JP2018036836A - 医用画像ファイル管理装置、医用画像ファイル管理方法および医用画像ファイル管理プログラム - Google Patents

医用画像ファイル管理装置、医用画像ファイル管理方法および医用画像ファイル管理プログラム Download PDF

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Abstract

【構成】DICOMファイルには、複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められる。自動匿名化設定画面上の8つの医療情報項目の中から所望の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付けると、CPU10prは、操作者によって選定された1または2以上のDICOMファイルを順に指定する。CPU10prはまた、指定したDICOMファイル内の複数のタグのうち、項目選択操作によって選択された医療情報項目に対応するタグの実情報を匿名化する。CPU10prはさらに、匿名化された実情報に相当する文字列を同じDICOMファイル内の医用画像上で探索し、探知された文字列を対象として匿名化処理を実行する。【効果】医療情報の秘匿性能が向上する。【選択図】図2

Description

この発明は、医用画像ファイル管理装置,医用画像ファイル管理方法および医用画像ファイル管理プログラムに関し、特に、医用画像ファイルに匿名化処理を施す、医用画像ファイル管理装置,医用画像ファイル管理方法および医用画像ファイル管理プログラムに関する。
現在の医療水準が達成されているのは、過去の医療情報の蓄積と分析、すなわち利活用が行われてきたからであり、医療の発展のためには、今後も医療情報を積極的に利活用する必要がある。
一方、誰しも自身の不利益になる情報公開は望まないし、予期しない情報公開は場合によっては患者の家族にまで悪影響を及ぼす可能性がある。したがって、患者のプライバシーを守ることは医療情報を管理する上での必須要件であり、医療情報の管理には高度な安全性が要求される。
このようなことから、医療情報の利活用および安全管理を両立させる対策として、情報の「匿名化」がある。「匿名化」については、医療情報等を含むビッグデータの利活用を推進する動きが活発化している近年、その重要性が高まっている。
これに関連して、特許文献1では、送信対象となる治験患者の画像データが取得されると、治験に応じた患者ID対応テーブルに基づいて、画像データの付帯情報に含まれる治験実施医療機関内の患者IDが、治験において患者を匿名化するための治験IDに置き換えられる。また、画像データの付帯情報に含まれる個人情報が、治験に応じたマスキング情報に含まれるマスクされる項目に基づいて削除される。
また、特許文献2では、ゲートウェイサーバは、医用画像撮影装置等から医用画像または医療情報を受信したとき、秘匿対象となる個人情報を医用画像または医療情報から抽出し、抽出した個人情報の内容が特定できないように医用画像または医療情報を加工する。ゲートウェイサーバは、こうして加工された医用画像または医療情報を外部ネットワークに送信する。
特開2015−125515号公報 特開2006−343944号公報
医用画像としては、モダリティによって撮影された患部画像の他に、この患部画像を加工ないし編集して作成された画像,X線フィルムをフィルムスキャナで読み取ることでデジタル化された画像,患者情報や撮影条件を表す文字列が描かれた画像など(以下では、「セカンダリ・キャプチャ画像」と呼ぶ。)が想定される。
これを踏まえると、匿名化ないし削除の対象が画像データの付随情報に限られる特許文献1では、匿名化ないし削除したい文字列がセカンダリ・キャプチャ画像に存在する場合に、秘匿性を担保することができないという問題がある。
一方、特許文献2では、秘匿対象となる個人情報が医用画像または医療情報に存在する場合に、個人情報の内容が特定できないように医用画像または医療情報が加工される。しかし、加工処理を施される個人情報は具体的には文字列または顔写真であるところ、文字列を提供するサーバおよび顔写真を提供するサーバは互いに異なる。
つまり、特許文献2では、共通の個人に対応しかつ異なる形式で表現された個人情報が医用画像または医療情報に存在する場合に、或る形式で表現された個人情報は秘匿できるものの、他の形式で表現された個人情報は秘匿できないおそれがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、医療情報の秘匿性能を高めることができる、医用画像ファイル管理装置,医用画像ファイル管理方法および医用画像ファイル管理プログラムを提供することである。
この発明に係る医用画像ファイル管理装置(10:実施例で相当する参照符号。以下同じ)は、複数の医療情報項目の中から1または2以上の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付ける受け付け手段(S39)、複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められた医用画像ファイルを指定する指定手段(S49, S65)、指定手段によって指定された医用画像ファイル内の複数のタグのうち項目選択操作によって選択された1または2以上の医療情報項目にそれぞれ対応する1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する実情報匿名化手段(S51, S53)、実情報匿名化手段によって匿名化された実情報に相当する1または2以上の文字列を指定手段によって指定された医用画像ファイル内の医用画像上で探索する探索手段(S57, S59)、および探索手段によって探知された1または2以上の文字列を対象として匿名化処理を実行する匿名化処理手段(S77~S81, S89)を備える。
好ましくは、指定手段によって指定された医用画像ファイル内の医用画像がモダリティによって撮影されたオリジナル画像であるとき探索手段の処理を制限する制限手段(S55)がさらに備えられる。
好ましくは、探索手段の対象となる医用画像はセカンダリ・キャプチャ画像である。
好ましくは、共通の検査で作成された1または2以上の医用画像ファイルを指定手段の対象として選定する選定手段(S23)、選定手段によって選定された1または2以上の医用画像ファイルにそれぞれ収められた1または2以上の医用画像を表示する表示手段(S27, S31~S35, S83~S87)、および探索手段によって探知された1または2以上の文字列を表示手段によって表示された1または2以上の医用画像上で視覚的に区別する区別手段(S63)がさらに備えられる。
或る局面では、匿名化処理は区別手段によって区別された1または2以上の文字列のうち所望の文字列の区別を解除操作に応答して解除する解除処理(S77, S79)を含む。
この場合、好ましくは、匿名化処理は区別手段によって区別された1または2以上の文字列のうち解除処理の対象外となった文字列を匿名化実行操作に応答して匿名化する匿名化実行処理(S81, S89)をさらに含む。
他の局面では、表示手段は1または2以上の医用画像の表示態様を一括表示および択一表示の間で切り替える切り替え手段(S35, S87)を含む。
好ましくは、複数の医療情報項目は患者名に相当する特定医療情報項目を含み、項目選択操作によって選択される1または2以上の医療情報項目は特定医療情報項目を固定的に含む。
好ましくは、少なくとも実情報匿名化手段の処理を施された医用画像ファイルをアップロード操作に応答して外部装置(CSV)にアップロードするアップロード手段(S73, S75)がさらに備えられる。
この発明に係る医用画像ファイル管理方法は、医用画像ファイル管理装置(10)によって実行される医用画像ファイル管理方法であって、複数の医療情報項目の中から1または2以上の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付ける受け付けステップ(S39)、複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められた医用画像ファイルを指定する指定ステップ(S49, S65)、指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の複数のタグのうち項目選択操作によって選択された1または2以上の医療情報項目にそれぞれ対応する1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する実情報匿名化ステップ(S51, S53)、実情報匿名化ステップによって匿名化された実情報に相当する1または2以上の文字列を指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の医用画像上で探索する探索ステップ(S57, S59)、および探索ステップによって探知された1または2以上の文字列を対象として匿名化処理を実行する匿名化処理ステップ(S77~S81, S89)を備える。
この発明に係る医用画像ファイル管理プログラムは、医用画像ファイル管理装置(10)のプロセッサ(10pr)に、複数の医療情報項目の中から1または2以上の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付ける受け付けステップ(S39)、複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められた医用画像ファイルを指定する指定ステップ(S49, S65)、指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の複数のタグのうち項目選択操作によって選択された1または2以上の医療情報項目にそれぞれ対応する1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する実情報匿名化ステップ(S51, S53)、実情報匿名化ステップによって匿名化された実情報に相当する1または2以上の文字列を指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の医用画像上で探索する探索ステップ(S57, S59)、および探索ステップによって探知された1または2以上の文字列を対象として匿名化処理を実行する匿名化処理ステップ(S77~S81, S89)を実行させるための、医用画像ファイル管理プログラムである。
医用画像ファイルには、複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められる。これを踏まえて、1または2以上の医療情報項目が選択されると、選択された医療情報項目に対応するタグの実情報が匿名化されるだけでなく、匿名化された実情報に相当する医用画像上の文字列を対象として匿名化処理が実行される。これによって、医療情報の秘匿性能が向上する。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
この実施例の医療システムが公衆回線網を介してクラウドサーバおよび他の医療システムに接続された状態の一例を示すブロック図である。 この実施例の医療システムに設けられたWEB端末の構成の一例を示すブロック図である。 (A)はDICOMファイルの構造の一例を示す図解図であり、(B)はDICOMファイルの構造の他の一例を示す図解図であり、(C)はDICOMファイルの構造のその他の一例を示す図解図である。 (A)は2016年5月22日の検査によって作成された断層画像およびDoseReport画像を示す図解図であり、(B)は2016年4月19日の検査によって作成された断層画像,位置決め画像およびDoseReport画像を示す図解図であり、(C)は2004年12月09日の検査によって作成された断層画像,位置決め画像およびDoseReport画像を示す図解図であり、(D)は2004年2月18日の検査によって作成された断層画像および位置決め画像を示す図解図であり、(E)は2003年10月1日の検査によって作成された断層画像および位置決め画像を示す図解図である。 検査情報画面の一例を示す図解図である。 医用画像表示画面の一例を示す図解図である。 医用画像表示画面の他の一例を示す図解図である。 (A)は自動匿名化設定画面にチェックマークが記入された状態の一例を示す図解図であり、(B)は自動匿名化設定画面にチェックマークが記入された状態の他の一例を示す図解図である。 医用画像表示画面の要部を拡大した状態の一例を示す図解図である。 医用画像表示画面の要部を拡大した状態の他の一例を示す図解図である。 医用画像表示画面の要部を拡大した状態のその他の一例を示す図解図である。 WEB端末に設けられたCPUの動作の一部を示すフロー図である。 WEB端末に設けられたCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 WEB端末に設けられたCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。 WEB端末に設けられたCPUの動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 WEB端末に設けられたCPUの動作の他の一部を示すフロー図である。 WEB端末に設けられたCPUの動作のその他の一部を示すフロー図である。
図1を参照して、この実施例の高域医療システムは、或る医療施設に設けられた医療システムHSAと、他の医療施設に設けられた医療システムHSBと、遠隔地に設けられたクラウドサーバ(外部装置)CSVとを含む。また、医療システムHSA,HSBおよびクラウドサーバCSVは、公衆回線網NTWを介して互いに接続される。
医療システムHSAにおいて、WEB端末10は、院内LAN40を介してPACS20や他の医療機器(図示せず)と接続される。接続される医療機器には、患者の体内を検査するためのモダリティ(放射線を患者に照射して患者の体内を画像化するCT装置や、核磁気共鳴現象を利用して患者の体内を画像化するMRI装置)が含まれる。WEB端末10はまた、ゲートウェイ30を介して公衆回線網NTWと接続される。
WEB端末10は、図2に示すように構成される。図2によれば、BS1には、通信I/F10ch,CPU10pr,キーボード/マウス10km,通信I/F10cg,モニタ10mt,DRAM10mmおよびHDD10drが接続される。院内LAN40とは通信I/F10chを介して接続され、ゲートウェイ30とは通信I/F10cgを介して接続される。また、キーボード/マウス10kmは、操作者によって操作される。
PACS20には多数のDICOMファイル(医用画像ファイル)が保存されるところ、このDICOMファイルは図3(A),図3(B)または図3(C)に示す構造をなす。いずれのDICOMファイルにも、複数の医療情報項目にそれぞれ対応する複数のタグと医用画像とが収められる。複数のタグの各々には、対応する医療情報項目の実情報が付随する。また、DICOMファイルに収められたタグの種類は、図3(A)〜図3(C)の間で共通する。
タグおよびこれに付随する実情報について詳しく説明すると、(0008.0020)を示すタグには検査日付の実情報が付随し、(0008.0050)を示すタグにはアクセッション番号の実情報が付随し、(0008.0060)を示すタグにはモダリティ名の実情報が付随し、(0008.1010)を示すタグにはステーション名の実情報が付随し、(0008.1030)を示すタグには検査記述の実情報が付随する。
(0008.1090)を示すタグには製造者のモデル名の実情報が付随し、(0010.0010)を示すタグには患者名の実情報が付随し、(0010.0020)を示すタグには患者IDの実情報が付随し、(0008.0016)を示すタグにはSOP Class UIDの実情報が付随し、(0020.000D)を示すタグには検査インスタンスUIDの実情報が付随する。なお、DICOMファイルには、これらのタグの他に、モダリティの種別,患者の生年月日,患者の性別,医療施設名などを表すタグが収められる。
タグは、DICOMファイルに収められた医用画像にも割り当てられる。具体的には、医用画像は、(7FE0.0010)を示すタグに続く位置に配される。ただし、医用画像の種類は、図3(A)〜図3(C)の間で相違する。つまり、図3(A)に示すDICOMファイルには断層画像が収められ、図3(B)に示すDICOMファイルには位置決め画像が収められ、図3(C)に示すDICOMファイルにはDoseReport画像が収められる。
断層画像は、モダリティを用いた本撮影によって得られる画像であり、患者の体軸断面を表す。また、位置決め画像は、モダリティを用いた予備撮影によって得られる画像であり、患者の冠状断面を表す。さらに、DoseReport画像は、患者名,アクセッション番号,患者ID,検査記述,検査日付,製造者のモデル名,医療施設名を表す文字列に加えて、モダリティによる撮影条件を表す文字列が描かれた画像である。
断層画像,位置決め画像およびDoseReport画像はいずれも、モダリティによって作成された“医用画像”に相当する。ただし、断層画像および位置決め画像は“オリジナル画像”に分類され、DoseReport画像は“セカンダリ・キャプチャ画像”に分類される。
これを踏まえて、断層画像または位置決め画像が収められたDICOMファイルには、“オリジナル画像”に対応する値がSOP Class UIDの実情報として記載される。また、DoseReport画像が収められたDICOMファイルには、“セカンダリ・キャプチャ画像”に対応する値がSOP Class UID実情報として記載される。したがって、DICOMファイルに収められた医用画像がオリジナル画像およびセカンダリ・キャプチャ画像のいずれに相当するかは、SOP Class UIDの実情報を参照することで判明する。
なお、セカンダリ・キャプチャ画像とは、モダリティが生成したオリジナルのデジタル画像に画像処理や画像編集を施すことで加工生成された新たなデジタル画像や、X線フィルムをフィルムデジタイザーなどでデジタル化した画像を意味する。
位置決め画像出力機能はモダリティに対する手動設定によってオン/オフされ、DoseReport画像出力機能もまたモダリティに対する手動設定によってオン/オフされる。位置決め画像出力機能およびDoseReport画像出力機能のいずれもオン状態であれば、図3(A)〜図3(C)にそれぞれ示す3つのDICOMファイルが、共通の患者に対する1回の検査によって作成・出力される。
位置決め画像出力機能およびDoseReport画像出力機能がそれぞれオン状態およびオフ状態であれば、図3(A)および図3(B)にそれぞれ示す2つのDICOMファイルが、共通の患者に対する1回の検査によって作成・出力される。位置決め画像出力機能およびDoseReport画像出力機能がそれぞれオフ状態およびオン状態であれば、図3(A)および図3(C)にそれぞれ示す2つのDICOMファイルが、共通の患者に対する1回の検査によって作成・出力される。
WEB端末10は、PACS20に保存された多数のDICOMファイルのうち操作者によって選定された所望のDICOMファイルを、公衆回線網NTWを介してクラウドサーバCSVにアップロードする。アップロードされたDICOMファイルは、医療システムHSAおよびHSBによって共有される。
このとき、CPU10prは、アップロードすべきDICOMファイル内の医療情報に匿名化処理を施すべく、図12〜図17に示すフロー図に従う処理を実行する。なお、これらのフロー図に対応する制御プログラムは、HDD10drに記憶される。
図12を参照して、ステップS1では検査情報入力画面をDRAM10mmに展開する。展開された検査情報入力画面はモニタ10mtによって読み出され、図5に示す要領で表示される。
図5によれば、探索条件の入力欄が画面上段に表示され、入力された探索条件に合致する複数の検査の各々の医療情報項目(検査日,モダリティの種別,患者ID,患者名,生年月日,施設名,性別など)を表す実情報が画面中段に表示され、入力された探索条件に合致する複数の検査をそれぞれ代表する複数のサムネイル画像が画面下段に表示される。ただし、ステップS1の処理が完了した時点では、画面の上段,中段および下段のいずれも空欄とされる。
ステップS3ではキーボード/マウス10kmによって探索条件入力操作(=検査日,患者名,患者ID,モダリティの種別などを入力する操作)が行われたか否かを判別し、ステップS5ではキーボード/マウス10kmによって他の操作が行われたか否かを判別する。ステップS3の判別結果およびステップS5の判別結果のいずれもがNOであればステップS3に戻り、ステップS5の判別結果がYESであれば他の処理に進み、ステップS3の判別結果がYESであればステップS7に進む。
ステップS7では、探索条件入力操作によって入力された探索条件に各々が合致する1または2以上のDICOMファイルをPACS20に保存された多数のDICOMファイルの中から探索する。探索にあたっては、各DICOMファイルに収められた複数のタグの各々に付随する実情報を参照する。
ステップS9では、探索条件に各々が合致する1または2以上のDICOMファイルが探知されたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、ステップS11で非探知を操作者に報知し、その後にステップS3に戻る。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS9からステップS13に進み、探知した1または2以上のDICOMファイルをPACS20から取得する。
患者ID“997−2”が検索条件として入力された場合、たとえば、図4(A)に示す断層画像およびDoseReport画像をそれぞれ収めた2つのDICOMファイルが取得され、図4(B)に示す断層画像,位置決め画像およびDoseReport画像をそれぞれ収めた3つのDICOMファイルが取得され、図4(C)に示す断層画像,位置決め画像およびDoseReport画像をそれぞれ収めた3つのDICOMファイルが取得され、図4(D)に示す断層画像および位置決め画像をそれぞれ収めた2つのDICOMファイルが取得され、図4(E)に示す断層画像および位置決め画像をそれぞれ収めた2つのDICOMファイルが取得される。
このうち、図4(A)に示す2枚の画像は該当患者に対する2016年5月22日の検査によって作成されたものであり、図4(B)に示す3枚の画像は該当患者に対する2016年4月19日の検査によって作成されたものであり、図4(C)に示す3枚の画像は該当患者に対する2004年12月9日の検査によって作成されたものであり、図4(D)に示す2枚の画像は該当患者に対する2004年2月18日の検査によって作成されたものであり、図4(E)に示す2枚の画像は該当患者に対する2003年10月1日の検査によって作成されたものである。
図12に戻って、ステップS15では、こうして取得した1または2以上のDICOMファイルを検査毎に分類する。分類にあたっては、検査インスタンスUIDを参照する。ステップS15ではまた、分類された各検査の医療情報項目(検査日,モダリティの種別,患者ID,患者名,生年月日,施設名,性別など)を表す実情報を検出し、検出した実情報を検査情報画面の中段に表示する。
ステップS17では、各検査を代表するサムネイル画像をPACS20から取得し、取得したサムネイル画像を検査情報画面の下段に追加表示する。PACS20は、SOP Class UIDの実情報が“オリジナル画像”を示す単一のDICOMファイルを各検査によって作成された1または2以上のDICOMファイルの中から選択し、選択されたDICOMファイル内の医用画像に基づいてサムネイル画像を作成する。
ステップS17では、こうして作成されたサムネイル画像をPACS20から取得する。したがって、図4(A)〜図4(E)の各々に太枠で示す医用画像に基づいてサムネイル画像が作成された場合、検査情報画面の下段には図5に示す要領で5つのサムネイル画像がマトリクス表示される。
ステップS19ではキーボード/マウス10kmによって画像クリック操作(=マトリクス表示されたサムネイル画像のいずれか1つをダブルクリックする操作)が行われたか否かを判別し、ステップS21ではキーボード/マウス10kmによって他の操作が行われたか否かを判別する。ステップS19の判別結果およびステップS21の判別結果のいずれもがNOであればステップS19に戻り、ステップS21の判別結果がYESであれば他の処理に進み、ステップS19の判別結果がYESであればステップS23に進む。
ステップS23では、クリックされたサムネイル画像に対応する医用画像を収めたDICOMファイルを特定し、特定したDICOMファイルから検査インスタンスUIDを検出する。ステップS23ではまた、検出した検査インスタンスUIDと同じ検査インスタンスUIDを有するDICOMファイルをステップS13で取得した1または2以上のDICOMファイルの中から選定する。
たとえば、図4(A)に太枠で示す医用画像に対応するサムネイル画像がクリックされた場合、図4(A)に示す2つの医用画像をそれぞれ収めた2つのDICOMファイルがステップS23で選定される。また、図4(D)に太枠で示す医用画像に対応するサムネイル画像がクリックされた場合、図4(D)に示す2つの医用画像をそれぞれ収めた2つのDICOMファイルがステップS23で選定される。
ステップS25では、こうして選定されたDICOMファイルの数を定数Kmaxに設定する。ステップS27では、ステップS23で選定されたKmax個のDICOMファイルからKmax個の医用画像をそれぞれ読み出し、読み出されたKmax個の医用画像が描かれた医用画像表示画面をDRAM10mmに展開する。展開された医用画像表示画面はモニタ10mtによって読み出され、図6に示す要領で表示される。
図6によれば、画面左やや上段に位置決め画像が表示され、画面右やや上段に断層画像が表示され、画面左下段にDoseReport画像が表示される。また、画面右上には「自動匿名化」ボタンが表示される。
ステップS29ではキーボード/マウス10kmによって「自動匿名化」ボタンがクリックされたか否かを判別し、ステップS31ではキーボード/マウス10kmによって画像クリック操作(=画面上の所望の医用画像をダブルクリックする操作)が行われたか否かを判別し、ステップS33では定数Kmaxが“1”であるか否かを判別する。
ステップS29の判別結果がNOで、かつステップS31の判別結果またはステップS33の判別結果がNOであれば、そのままステップS29に戻る。ステップS29の判別結果がNOで、かつステップS31の判別結果およびステップS33の判別結果のいずれもがYESであれば、ステップS35で以下の処理を実行してからステップS29に戻る。
つまり、ステップS35では、Kmax個の医用画像が医用画像表示画面に並列表示(一括表示)されていれば、クリックされた医用画像が医用画像表示画面のほぼ全面に表示(択一表示)されるように、表示態様を切り替える。また、単一の医用画像が医用画像表示画面のほぼ全面に表示されていれば、Kmax個の医用画像が医用画像表示画面に並列表示されるように、表示態様を切り替える。
したがって、図6に示す表示状態でDoseReport画像がダブルクリックされると、表示態様は図7に切り換えられる。また、図7に示す表示状態でDoseReport画像がダブルクリックされると、表示態様は図6に切り換えられる。
参考までに、図7に示す医用画像表示画面に描かれたDoseReport画像の要部を拡大した状態を図9に示す。図9によれば、患者名,アクセッション番号,患者IDおよび検査記述の各々を表す文字列が画面上段の左側に縦列表示され、検査日付,製造者のモデル名および医療施設名の各々を表す文字列が画面上段の右側に縦列表示され、そして撮影条件が画面中央に表示される。
ステップS29の判別結果がYESであればステップS37に進み、自動匿名化設定画面をDRAM10mmに展開する。展開された自動匿名化設定画面はモニタ10mtによって読み出され、図8(A)に示す要領で表示される。
図8(A)によれば、自動匿名化設定画面は、8つの医療情報項目,「匿名化」ボタンおよび「閉じる」ボタンによって構成される。医療情報項目については、“検査日付”,“アクセッション番号”,“モダリティ名”,“ステーション名”,“検査記述”,“製造者のモデル名”,“患者名”および“患者ID”が列挙され、各医療情報項目にチェックボックスが割り当てられる。また、“患者名”に割り当てられたチェックボックスには、チェックマークが固定的に表示される。
ステップS39ではキーボード/マウス10kmによってチェック操作(=“患者名”に割り当てられたチェックボックス以外の所望のチェックボックスをクリックする操作)が行われたか否かを判別し、判別結果がNOであればそのままステップS43に進む一方、判別結果がYESであればステップS41で以下の処理を実行してからステップS43に進む。
つまり、ステップS41では、クリックされたチェックボックスが空欄であれば、この空欄にチェックマークを記入する。これに対して、クリックされたチェックボックスにチェックマークが表示されていれば、表示中のチェックマークを消去する。たとえば、図8(A)に示す状態で“検査日付”に割り当てられたチェックボックスがクリックされた場合、自動匿名化設定画面の表示は図8(B)に更新される。なお、空欄のチェックボックスをクリックする操作は、“項目選択操作”と呼んでもよい。
ステップS43ではキーボード/マウス10kmによって「匿名化」ボタンがクリックされたか否かを判別し、ステップS45ではキーボード/マウス10kmによって「閉じる」ボタンがクリックされたか否かを判別する。
ステップS43の判別結果およびステップS45の判別結果のいずれもがNOであれば、ステップS39に戻る。ステップS43の判別結果がNOである一方、ステップS45の判別結果がYESであれば、ステップS29に戻る。ステップS43の判別結果がYESであれば、ステップS47で自動匿名化設定画面を非表示とする。この結果、モニタ10mtの表示は、図6または図7に戻る。
ステップS47の処理が完了すると、ステップS49で変数Kを“1”に設定する。ステップS51では、ステップS23で選定したKmax個のDICOMファイルの中からK番目のDICOMファイルを指定し、指定したDICOMファイルからチェック項目(=自動匿名化設定画面上でチェックマークを記入した医療情報項目)に各々が対応する1または2以上のタグを検出する。ステップS53では、こうして検出した1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する。
ステップS55では、K番目のDICOMファイルに収められた医用画像がオリジナル画像であるか否かをSOP Class UIDの実情報を参照して判別する。判別結果がYESであればそのままステップS65に進み、判別結果がNOであればステップS57〜S63で以下の処理を実行してからステップS65に進む。したがって、ステップS57〜S63の処理は、K番目のDICOMファイルに収められた医用画像がオリジナル画像である場合に制限される。
ステップS57では、ステップS51で検出した1または2以上のタグの実情報に相当する1または2以上の文字列を作成する。ステップS59では、作成した1または2以上の文字列のいずれか1つと各々が合致する1または2以上の文字列を、K番目のDICOMファイルに収められた医用画像(=セカンダリ・キャプチャ画像)上で探索する。
ステップS61では、ステップS59の探索処理によって1または2以上の文字列が探知されたか否かを判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS65に移行する。これに対して、判別結果がYESであれば、探知した1または2以上の文字列をステップS63で強調表示してから、ステップS65に移行する。ステップS63の処理の結果、探知された1または2以上の文字列が他の文字列から視覚的に区別される。
図7に示す表示状態で「自動匿名化」ボタンがクリックされ、これによって表示された自動匿名化設定画面上で“検査日付”が追加的にチェックされ(図8(B)参照)、その後に「匿名化」ボタンがクリックされた場合、ステップS63の処理によって、患者名を表す文字列および検査日付を表す文字列が視覚的に区別される。具体的には、医用画像表示画面は図9から図10に更新される。
ステップS65では変数Kをインクリメントし、ステップS67では変数Kが定数Kmaxを上回るか否かを判別する。判別結果がNOであればステップS51に戻る一方、判別結果がYESであればステップS69に進む。
ステップS69では、ステップS23で選定したKmax個のDICOMファイルにそれぞれ収められたKmax個の医用画像にセカンダリ・キャプチャ画像が含まれているか否かを判別する。この判別にあたっては、SOP Class UIDの実情報を参照する。
判別結果がNOであれば、そのままステップS73に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、ステップS63の処理によって強調された文字列がセカンダリ・キャプチャ画像上に存在するか否かをステップS71で判別する。判別結果がNOであれば、ステップS73に進む。これに対して、判別結果がYESであれば、強調された文字列を対象として匿名化処理を実行するべくステップS77に進む。
ステップS77では、強調された文字列がキーボード/マウス10kmによってダブルクリックされたか否か(=解除操作が行われたか否か)を判別する。判別結果がNOであれば、そのままステップS81に進む。これに対して、判別結果がYESであればステップS79に進み、ダブルクリックされた文字列の強調表示を解除する。ダブルクリックされた文字列の表示態様は、元の状態に戻る。
セカンダリ・キャプチャ画像には、匿名化すべき医療情報項目の実情報を表す文字列と偶然一致する別の無関係な文字列が存在し、このような文字列がステップS63の処理によって強調表示される可能性がある。ステップS79の処理は、このような無関係な文字列が後述するステップS89の処理によって匿名化される懸念を解消するために設けられる。
ステップS81では、キーボード/マウス10kmによって匿名化実行操作が行われたか否かを判別し、ステップS83ではキーボード/マウス10kmによって画像クリック操作(=画面上の所望の医用画像をダブルクリックする操作)が行われたか否かを判別し、ステップS85では定数Kmaxが“1”であるか否かを判別する。
ステップS81の判別結果がNOで、かつステップS83の判別結果またはステップS85の判別結果がNOであれば、そのままステップS77に戻る。ステップS81の判別結果がNOで、かつステップS83の判別結果およびステップS85の判別結果のいずれもがYESであれば、ステップS87で以下の処理を実行してからステップS77に戻る。
つまり、ステップS87では、Kmax個の医用画像が医用画像表示画面に並列表示されていれば、クリックされた医用画像が医用画像表示画面のほぼ全面に表示されるように、表示態様を切り替える。また、単一の医用画像が医用画像表示画面のほぼ全面に表示されていれば、Kmax個の医用画像が医用画像表示画面に並列表示されるように、表示態様を切り替える。
ステップS81の判別結果がYESであれば、ステップS89に進み、医用画像表示画面上で強調されている文字列を匿名化する。したがって、図10に示す表示状態で匿名化実行操作が行われると、医用画像表示画面は図11に更新される。ステップS89の処理が完了すると、ステップS73に進む。
ステップS73では、キーボード/マウス10kmによってアップロード操作が行われたか否かを繰り返し判別する。判別結果がNOからYESに更新されるとステップS75に進み、上述の要領で匿名化処理を施されたKmax個のDICOMファイルをゲートウェイ30および公衆回線網NTWを介してクラウドサーバCSVにアップロードする。アップロードが完了すると、ステップS1に戻る。
以上の説明から分かるように、DICOMファイルには、複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められる。自動匿名化設定画面上の8つの医療情報項目の中から所望の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付けると、CPU10prは、操作者によって選定された1または2以上のDICOMファイルを順に指定する(S39, S49, S65)。
CPU10prはまた、指定したDICOMファイル内の複数のタグのうち、項目選択操作によって選択された医療情報項目に対応するタグの実情報を匿名化する(S51, S53)。CPU10prはさらに、匿名化された実情報に相当する文字列を同じDICOMファイル内の医用画像上で探索し(S57, S59)、探知された文字列を対象として匿名化処理を実行する(S77~S81, S89)。
項目選択操作によって選択された医療情報項目に対応するタグの実情報を匿名化するだけでなく、匿名化された実情報に相当する医用画像上の文字列を対象として匿名化処理を実行することで、医療情報の秘匿性能が向上する。
なお、この実施例では、セカンダリ・キャプチャ画像上の文字列を匿名化する際には、まず匿名化の対象となる文字列を強調表示し、匿名化実行操作に応答して匿名化を実行するようにしている。しかし、セカンダリ・キャプチャ画像上の文字列は、強調表示や匿名化実行操作を経ることなく匿名化するようにしてもよい。
また、この実施例では、DICOMファイルに収められた医用画像がオリジナル画像およびセカンダリ・キャプチャ画像のいずれであるかを識別するにあたって、SOP Class UIDを参照するようにしている。しかし、SOP Class UIDの代わりに画像種別(タグ値:0008.0008)を参照して医用画像を識別するようにしてもよい。
10 …WEB端末
10pr …CPU
10km …キーボード/マウス
10mt …モニタ
10mm …DRAM
10dr …HDD
20 …PACS
CSV …クラウドサーバ

Claims (11)

  1. 複数の医療情報項目の中から1または2以上の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付ける受け付け手段、
    前記複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められた医用画像ファイルを指定する指定手段、
    前記指定手段によって指定された医用画像ファイル内の複数のタグのうち前記項目選択操作によって選択された1または2以上の医療情報項目にそれぞれ対応する1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する実情報匿名化手段、
    前記実情報匿名化手段によって匿名化された実情報に相当する1または2以上の文字列を前記指定手段によって指定された医用画像ファイル内の医用画像上で探索する探索手段、および
    前記探索手段によって探知された1または2以上の文字列を対象として匿名化処理を実行する匿名化処理手段を備える、医用画像ファイル管理装置。
  2. 前記指定手段によって指定された医用画像ファイル内の医用画像がモダリティによって撮影されたオリジナル画像であるとき前記探索手段の処理を制限する制限手段をさらに備える、請求項1記載の医用画像ファイル管理装置。
  3. 前記探索手段の対象となる医用画像はセカンダリ・キャプチャ画像である、請求項1または2記載の医用画像ファイル管理装置。
  4. 共通の検査で作成された1または2以上の医用画像ファイルを前記指定手段の対象として選定する選定手段、
    前記選定手段によって選定された1または2以上の医用画像ファイルにそれぞれ収められた1または2以上の医用画像を表示する表示手段、および
    前記探索手段によって探知された1または2以上の文字列を前記表示手段によって表示された1または2以上の医用画像上で視覚的に区別する区別手段をさらに備える、請求項1ないし3のいずれかに記載の医用画像ファイル管理装置。
  5. 前記匿名化処理は前記区別手段によって区別された1または2以上の文字列のうち所望の文字列の区別を解除操作に応答して解除する解除処理を含む、請求項4記載の医用画像ファイル管理装置。
  6. 前記匿名化処理は前記区別手段によって区別された1または2以上の文字列のうち前記解除処理の対象外となった文字列を匿名化実行操作に応答して匿名化する匿名化実行処理をさらに含む、請求項5記載の医用画像ファイル管理装置。
  7. 前記表示手段は前記1または2以上の医用画像の表示態様を一括表示および択一表示の間で切り替える切り替え手段を含む、請求項4ないし6のいずれかに記載の医用画像ファイル管理装置。
  8. 前記複数の医療情報項目は患者名に相当する特定医療情報項目を含み、
    前記項目選択操作によって選択される1または2以上の医療情報項目は前記特定医療情報項目を固定的に含む、請求項1ないし7のいずれかに記載の医用画像ファイル管理装置。
  9. 少なくとも前記実情報匿名化手段の処理を施された医用画像ファイルをアップロード操作に応答して外部装置にアップロードするアップロード手段をさらに備える、請求項1ないし8のいずれかに記載の医用画像ファイル管理装置。
  10. 医用画像ファイル管理装置によって実行される医用画像ファイル管理方法であって、
    複数の医療情報項目の中から1または2以上の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付ける受け付けステップ、
    前記複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められた医用画像ファイルを指定する指定ステップ、
    前記指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の複数のタグのうち前記項目選択操作によって選択された1または2以上の医療情報項目にそれぞれ対応する1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する実情報匿名化ステップ、
    前記実情報匿名化ステップによって匿名化された実情報に相当する1または2以上の文字列を前記指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の医用画像上で探索する探索ステップ、および
    前記探索ステップによって探知された1または2以上の文字列を対象として匿名化処理を実行する匿名化処理ステップを備える、医用画像ファイル管理方法。
  11. 医用画像ファイル管理装置のプロセッサに、
    複数の医療情報項目の中から1または2以上の医療情報項目を選択する項目選択操作を受け付ける受け付けステップ、
    前記複数の医療情報項目にそれぞれ対応しかつ実情報が各々に付随する複数のタグと医用画像とが収められた医用画像ファイルを指定する指定ステップ、
    前記指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の複数のタグのうち前記項目選択操作によって選択された1または2以上の医療情報項目にそれぞれ対応する1または2以上のタグに付随する実情報を匿名化する実情報匿名化ステップ、
    前記実情報匿名化ステップによって匿名化された実情報に相当する1または2以上の文字列を前記指定ステップによって指定された医用画像ファイル内の医用画像上で探索する探索ステップ、および
    前記探索ステップによって探知された1または2以上の文字列を対象として匿名化処理を実行する匿名化処理ステップを実行させるための、医用画像ファイル管理プログラム。
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