JP2018041370A - 料金算出装置及び料金算出プログラム - Google Patents

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尚史 北島
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Abstract

【課題】エネルギーの使用料金の支払いにポイントを使用する仕組みを提供する。
【解決手段】料金算出装置は、エネルギーの使用料金の支払いに使用されるポイントの数を示すポイント数情報に基づいて、前記ポイントの価値を算出する価値算出部と、前記価値算出部が算出した前記価値と、前記エネルギーの供給を受ける第1対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第1使用量情報とに基づいて、前記第1対象者の前記エネルギーの使用料金である第1料金から前記価値に応じた料金が差し引かれた第1請求料金を算出する料金算出部と、前記料金算出部が算出した前記第1請求料金を出力する出力部と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、料金算出装置及び料金算出プログラムに関する。
従来、電気自動車を充電スタンドで充電する際、充電する電力の代金に応じたポイントを付与する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2014−75969号公報
特許文献1には、電気自動車の所有者が累積したポイントを、電気自動車が充電する電力の代金の支払いに充てることにより、当該代金からポイントに応じた金額の値引きを受けることが記載されている。
ここで、電力やガス等のエネルギーを供給する供給会社からエネルギーの供給を受ける対象者は、電気自動車に関する支払いだけではなく、エネルギーの使用料金の支払いにポイントを充てたい場合がある。
しかしながら、従来の技術では、電気自動車の所有者は、累積したポイントを当該電気自動者に関する支払い以外に使用することが困難である場合があった。
本発明は、上記問題に鑑みて為されたものであり、エネルギーの使用料金の支払いにポイントを使用する仕組みを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、エネルギーの使用料金の支払いに使用されるポイントの数を示すポイント数情報に基づいて、前記ポイントの価値を算出する価値算出部と、前記価値算出部が算出した前記価値と、前記エネルギーの供給を受ける第1対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第1使用量情報とに基づいて、前記第1対象者の前記エネルギーの使用料金である第1料金から前記価値に応じた料金が差し引かれた第1請求料金を算出する料金算出部と、前記料金算出部が算出した前記第1請求料金を出力する出力部と、を備える料金算出装置である。
また、本発明の一態様の料金算出装置において、前記価値算出部は、前記前記エネルギーの供給を受ける第2対象者が前記第1対象者に付与する前記ポイントである贈呈ポイントの数を示す贈呈ポイント数情報に基づいて、前記贈呈ポイントの価値である贈呈価値を算出し、前記料金算出部は、前記価値算出部が算出した前記贈呈価値と、前記第1使用量情報とに基づいて、前記第1料金から前記贈呈価値に応じた料金が差し引かれた前記第1請求料金を算出するとともに、前記価値算出部が算出した前記贈呈価値と、前記第2対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第2使用量情報とに基づいて、前記第2対象者の前記エネルギーの使用料金である第2料金に前記贈呈価値に応じた料金が加えられた第2請求料金を算出する。
また、本発明の一態様の料金算出装置において、前記贈呈ポイント数情報には、前記ポイントが使用される時間帯又は前記ポイントが使用される前記エネルギーの属性が含まれる。
また、本発明の一態様の料金算出装置において、前記価値算出部は、前記エネルギーを供給する時間帯又は前記エネルギーの属性に応じた前記ポイントの価値を示すポイント価値情報に更に基づいて、前記ポイントの価値を算出する。
また、本発明の一態様の料金算出装置において、前記使用量情報とは、前記エネルギーの使用量と、前記エネルギーが使用される時刻とが関連付けられた情報である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、エネルギーの使用料金の支払いに使用されるポイントの数を示すポイント数情報に基づいて、前記ポイントの価値を算出する価値算出ステップと、前記価値算出ステップが算出した前記価値と、前記エネルギーの供給を受ける第1対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第1使用量情報とに基づいて、前記第1対象者の前記エネルギーの使用料金である第1料金から前記価値に応じた料金が差し引かれた第1請求料金を算出する料金算出ステップと、前記料金算出ステップが算出した前記第1請求料金を出力する出力ステップと、を実行させるための料金算出プログラムである。
本発明によれば、エネルギーの使用料金の支払いにポイントを使用する仕組みを提供することができる。
第1実施形態の料金算出装置の概要を示す図である。 第1実施形態の料金算出装置の構成の一例を示す図である。 第1実施形態の料金算出装置の動作の一例を示す流れ図である。 第2実施形態の料金算出装置の概要を示す図である。 第2実施形態の料金算出装置の構成を示す図である。 第3実施形態の料金算出装置の構成の一例を示す図である。 第3実施形態のポイント価値情報の一例を示す表である。 第3実施形態の料金算出装置の構成の一例を示す図である。
[第1実施形態:料金算出装置の概要]
以下、図を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態の料金算出装置1の概要を示す図である。
図1に示す通り、エネルギー供給会社ECには、料金算出装置1が備えられる。エネルギー供給会社ECとは、電気、ガス、水道等のエネルギーの供給を受ける対象者EPに当該エネルギーの供給を行う事業者である。この一例では、エネルギー供給会社ECが電力供給会社である場合について説明する。電力供給会社には、一般電気事業者及び小売電気事業者が含まれる。
料金算出装置1は、情報の送受信が可能なネットワークNを介して家屋H及びデータセンターDCと接続される。
家屋Hとは、対象者EPが居住する住宅及びマンション等である。家屋Hと電力供給会社とが、電力の使用契約を結ぶことにより、家屋Hには、電力が供給される。具体的には、家屋H1に居住するAさんと、電力供給会社との間において、電力の使用契約が結ばれる。Aさんとは、電力供給会社と電力の使用契約を結び、電力の供給を受ける対象者EPのうち、第1対象者EP1である。Aさんは、家屋H1において使用される電力の使用料金を電力供給会社に支払う。
ここで、家屋Hは計測器SMを備える。計測器SMとは、例えば、電力量計である。以降の説明において、家屋H1が備える計測器SMを計測器SM1と記載する。計測器SM1は、家屋H1において第1対象者EP1が使用する電力の電力量を計測する。
計測器SMは、ネットワークNに接続され、所定の時間毎に使用量情報AUを料金算出装置1にネットワークNを介して送信する。使用量情報AUとは、エネルギーの供給を受ける対象者EPが使用するエネルギーの使用量を示す情報である。
この一例では、使用量情報AUとは、家屋Hにおいて対象者EPが使用する電力の電力量を示す情報である。所定の時間とは、例えば、一か月である。計測器SMは、家屋Hにおいて使用される電力の電力量を示す使用量情報AUを一か月毎に料金算出装置1に送信する。
以降の説明において、エネルギーの供給を受ける第1対象者EP1が使用するエネルギーの使用量を示す使用量情報AUを第1使用量情報AU1と記載する。この一例では、第1使用量情報AU1とは、Aさんが使用する電力の使用量情報AUである。
なお、上述では、電力供給会社から電力が供給される対象が家屋Hである場合について説明したが、これに限られない。電力供給会社から電力が供給される対象は、ビルや商業施設等であってもよい。つまり、家屋Hとは、電力供給会社から電力の供給を受ける施設の一例である。
ここで、電力供給会社は、電力を供給するに際して行う使用契約毎に計測器SMを設置する場合がある。例えば、マンションやビル等においては、計測器SMが複数備えられる場合がある。この場合、計測器SMは、計測器SM毎に使用量情報AUを料金算出装置1に送信する。
データセンターDCは、サーバSVを備える。サーバSVとは、対象者EPが所有するポイントを記憶する記憶装置である。ポイントとは、エネルギーの使用料金の支払いに使用される点数である。上述したように、この一例では、エネルギーが電力である。したがって、ポイントとは、電力供給会社から供給を受ける電力の使用料金の支払いに使用される点数である。サーバSVには、対象者EPを識別する情報と、当該対象者EPが所有するポイントの数とが関連付けられて記憶される。例えば、対象者EPは、電力供給会社に電力の使用料金を支払う際、又は当該使用料金が確定した際に特典としてポイントを取得する。
この一例では、対象者EPが既知の方法によって、電力の使用料金の支払いに使用するポイントの数を指定する。既知の方法とは、例えば、対象者EPがインターネットを介して電力供給会社のサイトにアクセスし、使用するポイントの数を入力し、使用するポイントの数を指定する。対象者EPが指定したポイントを、当該対象者EPが所有する場合、サーバSVは、対象者EPが指定するポイントの数を示すポイント数情報PNを料金算出装置1に送信する。
以降の説明において、Aさんが指定するポイントの数を示すポイント数情報PNをポイント数情報PN1と記載する。サーバSVは、Aさんが指定したポイントの数を示すポイント数情報PN1を料金算出装置1に送信する。
上述したように、料金算出装置1は、計測器SMから使用量情報AUを取得する。また、料金算出装置1は、サーバSVからポイントの数を示すポイント数情報PNを取得する。
この一例では、料金算出装置1は、Aさんの家屋H1に備えられる計測器SM1から第1使用量情報AU1を取得する。また、料金算出装置1は、サーバSVからAさんが指定したポイントの数を示すポイント数情報PN1を取得する。
料金算出装置1は、第1使用量情報AU1に基づいて、Aさんが家屋H1において使用する電力の使用料金を算出する。また、料金算出装置1は、ポイント数情報PN1が示すポイントに応じた価値を算出し、Aさんが家屋H1において使用する電力の使用料金から当該価値を差し引いた請求料金を算出する。
[料金算出装置の構成について]
以下、図2を参照して、料金算出装置1の構成について説明する。
図2は、第1実施形態の料金算出装置1の構成の一例を示す図である。
料金算出装置1は、制御部100を備える。制御部100は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、取得部105と、価値算出部110と、料金算出部120と、出力部130とをその機能部として備える。
取得部105は、データセンターDCからポイント数情報PN1を取得する。また、取得部105は、計測器SM1から第1使用量情報AU1を取得する。取得部105は、取得したポイント数情報PN1を価値算出部110に供給する。取得部105は、取得した第1使用量情報AU1を料金算出部120に供給する。
価値算出部110は、取得部105からポイント数情報PN1を取得する。価値算出部110は、取得したポイント数情報PN1に基づいて、ポイント数情報PN1が示すポイントの価値Vを算出する。
この一例では、Aさんが5ポイントを使用することを指定する。したがって、ポイント数情報PN1は、ポイントの数が「5」であることを示す。また、この一例では、ポイントに応じる価値Vが一定のエネルギー量によって示される。具体的には、この一例では、1ポイントは、5kWhである。
価値算出部110は、ポイント数情報PN1に基づいて、当該ポイント数情報PN1の価値Vを算出する。この一例では、ポイント数情報PN1が5ポイントであるため、価値算出部110は、ポイント数情報PN1が示すポイントの価値Vを「25kWh」と算出する。価値算出部110は算出した価値Vを示す情報を料金算出部120に供給する。
料金算出部120は、取得部105から使用量情報AUを取得する。料金算出部120は、価値算出部110から価値Vを示す情報を取得する。
料金算出部120は、取得した使用量情報AUに基づいて、当該使用量情報AUを送信する計測器SMが備えられる施設において使用される電力の使用料金を算出する。
具体的には、料金算出部120は、第1使用量情報AU1に基づいて、第1料金CG1を算出する。
第1料金CG1とは、第1対象者EP1のエネルギーの使用料金である。つまり、この一例では、第1料金CG1とは、Aさんが使用する電力の使用料金である。
また、この一例では、第1使用量情報AU1は、一か月にAさんが使用する電力量が700kWhであることを示す。また、この一例では、1kWhが20円である。したがって、料金算出部120は、第1料金CG1を14000円と算出する。
また、料金算出部120は、価値算出部110から価値Vを示す情報を取得する。料金算出部120は、価値Vと第1料金CG1とに基づいて、第1料金CG1から価値Vに応じた料金が差し引かれた第1請求料金DF1を算出する。第1請求料金DF1とは、第1対象者EP1がエネルギー供給会社から請求されるエネルギーの使用料金である。この一例では、第1請求料金DF1とは、Aさんが電力供給会社から請求される電力の使用料金である。
上述したように、この一例では、価値Vは、「25kWh」である。また、この一例では、1kWhが20円である。したがって、料金算出部120は、価値Vに応じた料金を500円であると算出する。
また、上述したように、この一例では、第1料金CG1が14000円である。したがって、料金算出部120は、14000円から500円を差し引いた13500円を第1請求料金DF1として算出する。
料金算出部120は、算出した第1請求料金DF1を示す情報を出力部130に供給する。
出力部130は、料金算出部120から第1請求料金DF1を示す情報を取得する。出力部130は、第1請求料金DF1を示す情報を出力する。
[料金算出装置の動作について]
以下、図3を参照して、本実施形態の料金算出装置1の動作について説明する。
図3は、第1実施形態の料金算出装置1の動作の一例を示す流れ図である。
料金算出装置1が備える取得部105は、サーバSVからポイント数情報PN1を取得する(ステップS110)。また、取得部105は、計測器SM1から第1使用量情報AU1を取得する(ステップS120)。価値算出部110は、取得部105が取得したポイント数情報PN1に基づいて、ポイント数情報PN1が示すポイントの価値Vを算出する(ステップS130)。料金算出部120は、取得部105から取得する第1使用量情報AU1と、価値算出部110から取得する価値Vを示す情報とに基づいて、第1請求料金DF1を算出する(ステップS140)。出力部130は、料金算出部120が算出した第1請求料金DF1を出力する(ステップS150)。
[第1実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の料金算出装置1は、価値算出部110と、料金算出部120と、出力部130とを備える。価値算出部110は、第1対象者EP1が指定したポイントの価値Vを算出する。また、料金算出部120は、第1対象者EP1が使用する電力の使用料金である第1料金CG1を算出する。また、料金算出部120は、第1料金CG1から価値算出部110が算出する価値Vに応じた料金を差し引いた料金を第1請求料金DF1として算出する。出力部130は、料金算出部120が算出した第1請求料金DF1を出力する。したがって、本実施形態の料金算出装置1は、第1対象者EP1の電力の使用料金である第1料金CG1からポイントの価値Vを差し引いた第1請求料金DF1を算出する。
電力供給会社は、料金算出装置1が算出する第1請求料金DF1に基づいて、第1対象者EP1にポイントに応じた料金を差し引いた電力使用料金の請求を行うことができる。
したがって、本実施形態の料金算出装置1によれば、第1対象者EP1は、ポイントに応じた電力使用料金の値引きを受けることができる。本実施形態の料金算出装置1によれば、エネルギーの使用料金の支払いにポイントを使用する仕組みを提供することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、対象者EPが電力の使用料金を支払う特典としてポイントを取得する場合について説明したが、これに限られない。
第2実施形態では、対象者EPが当該対象者EPとは異なる対象者EPからポイントを付与される点において、第1実施形態とは異なる。
以下、図を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
なお、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
[料金算出装置の概要について]
図4は、第2実施形態の料金算出装置1の概要を示す図である。
図4に示す通り、ネットワークNには、家屋H2が備える計測器SM2が接続される。家屋H2には、Bさんが居住する。Bさんとは、対象者EPのうち、Aさんとは異なる対象者EPの第2対象者EP2である。Bさんは、電力供給会社と電力の使用契約を結び、家屋H2において使用される電力の使用料金を電力供給会社に支払う。
上述したように、計測器SMは、ネットワークNに接続され、所定の時間毎に使用量情報AUを料金算出装置1にネットワークNを介して送信する。
以降の説明において、エネルギーの供給を受ける第2対象者EP2が使用するエネルギーの使用量を示す使用量情報AUを第2使用量情報AU2と記載する。この一例では、第2使用量情報AU2とは、Bさんが使用する電力の使用量情報AUである。
[贈呈ポイントについて]
また、Bさんは、Aさんに贈呈ポイントGPを付与する。贈呈ポイントGPとは、第2対象者EP2が第1対象者EP1に付与するポイントである。この一例では、Bさんは、電力の使用料金の支払いに使用されるポイントである贈呈ポイントGPをAさんに贈呈する。
例えば、Bさんは、インターネットを介して電力供給会社のサイトにアクセスし、Aさんに贈呈ポイントGPを付与する。Aさんは、電力供給会社のサイトにおいて、Bさんから付与される贈呈ポイントGPを受領する操作を行う。Aさんが、Bさんから付与される贈呈ポイントGPを受領する場合、贈呈ポイントGPは、サーバSVにAさんのポイントとして登録される。
また、上述したように、Aさんが既知の方法によって、電力の使用料金の支払いに使用する贈呈ポイントGPの数を指定する。既知の方法とは、例えば、Aさんがインターネットを介して電力供給会社のサイトにアクセスし、使用する贈呈ポイントGPの数を入力し、使用する贈呈ポイントGPの数を指定する。Aさんが指定した贈呈ポイントGPを、Aさんが所有する場合、サーバSVは、Aさんが指定する贈呈ポイントGPの数を示す贈呈ポイント数情報GPNを料金算出装置1に送信する。
以降の説明において、Aさんが指定する贈呈ポイントGPの数を示す贈呈ポイント数情報GPNを贈呈ポイント数情報GPN1と記載する。サーバSVは、Aさんが指定する贈呈ポイントGPの数を示す贈呈ポイント数情報GPN1を料金算出装置1に送信する。
上述したように、Aさんは、Bさんから付与された贈呈ポイントGPを電力の使用料金の支払いに使用する場合がある。この場合、Aさんは、贈呈ポイントGPの価値に応じた料金を、Aさんの電力の使用料金から差し引いた料金が請求される。これに対して、Bさんは、Aさんが電力の使用料金の支払いに使用する贈呈ポイントGPの価値に応じた料金を、Bさんの電力の使用料金に加えられた料金が請求される。
具体的には、料金算出装置1は、Aさんの家屋H1に備えられる計測器SM1から第1使用量情報AU1を取得する。また、料金算出装置1は、Bさんの家屋H2に備えられる計測器SM2から第2使用量情報AU2を取得する。また、料金算出装置1は、サーバSVからAさんが指定した贈呈ポイントGPの数を示す贈呈ポイント数情報GPN1を取得する。
料金算出装置1は、第1使用量情報AU1に基づいて、Aさんが家屋H1において使用する電力の使用料金を算出する。料金算出装置1は、第2使用量情報AU2に基づいて、Bさんが家屋H2において使用する電力の使用料金を算出する。また、料金算出装置1は、贈呈ポイント数情報GPN1が示す贈呈ポイントGPに応じた価値を算出し、Aさんが家屋H1において使用する電力の使用料金から当該価値を差し引いた請求料金を算出する。また、料金算出装置1は、贈呈ポイント数情報GPN1が示す贈呈ポイントGPに応じた価値を算出し、Bさんが家屋H2において使用する電力の使用料金から当該価値が加えられた請求料金を算出する。
なお、上述では、Aさんが付与された贈呈ポイントGPのうち、Aさんが使用する贈呈ポイントGPの価値に応じてBさんの使用する電力の使用料金に当該価値が加えられる場合について説明したが、これに限られない。
例えば、Aさんが贈呈ポイントGPを使用するか否かに関わらず、Bさんから付与された贈呈ポイントGPをAさんが受領したことに応じて、Bさんの電力の使用料金にBさんが付与した贈呈ポイントGPの価値が加えられてもよい。
[料金算出装置の構成について]
以下、図5を参照して、料金算出装置1の構成について説明する。
図5は、第2実施形態の料金算出装置1の構成を示す図である。
取得部105は、データセンターDCから贈呈ポイント数情報GPN1を取得する。取得部105は、計測器SM1から第1使用量情報AU1を取得する。取得部105は、計測器SM2から第2使用量情報AU2を取得する。
また、取得部105は、取得した贈呈ポイント数情報GPN1を価値算出部110に供給する。取得部105は、取得した第1使用量情報AU1と第2使用量情報AU2とを料金算出部120に供給する。
価値算出部110は、取得部105から贈呈ポイント数情報GPNを取得する。価値算出部110は、取得した贈呈ポイント数情報GPNに基づいて、贈呈ポイント数情報GPNが示す贈呈ポイントGPの価値Vである贈呈価値GVを算出する。
この一例では、Aさんが贈呈ポイントGPであるポイントを5ポイント使用することを指定する。したがって、贈呈ポイント数情報GPN1は、贈呈ポイントGPの数が「5」であることを示す。また、この一例では、贈呈ポイントGPに応じる贈呈価値GVが一定のエネルギー量によって示される。具体的には、この一例では、贈呈ポイントGP1ポイントは、5kWhである。
すなわち、価値算出部110は、贈呈ポイント数情報GPN1が示すポイントの贈呈価値GVを「25kWh」と算出する。価値算出部110は算出した贈呈価値GVを示す情報を料金算出部120に供給する。
上述したように、料金算出部120は、第1使用量情報AU1に基づいて、第1料金CG1を算出する。また、料金算出部120は、第2使用量情報AU2に基づいて、第2料金CG2を算出する。
第2料金CG2とは、第2対象者EP2のエネルギーの使用料金である。この一例では、第2料金CG2とは、Bさんが使用する電力の使用料金である。
上述したように、第1使用量情報AU1は、一か月にAさんが使用する電力量が700kWhであることを示す。また、1kWhが20円である。したがって、料金算出部120は、第1料金CG1を14000円と算出する。
また、この一例では、第2使用量情報AU2は、一か月にBさんが使用する電力量が750kWhであることを示す。したがって、料金算出部120は、第2料金CG2を15000円と算出する。
また、料金算出部120は、価値算出部110から贈呈価値GVを示す情報を取得する。料金算出部120は、贈呈価値GVと第1料金CG1とに基づいて、第1料金CG1から贈呈価値GVに応じた料金が差し引かれた第1請求料金DF1を算出する。
上述したように、この一例では、贈呈価値GVは、「25kWh」である。また、この一例では、1kWhが20円である。したがって、料金算出部120は、贈呈価値GVに応じた料金を500円であると算出する。
また、上述したように、この一例では、第1料金CG1が14000円である。したがって、料金算出部120は、14000円から500円を差し引いた13500円を第1請求料金DF1として算出する。
また、料金算出部120は、価値算出部110から贈呈価値GVを示す情報を取得する。料金算出部120は、贈呈価値GVと第2料金CG2とに基づいて、第2料金CG2に贈呈価値GVに応じた料金が加えられた第2請求料金DF2を算出する。
上述したように、この一例では、第2料金CG2が15000円である。したがって、料金算出部120は、15000円に500円が加えられた15500円を第2請求料金DF2として算出する。
料金算出部120は、算出した第1請求料金DF1及び第2請求料金DF2を示す情報を出力部130に供給する。
出力部130は、料金算出部120から第1請求料金DF1及び第2請求料金DF2を示す情報を取得する。出力部130は、第1請求料金DF1及び第2請求料金DF2を示す情報を出力する。
[第2実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の料金算出装置1は、価値算出部110と、料金算出部120と、出力部130とを備える。価値算出部110は、第1対象者EP1が指定した贈呈ポイントGPの贈呈価値GVを算出する。料金算出部120は、第1対象者EP1が使用する電力の使用料金である第1料金CG1を算出し、第1料金CG1から贈呈価値GVに応じた料金を差し引いた料金を第1請求料金DF1として算出する。また、料金算出部120は、第2対象者EP2が使用する電力の使用料金である第2料金CG2を算出し、第2料金CG2に贈呈価値GVに応じた料金が加えられた料金を第2請求料金DF2として算出する。出力部130は、料金算出部120が算出した第1請求料金DF1と第2請求料金DF2とを出力する。
したがって、本実施形態の料金算出装置1は、第1対象者EP1の電力の使用料金である第1料金CG1から贈呈ポイントGPの贈呈価値GVを差し引いた第1請求料金DF1を算出する。また、本実施形態の料金算出装置1は、第2対象者EP2の電力の使用料金である第2料金CG2から贈呈ポイントGPの贈呈価値GVが加えられた第2請求料金DF2を算出する。
エネルギー供給会社ECからエネルギーの供給を受ける対象者EPは、他の対象者EPにエネルギーをプレゼントしたい場合がある。
例えば、第1対象者EP1である高齢者は、夏の気温が高い時期であっても電力の使用料金が上昇することを懸念して冷房の使用を控える場合がある。この場合、高齢者は、体調を崩してしまう場合がある。
ここで、高齢者とは異なる家屋Hに居住する親族等の第2対象者EP2は、高齢者に贈呈ポイントGPをプレゼントすることによって、高齢者に気兼ねなく電力を使用することを促すことができる。
したがって、本実施形態の料金算出装置1によれば、第1対象者EP1は、ポイントに応じた電力使用料金の値引きを受けることができる。また、本実施形態の料金算出装置1によれば、第2対象者EP2は、プレゼントした贈呈ポイントGPの代金を電力使用料金として支払うことができる。
また、電力供給会社は、贈呈ポイントGPが使用されることに伴う値引き及び支払いを電力使用料金によって処理することができるので、他の金融機関等を使用する手間を低減することができる。
なお、AさんがBさんから付与された贈呈ポイントGPに応じた贈呈価値GVがBさんの電力の使用料金(第2請求料金DF2)として支払われる構成に代えて、AさんがBさんから付与された贈呈ポイントGPをBさんが所有するポイントから差し引く構成であってもよい。この場合、サーバSVは、第1対象者EP1が指定する贈呈ポイント数情報GPNが示す贈呈ポイントGPの数を、第2対象者EP2が所有するポイントの数から差し引く機能を有していてもよい。
[第3実施形態]
第1実施形態及び第2実施形態では、ポイントに応じる価値V又は贈呈ポイントGPに応じる贈呈価値GVが一定のエネルギー量によって示される場合について説明したが、これに限られない。
第3実施形態では、ポイントに応じる価値V又は贈呈ポイントGPに応じる贈呈価値GVが、時間帯等に応じて異なる電力量である点において、第1実施形態及び第2実施形態とは異なる。
以下、図を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
なお、上述した第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
[計測器がスマートメータの場合について]
ここで、計測器SMがスマートメータである場合について説明する。計測器SMがスマートメータである場合、計測器SMは、計測器SMが電力量計である場合と比較して、使用量情報AUを1か月より短い時間間隔によって使用量情報AUを料金算出装置2に送信することができる。1か月より短い時間間隔とは、例えば、30分毎や、1時間毎である。
この場合、計測器SMは、エネルギーの使用量と、エネルギーが使用される時刻とが関連付けられた使用量情報AUを料金算出装置2に送信する。この一例では、計測器SMは、電力の使用量と、電力が使用される時刻とを関連付けて使用量情報AUとして料金算出装置2に送信する。
また、電力供給会社は、家屋Hにおいて電力が使用される時刻を検出できる場合、対象者EPに対して時間帯ごとに電力の使用料金が異なる料金形態の契約を提供することができる。例えば、電力供給会社は、昼の時間帯の電力の使用料金を高価に設定し、深夜の時間帯の電力の使用料金を安価に設定した料金形態の契約を対象者EPに対して提供することができる。以降の説明において、昼の時間帯の電力の使用料金を高価に設定し、深夜の時間帯の電力の使用料金を安価に設定した料金形態等、時間帯によって電力の使用料金が異なる契約を時間帯区分契約と記載する。
つまり、電力供給会社は、計測器SMとしてスマートメータを備える対象者EPに対して時間区分契約を提供することができる。
[料金算出装置の構成]
図6は、第3実施形態の料金算出装置2の構成の一例を示す図である。
本実施形態では、上述の第1実施形態と同様、Aさんが特典として取得するポイントを使用する一例について説明する。
図6に示す通り、料金算出装置1は、制御部100と、記憶部200とを備える。記憶部200には、予めポイント価値情報PVが記憶される。
ポイント価値情報PVとは、ポイントを使用する際の条件に応じたポイントの価値V又は贈呈ポイントGPの贈呈価値GVを示す情報である。以降の説明において、ポイントと、贈呈ポイントGPとを区別しない場合には、総称してポイントと記載する。また、価値Vと、贈呈価値GVとを区別しない場合には、総称して価値Vと記載する。
ポイント価値情報PVとは、エネルギーを供給する時間帯である時間帯TZと、エネルギー属性EAに応じたポイントの価値Vを示す情報である。つまり、ポイント価値情報PVは、電力を供給する時間帯TZ及び電力の属性を示すエネルギー属性EAに応じた価値Vを示す。
以下、図7を参照してポイント価値情報PVの具体的な例について説明する。
図7は、第3実施形態のポイント価値情報PVの一例を示す表である。
上述したように、ポイント価値情報PVには、時間帯TZ及びエネルギー属性EAに応じたポイントの価値Vが示される。
この一例では、一日の時間帯を4つに区分する。具体的には、7時から10時までを朝の時間帯である時間帯TZ1とする。また、10時から17時までを昼の時間帯である時間帯TZ2とする。また、17時から23時までを夜時間帯である時間帯TZ3とする。また、23時から7時までを深夜時間帯である時間帯TZ4とする。
また、この一例では、ポイントによって1kWhの価値Vを得るためのポイントの数が時間帯TZ毎に異なる。具体的には、時間帯TZ1に使用する電力の使用料金の支払いにポイントを使用する場合、10ポイントが1kWhの価値Vである。また、時間帯TZ2に使用する電力の使用料金の支払いにポイントを使用する場合、30ポイントが1kWhの価値Vである。また、時間帯TZ3に使用する電力の使用料金の支払いにポイントを使用する場合、20ポイントが1kWhの価値Vである。また、時間帯TZ4に使用する電力の使用料金の支払いにポイントを使用する場合、5ポイントが1kWhの価値Vである。
また、この一例では、エネルギー属性EAがグリーン電力である。グリーン電力とは、風力、太陽光及びバイオマスなどの自然エネルギーにより発電された電力である。この一例では、グリーン電力を使用する使用料金の支払いにポイントを使用する場合、40ポイントが1kWhの価値Vである。
[ポイントを使用する際の条件の指定について]
Aさんは、既知の方法によって、電力の使用料金の支払いに使用するポイントを使用する際の条件を指定する。既知の方法とは、例えば、Aさんがインターネットを介して電力供給会社のサイトにアクセスし、使用するポイントの数を入力し、使用するポイントの数を指定する。また、Aさんは、ポイントを使用する際の条件を入力し、当該条件を指定する。例えば、Aさんは、電力の使用料金の支払いにポイントを使用する時間帯TZを指定する又は、使用する電力のエネルギー属性EAを指定する。この場合、サーバSVが送信するポイント数情報PN1には、ポイントを使用する際の条件である時間帯TZ又はエネルギー属性EAが含まれる。
図6に戻り、価値算出部110は、ポイント数情報PN1に含まれるポイントの数と、時間帯TZ又はエネルギー属性EAと、ポイント価値情報PVとに基づいて、ポイントの価値Vを算出する。
この一例では、Aさんが15ポイントを使用することを指定する。したがって、ポイント数情報PN1は、ポイントの数が「15」であることを示す。
また、この一例では、Aさんがポイントを深夜の時間帯に使用する電力の使用料金に使用することを指定する。したがって、ポイント数情報PN1は、ポイントを使用する条件が時間帯TZ4であることを示す。また、上述したように、この一例では、時間帯TZ4における5ポイントの価値Vは、1kWhである。
すなわち、価値算出部110は、価値Vを「3kWh」と算出する。価値算出部110は、算出した価値Vを示す情報を料金算出部120に供給する。
料金算出部120及び出力部130の詳細については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[第3実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の料金算出装置1が備える価値算出部110は、ポイント数情報PNに基づいて、ポイントの価値Vを算出する。また、ポイント数情報PNには、ポイント数情報PNには、ポイントが使用される時間帯TZ又はポイントが使用されるエネルギー属性EAが含まれる。
ここで、対象者EPは、所有するポイントをより効率的に使用する場合、ある電力量を得るためのポイントの数が少なく設定された時間帯TZ又はエネルギー属性EAを指定し、ポイントを使用する場合がある。この場合、対象者EPは、他の時間帯TZ又はエネルギー属性EAに使用する場合と比較して、同一のポイント数からより多くの電力量を得ることができる。
また、電力供給会社は、時間帯TZ又はエネルギー属性EA毎にポイントの価値Vを設定する。これにより、電力供給会社は、ポイント価値情報PVに示すポイントの価値Vによって、電力を使用するように促したい時間帯TZ又はエネルギー属性EAにおいて対象者EPが電力を使用するようにコントロールすることができる。
[第4実施形態]
第3実施形態では、ポイントに応じる価値Vが、時間帯等に応じて異なる電力量であって、かつポイントを所有する第1対象者EP1がポイントを使用する条件を設定する場合について説明したが、これに限られない。
第4実施形態では、贈呈ポイントGPに応じる贈呈価値GVが、時間帯等に応じて異なる電力量であって、かつ第1対象者EP1に贈呈ポイントGPを付与する第2対象者EP2が当該贈呈ポイントGPの使用する条件を設定する点において、第3実施形態とは異なる。以下、図を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
なお、上述した第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8は、第4実施形態の料金算出装置2の構成の一例を示す図である。
本実施形態では、上述の第2実施形態と同様、BさんがAさんに贈呈ポイントGPを付与する一例について説明する。
図8に示す通り、料金算出装置2は、制御部100と、記憶部200とを備える。記憶部200には、予めポイント価値情報PVが記憶される。
[贈呈ポイントを使用する際の条件の指定について]
Bさんは、Aさんに付与する贈呈ポイントGPに当該贈呈ポイントGPを使用する際の条件を指定し、付与する。例えば、Bさんは、電力の使用料金の支払いにポイントを使用する時間帯TZを指定する。また、例えば、Bさんは、使用する電力のエネルギー属性EAを指定する。
Aさんは、既知の方法によって、電力の使用料金の支払いに使用する贈呈ポイントGPの数を指定する。既知の方法とは、例えば、Aさんがインターネットを介して電力供給会社のサイトにアクセスし、使用する贈呈ポイントGPの数を入力し、使用するポイントの数を指定する。この場合、Aさんが贈呈ポイントGPの使用を指定することができるのは、Bさんが指定する贈呈ポイントGPの使用する際の条件に合致する時間帯TZ又はエネルギー属性EAである。
この場合、サーバSVが料金算出装置2に送信する贈呈ポイント数情報GPNには、贈呈ポイントGPの数の他、贈呈ポイントGPを使用する際の条件である時間帯TZ又はエネルギー属性EAが含まれる。
この一例では、価値算出部110は、贈呈ポイント数情報GPN1に基づいて、贈呈ポイント数情報GPN1が示す贈呈ポイントの数と、贈呈ポイント数情報GPNに含まれる時間帯TZ又はエネルギー属性EAとに基づいて、贈呈価値GVを算出する。
また、この一例では、Aさんが贈呈ポイントGPであるポイントを40ポイント使用することを指定する。したがって、贈呈ポイント数情報GPN1は、贈呈ポイントGPの数が「40」であることを示す。
また、この一例では、Bさんが贈呈ポイントGPをエネルギー属性EAがグリーン電力である電力の使用料金に使用することを指定する。上述したように、この一例では、エネルギー属性EAにおける贈呈ポイントGPが40ポイントの贈呈価値GVは、1kWhである。
すなわち、価値算出部110は、贈呈価値GVを「1kWh」と算出する。価値算出部110は、算出した贈呈価値GVを示す情報を料金算出部120に供給する。
料金算出部120及び出力部130の詳細については、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
なお、上述では、贈呈ポイントGPに応じた贈呈価値GVが、時間帯等に応じて異なる電力量であって、かつ第1対象者EP1に贈呈ポイントGPを付与する第2対象者EP2が当該贈呈ポイントGPの使用する条件を設定する場合について説明したが、これに限られない。例えば、第2対象者EP2が設定する贈呈ポイントGPの使用する条件に応じて第1対象者EP1が贈呈ポイントGPを使用できない場合がある。具体的には、第1対象者EP1が電力供給会社と時間帯区分契約を結ぶことができない場合、第1対象者EP1は、時間帯に応じて異なる贈呈価値GVを受けることができない。この場合、第1対象者EP1は、第2対象者EP2が付与する贈呈ポイントGPであって、当該第2対象者EP2によって使用する条件が設定される贈呈ポイントGPを、当該条件とは異なる条件によって使用してもよい。例えば、第1対象者EP1は、贈呈ポイントGPを使用する際の条件を自ら指定してもよい。また、例えば、第1対象者EP1が使用する贈呈ポイントGPに応じる贈呈価値GVが一定のエネルギー量によって示されていてもよい。
第1対象者EP1が贈呈ポイントGPを使用する際の条件を指定する構成については、第3実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、第1対象者EP1が使用する贈呈ポイントGPに応じた贈呈価値GVが一定のエネルギー量によって示される構成については、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
[第4実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態の料金算出装置2が備える価値算出部110は、贈呈ポイント数情報GPNに基づいて、贈呈価値GVを算出する。
贈呈ポイント数情報GPNには、贈呈ポイントGPが使用される時間帯TZ又はポイントが使用されるエネルギー属性EAが含まれる。
例えば、第1対象者EP1に贈呈ポイントGPを付与する第2対象者EP2は、付与した贈呈ポイントGPを特定の用途に使用することを求める場合がある。
具体的には、第2対象者EP2は、グリーン電力の普及を目的として第2対象者EP2にグリーン電力の使用を指定した贈呈ポイントGPを付与する。第1対象者EP1は、付与された贈呈ポイントGPをグリーン電力の使用料金に使用する。
本実施形態の料金算出装置2によれば、第2対象者EP2が求める用途に贈呈ポイントGPが使用される仕組みを提供することができる。
[ポイントの価値が金額によって示される場合について]
また、上述では、価値V又は贈呈価値GVがエネルギー量によって示される場合について説明したが、これに限られない。価値V又は贈呈価値GVが、金額によって示されてもよい。この場合、Aさんは、Aさんが使用するポイントの価値V又は贈呈ポイントGPの贈呈価値GVが示す金額に電力の使用料金が達するまでの間、電力の供給を受けることができる。
以下、Aさんが家屋H1にスマートメータを備え、かつポイントの価値が金額によって示される場合について説明する。
ここで、Aさんは家屋H1にスマートメータを備えることに伴って、時間帯区分契約を電力供給会社と結ぶ。
Aさんは、ポイント又は贈呈ポイントGPを深夜の時間帯に使用することを指定する場合、電力供給会社と、時間帯区分契約を結んでいない対象者EPと比較して、長い時間電力の供給を受けることができる。
なお、上述では、第1対象者EP1の第1料金CG1からポイントが示す価値V又は贈呈ポイントGPが示す贈呈価値GVに応じて差し引かれる料金と、第2対象者EP2の第2料金CG2に加えられる料金とが、一致する場合について説明したが、これに限られない。
例えば、電力供給会社等のエネルギー供給会社ECは、ポイント手続の手数料として価値V又は贈呈価値GVの一部を集金してもよい。つまり、第1対象者EP1の第1料金CG1からポイントが示す価値V又は贈呈ポイントGPが示す贈呈価値GVに応じて差し引かれる料金と、第2対象者EP2の第2料金CG2に加えられる料金とが一致していなくてもよい。
また、上述では、計測器SMが電力量計又はスマートメータである場合について説明したが、これに限られない。エネルギー供給会社ECが供給するエネルギーがガスである場合、計測器SMは、ガスの使用量を計測するガスメータであってもよい。また、エネルギー供給会社ECが供給するエネルギーが水道である場合には、計測器SMは、水道の使用量を使用する水道メータであってもよい。
また、上述では、料金算出装置1又は料金算出装置2によって対象者EPのポイントに基づいて第1料金CG1、又は第1料金CG1及び第2料金CG2が算出される場合について説明したが、これに限られない。料金算出装置1又は料金算出装置2は、ポイントに代えて、対象者EPに付与される電力量に基づいて、第1料金CG1、又は第1料金CG1及び第2料金CG2を算出する構成であってもよい。
この場合、料金算出装置1は、第1対象者EP1に付与される電力量を第1使用量情報AU1から電力量を差し引いた第1料金CG1を算出してもよい。また、料金算出装置2は、第2対象者EP2から第1対象者EP1に付与される電力量を第1使用量情報AU1から差し引き、第1料金CG1を算出してもよい。また、料金算出装置2は、当該電力量を第2使用量情報AU2に加え、第2料金CG2を算出してもよい。
また、上述では、対象者EPが電力供給会社のサイトにアクセスし、対象者EPがインターネットを介して電力供給会社のサイトにアクセスし、使用するポイントの数を入力し、使用するポイントの数を指定する場合について説明したが、これに限られない。ポイントは、電力供給会社とは異なる会社によって管理されてもよい。ポイントを管理する管理会社は、例えば、第1対象者EP1及び第2対象者EP2が異なる電力供給会社と契約を結んでいる場合、第2対象者EP2が第1対象者EP1に付与する贈呈ポイントGPを電力供給会社が設定する交換率等に基づいて算出し、付与してもよい。
なお、上記の各実施形態における料金算出装置1又は料金算出装置2が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、料金算出装置1又は料金算出装置2が備える各部は、メモリおよびCPU(中央演算装置)により構成され、料金算出装置1又は料金算出装置2が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、料金算出装置1又は料金算出装置2が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
1、2…料金算出装置、100…制御部、105…取得部、110…価値算出部、120…料金算出部、130…出力部、200…記憶部、EC…エネルギー供給会社、DC…データセンター、SV…サーバ、H、H1、H2…家屋、AU…使用量情報、AU1…第1使用量情報、AU2…第2使用量情報、CG1…第1料金、CG2…第2料金、DF1…第1請求料金、DF2…第2請求料金、EP…対象者、EP1…第1対象者、EP2…第2対象者、GP、GP1…贈呈ポイント、GPN、GPN1…贈呈ポイント数情報、GV…贈呈価値、PN、PN1…ポイント数情報、V…価値、SM、SM1、SM2…計測器、PV…ポイント価値情報、TZ、TZ1、TZ2、TZ3、TZ4…時間帯、EA…エネルギー属性

Claims (6)

  1. エネルギーの使用料金の支払いに使用されるポイントの数を示すポイント数情報に基づいて、前記ポイントの価値を算出する価値算出部と、
    前記価値算出部が算出した前記価値と、前記エネルギーの供給を受ける第1対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第1使用量情報とに基づいて、前記第1対象者の前記エネルギーの使用料金である第1料金から前記価値に応じた料金が差し引かれた第1請求料金を算出する料金算出部と、
    前記料金算出部が算出した前記第1請求料金を出力する出力部と、
    を備える料金算出装置。
  2. 前記価値算出部は、
    前記前記エネルギーの供給を受ける第2対象者が前記第1対象者に付与する前記ポイントである贈呈ポイントの数を示す贈呈ポイント数情報に基づいて、前記贈呈ポイントの価値である贈呈価値を算出し、
    前記料金算出部は、
    前記価値算出部が算出した前記贈呈価値と、前記第1使用量情報とに基づいて、前記第1料金から前記贈呈価値に応じた料金が差し引かれた前記第1請求料金を算出するとともに、前記価値算出部が算出した前記贈呈価値と、前記第2対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第2使用量情報とに基づいて、前記第2対象者の前記エネルギーの使用料金である第2料金に前記贈呈価値に応じた料金が加えられた第2請求料金を算出する
    請求項1に記載の料金算出装置。
  3. 前記贈呈ポイント数情報には、
    前記ポイントが使用される時間帯又は前記ポイントが使用される前記エネルギーの属性が含まれる
    請求項2に記載の料金算出装置。
  4. 前記価値算出部は、
    前記エネルギーを供給する時間帯又は前記エネルギーの属性に応じた前記ポイントの価値を示すポイント価値情報に更に基づいて、前記ポイントの価値を算出する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の料金算出装置。
  5. 前記使用量情報とは、
    前記エネルギーの使用量と、前記エネルギーが使用される時刻とが関連付けられた情報である
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の料金算出装置。
  6. コンピュータに、
    エネルギーの使用料金の支払いに使用されるポイントの数を示すポイント数情報に基づいて、前記ポイントの価値を算出する価値算出ステップと、
    前記価値算出ステップが算出した前記価値と、前記エネルギーの供給を受ける第1対象者が使用する前記エネルギーの使用量を示す使用量情報である第1使用量情報とに基づいて、前記第1対象者の前記エネルギーの使用料金である第1料金から前記価値に応じた料金が差し引かれた第1請求料金を算出する料金算出ステップと、
    前記料金算出ステップが算出した前記第1請求料金を出力する出力ステップと、
    を実行させるための料金算出プログラム。
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