JP2018032733A - ウェハの表面処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッド表面の残渣を効率良く確実に取り除くウェハの表面処理装置構造を提供する。【解決手段】ウェハの表面処理装置は、砥粒を混入した樹脂材内に空孔が形成され、砥粒でEG層を生成するEGパッド26と、EGパッド26の下方に配置され、EGパッド26の加工面26aを払拭するパッドドレッサユニット30と、を備えている。EGパッド26の加工面26aが下向きの状態で加工面26aがドレッサヘッド32に押し当てられると、加工面26aの厚み方向の所定範囲が払拭されて新たな空孔及び固定砥石が露出する。【選択図】図2

Description

本発明はウェハの表面処理装置に関するものであり、特に、半導体ウェハ(以下、単に「ウェハ」という)の一面側にゲッタリング層を形成するためのウェハの表面処理装置に関するものである。
シリコンからなる薄厚の半導体デバイスは、シリコン単結晶からスライスしたウェハ、すなわちシリコンウェハ上に回路を形成することにより製造される。
半導体プロセスにおける問題点の一つとして、シリコンウェハ中に不純物である重金属が混入することが挙げられる。シリコンウェハの表面側に形成されるデバイス領域へ重金属が拡散した場合、デバイス特性に著しい悪影響をもたらす。そこで、シリコンウェハに混入した重金属がデバイス領域に拡散するのを抑制するため、ゲッタリング法を採用するのが一般的である。
ゲッタリング法は、表面側に半導体素子が形成されたウェハに対して、極微小なスクラッチから成るエクストリンシック・ゲッタリング(Entrinsic Gettering)層(以下、単に「ゲッタリング層」又は「EG層」と称す)を形成するものである。EG層によるゲッタリング効果によって、ウェハ内に混入した重金属がデバイス領域に拡散することを防止する。
このようなEG層を形成するものとして、研磨液を供給しながら研磨パッドでウェハの裏面を鏡面状に研磨した後に、純水を供給しながら研磨パッドをウェハに押し当ててウェハに極微細なスクラッチを形成してEG層を生成するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−247132号公報。
しかしながら、特許文献1に記載の加工方法では、研磨パッドは、ウェハ裏面を研磨する際に生じる残渣が付着した状態で、ウェハに押し当てられてスクラッチを形成するため、研磨パッドとウェハとが滑らかに接触することが抑制されて、ウェハに過剰な摩擦力が作用してダメージを与えてしまう虞があるという問題があった。また、研磨パッドの表面に残渣が付着すると、研磨パッド内の空孔に研磨液が十分に染み渡らず、研磨パッドが過度に昇温してしまう虞があるという問題があった。
このような残渣をブラシ等で掻き出すことも考えられるが、ブラシが研磨パッド内の細かい空孔内に侵入した残渣を掻き出すことが難しく、残渣が残留する虞があった。
そこで、パッド表面の残渣を効率良く確実に取り除くために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、基板保持機構に保持されたウェハの一面側にゲッタリング層を生成するウェハの表面処理装置であって、砥粒を混入した樹脂材から成り、前記砥粒を前記ウェハに押圧して前記ゲッタリング層を生成する表面処理パッドと、該表面処理パッドの下方に配置され、前記表面処理パッドの加工面を払拭するパッドドレッサと、を備えているウェハの表面処理装置を提供する。
この構成によれば、表面処理パッドの加工面に付着した残渣がパッドドレッサによって払拭されることにより、表面処理パッドの加工面の残渣を確実に取り除くことができる。また、表面処理パッドの加工面が下向きに配置され、加工面が下向きの状態でパッドドレッサが加工面を払拭することにより、表面処理パッドの加工面に付着した残渣を加工面に再び付着することなく除去することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の構成において、前記パッドドレッサは、前記表面処理パッドの加工面を払拭するドレッサヘッドと、該ドレッサヘッドを回転可能に支持する支持部材と、前記表面処理パッドの押圧力に応じて、前記ドレッサヘッドを前記支持部材に対して沈降させるように受ける緩衝部材と、を備えているウェハの表面処理装置を提供する。
この構成によれば、表面処理パッドがドレッサヘッドに押し付けられた際に、緩衝部材がドレッサヘッドを沈降するように受けることにより、ドレッサパッドが表面処理パッドの加工面に追従し易くなるため、表面処理パッドの加工面に付着した残渣を払拭することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載の構成において、前記ドレッサヘッドは、前記支持部材に交換可能に取り付けられているウェハの表面処理装置を提供する。
この構成によれば、損耗したドレッサヘッドを新品のドレッサヘッドに交換するだけで、パッドドレッサ全体を交換することなく低コストでドレッシング機能を回復させることができる。
本発明によれば、表面処理パッドの加工面に付着した残渣がパッドドレッサによって払拭されることにより、表面処理パッドの加工面に新たな砥粒及び空孔が露出するため、表面処理パッドとウェハとが滑らかに接触してウェハに極微細なスクラッチを安定して形成すると共に、表面処理パッドとウェハとの接触箇所が過度に昇温することを抑制できる。さらに、表面処理パッドの加工面が下向きに配置され、パッドドレッサが加工面を下向きの状態で払拭することにより、表面処理パッドの加工面に付着した残渣を加工面に再び付着することなく除去することができる。
本発明を適用したウェハの表面処理装置を示す概略平面図である。 図1に示した同上ウェハの表面処理装置における研磨・テクスチャリングユニットの部分側面図で、(a)は表面処理パッドを説明する図、(b)はパットドレッサを説明する図である。 パッドドレッサの構成を示す図で、(a)はパッドドレッサの平面図、(b)はドレッサヘッドを除いたパッドドレッサの平面図、(c)は図3(a)のI−I線断面である。 ウェハの加工処理手順を説明する模式図で、(a)は研削工程の説明図、(b)は研磨・テクスチャリング工程の説明図、(c)はクリーニング工程の説明図、(d)はリンス工程の説明図である。 EG層が生成されたウェハの一例を示し、(a)はその全体図、(b)はその部分拡大断面図、(c)はその部分拡大斜視図である。 表面処理パッドの加工面付近を示す縦断面図で、(a)は研磨・テクスチャリング工程前の状態を示す図、(b)は研磨・テクスチャリング工程後の状態を示す図、(c)はパッドドレッサの払拭範囲を示す図、(d)はパッドドレッサにより新たな加工面が露出した状態を示す図である。
本発明は、パッド表面の残渣を効率良く確実に取り除くという目的を達成するために、基板保持機構に保持されたウェハの一面側にゲッタリング層を生成するウェハの表面処理装置であって、砥粒を混入した樹脂材から成り、砥粒をウェハに押圧してゲッタリング層を生成する表面処理パッドと、表面処理パッドの下方に配置され、表面処理パッドの加工面を払拭するパッドドレッサと、を備えていることにより実現した。
以下、本発明の一実施例に係るウェハの表面処理装置10について図面を参照しながら説明する。
図1はウェハの表面処理装置10を示す概略平面図である。図1に示されるウェハの表面処理装置10は、複数のウェハW(例えばシリコン・ウェハ)を格納するカセット11a、11bと、4つの基板保持機構としてのチャック部12a〜12dを備えていてインデックス回転するターンテーブル13と、4つのチャック部12a〜12dを洗浄する洗浄ユニット14と、ウェハWを搬送する搬送ロボット15とを含んでいる。
さらに、図1に示されるように、ウェハの表面処理装置10においては、粗研削ユニット16、仕上げ研削ユニット17、研磨・テクスチャリングユニット18がターンテーブル13の外周に沿って順番に配置されている。なお、粗研削ユニット16は、粗研削砥石(図示しない)によりウェハWの裏面Waを粗研削し、仕上げ研削ユニット17は仕上げ研削砥石(図示しない)により裏面Waを仕上げ研削する。
図2は、ウェハWの一面を鏡面状に仕上げ研磨をすると共にウェハWにEG層を生成する研磨・テクスチャリングユニット18の部分側面図である。研磨・テクスチャリングユニット18は、図2(a)に示されるEGパッドユニット20と、図2(b)に示されるパッドドレッサとしてのパットドレスユニット30とを備えている。
図2(a)に示されるEGパッドユニット20は、アーム21の先端にモータ22が懸架されている。そのモータ22の出力軸22aには、円板状をしたパッド支持体23が水平回転可能に取り付けられている。また、パッド支持体23の下面には同じく円板状をしたサブパッド24が樹脂性接着剤25を介して接着固定され、更にサブパッド24の下面には同じく円板状をした表面処理パッドとしてのEGパッド26が樹脂性接着剤27を介して接着固定され、これらパッド支持体23、サブパッド24、EGパッド26が一体化されている。したがって、これらパッド支持体23、サブパッド24、EGパッド26は、アーム21と一体にウェハWの厚さ方向に下降可能であり、また水平方向に回動可能である。
EGパッド26は、厚みが4.8mm程の円板状に形成されたポリウレタン樹脂製のパッド基材に、0.6μm程度の微細なSiC(シリコン珪素)や、タングステン、アルミナ等の砥粒を樹脂材内に混合させ、その樹脂をパッド基材に含浸させてなる。パッド基材に樹脂材と共に含浸された砥粒は、ウェハWの裏面Waに極微細なスクラッチを与えてEG層を形成するのに寄与する。一方、サブパッド24は、厚みが0.9mm程の円板状に形成され、EGパッド23よりも硬さの低いものを用い、加工時におけるウェハWの表面形状に追従し易くなるように設けられている。なお、砥粒を混同させる樹脂材は、ポリウレタンに限定されるものではないことは云うまでもない。
EGパッドユニット20には、ウェハWとEGパッド23との間に水(純水)及び研磨助剤としての研磨助剤を供給する供給源に接続された供給ライン28が設けられている。なお、研磨助剤とは、例えばアミン系(ピペラジン等)を含む溶液(5〜10%)を希釈したものである。
図2(b)に示されるパットドレスユニット30は、図示しないモータの出力軸に接続された支持部材31に、ドレッサヘッド32が水平回転可能に取り付けられている。なお、ドレッサヘッド32は、本例ではEGパッド26の下面(加工面)と対向する円板状に形成された不織布の上面にダイヤモンド砥粒を樹脂材内に含浸させた研磨層33を設けてなる。
パッドドレスユニット30の具体的構成を図3に示す。図3に示すように、ドレッサヘッド32は、支持部材31上に載置され、上下方向に昇降可能な状態でボルト34を介して支持部材31に連結されている。支持部材31には、上面35に開口する6つの縦孔36が形成されており、縦孔36には上下方向に伸縮する緩衝部材としてのコイルスプリング37が収容されている。各コイルスプリング37は、パッドドレッサユニット30の回転軸Aまわりに同心円上に等間隔で配置されている。コイルスプリング37は、上端がドレッサヘッド32の裏面32aに当接している。支持部材31には、ドレッサヘッド32を上方に押し出すエアシリンダ等の押圧手段が内蔵されている。ドレッサヘッド32がEGパッド26に押圧されると、コイルスプリング37が上下方向に圧縮されることにより、EGパッド26とドレッサヘッド32との間の過剰な押圧力を逃がすと共に、研磨層33がEGパッド26の加工面26aに追従し易くなっている。なお、コイルスプリング37の代わりに、支持部材31とドレッサヘッド32との間に圧縮空気で膨縮するエアバッグを介在させても構わない。
そして、ウェハの表面処理装置10では、研磨・テクスチャリングユニット18において、ウェハWの裏面Wa側に極微細なダメージを与えて、ゲッタリング能を有するEG層を生成すると共に鏡面状に仕上げる研磨加工を行うことができるようになっている。
以下、本発明のウェハの表面処理装置10の動作について説明する。まず、搬送ロボット15によって、カセット11aから一つのウェハWが取り出されて、ウェハWを保持して回転させる基板保持機構としてのチャック部12aまで搬送される。
ウェハWは、裏面Waが上方を向いた状態でチャック部12aに吸引保持される。チャック部12aは、洗浄ユニット14により予め洗浄されている。その後、ターンテーブル13がインデックス回転し、チャック部12aは、粗研削ユニット16まで移動される。このとき、別のチャック部12dには、別のウェハWが搬送ロボットにより搬送され、同様な処理が行われる。
粗研削ユニット16においては、ウェハWの裏面Waが粗研削砥石(図示しない)により公知の手法で粗研削される。次いで、ターンテーブル13がインデックス回転して、チャック部12aは、粗研削ユニット16から仕上げ研削ユニット17まで移動される。仕上げ研削ユニット17においては、ウェハWの裏面Waは仕上げ研削砥石(図示しない)により仕上げ研削される。
ターンテーブル13は再びインデックス回転して、チャック部12aは、仕上げ研削ユニット17から研磨・テクスチャリングユニット18まで移動される。
研削工程後のウェハWの裏面Waには、図4(a)に示すような研削痕が存在する。そこで、研磨・テクスチャリングユニット18では、図4(b)に示すように、EGパッド26がアーム21と共に水平回動して、チャック部12aの上方に移動する。その後、EGパッド26とウェハWをそれぞれ回転させながら、EGパッド26を下降させて、EGパッド26をウェハWに押圧させる。また、EGパッド26とウェハWとの間には、アルカリ性の研磨助剤が供給される。このようにして、ウェハWの裏面Waの研削痕を除去して裏面Waを鏡面状に研磨するウェットポリッシュとウェハWにEG層を生成するテクスチャリング処理とを並行して行う研磨・テクスチャリング工程(表面処理工程)が実行される。
具体的には、EGパッド26に含まれる砥粒(以下、「固定砥粒」と称す)とEGパッド26から遊離した砥粒(以下、「遊離砥粒」と称す)とが協働して、研磨工程とテクスチャリング処理を行う。固定砥粒が、ウェハWの裏面Waに押圧された状態でEGパッド26とウェハWとが回転し、遊離砥粒がウェハW上を転動する。遊離砥粒は、樹脂性接着剤27が研磨助剤によって膨潤し加水分解することにより、EGパッド26に含まれる固定砥粒の一部がEGパッド26から遊離したものである。
また、ウェハWの裏面Waの表層側が研磨助剤に触れて酸化膜(SiO2)がSiOHに改質することで軟化し、ウェハWの裏面Waが研磨し易くなっている。さらに、EGパッド26とウェハWとの間を遊離砥粒が転動することにより、ウェハWに遊離砥粒A2が食い込む等の外力で強制的に行う研磨ではなく、自然な力でウェハWに極微細なスクラッチを形成することにより、ウェハW内にEG層を生成する。
図5は、研磨・テクスチャリング工程を経たウェハWの一例を示すものであり、同図(a)はウェハWを裏面側から見た全体斜視図、同図(b)はウェハWの部分拡大断面図、同図(c)はその部分拡大斜視図である。図5に示すウェハWは、表面Wb側に無欠陥層40が形成され、その無欠陥層40の表面に複数個の半導体素子41が設けられている。また、これら半導体素子41を保護するために、裏面研削時には、保護フィルム42がウェハWの表面Wbに貼り付けられている。一方、裏面Wa側には、EG層43が形成されている。EG層43は、多数のスクラッチから成り、面粗さ(Ra)1.0nm〜1.7nmで形成される。
研磨・テクスチャリング工程の後に、図4(c)に示すように、EGパッド26の加工面26aに対してクリーニング工程を行う。この工程では、EGパッド26がアーム21と共に水平回動され、EGパッド26がドレッサヘッド32の上方に移動される。その後、モータ22の駆動によりEGパッド26を回転させながら、そのEGパッド26をアーム21と一体にウェハWの厚さ方向に下降させ、同じく図示せぬモータにより回転しているドレッサヘッド32上にEGパッド26を軽く押し付け、EGパッド26の加工面26aから厚み方向の所定範囲を払拭し、EGパッド26の加工面26aに残存する研磨助剤を取り除く。これにより、後述するクリーニング工程において、加工面26aに残留した研磨助剤がウェハWに移ることを回避できる。
EGパッド26は、図6(a)に示すように、樹脂材の中に点在する空孔29を備えている。空孔29内に研磨助剤が満たされることにより、EGパッド26の加工面26aが冷却される。また、残渣が空孔29内に収容されることで、固定砥粒Aに残渣が堆積して固定砥粒Aが目詰まりすることを抑制する。しかしながら、EGパッド26は、上述したような研磨・テクスチャリング工程を経て、図6(b)に示すように、空孔29内に研磨助剤や残渣等が詰まることがある。そこで、クリーニング処理では、図6(c)に示すように、EGパッド26の加工面26aから厚み方向の所定範囲を払拭して、図6(d)に示すように、新たな空孔29及び固定砥粒Aを露出させる。
クリーニング工程の後に、図4(d)に示すように、ウェハWの裏面Waに対してリンス工程を行う。この工程では、EGパッド26がアーム21と共に水平回動して、チャック部12aの上方に移動する。その後、EGパッド26を下降させてウェハWに接近させる。そして、回転しているチャック部12a上のウェハWの裏面WaとEGパッド26の加工面との間に純水を供給しながら、ウェハWとEGパッド26を互いに逆向きに回転させる。EGパッド26は、ウェハWに非接触状態で近接して配置されており、この状態でウェハWとEGパッド26を互いに逆向きに回転させることにより、ウェハWの裏面Wa上に複雑な水流を形成することができる。このようにして、供給された水でリンス処理をし、ウェハWの裏面Waに残存する研磨助剤を洗い流して除去する。
以上説明したように、本発明によるウェハの表面処理装置10によれば、WGパッド26の加工面26aが下向きに配置され、パッドドレスユニット30が加工面26aを下向きの状態で払拭することにより、EGパッド26の加工面26aに付着した残渣を加工面26aに再び付着することなく除去することができる。
なお、ウェハの表面処理装置10は、上述したようにアルカリ性の研磨助剤を用いて研磨工程とテクスチャリング工程とを並行して実施しているが、例えば、アルカリ性の研磨助剤を供給しながらEGパッド26をウェハWに押し当てて研磨工程を行った後に、純水を供給しながらEGパッドをウェハWに押し当ててテクスチャリング工程を行うものであっても構わない。
研磨工程とテクスチャリング工程との間にEGパッド26の加工面26aを払拭する場合には、EGパッド26の加工面26aに付着した残渣がパッドドレスユニット30によって払拭されることにより、EGパッド26の加工面26aに新たな固定砥粒及び空孔29が露出するため、EGパッド26とウェハWとが滑らかに接触してウェハWに極微細なスクラッチを安定して形成すると共に、EGパッド26とウェハWとの接触箇所が過度に昇温することを抑制できる。
なお、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
以上説明したように、ウェハWの裏面20bを加工処理する以外にも、各種の板状表面を処理する装置にも応用できる。
10 ウェハの表面処理装置
11a、11b カセット
12a〜12d チャック部(基板保持機構)
13 ターンテーブル
14 洗浄ユニット
15 搬送ロボット
16 粗研削ユニット
17 仕上げ研削ユニット
18 研磨・テクスチャリングユニット
20 EGパッドユニット
21 アーム
22 モータ
22a 出力軸
23 パッド支持体
24 サブパッド
25 樹脂性接着剤
26 EGパッド(表面処理パッド)
26a 加工面
27 樹脂性接着剤
28 供給ライン
29 空孔
30 パットドレスユニット(パッドドレッサ)
31 支持部材
32 ドレッサヘッド
33 研磨層
34 ボルト
35 上面
36 縦孔
37 コイルスプリング
A パッドドレッサユニットの回転軸

Claims (3)

  1. 基板保持機構に保持されたウェハの一面側にゲッタリング層を生成するウェハの表面処理装置であって、
    砥粒を混入した樹脂材から成り、前記砥粒を前記ウェハに押圧して前記ゲッタリング層を生成する表面処理パッドと、
    該表面処理パッドの下方に配置され、前記表面処理パッドの加工面を払拭するパッドドレッサと、
    を備えていることを特徴とするウェハの表面処理装置。
  2. 前記パッドドレッサは、
    前記表面処理パッドの加工面を払拭するドレッサヘッドと、
    該ドレッサヘッドを回転可能に支持する支持部材と、
    前記表面処理パッドの押圧力に応じて、前記ドレッサヘッドを前記支持部材に対して沈降させるように受ける緩衝部材と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のウェハの表面処理装置。
  3. 前記ドレッサヘッドは、前記支持部材に交換可能に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載のウェハの表面処理装置。
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