して送付し、中継機211がさらに送信先311に送付するパケットである。
ただし、当該動作の内容は、中継機211が通常モードか疑似省電力モードかの別により異なる。ここで、「疑似省電力モード」は、省電力モードではないが、中継機211が、中継機211が省電力モードであることを送信元11に対して通知したモードをいう。また、「通常モード」は省電力モード以外のモードをいう。また、前記省電力モードは例えば、非特許文献1が規定するPSモードである。
中継機211が通常モードである場合は、送信元11は、受信した送付パケットを中継機211に対し速やかに送信する。
中継機211は、中継機211において送付パケットの滞留が悪化したことを判定した場合は、疑似省電力モードに移行する。
中継機211が疑似省電力モードである場合に、送信元11及び中継機211が行う動作は、以下の通りである。
中継機211は、疑似省電力モードに移行すると、送信元11に対し、中継機211が省電力モードに移行したことについての通知である第一通知を送付する。第一通知は、例えば、PMビットが0のNullパケットである。ここで、PMは、Power Managementの略である。また、Nullパケットについては、非特許文献2に説明されている。
前記第一通知を受信した送信元11は、中継機211に対して、受信した送付パケットをすぐには送信せず、当該送付パケットを保持する。そして、送信元11は、送付パケットを保持した場合に、当該送付パケットを保持していることを表す通知情報を中継機211に対して送付する。当該通知情報を、以下、「第二通知」ということにする。第二通知は、例えば、TIM(Traffic Indication Map)を挿入したBeaconである。送信元11が送付パケットを保持していることは当該TIMに格納される。
中継機211は前記第二通知を受信する。そして、中継機211は前記送付パケットを送信元11に送信させるかどうかの判定を行う。中継機211は、当該判定を、例えば、前記第二通知を受信した数により行う。そして、中継機211は、送信元11に前記送付パケットを送信させることを判定した場合には、送信元11に対し、前記送付パケットの送付を指示する通知である第三通知を送る。第三通知は、例えば、非特許文献1が規定するPS−POLL(PowerSave−Poll)という制御フレームである。
送信元11は、第三通知を受信すると、保持している送付パケットを中継機211に対して送信する。
一方、中継機211は、送付パケットの送信先311への送信の滞留悪化が解消したことを判定すると、通常モードに移行する。
中継機211は、通常モードに移行すると、中継機211が通常モードに移行したことの通知である第四通知を、送信元11に対して送付する。第四通知は、例えば、PMビットが0のNULLパケットである。送信元11は、第四通知を受信することにより、中継機211が通常モードへ移行したことを認識する。そして、送信元11は、上述の、中継機211が通常モードである場合の動作を行う。
図2は、図1に表す送信元、中継機及び送信先の各々の構成例を表す概念図である。図2に表す送信元11a、中継機211a及び送信先311aは、図1に表す、送信元11、中継機211乃至21m及び送信先311の各々、及び、送信先311乃至31nの各々、の例である。
送信元11aは、通信部11aaと、処理部11abと、記録部11acとを備える。
送信元11aが行う通信処理は、処理部11abの指示に従い通信部11aaが行う。また、送信元11aが行う情報の記録は、処理部11abの指示に従い記録部11acが行う。送信元11aが行う上記以外の処理は処理部11abが行う。
中継機211aが行う通信処理は、処理部211abの指示に従い通信部211aaが行う。また、中継機211aが行う情報の記録は、処理部211abの指示に従い記録部211acが行う。中継機211aが行う上記以外の処理は処理部211abが行う。
送信先311aが行う通信処理は、処理部311abの指示に従い通信部311aaが行う。また、送信先311aが行う情報の記録は、処理部311abの指示に従い記録部311acが行う。送信先311aが行う上記以外の処理は処理部311abが行う。
図3及び図4は、図1に表す通信システム101が行う動作の例を表す図である。当該動作例は、送信元11が、受け取ったデータを、中継機211を介して送信先311に送付する場合の動作例である。
中継機211は、初期状態としては、疑似PSモードではなく通常モードの動作を行っているものとする。ここで、「疑似PSモード」は、中継機211が実際にはPSモードではないが、中継機211が、中継機211がPSモードであることを表す情報を送信元11に送った状態をいう。
その状態で、中継機211は送信元11から、送信先311に送付すべきデータである第一データを受信したとする。中継機211は、第一データの受信が完了すると、送信元11に対し、第一データの受信が完了した旨を表す確認応答を送付する。中継機211は、また、受信した第1データを、キューに格納する。当該キューは中継機211の記録部(図2の記録部211ac参照)に記録されている。
そして、中継機211は、速やかに、第1データの送信先311への送信を開始する。送信先311への第1データの送信開始により、中継機211と送信先311との間の通信回線は帯域に余裕がなくなる。そして、中継機211から送信先311への第1データの送付にはある程度の時間がかかる。送信先311は、第1データの受信が完了すると、当該完了を表す確認応答である第1−2確認応答を中継機211に送る。
中継機211が第一データを送信先311に送信している間に、送信元11から中継機211に対し、送信先311向けのデータである、第2乃至第4データが到着する。中継機211は到着した第2乃至第4データを受信し、各データの確認応答を送信元11に対し送る。中継機211は、第2乃至第4データを、受信順に、中継機211の記録部に記録されているキューに格納する。中継機211は、中継機211から送信先311への第1データの送信中は、中継機211と送信先311との間の回線の帯域に余裕がないので、送信先311への第2データの送信を開始することができない。中継機211は、送信先311への第2データの送信を、中継機211から送信先311への第1データの送信が完了してから開始する。そして、中継機211は、送信先311への第2データの送信中に、送信元11から中継機211に対し、第5データが送付される。中継機211は、第5データを受信し、送信元11に対し第5−1確認応答を送信する。中継機211は、第5データを、前記キューに格納する。
このように、中継機211のキューに格納されるデータのデータ量は次第に増加したとする。
中継機211の処理部(図2の処理部211ab参照)は、中継機211のキューに格納されているデータのデータ量を逐次取得している。そして、当該処理部は、当該データ量が閾値を超えたかについて逐次判定している。当該閾値は、当該データ量が当該閾値を超えた場合に、中継機211において送信先311へ送付すべきデータの滞留が悪化したことを判定するものとして予め定められた、当該データ量についての閾値である。
前記処理部は、当該データ量が当該閾値を超えたことを判定した場合には、中継機211の動作モードを疑似PSモードに移行させる。
すなわち、図4に表すように、中継機211は送信元11に対し、PM(Power Management)ビットが1のNullパケットを送付する。当該Nullパケットは、中継機211が送信元11に対し、中継機211が以降PSモードに移行したことを通知するパケットである。Nullパケットについては例えば非特許文献2に開示がある。
送信元11は、当該Nullパケットを受信し、当該受信の完了を表す確認応答を中継機211に対して送信する。そして、送信元11は、以下に記述する、中継機211がPSモードである場合の中継機211に対する送信処理に関する動作を開始する。
中継機がPSモードである場合に送信元が中継機に対して行う、以下の動作に関する動作手順は非特許文献1に説明されている。
送信元11は、中継機211に対して、Beaconの送付を開始する。当該Beaconには省電力モードで動作中であることを送信元11が判定した中継機211に送付するために送信元11が保持しているデータの有無を示すTIMが含まれている。
送信元11は、まず、中継機211に対して、第1TIMを含む第1Beaconを送付する。
中継機211は、第1Beaconを受信するが、当該受信に対して送信元11への応答は行わないとする。
その後、送信元11は、中継機211に対して、第2TIMを含む第2Beaconを送付したとする。
すると、中継機211は、2回目のBeaconである第2Beaconの受信を受けて、送信元11に対しPS−POLLを送付する。
送信元11は、PS−POLLを受信した場合には、当該PS−POLLを送信した中継機に対し、当該中継機に送付するために保持しているデータを、当該中継機に送付することになっている(非特許文献1参照)。従い、送信元11は、中継機211に送付するために保持しているデータを、中継機211に送付する。
中継機211は、当該データの受信完了についての確認応答を送信元11に送る。
その後、中継機211が前記キューに格納しているデータ量が前記閾値以下になり、中継機211における送信先311への送付データの滞留の悪化が解消したとする。当該滞留の悪化の解消は、例えば、その後、送信元11から中継機211への送付データの送信がしばらく行われなかった場合に生じ得る。あるいは、当該滞留の解消は、例えば、その後、中継機211から送信先311へのデータ転送レートが向上したことにより生じ得る。
中継機211は、送付データの滞留の悪化の解消を受けて、PMビットが0のNullパケットを送信元11に送る。
当該パケットを受信した送信元11は、当該Nullパケットの受信完了についての確認応答を中継機211に対して送信する。そして、送信元11は、中継機211がPSモードから通常モードに移行したことを認識する。
そして、送信元11は、中継機211に対し、通常モードの中継機に対して行う、図3に表す動作のような動作を行う。
[処理フロー]
図5は、図1に表す中継機211が行う、送信元11から送付されたパケットの受信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
[処理フロー]
図5は、図1に表す中継機211が行う、送信元11から送付されたパケットの受信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
まず、中継機211は、S101の処理として、到着しているパケットがあるかについての判定を行う。
中継機211は、S101の処理による判定結果が「yes」の場合は、S102の処理を行う。
一方、中継機211は、S101の処理による判定結果が「no」の場合は、S101の処理を再度行う。
中継機211は、S102の処理を行う場合は、同処理として、到着しているパケットについての受信処理を行う。当該受信処理には、受信したパケットをキューに格納し、中継機211の記録部(図2の記録部211ac参照)に記録する処理が含まれる。
次に、中継機211は、S102において受信処理を行ったパケットについての確認応答を送信元11に対し送信する。
そして、中継機211は、S103の処理として、図5に表す処理を終了するかを判定する。中継機211は、当該判定を、例えば外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。
中継機211は、S103の判定結果が「yes」の場合は、図5に表す処理を終了する。
一方、中継機211は、S103の処理による判定結果が「no」の場合は、S101の処理を行う。
なお、図1に表す、中継機212乃至21mが、図5に表す処理と同様の動作を行っても構わない。
図6及び図7は、中継機211が送信元11に対して行う通信制御処理に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
中継機211は、まず、S201の処理として、図6及び図7に表す処理を終了するかについての判定を行う。中継機211は、当該判定を、例えば外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。
中継機211は、S201の判定結果が「yes」の場合は、図6及び図7に表す処理を終了する。
一方、中継機211は、S201の判定結果が「no」の場合は、S203の処理を行う。
中継機211は、S203の処理を行う場合は、同処理として、キューに格納し中継機211の記録部(図2の記録部211ac参照)が保持しているパケットの数(又は情報量)が第一閾値を超えているかについて判定を行う。当該第一閾値は、当該判定のために予め定められた、当該記録部が保持しているパケットの数(又は情報量)についての閾値である。
中継機211は、S203の処理による判定結果が「yes」の場合は、S205の処理を行う。
一方、中継機211は、S203の処理による判定結果が「no」の場合は、前述のS201の処理を行う。
中継機211は、S205の処理を行う場合は、同処理として、PMビットを1としたNullパケットを送信元11に送信する。当該Nullパケットは、中継機211がPSモードに移行することを送信元11に通知するパケットである。
そして、中継機211は、S206の処理として、送信元11からBeaconを受信したかについて判定を行う。前述のように、当該Beaconは、中継機211がPSモードであることを通知された場合に、送信元11が中継機211に対して送付するものである。そして、当該Beaconには、送信元11が中継機211への送信を予定し、送信元11のキューに格納して、送信元11の記録部(図2の記録部11ac参照)が保持しているパケットである、送信待機パケットの有無に関する情報が含まれる。
中継機211は、S206の処理による判定結果が「yes」の場合は、S207の処理を行う。
一方、中継機211は、S206の処理による判定結果が「no」の場合は、S206の処理を再度行う。
中継機211は、S207の処理を行う場合は、同処理として、S206の処理により受信したと判定したBeaconに含まれる情報により、前記送信待機パケットがあるかについての判定を行う。
中継機211は、S207の処理による判定結果が「yes」の場合は、S208の処理を行う。
一方、中継機211は、S207の処理による判定結果が「no」の場合は、前述のS206の処理を再度行う。
中継機211は、S208の処理を行う場合は、同処理として、S207の処理によりあることを判定した前記送信待機パケットを、送信元11に対し、中継機211に送付させるか否かについての判定を行う。中継機211は、当該判定を、例えば、一回前に送信元11に送信待機パケットを送付させてから(或いは疑似PSモードの開始から)受信した、Beaconの数により行う。前述の図4に表す動作例では、疑似PSモードの開始から、第1Beaconと第2Beaconの二つのBeaconを受信してから、前記送信待機パケットである図4に表すデータを送信させることを判定している。
中継機211は、S208の処理による判定結果が「yes」の場合は、図7に表すS211の処理を行う。
一方、中継機211は、S208の処理による判定結果が「no」の場合は、前述のS206の処理を再度行う。
中継機211は、S211の処理を行う場合は、同処理として、図4を参照して説明したPS−POLLを送信元11に対し送信する。
そして、中継機211は、S212の処理を行う。S212の処理内容は、前述のS203の処理内容と同じである。
中継機211は、S212の処理による判定結果が「yes」の場合は、S212の処理を再度行う。
一方、中継機211は、S212の処理による判定結果が「no」の場合は、S214の処理を行う。
中継機211は、S214の処理を行う場合は、同処理として、PMビットが0のNullパケットを送信元11へ送信する。
そして、中継機211は、図6に表す前述のS201の処理を行う。
なお、図1に表す、中継機212乃至21mは、図6、図7に表す処理と同様の動作を行っても構わない。
図8は、図1に表す中継機211が行う送信先へのパケット送信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
まず、中継機211は、S221の処理として、送信先311乃至31nのいずれかに対し送信すべき送付パケットがあるかについての判定を行う。
中継機211は、S221の処理による判定結果が「yes」の場合はS222の処理を行う。
一方、中継機211は、S221の処理による判定結果が「no」の場合はS221の処理を再度行う。
中継機211は、S222の処理を行う場合は、同処理として、中継機211のキューにおいて最初に送信することが決められているパケットを、当該パケットが保持する送信先の情報に従い、当該送信先に送信する。
そして、中継機211は、S223の処理として、当該送信先からS222の処理により送信したパケットの送信先による受信完了についての確認通知を受信したかの判定を行う。ここで、中継機221からのパケットの受信が完了した送信先は、当該完了についての確認通知を中継機221に対して送信することが定められているものとする。
中継機221は、S223の処理による判定結果が「yes」の場合は、S224の処理を行う。
一方、中継機221は、S223の処理による判定結果が「no」の場合は、前述のS223の処理を再度行う。
中継機221は、S224の処理を行う場合は、同処理として、図8に表す処理を終了するかについての判定を行う。中継機221は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。
中継機221は、S224による判定結果が「yes」の場合は、図8に表す処理を終了する。
一方、中継機221は、S224による判定結果が「no」の場合は、前述のS221の処理を再度行う。
図9は、図1に表す送信元11が行う、中継機211へのパケット送信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
送信元11は、まず、S301の処理として、図9に表す処理を終了するかの判定を行う。送信元は、当該判定を、例えば、外部からの終了情報の入力の有無を判定することにより行う。
送信元11は、S301の処理による判定結果が「yes」の場合は、図9に表す処理を終了する。
一方、送信元11は、S301の処理による判定結果が「no」の場合は、S302に表す処理を行う。
送信元11は、S302の処理を行う場合は、同処理として、中継機211に送信すべきパケットがあるかについての判定を行う。当該パケットは、中継機211に送るべきパケットとして送信元11のキューに格納され、送信元11の記録部(図2に表す記録部11ac参照)が保持するパケットである。
送信元11は、S302の処理による判定結果が「yes」の場合は、S303の処理を行う。
一方、送信元11は、S302の処理による判定結果が「no」の場合は、前述のS301の処理を再度行う。
送信元11は、S303の処理を行う場合は、同処理として、中継機211がPSモードかについての判定を行う。送信元11は、当該判定を、例えば、中継機211から送られた最新のNullパケット(図6のS205及び図7のS214参照)のPMビットが0か1かの別を判別することにより行う。その場合、送信元11は、当該PMビットが0の場合は中継機211は通常モードであることを判定する。また、その場合、送信元11は、当該PMビットが1の場合は中継機211はPSモードであることを判定する。
送信元11は、S303の処理による判定結果が「yes」の場合は、S305の処理を行う。
一方、送信元11は、S303の処理による判定結果が「no」の場合は、S303aの処理を行う。
送信元11は、S305の処理を行う場合は、同処理として、中継機211に対しBeaconを送信すべきタイミングになったかについて判定する。当該タイミングは、例えば、送信元11が、中継機211の送信すべき送信待機パケットの保持状況により導出する。あるいは、当該タイミングは、予め定められていても構わない。
送信元11は、S305の処理による判定結果が「yes」の場合は、S306の処理を行う。
一方、送信元11は、S305の処理による判定結果が「no」の場合は、S307の処理を行う。
送信元11は、S306の処理を行う場合は、同処理として、中継機211に対しBeaconを送信する。当該Beaconには、送信元11が中継機211への送信を予定している前述の送信待機パケットを保持しているか否かの情報が含まれる。
そして、送信元11は、中継機211から前述のPS−POLLを受信したかについて判定する。
送信元11は、S307の処理による判定結果が「yes」の場合は、S303aの処理を行う。
一方、送信元11は、S307の処理による判定結果が「no」の場合は、前述のS303の処理を行う。
S303aの処理を行う場合は、送信元11は、同処理として、一つ前のS304の処理により中継機211に対して送付したパケットについての確認通知を受信したかについて判定する。S304の処理については後述する。ただし、中継機211は、S304の処理をスタートからまだ行っていない場合は、S303aの処理を行わず、S304の処理を行う。
S304の処理を行う場合、送信元11は、同処理として、中継機211に対し、パケットの送信処理を行う。
以上説明したように、図1に表す中継機211は、送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、疑似PSモードに移行することにより、中継機211がPSモードの場合の送信関連処理を、送信元11に行わせる。中継機211がPSモードの場合に送信元11が行う送信関連処理は、送信元11から中継機211へ送付する送付パケットの数(情報量)を制限する処理である。そのため、中継機211は、送信元11から中継機211に対するパケット送信が制限なく行われる場合に発生する、送信元11と中継機211との間の帯域の無駄な使用を抑え得る。
また、送信元11は、中継機211がPSモードに移行したことを判定した場合には、送信元11が中継機211への送信を予定して保持している送信待機パケットの有無を示す情報を含むBeaconを中継機211に対し送る。そのため、中継機211は当該Beaconの受信により、送信待機パケットに量に関する情報を得ることができる。そして、中継機211は、当該情報に基づく送信待機パケットの中継機211への送信を、送信元11に行わせることができる。そのため、中継機211は、送信元11からのパケット送信について、より精度の高い制御を行うことができる。
さらに中継機211は、前記送付パケットの数(情報量)の制限を、送信元11に対し、中継機211がPSモードに移行することを表す情報を通知することにより行う。PSモードである中継機211に対して送信元11が行う送付データの送信制限に関する処理は、非特許文献1に規定されている処理であり、中継機211と送信元11との間で行われる通信のプロトコルは関係ない。そのため、中継機211は、当該制限を、中継機211と送信元11との間で行われる通信のプロトコルに関係なく行うことができる。
以上の例においては、中継機21が、中継機21が各送信先へ送信すべきパケットの中継機21における滞留の悪化を、中継機21が保持するパケットの数や情報量により判定する場合を例に説明した。しかしながら、中継機211は、当該滞留悪化の判定を、各送信先に対しパケットを送った場合の、当該送信先から確認応答を受信するまでの時間などのRTT(Round Trip Time)により行うこともできる。また、中継機211は、当該滞留悪化の判定を、各送信先との間のリンクレートから行うこともできる。この場合は、中継機211は、送信元11との間の通信品質も測定して、送信元11からのパケット送信抑制の妥当性を検証することがより望ましい。その理由は、中継機211と送信元11との間のスループットも低い場合は、中継機211におけるパケット滞留悪化は生じにくいため送信を抑制する必要がない可能性があるためである。
[効果]
第一実施形態の中継機は、前記中継機が送信先に対して送信を予定しているパケットの前記中継機における滞留悪化が判定された場合に、疑似PSモードに移行する。これにより、前記中継機は、前記中継機がPSモードの場合の送信関連処理を、送信元に行わせる。前記中継機がPSモードの場合の送信関連処理は、前記送信元から前記中継機へ送付する送付パケットの情報量を制限する処理である。そのため、前記中継機は、前記送信元から前記中継機に対するパケット送付が制限なく行われる場合に発生する、前記送信元と前記中継機との間の帯域の無駄な使用を抑え得る。
[効果]
第一実施形態の中継機は、前記中継機が送信先に対して送信を予定しているパケットの前記中継機における滞留悪化が判定された場合に、疑似PSモードに移行する。これにより、前記中継機は、前記中継機がPSモードの場合の送信関連処理を、送信元に行わせる。前記中継機がPSモードの場合の送信関連処理は、前記送信元から前記中継機へ送付する送付パケットの情報量を制限する処理である。そのため、前記中継機は、前記送信元から前記中継機に対するパケット送付が制限なく行われる場合に発生する、前記送信元と前記中継機との間の帯域の無駄な使用を抑え得る。
さらに、前記送信元は、前記中継機がPSモードに移行したことを判定した場合には、前記送信元が前記中継機への送信を予定して保持している送信待機パケットの有無を示す情報を前記中継機に対し送る。そのため、前記中継機は当該情報により、送信待機パケットに量に関する情報を得ることができる。そして、前記中継機は、当該情報に基づく送信待機パケットの前記中継機への送信を、前記送信元に行わせる。そのため、前記中継機は、前記送信元からのパケット送信について、より精度の高い制御を行うことができる。
さらに前記中継機は、前記送付パケットの送付の制限を、前記送信元に対し、前記中継機が省電力モードに移行することを表す情報を通知することにより行う。省電力モードであることを判定した中継機に対して送信元が行う送付パケットの送付制限に関する処理は、非特許文献1に規定されている処理であり、前記中継機と前記送信元との間で行われる通信のプロトコルには関係ない。従い、前記中継機は、当該制限を、前記中継機と前記送信元との間で行われる通信のプロトコルに関係なく行うことができる。
<第二実施形態>
第二実施形態は、中継機において、送付パケットの滞留が生じた場合に、送信元から送られる送付パケットについての確認応答の送付を遅らせることにより送信元からの送付パケットの送信を抑制し得る、中継機等についての実施形態である。
[構成と動作]
第二実施形態の通信システムの構成例は図1に表す通信システム101の構成と同じである。
<第二実施形態>
第二実施形態は、中継機において、送付パケットの滞留が生じた場合に、送信元から送られる送付パケットについての確認応答の送付を遅らせることにより送信元からの送付パケットの送信を抑制し得る、中継機等についての実施形態である。
[構成と動作]
第二実施形態の通信システムの構成例は図1に表す通信システム101の構成と同じである。
図1に表す通信システム101における送信元11、中継機211乃至21m及び送信先311乃至31nの構成例は、図2に表す送信元11a、中継機211a及び送信先311aと同じである。
また、第二実施形態の通信システム101が行う動作例は、以下を除き、図1に表す第一実施形態の通信システム101の動作例と同じである。ただし、以下の説明が第一実施形態の通信システム101の動作例の説明と矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
中継機211は、各送信先に対し送付すべきパケットの滞留悪化を判定した場合には、送信元11が中継機211に対して送った送付パケットの受信完了について送信元11に対して送る確認パケットの送信を遅らせる。中継機211は、例えば、当該確認応答の送信元11への送信を一定時間遅らせる。あるいは、中継機211は、前記滞留の状況から導出した遅延時間分だけ、当該確認応答の送信元11への送信を遅らせてもよい。
送信元11は、中継機211から、送信元11が送信した送付パケットについての確認応答を受けるまでは、次の送付パケットを中継に211に対して送信しない。
そのため、中継機211は、送信元11が送信した送付パケットの受信完了についての確認応答の送信元11への送信を遅らせることにより、中継機211における送信先に送付すべき送付パケットの滞留悪化を抑えることができる。
[処理フロー]
図10は、第二実施形態の通信システム101の中継機211が行う送信元11から送られたパケットの受信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
[処理フロー]
図10は、第二実施形態の通信システム101の中継機211が行う送信元11から送られたパケットの受信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
図10に表す処理は、図5に表す処理において、S102の処理とS102aの処理との間にS102−1の処理を追加した処理である。図10の各処理の説明は以下を除いて、図5に表す各処理の説明と同じである。ただし、以下の説明と図5の説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
S102の処理の次に、S102−1の処理として、中継機211は、S102の処理が完了してから遅延時間が経過したかについての判定を行う。当該遅延時間は、送付パケットの受信が完了してから当該送付パケットについての確認応答を送信元11に送るまでの時間である。当該遅延時間を設定する処理については後述する。なお、中継機211はタイマーを備えることにより遅延時間の経過を知ることができるものとする。
中継機211は、S102−1による判定結果が「yes」の場合は、S102aの処理を行う。
一方、中継機211は、S102−1による判定結果が「no」の場合は、S102−1の処理を再度行う。
図11は、中継機221が、図10のS102−1の処理において用いられる遅延時間を設定する処理を表す概念図である。
S201及びS203の処理の説明は、以下を除いて、図6に表すS201及びS203の処理の説明と同じである。ただし、以下の説明と図6の説明とが矛盾する場合は以下の説明を優先する。
中継機211は、S203の処理により「yes」を判定した場合は、S221の処理として、ゼロでない遅延時間を設定する。例えば、ゼロでない遅延時間として一定値が予め設定されている場合は、中継機211は、当該一定値を遅延時間として設定する。あるいは、中継機211は、例えば保持するパケットの数や情報量から、ゼロでない遅延時間を導出しても構わない。例えば、中継機211は、パケットの数や情報量に所定の定数を乗じた値を遅延時間として設定することもできる。
そして、中継機211は、S201の処理を行う。
一方、中継機211は、S203の処理により「no」を判定した場合は、S222として遅延時間をゼロにする設定を行う。
そして、中継機211は、S201の処理を行う。
図12は、送信元11が行う、中継機211へのパケット送信に関する処理を表す概念図である。図12に表す各処理の説明は、以下の説明を除いて、図9に表す同じ処理番号を付した各処理の説明と同じである。ただし、図9の説明と以下の説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
S302の処理による判定結果が「yes」の場合は、送信元11はS303aの処理を行う。
以上説明したように、第二実施形態の通信システム101は、中継機211が保持する送付パケットの数や情報量が所定の閾値を超えた場合に、確認応答を送信するタイミングに遅れを生じさせる。当該確認応答は、送信元11が中継機211に対して送付した送付パケットの受信完了について中継機211が送信元11に送信する確認応答である。送信元11は、前記確認応答を受信しないと、中継機211に対して次の送付パケットを中継機211に送付しない。そのため、中継機211は、送信元11に対して前記確認応答を送るタイミングを遅らせることにより、送信元11から中継機211への送付パケットの情報量を制限し得る。そのため、中継機211は、送信元11から中継機211に対するパケット送信が制限なく行われる場合に発生する、送信元11と中継機211との間の帯域の無駄な使用を抑え得る。
さらに中継機211が行う確認応答の送付を遅延させる処理は、中継機211と送信元11との間で行われる通信のプロトコルに関係ない。そのため、中継機211は、前記制限を、中継機211と送信元11との間で行われる通信のプロトコルに関係なく行うことができる。
以上の例においては、中継機21が各送信先へ送信すべきパケットの中継機21における滞留悪化を、中継機21が保持するパケットの数や情報量により判断する場合を例に説明した。しかしながら、中継機211は、当該滞留悪化の判定を、各送信先に対しパケットを送った場合の、当該送信先から確認応答を受信するまでの時間などのRTT(Round Trip Time)により行うこともできる。また、中継機211は、当該滞留悪化の判定を、各送信先との間のリンクレートから行うこともできる。この場合は、中継機211は、送信元11との間の通信品質も測定して、送信元11からのパケット送信抑制の妥当性を検証することがより望ましい。その理由は、中継機211と送信元11との間のスループットも低い場合は、中継機211におけるパケット滞留悪化は生じにくいため送信を抑制する必要がない可能性があるためである。
[効果]
第二実施形態の通信システムにおいては、中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、中継機が確認応答を送信するタイミングに遅れを生じさせる。当該確認応答は、送信元が中継機に対して送付した送付パケットの受信完了について中継機が送信元に送信する確認応答である。送信元は、前記確認応答を受信しないと、次の送付パケットを中継機に対して送信しない。そのため、中継機は、送信元に対して前記確認応答を送るタイミングを遅らせることにより、送信元から中継機へ送付する送付パケットの情報量を制限し得る。そのため、中継機は、送信元から中継機に対するパケット送信が制限なく行われる場合に発生する、送信元と中継機との間の帯域の無駄な使用を抑え得る。
[効果]
第二実施形態の通信システムにおいては、中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、中継機が確認応答を送信するタイミングに遅れを生じさせる。当該確認応答は、送信元が中継機に対して送付した送付パケットの受信完了について中継機が送信元に送信する確認応答である。送信元は、前記確認応答を受信しないと、次の送付パケットを中継機に対して送信しない。そのため、中継機は、送信元に対して前記確認応答を送るタイミングを遅らせることにより、送信元から中継機へ送付する送付パケットの情報量を制限し得る。そのため、中継機は、送信元から中継機に対するパケット送信が制限なく行われる場合に発生する、送信元と中継機との間の帯域の無駄な使用を抑え得る。
さらに中継機が行う確認応答の送付を遅延させる処理は、中継機と送信元との間で行われる通信のプロトコルに関係ない。そのため、中継機は、前記制限を、中継機と送信元との間で行われる通信のプロトコルに関係なく行うことができる。
<第三実施形態>
第三実施形態は、中継機において送信先に送付すべきパケットの滞留悪化が判定された場合に、中継機が、送信元にパケット送信時のアグリゲーション処理を解除させる通信システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
第三実施形態の通信システムの構成例は図1に表す通信システム101の構成と同じである。
<第三実施形態>
第三実施形態は、中継機において送信先に送付すべきパケットの滞留悪化が判定された場合に、中継機が、送信元にパケット送信時のアグリゲーション処理を解除させる通信システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
第三実施形態の通信システムの構成例は図1に表す通信システム101の構成と同じである。
第三実施形態の通信システム101における送信元11、中継機211乃至21m及び送信先311乃至31nの構成例は、図2に表す送信元11a、中継機211a及び送信先311aと同じである。
また、第三実施形態の通信システム101が行う動作例の説明は、以下を除き、図1に表す第一実施形態の通信システム101が行う動作例の説明と同じである。ただし、以下の説明が図1に表す第一実施形態の通信システム101が行う動作例の説明と矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
中継機211は、送付パケットの滞留悪化を判定した場合には、送信元11に対し、送付パケットを中継機211に送信する際に送付パケットに対して行われるアグリゲーション処理の解除を要求する。ここで、送信元11は、送付パケットを中継機211に送付する際に、個々の送付パケットを別々に送付するのではなく、複数の送付パケットを組み合わせて送付する場合のあるアグリゲーション処理を行っていることを前提としている。
なお、送信元が行うパケットのアグリゲーション処理は、例えば、特許文献5に開示されている。
また、前記要求は、例えば、中継機211が送信元11に対して送付するフレームにおいて、パラメータ設定を行うことにより行うことができる。送付フレームにはIEEEによりvendor specificという領域が設定されている。前記要求行うためには、送信元11に送付するフレームの当該領域に独自のパラメータを設定すればよい。
周知のactionフレームなどのパラメータで行うことが可能である。
周知のactionフレームなどのパラメータで行うことが可能である。
当該要求により、送信元11は、中継機211に送信する送付パケットについてのアグリゲーション処理を解除する。そして、送信元11は、送付パケットを一つずつ中継機211に対して送信する。
送信元11が、送付パケットを一つずつ中継機211に対して送信することにより、送信元11から中継機211へのパケット送付に使われる、送信元11と中継機211との間の通信回線における帯域は減少し得る。
[処理フロー]
第三実施形態の中継機211が行う受信処理の処理フロー例及びその説明は、図5に表す処理フロー例及びその説明と同じである。
[処理フロー]
第三実施形態の中継機211が行う受信処理の処理フロー例及びその説明は、図5に表す処理フロー例及びその説明と同じである。
図13は、中継機211が送信元11に対して行う、中継機211への送付パケットの送付を制御する処理の処理フロー例を表す概念図である。
S201及びS203の処理の説明は、以下を除いて、図6に表すS201及びS203の処理の説明と同じである。以下の説明と図6の説明とが矛盾する場合は以下の説明を優先する。
中継機211は、S203の処理により「yes」を判定した場合は、S231aの処理として第一通知を、送信元11に対して送付する。当該第一通知は、中継機211への送付パケットについてのアグリゲーション処理を解除することを送信元11に対して要求する内容の通知である。
そして、中継機211は、S233の処理を行う。
一方、中継機211は、S203の処理により「no」を判定した場合は、S232aの処理として第二通知を、送信元11に対して送付する。当該第二通知は、中継機211への送付パケットについてのアグリゲーション処理を行うことを送信元11に対して要求する内容の通知である。
そして、中継機211は、S233の処理を行う。
S233の処理を行う場合は、同処理として、中継機211は、次処理を行うのを所定時間待つ。
そして、中継機211は、S201の処理を行う。
図14は、第三実施形態の通信システム101において、送信元11が行う、中継機211へのパケット送信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
S301,S302、S303a、S304の各処理の説明は、以下を除いて、図9の同じ処理番号を付した処理の説明と同じである。ただし、以下の説明と図9の説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
送信元11は、S302の後に、S321の処理として、中継機211から受信した第一通知及び第二通知のうちの最新のものが第一通信であるかについての判定を行う。ただし、送信元11は、中継機211から受信した第一通知及び第二通知がない場合は、当該判定の判定結果を「no」とする。
送信元11は、S321の処理による判定結果が「yes」の場合は、S322の処理として、中継機211にパケットを送る際の前述のアグリゲーション処理を解除する。送信元11は、アグリゲーション処理の解除が既に行われている場合は、当該解除を維持する。
そして、送信元11は、S303aの処理を行う。
一方、送信元11は、S321の処理による判定結果が「no」の場合は、S323の処理として、中継機211にパケットを送る際のアグリゲーション処理を行う。
そして、送信元11は、S303aの処理を行う。
[効果]
第三実施形態の通信システムの中継機は、前記中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、送信元に対して、前記中継機に対して送付する送付パケットのアグリゲーション処理の解除を要求する。送信元は当該要求を受けて、送付パケットを一つずつ前記中継機に送付する。一つのパケットの情報量は複数のパケットの情報量より少ないことが多い。そのため、前記送信元が前記中継機に送付するパケットを一つずつ送付することにより、前記送信元から前記中継機へのパケット送付に使われる、前記送信元と前記中継機との間の通信回線における帯域は減少する確率が向上する。
[効果]
第三実施形態の通信システムの中継機は、前記中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、送信元に対して、前記中継機に対して送付する送付パケットのアグリゲーション処理の解除を要求する。送信元は当該要求を受けて、送付パケットを一つずつ前記中継機に送付する。一つのパケットの情報量は複数のパケットの情報量より少ないことが多い。そのため、前記送信元が前記中継機に送付するパケットを一つずつ送付することにより、前記送信元から前記中継機へのパケット送付に使われる、前記送信元と前記中継機との間の通信回線における帯域は減少する確率が向上する。
また、中継機が送信元に対しアグリゲーション処理の解除を行わせる動作に、送信元と中継機との間の通信回線に適用されている通信プロトコルは関係ない。
そのため、第三実施形態の中継機等は、送信元と中継機との間の通信回線に適用されている通信プロトコルによらず、送信元から中継機へのパケット送信による前記通信回線の帯域の無駄な使用を抑制する確率を向上させ得る。
<第四実施形態>
第四実施形態は、中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、前記中継機が送信元に対し、前記送信元が使用する通信帯域を制限させる縮退処理を要求する通信システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
第四実施形態の通信システムの構成例は図1に表す通信システム101の構成と同じである。
<第四実施形態>
第四実施形態は、中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、前記中継機が送信元に対し、前記送信元が使用する通信帯域を制限させる縮退処理を要求する通信システムに関する実施形態である。
[構成と動作]
第四実施形態の通信システムの構成例は図1に表す通信システム101の構成と同じである。
第四実施形態の通信システム101における送信元11、中継機211乃至21m及び送信先311乃至31nの構成例は、図2に表す送信元11a、中継機211a及び送信先311aと同じである。
また、第四実施形態の通信システム101が行う動作例は、以下を除き、図1に表す第一実施形態の通信システム101の動作例と同じである。ただし、以下の説明が第一実施形態の通信システム101の動作例についての説明と矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
中継機211は、送付パケットの滞留悪化を判定した場合には、送信元11に対し、送付パケットを中継機211に送信する際の通信帯域を制限する通信帯域の縮退処理を行うことを要求する。
送信元が行う通信帯域の縮退処理を行う技術はIEEE802.11標準の標準機能であり周知である。
現在、送信元から中継機に対して行われている2.4GHz帯の無線通信では、HT40(High Throughput 40)を使用することにより最大のスループットが実現される。また、5GHz帯の無線通信ではVHT80(Very High Throughput 80)を使用することにより最大のスループットが実現される。これらは、前記送信元と前記中継機との間の通信帯域を、40MHzまたは80MHzを使用して、通信速度を高速化する技術である。前記縮退処理は、例えば、HT40やVHT80を、例えば、20MHzを使用するHT20にすることで、使用帯域を20MHzに制限する処理である。
また、前記要求は、例えば、IEEE802.11標準において周知であるactionフレームなどのパラメータで行うことが可能である。
前記要求により、送信元11は、中継機211に送信するパケットについて、前記縮退処理を行う。そして、送信元11は、中継機211に送信すべきパケットを中継機211に対して送信する。
送信元11が前記縮退処理を行うことにより、送信元11と中継機211との間の通信回線における、送信元11から中継機211へのパケット送付に用いられる通信帯域は減少する。
[処理フロー]
第四実施形態の中継機211が行う受信処理の処理フロー例及びその説明は、図5に表す処理フロー例及びその説明と同じである。
[処理フロー]
第四実施形態の中継機211が行う受信処理の処理フロー例及びその説明は、図5に表す処理フロー例及びその説明と同じである。
図15は、中継機211が送信元11に対して行う、中継機211へのパケット送付を制御する処理の処理フロー例を表す概念図である。
S201及びS203の処理の説明は、以下を除いて、図6に表すS201及びS203の処理の説明と同じである。以下の説明と図6の説明とが矛盾する場合は以下の説明を優先する。
中継機211は、S203の処理により「yes」を判定した場合は、S231の処理として第一a通知を、送信元11に対して送付する。当該第一a通知は、中継機211への送付パケットについての通信回線の縮退処理を送信元11に対して要求する内容の通知である。
そして、中継機211は、S233の処理を行う。
一方、中継機211は、S203の処理により「no」を判定した場合は、S232の処理として第二a通知を、送信元11に対して送付する。当該第二a通知は、中継機211への送付パケットについての通信回線の縮退処理を行わないことを送信元11に対して要求する内容の通知である。
そして、中継機211は、S233の処理を行う。
S233の処理を行う場合は、同処理として、中継機211は、次処理を行うのを所定時間待つ。
そして、中継機211は、S201の処理を行う。
図16は、第四実施形態の送信元11が行う、中継機211へのパケット送信に関する処理の処理フロー例を表す概念図である。
S301,S302、S303a、S304の各処理の説明は、以下を除いて、図9の同じ処理番号を付した処理の説明と同じである。ただし、以下の説明と図9の説明とが矛盾する場合は、以下の説明を優先する。
送信元11は、S302の後に、S321aの処理として、中継機211から受信した第一a通知及び第二a通知のうちの最新のものが第一a通信であるかについての判定を行う。ただし、送信元11は、中継機211から受信した第一a通知及び第二a通知がない場合は、当該判定の結果を「no」とする。
送信元11は、S321aの処理による判定結果が「yes」の場合は、S322aの処理として、中継機211にパケットを送る際の前述の縮退処理の設定を行う。送信元11は、当該縮退処理が既に設定されている場合は、当該設定を維持する。
そして、送信元11は、S303aの処理を行う。
一方、送信元11は、S321aの処理による判定結果が「no」の場合は、S323aの処理として、中継機211にパケットを送る際の前記縮退処理の設定を行う。送信元11は、当該縮退処理の解除が既に設定されている場合は、当該設定を維持する。
そして、送信元11は、S303aの処理を行う。
[効果]
第四実施形態の通信システムは、中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、送信元に対して、前記中継機に対する送付パケットの送付に使用する通信帯域を制限する縮退処理を要求する。前記送信元は当該要求を受けて前記縮退体処理を行う。そのため、前記送信元から前記中継機への送付パケット送付に用いられる通信帯域が制限される。
[効果]
第四実施形態の通信システムは、中継機が送付パケットの滞留悪化を判定した場合に、送信元に対して、前記中継機に対する送付パケットの送付に使用する通信帯域を制限する縮退処理を要求する。前記送信元は当該要求を受けて前記縮退体処理を行う。そのため、前記送信元から前記中継機への送付パケット送付に用いられる通信帯域が制限される。
中継機が送信元に前記縮退処理を行わせる処理は、送信元と中継機との間の通信回線に適用されている通信プロトコルに関係ない。
そのため、第四実施形態の中継機等は、送信元と中継機との間の通信回線に適用されている通信プロトコルによらず、送信元から中継機へのパケット送信による前記通信回線の帯域の無駄な使用を抑制させ得る。
図17は、本発明の中継機の最小限の構成である中継機211xを表すブロック図である。
中継機211xは、判定部212xと、制御部213xとを備える。
判定部212xは、図示しない送信元から送付され図示しない送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う。
制御部213xは、中継機211xは当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる。
前記滞留が悪化している場合に前記送信元が前記送付制限を行わないと、前記送付制限は、前記送信元と前記中継機との間の通信回線の帯域のうちの多くを使用して前記送付データの中継機211xへの送付を行う。前記送信元から中継機211xへの前記送付データの送付がすばやく行われても、前記滞留悪化により、中継機211xは送られた送付データは滞留し、前記送信先に対しすぐには送信できない。すなわち、前記通信回線の前記使用は無駄な使用である。
前記送信元が前記送付制限を行い得る場合には、前記無駄な使用を避けることができる確率を向上させ得る。
そのため、中継機211xは、上記構成により、[発明の効果]の項に記載した効果を奏する。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で更なる変形、置換、調整を加えることができる。例えば、各図面に示した要素の構成は、本発明の理解を助けるための一例であり、これらの図面に示した構成に限定されるものではない。
また、上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記述され得るが、以下には限られない。
(付記A1)
送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う判定部と、
当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる制御部と、
を備える中継機。
送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う判定部と、
当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる制御部と、
を備える中継機。
(付記A1.1)
前記送付データがパケットの前記送付データである送付パケットである、付記A1に記載された中継機。
前記送付データがパケットの前記送付データである送付パケットである、付記A1に記載された中継機。
(付記A2)
前記判定が、保持する送付パケットの数が当該数についての閾値を超えたことの判定を含む、付記A1.1に記載された中継機。
前記判定が、保持する送付パケットの数が当該数についての閾値を超えたことの判定を含む、付記A1.1に記載された中継機。
(付記A3)
前記判定が、保持する送付パケットの情報量が当該情報量についての閾値を超えたことの判定を含む、付記A1.1又は付記A2に記載された中継機。
前記判定が、保持する送付パケットの情報量が当該情報量についての閾値を超えたことの判定を含む、付記A1.1又は付記A2に記載された中継機。
(付記A4)
前記判定が、前記送信先との間の通信回線における通信品質の劣化についての判定を含む、付記A1乃至付記A3のうちのいずれか一に記載された中継機。
前記判定が、前記送信先との間の通信回線における通信品質の劣化についての判定を含む、付記A1乃至付記A3のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記A5)
前記判定が、前記送信先に送付した情報の前記送信先による受信に関して、前記送信先による受信後に、前記送信先が送った情報の受信時刻についての判定を含む、付記A1乃至付記A4のうちのいずれか一に記載された中継機。
前記判定が、前記送信先に送付した情報の前記送信先による受信に関して、前記送信先による受信後に、前記送信先が送った情報の受信時刻についての判定を含む、付記A1乃至付記A4のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記A6)
前記判定が、前記送信先との間のリンクレートについての判定を含む、付記A1乃至付記A5のうちのいずれか一に記載された中継機。
前記判定が、前記送信先との間のリンクレートについての判定を含む、付記A1乃至付記A5のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記A7)
データ送付先が省電力モードで作動中であることを判定した場合に、前記データ送付先に対するデータ送付を制限する前記送信元に対し、省電力モードで作動することを知らせる通知である第一通知を送付することにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A6のうちのいずれか一に記載された中継機。
データ送付先が省電力モードで作動中であることを判定した場合に、前記データ送付先に対するデータ送付を制限する前記送信元に対し、省電力モードで作動することを知らせる通知である第一通知を送付することにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A6のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記A8)
前記省電力モードが、IEEE 802.11n−2009、11.2 Power Management に規定されたPowerSaveモードである、付記A7に記載された中継機。
前記省電力モードが、IEEE 802.11n−2009、11.2 Power Management に規定されたPowerSaveモードである、付記A7に記載された中継機。
(付記A9)
前記送付制限が、前記PowerSave(PS)モードで動作中の中継機が前記送信元に対して前記送付データの送付に関する通知である第二通知を行った場合に前記送付データの送付を行う処理である、付記A8に記載された中継機。
前記送付制限が、前記PowerSave(PS)モードで動作中の中継機が前記送信元に対して前記送付データの送付に関する通知である第二通知を行った場合に前記送付データの送付を行う処理である、付記A8に記載された中継機。
(付記A10)
前記第二通知が、IEEE 802.11n−2009、11.2 Power Managementに規定されたPS−POLL(PowerSave−Poll)である、付記A9に記載された中継機。
前記第二通知が、IEEE 802.11n−2009、11.2 Power Managementに規定されたPS−POLL(PowerSave−Poll)である、付記A9に記載された中継機。
(付記A11)
前記第二通知を、前記送信元が通知する前記送信元による前記送付データの保持に関する情報の前記送信元からの通知である第三通知により行う、付記A9または付記A10に記載された中継機。
前記第二通知を、前記送信元が通知する前記送信元による前記送付データの保持に関する情報の前記送信元からの通知である第三通知により行う、付記A9または付記A10に記載された中継機。
(付記A12)
前記第三通知が前記送信元が送るBeaconである、付記A11に記載された中継機。
前記第三通知が前記送信元が送るBeaconである、付記A11に記載された中継機。
(付記A13)
前記第二通知を前記第三通知の通知回数についての判定により行う、付記A11又は付記A12に記載された中継機。
前記第二通知を前記第三通知の通知回数についての判定により行う、付記A11又は付記A12に記載された中継機。
(付記A14)
前記送信元が送付先に送付したデータについての前記送付先における受信完了後前記送付先が前記送信元に対して送るデータである確認応答を前記送信元が受信してから、次の前記送付データを当該送付先に送付する前記送信元に対し、前記送信元からの前記送付データの受信完了後に前記確認応答の前記送信元への送付を遅らせることにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A13のうちのいずれか一に記載された中継機。
前記送信元が送付先に送付したデータについての前記送付先における受信完了後前記送付先が前記送信元に対して送るデータである確認応答を前記送信元が受信してから、次の前記送付データを当該送付先に送付する前記送信元に対し、前記送信元からの前記送付データの受信完了後に前記確認応答の前記送信元への送付を遅らせることにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A13のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記A15)
複数のデータを組み合わせるアグリゲーション処理を行った前記複数のデータの組合せの送付先への送付を行い得、前記送付先からの前記アグリゲーション処理の解除の要求の通知である解除要求通知により前記アグリゲーション処理を解除し得る前記送信元に対し、前記解除要求通知を行うことにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A14のうちのいずれか一に記載された中継機。
複数のデータを組み合わせるアグリゲーション処理を行った前記複数のデータの組合せの送付先への送付を行い得、前記送付先からの前記アグリゲーション処理の解除の要求の通知である解除要求通知により前記アグリゲーション処理を解除し得る前記送信元に対し、前記解除要求通知を行うことにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A14のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記A16)
送付先へのデータの送付に用いる通信帯域の制限を行う縮退処理を、前記送付先からの前記縮退処理の要求の通知である縮退処理要求請通知により行い得る前記送信元に対し、前記縮退処理要求通知を送付することにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A15のうちのいずれか一に記載された中継機。
送付先へのデータの送付に用いる通信帯域の制限を行う縮退処理を、前記送付先からの前記縮退処理の要求の通知である縮退処理要求請通知により行い得る前記送信元に対し、前記縮退処理要求通知を送付することにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、付記A1乃至付記A15のうちのいずれか一に記載された中継機。
(付記B1)
付記A1乃至付記A16に記載された中継機に対して前記送付制限を行う送信元。
付記A1乃至付記A16に記載された中継機に対して前記送付制限を行う送信元。
(付記C1)
付記A1乃至付記A16に記載された中継機と、前記送信元とを備える通信システム。
付記A1乃至付記A16に記載された中継機と、前記送信元とを備える通信システム。
(付記C2)
前記送信先をさらに備える付記C1に記載された通信システム。
前記送信先をさらに備える付記C1に記載された通信システム。
(付記D1)
送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行い、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる、通信方法。
送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行い、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる、通信方法。
(付記E1)
送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行い、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる処理とを、コンピュータに実行させる通信プログラム。
送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行い、当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる処理とを、コンピュータに実行させる通信プログラム。
101 通信システム
11 送信元
211、212、21m 中継機
311、312、31n 送信先
11aa、211aa、311aa 通信部
11ab、211ab、311ab 処理部
11ac、211ac、311ac 記録部
11 送信元
211、212、21m 中継機
311、312、31n 送信先
11aa、211aa、311aa 通信部
11ab、211ab、311ab 処理部
11ac、211ac、311ac 記録部
Claims (10)
- 送信元から送付され送信先に対して送付すべきデータである送付データの滞留についての判定を行う判定部と、
当該判定の判定結果が所定の場合に、前記送信元に対し前記送付データの送付制限を行わせる制御部と、
を備える中継機。 - 前記送付データがパケットの前記送付データである送付パケットである、請求項1に記載された中継機。
- 前記判定が、保持する送付パケットの数又は情報量が所定の閾値を超えたことの判定を含む、請求項2に記載された中継機。
- データ送付先が省電力モードで作動中であることを判定した場合に、前記データ送付先に対するデータ送付を制限する前記送信元に対し、省電力モードで作動することを知らせる通知である第一通知を送付することにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一に記載された中継機。
- 前記送付制限が、前記省電力モードで動作中であることを前記送信元に対して通知した中継機が前記送信元に対して前記送付データの送付に関する通知である第二通知を行った場合に前記送付データの送付を行う処理である、請求項4に記載された中継機。
- 前記第二通知を、前記送信元が通知する前記送信元による前記送付データの保持に関する情報の前記送信元からの通知である第三通知により行う、請求項5に記載された中継機。
- 前記第二通知を前記第三通知の通知回数についての判定により行う、請求項6に記載された中継機。
- 前記送信元が送付先に送付したデータについての前記送付先における受信完了後前記送付先が前記送信元に対して送るデータである確認応答を前記送信元が受信してから、次の前記送付データを当該送付先に送付する前記送信元に対し、前記送信元からの前記送付データの受信完了後に前記確認応答の前記送信元への送付を遅らせることにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一に記載された中継機。
- 複数のデータを組み合わせるアグリゲーション処理を行った前記複数のデータの組合せの送付先への送付を行い得、前記送付先からの前記アグリゲーション処理の解除の要求の通知である解除要求通知により前記アグリゲーション処理を解除し得る前記送信元に対し、前記解除要求通知を行うことにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一に記載された中継機。
- 送付先へのデータの送付に用いる通信帯域の制限を行う縮退処理を、前記送付先からの前記縮退処理の要求の通知である縮退処理要求通知により行い得る前記送信元に対し、前記縮退処理要求通知を送付することにより、前記送付制限を前記送信元に行わせる、請求項1乃至請求項3のうちのいずれか一に記載された中継機。
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2016
- 2016-09-09 JP JP2016176052A patent/JP2018042160A/ja active Pending
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