JP2018036721A - 情報処理装置及び情報処理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】多岐にわたるプリンタの設定項目に対して、ユーザが容易に設定するよう支援して、使い勝手を向上させる情報処理装置及び情報処理システムを提供する。
【解決手段】クライアントコンピュータ2は、設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させるプリンタドライバ9を表示する表示部12と、設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部14と、設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部23と、設定値取得部14によって取得された設定項目の設定値に基づき、印刷に関するユーザの意図を推定し、設定項目と関連する他の設定項目である、推奨する他の設定項目の設定値を示す推奨設定項目をユーザに提示する印刷意図分析処理部15とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】クライアントコンピュータ2は、設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させるプリンタドライバ9を表示する表示部12と、設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部14と、設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部23と、設定値取得部14によって取得された設定項目の設定値に基づき、印刷に関するユーザの意図を推定し、設定項目と関連する他の設定項目である、推奨する他の設定項目の設定値を示す推奨設定項目をユーザに提示する印刷意図分析処理部15とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は情報処理装置及び情報処理システムに関し、プリンタドライバの設定をユーザに行わせる情報処理装置に適用して好適なものである。
従来、情報処理装置においては、プリンタドライバの複数の設定項目の設定値を印刷時にユーザが任意に変更することにより、目的の印刷結果を得るものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
近年、プリンタは多機能化しており、それに伴いプリンタドライバの設定項目の種類も増大しているため、プリンタドライバの設定方法に慣れてないユーザが容易に目的の印刷結果を得ることが困難になりつつあった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、使い勝手を向上し得る情報処理装置及び情報処理システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の情報処理装置は、設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させる設定画面を表示する表示部と、設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部と、設定項目の設定値を格納する設定値格納部と、設定値取得部によって取得された設定項目の設定値に基づき、設定項目と関連する他の設定項目をユーザに提示する関連項目提示部とを設けるようにした。
また本発明の情報処理システムは、設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させる設定画面を表示する表示部と、設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部と、設定項目の設定値を格納する設定値格納部と、設定値とユーザのユーザIDとを画像形成装置へ送信する設定値ユーザID送信部と、ユーザIDの印刷設定を印刷データと共に画像形成装置へ送信する印刷設定送信部と、画像形成装置から受信した使用頻度情報に基づき、関連設定項目を表示する関連項目提示部とを具える情報処理装置と、ユーザ毎の印刷設定をグループ別に記憶する設定情報格納部と、情報処理装置から受信したユーザIDが所属するグループを判定するグループ判定部と、判定されたグループにおける他のユーザの印刷設定のうち、ユーザが有効としている設定項目を有効としている他のユーザの印刷設定を抽出するキーワード検索部と、抽出された他のユーザの印刷設定から、設定項目毎の使用頻度を算出し使用頻度情報を生成する使用頻度算出部と、使用頻度情報を情報処理装置へ送信する使用頻度情報送信部とを具える画像形成装置とを設けるようにした。
これにより本発明は、ユーザが設定画面において選択した設定項目の設定値に関連する他の設定項目をユーザに一目で認識させることができ、設定画面に不慣れなユーザに対して容易に印刷設定を行わせることができる。
本発明は、使い勝手を向上し得る情報処理装置及び情報処理システムを実現できる。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.画像形成システムの全体構成]
図1に示すように、画像形成システム1は、クライアントコンピュータ2とプリンタ4とが接続されている。プリンタ4は、上位装置であるPC(Personal Computer)等のクライアントコンピュータ2から印刷ジョブを受信し該印刷ジョブに基づき印刷を行う。
[1−1.画像形成システムの全体構成]
図1に示すように、画像形成システム1は、クライアントコンピュータ2とプリンタ4とが接続されている。プリンタ4は、上位装置であるPC(Personal Computer)等のクライアントコンピュータ2から印刷ジョブを受信し該印刷ジョブに基づき印刷を行う。
[1−2.クライアントコンピュータの構成]
クライアントコンピュータ2は、制御部6と、アプリケーション8と、メモリ10と、入力部11と、表示部12とにより構成されており、制御部6が各部(メモリ10、入力部11及び表示部12)を統轄制御する。制御部6は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなるメモリ10から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。また制御部6は、プリンタドライバ9の各機能を実現する。
クライアントコンピュータ2は、制御部6と、アプリケーション8と、メモリ10と、入力部11と、表示部12とにより構成されており、制御部6が各部(メモリ10、入力部11及び表示部12)を統轄制御する。制御部6は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなるメモリ10から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。また制御部6は、プリンタドライバ9の各機能を実現する。
メモリ10は、プリンタドライバ9やユーザによって設定されている各設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部23と、印刷意図情報算出処理部19によって算出された図6に示す印刷意図情報IF1を格納する印刷意図情報格納部24とにより構成され、各種情報を保存する。
アプリケーション8は、文書やイメージの作成や印刷等を行う一般的なソフトウェアプログラムである。入力部11は、例えばキーボード及びマウスにより構成され、ユーザの入力操作を受け付け、操作指示を制御部6へ送出する。表示部12は、例えば液晶ディスプレイにより構成され、制御部6から出力されたGUI(Graphical User Interface)等を表示することによりユーザに提示する。この表示部12は、プリンタドライバ9における詳細設定画面として、例えば、図2に示す通常詳細設定画面DIP1か、又は図3に示す初心者用詳細設定画面DIP2かの何れかを表示する。
図2に示すように、通常詳細設定画面DIP1には、図3に示す推奨設定情報表示部33が表示されていない。この通常詳細設定画面DIP1は、例えば、ドキュメントを表示しているアプリケーション8から印刷メニュー指定時に表示されるプリンタドライバ9のプロパティをユーザに選択されることで表示される。通常詳細設定画面DIP1は、通常ドライバUI設定部49及び初心者モード選択部27によって構成される。通常ドライバUI設定部49は、印刷レイアウト表示部26、設定値変更エリア28、切替タブ29、OKボタン30、適用ボタン31及びキャンセルボタン32によって構成される。通常ドライバUI設定部49は、プリンタドライバ9における初心者モード選択部27以外の全ての設定項目の設定をユーザに行わせる。
印刷レイアウト表示部26は、実際に用紙に印刷される様子を表示する箇所である。初心者モード選択部27は、初心者モードを有効にすることを望んでいるユーザにより選択される箇所であり、「初心者モードを有効にする」が選択されると、通常詳細設定画面DIP1に代えて初心者用詳細設定画面DIP2(図3)が表示部12に表示される。ここで、初心者モードとは、プリンタドライバ9の設定方法に不慣れなユーザに対し、容易にプリンタドライバ9の設定を行わせるモードである。
設定値変更エリア28は、用紙サイズ、レイアウトタイプ、両面印刷、印刷の向き及びカラー設定等をユーザに選択させる箇所であり、例えば設定項目として用紙サイズが選択され、さらに設定値としてA4やA3等が選択される。切替タブ29は、プリンタドライバ9における基本機能、応用機能及びその他の設定をユーザに選択させるタブであり、選択されると別画面が表示される。OKボタン30は、ユーザにより押下されると、通常詳細設定画面DIP1における各設定項目の設定値が保存され且つ通常詳細設定画面DIP1が閉じられる。適用ボタン31は、ユーザにより押下されると、通常詳細設定画面DIP1における各設定項目の設定値が保存される。キャンセルボタン32は、ユーザにより押下されると、通常詳細設定画面DIP1における設定作業がキャンセルされる。
図3に示すように、初心者用詳細設定画面DIP2は、通常ドライバUI設定部49、初心者モード選択部27及び推奨設定情報表示部33によって構成され、通常詳細設定画面DIP1(図2)と比べて、推奨設定情報表示部33が追加して表示されている。以下では通常詳細設定画面DIP1と初心者用詳細設定画面DIP2とをまとめて詳細設定画面とも呼ぶ。この初心者用詳細設定画面DIP2は、通常詳細設定画面DIP1(図2)の初心者モード選択部27において、「初心者モードを有効にする」が選択され初心者モードが有効になった際に、通常詳細設定画面DIP1に代えて表示部12に表示される。
ユーザは、初心者用詳細設定画面DIP2に表示された各設定項目の設定値の編集を、通常詳細設定画面DIP1と同様に行う。ユーザにより初心者用詳細設定画面DIP2の設定項目の設定値が変更されると、制御部6は、その都度印刷意図分析処理を行い、推奨設定情報表示部33に表示させる情報を動的に変化させる。
推奨設定情報表示部33には、例えば図4(A)及び図4(B)に示す推奨設定項目RSLが表示される。図4(A)の推奨設定項目RSLは、ユーザの印刷意図が分析された結果、「トナーを節約したい」と判断された場合に推奨設定情報表示部33に表示される内容である。一方、図4(B)の推奨設定項目RSLは、ユーザの印刷意図が分析された結果、「用紙を節約したい」と判断された場合に推奨設定情報表示部33に表示される内容である。ここで、ユーザの印刷意図とは、例えば、「用紙を節約したい」、「トナーを節約したい」や「インクを節約したい」等のような、ユーザが印刷を実行する際に達成したい目標のことである。
ユーザは、自分の印刷意図と合致する内容が推奨設定情報表示部33(図3)に表示されている場合は、推奨設定項目RSLとして挙げられている項目を参照して初心者用詳細設定画面DIP2の設定値変更エリア28に表示された設定項目の設定値を変更する。一方ユーザは、自分の印刷意図と合致しない内容が推奨設定情報表示部33に表示されている場合は、推奨設定情報表示部33に表示された内容に従わずに初心者用詳細設定画面DIP2の設定値変更エリア28において自身の好みの設定を行う。
図1に示すようにプリンタドライバ9は、詳細設定画面上で設定された設定値を取得する設定値取得部14と、ユーザの入力をもとにユーザの印刷意図を分析する印刷意図分析処理部15と、ユーザが詳細設定画面上で様々な設定項目の設定値を変更した際の処理を行う入力処理部16と、ユーザに推奨する設定値等を表示部12に表示させる画面表示処理部17とにより構成される。
印刷意図分析処理部15は、印刷意図情報算出処理部19と、推奨情報作成処理部20と、印刷意図評価テーブル格納部21とにより構成される。
印刷意図評価テーブル格納部21は、ユーザの印刷意図の分析を印刷意図情報算出処理部19が行う際に用いられる、図5に示す印刷意図評価テーブルTB1を予め記憶する。印刷意図評価テーブルTB1は、プリンタドライバ9において設定可能な設定項目を示す「設定項目名」と、「設定項目名」で示される設定項目の変更前の設定値を示す「変更前設定値」と、設定項目の変更後の設定値を示す「変更後設定値」と、設定項目の変更から想定されるユーザの印刷意図を示す「想定印刷意図」と、設定項目の印刷意図に対する重みの値を示す「重み」とが対応付けられてそれぞれ格納されている。
印刷意図情報算出処理部19は、ユーザがプリンタドライバ9の設定変更の操作を行った際に、変更された設定値を印刷設定値格納部23から読み取り、該ユーザがどのような印刷意図を持っているのかを、印刷意図評価テーブル格納部21に格納された印刷意図評価テーブルTB1に基づき判断し、印刷意図情報格納部24の印刷意図情報IF1を更新する。
例えば、ユーザがプリンタドライバ9の初心者用詳細設定画面DIP2(図3)において、「両面印刷」の設定を、「なし」の設定値から「短辺とじ」の設定値に変更した場合、印刷意図評価テーブルTB1に示すように、想定される印刷意図としては「用紙を節約したい」ということが考えられ、その意図の強さが「2」に設定されている。
また例えば、ユーザがプリンタドライバ9の初心者用詳細設定画面DIP2(図3)において、「印刷品位」(図示せず)の設定を、「ふつう」の設定値から「はやい」の設定値に変更した場合、印刷意図評価テーブルTB1に示すように、想定される印刷意図としては「速く印刷したい」と「トナーを節約したい」という複数の印刷意図が考えられ、それぞれ「速く印刷したい」の意図の強さが「2」に、「トナーを節約したい」の意図の強さが「1」に設定されている。
図6に示す印刷意図情報IF1は、印刷意図評価テーブルTB1(図5)における「想定印刷意図」に対応する印刷意図を示す「印刷意図」と、該印刷意図毎の累計の重みを示し初期値が0である「累計重み」とにより構成されている。
印刷意図情報算出処理部19は、プリンタドライバ9においてある設定項目の設定値をユーザが変更した際に、その変更に該当する設定項目を印刷意図評価テーブルTB1から探し出し、存在している場合、該設定項目に対応する「想定印刷意図」と、その「重み」とを抽出する。続いて印刷意図情報算出処理部19は、印刷意図評価テーブルTB1から抽出した「想定印刷意図」に対応する、印刷意図情報IF1の「印刷意図」の、「累計重み」に、印刷意図評価テーブルTB1から抽出した「重み」を加算することにより、印刷意図情報IF1を更新する。
例えばユーザが「トナーセーブ」の設定を「なし」から「あり」に変更すると、印刷意図情報算出処理部19は、図6(A)に示す印刷意図情報IF1を図6(B)に示す印刷意図情報IF1に更新して印刷意図情報格納部24に格納する。続いてユーザが「印刷品位」の設定を「ふつう」から「はやい」に変更した場合、印刷意図情報算出処理部19は、図6(B)に示した印刷意図情報IF1を図6(C)に示す印刷意図情報IF1に更新して印刷意図情報格納部24に格納する。さらに続いてユーザが「レイアウトタイプ」の設定を「通常」から「2up」に変更した場合、印刷意図情報算出処理部19は、図6(C)に示した印刷意図情報IF1を図6(D)に示す印刷意図情報IF1に更新して印刷意図情報格納部24に格納する。
推奨情報作成処理部20は、印刷意図情報格納部24に格納された印刷意図情報IF1を参照し、最も「累計重み」の点数が高い「印刷意図」をユーザの印刷意図だと判断し、ユーザに推奨する設定値を作成する。
具体的に推奨情報作成処理部20は、図6(B)に示した印刷意図情報IF1の場合、累計重みの点数が最も高い印刷意図である「トナーを節約したい」がユーザの印刷意図であると判断し、印刷意図評価テーブルTB1の「想定印刷意図」の値で「トナーを節約したい」が設定された「設定項目名」を検索し、「設定項目名」として「レイアウトタイプ」、「印刷品位」及び「トナーセーブ」を抽出する。続いて推奨情報作成処理部20は、図4(A)に示すような、印刷意図評価テーブルTB1から抽出した全ての設定項目及び該設定項目に対応する変更後設定値である、レイアウトタイプが「2up」、印刷品位が「はやい」、トナーセーブが「ON」である推奨設定値を作成し図3に示したように初心者用詳細設定画面DIP2の推奨設定情報表示部33に表示する。
[1−3.基本設定処理]
次に、クライアントコンピュータ2による基本設定処理の具体的な処理手順について、図7のフローチャートを用いて説明する。ユーザの操作によりプリンタドライバ9のプロパティ画面の表示が選択されると、制御部6は、メモリ10から基本設定処理プログラムを読み出して実行することにより基本設定処理手順RT1を開始して、ステップSP1へ移る。
次に、クライアントコンピュータ2による基本設定処理の具体的な処理手順について、図7のフローチャートを用いて説明する。ユーザの操作によりプリンタドライバ9のプロパティ画面の表示が選択されると、制御部6は、メモリ10から基本設定処理プログラムを読み出して実行することにより基本設定処理手順RT1を開始して、ステップSP1へ移る。
ステップSP1において制御部6は、図2に示した通常詳細設定画面DIP1を画面表示処理部17により表示部12に表示すると共に、初心者モードが選択されているか否かを含む、プリンタドライバ9で現在設定されている設定値(すなわち初期値)を設定値取得部14により取得してメモリ10の印刷設定値格納部23に格納し、ステップSP2へ移る。
ステップSP2において制御部6は、初心者モードが有効になっているかを確認することにより、初心者モードがユーザに選択されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはユーザが初心者モードで印刷設定を行おうとしていることを表し、このとき制御部6はステップSP3へ移る。
ステップSP3において制御部6は、図3に示した初心者用詳細設定画面DIP2を画面表示処理部17により表示部12に表示し、ステップSP4へ移りユーザによる操作を待ち受ける。このとき、ユーザの印刷意図は未だ分析されていないため、画面表示処理部17は、推奨設定項目RSLが表示されておらず空欄となっている推奨設定情報表示部33を初心者用詳細設定画面DIP2内に表示させる。
ステップSP4において制御部6は、初心者用詳細設定画面DIP2におけるプリンタドライバ9の各種設定項目が選択され設定値がユーザにより変更されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このとき制御部6はステップSP5へ移り、図8に示す印刷意図分析処理手順SRT1へ経てステップSP6へ移る。一方ステップSP4において否定結果が得られると、このとき制御部6はステップSP6へ移る。
ステップSP6において制御部6は、初心者用詳細設定画面DIP2の推奨設定情報表示部33に表示された推奨設定項目RSLのうち何れかの設定項目が押下されることによりユーザに選択されたか否かを設定値取得部14により判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはユーザの印刷意図と合致する設定項目が推奨設定情報表示部33に表示されていることを表し、このとき制御部6はステップSP7へ移る。一方ステップSP6において否定結果が得られると、このことはユーザの印刷意図と合致する設定項目が推奨設定情報表示部33に表示されていないことを表し、このとき制御部6はステップSP7をパスしてステップSP8へ移る。実際上、印刷意図分析処理手順SRT1の処理が一度も行われていない場合、ユーザの印刷意図は未だ分析されておらず、画面表示処理部17は空欄であるため、制御部6はステップSP6において否定結果を得てステップSP8へ移る。
ステップSP7において制御部6は、推奨設定情報表示部33を最新の状態に更新し、ステップSP8へ移る。ステップSP8において制御部6は、初心者用詳細設定画面DIP2においてOKボタン30又は適用ボタン31が押下されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはユーザが変更を希望する設定項目における変更後設定値を確定させたいことを表し、このとき制御部6はステップSP11へ移り基本設定処理手順RT1を終了する。一方ステップSP5において否定結果が得られると、このことはユーザが他の設定項目の設定値の変更も希望していることを表し、このとき制御部6はステップSP4へ戻り、初心者用詳細設定画面DIP2における各種設定項目がユーザに選択され変更されたか否かを判定する。
一方ステップSP2において否定結果が得られると、このことはユーザが通常モードで印刷設定を行おうとしていることを表し、このとき制御部6はステップSP9へ移り、図2に示した通常詳細設定画面DIP1を画面表示処理部17により引き続き表示部12に表示し、ステップSP10へ移りユーザによる操作を待ち受ける。
ステップSP10において制御部6は、通常詳細設定画面DIP1においてOKボタン30又は適用ボタン31が押下されるまで待ち受け、OKボタン30又は適用ボタン31が押下されると、ステップSP11へ移り基本設定処理手順RT1を終了する。
[1−4.印刷意図分析処理]
次に、クライアントコンピュータ2による印刷意図分析処理の具体的な処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。基本設定処理手順RT1(図7)のステップSP4において、初心者用詳細設定画面DIP2における各種設定項目がユーザに選択され変更されると、制御部6はステップSP5へ移り、印刷意図分析処理手順SRT1を開始し、ステップSP21へ移る。
次に、クライアントコンピュータ2による印刷意図分析処理の具体的な処理手順について、図8のフローチャートを用いて説明する。基本設定処理手順RT1(図7)のステップSP4において、初心者用詳細設定画面DIP2における各種設定項目がユーザに選択され変更されると、制御部6はステップSP5へ移り、印刷意図分析処理手順SRT1を開始し、ステップSP21へ移る。
ステップSP21において制御部6は、プリンタドライバ9における変更された設定項目とその設定値とを設定値取得部14により取得してメモリ10の印刷設定値格納部23に格納し、ステップSP22へ移る。ステップSP22において制御部6は、図6(A)に示した現在の印刷意図情報IF1を印刷意図情報算出処理部19により印刷意図情報格納部24から取得し、ステップSP23へ移る。
ステップSP23において制御部6は、印刷意図情報算出処理部19により、プリンタドライバ9において変更された設定項目及びその設定値を、図5に示した印刷意図評価テーブルTB1と比較することにより、重みを算出し、該重みを、印刷意図情報格納部24の印刷意図情報IF1(図6(A))における該当する「印刷意図」の「累計重み」に加算することにより、図6(B)に示したように印刷意図情報IF1を更新し、ステップSP24へ移る。
ステップSP24において制御部6は、更新された印刷意図情報IF1における、「累計重み」が最も大きい「印刷意図」に基づき、ユーザに推奨する設定項目を推奨情報作成処理部20により選択し、画面表示処理部17により表示部12の推奨設定情報表示部33に推奨設定項目RSLとして表示し、ステップSP25へ移り印刷意図分析処理手順SRT1を終了し、基本設定処理手順RT1(図7)のステップSP6へ移る。
実際上、例えばユーザが「トナーセーブ」の設定項目を「なし」から「あり」に変更すると、制御部6は、図6(A)に示した印刷意図情報IF1を図6(B)に示した印刷意図情報IF1へ更新する。図6(B)に示した印刷意図情報IF1においては、「トナーを節約したい」の印刷意図の累計重みが最も大きいため、制御部6は、図4(A)に示した推奨設定項目RSLを推奨設定情報表示部33に表示させる。なお、既に「トナーセーブ」の設定項目が「なし」から「あり」に変更されているため、制御部6は、図4(A)に示した推奨設定項目RSLの内、トナーセーブの設定項目をグレーアウトさせた状態で推奨設定情報表示部33に表示させる。
このときユーザは、トナーの節約をしたいと望んでいる場合、推奨設定情報表示部33に表示された推奨設定項目RSLの内、例えば「印刷品位」の設定項目をクリックする。これにより制御部6は、基本設定処理手順RT1(図7)におけるステップSP6において肯定結果を得て、ステップSP7において「印刷品位」の設定項目をグレーアウトさせる。
続いて制御部6は、ステップSP8において否定結果を得てからステップSP4において肯定結果を得て、印刷意図分析処理手順SRT1(図8)のステップSP21において「印刷品位」の設定項目の設定値を「ふつう」から「はやい」へ変更してメモリ10の印刷設定値格納部23に格納する。続いて制御部6は、ステップSP23において、図6(B)に示した印刷意図情報IF1を図6(C)に示した印刷意図情報IF1へ更新する。図6(C)に示した印刷意図情報IF1においては、「トナーを節約したい」の印刷意図の累計重みが依然として最も大きいため、制御部6は、図4(A)に示した推奨設定項目RSLを推奨設定情報表示部33に引き続き表示させる。この時点で、制御部6は、図4(A)に示した推奨設定項目RSLの内、トナーセーブの設定項目と印刷品位の設定項目とをグレーアウトさせた状態で推奨設定情報表示部33に表示させている。
このときユーザは、トナーの節約をしたいと望んでいるため、推奨設定情報表示部33に表示された推奨設定項目RSLの内、未設定である「レイアウトタイプ」の設定項目をクリックする。これにより制御部6は、基本設定処理手順RT1(図7)におけるステップSP6において肯定結果を得て、ステップSP7において「レイアウトタイプ」の設定項目をグレーアウトさせる。続いて制御部6は、ステップSP8において否定結果を得てからステップSP4において肯定結果を得て、印刷意図分析処理手順SRT1(図8)のステップSP21において「レイアウトタイプ」の設定項目の設定値を「通常」から「2up」へ変更してメモリ10の印刷設定値格納部23に格納する。続いて制御部6は、ステップSP23において、図6(C)に示した印刷意図情報IF1を図6(D)に示した印刷意図情報IF1へ更新する。図6(D)に示した印刷意図情報IF1においては、「トナーを節約したい」の印刷意図の累計重みが依然として最も大きいため、制御部6は、図4(A)に示した推奨設定項目RSLを推奨設定情報表示部33に引き続き表示させる。
このときユーザは、推奨設定情報表示部33に表示された推奨設定項目RSLの内の全ての設定項目がグレーアウトしているため、推奨設定情報表示部33に表示された推奨設定項目RSLの設定項目はクリックせず、制御部6はステップSP6において否定結果を得て、ステップSP8へ移り、OKボタン30又は適用ボタン31の押下を待ち受ける。
このように制御部6は、ユーザにより選択された設定項目及び設定値に基づき推奨設定項目RSLを推奨設定情報表示部33に表示し、推奨設定項目RSLの設定項目をユーザにクリックさせるだけで、例えば「トナーを節約したい」というユーザの印刷意図に沿った印刷設定を行うことができる。
[1−5.効果等]
以上の構成においてクライアントコンピュータ2は、ユーザがプリンタドライバ9の設定変更の操作を行った際に、設定変更が行われた設定項目及び設定値に基づき、該ユーザがどのような印刷意図を持っているのかを印刷意図評価テーブルTB1に基づき判断して印刷意図情報IF1を更新し、初心者用詳細設定画面DIP2の推奨設定情報表示部33に推奨設定値として表示することにより、ユーザに提示するようにした。
以上の構成においてクライアントコンピュータ2は、ユーザがプリンタドライバ9の設定変更の操作を行った際に、設定変更が行われた設定項目及び設定値に基づき、該ユーザがどのような印刷意図を持っているのかを印刷意図評価テーブルTB1に基づき判断して印刷意図情報IF1を更新し、初心者用詳細設定画面DIP2の推奨設定情報表示部33に推奨設定値として表示することにより、ユーザに提示するようにした。
このためクライアントコンピュータ2は、プリンタドライバに関する深い知識を持っていないユーザに対しても、設定作業の手数を削減し、簡単に思った通りの印刷結果を提供できる。またクライアントコンピュータ2は、ユーザが気付いていない変更すべき設定項目の存在に気付かせることができる。これによりユーザは、今までと同じようにプリンタドライバの設定を変更するだけで、自身の印刷意図にあった他の設定項目が表示されることになるので、プリンタドライバに関する深い知識を持っていなくても、容易に印刷設定を行うことができる。
またクライアントコンピュータ2は、プリンタドライバ9の設定項目の設定値が変更される度に、印刷意図情報IF1を更新するようにした。このためクライアントコンピュータ2は、ユーザの印刷意図と合致しない内容が推奨設定情報表示部33に表示されており、推奨設定情報表示部33に表示された設定項目及び推奨設定値とは異なる設定項目の設定値が通常ドライバUI設定部49で変更された場合であっても、設定値が変更される度に印刷意図情報IF1における累計重みの点数が最も高い印刷意図を抽出し直すことにより、ユーザの印刷意図を臨機応変に想定し、推奨設定情報表示部33に表示させる内容を更新することができる。
さらにクライアントコンピュータ2は、通常詳細設定画面DIP1において初心者モード選択部27で「初心者モードを有効にする」が選択されると初心者用詳細設定画面DIP2を表示するようにした。このためクライアントコンピュータ2は、プリンタドライバに関する深い知識を持っているユーザに対しては推奨設定情報表示部33を表示させない一方、プリンタドライバに関する深い知識を持っていないユーザに対しては推奨設定情報表示部33を表示させることができ、ユーザの意思を反映させることができる。
さらにクライアントコンピュータ2は、基本設定処理手順RT1のステップSP6と印刷意図分析処理手順SRT1のステップSP21とにおいて、推奨設定情報表示部33に表示された推奨設定項目RSLのうち、ユーザにクリックされた設定項目の設定値を変更後設定値へ変更するようにした。これによりクライアントコンピュータ2は、推奨設定情報表示部33内の推奨設定項目RSLのうちユーザが変更を希望する設定項目を1クリックさせるだけで設定値を変更することができる。このためクライアントコンピュータ2は、推奨設定情報表示部33内の推奨設定項目RSLを目視したユーザが、変更を希望する設定項目を初心者用詳細設定画面DIP2の設定値変更エリア28から探し出したり、探し出した設定項目をクリックして選択した後に変更後の設定値を選択したりする手間を省くことができ、ユーザの使い勝手を向上できる。
以上の構成によればクライアントコンピュータ2は、設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させる設定画面であるプリンタドライバ9を表示する表示部12と、設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部14と、設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部23と、設定値取得部14によって取得された設定項目の設定値に基づき、印刷に関する前記ユーザの意図を推定し、設定項目と関連する他の設定項目である、推奨する他の設定項目の設定値を示す推奨設定項目RSLをユーザに提示する印刷意図分析処理部15とを設けるようにした。
これによりクライアントコンピュータ2は、ユーザがプリンタドライバ9において選択した設定項目の設定値に関連する他の設定項目をユーザに一目で認識させることができ、プリンタドライバ9に不慣れなユーザに対して容易に印刷設定を行わせることができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.画像形成システムの全体構成]
図1と対応する部材に同一符号を付した図9に示すように、第2の実施の形態による画像形成システム101は、第1の実施の形態による画像形成システム1と比べて、それぞれクライアントコンピュータ102がクライアントコンピュータ2と、プリンタ104がプリンタ4と異なっている。
[2−1.画像形成システムの全体構成]
図1と対応する部材に同一符号を付した図9に示すように、第2の実施の形態による画像形成システム101は、第1の実施の形態による画像形成システム1と比べて、それぞれクライアントコンピュータ102がクライアントコンピュータ2と、プリンタ104がプリンタ4と異なっている。
[2−2.クライアントコンピュータの構成]
クライアントコンピュータ102は、制御部106と、アプリケーション8と、メモリ110と、入力部(図示せず)と、表示部12とにより構成されており、制御部106が各部(メモリ110、入力部及び表示部12)を統轄制御する。制御部106は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなるメモリ110から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。また制御部106は、プリンタドライバ109の各機能を実現する。メモリ110は、プリンタドライバ109やユーザによって設定されている各設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部44を有し、各種情報を保存する。
クライアントコンピュータ102は、制御部106と、アプリケーション8と、メモリ110と、入力部(図示せず)と、表示部12とにより構成されており、制御部106が各部(メモリ110、入力部及び表示部12)を統轄制御する。制御部106は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなるメモリ110から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。また制御部106は、プリンタドライバ109の各機能を実現する。メモリ110は、プリンタドライバ109やユーザによって設定されている各設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部44を有し、各種情報を保存する。
プリンタドライバ109は、データ解析部40と、コマンド変換部41と、コマンドマージ部42と、スプーラ43と、印刷設定値格納部44と、ドライバ設定情報コマンド作成部45と、ユーザID取得部46と、プリンタドライバ設定UI56と、ドライバ設定差分検出部52と、キーワード/ユーザID送信部53と、使用頻度情報受信部54とにより構成される。プリンタドライバ設定UI56は、プリンタドライバ109内のユーザインターフェイスであり、初心者モード選択部27、通常ドライバUI設定部49及び関連設定項目表示部50により構成される。
データ解析部40は、アプリケーション8から送付されたデータであるアプリケーション印字データを解析し、印字データをコマンド変換部41へ送出する。コマンド変換部41は、データ解析部40から印字データを受信し、印刷設定値格納部44から取得した設定で各印字データを印字データコマンドに変換してコマンドマージ部42へ送出する。コマンドマージ部42は、コマンド変換部41から取得した印字データコマンドとドライバ設定情報コマンド作成部45から取得した設定情報コマンドとをマージさせ、プリンタコマンドとしてスプーラ43へ送出する。
印刷設定値格納部44は、通常ドライバUI設定部49から、設定された図11に示すプリンタドライバ設定情報IF2を取得し保持する。ここで、プリンタドライバ設定情報IF2とは、プリンタドライバ109における全ての設定項目について、機能する状態としてONが、機能しない状態としてOFFが記録された情報である。
ドライバ設定情報コマンド作成部45は、それぞれ印刷設定値格納部44からプリンタドライバ設定情報IF2を、ユーザID取得部46からユーザIDを取得し、プリンタ104へ送信するための設定情報コマンドを作成し、コマンドマージ部42へ送出する。ここで、ユーザIDとは、ユーザ毎に固有でありユーザを識別する情報である。ユーザID取得部46は、クライアントコンピュータ102内のOS(Operating System)の設定情報からユーザIDを取得し、該ユーザIDをドライバ設定情報コマンド作成部45へ送出する。
ドライバ設定差分検出部52は、プリンタドライバ設定情報IF2で示される、全ての設定項目における、プリンタドライバ109においてユーザが設定した設定値と、プリンタドライバ109のデフォルトの設定値との差分を計算し、差分情報(キーワード)を取得する。キーワード/ユーザID送信部53は、キーワード及びユーザIDをプリンタ104へ送信する。ここで、キーワードとは、プリンタドライバ設定情報IF2(図11)における「ドライバ設定A」や「ドライバ設定B」等の各設定項目名である。
使用頻度情報受信部54は、図12に示すドライバ設定の使用頻度情報IF3をプリンタ104から取得する。ここで、使用頻度情報IF3とは、プリンタドライバ109における各設定項目と、その設定項目の使用頻度とが対応付けられた情報である。本実施の形態において使用頻度情報IF3は、それぞれ設定項目の「ドライバ設定A」の使用頻度が100%、「ドライバ設定C」の使用頻度が66%、「ドライバ設定D」の使用頻度が33%となっている。またこの使用頻度情報IF3は、プリンタドライバ109において現在設定された設定項目以外の設定項目を示すものであり、本実施の形態においては「ドライバ設定B」が現在設定された(すなわちキーワードが「ドライバ設定B」である)ため、「ドライバ設定B」のドライバ設定項目は含まれていない。
初心者モード選択部27は、図2に示したように初心者モードを有効にすることを望んでいるユーザにより選択される箇所であり、「初心者モードを有効にする」が選択されると、通常詳細設定画面DIP1(図2)と並んで図10に示す関連設定項目表示部50が表示部12に表示される。関連設定項目表示部50には、関連設定項目ASLと閉じるボタン51とが表示される。関連設定項目ASLは、使用頻度情報IF3に基づき関連設定項目表示部50に表示される内容である。
スプーラ43は、コマンドマージ部42からプリンタコマンドを取得して適時にスプールし、スプール後、適時にプリンタ104にプリンタコマンドを送信する。
[2−3.プリンタの構成]
プリンタ104は、制御部60と、記憶部61と、印字処理部67とにより構成されており、制御部60が各部(記憶部61及び印字処理部67)を統轄制御する。制御部60は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部61から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。
プリンタ104は、制御部60と、記憶部61と、印字処理部67とにより構成されており、制御部60が各部(記憶部61及び印字処理部67)を統轄制御する。制御部60は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部61から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して種々の処理を行う。
記憶部61は、図13に示すグループ別ユーザID情報IF4を格納するグループ情報格納部65と、クライアントコンピュータ102から取得したプリンタドライバ設定情報IF2をグループ判定部69で判定されたグループに登録すると共に、ドライバ設定情報取得部68からプリンタドライバ設定情報IF2の取得を要求された場合、その情報を取り出すドライバ設定情報格納部70とにより構成され、各種情報を保存する。
制御部60は、グループ登録部64と、コマンド解析部66と、ドライバ設定情報取得部68と、グループ判定部69と、キーワード/ユーザID受信部71と、キーワード検索部72と、使用頻度算出部73と、使用頻度情報送信部74と、送信データ作成部75との各機能を実現する。
グループ登録部64は、プリンタ104のオペレーションパネルに対するユーザの操作に基づき、ユーザIDとグループとの対応付けを行う。ここで、グループとは、経理部、営業部や技術部等、比較的同一の業務を実施しており、同じプリンタドライバ設定を使う傾向にある部門毎の単位である。グループ情報格納部65は、図13に示すように、グループ登録部64で登録されたグループと関連するユーザIDとにより示されるグループ別ユーザID情報IF4を格納している。グループ別ユーザID情報IF4は、経理部、営業部及び技術部の3個のグループ毎に、それぞれのグループに所属している全員のユーザのユーザIDを記憶している。グループ別ユーザID情報IF4は、例えば、経理部のグループ内に、5人のユーザ分の407、946、051、228及び001のユーザIDを記憶している。
コマンド解析部66は、クライアントコンピュータ102から受信したプリンタコマンドを解析し、ユーザID/ドライバ設定情報をグループ判定部69へ送出すると共に、コマンド情報を印字処理部67へ送出する。このユーザID/ドライバ設定情報は、ユーザIDと、プリンタドライバ設定情報IF2とが対応付けられた情報である。印字処理部67は、コマンド解析部66から取得したコマンド情報に基づき、用紙に印刷を行う。
ドライバ設定情報取得部68は、キーワード/ユーザID受信部71からユーザIDを取得すると共に、グループ判定部69から、該ドライバ設定情報取得部68が指定したユーザIDに対応するグループを示すグループ情報を取得する。
グループ判定部69は、コマンド解析部66から取得したユーザID/ドライバ設定情報と、グループ情報格納部65から取得したユーザID/グループ情報とから、プリンタドライバ設定情報IF2をどのグループに登録するのかを判定する。このユーザID/グループ情報は、ユーザIDと、該ユーザIDが所属するグループとが対応付けられた情報である。またグループ判定部69は、ドライバ設定情報取得部68からユーザIDを取得し、そのユーザIDはどのグループに所属しているか判定する。
ドライバ設定情報格納部70は、クライアントコンピュータ102から取得したプリンタドライバ設定情報IF2を、図14に示すグループ別プリンタドライバ設定データベースDBにおいて、グループ判定部69で判定されたグループに登録すると共に、ドライバ設定情報取得部68からプリンタドライバ設定情報IF2の取得を要求された場合、その情報を取り出す。
ここで、各ユーザから送信されたプリンタドライバ設定情報IF2は、図14に示すグループ別プリンタドライバ設定データベースDBのようにグループ別にデータベース化される。グループ別プリンタドライバ設定データベースDBは、経理部ドライバ設定DB、営業部ドライバ設定DB及び技術部ドライバ設定DBの3個のグループのデータベースを保持している。これら経理部ドライバ設定DB、営業部ドライバ設定DB及び技術部ドライバ設定DBは、それぞれ、自身のグループに所属している全員のユーザのプリンタドライバ設定情報IF2を、該ユーザのユーザIDと対応付けて記憶している。例えば経理部ドライバ設定DBは、407、946、051、228及び001のユーザIDが付されたそれぞれユーザのプリンタドライバ設定情報IF2を、該ユーザIDを対応付けて記憶している。このため経理部ドライバ設定DBは、5個のプリンタドライバ設定情報IF2が設定登録されている。
キーワード/ユーザID受信部71は、クライアントコンピュータ102からキーワードとユーザIDとを取得し、それぞれキーワードをキーワード検索部72へ、ユーザIDをドライバ設定情報取得部68へ送出する。
キーワード検索部72は、キーワード/ユーザID受信部71から取得したキーワードとドライバ設定情報格納部70から取得したプリンタドライバ設定情報IF2とから、プリンタドライバ設定情報IF2の中で、キーワードのドライバ設定が使用されている(ONになっている)プリンタドライバ設定情報IF2を抽出し、使用頻度算出部73へ送出する。例として、グループ別プリンタドライバ設定データベースDBにおける、抽出対象データベースが「経理部ドライバ設定DB」、キーワードが「ドライバ設定B」の場合の検索方法を図15を用いて説明する。図15は、グループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)における「経理部ドライバ設定DB」の全てのプリンタドライバ設定情報IF2を示したものであり、それぞれ、ユーザIDが407のプリンタドライバ設定情報IF2がNo.1と、ユーザIDが946のプリンタドライバ設定情報IF2がNo.2と、ユーザIDが051のプリンタドライバ設定情報IF2がNo.3と、ユーザIDが228のプリンタドライバ設定情報IF2がNo.4と、ユーザIDが001のプリンタドライバ設定情報IF2がNo.5と対応している。
キーワード検索部72は、図15の5個のプリンタドライバ設定情報IF2の中で、図中斜線で示す「ドライバ設定B」がONであるものを抽出する。本実施の形態においてキーワード検索部72はNo.1、No.3及びNo.4の3件を抽出する。
使用頻度算出部73は、キーワード検索部72で抽出されたプリンタドライバ設定情報IF2(すなわちNo.1、No.3及びNo.4)内の各設定項目の使用頻度を算出し、使用頻度情報IF3として送信データ作成部75へ送出する。具体的に使用頻度算出部73は、図15で抽出された3件のプリンタドライバ設定情報IF2(No.1、No.3及びNo.4)の中から、各設定項目の使用頻度を計算し、図12に示す使用頻度情報IF3を算出する。ここで、各設定項目の使用頻度とは、キーワードである「ドライバ設定B」以外の各設定項目の使用頻度(すなわちONになっている比率)である。「ドライバ設定A」はNo.1、No.3及びNo.4の3件中3件ともONであるため、使用頻度は100%となる。「ドライバ設定C」はNo.1、No.3及びNo.4の3件中2件がONであるため、使用頻度は66%となる。「ドライバ設定D」はNo.1、No.3及びNo.4の3件中1件がONであるため、使用頻度は33%となる。
送信データ作成部75は、使用頻度算出部73で算出した使用頻度情報IF3をクライアントコンピュータ102に送信可能な形式へ変換し、使用頻度情報送信部74へ送出する。使用頻度情報送信部74は、使用頻度情報IF3をクライアントコンピュータ102へ送信する。
[2−4.差分情報送信処理]
次に、クライアントコンピュータ102による差分情報送信処理の具体的な処理手順について、図17のフローチャートを用いて説明する。ユーザの操作によりプリンタドライバ109のプロパティ画面の表示が選択されると、制御部106は、メモリ110から差分情報送信処理プログラムを読み出して実行することにより差分情報送信処理手順RT11を開始し、ステップSP31へ移る。
次に、クライアントコンピュータ102による差分情報送信処理の具体的な処理手順について、図17のフローチャートを用いて説明する。ユーザの操作によりプリンタドライバ109のプロパティ画面の表示が選択されると、制御部106は、メモリ110から差分情報送信処理プログラムを読み出して実行することにより差分情報送信処理手順RT11を開始し、ステップSP31へ移る。
ここで、後述する差分情報送信処理手順RT11、プリンタドライバ印刷処理手順RT12、使用頻度情報可視化処理手順RT13、印刷アプリケーション処理手順RT14、プリンタ印刷処理手順RT15及び使用頻度情報作成処理手順RT16の間のデータの受け渡しを、図16に模式的に示す。
ステップSP31において制御部106は、図2に示した通常詳細設定画面DIP1を表示部12に表示すると共に、初心者モードが選択されているか否かを含む、プリンタドライバ109で現在設定されている設定値(すなわちデフォルトの設定値)を取得してメモリ110の印刷設定値格納部44に格納し、ステップSP32へ移る。
ステップSP32において制御部106は、初心者モードが有効になっているかを確認することにより、初心者モードがユーザに選択されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはユーザが初心者モードで印刷設定を行おうとしていることを表し、このとき制御部106はステップSP33へ移る。ステップSP33において制御部106は、図10に示した関連設定項目表示部50を通常詳細設定画面DIP1並べて表示部12に表示させ、ステップSP34へ移る。このとき、ユーザはプリンタドライバ109の設定を未だ行っていないため、制御部106は、関連設定項目ASLの内容が表示されておらず空欄となっている関連設定項目表示部50を表示させる。
ステップSP34において制御部106は、ユーザがプリンタドライバ109の通常ドライバUI設定部49を操作することにより設定項目の設定値を変更させるまで待ち受け、ステップSP35へ移る。ステップSP35において制御部106は、プリンタドライバ109において変更された設定項目における、デフォルトの設定値と、変更後の設定値との差分情報をドライバ設定差分検出部52により抽出し、ステップSP36へ移る。
ステップSP36において制御部106は、差分情報を後の処理で使用しやすいようにキーID化(数値化)することによりキーワードを作成し、ステップSP37へ移りユーザID取得部46によりユーザIDを取得し、ステップSP38へ移る。ステップSP38において制御部106は、キーワード及びユーザIDをキーワード/ユーザID送信部53によりプリンタ104へ送信し、ステップSP41へ移り差分情報送信処理手順RT11を終了する。
一方ステップSP32において否定結果が得られると、このことはユーザが通常モードで印刷設定を行おうとしていることを表し、このとき制御部106はステップSP39へ移り、関連設定項目表示部50を表示させない状態で、図2に示した通常詳細設定画面DIP1を引き続き表示部12に表示し、ユーザがプリンタドライバ109の通常ドライバUI設定部49を操作することにより設定項目の設定値を変更させるまで待ち受け、ステップSP40へ移る。ステップSP40において制御部106は、プリンタドライバ109における変更された設定項目及びその設定値を取得して印刷設定値格納部44に格納し、ステップSP41へ移り差分情報送信処理手順RT11を終了する。
[2−5.プリンタドライバ印刷処理]
次に、クライアントコンピュータ102によるプリンタドライバ印刷処理の具体的な処理手順について、図18のフローチャートを用いて説明する。アプリケーション8からアプリケーション印字データを取得すると、制御部106は、メモリ110からプリンタドライバ印刷処理プログラムを読み出して実行することによりプリンタドライバ印刷処理手順RT12を開始し、ステップSP51へ移る。
次に、クライアントコンピュータ102によるプリンタドライバ印刷処理の具体的な処理手順について、図18のフローチャートを用いて説明する。アプリケーション8からアプリケーション印字データを取得すると、制御部106は、メモリ110からプリンタドライバ印刷処理プログラムを読み出して実行することによりプリンタドライバ印刷処理手順RT12を開始し、ステップSP51へ移る。
ステップSP51において制御部106は、アプリケーション8から取得したアプリケーション印字データからデータ解析部40により印字データを生成すると共にコマンド変換部41により該印字データを印字データコマンドへ変換し、ステップSP52へ移る。
ステップSP52において制御部106は、OSの設定情報からユーザID取得部46によりユーザIDを取得し、ステップSP53へ移る。ステップSP53において制御部106は、ユーザIDとプリンタドライバ設定情報IF2とからドライバ設定情報コマンド作成部45により設定情報コマンドを作成し、ステップSP54へ移る。
ステップSP54において制御部106は、ステップSP51において作成した印字データコマンドと、ステップSP53において作成した設定情報コマンドとを、コマンドマージ部42によりマージしてプリンタコマンドを作成し、ステップSP55へ移る。ステップSP55において制御部106は、プリンタコマンドをスプーラ43によりプリンタ104へ送信し、ステップSP56へ移りプリンタドライバ印刷処理手順RT12を終了する。
[2−6.使用頻度情報可視化処理]
次に、クライアントコンピュータ102による使用頻度情報可視化処理の具体的な処理手順について、図19のフローチャートを用いて説明する。プリンタ104から使用頻度情報IF3を送信されると、制御部106は、メモリ110から使用頻度情報可視化処理プログラムを読み出して実行することにより使用頻度情報可視化処理手順RT13を開始し、ステップSP61へ移る。ステップSP61において制御部106は、プリンタ104から図12に示した使用頻度情報IF3を使用頻度情報受信部54により取得し、ステップSP62へ移る。
次に、クライアントコンピュータ102による使用頻度情報可視化処理の具体的な処理手順について、図19のフローチャートを用いて説明する。プリンタ104から使用頻度情報IF3を送信されると、制御部106は、メモリ110から使用頻度情報可視化処理プログラムを読み出して実行することにより使用頻度情報可視化処理手順RT13を開始し、ステップSP61へ移る。ステップSP61において制御部106は、プリンタ104から図12に示した使用頻度情報IF3を使用頻度情報受信部54により取得し、ステップSP62へ移る。
ステップSP62において制御部106は、使用頻度情報IF3を図10に示した関連設定項目表示部50の関連設定項目ASLに表示し、ステップSP63へ移る。具体的に制御部106は、関連設定項目表示部50の関連設定項目ASLにおいて、プリンタドライバ109における設定項目と、該設定項目に対応する選択率である頻度とを表示させる。このとき制御部106は、選択率が高い順に(すなわち使用頻度順に)上から下へ向かって並ぶように設定項目を表示させる。
ステップSP63において制御部106は、関連設定項目ASLにおける設定項目がユーザにより選択されたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、関連設定項目ASLに表示された何れかの設定項目の設定値をユーザが変更することを希望していることを表し、このとき制御部106はステップSP64へ移る。一方ステップSP63においてOKボタン30又は適用ボタン31が押下されることにより否定結果が得られると、このことは、関連設定項目ASLに表示された何れの設定項目の設定値の変更もユーザは希望していないことを表し、このとき制御部106はステップSP66へ移る。
ステップSP64において制御部106は、関連設定項目ASLにおいてユーザにより選択された設定項目と対応する、プリンタドライバ109における通常ドライバUI設定部49の設定項目を開き、ユーザが即時に選択可能な状態とし、ステップSP65へ移る。
ステップSP65において制御部106は、プリンタドライバ109において既に選択可能な状態にされた設定項目の設定値をユーザが変更したか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このとき制御部106は差分情報送信処理手順RT11(図17)におけるステップSP35へ移り、差分情報の抽出を再度行う。その後、プリンタ104における使用頻度情報作成処理手順RT16(後述する)を経て、制御部106は再び使用頻度情報可視化処理手順RT13を開始する。一方ステップSP65においてOKボタン30又は適用ボタン31が押下されることにより否定結果が得られると、このとき制御部106はステップSP66へ移る。
ステップSP66において制御部106は、関連設定項目ASLを介したプリンタドライバ109の設定の更新が終了したか否かを関連設定項目表示部50の閉じるボタン51が押下されたか否かにより判定する。ここで肯定結果が得られると、このことは、関連設定項目ASLを介したプリンタドライバ109の設定の更新は終了したものの、通常ドライバUI設定部49の設定項目をユーザが直接選択して設定値を変更する可能性はあることを表し、このとき制御部106はステップSP67へ移る。一方ステップSP66において否定結果が得られると、このことは、関連設定項目ASLを介したプリンタドライバ109の設定項目の設定値の変更を引き続きユーザが行うことを表し、このとき制御部106はステップSP63へ戻る。
ステップSP67において制御部106は、関連設定項目表示部50の表示を中止し、通常詳細設定画面DIP1のみを表示部12に表示させ、ユーザがプリンタドライバ109の通常ドライバUI設定部49の設定項目を操作することにより通常通り設定項目の設定値を変更させたか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このとき制御部106は差分情報送信処理手順RT11(図17)におけるステップSP35へ移り、差分情報の抽出を再度行う。その後、プリンタ104における使用頻度情報作成処理手順RT16(後述する)を経て、制御部106は再び使用頻度情報可視化処理手順RT13を開始する。
一方ステップSP67において否定結果が得られると、このとき制御部106はステップSP68へ移り、プリンタドライバ109の設定が完了したか否かをOKボタン30又は適用ボタン31が押下されたか否かにより判定する。ここで否定結果が得られると、このとき制御部106はステップSP67へ移り、ユーザによりプリンタドライバ109の設定項目の設定値が変更されたか否かを判定する。一方ステップSP68において肯定結果が得られると、このとき制御部106はステップSP69へ移り、使用頻度情報可視化処理手順RT13を終了し、差分情報送信処理手順RT11(図17)におけるステップSP40へ移り、プリンタドライバ109の設定値を印刷設定値格納部44に格納する。
[2−7.印刷アプリケーション処理]
次に、クライアントコンピュータ102による印刷アプリケーション処理の具体的な処理手順について、図20のフローチャートを用いて説明する。差分情報送信処理手順RT11(図17)のステップSP40においてプリンタドライバ109における変更された設定項目及びその設定値が印刷設定値格納部44に格納されることによりプリンタドライバ109の設定が完了され、ユーザによりアプリケーション8が起動されると、制御部106は、メモリ110から印刷アプリケーション処理プログラムを読み出して実行することにより印刷アプリケーション処理手順RT14を開始し、ステップSP71へ移る。
次に、クライアントコンピュータ102による印刷アプリケーション処理の具体的な処理手順について、図20のフローチャートを用いて説明する。差分情報送信処理手順RT11(図17)のステップSP40においてプリンタドライバ109における変更された設定項目及びその設定値が印刷設定値格納部44に格納されることによりプリンタドライバ109の設定が完了され、ユーザによりアプリケーション8が起動されると、制御部106は、メモリ110から印刷アプリケーション処理プログラムを読み出して実行することにより印刷アプリケーション処理手順RT14を開始し、ステップSP71へ移る。
ステップSP71において制御部106は、アプリケーション8において描画を行いアプリケーション印字データを生成し、ステップSP72へ移り、印刷を開始し、ステップSP73へ移り印刷アプリケーション処理手順RT14を終了する。
[2−8.プリンタ印刷処理]
次に、プリンタ104による印刷処理の具体的な処理手順について、図21のフローチャートを用いて説明する。クライアントコンピュータ102からプリンタコマンドを受信すると、制御部60は、記憶部61から印刷処理プログラムを読み出して実行することによりプリンタ印刷処理手順RT15を開始し、ステップSP81へ移る。ステップSP81において制御部60は、クライアントコンピュータ102からプリンタコマンドを受信すると、該プリンタコマンドをコマンド解析部66により解析し、ステップSP82へ移る。
次に、プリンタ104による印刷処理の具体的な処理手順について、図21のフローチャートを用いて説明する。クライアントコンピュータ102からプリンタコマンドを受信すると、制御部60は、記憶部61から印刷処理プログラムを読み出して実行することによりプリンタ印刷処理手順RT15を開始し、ステップSP81へ移る。ステップSP81において制御部60は、クライアントコンピュータ102からプリンタコマンドを受信すると、該プリンタコマンドをコマンド解析部66により解析し、ステップSP82へ移る。
ステップSP82において制御部60は、プリンタコマンドの解析中に設定情報コマンドを検出したか否かをコマンド解析部66により判定する。ここで肯定結果が得られると、このとき制御部60はステップSP83へ移る。一方ステップSP82において否定結果が得られると、このとき制御部60はステップSP86へ移る。
ステップSP83において制御部60は、抽出した設定情報コマンドからユーザIDをコマンド解析部66により抽出し、ステップSP84へ移る。ステップSP84において制御部60は、抽出したユーザIDが所属するグループをグループ判定部69により判定してグループ情報を取得し、ステップSP85へ移る。
ステップSP85において制御部60は、設定情報コマンドに含まれるプリンタドライバ設定情報IF2を、ドライバ設定情報格納部70のグループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)における、判定したグループ情報により示されるグループ内にグループ判定部69により登録し、ステップSP86へ移る。
ステップSP86において制御部60は、コマンド解析部66で解析されたコマンド情報に基づき、印字処理部67により用紙に印刷を行い、ステップSP87へ移りプリンタ印刷処理手順RT15を終了する。
[2−9.使用頻度情報作成処理]
次に、プリンタ104による使用頻度情報作成処理の具体的な処理手順について、図22のフローチャートを用いて説明する。クライアントコンピュータ102からキーワード及びユーザIDを送信されると、制御部60は、記憶部61から使用頻度情報作成処理プログラムを読み出して実行することにより使用頻度情報作成処理手順RT16を開始し、ステップSP91へ移る。
次に、プリンタ104による使用頻度情報作成処理の具体的な処理手順について、図22のフローチャートを用いて説明する。クライアントコンピュータ102からキーワード及びユーザIDを送信されると、制御部60は、記憶部61から使用頻度情報作成処理プログラムを読み出して実行することにより使用頻度情報作成処理手順RT16を開始し、ステップSP91へ移る。
ステップSP91において制御部60は、クライアントコンピュータ102からキーワード及びユーザIDをキーワード/ユーザID受信部71により受信し、ステップSP92へ移る。ステップSP92において制御部60は、受信したユーザIDが所属するグループをグループ判定部69により特定し、ステップSP93へ移る。このときグループ判定部69は、ユーザIDが所属するグループを、例えば経理部であると特定する。
ステップSP93において制御部60は、特定したグループ内のプリンタドライバ設定情報IF2をグループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)からドライバ設定情報取得部68により取得し、ステップSP94へ移る。このときドライバ設定情報取得部68は、グループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)における経理部のグループから、ユーザIDが407、946、051、228及び001を含む全てのプリンタドライバ設定情報IF2を取得する。
ステップSP94において制御部60は、図15に示すようにキーワードである例えば「ドライバ設定B」がONになっているプリンタドライバ設定情報IF2をキーワード検索部72により検索して抽出し、ステップSP95へ移る。実際上このときキーワード検索部72は、No.1、No.3及びNo.4の3件を抽出する。ステップSP95において制御部60は、抽出された全てのプリンタドライバ設定情報IF2に対し、全設定項目の使用頻度を使用頻度算出部73により算出し、ステップSP96へ移る。実際上このとき使用頻度算出部73は、「ドライバ設定A」の使用頻度は100%、「ドライバ設定C」の使用頻度は66%、「ドライバ設定D」の使用頻度は33%を算出する。
ステップSP96において制御部60は、設定項目とその使用頻度とを対応付けた図12に示した使用頻度情報IF3を送信データ作成部75により作成し、ステップSP97へ移る。ステップSP97において制御部60は、使用頻度情報IF3を使用頻度情報送信部74によりクライアントコンピュータ102へ送信し、ステップSP98へ移り使用頻度情報作成処理手順RT16を終了する。
クライアントコンピュータ102は、使用頻度情報IF3をプリンタ104から受信すると、上述した使用頻度情報可視化処理手順RT13(図19)を開始する。
[2−10.ユーザIDグループ情報登録処理]
次に、プリンタ104によるユーザIDグループ情報登録処理の具体的な処理手順について、図23のフローチャートを用いて説明する。プリンタ104のオペレーションパネル等を使用してユーザID及びグループ情報の登録処理がユーザにより選択され、グループ及びユーザIDが入力されると、制御部60は、記憶部61からユーザIDグループ情報登録処理プログラムを読み出して実行することによりユーザIDグループ情報登録処理手順RT17を開始し、ステップSP101へ移る。
次に、プリンタ104によるユーザIDグループ情報登録処理の具体的な処理手順について、図23のフローチャートを用いて説明する。プリンタ104のオペレーションパネル等を使用してユーザID及びグループ情報の登録処理がユーザにより選択され、グループ及びユーザIDが入力されると、制御部60は、記憶部61からユーザIDグループ情報登録処理プログラムを読み出して実行することによりユーザIDグループ情報登録処理手順RT17を開始し、ステップSP101へ移る。
ステップSP101において制御部60は、グループ登録部64により、ユーザが登録したいグループが既にグループ別ユーザID情報IF4に作成されているか否かをグループ情報格納部65の検索を行うことにより判定する。ここで否定結果が得られると、このことはユーザが登録したいグループがグループ別ユーザID情報IF4に未だ存在しないことを表し、このとき制御部60はステップSP102へ移る。一方ステップSP101において否定結果が得られると、このことはユーザが登録したいグループが既にグループ別ユーザID情報IF4に存在することを表し、このとき制御部60はステップSP102をスキップしステップSP103へ移る。
ステップSP102において制御部60は、グループ登録部64によりグループ別ユーザID情報IF4に新規にグループを作成し、ステップSP103へ移る。ステップSP103において制御部60は、ユーザIDと該ユーザIDが所属するグループとをグループ登録部64により対応付け、ステップSP104へ移り、グループ登録部64によりグループ情報格納部65のグループ別ユーザID情報IF4を更新し、ステップSP105へ移りユーザIDグループ情報登録処理手順RT17を終了する。
このように制御部60は、プリンタ104のオペレーションパネルに対するユーザの操作に基づき、入力されたユーザID及びグループを対応付け、グループ別ユーザID情報IF4に追加登録する。
[2−11.効果等]
以上の構成において画像形成システム101は、ユーザがプリンタドライバ109の設定変更の操作を行った際に、設定変更が行われた設定項目及び設定値に基づき、該ユーザが所属するグループの他のユーザが、同一の設定項目を有効にしている場合に、他の設定項目をどの程度の選択率(使用頻度)で有効にしているかをグループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)に基づき判断して使用頻度情報IF3を作成し、関連設定項目表示部50に関連設定項目ASLとして表示することにより、ユーザに提示するようにした。
以上の構成において画像形成システム101は、ユーザがプリンタドライバ109の設定変更の操作を行った際に、設定変更が行われた設定項目及び設定値に基づき、該ユーザが所属するグループの他のユーザが、同一の設定項目を有効にしている場合に、他の設定項目をどの程度の選択率(使用頻度)で有効にしているかをグループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)に基づき判断して使用頻度情報IF3を作成し、関連設定項目表示部50に関連設定項目ASLとして表示することにより、ユーザに提示するようにした。
このため画像形成システム101は、所定のユーザに対し、比較的同じプリンタドライバ設定を使う傾向にある、該ユーザが所属するグループ内の他のユーザのドライバ設定を参照させることができる。このため画像形成システム101は、プリンタドライバに関する深い知識を持っていないユーザに対しても、設定作業の手数を削減し、プリンタドライバ109における数多くの設定項目の中から、有効な設定項目を効率良く選択させて設定させ、手間なく短時間で良好な印刷結果を提供できる。
特に、例えば関連設定項目表示部50(図10)における両面印刷の設定項目等の使用頻度が高い設定項目は、同じグループ内の多くのユーザが使用している、いわゆる王道的な設定と考えられる。このためユーザは、そのような王道的な設定項目を効率良く設定することにより、短時間で良好な印刷結果を得ることができる。
さらに、例えば関連設定項目表示部50(図10)におけるトナーセーブの設定項目等の使用頻度が低い設定項目は、特定のユーザのみが使用している、いわゆる裏技的な設定の場合がある。このためユーザは、そのような裏技的な設定項目も設定することにより、該ユーザの想定よりも、一層良い印刷結果が得られる場合がある。このように画像形成システム101は、ユーザが気付いていない変更すべき設定項目の存在に気付かせることができる。
さらにクライアントコンピュータ102は、使用頻度情報可視化処理手順RT13(図19)のステップSP63、SP64及びSP65において、関連設定項目表示部50に表示された関連設定項目ASLのうち、ユーザにクリックされた設定項目の設定値を通常ドライバUI設定部49において開き、ユーザが即時に選択可能な状態とするようにした。これによりクライアントコンピュータ102は、関連設定項目表示部50内の関連設定項目ASLのうちユーザが変更を希望する設定項目をクリックした後にプリンタドライバ109の通常ドライバUI設定部49における該設定項目を1クリックするだけで変更することができる。このためクライアントコンピュータ102は、関連設定項目表示部50内の関連設定項目ASLを目視したユーザが、変更を希望する設定項目を通常ドライバUI設定部49の設定値変更エリア28から探し出したり、探し出した設定項目をクリックして選択した後に変更後の設定値を選択したりする手間を省くことができ、ユーザの使い勝手を向上できる。
その他第2の実施の形態による画像形成システム101は、第1の実施の形態による画像形成システム1とほぼ同様の作用効果を奏する。
以上の構成によれば画像形成システム101は、設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させる設定画面であるプリンタドライバ109を表示する表示部12と、設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得するドライバ設定差分検出部52と、設定項目の設定値を格納する印刷設定値格納部44と、設定値とユーザのユーザIDとをプリンタ104へ送信するキーワード/ユーザID送信部53と、ユーザIDの印刷設定を印刷データと共にプリンタ104へ送信するスプーラ43と、プリンタ104から受信した使用頻度情報IF3に基づき関連設定項目ASLを表示する関連設定項目表示部50とを具えるクライアントコンピュータ102と、ユーザ毎の印刷設定としてのプリンタドライバ設定情報IF2をグループ別に記憶するドライバ設定情報格納部70と、クライアントコンピュータ102から受信したユーザIDが所属するグループを判定するグループ判定部69と、判定されたグループにおける他のユーザのプリンタドライバ設定情報IF2のうち、ユーザが有効としている設定項目を有効としている他のユーザのプリンタドライバ設定情報IF2を抽出するキーワード検索部72と、抽出された他のユーザのプリンタドライバ設定情報IF2から、設定項目毎の使用頻度を算出し使用頻度情報IF3を生成する使用頻度算出部73と、使用頻度情報IF3をクライアントコンピュータ102へ送信する使用頻度情報送信部74とを具えるプリンタ104とを設けるようにした。
これにより画像形成システム101は、ユーザがプリンタドライバ109において選択した設定項目の設定値に関連する、該ユーザが所属するグループの他のユーザの設定項目をユーザに一目で認識させることができ、プリンタドライバ109に不慣れなユーザに対して容易に印刷設定を行わせることができる。
[3.他の実施の形態]
なお上述した第1の実施の形態においては、推奨設定項目RSLの内、既に設定された設定項目をグレーアウトさせた状態で推奨設定情報表示部33に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、既に設定された設定項目を推奨設定情報表示部33に表示させないようにしても良い。
なお上述した第1の実施の形態においては、推奨設定項目RSLの内、既に設定された設定項目をグレーアウトさせた状態で推奨設定情報表示部33に表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、既に設定された設定項目を推奨設定情報表示部33に表示させないようにしても良い。
また上述した第1の実施の形態において、印刷意図情報IF1(図6)における例えば「トナーを節約したい」と「用紙を節約したい」との「累計重み」が同一である場合、図4(A)の推奨設定項目RSLと図4(B)の推奨設定項目RSLとの両方を推奨設定情報表示部33に表示させても良い。すなわち、クライアントコンピュータ2は、複数個の推奨設定項目RSLを表示しても良い。その場合、プリンタドライバ9での設定が進み印刷意図情報IF1(図6)における「累計重み」が変化していくに連れて、複数個の推奨設定項目RSLの表示位置を変化させたり、表示させる推奨設定項目RSLの個数を絞っていったりしても良い。または、印刷意図情報IF1(図6)において「累計重み」が同一である場合はどの推奨設定項目RSLを優先的に表示させるかを予め設定しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、推奨設定項目RSLを表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリンタドライバ9の通常ドライバUI設定部49において設定項目を目立つように表示させたり、音声で通知したりする等、種々の方法でユーザに通知しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、プリンタドライバ109で1個の設定項目が選択されると、その設定項目に応じた、他のプリンタドライバでの設定項目毎の使用頻度を算出する場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリンタドライバ109で複数個の設定項目が選択されると、その複数個の設定項目に応じた、他のプリンタドライバでの設定項目毎の使用頻度を算出しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、1人毎のプリンタドライバ設定情報IF2をグループ別プリンタドライバ設定データベースDB(図14)に格納する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば1人の印刷ジョブ毎のプリンタドライバ設定情報を格納しても良い。さらに、アプリケーションの種類毎にプリンタドライバ設定情報を格納しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、経理部、営業部や技術部等の、社内での部門の単位をグループとする場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば、社内でのフロアや、所定のエリアや、入社年毎の区切りや、時間帯や、時期等、種々の区切りによりまとめられる単位をグループとしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、初心者用詳細設定画面DIP2において設定項目の設定値が変更されると、印刷意図評価テーブルTB1から抽出した全ての設定項目及び該設定項目に対応する変更後設定値を推奨設定情報表示部33に表示する場合について述べた。本発明はこれに限らず、現在ユーザによって設定されていない設定項目とその設定値のみを推奨設定情報表示部33に表示しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、プリンタドライバ9のプロパティが選択されるとまず通常詳細設定画面DIP1を表示し、初心者モード選択部27で「初心者モードを有効にする」が選択されると初心者用詳細設定画面DIP2を表示する場合について述べた。本発明はこれに限らず、一旦初心者モード選択部27で「初心者モードを有効にする」が選択されると、その後同じユーザがプリンタドライバ9のプロパティを選択した際は、通常詳細設定画面DIP1を表示することなく初心者用詳細設定画面DIP2を表示しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、初心者用詳細設定画面DIP2(図3)の内部に推奨設定情報表示部33を表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、通常詳細設定画面DIP1とは別ウィンドウで推奨設定情報表示部33を表示させても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、クライアントコンピュータ2の表示部12に推奨設定情報表示部33を表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリンタ4の操作表示部に推奨設定情報表示部33を表示させても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、通常詳細設定画面DIP1とは別ウィンドウで関連設定項目表示部50を表示させる場合について述べた。本発明はこれに限らず、通常詳細設定画面DIP1の内部に関連設定項目表示部50を表示させても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、プリンタ印刷処理手順RT15、使用頻度情報作成処理手順RT16及びユーザIDグループ情報登録処理手順RT17をプリンタ104において実行する場合について述べた。本発明はこれに限らず、プリンタ104からクライアントコンピュータ102へ種々の情報を送信することにより、プリンタ印刷処理手順RT15におけるステップSP86の印刷処理以外と、使用頻度情報作成処理手順RT16と、ユーザIDグループ情報登録処理手順RT17とをクライアントコンピュータ102において実行しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、プリンタドライバ9及び109の設定項目の選択に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、複数の設定項目の選択が行われる種々の画面に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、情報処理装置に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えばコピー機、複合機、FAX機等の種々の機器に本発明を適用しても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、表示部としての表示部12と、設定値取得部としての設定値取得部14と、設定値格納部としての印刷設定値格納部23と、関連項目提示部としての印刷意図分析処理部15とによって、情報処理装置としてのクライアントコンピュータ2を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる表示部と、設定値取得部と、設定値格納部と、関連項目提示部とによって、情報処理装置を構成しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、表示部としての表示部12と、設定値取得部としてのドライバ設定差分検出部52と、設定値格納部としての印刷設定値格納部44と、関連項目提示部としての使用頻度情報受信部54及び関連設定項目表示部50とによって、情報処理装置としてのクライアントコンピュータ102を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる表示部と、設定値取得部と、設定値格納部と、関連項目提示部とによって、情報処理装置を構成しても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、表示部としての表示部12と、設定値取得部としてのドライバ設定差分検出部52と、設定値格納部としての印刷設定値格納部44と、設定値ユーザID送信部としてのキーワード/ユーザID送信部53と、印刷設定送信部としてのスプーラ43と、関連項目提示部としての関連設定項目表示部50とを具える情報処理装置としてのクライアントコンピュータ102と、設定情報格納部としてのドライバ設定情報格納部70と、グループ判定部としてのグループ判定部69と、キーワード検索部としてのキーワード検索部72と、使用頻度算出部としての使用頻度算出部73と、使用頻度情報送信部としての使用頻度情報送信部74とを具える画像形成装置としてのプリンタ104とによって、情報処理システムとしての画像形成システム101を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる表示部と、設定値取得部と、設定値格納部と、設定値ユーザID送信部と、印刷設定送信部と、関連項目提示部とを具える情報処理装置と、設定情報格納部と、グループ判定部と、キーワード検索部と、使用頻度算出部と、使用頻度情報送信部とを具える画像形成装置とによって、情報処理システムを構成しても良い。
本発明は、画像形成装置に画像を印刷させるコンピュータの他、イメージスキャナやファクシミリ装置、或いは複写機等、画像に関する種々の処理を行う種々の電子機器でも利用できる。
1、101……画像形成システム、2、102……クライアントコンピュータ、4、104……プリンタ、6、106……制御部、8……アプリケーション、9、109……プリンタドライバ、10……メモリ、11……入力部、12……表示部、14……設定値取得部、15……印刷意図分析処理部、16……入力処理部、17……画面表示処理部、19……印刷意図情報算出処理部、20……推奨情報作成処理部、21……印刷意図評価テーブル格納部、23……印刷設定値格納部、24……印刷意図情報格納部、26……印刷レイアウト表示部、27……初心者モード選択部、28……設定値変更エリア、29……切替タブ、30……OKボタン、31……適用ボタン、32……キャンセルボタン、33……推奨設定情報表示部、TB1……印刷意図評価テーブル、DIP1……通常詳細設定画面、DIP2……初心者用詳細設定画面、RSL……推奨設定項目、IF1……印刷意図情報、IF2……プリンタドライバ設定情報、IF3……使用頻度情報、IF4……グループ別ユーザID情報、DB……グループ別プリンタドライバ設定データベース、ASL……関連設定項目、40……データ解析部、41……コマンド変換部、42……コマンドマージ部、43……スプーラ、44……印刷設定値格納部、45……ドライバ設定情報コマンド作成部、46……ユーザID取得部、49……通常ドライバUI設定部、50……関連設定項目表示部、51……閉じるボタン、52……ドライバ設定差分検出部、53……キーワード/ユーザID送信部、54……使用頻度情報受信部、56……プリンタドライバ設定UI、60……制御部、61……記憶部、64……グループ登録部、65……グループ情報格納部、66……コマンド解析部、67……印字処理部、68……ドライバ設定情報取得部、69……グループ判定部、70……ドライバ設定情報格納部、71……キーワード/ユーザID受信部、72……キーワード検索部、73……使用頻度算出部、74……使用頻度情報送信部、75……送信データ作成部。
Claims (12)
- 設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させる設定画面を表示する表示部と、
前記設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部と、
前記設定項目の設定値を格納する設定値格納部と、
前記設定値取得部によって取得された前記設定項目の設定値に基づき、前記設定項目と関連する他の設定項目をユーザに提示する関連項目提示部と
を有する情報処理装置。 - 前記関連項目提示部は、
前記設定値取得部によって取得された前記設定項目の設定値に基づき、印刷に関する前記ユーザの印刷意図を推定し、推奨する他の設定項目の設定値を示す推奨設定項目を提示する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記関連項目提示部は、
前記設定値取得部によって取得された前記設定項目の設定値に応じた想定印刷意図と重みとを読み出して印刷意図毎に重みを加算することにより印刷意図情報を更新する印刷意図情報算出処理部と、
前記印刷意図情報のうち累計の重みが最も大きい印刷意図に応じ推奨する前記推奨設定項目を提示する推奨情報作成処理部と
を有する請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記印刷意図情報算出処理部は、前記設定項目の設定値が変更される度に前記印刷意図情報を更新し、
前記推奨情報作成処理部は、前記設定項目の設定値が変更される度に、前記推奨設定項目を更新する
請求項3に記載の情報処理装置。 - 前記設定値取得部は、前記推奨設定項目において設定項目がユーザに選択されると、前記設定画面においてユーザに選択させることなく、選択された設定項目の設定値を変更する
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記印刷意図は、トナーの節約、印刷の高速化及び用紙の節約である
請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記関連項目提示部は、
前記設定値取得部によって取得された前記設定項目の設定値に基づき、前記ユーザが所属するグループにおける他のユーザのうち、該設定項目を有効としているユーザの設定項目毎の前記グループ内での使用頻度を示す関連設定項目を提示する
請求項1に記載の情報処理装置。 - ユーザにより初心者モードが選択されている場合は前記他の設定項目をユーザに提示する一方、前記初心者モードが選択されていない場合は前記他の設定項目をユーザに提示しない制御部をさらに有する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 設定項目と該設定項目の設定値とからなる印刷設定をユーザに設定させる設定画面を表示する表示部と、
前記設定項目の設定値が変更された際に変更された設定値を取得する設定値取得部と、
前記設定項目の設定値を格納する設定値格納部と、
前記設定値と前記ユーザのユーザIDとを画像形成装置へ送信する設定値ユーザID送信部と、
前記ユーザIDの印刷設定を印刷データと共に前記画像形成装置へ送信する印刷設定送信部と、
前記画像形成装置から受信した使用頻度情報に基づき関連設定項目を表示する関連項目提示部と
を具える情報処理装置と、
ユーザ毎の印刷設定をグループ別に記憶する設定情報格納部と、
前記情報処理装置から受信したユーザIDが所属するグループを判定するグループ判定部と、
判定された前記グループにおける他のユーザの印刷設定のうち、前記ユーザが有効としている設定項目を有効としている他のユーザの印刷設定を抽出するキーワード検索部と、
抽出された前記他のユーザの印刷設定から、設定項目毎の使用頻度を算出し使用頻度情報を生成する使用頻度算出部と、
使用頻度情報を前記情報処理装置へ送信する使用頻度情報送信部と
を具える画像形成装置と
を有する情報処理システム。 - 前記使用頻度算出部は、前記キーワード検索部によって抽出された前記他のユーザの印刷設定の個数に対する、全ての該他のユーザの印刷設定において、前記ユーザが有効としている設定項目以外の設定項目毎の有効となっている個数の割合を算出することにより、前記使用頻度情報を生成する
請求項9に記載の情報処理システム。 - 前記表示部は、使用頻度順に並べて前記設定項目を表示する
請求項9に記載の情報処理システム。 - 前記グループは、同じ印刷設定を使う傾向にある部門毎の単位である
請求項9に記載の情報処理システム。
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