JP2018031951A - 光走査装置、画像形成装置、光走査方法 - Google Patents

光走査装置、画像形成装置、光走査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡素な構成で像担持体上に結像される二つの光の副走査方向における間隔の変動を抑制可能な光走査装置、画像形成装置、及び光走査方法を提供すること。
【解決手段】画像形成装置は、ポリゴンミラーによって走査される光を感光体ドラム31上に結像させる結像レンズと、ポリゴンミラーに向けて結像レンズによる感光体ドラム31上における結像位置P1〜P3が副走査方向D5に不等間隔で離間する光を射出可能な三つの光源と、三つの光源のうち二つの基準光源から射出されて感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における離間距離を検出する検出処理部と、三つの光源のうち感光体ドラム31に静電潜像を書き込む二つの書込み光源を検出処理部による検出結果に基づいて設定する設定処理部と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置、画像形成装置に搭載される光走査装置、及び画像形成装置で実行される光走査方法に関する。
電子写真方式で画像を形成可能なプリンターのような画像形成装置は、光走査装置を備える。前記光走査装置は、感光体ドラムなどの像担持体上に画像データに対応する静電潜像を形成する。例えば、前記光走査装置は、画像データに基づく光を射出する二つの光源と、前記光源各々から射出される二つの光を走査する走査部と、前記走査部によって走査される二つの光を像担持体上に結像させる結像レンズとを備える。
ところで、光走査装置の内部温度が上昇すると、光源から射出される光の波長が変化し、又は結像レンズの屈折率又は形状が変化して、結像レンズを透過する際の光の屈折角度が変化することがある。この場合、像担持体上に結像される二つの光の副走査方向における間隔が変動する。これに対し、光源ユニット及びシリンダレンズを移動させて、二つの光の副走査方向における間隔の変動を抑制可能な光走査装置が従来技術として知られている(特許文献1参照)。
特開2001−201703号公報
しかしながら、上述の従来技術では、光源ユニット及びシリンダレンズを移動させる移動機構が必要となる。そのため、光走査装置の構成が複雑化する。
本発明の目的は、簡素な構成で像担持体上に結像される二つの光の副走査方向における間隔の変動を抑制可能な光走査装置、画像形成装置、及び光走査方法を提供することにある。
本発明の一の局面に係る光走査装置は、結像レンズと、光源と、検出処理部と、設定処理部とを備える。前記結像レンズは、走査部によって走査される光を像担持体上に結像させる。前記光源は、少なくとも三つであって、前記走査部に向けて前記結像レンズによる前記像担持体上における結像位置が前記走査部による光の走査方向と直交する副走査方向に不等間隔で離間する光を射出可能である。前記検出処理部は、前記光源のうち予め定められた二つの基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離を検出する。前記設定処理部は、前記光源のうち前記像担持体に静電潜像を書き込む二つの書込み光源を前記検出処理部による検出結果に基づいて設定する。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、前記光走査装置を備える。
本発明の他の局面に係る光走査方法は、走査部によって走査される光を像担持体上に結像させる結像レンズと、前記走査部に向けて前記結像レンズによる前記像担持体上における結像位置が前記走査部による光の走査方向と直交する副走査方向に不等間隔で離間する光を射出可能な少なくとも三つの光源と、を備える光走査装置で実行される光走査方法であって、検出ステップ及び設定ステップを含む。前記検出ステップでは、前記光源のうち予め定められた二つの基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離が検出される。前記設定ステップでは、前記光源のうち前記像担持体に静電潜像を書き込む二つの書込み光源が前記検出ステップによる検出結果に基づいて設定される。
本発明によれば、簡素な構成で像担持体上に結像される二つの光の副走査方向における間隔の変動を抑制可能な光走査装置、画像形成装置、及び光走査方法が実現される。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る画像形成装置のシステム構成を示すブロック図である。 図3は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における光走査部の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における光射出部の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係る画像形成装置における感光体ドラム上の結像位置を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る画像形成装置に記憶されるテーブルデータの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る画像形成装置で実行される光源設定処理の一例を示すフローチャートである。 図8は、本発明の他の実施形態に係る画像形成装置における光センサーの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[画像形成装置10の概略構成]
まず、図1及び図2を参照しつつ、本発明の実施形態に係る画像形成装置10の概略構成について説明する。ここで、図1は画像形成装置10の構成を示す断面模式図である。
画像形成装置10は、原稿から画像データを読み取るスキャン機能、及び画像データに基づいて画像を形成するプリント機能と共に、ファクシミリ機能、及びコピー機能などの複数の機能を有する複合機である。なお、本発明は、プリンター装置、ファクシミリ装置、及びコピー機などの画像形成装置に適用可能である。
画像形成装置10は、図1及び図2に示されるように、ADF(自動原稿搬送装置)1、画像読取部2、画像形成部3、給紙部4、制御部5、及び操作表示部6を備える。
ADF1は、原稿セット部、複数の搬送ローラー、原稿押さえ、及び排紙部を備え、画像読取部2によって読み取られる原稿を搬送する。画像読取部2は、原稿台、光源、複数のミラー、光学レンズ、及びCCD(Charge Coupled Device)を備え、原稿から画像データを読み取ることが可能である。
画像形成部3は、画像読取部2で読み取られた画像データ又は外部のパーソナルコンピューター等の情報処理装置から入力された画像データに基づいて、電子写真方式で画像を形成する画像形成処理(印刷処理)を実行可能である。具体的に、画像形成部3は、図1に示されるように、感光体ドラム31(本発明における像担持体の一例)、帯電器32、光走査部33、現像器34、転写ローラー35、クリーニング装置36、定着ローラー37、加圧ローラー38、及び排紙トレイ39を備える。
給紙部4は、給紙カセット、シート搬送路、及び複数の搬送ローラーを備え、前記給紙カセットに収容されるシートを画像形成部3に供給する。なお、前記シートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
画像形成部3では、給紙部4から供給される前記シートに以下の手順で画像が形成され、画像形成後の前記シートが排紙トレイ39に排出される。
まず、帯電器32によって感光体ドラム31の表面が所定の電位に一様に帯電される。次に、光走査部33により感光体ドラム31の表面に画像データに基づく光が照射される。これにより、感光体ドラム31の表面に画像データに対応する静電潜像が形成される。そして、感光体ドラム31上の静電潜像は現像器34によってトナー像として現像(可視像化)される。なお、現像器34には、画像形成部3に着脱可能なトナーコンテナ34Aからトナー(現像剤)が補給される。
続いて、感光体ドラム31に形成されたトナー像は転写ローラー35によってシートに転写される。その後、シートに転写されたトナー像は、そのシートが定着ローラー37及び加圧ローラー38の間を通過する際に定着ローラー37で加熱されて溶融定着する。なお、感光体ドラム31の表面に残存したトナーはクリーニング装置36で除去される。
制御部5は、不図示のCPU、ROM、RAM、及びEEPROM(登録商標)などの制御機器を備える。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の処理を実行させるための制御プログラムなどの情報が予め記憶される不揮発性の記憶部である。前記RAMは、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される揮発性の記憶部である。前記EEPROMは、不揮発性の記憶部である。制御部5では、前記CPUにより前記ROMに予め記憶された各種の制御プログラムが実行される。これにより、画像形成装置10が制御部5により統括的に制御される。なお、制御部5は、集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよく、画像形成装置10を統括的に制御するメイン制御部とは別に設けられた制御部であってもよい。
操作表示部6は、制御部5からの制御指示に応じて各種の情報を表示する液晶ディスプレーなどの表示部、及びユーザーの操作に応じて制御部5に各種の情報を入力する操作キー又はタッチパネルなどの操作部を有する。
[光走査部33の構成]
次に、図2〜図5を参照しつつ、光走査部33について説明する。ここで、図3は光走査部33の構成を示す斜視図である。また、図4は光射出部331の構成を示す模式図である。なお、図3では、筐体330の上部を覆う蓋部が取り外された状態の光走査部33が示されている。
光走査部33は、感光体ドラム31上に画像データに対応する静電潜像を形成する。図1及び図3に示されるように、光走査部33は、感光体ドラム31の上方であって、ポリゴンミラー334による光の走査方向D3(図3参照)と感光体ドラム31の回転軸の軸方向とが平行となる位置に配置される。
具体的に、光走査部33は、図2〜図4に示されるように、筐体330、光射出部331、光源駆動部332、シリンドリカルレンズ333、ポリゴンミラー334(本発明における走査部の一例)、fθレンズ335A、fθレンズ335B、全反射ミラー336、折り返しミラー337、光センサー338、及び温度センサー339を備える。
筐体330は、光走査部33の各構成要素を収容する。具体的に、筐体330は、図3に示されるように、シリンドリカルレンズ333、ポリゴンミラー334、fθレンズ335A、fθレンズ335B、全反射ミラー336、折り返しミラー337、光センサー338、及び温度センサー339を収容する。
光射出部331は、画像データに基づく二つの光を射出する。具体的に、光射出部331は、図4に示されるように、光源331A〜331Cを有するレーザーダイオードである。光射出部331は円柱状に形成されており、その一方の端面331D(本発明における射出面の一例)には、光源331A〜331Cが配置されている。また、光射出部331の他方の端面には、光源駆動部332に接続される複数の端子が設けられている。光射出部331では、光源331A〜331Cのうち予め設定された二つの書込み光源から、画像データに基づく二つの光が射出される。
筐体330は、図3及び図4に示されるように、開口部330Aを有する。開口部330Aは、筐体330の側壁に設けられる。開口部330Aは、光射出部331を光射出部331の外周に沿った回動方向D4(図4参照)に回動可能に支持する。具体的に、開口部330Aは、図4に示されるように、光射出部331の外周より大きい円形に形成される。光射出部331は、開口部330Aに挿通されて、開口部330Aにより回動方向D4に回動可能に支持される。
光源駆動部332は、制御部5からの制御信号に応じて光射出部331の光源331A〜331Cを駆動する駆動回路である。図3に示されるように、光源駆動部332は、筐体330の外面に設けられている。
シリンドリカルレンズ333は、光射出部331から射出された二つの光をポリゴンミラー334の反射面に集光する。具体的に、シリンドリカルレンズ333は、光射出部331から射出された二つの光をポリゴンミラー334の回転軸334Aの軸方向に屈折させて、ポリゴンミラー334の反射面に集光する。例えば、シリンドリカルレンズ333は樹脂によって形成される。なお、シリンドリカルレンズ333は、ガラスなどの樹脂以外の素材で形成されていてもよい。
ポリゴンミラー334は、光射出部331から射出された二つの光を走査方向D3(図3参照)に走査する。具体的に、ポリゴンミラー334は、図3に示されるように、光射出部331から射出された二つの光を反射する複数の反射面を有する。また、ポリゴンミラー334は、モーター334Bから供給される駆動力によって回転方向D2に回転する。これにより、光射出部331から射出されてポリゴンミラー334の反射面で反射された二つの光が、走査方向D3に走査される。
fθレンズ335A及びfθレンズ335Bは、ポリゴンミラー334によって等角速度で走査される二つの光を、走査方向D3に沿って等速走査される二つの光に変換する。また、fθレンズ335A及びfθレンズ335Bは、ポリゴンミラー334によって走査される二つの光を感光体ドラム31上に結像させる。例えば、fθレンズ335A及びfθレンズ335Bは樹脂によって形成される。なお、fθレンズ335A及びfθレンズ335Bは、ガラスなどの樹脂以外の素材で形成されていてもよい。ここに、fθレンズ335A及びfθレンズ335Bが、本発明における結像レンズの一例である。
全反射ミラー336は、fθレンズ335Bを通過した二つの光を感光体ドラム31の表面に向けて反射させる。全反射ミラー336で反射された二つの光は、筐体330に形成された不図示の射出口から感光体ドラム31の表面に向けて射出される。
光走査部33から射出されて感光体ドラム31の表面に照射される二つの光は、感光体ドラム31の回転軸の軸方向と同じ走査方向D3に走査される。また、感光体ドラム31が回転方向D1(図1及び図3参照)に回転することで、感光体ドラム31の表面に照射される二つの光は、走査方向D3と直交する回転方向D1に沿った副走査方向D5(図5参照)にも走査される。
折り返しミラー337は、fθレンズ335Aを通過した二つの光を光センサー338へ向けて反射する。具体的に、折り返しミラー337は、走査方向D3の下流側であって全反射ミラー336に反射されない走査領域外の位置に配置される。なお、折り返しミラー337によって反射された光は、走査方向D6(図3参照)に走査される。
光センサー338は、光の有無を検出可能である。例えば、光センサー338は、受光量に応じた電流を出力するフォトダイオードを有する。光センサー338では、前記フォトダイオードにおいて受光される光の光量が予め設定された値を超える場合に、光の検出を示す検出信号が出力される。光センサー338から出力される前記検出信号は、制御部5に入力される。制御部5は、前記検出信号の入力タイミングに基づいて、光射出部331からの光の射出開始タイミング、即ち走査方向D3における静電潜像の書き出しタイミングを決定する。
温度センサー339は、光走査部33の内部温度を検出可能である。例えば、温度センサー339は、温度に応じて抵抗値が変化するサーミスターを含む。温度センサー339では、前記サーミスターの抵抗値に応じた電気信号が出力される。温度センサー339から出力される前記電気信号は、制御部5に入力される。
温度センサー339は、図3に示されるように、fθレンズ335Bの近傍に設けられる。具体的に、温度センサー339は、fθレンズ335Bから予め定められた範囲内に設けられる。なお、温度センサー339は、光射出部331、シリンドリカルレンズ333、及びfθレンズ335Aのいずれかから予め定められた範囲内に設けられていてもよい。
ところで、光走査部33の内部温度が上昇すると、光射出部331から射出される二つの光の波長が変化し、又はfθレンズ335A、fθレンズ335Bの屈折率又は形状が変化して、fθレンズ335A、fθレンズ335Bを透過する際の二つの光の屈折角度が変化することがある。この場合、感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における間隔が変動する。これに対し、光射出部331及びシリンドリカルレンズ333を移動させて、二つの光の副走査方向D5における間隔の変動を抑制可能な光走査装置が従来技術として知られている。
しかしながら、上述の従来技術では、光射出部331及びシリンドリカルレンズ333を移動させる移動機構が必要となる。そのため、光走査部33の構成が複雑化する。これに対し、本発明の実施形態に係る画像形成装置10では、以下に説明するように、簡素な構成で感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における間隔の変動を抑制することが可能である。
具体的に、画像形成装置10において、光射出部331は、図5に示されるように、fθレンズ335A及びfθレンズ335Bによる感光体ドラム31上における結像位置P1〜P3(図5参照)が副走査方向D5に不等間隔で離間する三つの光をポリゴンミラー334に向けて射出することが可能である。
より具体的に、画像形成装置10では、光源331Aから射出された光の感光体ドラム31上における結像位置P1と光源331Bから射出された光の感光体ドラム31上における結像位置P2との間の副走査方向D5における離間距離L3が、予め定められた基準値に設定されている。また、結像位置P1と光源331Cから射出された光の感光体ドラム31上における結像位置P3との間の副走査方向D5における離間距離L4が、前記基準値に予め定められた許容値が加算された値に設定されている。例えば、前記基準値は42マイクロメートルである。また、前記許容値は3マイクロメートルである。
例えば、画像形成装置10では、図4に示されるように、光源331A〜331Cが端面331Dの中心P0を通る直線X1上に配置されている。具体的に、光源331A(本発明における第1光源の一例)は、端面331Dの中心P0に配置されている。また、光源331B(本発明における第2光源の一例)は、光源331Aから距離L1だけ離間して配置されている。また、光源331C(本発明における第3光源の一例)は、光源331Bとの間で光源331Aを挟む位置で、光源331Aから距離L1より長い距離L2だけ離間して配置されている。距離L1及び距離L2は、距離L1及び距離L2の比が離間距離L3及び離間距離L4の比と等しくなるように設定されている。
これにより、画像形成装置10では、光走査部33の組み立て時に開口部330Aに挿通された状態の光射出部331を回動方向D4(図4参照)に回動させることで、離間距離L3及び離間距離L4の調整を行うことが可能である。
光射出部331及び光源駆動部332は、離間距離L3及び離間距離L4の調整作業が行われた後に、固定具により筐体330の外面に固定される。なお、光射出部331は、開口部330Aに回動不能に支持されていてもよい。
また、制御部5の前記ROMには、前記CPUに後述の光源設定処理(図7のフローチャート参照)を実行させるための光源設定プログラムが予め記憶されている。なお、前記光源設定プログラムは、CD、DVD、フラッシュメモリーなどのコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されており、前記記録媒体から読み取られて制御部5の前記EEPROM等の記憶部にインストールされるものであってもよい。
そして、制御部5は、図2に示されるように、検出処理部51及び設定処理部52を含む。具体的に、制御部5は、前記CPUを用いて前記ROMに記憶されている前記光源設定プログラムを実行する。これにより、制御部5は、検出処理部51及び設定処理部52として機能する。ここに、光走査部33及び制御部5を備える装置が、本発明における光走査装置の一例である。
検出処理部51は、光源331A〜331Cのうち、予め定められた二つの基準光源から射出されて感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における離間距離を検出する。
具体的に、検出処理部51は、温度センサー339によって検出される光走査部33の内部温度に基づいて、前記基準光源から射出されて感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における離間距離を検出する。
ここで、前記基準光源は、端面331Dの中心P0に配置されている光源331A及び光源331Aに隣接して配置されている光源331Bである。即ち、検出処理部51は離間距離L3を検出する。なお、前記基準光源は、光源331A及び光源331Cであってもよい。この場合、検出処理部51は離間距離L4を検出する。
例えば、画像形成装置10では、温度センサー339によって検出される光走査部33の内部温度ごとの離間距離L3を示すテーブルデータT10(図6参照)が予め制御部5の前記ROMに記憶されている。例えば、テーブルデータT10は、光走査部33の内部温度を経時的に変化させると共に、温度センサー339によって検出される各温度に対応する離間距離L3を計測器具等で計測することによって取得可能である。なお、図6に示されるテーブルデータT10では、離間距離L3が42マイクロメートル(前記基準値)である場合の温度センサー339による検出温度が20度になっている。これは、離間距離L3の調整作業が、光走査部33の内部温度が20度の時に行われたことを意味している。
例えば、検出処理部51は、前記ROMから読み出されたテーブルデータT10及び温度センサー339から出力される前記電気信号に基づいて、離間距離L3を検出する。
例えば、検出処理部51は、予め定められたタイミングが到来するごとに、離間距離L3を検出する。例えば、前記タイミングは、画像形成装置10の電源投入時、画像形成装置10の一部の機能が停止するスリープ状態から通常状態への復帰時、前記印刷処理の開始時、及び前記印刷処理の実行中において予め定められたページ数の印刷が終了した時等である。
設定処理部52は、光源331A〜331Cのうち、感光体ドラム31に静電潜像を書き込む前記書込み光源を検出処理部51による検出結果に基づいて設定する。
具体的に、設定処理部52は、検出処理部51によって検出された離間距離L3が予め設定された閾値以上である間は、前記書込み光源を光源331A及び光源331Aとの間の離間距離がより短い光源331Bに設定する。また、設定処理部52は、検出処理部51によって検出された離間距離L3が前記閾値未満である場合は、前記書込み光源を光源331A及び光源331Aとの間の離間距離がより長い光源331Cに切り替える。
例えば、前記閾値は、前記基準値から前記許容値が減算された値である。例えば、前記基準値が42マイクロメートル、前記許容値が3マイクロメートルである場合、前記閾値は39マイクロメートルである。なお、前記閾値は、以上と異なる値であってもよい。
[光源設定処理]
以下、図7を参照しつつ、画像形成装置10において制御部5により実行される光源設定処理の手順の一例と共に、本発明の光走査方法について説明する。ここで、ステップS11、S12・・・は、制御部5により実行される処理手順(ステップ)の番号を表している。
<ステップS11>
まず、ステップS11において、制御部5は、前記タイミングが到来したか否かを判断する。
ここで、制御部5は、前記タイミングが到来したと判断すると(S11のYes側)、処理をステップS12に移行させる。また、前記タイミングが到来していなければ(S11のNo側)、制御部5は、ステップS11で前記タイミングの到来を待ち受ける。
<ステップS12>
ステップS12において、制御部5は、離間距離L3を検出する。ここに、ステップS12の処理が、本発明における検出ステップの一例であって、制御部5の検出処理部51により実行される。
例えば、制御部5は、前記ROMから読み出されたテーブルデータT10及び温度センサー339から出力される前記電気信号に基づいて、離間距離L3を検出する。
<ステップS13>
ステップS13において、制御部5は、ステップS12の検出結果に基づいて、前記書込み光源を設定する。ここに、ステップS13の処理が、本発明における設定ステップの一例であって、制御部5の設定処理部52により実行される。
例えば、制御部5は、ステップS12によって検出された離間距離L3が前記閾値以上である間は、前記書込み光源を光源331A及び光源331Aとの間の離間距離がより短い光源331Bに設定する。
一方、制御部5は、ステップS12によって検出された離間距離L3が前記閾値未満である場合は、前記書込み光源を光源331A及び光源331Aとの間の離間距離がより長い光源331Cに切り替える。即ち、前記光源設定処理では、ステップS12によって検出される離間距離L3と前記基準値との間のずれが前記許容値を超える場合に、前記書込み光源が切り替えられる。これにより、光走査部33の内部温度の変化に起因する、前記書込み光源から射出されて感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における離間距離の変動が抑制される。
このように、画像形成装置10では、光走査部33に、ポリゴンミラー334に向けて感光体ドラム31上における結像位置P1〜P3が副走査方向D5に不等間隔で離間する三つの光を射出可能な光源331A〜331Cが設けられている。また、画像形成装置10では、光源331A及び光源331Bから射出されて感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における離間距離L3の検出結果に基づいて、前記書込み光源が設定される。これにより、簡素な構成で感光体ドラム31上に結像される二つの光の副走査方向D5における間隔の変動を抑制することが可能である。
なお、光射出部331に設けられる光源は、4つ以上であってもよい。
また、検出処理部51による離間距離L3の検出方法は、以上に述べた方法に限られない。例えば、画像形成装置10が、光センサー338に替えて、図8に示される光センサー338Aを備えることが考えられる。
例えば、光センサー338Aは、図8に示されるように、逆三角形状に形成された受光面338Bを有する。これにより、光源331Aから射出された光B1と光源331Bから射出された光B2との間の副走査方向D5における離間距離が変動した場合に、光センサー338Aによる光B2の検知タイミングから光B1の検知タイミングまでの間の検知間隔が変動する。そのため、検出処理部51は、前記検知間隔に基づいて、離間距離L3を検出することが可能である。
1 ADF
2 画像読取部
3 画像形成部
4 給紙部
5 制御部
6 操作表示部
10 画像形成装置
31 感光体ドラム
33 光走査部
51 検出処理部
52 設定処理部
331 光射出部
331A〜331C 光源
332 光源駆動部
333 シリンドリカルレンズ
334 ポリゴンミラー
335A、335B fθレンズ
336 全反射ミラー
337 折り返しミラー
338 光センサー
339 温度センサー

Claims (7)

  1. 走査部によって走査される光を像担持体上に結像させる結像レンズと、
    前記走査部に向けて前記結像レンズによる前記像担持体上における結像位置が前記走査部による光の走査方向と直交する副走査方向に不等間隔で離間する光を射出可能な少なくとも三つの光源と、
    前記光源のうち予め定められた二つの基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離を検出する検出処理部と、
    前記光源のうち前記像担持体に静電潜像を書き込む二つの書込み光源を前記検出処理部による検出結果に基づいて設定する設定処理部と、
    を備える光走査装置。
  2. 前記光走査装置の内部温度を検出可能な温度センサーを更に備え、
    前記検出処理部が、前記温度センサーによって検出される前記内部温度に基づいて、前記基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離を検出する請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記光源から射出された光を前記走査部に集光する樹脂製のシリンドリカルレンズを更に備え、
    前記結像レンズが、樹脂によって形成されており、
    前記温度センサーが、前記光源、前記シリンドリカルレンズ、又は前記結像レンズから予め定められた範囲内に設けられている請求項2に記載の光走査装置。
  4. 前記光源、及び前記光源が配置される円形の射出面を有する円柱状の光射出部と、
    前記光射出部を前記光射出部の外周に沿って回動可能に支持する開口部と、を更に備え、
    前記光源が前記射出面の中心を通る直線上に配置されており、前記基準光源のうちの一つが前記射出面の中心に配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の光走査装置。
  5. 前記光源は、前記射出面の中心に配置される第1光源、前記第1光源から離間して配置される第2光源、及び前記第2光源との間で前記第1光源を挟む位置に配置され、前記第1光源との間の離間距離が前記第2光源より長い第3光源を含み、
    前記基準光源は、前記第1光源及び前記第2光源であって、
    前記設定処理部は、前記検出処理部によって検出される前記基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離が予め定められた閾値以上である間は、前記書込み光源を前記第1光源及び前記第2光源に設定し、前記検出処理部によって検出される前記基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離が前記閾値未満である場合は、前記書込み光源を前記第1光源及び前記第3光源に切り替える請求項4に記載の光走査装置。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の光走査装置を備える画像形成装置。
  7. 走査部によって走査される光を像担持体上に結像させる結像レンズと、前記走査部に向けて前記結像レンズによる前記像担持体上における結像位置が前記走査部による光の走査方向と直交する副走査方向に不等間隔で離間する光を射出可能な少なくとも三つの光源と、を備える光走査装置で実行される光走査方法であって、
    前記光源のうち予め定められた二つの基準光源から射出されて前記像担持体上に結像される二つの光の前記副走査方向における離間距離を検出する検出ステップと、
    前記光源のうち前記像担持体に静電潜像を書き込む二つの書込み光源を前記検出ステップによる検出結果に基づいて設定する設定ステップと、
    を含む光走査方法。
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