JP2018031788A5

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Info

Publication number: JP2018031788A5
Application number: JP2017207807A
Authority: JP
Filing date: 2017-10-27
Publication date: 2019-11-14
Anticipated expiration: 2031-01-24

Description

容器中の乾燥剤は、好ましくは、４０℃で１０％〜２０％相対湿度（ＲＨ）の環境と接したとき、その重量の最大で１５％の水分を吸湿する。より好ましくは、乾燥剤は、４０℃で１０％〜２０％ＲＨの環境と接したとき、その重量の最大で１０％の水分を吸湿する。もっとも好ましくは、乾燥剤は、４０℃で１０％〜２０％ＲＨの環境と接したとき、その重量の５％〜１０％の水分を吸湿する。

４０℃で１０％〜２０％ＲＨの環境と接したとき、その重量の５％〜１０％の水分を吸湿する乾燥剤の例はシリカゲルを含む。シリカゲルは、０％〜約６０％のＲＨ値の場合、周囲環境の相対湿度にほぼ比例するレベルで水分を吸湿することができる。対照的に、試験センサに従来から使用されているモレキュラーシーブ乾燥剤は、１０％〜２０％のＲＨを有する環境から多量の水分を速やかに吸湿することができる。モレキュラーシーブは、４０℃で５％ＲＨの環境と接したとき、その重量の１５％〜２０％の水分を吸湿することができ、その後、相対湿度が高まるとともに、最小量のさらなる水分を吸湿することができる。

４０℃で１０％〜２０％ＲＨの環境と接したとき、その重量の最大で１５％の水分を吸湿することができる乾燥剤の例はポリマー配合モレキュラーシーブの組成物を含む。乾燥剤をポリマーとブレンドすることによって乾燥剤の効能を下げることができる。ポリマー中の乾燥剤は部分的にしか環境に暴露されないため、水分の吸湿は、純粋な乾燥剤の吸湿速度よりも低い速度でしか起こらない。４０℃で１０％〜２０％ＲＨの環境と接したとき、その重量の最大で１５％の水分を吸湿することができる乾燥剤のもう一つの例はモレキュラーシーブとシリカゲルとのブレンドを含む。ブレンド中のモレキュラーシーブ及びシリカゲルのタイプ及び相対量の選択が、低い相対湿度でブレンド組成物によって吸湿される全水分の調整を許すことができる。

試験センサ中の酵素の活性及び試験センサの試験性能の両方が、センサの容器中に使用される乾燥剤のタイプによって影響されると思われる。その重量の最大で１５％の水分を吸湿する、又はその重量の最大で１０％又は５％〜１０％の水分を吸湿する乾燥剤は、４０℃で１０％〜２０％ＲＨの環境と接すると、酵素をその活性状態に保持することを可能にする残留水分レベルを試薬組成物中に提供することができる。対照的に、モレキュラーシーブのような活動性の乾燥剤による試薬組成物の過度の乾燥は酵素不活性化を招くおそれがある。より活動性が低い乾燥剤は、パッケージ中の湿度レベルが２０％ＲＨを超えたときのみ雰囲気から水を吸湿することにより、試験センサの容器中のメディエータと酵素とで正反対の水分要件を均衡させることができる。したがって、より活動性が低い乾燥剤は、酵素の活性に悪影響を及ぼすことなく、メディエータを高い水分から保護することができる。