JP2018035683A - 水力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 タービンと発電機を結ぶ駆動軸系において、発電機の位置を微調整することを可能にするように工夫した水力発電装置を提供すること。
【解決手段】 支点を介して揺動可能に設置された揺動体と、上記揺動体の先端に設けられ水流によって回転せられるタービンと、上記揺動体の基端に設けられた発電機と、上記揺動体内に設けられ上記タービンの回転を上記発電機に伝達する回転伝達機構と、上記タービンに設けられたフロートと、を具備し、上記搖動体は先端側のタービン側搖動体要素と基端側の発電機側搖動体要素が上記支点を境に相互になす角度(θ)を調整可能に連結された構成をなしていて、上記回転伝達機構は上記タービン側の駆動軸と上記発電機側の駆動軸との間にユニバーサルジョイントを介在させた構成をなしていて、上記角度(θ)の調整に上記回転駆動機構が追従可能に構成されているもの。
【選択図】 図3

Description

本発明は、例えば、小規模の水力発電装置に係り、特に、タービンと発電機を結ぶ駆動軸系において、発電機の位置を微調整することができるように工夫したものに関する。
小規模の水力発電装置の構成を開示するものとして、例えば、特許文献1、特許文献2、等がある。
特許文献1に記載された浮き水車式水力発電機は、川に設置されるものであり、主アームの先端側に水車が回転可能に設置されている。上記主アームの基端側には発電機が設置されており、上記水車の回転はギアとシャフトを介してこの発電機に伝達される。
また、上記川の幅方向両側にある土手には支柱がそれぞれ設置されていて、これら支柱間には支持部材が設置されている。上記主アームはこの支持部材に支持されており、主アームはその支持位置を支点に揺動可能に設置されている。
また、上記主アームの先端側には浮き材が設置されている。上記水車はこの浮き材によって浮上しており、上記川の水位に合わせて上下動されるようになっている。
また、特許文献2に記載された水力発電装置及びその設置方法でも、水力発電装置が河川、用水路等に設置されている。この水力発電装置は、本体部分の先端側に水車が設置されていて、この水車の回転が傘歯車と縦軸体と軸継手を介して、上記本体部分の基端側に設置された発電機に伝達される。
また、上記水力発電装置は、例えば、河川に設置された架設部材を支点として揺動可能に設置されており、上記水力発電装置には、上記水力発電装置を揺動させるための操作レバが取り付けられている。
特開2008−267369号公報 特開2013−241841号公報
上記従来の構成によると次のような問題があった。
すなわち、特許文献1に記載された浮き水車式水力発電機、特許文献2に記載された水力発電装置の何れの場合にも、タービンの回転を発電機に伝達させるための駆動軸系が真っ直ぐに設けられているため、タービンの位置に対して発電機の位置は真っ直ぐな所定位置に一義的に決められてしまい、これを微調整することができないという問題があった。
なお、微調整の例としては、タービンの位置はそのままで発電機を少しでも液面から離間させたい場合、同じく、タービンの位置はそのままで周囲との関係で発電機の位置を変えたい場合、等の例が考えられる。
本発明は、このような点に基づいてなされたもので、その目的とするところは、タービンと発電機を結ぶ駆動軸系において、発電機の位置を微調整することを可能にする水力発電装置を提供することにある。
上記目的を達成するべく本発明の請求項1による水力発電装置は、支点を介して揺動可能に設置された揺動体と、上記揺動体の先端に設けられ水流によって回転せられるタービンと、上記揺動体の基端に設けられた発電機と、上記揺動体内に設けられ上記タービンの回転を上記発電機に伝達する回転伝達機構と、上記タービンに設けられたフロートと、を具備し、上記搖動体は先端側のタービン側搖動体要素と基端側の発電機側搖動体要素が上記支点を境に相互になす角度(θ)を調整可能に連結された構成をなしていて、上記回転伝達機構は上記タービン側の駆動軸と上記発電機側の駆動軸との間にユニバーサルジョイントを介在させた構成をなしていて、上記角度(θ)の調整に上記回転駆動機構が追従可能に構成されていることを特徴とするものである。
また、請求項2による水力発電装置は、請求項1記載の水力発電装置において、上記支点は予想上昇水位の上に設けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3による水力発電装置は、請求項1又は請求項2記載の水力発電装置において、上記発電機側揺動体要素には重錘が移動可能に設置されていることを特徴とするものである。
また、請求項4による水力発電装置は、請求項1〜請求項3の何れかに記載の水力発電装置において、上記フロートは回転フロートであることを特徴とするものである。
以上述べたように本発明の請求項1による水力発電装置によると、支点を介して揺動可能に設置された揺動体と、上記揺動体の先端に設けられ水流によって回転せられるタービンと、上記揺動体の基端に設けられた発電機と、上記揺動体内に設けられ上記タービンの回転を上記発電機に伝達する回転伝達機構と、上記タービンに設けられたフロートと、を具備し、上記搖動体は先端側のタービン側搖動体要素と基端側の発電機側搖動体要素が上記支点を境に相互になす角度(θ)を調整可能に連結された構成をなしていて、上記回転伝達機構は上記タービン側の駆動軸と上記発電機側の駆動軸との間にユニバーサルジョイントを介在させた構成をなしていて、上記角度(θ)の調整に上記回転駆動機構が追従可能に構成されているので、上記フロートに対する上記発電機の位置を微調整することができる。
また、請求項2による水力発電装置によると、請求項1記載の水力発電装置において、上記支点は予想上昇水位の上に設けられているので、上記支点が確実に水位の上昇に影響されないようにすることができる。
また、請求項3による水力発電装置によると、請求項1又は請求項2記載の水力発電装置において、上記発電機側揺動体要素には重錘が移動可能に設置されているので、上記発電機側と上記タービン側のバランスを容易に調整することができる。
また、請求項4による水力発電装置によると、請求項1〜請求項3の何れかに記載の水力発電装置において、上記フロートは回転フロートであるので、上記フロートに対する水流の抵抗を軽減するとともに、上記フロートが上記水流の妨げにならないようにすることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図で、水力発電装置の平面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、水力発電装置の側面図である。 本発明の第1の実施の形態を示す図で、図1のIII−III断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、水力発電装置の平面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、水力発電装置の側面図である。
以下、図1乃至図3を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。この第1の実施の形態による水力発電装置1は、河川3に設置されている。まず、揺動体5があり、この揺動体5は河川3の岸17a、17bに設置された支持部6a、6bによって揺動可能に支持されている。上記揺動体5には揺動中心筒体7があり、この揺動中心筒体7を挟んで両側には発電機支持筒9と、タービン支持筒11がそれぞれ設置されている。上記揺動中心筒体7は、上記河川の幅方向に延長・配置されており、上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11は、上記揺動中心筒体7に直交する方向に延長・配置されている。
また、上記揺動中心筒体7は、図3に示すように、外筒13aと、この外筒13a内に相対的に回転可能に内装された内筒13bと、から構成されている。上記発電機支持筒9は上記外筒13a側に固着されており、上記タービン支持筒11は上記内筒13b側に固着されている。
なお、上記発電機支持筒9と上記外筒13aとによって発電機側搖動体要素を構成し、上記タービン支持筒11と上記内筒13bとによってタービン側搖動体要素を構成している。
上記外筒13aには、図3に示すように、上記タービン支持筒11によって貫通される切欠部15aが形成されている。また、上記内筒13bには、図3に示すように、後述する回転伝達機構によって貫通される切欠部15b、15cが形成されている。また、上記外筒13aの切欠部15aに対向する位置にも、回転伝達機構によって貫通される切欠部15dが形成されている。また、図1及び図2に示すように、上記外筒13aの外周側には、外筒用ハンドル13cが固着されている。
既に述べたように、上記外筒13aと上記内筒13bは相対的に回転可能な構成になっており、上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11とがなす角度(θ)を、後述するユニバーサルジョイントの可動範囲内で調整できるように構成されている。また、上記外筒13aの両端側には、図1に示すように、固定用ボルト12、12が螺合されている。これら固定用ボルト12、12を螺合して上記内筒13bの外周面に当接させることにより、上記外筒13aと上記内筒13bの回転方向の位置を固定する。それによって、上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11がなす角度(θ)が固定される。
なお、上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11がなす角度(θ)を調整する場合には、上記固定用ボルト12、12を緩めて行う。
上記内筒13bの両端側は閉塞されていて、そこには軸部14a、14bが外側に突設されている。これら両軸部14a、14bは、前述した支持部6a、6bに内装された軸受18a、18bによって軸支されている。上記支持部6a、6bが河川3の岸17a、17bに設置されていることから、上記両軸部14a、14bは上記河川3の予想上昇水位の上に設けられていることになる。
また、上記外筒13aの両端は上記支持部6a、6bの内側端面に略当接する位置まで延長されている。
また、上記軸部14bの先端側(図1中下端側)には、ハンドル16が固着されている。また、上記支持部6bにはストッパ20が設置されていて、上記ハンドル16がこのストッパ20に上方から当接することにより、搖動体5のそれ以上の揺動は規制される。
なお、既に説明した外筒用ハンドル13cと上記ハンドル16の使い方であるが、まず、上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11がなす角度(θ)を調整する場合には、上記外筒用ハンドル13cを使用する。すなわち、上記ハンドル16を上記ストッパ20上に載せた状態で、固定用ボルト12、12を緩め、上記外筒用ハンドル13cを使用して外筒13aを回転させて、角度(θ)を調整する。角度(θ)を調整した後は上記固定ボルト12、12を締めて上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11とを連結・固定する。
一方、揺動体5全体を揺動させる場合には上記ハンドル16を使用する。その場合には、外筒13aと内筒13bは固定用ボルト12、12によって一体化されている。
図2に示すように、上記発電機支持筒9の反揺動中心筒体7側端(図2中左上端)には発電機取付用ブラケット19を介して発電機21が設置されている。
また、上記タービン支持筒11の反揺動中心筒体7側端(図2中右下端)には、タービン取付部23を介して、タービン25a、25bが回転可能に設置されている。上記タービン25a、25bは、略円柱形状のタービン本体27と、このタービン本体27の外周側に等間隔で設置された複数枚(この第1の実施の形態の場合は8枚)の羽根29から構成されている。
また、上記タービン取付部23には、固定フロート30が設置されている。この上記タービン25a、25bは、この固定フロート30によって水面3aに浮上しており、上記河川3の水面3aの変動に追従して上下動する。
上記タービン取付部23は、図3に示すように、中空の略円筒形状の部材で、その両端側(図3中紙面垂直方向両端側)には軸受31、31(一方の軸受31は図示せず)が内装されている。これら軸受31、31を介して、タービン回転軸33が回転可能に設置されており、このタービン回転軸33の両端側(図3中紙面垂直方向両端側)に、上記タービン25a、25bが固着されている。
上記揺動体5内には回転伝達機構34が内装されている。以下、この回転伝達機構34の構成を説明する。まず、上記タービン取付部23内において、上記タービン回転軸31には、傘歯車35が固着されている。上記タービン支持筒11は、図3に示すように、中空の略円筒形状の部材であり、内部には、軸受37、37を介して、タービン側駆動軸39が回転可能に設置されている。このタービン側駆動軸39のタービン取付部23側端(図3中右下端)には傘歯車41が固着されている。この傘歯車41は上記傘歯車35と噛合されている。
また、上記タービン側駆動軸39の反タービン取付部23側端(図3中左上端)には、カップリング40を介して、連結用駆動軸42が連結されている。
また、上記揺動中心筒体7内には、ユニバーサルジョイント43が設置されており、このユニバーサルジョイント43を介して、上記連結用駆動軸42に、別の連結用駆動軸45が連結されている。上記ユニバーサルジョイント43は、上記連結用駆動軸42に固着された略コの字型の第1ヨーク43aと、上記連結用駆動軸45に固着された略コの字型の第2ヨーク43bと、これら第1ヨーク43aと第2ヨーク43bとの間に設置された十字型連結部材43cと、から構成されている。上記十字形連結部材43cには、直交する2つの回動軸が設けられており、一方の回動軸によって上記第1ヨーク43aが上記十字形連結部材43cに対して回動可能に設置されているとともに、他方の回動軸によって上記第2ヨーク43bが上記十字形連結部材43cに対して回動可能に設置されている。これにより、上記第1ヨーク43aと上記第2ヨーク43bは、互いに直交する2つの軸に対して回動可能になっており、上記連結用駆動軸42の回転を上記連結用駆動軸45に伝達しつつ、上記連結用駆動軸42と上記連結用駆動軸45の角度、すなわち、上記発電機支持筒9と上記タービン支持筒11がなす角度(θ)を変更できるように構成されている。
また、上記発電機支持筒9は、図3に示すように、中空の略円筒形状の部材であり、内部には、軸受47、47を介して、発電機側駆動軸49が回転可能に設置されている。この発電機側駆動軸49は上記連結用駆動軸45とカップリング51によって連結されている。また、上記発電機21の出力軸53と上記発電機側駆動軸49とが、カップリング55によって連結されている。
このように、上記回転伝達機構34の上記タービン側駆動軸39と上記発電機側駆動軸49が、上記連結用駆動軸42、上記ユニバーサルジョイント43、上記連結用駆動軸45を介して角度調整可能に連結されていることになる。
また、上記発電機支持筒9の外周側には、重錘57が上記発電機支持筒9の長さ方向に沿って移動可能に設置されている。また、上記重錘57の位置は、上記重錘57を貫通し、上記発電機支持筒9の外周面に当接される固定用ボルト59によって固定されるように構成されている。上記重錘57の位置を調整することにより、タービン25a、25bの水面3aに対する浸漬深さを調整する。
以上の構成を基に、その作用を説明する。
まず、初期設定を行う。
すなわち、発電機支持筒9とタービン支持筒11とがなす角度(θ)を調整・設定する。勿論、真っ直ぐで問題ない場合には、θ=180°に設定する。これに対して、発電機21を少しでも液面3aから離間させたい場合、或いは、周囲との関係で発電機21の位置を変えたい場合、には固定用ボルト12、12を緩めて、ユニバーサルジョイント43の可動範囲内で、角度(θ)を調整する。
具体的には、180°に対して、例えば、15°以内で角度(θ)を小さくする。
なお、回転伝達機構34のタービン側駆動軸39側と発電機側駆動軸49側がユニバーサルジョイント43を介して連結されているので、上記角度(θ)が180°未満になっても、上記タービン25a、25bから上記発電機21への駆動力の伝達が損なわれることはない。
次に、重錘57の位置を調整・設定する。すなわち、液面3aが同じでも、重錘57の位置によって、タービン25a、25bの浸漬深さは変わる。そこで、水量、風向、等、様々な条件を考慮して、最も発電効率が良い浸漬深さが得られるような位置に重錘57を固定する。
上記初期設定作業が終わった後、通常の発電動作が開始される。すなわち、河川3の水流によって、タービン25a、25bが回転される。これらタービン25a、25bによってタービン回転軸33が回転され、このタービン回転軸33の回転が傘歯車35と傘歯車41を介してタービン側駆動軸39に伝達される。
上記タービン側駆動軸39の回転は、カップリング40、連結用駆動軸42、及び、ユニバーサルジョイント43を介して連結用駆動軸45に伝達され、この連結用駆動軸45の回転は、カップリング51を介して発電機側駆動軸49に伝達される。この発電機側駆動軸49の回転は、カップリング55を介して、発電機21の出力軸53に伝達され、上記発電機21による発電が行われる。
このような一連の動作において、タービン取付部23に設置された固定フロート30によって、上記タービン25a、25bの高さが上記河川3の水面3aの高さに追従する。
なお、ハンドル16がストッパ20に当接されることにより、上記揺動体5の図2中時計回り方向へのそれ以上の揺動が規制される。よって、水面3aが極端に下がっても、上記タービン25a、25bが上記河川3の川底3bに接触することはない。
また、洪水が発生したような場合には、ハンドル16によって上記揺動体5を手動で揺動させて、上記タービン25a、25bを河川3から引き上げる。
次に、この第1の実施の形態による効果について説明する。
まず、タービン25a、25bと発電機21を結ぶ駆動軸系にユニバーサルジョイント43を介在させているので、発電機21の位置を微調整することができる。よって、タービン25a、25bの位置はそのままで発電機21を少しでも液面3aから離間させたい場合、同じく、タービン25a、25bの位置はそのままで周囲との関係で発電機21の位置を変えたい場合、等に効果的に、且つ、容易に対応することができる。
また、回転伝達機構34は搖動体5内に内装されているので、例えば、異物により回転伝達機構34の機能が損なわれるようなこともない。
また、重錘57が発電機支持筒9に沿って移動可能に設置されているので、この重錘57の位置を調整することで、タービン25a、25bの河川3内への浸漬深さを調整することができ、それによって、水量、風向、等、様々な条件の下で最も発電効率の良い浸漬深さを提供することができる。
また、揺動中心筒体7にはハンドル16が固着されているので、このハンドル16を操作して、例えば、洪水時に上記タービン25a、25bを河川3内から退避させることができ、それによって、上記タービン25a、25bの損傷等を防止することができる。
また、ハンドル16がストッパ20に当接されることで、上記揺動体5の図2中時計回り方向へのそれ以上の揺動が規制されるので、水面3aが極端に低下しても、上記タービン25a、25bが上記河川3の川底3bに接触して破損してしまうことはない。
また、上記ハンドル16とは別に、外筒13aには外筒用ハンドル13cが固着されているので、角度(θ)の調整も容易である。
また、支点部6a、6bは河川3の岸17a、17bの上に設けられているので、上記支点部6a、6bが洪水等の影響を受けることはない。
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態による水力発電装置71の場合には、前記第1の実施の形態における固定フロート30の代わりに、回転フロート73、73を採用している。これら回転フロート73、73は、図5に示すように、タービン回転軸33の両端側に軸受75、75(図4中上側の回転フロート73の軸受75は図示せず)を介して回転可能に設けられている。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同様であり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
この第2の実施の形態によると、前記第1の実施の形態の場合と同様の効果を奏することができると共に、上記回転フロート73、73が回転することで、水流に対する抵抗を軽減することができ、それによって、タービン25a、25bの回転による発電効率を高めることができる。
なお、本発明は、前記第1、及び第2の実施の形態に限定されない。
タービンの形状、羽根の数等には、様々な場合が考えられる。
また、タービンの代わりに、プロペラ、水車等を使用してもよい。
また、各構成要素の数、形状、位置等には、様々な場合が考えられる。
その他、本願発明は図示した構成に限定されるものではなく、様々な変形が考えられる。
本発明は、例えば、小規模の水力発電装置に係り、特に、タービンと発電機を結ぶ駆動軸系において、発電機の位置を微調整することができるように工夫したものに関し、例えば、水路に設置される小型の水力発電装置に好適である。
1 水力発電装置
5 揺動体
6a 支持部(支点)
6b 支持部(支点)
9 発電機支持筒(発電機側搖動体要素の一部)
11 タービン支持筒(タービン側搖動体要素の一部)
13a 外筒(発電機側搖動体要素の一部)
13b 内筒(タービン側搖動体要素の一部)
21 発電機
25a タービン
25b タービン
30 固定フロート
34 回転伝達機構
39 第1駆動軸(タービン側の駆動軸)
49 第2駆動軸(発電機側の駆動軸)
43 ユニバーサルジョイント
55 重錘
71 水力発電装置
73 回転フロート

Claims (4)

  1. 支点を介して揺動可能に設置された揺動体と、
    上記揺動体の先端に設けられ水流によって回転せられるタービンと、
    上記揺動体の基端に設けられた発電機と、
    上記揺動体内に設けられ上記タービンの回転を上記発電機に伝達する回転伝達機構と、
    上記タービンに設けられたフロートと、
    を具備し、
    上記搖動体は先端側のタービン側搖動体要素と基端側の発電機側搖動体要素が上記支点を境に相互になす角度(θ)を調整可能に連結された構成をなしていて、
    上記回転伝達機構は上記タービン側の駆動軸と上記発電機側の駆動軸との間にユニバーサルジョイントを介在させた構成をなしていて、
    上記角度(θ)の調整に上記回転駆動機構が追従可能に構成されていることを特徴とする水力発電装置。
  2. 請求項1記載の水力発電装置において、
    上記支点は予想上昇水位の上に設けられていることを特徴とする水力発電装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の水力発電装置において、
    上記発電機側揺動体要素には重錘が移動可能に設置されていることを特徴とする水力発電装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の水力発電装置において、
    上記フロートは回転フロートであることを特徴とする水力発電装置。
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