JP2018036007A - レンジフード - Google Patents

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【課題】フード本体の下側及び側方の両方から空気を吸引することができるレンジフードを提供する。【解決手段】レンジフード1は、フード本体2と、整流板3と、開口8と、ファン6と、を備える。フード本体2は、下方を向いた開口2aと、開口2aから上方に延びる側壁2bと、開口2aから上方に向けて側壁2bを切り欠いた切欠2cと、側壁2bに接続する天板2dと、を有する。整流板3は、開口2aの一部を被覆して開口2aとの間に隙間Sを形成する。開口8は、整流板3、側壁2b及び天板2dにより仕切られて切欠2cに対向してフード本体2の側方を向く。ファン6は、フード本体2の内側に空気を吸引させる。【選択図】図1

Description

本発明は、レンジフードに関する。
レンジフードのデザインとして、フードの厚さを薄くデザインしたものがある。このようなレンジフードは見栄えが良いものの、フードの厚さが薄いため、煙等を捕集する空間が狭くなり、捕集効率が低下してしまう。そこで、例えば、特許文献1には、厚さが薄いフードを使用する場合でも煙等の捕集効率が低下するのを回避できるレンジフードが開示されている。
特開2015−94483号公報
特許文献1のレンジフードは、下方を向いた開口を有するフード本体と、その開口の一部を被覆してその開口との間に枠状の隙間を形成する整流板と、を有する。そして、特許文献1のレンジフードでは、整流板の回りに位置する枠状の隙間のそれぞれの場所からバランスよく空気を吸引できるようにして捕集効率を低下するのを回避している。しかしながら、枠状の隙間のみからしか空気を吸引できず、主にフード本体における下側の空気しか吸引できない。
本発明の課題は、フード本体の下側及び側方の両方から空気を吸引することができるレンジフードを提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のレンジフードは、
下方を向いた第1開口と、第1開口から上方に延びる側壁と、第1開口から上方に向けて側壁を切り欠いた切欠部と、側壁に接続する天板部と、を有するフード本体と、
第1開口の一部を被覆して第1開口との間に隙間を形成する整流板と、
整流板、側壁及び天板部により仕切られて切欠部に対向して側方を向いた第2開口と、
フード本体の内側に空気を吸引させるファンと、
を備えることを特徴とする。
本発明のレンジフードは、ファンによりフード本体の内側に空気が吸引されると、整流板と第1開口との間の隙間を経てフード本体の内側に空気が吸引されるとともに、第2開口を通じてフード本体の内側に空気が吸引される。そのため、フード本体の下側及び側方の両方から空気を吸引することができる。
本発明の実施態様では、第2開口側から側方に延びるパネルを有してパネルを上下方向に沿って複数並列に配置するルーバー部を備える。
これによれば、第2開口側から側方に延びるパネルを複数有することで、例えば、天井にレンジフードが取り付けられた場合には(見上げるようにレンジフードを見る場合には)、レンジフードの内部が見えにくくなり、レンジフードの見栄えを良くすることができる。
本発明の実施態様では、切欠部として、第1開口から上方に向けて側壁を切り欠いた互いに対向する第1及び第2切欠を有し、第2開口として、整流板、側壁及び天板部により仕切られて第1切欠に対向して側方を向いた第1開口部と、整流板、側壁及び天板部により仕切られて第2切欠に対向して側方を向いた第2開口部と、を有する。
これによれば、レンジフードの両側に設けられた第1及び第2開口部を通じて空気を吸引することができるので、レンジフードの左右の両方から空気を吸引することができる。
本発明の実施態様では、整流板は、水平面となる下面を有する。
これによれば、整流板と第1開口との間の隙間から空気を吸引する際に整流板に向けて上昇した気流が整流板に沿って流れ易くなり、隙間に気流を導き易くなる。
本発明の実施態様では、パネルは、平板状である。
これによれば、複数のパネルの間を空気が流通し易くなり、ルーバー部を通じてフード本体の内側に空気を効率よく吸引することができる。
本発明の実施態様では、整流板の下面は、水平方向に沿って位置する。
これによれば、整流板に向けて上昇した後に整流板の下面に沿うように流れる気流に偏りが生じるのを抑制でき、整流板と第1開口との間の隙間から空気を効率よく吸引することができる。
本発明の実施態様では、パネルは、水平方向に沿って位置する。
これによれば、フード本体の上方から複数のパネルの間に流入する気流と、フード本体の下方から複数のパネルの間に流入する気流との間で複数のパネルの間に流入する気流に偏りが生じるのを抑制できる。
本発明の実施態様では、複数のパネルの中で最も下に位置するパネルが最下パネルであり、最下パネルの下面は、整流板の下面と面一状に位置する。
これによれば、整流板に向けて上昇した後に整流板の下面に沿うような気流の一部が最下パネルの下面に沿うように流れ、気流を複数のパネルの間に導き易くなる。
本発明の実施態様では、最下パネルは、側方に突出するとともに上方に向けて湾曲する湾曲部を有する。
これによれば、最下パネルの下面に沿うような気流の一部を湾曲部から最下パネルの上方に導き易くなる。そのため、気流を複数のパネルの間に導き易くなる。
本発明の実施態様では、複数のパネルは、上側に配置されるパネルほど側方に突出して位置する。
これによれば、複数のパネルは、いわば、側方に向かうに連れて階段状に突出して位置する。そのため、複数のパネルにおいて一番下に位置するパネルの下面に沿うように側方に向かう気流は、階段状に複数のパネルに沿うように側方に流れるとともに、その気流の一部は、複数のパネルの間に吸引される。したがって、側方に向かう気流をルーバー部により効果的に吸引することができる。加えて、レンジフードの内部が見えにくくなり、レンジフードの見栄えを良くすることができる。
本発明の実施態様では、天板部は、整流板に対向する貫通孔を有し、ファンにより吸引された空気を排出するダクトと、貫通孔の外縁部から上方に延びて内側にファン及びダクトが配置されるダクトカバーを備える。
これによれば、このように配置されるファンを使用する場合でもフード本体の内側に空気を吸引する吸引力が良好となる。また、ダクトカバーによりダクト及びファンを隠すことで見栄えが良くなる。
本発明の実施態様では、複数のパネルは、切欠部の直下領域に到達することなくフード本体の内側に位置する。
これによれば、レンジフードを見る方向によっては、ルーバー部を隠すことができ、レンジフード全体の見栄えが良くなる。
本発明の一例のレンジフードを示す模式斜視図。 図1のレンジフードの模式正面図。 図1のレンジフードの模式右側面図。 図1のレンジフードの模式底面図。 図1のレンジフードの模式平面図。 図1のレンジフードのフード本体を示す模式斜視図。 図4のVII−VII模式断面図。 図7のVIII−VIII模式拡大図。 図7のIX−IX模式拡大図。 図4のX−X模式断面図。 図1のレンジフードのフード本体と整流板を示す模式斜視図(ただし、内部機構の一部は省略してある)。 図4のXII−XII斜視片側断面図。 図12のXIII−XIII模式拡大図。 図10のXV−XV模式拡大図。 図1のレンジフードを室内に取り付けた一例を示す模式斜視図。 レンジフードに吸引される空気の流れの一例を示す図10に対応する模式断面図。 ルーバーにおけるパネルの変形例を示す図14に対応する模式断面図。
図1〜図5は、本発明の一例である厨房用レンジフード(以下、「レンジフード1」とする。)を示す。レンジフード1は、例えば、室内に配置された加熱・電磁調理器などの上方に設けられ、調理により発生する油煙及び水蒸気などを含む空気を吸引し、吸引した空気を室外に排出する。
図1に示すようにレンジフード1は、料理により発生する煙等を含む空気を吸引して捕獲するためのフード本体2と、フード本体2に取り付けられる整流板3及びルーバー4と、フード本体2の内側に捕集した空気を排出するダクト5と、ダクト5内に空気を送風するファン6と、ダクト5及びファン6を内側に配置するダクトカバー7と、を備える。
フード本体2は、対向する2つの側面が開放された扁平箱状に形成され、下方を向いて開放している開口2aと、開口2aから上方に延びる側壁2bと、図示左右の側壁2bの大部分を切り欠いた切欠2cと、側壁2bの上端を接続する天板2dと、を有する。図6に示すように開口2aは、長辺2a1と短辺2a2を有する矩形状である。長辺2a1の一部と短辺2a2は、下記に説明するように切欠2cにより切り欠かれているため、仮想的に2点鎖線で示される。側壁2bは、矩形状の開口2aの長辺2a1と短辺2a2から上方に向けて延びるように形成される。より詳細には、側壁2bは、開口2aが下向きに広がるように傾斜するように形成される。側壁2bは、長辺2a1から上方に延びる1組の側壁2b1と、短辺2a2から上方に延びる1組の側壁2b2と、を有する。側壁2b1の一部と側壁2b2の大部分は、切欠2cにより略U字状に切り欠かれ、アーチ状となる。1組の側壁2b1は対向して位置し、1組の側壁2b2も対向して位置する。切欠2cは、側壁2b1と側壁2b2に跨って略U字状に形成され、切り欠かれた領域Rが二点鎖線で仮想的に示される。切欠2cは、図示左右に形成され、左右の切欠2cは対向して位置する。天板2dは、側壁2b1、2b2の上端を接続してフード本体2の上壁となる矩形板状の部位であり、この板状の部位を厚さ方向に貫通する貫通孔Hを有する。
図1に戻って、整流板3は、フード本体2の内部に空気を吸引する際に空気の流れを整えるための板状部材である。レンジフード1の模式断面図である図7を拡大した図8及び図9に示すように整流板3は、扁平箱状に形成され、鉛直方向に延びる側壁3aと、下面3b1が水平面となる底部3bと、を有する。また、整流板3は、図8に示すように底部3bの上面に取り付けられて図8の紙面に対して垂直な方向に延びる軸線O回りに整流板3を揺動可能にするヒンジ部3cと、揺動可能な整流板3をフード本体2に固定する図9に示す固定部3dと、を有する。レンジフード1の使用時には固定部3dによりフード本体2に整流板3が固定され、図4に示すように整流板3がフード本体2の開口2aの一部が被覆する。具体的には、整流板3が開口2aの中央部を被覆し、図4における開口2aの左右の両端部は、整流板3により被覆されていない。そして、整流板3とフード本体2の開口2aとの間には線状の2つの隙間Sが形成される。また、図8及び図9に示すようにフード本体2の側壁2bの下端面Eと、整流板3の下面3b1は、同一平面上に位置し、隙間Sを経由してフード本体2の内側(フード本体2と整流板3との間)に空気が流入可能となる。このようにフード本体2に整流板3が固定された状態で、底部3bの下面3b1が水平方向に沿うように位置し、図10に示すようにフード本体2の天板2dにおける貫通孔Hが整流板3に対向して位置する。整流板3が固定されたフード本体2は、図11に示すように整流板3、側壁2b1及び天板2dにより仕切られる開口8を有する。具体的には、略U字状の切欠2cに対向する整流板3の側壁3a(図11の3a1)と、側壁3a1の直上に位置する天板2dの部分と、側壁3a1の側方に位置するフード本体2の側壁2b1と、により開口8が区画される。いわば、側壁3a1を通過するように鉛直方向に整流板3、側壁2b1及び天板2dを切断した端面に形成されるのが開口8となる。開口8は、内周の一部が隙間Sで途切れた略扁平状の口となり、開口8は、整流板3が固定されたフード本体2の両側(側方)に位置する。各開口8は、フード本体2の側方を向いて位置するとともに、略U字状の切欠2cに対向して位置する。
図1に戻って、ルーバー4は、フード本体2の内側に吸引する空気の流れを整え、かつ、フード本体2の内部を外部から見えにくくする部材である。ルーバー4は、図11の開口8の外側に隣接して、言い換えれば、フード本体2の側方に配置される。ルーバー4は、2つの開口8に対応してフード本体2に2つ取り付けられる。ルーバー4は、開口8側からフード本体2の側方に延びる複数のパネル4a(図12及び図13)と、複数のパネル4aを連結するとともに、ルーバー4をフード本体2に固定する連結部4bと、を有する。パネル4aは、平板状に形成され、水平方向に沿って位置するように配置され、上下方向に沿って複数(3つ)のパネル4aが等間隔に並列に配置される。ここで言う、上下方向とは、鉛直方向のみを意味するものではなく、鉛直方向に対して前後、左右、又は、前後かつ左右に傾いた方向を含む方向を意味する。複数のパネル4a全体としては、図14に示すように上側に配置されるパネル4aほどフード本体2の側方に突出して位置し、各パネル4aは、アーチ状の切欠2c(図11参照)の直下領域に到達することなく、フード本体2の内側に位置する。図13に戻って、連結部4bは、略Z字の板状に形成される。連結部4bは、上下方向に延びる板部4b1と、板部4b1の上端に接続して上下方向に交差する方向(例えば、水平方向)に延びる上側板部4b2と、板部4b1の下端に位置して上下方向に交差する方向(例えば、水平方向)に延びる下側板部4b3と、を有する。板部4b1は、複数(3つ)のパネル4aのうち上側に位置する2つのパネル4aを支持する。上側板部4b2は、連結部4bをフード本体2に固定するための部材である。下側板部4b3は、複数(3つ)のパネルのうち一番下側に位置するパネル4aを支持する。下側板部4b3により支持された一番下側に位置するパネル4aの下面は、図14に示すように整流板3における底部3bの下面3b1と面一状となる。
ルーバー4及び開口8を通じてフード本体2の内側に吸引された空気は、図10に示すダクト5を通じて、例えば、室外に排出される。ダクト5は、筒状に形成され、一端が室外に通じる一方で、他端がファン6に接続する。ファン6は、フード本体2の内側に空気を吸引するとともに、フード本体2の内側に吸引した空気をダクト5から室外に排出する。ダクト5及びファン6は、円筒状のダクトカバー7の内側に配置される。ダクトカバー7は、環状の一端が貫通孔Hの外縁部に位置するように天板2d上に載置され、その一端から上方の天井に向けて延びる。
以上、レンジフード1の主要な各部を説明した。レンジフード1により調理で発生した油煙等を含む空気を吸引する場合は、ファン6を作動させ、レンジフード1の周囲の空気を吸引する。ファン6によりフード本体2の内側に空気を吸引すると、2つの経路により空気がフード本体2の内側に吸引される。具体的には、図8及び図9に示すように整流板3と開口2aとの間の隙間Sと経てフード本体2の内側に吸引されるとともに、図14に示すようにルーバー4及び開口8を経てフード本体2の内側に吸引される。そして、吸引された空気はダクト5を通じて室外に排出される。
レンジフード1では、上記のように異なる2つの経路によりフード本体2の下側及び側方の両方から空気を吸引することができる。また、図11に示す開口8の側方には、図1に示すように側方に延びるパネル4aを上下方向に沿って複数並列に配置するルーバー4が備わる。よって、例えば、図15に示すように天井CEにレンジフード1が取り付けられた場合には、レンジフード1は見上げるように観察される。この場合、レンジフード1の開口8(図11参照)を遮るように開口8からフード本体2の側方に複数のパネル4aが延びるため、レンジフード1の内部が見えにくくなり、レンジフード1の見栄えを良くすることができる。また、フード本体2が扁平箱状であることからも、レンジフード1全体が薄く見栄えがより良い。
また、整流板3は、底部3bにおける下面3b1が水平面であるため、図8及び図9の整流板3と開口2aとの間の隙間Sから空気を吸引する際に整流板3に向けて上昇した気流が整流板3に沿って流れ易くなり、隙間Sに気流を導き易くなる。更に、下面3b1が水平方向に沿って位置することから、下面3b1に向けて上昇して下面3b1に沿うように流れる気流に偏りが生じるのを抑制し、整流板3と開口2aとの間の隙間Sから空気を効率よく吸引することができる。
一方、図14に示すようにルーバー4のパネル4aは平板状であるため、パネル4aの間を空気が流通し易くなり、ルーバー4を通じてフード本体2の内側に空気を効率よく吸引することができる。そして、パネル4aが水平方向に沿って位置するため、図16に示すようにフード本体2の側方の上方から複数のパネル4aの間に流入する気流G1と、フード本体2の側方の下方から複数のパネル4aの間に流入する気流G2との間で複数のパネル4aの間に流入する気流に偏りが生じるのを抑制できる。よって、フード本体2の側方における上側及び下側の領域の空気についても効率よく吸引することができる。また、複数のパネル4aのうち一番下側に位置するパネル4aの下面が、図14に示すように整流板3の下面3b1と面一状となる。よって、整流板3に向けて上昇した後に整流板3の下面3b1に沿うような気流の一部が一番下側に位置するパネル4aの下面に沿うように流れ、気流を複数のパネル4aの間に導き易くなる。更に、複数のパネル4aは、上側に配置されるパネル4aほどフード本体2の側方に突出し、言い換えれば、複数のパネル4aは、フード本体2の側方に向かうに連れて階段状に突出して位置する。よって、複数のパネル4aのうち一番下に位置するパネル4aの下面に沿うようにしてフード本体2の側方に向かう気流は、階段状に複数のパネル4aに沿うようにフード本体2の側方に流れるとともに、その気流の一部は、複数のパネル4aの間に吸引される。それ故、側方に向かう気流をルーバー4により効果的に吸引することができる。加えて、複数のパネル4aは、アーチ状の切欠2c(図11参照)の直下領域に到達することなくフード本体2の内側に位置する。そのため、例えば、図2等に示すように見る方向によっては、ルーバー4を隠すことができ、レンジフード1全体の見栄えが良くなる。
また、図16に示すようにレンジフード1においては、ファン6により吸引された空気を排出するダクト5と、フード本体2の貫通孔Hの外縁部から上方に延びて内側にダクト5及びファン6が配置されるダクトカバー7と、を備える。レンジフード1は、このように配置された1つのファン6を使用する場合でも吸引力が良好になる。また、ダクトカバー7によりダクト5及びファン6を隠すことで見栄えが良くなる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその具体的な記載に限定されることなく、例示した構成等を技術的に矛盾のない範囲で適宜組み合わせて実施することも可能であるし、またある要素、処理を周知の形態に置き換えて実施することもできる。
上記の説明では、図14に示すように複数のパネル4aのうち一番下側に位置するパネル4aが平板状である例を説明したが、複数のパネル4aのうち一番下側に位置するパネル4aを図17に示すパネル14aとしてもよい。パネル14aは、平板状の板部15と、板部15からフード本体2の側方に突出するとともに上方に向けて湾曲する湾曲部16と、を有する。そのため、パネル14aの下面に沿うような気流の一部を湾曲部16からパネル14aの上方に導き易くなる。
上記の説明では、レンジフード1として、図11の開口8の側方にルーバー4が配置される例を説明したが、ルーバー4を配置しなくてもよい。この場合、フード本体2の内側に吸引される気流をシンプルにすることができる。なお、ルーバー4が存在する場合は、フード本体2の内側に吸引される気流を細かく調整することが可能となる。
また、各図におけるフード本体2の側壁2b、天板2dとして、中空状のものが示されるが、この中空部分が充填された側壁、天板等を使用することも可能である。
1 レンジフード 2 フード本体
2a 開口(第1開口) 2b 側壁
2b1 側壁 2b2 側壁
2c 切欠(切欠部、第1切欠、第2切欠)
2d 天板(天板部) 3 整流板
3b 底部 3b1 下面
4 ルーバー(ルーバー部) 4a パネル(板部)
4b 連結部 5 ダクト
6 ファン 7 ダクトカバー
8 開口(第2開口、第1開口部、第2開口部)
H 貫通孔 S 隙間
14a パネル 15 板部
16 湾曲部

Claims (12)

  1. 下方を向いた第1開口と、前記第1開口から上方に延びる側壁と、前記第1開口から上方に向けて前記側壁を切り欠いた切欠部と、前記側壁に接続する天板部と、を有するフード本体と、
    前記第1開口の一部を被覆して前記第1開口との間に隙間を形成する整流板と、
    前記整流板、前記側壁及び前記天板部により仕切られて前記切欠部に対向して側方を向いた第2開口と、
    前記フード本体の内側に空気を吸引させるファンと、
    を備えることを特徴とするレンジフード。
  2. 前記第2開口側から前記側方に延びるパネルを有して前記パネルを上下方向に沿って複数並列に配置するルーバー部を備える請求項1に記載のレンジフード。
  3. 前記切欠部として、前記第1開口から上方に向けて前記側壁を切り欠いた互いに対向する第1及び第2切欠を有し、
    前記第2開口として、前記整流板、前記側壁及び前記天板部により仕切られて前記第1切欠に対向して前記側方を向いた第1開口部と、前記整流板、前記側壁及び前記天板部により仕切られて前記第2切欠に対向して前記側方を向いた第2開口部と、を有する請求項2に記載のレンジフード。
  4. 前記整流板は、水平面となる下面を有する請求項2又は3に記載のレンジフード。
  5. 前記パネルは、平板状である請求項4に記載のレンジフード。
  6. 前記下面は、水平方向に沿って位置する請求項4又は5に記載のレンジフード。
  7. 前記パネルは、水平方向に沿って位置する請求項5又は6に記載のレンジフード。
  8. 複数の前記パネルの中で最も下に位置する前記パネルが、最下パネルであり、
    前記最下パネルの下面は、前記整流板の下面と面一状に位置する請求項5ないし7のいずれか1項に記載のレンジフード。
  9. 前記最下パネルは、前記側方に突出するとともに上方に向けて湾曲する湾曲部を有する請求項8に記載のレンジフード。
  10. 複数の前記パネルは、上側に配置される前記パネルほど前記側方に突出して位置する請求項2ないし9のいずれか1項に記載のレンジフード。
  11. 前記天板部は、前記整流板に対向する貫通孔を有し、
    前記ファンにより吸引された空気を排出するダクトと、
    前記貫通孔の外縁部から上方に延びて内側に前記ファンと前記ダクトが配置されるダクトカバーと、
    を備える請求項2ないし10のいずれか1項に記載のレンジフード。
  12. 複数の前記パネルは、前記切欠部の直下領域に到達することなく、前記フード本体の内側に位置する請求項2ないし11のいずれか1項に記載のレンジフード。
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