JP2018040319A - ケースの製造方法 - Google Patents

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博之 瀧井
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Abstract

【課題】本発明は、偏心又は偏角された筒状ケースの長寿命化の技術を提供すること。【解決手段】排ガス浄化装置(10)のケース(20)の製造方法は、板材(13)に絞り加工を施して絞り板(30)を得る工程と、絞り板(30)の一部を切り出すことによりケース半体(40)を得る工程と、を有する。ケース半体(40)は、略半円筒状の半円筒部(41)と、この半円筒部(41)の一端を覆う半円部(42)と、この半円部(42)の下端に形成され上方に向かって略円弧状に切り欠かれた欠肉部(43)と、からなる。ケース半体(41)を得る工程は、平面部(31)及び絞り部(32)の境界である境界部(33)を切り出すことにより行われ、又は、平面部(31)及び絞り部(32)の境界である境界部(33)よりも絞り部(32)側の部位が切り出されることによって行われる。【選択図】図3

Description

本発明は、排ガス浄化装置のケースの製造方法に関する。
内燃機関で発生した排ガスを浄化するために、多くの車両に排ガス浄化装置が搭載されている。排ガス浄化装置は、排ガスを浄化する浄化部材と、この浄化部材に巻かれているマットと、これらのマット及び浄化部材を収納するケースとからなる。排ガス浄化装置のケースには、排ガスの導入口の軸線と排出口の軸線とが異なる方向を向いているものがある。このようなケースの製造方法に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に開示される技術を図10に基づいて説明する。図10には、特許文献1の図2に開示された技術が符号を振り直した状態で再掲されている。
図10(a)を参照する。ケース100は、円筒部101と、この円筒部101の一端に設けられ円筒部101から離れるに連れて径の小さくなるテーパ筒部102と、からなる。テーパ筒部102の中心軸CL1は、円筒部101の中心軸CL2に対して、偏心かつ偏角している。即ち、排ガスの導入口の軸線と排出口の軸線とが異なる方向を向いている。次に、このケース100の製造方法について説明する。
図10(b)を参照する。はじめに、板材に絞り加工を施し、突出した絞り部201が形成された絞り板202を得る。
図10(c)を参照する。次に、絞り板202の一部を切り出し、絞り板202から第1のケース半体203を得る。第1のケース半体203は、略半円筒状の半円筒部204と、この半円筒部204の縁から左右に延びる左右の平面部205,205と、からなる。
図10(d)を参照する。次に、第1のケース半体203の左右の平面部205,205を上方に立ち上げて、第2のケース半体206を得る。次に、立ち上げられた左右の平板部の上端205a,205aが互いに対向するように第2のケース半体206を円筒状に丸める。最後に、上端205a,205aを突き合わせて溶接し、ケース100が完成する。
ところで、従来技術による製造方法では、平面部205及び半円筒部204の境界である境界部207,207は(図10(c)参照)、絞り板202を得る工程(図10(b)参照)において、矢印(A)が示す方向に変形し、さらに、第2のケース半体206を得る工程(図10(d)参照)において、矢印(B)が示す方向に変形する。即ち、境界部207,207には、絞り工程において力が加わり、さらに、立ち上げ工程において絞り工程とは逆の向きに力が加わる。そのため、上記の製造方法では、境界部207,207には、半円筒部204や平面部205,205よりも負荷がかかる。この負荷は、ケース100の寿命に影響を及ぼす虞がある。
特開2015−200219号公報
本発明は、偏心又は偏角された筒状ケースの長寿命化を課題とする。
請求項1に係る発明は、排ガスを浄化する浄化部材及びこの浄化部材に巻かれたマットを収納するケースの製造方法であって、
板材を準備する準備工程と、
準備された前記板材に絞り加工を施し、平面部と、この平面部から突出した絞り部と、からなる絞り板を得る工程と、
前記絞り板の一部を切り出すことにより、略半円筒状の半円筒部と、この半円筒部の一端を覆う半円部と、この半円部の下端に形成され上方に向かって略円弧状に切り欠かれた欠肉部と、からなるケース半体を得る工程と、
前記ケース半体の半円筒部を円筒状に丸めてケース半完成品を得る工程と、
前記ケース半完成品を接合して前記ケースを得る工程と、を有し、
前記ケース半体を得る工程は、前記平面部及び前記絞り部の境界である境界部を切り出すことにより行われ、又は、前記平面部及び前記絞り部の境界である境界部よりも前記絞り部側の部位が切り出されることによって行われる。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記ケース半完成品を得る工程において、前記半円部を、前記円筒部から離れる方向に押す。
請求項1に係る発明において、排ガスを浄化する浄化部材及びこの浄化部材に巻かれたマットを収納するケースの製造方法は、板材に絞り加工を施し、平面部と、この平面部から突出した絞り部と、からなる絞り板を得る工程と、絞り板の一部を切り出してケース半体を得る工程と、ケース半体を丸めてケース半完成品を得る工程と、ケース半完成品を接合してケースを得る工程と、を有する。
ケース半体は、略半円筒状の半円筒部と、この半円筒部の一端を覆う半円部と、この半円部の下端に形成され上方に向かって略円弧状に切り欠かれた欠肉部と、からなる。ケース半体の半円筒部を丸めることにより、このケース半体から偏心又は偏角の筒状のケースが得られる。
ケース半体を得る工程は、平面部及び絞り部の境界である境界部を切り出すことにより行われ、又は、平面部及び絞り部の境界である境界部よりも絞り部側の部位が切り出されることによって行われる。即ち、ケース半体は、平面部を含まずに切り出される。従来技術によるケース半体は、平面部を含み、絞り加工及び立ち上げ加工時に、平面部及び絞り部の境界である境界部に負荷がかかる。一方、本発明によるケース半体は、平面部を立ち上げる立ち上げ加工を有さないため、絞り加工時に負荷の加わった境界部にさらに力が加わることはない。このケース半体を丸めて接合することにより、ケースが完成する。結果、ケースの長寿命化を図ることができる。
請求項2に係る発明では、ケース半完成品を得る工程において、半円部を、円筒部から離れる方向に押す。即ち、ケース半完成品を得る工程では、半円部を丸めると共に、半円部を円筒部から離れる方向に押す。これにより、半円筒部と半円部との境界に段差が形成されることなく、半円筒部を円筒状に形成しつつ、半円部を確実にテーパ筒状に形成することができる。段差が形成されないため、さらにケースの負担を軽減でき、ケースの長寿命化を図ることができる。
本発明の実施例1による製造方法によって製造されたケースを用いた排ガス浄化装置について説明する図である。 図1に示されたケースについて準備工程から絞り板を得る工程までを説明する図である。 図2に示された絞り板からケース半体を得る工程を説明する図である。 図3に示されたケース半体の斜視図である。 図4に示されたケース半体からケース半完成品を得る工程の前半を説明する図である。 図4に示されたケース半体からケース半完成品を得る工程の後半を説明する図である。 図6に示された半完成品を溶接してケースを得る工程を説明する図である。 本発明の作用を説明する図である。 本発明の実施例2の製造方法に係るケース半体を得る工程について説明する図である。 従来技術によりケースを得る工程を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図中Lは左、Rは右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例1>
図1を参照する。図1には、本発明の実施例1による排ガス浄化装置10が示されている。この排ガス浄化装置10は、車両のエンジンとマフラーとの間に配置される。排ガス浄化装置10は、排ガスを浄化する浄化部材11と、この浄化部材に巻かれているマット12と、これらのマット12及び浄化部材11を収納するケース20と、からなる。
ケース20は、円筒部21と、この円筒部21の一端に設けられ円筒部21から離れるに連れて縮径するテーパ筒部22と、からなる。円筒部21は、排ガスの導入口21aを有する。テーパ筒部22は、排ガスの排出口22aを有する。排ガスの排出口22aの中心軸CL1は、排ガスの導入口21aの中心軸CL2に対して、偏心かつ偏角している。
浄化部材11には、例えば、セラミック製のハニカム構造のフィルタを用いることができる。マット12には、例えば、アルミナ繊維を含有したものを用いることができる。
排ガスは、円筒部21の導入口21aから導入され、浄化部材11に接触する。排ガス中に含まれる有害成分は、浄化部材を通過する際に、酸化又は還元される。有害成分の取り除かれた排ガスは、テーパ筒部22の排出口22aから排出される。
次に、ケース20の製造方法について説明する。
図2(a)を参照する。はじめに、板材13を準備する(準備工程)。図2(b)を参照する。次に、準備された板材13に絞り加工を施し、絞り板30を得る(絞り板30を得る工程)。この絞り板30は、平面部31と、この平面部31から突出した絞り部32と、からなる。絞り部32は、両端が覆われた略半円筒形状(U字形状)を呈する。平面部31と絞り板30との境界には境界部33が位置する。
図3(a)を参照する。次に、絞り板30の一部を切り出してケース半体40を得る(ケース半体40を得る工程)。このケース半体40は、境界部33よりも絞り部32側の部位が切り出されることによって行われる。図3(b)を併せて参照する。即ち、ケース半体40は、平面部31及び境界部33のいずれも含まずに切り出される。
図4を参照する。切りだされたケース半体40は、略半円筒状の半円筒部41と、この半円筒部41の一端を覆う半円部42と、この半円部42の下端に形成され上方に向かって略円弧状に切り欠かれた欠肉部43と、からなる。
半円筒部41は、半円筒部41の軸線CL3に沿って伸びる左右の第1の直線部44,44と、これらの第1の直線部44,44を円弧状につなぐ円弧部45と、を有する。半円部42は、欠肉部43と左右の第1の直線部44,44とを繋ぐ第2の直線部46,46を有する。円弧部45の上端には、半円筒部41の軸線CL3が延びる方向に突出した係止部47が設けられている。係止部47には、係止孔47aが形成されている。第1の直線部44と第2の直線部46とは略直交している。
次に、ケース半体40の半円筒部41を円筒状に丸める曲げ加工について説明する。
図5(a)〜図5(c)を参照する。曲げ加工のための金型50は、下型51と、この下型51の上方に位置する上型52と、下型51と上型52の間に位置しケース20(図1参照)の外形と略同一形状を呈する芯金53と、からなる。この金型50は、カム式の金型50である。上型52は、第1の傾斜部52a及び第1の鉛直部52bを有する。芯金53は、第2の傾斜部53a及び第2の鉛直部53bを有する。第2の傾斜部53aと第1の傾斜部52aとは接触している。
以下、この金型50を使用した曲げ加工について説明する。はじめに、ケース半体40が上方に開いた状態で(図5(c)参照)、ケース半体40を下型51に配置する。このとき、半円筒部41の係止孔47aを下型51に係止させる。ケース半体40の半円筒部41の下部は、下型51と芯金53に挟まれている。半円筒部41の第1の直線部44,44は、上型52に接触している(図5(b)参照)。半円部42は、芯金53の先端部53cに接触している(図5(a)参照)。
なお、上型52は、カム式の金型であってもよい。即ち、上型52の一部を左右対称の2つ部材から構成し、2つの部材が互いに近づくように水平方向に移動させて、曲げ加工を施しても良い。
図5(d)〜図5(f)を参照する。上型52が下方に移動すると、矢印(1)に示すように、半円筒部41は、上型52の円弧状の内周面に沿って曲げられ、C型形状となる。同様に、半円部42もC型形状となる(図5(e)(f)参照)。上型52の下方への移動に伴い、芯金53は水平方向に移動する(図5(d)参照)。矢印(2)に示すように、半円部42は、芯金53の先端部53cに押されて、下端を基点に曲げられる(図5(d)(f)参照)。
図6(a)〜図6(c)を参照する。上型52がさらに下方に移動すると、上型52の第1の傾斜部52aと、芯金53の第2の傾斜部53aとが接触しなくなり、上型52の第1の鉛直部52bと芯金53の第2の鉛直部53bとが接触する(図6(a)参照)。芯金53は、水平方向へ移動せずに、上型52のみが下方に移動する。矢印(3)に示すように、半円筒部41は、さらに、上型52の円弧状の内周面に沿って曲げられる。第1の直線部44,44,の互いの間隔は狭まる(図6(b)(c)参照)。
図6(d)〜図6(e)を参照する。下型51に上型52が重なると、第1の直線部44,44が接触し、互いに付き合わされた状態となる(図6(e)参照)。同様に、第2の直線部46,46も接触し、互いに付き合わされた状態となる。半円筒部41は、円筒状に形成され、半円部42は、テーパ筒状に形成される(図6(f)参照)。
このように、ケース半体40に曲げ加工を施すことにより、テーパ筒部22の中心軸CL1が円筒部21の中心軸CL2に対して偏心かつ偏角したケース半完成品61が得られる(ケース半完成品を得る工程)。なお、係止部47は、曲げ加工を施した後に切り落とす。
図7(a)を参照する。最後に、ケースの半完成品61の第1の直線部44,44及び第2の直線部46,46をアーク溶接(TIG溶接等)する。なお、第1の直線部44,44及び第2の直線部46,46は、レーザー溶接又はろう付けにより接合してもよい。図7(b)を参照する。これにより、ケース20が得られる(ケース20を得る工程)。
なお、ケース20のテーパ筒部22を展開した形状は、ケース半体40における欠肉部43が形成された半円筒部42に相当する(図4参照)。即ち、絞り板30を得る工程(図2参照)における絞り部32の形状及びケース半体40を得る工程(図3参照)における欠肉部43の形状及び位置は、完成品となるケース20のテーパ筒部22の形状に合わせて設定される。
なお、ケース半体40の半円部42に形成される欠肉部43の位置・大きさを適宜変更することにより、中心線CL1のCL2に対する偏心又は偏角の量を変化させることができる。
次に本発明の作用及び効果について説明する。
図8(a)を参照する。比較例では、絞り加工を施した絞り板を切り出すことにより半円筒部204と平面部205,205とを形成し、その後、平面部205,205を立ち上げる。最後に、平面部205,205を丸めて円筒形状のケースの半完成品207を得る。ケースの半完成品207を得るまでに、平面部205及び半円筒部204の境界である境界部206,206は、矢印(A)が示す方向に変形し、さらに、矢印(B)が示す方向に変形する。そのため、境界部206,206には、負荷がかかる。
図8(b)を参照する。一方、本実施例では、ケース半体40を得る工程において、ケース半体40は、境界部33よりも絞り部32側の部位が切り出されることによって行われる。即ち、ケース半体40は、平面部31及び境界部33のいずれも含まずに切り出される。その後、ケース半体40を丸めて、ケースの半完成品61を得る。ケースの半完成品61は、負荷の加わった境界部33を含まない。結果、ケース20(図1参照)の長寿命化を図ることができる。
図8(c)を参照する。変形例について説明する。ケース半体40Aを得る工程において、平面部31及び絞り部32の境界である境界部33を含んだ状態でケース半体40Aを得てもよい。負荷のかかった境界部33を溶接して、ケースの半完成品61Aを得ることができる。結果、ケースの長寿命化を図ることができる。
図5を参照する。半円筒部41は、上型52の円弧状の内周面に沿って曲げられると共に、半円部42は、芯金53の先端部53cに押されて、下端を基点に曲げられる。これにより、半円筒部41と半円部42との境界に段差が形成されることなく、半円筒部41を円筒状に形成しつつ、半円部42をテーパ筒状に形成することができる。段差が形成されないため、さらにケース20の負担を軽減でき、ケース20の長寿命化を図ることができる。
図4及び図7を参照する。ケース20のテーパ筒部22を展開した形状は、ケース半体40における欠肉部43が形成された半円筒部42に相当する。そのため、ケース半完成品61を得る工程(図5,図6参照)において、半円筒部42は、一部の部位が伸びることなく、テーパ筒部22の形状に成形される。詳細には、例えば、欠肉部43は、伸びることなく排出口22aに成形される。
結果、ケース20の表面に凹凸が形成されにくくなる。応力集中を抑制できるため、浄化装置が高温及び低温になる使用環境下でも、ケース20の耐久性が高まり、長寿命化になる。加えて、排気の流れが乱れる箇所が無くるため、排気をスムースに流すことができる。加えて、従来必要であった、シワ、座屈等を補正するための手段(金型、工程)が不要になり、コストを抑えてケース20を製造することができる。
<実施例2>
図9を参照する。次に、本発明の実施例2について説明する。実施例2では、ケース半体を絞り部から切り出す方法が異なる。その他の構成については、実施例1のケースの製造方法と同様であり、符号を流用すると共に説明を省略する。
図9(a)を参照する。実施例2による、ケース半体40Bを得る工程では、1つの絞り部32Bから2つのケース半体40Bを切り出す。詳細には、2つのケース半体40B,40Bの半円筒部41B,41Bの円弧部45B,45Bが互いに対向するように、ケース半体40B,40Bを切り出す。実施例2によるケースの製造方法おいても、本発明所定の効果を得ることができる。さらに、実施例2によるケースの製造方法によれば、上記の方法により、以下の特有の効果を得ることができる。
図9(b)を併せて参照する。図9(b)には、実施例1によるケース半体を得る工程が示されている。実施例1の場合、1つの絞り部32から1つのケース半体40を切り出す。実施例2と比較すると、ケース半体40の円弧部45に沿って切り出される半円状の部材32aが余分となる。そのため、実施例2によるケースの製造方法では、材料となる板材の歩留まりがよくなる。
なお、本発明による製造方法により製造された排ガス浄化装置は、乗用車の他、バスやトラック等の車両、船舶等にも搭載することができ、乗り物に限らず、任意の装置に搭載することができる。
本発明によって製造されたケースを含む浄化装置は、四輪車に好適である。
10…排ガス浄化装置
11…浄化部材
12…マット
13…板材
20…ケース
21…円筒部
21a…導入口
22…テーパ筒部
30…絞り板
31…平面部
32…絞り部
32a…半円状の部材
33…境界部
40…ケース半体
41…半円筒部
42…半円部
43…欠肉部
44…第1の直線部
45…円弧部
46…第2の直線部
47…係止部
47a…係止孔a
50…金型
51…下型
52…上型
52a…第1の傾斜部
52b…第1の鉛直部
53…芯金
53a…第2の傾斜部
53b…第2の鉛直部
53c…先端部
61…ケース半完成品
CL1…中心軸
CL2…中心軸

Claims (2)

  1. 排ガスを浄化する浄化部材及びこの浄化部材に巻かれたマットを収納するケースの製造方法であって、
    板材を準備する準備工程と、
    準備された前記板材に絞り加工を施し、平面部と、この平面部から突出した絞り部と、からなる絞り板を得る工程と、
    前記絞り板の一部を切り出すことにより、略半円筒状の半円筒部と、この半円筒部の一端を覆う半円部と、この半円部の下端に形成され上方に向かって略円弧状に切り欠かれた欠肉部と、からなるケース半体を得る工程と、
    前記ケース半体の半円筒部を円筒状に丸めてケース半完成品を得る工程と、
    前記ケース半完成品を接合して前記ケースを得る工程と、を有し、
    前記ケース半体を得る工程は、前記平面部及び前記絞り部の境界である境界部を切り出すことにより行われ、又は、前記平面部及び前記絞り部の境界である境界部よりも前記絞り部側の部位が切り出されることによって行われることを特徴とするケースの製造方法。
  2. 前記ケース半完成品を得る工程において、前記半円部を、前記円筒部から離れる方向に押すことを特徴とする請求項1記載のケースの製造方法。
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