JP2018035402A - レーダカバーの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基材に対してスパッタリングにより形成されかつ電波を透過可能な金属薄膜を有するレーダカバーの製造方法において、金属薄膜の色味を調整可能とする。
【解決手段】基材に対してスパッタリングにより形成されかつ電波を透過可能な金属薄膜を有するレーダカバーの製造方法であって、樹脂からなる基材を形成する基材形成工程と、基材を乾燥させる乾燥工程と、乾燥状態の基材に対して金属薄膜を成膜する成膜工程とを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、レーダカバーの製造方法に関するものである。
近年、ミリ波等の電波を用いて車両の周囲の障害物等を検知するレーダユニットが車両に搭載されている。このようなレーダユニットは、車両の前面に設けられるラジエータグリルやエンブレムの内側に配置されており、エンブレム等を透過する電波の送受信を行う。このため、上述のようなレーダユニットを備える車両においては、エンブレム等は、電波の減衰を抑制しつつ当該電波を透過可能に形成する必要がある。
一方で、エンブレム等は、車両の前面に配置されることから、車両の意匠上、極めて重要な部分であり、高級感や質感を向上させるために金属光輝性を付与することが多い。従来は、このような金属光輝性を付与するため、めっき処理を施すことが一般的であったが、めっき層は電波を透過しない。このため、近年、金属光輝性を付与しかつ電波を透過可能とするため、電波が透過可能なインジウム(In)やアルミニウム(Al)の薄膜を真空蒸着にて形成する技術が用いられている(特許文献1参照)。
特開2011−46183号公報
ところで、上述のような電波が透過可能な金属製の薄膜は、隙間を有する不連続膜であるために電波透過性を有している。このような不連続な金属製の薄膜は、真空蒸着やスパッタリングによって形成される。しかしながら、スパッタリングで薄膜を形成する場合には、基材への粒子の衝突速度に起因して、上述の隙間が真空蒸着の場合と同様に形成されない。この結果、薄膜の色味が異なって認識されてしまうことが分かった。よって、スパッタリングによって電波透過性を有する金属薄膜を形成するにあたり、金属薄膜の色味を調整可能な技術の提案が望まれている。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、基材に対してスパッタリングにより形成されかつ電波を透過可能な金属薄膜を有するレーダカバーの製造方法において、金属薄膜の色味を調整可能とすることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、基材に対してスパッタリングにより形成されかつ電波を透過可能な金属薄膜を有するレーダカバーの製造方法であって、樹脂からなる基材を形成する基材形成工程と、上記基材を乾燥させる乾燥工程と、乾燥状態の上記基材に対して上記金属薄膜を成膜する成膜工程とを有するという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記乾燥工程が、上記基材を加熱処理する工程であるという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記乾燥工程にて、上記基材を80℃以上の雰囲気中にて上記加熱処理を行うという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1の発明において、上記乾燥工程が、上記基材を真空乾燥させる工程であるという構成を採用する。
本発明によれば、乾燥工程にて基材を乾燥させた後、基材が乾燥されている間に金属薄膜がスパッタリングにより形成される。このため、金属薄膜の成膜状態を変化させ、金属薄膜の色味を変化させることができる。したがって、本発明によれば、基材に対してスパッタリングにより形成されかつ電波を透過可能な金属薄膜を有するレーダカバーの製造方法において、金属薄膜の色味を調整することが可能となる。
本発明の一実施形態におけるエンブレムの製造方法にて製造されたエンブレムを備えるラジエータグリルの正面図である。 本発明の一実施形態におけるエンブレムの製造方法にて製造されたエンブレムの拡大正面図である。 (a)が本発明のエンブレムの断面図であり、(b)がエンブレムが備えるインナエンブレムの断面図である。 本発明の一実施形態におけるエンブレムの製造工程を説明するための模式図である。 本発明の一実施形態におけるエンブレムの製造工程でのインナエンブレム製造工程を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態におけるエンブレムの製造工程の実施例の効果示す表である。
以下、図面を参照して、本発明に係るレーダカバーの製造方法の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は、本実施形態のレーダカバーからなるエンブレム10を備えるラジエータグリル1の正面図である。また、図2は、本実施形態のエンブレム10の拡大正面図である。また、図3は、(a)が本実施形態のエンブレム10の断面図であり、(b)が本実施形態のエンブレム10が備えるインナエンブレム12の断面図である。
ラジエータグリル1は、車両のエンジンルームに通じる開口を塞ぐように車両の前面に設けられており、エンジンルームへの通気を確保しかつエンジンルームへの異物の進入を防止している。ラジエータグリル1の中央には、エンジンルーム内に配置されるレーダユニットRに対向するようにしてエンブレム10が設けられている。レーダユニットR(図3(a)参照)は、例えばミリ波を発信する発信部、反射波を受信する受信部、及び、演算処理を行う演算部等を有している。このレーダユニットRは、エンブレム10を透過する電波の送受信を行い、受信した電波に基づいて車両の周囲状況を検知する。例えば、レーダユニットRは、障害物までの距離や障害物の相対速度等を算出して出力する。
エンブレム10は、レーダユニットRを車両の正面側から見て覆うように配置されている。このエンブレム10は、図2に示すように、車両の正面側から見て、車両メーカのエンブレムを示す図形や文字等を表す光輝領域10Aと、当該光輝領域10Aの視認性を向上させる黒色領域10Bを有する部品である。このようなエンブレム10は、図3(a)に示すように、透明部材11(透明層)と、インナエンブレム12と、ベース部材13(樹脂層)とを備えている。
透明部材11は、最も車両の外側に配置される略矩形状の透明材料により形成される部位である。この透明部材11は、車両の外部からのインナエンブレム12の視認性を高めるため、表側の面が円滑面とされている。また、透明部材11の裏側の面には、インナエンブレム12が配置される凹部11aが形成されている。また、透明部材11の裏側の面の凹部11aが設けられていない領域は、ベース部材13との固着面とされている。
凹部11aは、インナエンブレム12を収容する部位であり、収容されたインナエンブレム12を車両の前方側から立体的に視認可能とする。この凹部11aは、車両メーカのエンブレム等の図形や文字等の形状に沿って設けられている。このような凹部11aにインナエンブレム12が収容されることによって、上述の光輝領域10Aが形成される。
このような透明部材11は、例えば、無色のPC(ポリカーボネート)やPMMA(ポリメタクリル酸メチル樹脂)等の透明合成樹脂によって形成されており、1.5mm〜10mm程度の厚さとされている。また、透明部材11の表側の面には、必要に応じて、傷付き防止のためのハードコート処理、又はウレタン系塗料のクリヤコート処理が施される。なお、耐傷性を備える透明合成樹脂であれば、これらの傷付き防止処理は不要である。
インナエンブレム12は、図3(b)に示すように、基部12aと、ベースコート層12bと、光輝性膜12c(金属薄膜)と、トップコート層12dとを備えている。基部12aは射出成形等によって成形されており、例えばABS、PC又はPET等の合成樹脂によって形成されている。この基部12aは、透明部材11の凹部11aを埋設する凸状の形状とされており、透明部材11の凹部11aに嵌合される。ベースコート層12bは、基部12aと光輝性膜12cとの間に形成されており、スパッタリングによって形成される薄く脆い光輝性膜12cを保護するためのものである。このベースコート層12bは、透明(着色透明を含む)な合成樹脂を用いたクリヤー塗装によって形成されている。
光輝性膜12cは、基部12aの表側の面(透明部材11側の面)に形成されており、基部12aに被さるように配置された金属光輝性を備える層である。この光輝性膜12cは、インジウム(In)やアルミニウム(Al)からなる金属製の薄膜である。この光輝性膜12cは、多数の微細な隙間を有する不連続膜であり、これらの隙間を通じて電波を透過可能とされている。また、光輝性膜12cは、純クロム(Cr)やクロム(Cr)合金からなる数百nmの膜厚とされた金属製の薄膜とすることもできる。これによって光輝性膜12cの耐食性を向上させることもできる。
トップコート層12dは、光輝性膜12cを覆うように光輝性膜12c上に形成されており、光輝性膜12cを保護するためのものである。このトップコート層12dも、ベースコート層12bと同様に、透明(着色透明を含む)な合成樹脂を用いたクリヤー塗装によって形成されている。
ベースコート層12b及びトップコート層12dは、酸化ケイ素(SiOx)からなる透明セラミックコート層とすることもできる。この場合には、クリヤー塗装等によって形成される樹脂からなるベースコート層やトップコート層と比較して高い耐熱性を有すると共に、電波透過性を有する。
また、本実施形態において光輝性膜12cは、ベースコート層12bが形成された基部12aの表面に形成される。このため、本実施形態において、本発明の基材はベースコート層12b及び基部12aにより構成されている。なお、耐食性の高い光輝性膜12cを用いる場合には、ベースコート層12bを省略することも可能である。このような場合には、光輝性膜12cが基部12aの表面に直接的に形成されるため、本発明の基材は基部12aにより構成されることになる。
ベース部材13は、透明部材11の裏側に固着される部位であり、黒色の樹脂材料から形成されている。このベース部材13は、エンジンルーム側に突出する係合部13aを有している。この係合部13aは、先端部が爪状に成形されており、当該先端部が例えばラジエータグリル本体に係止される。このように透明部材11の裏側の面に対して固着されたベース部材13は、透明部材11の外側から視認可能とされており、上述の黒色領域10Bを形成している。このベース部材13は、光輝領域10A以外の領域を黒色に視認させ、相対的に光輝領域10Aの視認性を向上させる。
このようなベース部材13は、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂)、AES(アクリロニトリル・エチレン・スチレン共重合合成樹脂)、ASA(アクリロニトリル・スチレン・アクリレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、有色のPC、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂、又はこれらの複合樹脂からなり、0.5mm〜10mm程度の厚さとされている。
続いて、本実施形態のエンブレム10の製造方法について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、本実施形態のエンブレム10の製造方法について説明するための概略図である。また、図5は、本実施形態のエンブレム10の製造方法におけるインナエンブレム12の製造工程について説明するためのフローチャートである。
まず、本実施形態のエンブレム10の製造方法では、図4(a)に示すように、透明部材11を形成する。例えば、透明部材11は、射出成形により形成される。この射出成形により、凹部11aを有する透明部材11を形成することができるため、後工程により凹部11aを形成する必要はない。なお、必要に応じて、透明部材11の表面側(車両外側に向く面)あるいは全面には、耐傷性等を向上させるためのハードコート処理を施しても良い。
次に、図4(b)に示すように、インナエンブレム12の基部12aを形成する。例えば、基部12aは、射出成形により形成される。この図4(b)に示す工程は、図5におけるステップS1の基部生成工程に相当する。続いて、図5に示すように、ステップS1で形成された基部12aに残有する応力を除去する(ステップS2)。ここでは、基部12aを一定の温度まで加熱し、その後放置等により冷却する。続いて、図5に示すように、ベースコート塗布工程を行う(ステップS3)。ここでは、ステップS2が完了した基部12aに対してクリヤー塗装を行い、その後乾燥させることによりベースコート層12bを形成する。なお、図5におけるステップS1〜ステップS3までの工程が、樹脂からなる基材を形成する本発明における基材形成工程に相当する。
続いて、図5に示すように、乾燥工程を行う(ステップS4)。ここでは、例えば、図4(c)に示すように、ベースコート層12bが形成された基部12aをヒータHによって加熱処理する。このようにベースコート層12b及び基部12aを加熱処理することによって、ベースコート層12b及び基部12aに含まれる水分や有機物が揮発し、ベースコート層12b及び基部12aが乾燥される。
続いて、図5に示すように、インジウム成膜工程を行う(ステップS5)。ここでは、スパッタリングによって、図4(d)に示すように、ベースコート層12b上に光輝性膜12cを形成する。なお、本実施形態においては、ステップS4で乾燥させたベースコート層12b及び基部12aが常温に戻る前に光輝性膜12cを形成する。ステップS4で乾燥させたベースコート層12b及び基部12aが常温に戻ると、空気中の水分が再びベースコート層12b及び基部12aに吸湿される。このため、本実施形態では、空気中の水分がベースコート層12b及び基部12aに吸湿される前(すなわち乾燥状態が維持されている期間)にスパッタリングによるインジウム(In)の成膜を行う。このように、乾燥状態のベースコート層12b及び基部12aに対してインジウム(In)の成膜を行うと、光輝性膜12cの不連続性が変化し、後述の実施例に示すように、光輝性膜12cの色味を変化させることができる。
続いて、図5に示すように、トップコート塗布工程を行う(ステップS6)。ここでは、ステップS5が完了した後に、光輝性膜12cの表面に対してクリヤー塗装を行い、その後乾燥させることにより、図4(e)に示すように、トップコート層12dを形成する。
なお、これらの図4(b)〜図4(e)及び図5で示した工程によってインナエンブレム12が形成される。なお、図4(b)〜図4(e)で示すインナエンブレム12の形成工程は、図4(a)で示した透明部材11の形成工程を待って行う必要はない。図4(a)で示した透明部材11の形成工程と並行して、インナエンブレム12を形成することによって、エンブレム10の製造時間を短縮することができる。
次に、図4(f)に示すように、インナエンブレム12を透明部材11の凹部11aに嵌合する。次に、図4(g)に示すように、ベース部材13を形成する。ここでは、凹部11aにインナエンブレム12が設置された透明部材11を、射出成形用の金型の内部に配置し、透明部材11の背面側に溶融した樹脂を射出するインサート成形を行うことで、ベース部材13を形成する。このようなベース部材13は、インサート成形時の熱により透明部材11と溶着され、インナエンブレム12を覆うように配置される。これによって、インナエンブレム12が透明部材11に対して固定される。
以上のような工程で本実施形態のエンブレム10が製造される。このような本実施形態のエンブレム10の製造方法によれば、乾燥工程にてベースコート層12b及び基部12aを乾燥させた後、ベースコート層12b及び基部12aが乾燥状態の間(常温に戻るまでの間)に光輝性膜12cがスパッタリングにより形成される。このため、光輝性膜12cの成膜状態を変化させ、光輝性膜12cの色味を変化させることで光輝性膜12cの色調を調整することが可能となる。
また、本実施形態のエンブレム10の製造方法においては、加熱処理を行うことにより、ベースコート層12b及び基部12aを乾燥させる。このため、簡易な方法にて短時間でベースコート層12b及び基部12aを乾燥させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、エンブレム10を製造するときに、基部12a側に光輝性膜12cを形成した後に、基部12aを凹部11aに嵌合する構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、凹部11aの内面に光輝性膜12cを形成し、その後、基部12aを嵌合させる構成を採用することも可能である。この場合には、透明部材11(トップコート層12dを形成する場合にはトップコート層12dも含む)が本発明の基材となるため、透明部材11を乾燥させ、透明部材11が乾燥状態のうちにスパッタリングによって光輝性膜12cを形成するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、加熱処理を行うことにより基材(ベースコート層12b及び基部12a)を乾燥させる構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、真空乾燥させることにより基材を乾燥させることも可能である。このような場合には、例えば、スパッタリング装置の内部に基材を配置し、一定期間真空雰囲気に基材を晒すことにより基材を真空乾燥させることができる。このため、別途、真空乾燥させるための装置を設ける必要がなく、さらに基材の水分含有率が極めて低いうちに光輝性膜12cを形成することが可能となる。
次に、上記実施形態の実施例について図6を参照して説明する。図6は、乾燥工程の加熱条件のみを変更し、その他の条件を同一条件として、インジウム(In)から成る光輝性膜12cをスパッタリングにて形成した場合の色味の違いをL、a、b値で示す表である。図6(a)は、乾燥工程を行わない場合の光輝性膜12cの色味を示している。また、図6(b)は、乾燥工程にて加熱温度を80℃とし、加熱時間を30分とした場合の光輝性膜12cの色味を示している。また、図6(c)は、乾燥工程にて加熱温度を90℃とし、加熱時間を30分とした場合の光輝性膜12cの色味を示している。なお、図6(a)〜(c)で示す加熱条件の各々について2度ずつ実施を行った。
図6(a)〜(c)に示すように、bの値に注目すると、乾燥工程を行わない場合には1.82、2.34であり、加熱温度が80℃の場合には1.12であり、加熱温度が90℃の場合には0.76、0.74であった。このことから、加熱温度を高くすることによって、bの値が下がり、青方向に色彩が変化することが分かった。つまり、乾燥工程において80℃以上の温度雰囲気とすることによって、光輝性膜12cの色彩を青方向に調整することができることが分かった。
10……エンブレム(レーダカバー)、12……インナエンブレム、12a……基部、12b……ベースコート層、12c……光輝性膜(金属薄膜)、12d……トップコート層

Claims (4)

  1. 基材に対してスパッタリングにより形成されかつ電波を透過可能な金属薄膜を有するレーダカバーの製造方法であって、
    樹脂からなる基材を形成する基材形成工程と、
    前記基材を乾燥させる乾燥工程と、
    乾燥状態の前記基材に対して前記金属薄膜を成膜する成膜工程と
    を有することを特徴とするレーダカバーの製造方法。
  2. 前記乾燥工程は、前記基材を加熱処理する工程であることを特徴とする請求項1記載のレーダカバーの製造方法。
  3. 前記乾燥工程にて、前記基材を80℃以上の雰囲気中にて前記加熱処理を行うことを特徴とする請求項2記載のレーダカバーの製造方法。
  4. 前記乾燥工程は、前記基材を真空乾燥させる工程であることを特徴とする請求項1記載のレーダカバーの製造方法。
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