JP2018041547A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】端子の放熱性を向上させる。【解決手段】本明細書によって開示されるコネクタ10は、端子30と、端子30が内部に収容されたハウジング20とを備えたコネクタ10であって、端子30は、端子接続部31と、電線接続部32と、端子接続部31と電線接続部32をつなぐつなぎ部33と、つなぎ部33の側縁に設けられハウジング20に弾性的に接触することでつなぎ部33からハウジング20に熱を伝える放熱部34とを備えて構成されている。このようにすると、つなぎ部33がハウジング20に常時接触しているため、端子接続部31で発生した熱をつなぎ部33と放熱部34を介してハウジング20に放熱することができる。したがって、端子30の表面から空気層へ放熱するだけの場合に比べて、放熱性を向上させることができ、端子30を構成する金属板材の板厚を薄くすることができる。【選択図】図1
Description
本明細書によって開示される技術は、コネクタに関する。
従来、筒状に構成された筒部を有する雌端子として、例えば特開2015−219977号公報(下記特許文献1)に記載のものが知られている。この雌端子は、筒部の前縁から内部に折り返されて後方に延出された弾性片を有している。雄端子を筒部に嵌合させると、弾性片が雄端子に弾性的に接触することで雄端子と雌端子が導通可能に接続される。
上記の雌端子は、コネクタを構成する樹脂製のフローティングハウジングの内部に収容されており、フローティングハウジングの内部には、雌端子を収容するキャビティが設けられている。キャビティの内壁には、片持ち状をなすランスが設けられており、ランスは、筒部の後端に後方から係止するようになっている。筒部とキャビティの内壁との間には、雌端子をキャビティに挿入するための所定のクリアランスが設定されている。また、ランスと筒部の後端との間にも、所定のクリアランスが設定されている。このように、雌端子の筒部は、キャビティの内壁に常時接触しているわけではなく、雄端子と弾性片の間で発生した熱は、主として雄端子の表面もしくは雌端子の表面から空気層へ放熱されることになる。ところで、雌端子を構成する金属板材の板厚を薄くしようとすると、内部抵抗の上昇に伴い発熱量が増加するため、空気層への放熱だけでは十分でないおそれがある。
本明細書によって開示されるコネクタは、端子と、前記端子が内部に収容されたハウジングとを備えたコネクタであって、前記端子は、端子接続部と、電線接続部と、前記端子接続部と前記電線接続部をつなぐつなぎ部と、前記つなぎ部の側縁に設けられ前記ハウジングに弾性的に接触することで前記つなぎ部から前記ハウジングに熱を伝える放熱部とを備えて構成されている。
このようにすると、つなぎ部がハウジングに常時接触しているため、端子接続部で発生した熱をつなぎ部と放熱部を介してハウジングに放熱することができる。したがって、端子の表面から空気層へ放熱するだけの場合に比べて、放熱性を向上させることができ、端子を構成する金属板材の板厚を薄くすることができる。
本明細書によって開示されるコネクタは、以下の構成としてもよい。
前記放熱部は、前記つなぎ部の両側縁に一対設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一対の放熱部によって放熱を行うことができる。
前記放熱部は、前記つなぎ部の両側縁に一対設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一対の放熱部によって放熱を行うことができる。
前記放熱部は、前記つなぎ部の側縁に連なる連結片と、前記連結片から折り返し状に設けられている弾性片とを備えて構成されているものとしてもよい。
このようにすると、弾性片を弾性変形させることでハウジングとの接触面積を増やすことができ、放熱効果をさらに向上させることができる。
このようにすると、弾性片を弾性変形させることでハウジングとの接触面積を増やすことができ、放熱効果をさらに向上させることができる。
本明細書によって開示されるコネクタによれば、端子の放熱性を向上させることができる。
<実施形態>
実施形態を図1から図11の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ10は、図1に示すように、合成樹脂製のハウジング20と、導電性の金属からなる端子30とを備えて構成されている。コネクタ10は雌コネクタであって、図示しない雄コネクタが嵌合可能とされている。
実施形態を図1から図11の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ10は、図1に示すように、合成樹脂製のハウジング20と、導電性の金属からなる端子30とを備えて構成されている。コネクタ10は雌コネクタであって、図示しない雄コネクタが嵌合可能とされている。
ハウジング20は、全体として前後方向に長い略筒状をなし、前後方向に貫通する形態をなすキャビティ21を有している。キャビティ21に端子30が後方から収容されている。ハウジング20は、第1端子収容部22と、第1端子収容部22の後方に配されて第1端子収容部22よりも幅広の第2端子収容部23とを備えて構成されている。図7に示すように、第1端子収容部22の前壁には、図示しない雄端子が挿通される端子挿通孔24が開口して設けられている。図5に示すように、第1端子収容部22の後端部と第2端子収容部23の前端部とは段差部25を介して連結されている。図7に示すように、段差部25は、第1端子収容部22の後端部から側方に張り出す形態をなしている。
端子30は、図8に示すように、端子接続部31と、電線接続部32と、端子接続部31と電線接続部32とをつなぐつなぎ部33と、つなぎ部33の両側縁に設けられた一対の放熱部34とを備えて構成されている。本実施形態では、端子接続部31と電線接続部32とつなぎ部33とに共通の底壁35が設けられている。また、電線接続部32には、図示しない電線の芯線が溶着等によって接続されるものとされている。
端子接続部31は、全体として前後方向に延びる角筒状をなし、図示しない雄端子が前方から嵌合可能とされている。端子接続部31は、図11に示すように、底壁35と、底壁35の両側縁から上方に突出する一対の側壁36と、一方の側壁36の上縁から他方の側壁36の上縁に延びる天井壁37と、他方の側壁36の上縁から天井壁37の延出端部における上面に沿って配された開き防止壁38とを備えて構成されている。
図8に示すように、天井壁37の後縁には、複数の接触片39が設けられている。接触片39は、天井壁37の後縁から端子接続部31の内部に向けて折り返され、前方に延出された形態をなしている。各接触片39は、平行に並んで配されている。図10に示すように、接触片39は略V字状をなし、接触片39の下端部には接点40が設けられている。また、天井壁37には、接触片39の過度撓みを防止する過度撓み防止壁41が底壁35側に突出する形態で設けられている。過度撓み防止壁41は、接触片39に面接触可能とされている。
図10に示すように、天井壁37の前縁には、進入防止壁42が設けられている。進入防止壁42は、天井壁37の前縁から下方に延出されており、進入防止壁42の下端は、接触片39の先端の前方に位置している。これにより、図示しない雄端子が接触片39と天井壁37の間に侵入することを進入防止壁42によって防止できるようになっている。
図8に示すように、放熱部34は、つなぎ部33の側縁から上方に突出する形態で連なる連結片43と、連結片43の後縁から前方に向けて折り返し状に設けられている弾性片44とを備えて構成されている。一対の弾性片44は、いずれも外側に配されている。図9に示すように、弾性片44の前端は、前後方向において連結片43の前縁と揃う位置に配されている。
図5に示すように、一対の弾性片44は、ハウジング20の第2端子収容部23の両側面23Aに弾性的に接触している。すなわち、ハウジング20のキャビティ21に収容する前の端子30における一対の弾性片44間の寸法は、第2端子収容部23の両側面23A間の寸法よりも大きめとされている。また、一対の弾性片44は、第2端子収容部23の両側面23Aに対して面接触することにより接触面積ができるだけ大きくなるように構成されている。これにより、接点40で発生した熱を、接触片39と天井壁37と両側壁36と底壁35とを介して放熱部34に伝えられ、放熱部34からハウジング20に伝えられる。このように、端子30から放熱部34を介してハウジング20に放熱することができる。さらに、放熱部34の弾性片44が第2端子収容部23の側面23Aに面接触しているから、さらに効率よく放熱することができる。
なお、端子30をキャビティ21に挿入すると、連結片43の前縁が段差部25に後方から当接することで端子30の前止まりが行われるようになっている。このとき、端子接続部31の前端は、第1端子収容部22の前壁に接触しないものとされている。
以上のように本実施形態では、つなぎ部33がハウジング20に常時接触しているため、端子接続部31で発生した熱をつなぎ部33と放熱部34を介してハウジング20に放熱することができる。したがって、端子30の表面から空気層へ放熱するだけの場合に比べて、放熱性を向上させることができ、端子30を構成する金属板材の板厚を薄くすることができる。
放熱部34は、つなぎ部33の両側縁に一対設けられている構成としてもよい。
このような構成によると、一対の放熱部34によって放熱を行うことができる。
このような構成によると、一対の放熱部34によって放熱を行うことができる。
放熱部34は、つなぎ部33の側縁に連なる連結片43と、連結片43から折り返し状に設けられている弾性片44とを備えて構成されているものとしてもよい。
このようにすると、弾性片44を弾性変形させることでハウジング20との接触面積を増やすことができ、放熱効果をさらに向上させることができる。
このようにすると、弾性片44を弾性変形させることでハウジング20との接触面積を増やすことができ、放熱効果をさらに向上させることができる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では一対の放熱部34が設けられた端子30を例示しているものの、放熱部34を一つだけ設けてもよい。
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態では一対の放熱部34が設けられた端子30を例示しているものの、放熱部34を一つだけ設けてもよい。
(2)上記実施形態では連結片43と弾性片44からなる放熱部34を例示しているものの、つなぎ部33の側縁に弾性片を直接設けてもよい。
(3)上記実施形態では弾性片44を第2端子収容部23の側面23Aに接触させているものの、弾性片を第2端子収容部23の底面もしくは天井面に接触させてもよい。
10…コネクタ
20…ハウジング
30…端子
31…端子接続部
32…電線接続部
33…つなぎ部
34…放熱部
42…連結片
44…弾性片
20…ハウジング
30…端子
31…端子接続部
32…電線接続部
33…つなぎ部
34…放熱部
42…連結片
44…弾性片
Claims (3)
- 端子と、前記端子が内部に収容されたハウジングとを備えたコネクタであって、
前記端子は、端子接続部と、電線接続部と、前記端子接続部と前記電線接続部をつなぐつなぎ部と、前記つなぎ部の側縁に設けられ前記ハウジングに弾性的に接触することで前記つなぎ部から前記ハウジングに熱を伝える放熱部とを備えて構成されているコネクタ。 - 前記放熱部は、前記つなぎ部の両側縁に一対設けられている請求項1に記載のコネクタ。
- 前記放熱部は、前記つなぎ部の側縁に連なる連結片と、前記連結片から折り返し状に設けられている弾性片とを備えて構成されている請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172689A JP2018041547A (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016172689A JP2018041547A (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018041547A true JP2018041547A (ja) | 2018-03-15 |
Family
ID=61626326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016172689A Pending JP2018041547A (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018041547A (ja) |
-
2016
- 2016-09-05 JP JP2016172689A patent/JP2018041547A/ja active Pending
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