JP2018031736A - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】急峻な段差構造を有する試料の表面の正確なパターン形状を得ることができるとともに、信頼性を向上させることができ、かつ低コスト化を図ることができる走査型プローブ顕微鏡を提供する。【解決手段】本発明による走査型プローブ顕微鏡1は、観察ユニット2と、観察ユニット2に設けられ、三次元方向に伸縮可能なスキャナ3と、スキャナ3に設けられたカンチレバー4と、カンチレバー4の先端部4aに設けられ、試料6に当接するプローブ7と、を備えている。プローブ7は、試料6の表面6aに対して直交するように配置されている。カンチレバー4に、反射面20が形成され、反射面20は、試料6の表面6aに対して傾斜している。【選択図】図1

Description

本発明は、走査型プローブ顕微鏡に関する。
近年、半導体や半導体用フォトマスク、光学関連素子などのパターン形状の微細化、高精度化に伴い、これらの基板上に形成されたパターンの高さ、幅、側壁の傾斜角およびコーナーの丸みなどのパターン形状を高精度に測定する技術が求められている。これらのパターン形状の測定には、走査型電子顕微鏡(SEM)や走査型プローブ顕微鏡(SPM)が用いられている。このうち、走査型プローブ顕微鏡は、原子間力顕微鏡(AFM)や走査型トンネル顕微鏡(STM)等の総称であり、大気中、真空中または液体中といった様々な環境において、試料の表面のパターン形状を測定することができる。
図9に、一般的な走査型プローブ顕微鏡を示す。図9に示すように、走査型プローブ顕微鏡100は、観察ユニット101と、観察ユニット101に設けられ、三次元方向に伸縮可能なスキャナ102と、を備えている。このうち、スキャナ102は、ピエゾ素子により構成されており、スキャナ102は、スキャナ102を駆動制御する制御部103に接続されている。また、スキャナ102には、カンチレバー104が設けられ、このカンチレバー104の先端部には、試料ステージ105上に載置された試料106に当接するプローブ107が設けられている。このプローブ107は、傾斜した状態で試料106の表面に当接するように構成されている。このような構成において、制御部103によって、スキャナ102に電圧が印加されて、スキャナ102が伸縮する。このことにより、カンチレバー104を移動させ、プローブ107が試料106の表面を走査できるようになっている。
また、カンチレバー104の上方には、図示しない半導体レーザーが設けられており、半導体レーザーから発射されたレーザー光108をカンチレバー104の上面で反射させ、その反射光を光検出器(フォトディテクタ)109によって検出することで、プローブ107の上下方向の変位を検出している。光検出器109によってプローブ107の上下方向の変位が検出された場合、制御部103に信号が送信され、モニタ110上に試料106の表面のパターン形状が表示されるようになっている。なお、走査型プローブ顕微鏡においては、いくつかの測定モードが知られている。例えば、プローブを試料の表面に当接させ、カンチレバーの撓み量が一定となるように試料の表面を走査するコンタクトモード(AFM)や、カンチレバーを振動させ、この振動の振幅が一定となるように試料の表面を走査するインターミッテントコンタクトモード(DFM)などが知られている。
このような走査型プローブ顕微鏡としては、例えば特許文献1に開示されているように、DFM使用時において、試料の解析精度を向上させることができる走査型プローブ顕微鏡が知られている。例えば特許文献1に記載の走査型プローブ顕微鏡においては、振動体の振動によってベース部に発生する共振振動を抑制するベース部振動抑制手段を、ベース部等に設けている。
特開2006−184079号公報
しかしながら、図10および図11に示すように、走査型プローブ顕微鏡に用いられるプローブ107は、進行方向前方に向かって所定の角度をもって傾斜している。また、試料のパターン形状は高さが数nm〜数μm、幅が十数nm〜数μm程度の微細な構造となっている場合もある。このことにより、微細なパターン形状や急峻な段差構造を有する試料においては、プローブが試料の表面を走査することができない場合がある。すなわち、図10に示すように、試料106の表面のパターン111が微細な構造となっている場合、進行方向前方(図10における右側)に向かってプローブ107が傾斜しているため、図10の破線に示すように、プローブ107は、試料106の表面の凸状のパターン111の左側壁面111aには追従することができるが、右側壁面111bに追従することができず、試料106の表面の正確なパターン形状を得ることが困難な場合がある。また、図11に示すように、試料106の表面のパターン111が凹状の場合においては、図11の破線に示すように、プローブ107は、パターン111の右側壁面111bには追従することができるが、左側壁面111aに追従することができず、試料106の表面の正確なパターン形状を得ることが困難な場合がある(図10および図11の破線においては、図面を簡略化するために、試料106の表面から離して示している)。この場合、正確なパターン形状を得るためには、試料106を回転させ、複数の方向から試料106の表面を複数回走査する必要があり、走査作業時間が長くなるといった問題があった。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、急峻な段差構造を有する試料の表面の正確なパターン形状を得ることができるとともに、試料の走査作業時間を短縮することができる走査型プローブ顕微鏡を提供することを目的とする。
本発明は、走査型プローブ顕微鏡であって、観察ユニットと、前記観察ユニットに設けられ、三次元方向に伸縮可能なスキャナと、前記スキャナに設けられたカンチレバーと、前記カンチレバーの先端部に設けられ、試料に当接するプローブと、を備え、前記プローブは、前記試料の表面に対して直交するように配置され、前記カンチレバーに、反射面が形成され、前記反射面は、前記試料の表面に対して傾斜している走査型プローブ顕微鏡。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記カンチレバーは、前記試料の前記表面に平行に延びて配置され、前記プローブは、前記カンチレバーに対して直交するように設けられていてもよい。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記観察ユニットに設けられ、前記カンチレバーの上方から前記反射面に向かって、光を発射する光源と、前記観察ユニットに設けられ、平面視において前記光源と異なる位置に配置され、前記反射面で反射された前記光を受光する光検出器と、を更に備えていてもよい。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記反射面は、前記カンチレバーの上面に形成された研磨処理面からなっていてもよい。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記カンチレバーに設けられた反射部を更に備え、前記反射面は、前記反射部の上面により形成され、前記反射部は、接着剤により前記カンチレバーに取り付けられていてもよい。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記カンチレバーに、前記反射部を支持する窪み部が形成され、前記反射部は、接着剤により前記窪み部に取り付けられていてもよい。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記カンチレバーに、前記反射部を支持する支持部材が設けられ、前記反射部は、接着剤により前記支持部材に取り付けられていてもよい。
本発明による走査型プローブ顕微鏡において、前記支持部材は、球状に形成されていてもよい。
本発明によれば、急峻な段差構造を有する試料の正確なパターン形状を得ることができるとともに、試料の走査作業時間を短縮することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態における走査型プローブ顕微鏡の全体概略構成を示す図である。 図2Aは、図1の走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法を説明する図である。 図2Bは、図1の走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法を説明する図である。 図2Cは、図1の走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法を説明する図である。 図2Dは、図1の走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法を説明する図である。 図2Eは、図1の走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法を説明する図である。 図3は、図1の走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法を説明する図であって、試料の表面のパターンを示す平面図である。 図4は、本発明の第2の実施の形態のカンチレバーを示す図である。 図5は、図4の変形例を示す図である。 図6は、本発明の第3の実施の形態のカンチレバーを示す図である。 図7は、本発明の第4の実施の形態のカンチレバーを示す図である。 図8は、図7の変形例を示す図である。 図9は、一般的な走査型プローブ顕微鏡の全体概略構成を示す図である。 図10は、一般的な走査型プローブ顕微鏡によって、急峻な段差構造を有する試料を走査した場合に得られるパターン形状を説明する図である。 図11は、一般的な走査型プローブ顕微鏡によって、急峻な段差構造を有する試料を走査した場合に得られるパターン形状を説明する図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。また、以下の説明においては、コンタクトモード(AFM)で試料を走査する走査型プローブ顕微鏡および走査型プローブ顕微鏡を用いた走査方法について説明する。
図1乃至図3を用いて、本発明の実施の形態における走査型プローブ顕微鏡について説明する。ここでは、まず、本発明の実施の形態による走査型プローブ顕微鏡の一例について、図1を参照して説明する。ここで、図1は、本発明の実施の形態における走査型プローブ顕微鏡の全体概略構成を示す図である。
なお、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件および物理的特性並びにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「傾斜」、「一致」等の用語や角度並びに物理的特性の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。また、本明細書において用いる、「試料に当接」とは、厳密な意味に縛られることなく、例えば、インターミッテントコンタクトモード(DFM)などにおいて、試料の表面を走査ができる程度に接近すること含めたものを意味するものとして用いている。さらに、「試料の表面に対して平行」、「試料の表面に対して傾斜」または「試料の表面に対して直交」とは、厳密な意味に縛られることなく、例えば、肉眼で観察する試料の表面に対して、平行であること、傾斜していること、または直交していることを意味するものとして用いている。
図1に示された走査型プローブ顕微鏡1は、観察ユニット2と、観察ユニット2に設けられ、三次元方向に伸縮可能なスキャナ3と、スキャナ3に設けられたカンチレバー4と、カンチレバー4の先端部4aに設けられ、試料ステージ5上に載置された試料6に当接するプローブ7と、を備えている。このうち、スキャナ3は、水平方向(xy軸方向)に伸縮可能な水平用スキャナ8と、水平用スキャナ8に支持され、上下方向(z軸方向)に伸縮可能なスキャナヘッド9と、を有している。本実施の形態におけるスキャナヘッド9の下面は、図1に示すように、側方から見て試料6の表面6aに対して平行に延びるように形成されている。また、水平用スキャナ8およびスキャナヘッド9は、ピエゾ素子により構成されていることが好適である。なお、水平用スキャナ8の伸長範囲は、例えば30μm〜200μmの範囲内に設定され、スキャナヘッド9の伸長範囲は例えば3μm、5μmまたは15μmの範囲内に設定されている。
カンチレバー4は、後端部4bに設けられた支持材10を介して、スキャナヘッド9に支持されている。この支持材10は、スキャナヘッド9の下面に当接しており、側方から見て水平方向に延びるように形成されている。
また、カンチレバー4は、試料6の表面6aに対して平行に延びて配置されている。すなわち、カンチレバー4は、側方から見て水平方向に延びるように支持材10に取り付けられており、カンチレバー4の下面が試料6の表面6aに対して平行になっている。
さらに、カンチレバー4の先端部4aの上面4cには、反射面20が形成されている。この反射面20は、試料6の表面6aに対して傾斜しており、後述するレーザー光16を反射させるものである。より具体的には、反射面20は、側方から見て、カンチレバー4の先端部4aおよび後端部4bのうち、後端部4bの側(図1における右側、以下、水平方向の一側と記す)に向かうにつれて上方に傾斜している。このようにして、後述する半導体レーザー13から発射され上方から反射面20に入射するレーザー光16は当該半導体レーザー13に向かって反射することなく、所定の角度で水平方向の他側(図1における左側)に向かって反射する。なお、反射面20は、水平方向の他側に向かうにつれて上方に傾斜していてもよい。この場合、レーザー光16は、所定の角度で水平方向の一側に向かって反射する。
また、本実施の形態における反射面20は、カンチレバー4の上面4cに形成された研磨処理面からなっている。この場合、反射面20は、カンチレバー4の先端部4aの上面4cを研削し、水平方向の一側に向かうにつれて上方に傾斜させた後に、研磨処理により形成されている。
プローブ7は、カンチレバー4に対して直交するように設けられるとともに、試料6の表面6aに対して直交するように配置されている。このようにして、プローブ7が水平方向に沿って試料6の表面6aを走査する際に、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交した状態で当該表面6aに当接することができる。
また、本実施の形態におけるプローブ7は、水平方向に延びるカンチレバー4の下面に支持された本体部7aと、本体部7aに支持された先端部7bと、を有している。この場合、本体部7aは、カンチレバー4の下面に当接する面を底面とする角錐形状または円錐形状に形成され、本体部7aの中心軸線と先端部7bの中心軸線とは一致している(図1に示す中心軸線Z参照)。ここで、プローブ7の本体部7aの中心軸線と先端部7bの中心軸線とが一致していない場合、例えば、側方から見て、先端部7bの中心軸線が本体部7aの中心軸線に対して所定の角度で傾斜している場合、プローブ7が試料6を走査する際に、プローブ7の本体部7aと先端部7bとの境界に局所的な力が作用する場合がある。この場合、当該境界において、先端部7bの中心軸線が本体部7aの中心軸線に対して傾斜している方向へ、先端部7bが折れ曲がりやすくなり、プローブ7が損傷するおそれがある。しかしながら、本実施の形態によれば、プローブ7の本体部7aの中心軸線と先端部7bの中心軸線とが一致している。このことにより、試料6を走査している際に、プローブ7の本体部7aと先端部7bとの境界に局所的な力が作用した場合であっても、当該境界において、先端部7bが折れ曲がることを抑制でき、プローブ7が破損する可能性を低減できる。なお、プローブ7は、カンチレバー4に対して直交するように設けられるとともに、試料6の表面6aに対して直交するように配置されていれば、任意の形状にすることができ、例えば、プローブ7が全体として角錐形状若しくは円錐形状に形成されていてもよく、または側方から見て左右非対称に形成されていてもよい。
また、走査型プローブ顕微鏡1は、スキャナ3に接続された制御部12と、観察ユニット2に設けられた半導体レーザー13(光源)と、観察ユニット2に設けられた光検出器14と、を備えている。このうち、制御部12は、スキャナ3を三次元方向に駆動制御するものである。この場合、上述した水平用スキャナ8およびスキャナヘッド9は、制御部12に接続され、制御部12が、水平用スキャナ8およびスキャナヘッド9に電圧を印加することにより、水平用スキャナ8が水平方向に伸縮し、スキャナヘッド9が上下方向に伸縮する。このようにして、制御部12は、水平方向に向かって試料6の表面6aを走査する際に、スキャナヘッド9を駆動してカンチレバー4に設けられたプローブ7を試料6に当接させ、水平用スキャナ8を駆動して水平方向にプローブ7を移動させる。なお、制御部12は、水平用スキャナ8およびスキャナヘッド9にそれぞれ独立して電圧を印加し、水平用スキャナ8およびスキャナヘッド9をそれぞれ独立して駆動制御することができる。
また、制御部12には、プローブ7によって走査された試料6の表面6aのパターン形状を三次元的に表示するモニタ15が接続されている。
半導体レーザー13は、観察ユニット2のうち、カンチレバー4の上方に設けられており、カンチレバー4の上方から反射面20に向かって、レーザー光16(光)を発射するものである。本実施の形態における半導体レーザー13は、試料6の表面6aに対して直交する方向にレーザー光16を発射する。
光検出器14は、図1に示すように、観察ユニット2のうち、平面視において半導体レーザー13と異なる位置、すなわち、水平方向において半導体レーザー13と異なる位置に配置されている。具体的には、光検出器14は、観察ユニット2のうち、半導体レーザー13よりも水平方向の他側に配置されており、反射面20で反射されたレーザー光16を受光する。このレーザー光16は、例えば光検出器14の中心に入射するように調整されている。また、この光検出器14は、制御部12に接続されている。
ここで、カンチレバー4に設けられたプローブ7が試料6上を走査する際、プローブ7は、カンチレバー4が所定の撓み量を持つように、試料6に当接する。そして、プローブ7が試料6に当接して上下方向に変位すると、カンチレバー4の撓み量が変化する。この場合、反射面20で反射するレーザー光16の反射方向が変化し、光検出器14に入射するレーザー光16の入射位置が変化し、光検出器14は、レーザー光16の入射位置の位置ずれを検出する。このことにより、光検出器14がカンチレバー4の撓み量の変化を検出し、この撓み量の変化を撓み信号として制御部12に送信する。そして、当該信号を受信した制御部12は、スキャナヘッド9に電圧を印加して、レーザー光16が光検出器14の中心に入射するように、カンチレバー4を上下方向に移動させる。このことにより、カンチレバー4の撓み量が一定の撓み量となるように、制御部12が、スキャナヘッド9を制御する。このとき、制御部12は、スキャナヘッド9の上下方向の変位量に基づいて試料6の凹凸を検出し、試料6の表面6aのパターン形状を得る。そして、制御部12はこのパターン形状をモニタ15上に三次元的に表示する。このようにして、プローブ7の上下方向の変位を検出し、試料6の表面6aのパターン形状を測定している。
次に、図2A乃至図3を参照して、本実施の形態の作用、すなわち、図1に示す走査型プローブ顕微鏡1を用いて、試料6を走査する走査方法について説明する。ここで、図2A乃至図3は、走査型プローブ顕微鏡1を用いた走査方法を説明する図である。
はじめに、図2Aに示すように、制御部12(図1参照)は、図示しないモータによって観察ユニット2を試料6に近づける。この際、カンチレバー4に設けられたプローブ7が試料6の表面6aのパターン17の近傍に位置付けられるように、制御部12は、図示しないモータによって観察ユニット2を水平方向の一側(図2Aにおける右側)または水平方向の他側(図2Aにおける左側)に移動させる(図2Aの破線参照)。本実施の形態においては、制御部12が観察ユニット2を水平方向の一側に移動させる例を示している。次に、プローブ7が試料6の表面6aに近づくように、制御部12は、図示しないモータによって観察ユニット2を下方に移動させる(図2Aの実線参照、カンチレバー4のみ図示)。
その後、図2Bに示すように、制御部12は、スキャナヘッド9(図1参照)を駆動してカンチレバー4に設けられたプローブ7を試料6の表面6aに当接させる。この場合、制御部12は、スキャナヘッド9に電圧を印加して、スキャナヘッド9を下方に伸長させる。このようにして、制御部12は、プローブ7の上下方向の位置を調整し、プローブ7を試料6の表面6aに当接させる。このとき、プローブ7は、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交した状態で試料6の表面6aに当接する。また、この際、カンチレバー4は、所定の撓み量を持つように撓むことになる。さらに、カンチレバー4の上面4cに形成された反射面20は、図示しない半導体レーザー13から発射され上方から反射面20に入射するレーザー光16(図1参照)を、当該半導体レーザー13に向かって反射させることなく、光検出器14(図1参照)に向かって反射させる。この際、反射面20で反射したレーザー光16が、光検出器14の中心に入射するように、光検出器14等が調整される。なお、プローブ7を試料6の表面6aに当接させた場所が走査エリアの始点Sとなっている。
次に、図2Cに示すように、制御部12は、水平用スキャナ8(図1参照)を駆動して水平方向の一側(図2Cにおける右側)に、プローブ7を移動させる。この場合、制御部12は、水平用スキャナ8に電圧を印加して、水平用スキャナ8を水平方向の一側に伸長(または収縮)させる。このようにして、制御部12は、プローブ7を水平方向の一側に移動させる。この際、プローブ7は試料6の表面6aに当接しており、図2Cの破線に示すように、試料6の表面6aのパターン17を走査する。そして、プローブ7が試料6に当接して上下方向に変位すると、カンチレバー4の撓み量が変化し、反射面20で反射するレーザー光16の反射方向が変化することにより、光検出器14に入射するレーザー光16の入射位置が変化する。このとき、このレーザー光16の入射位置の位置ずれは、光検出器14により検出される。このことにより、光検出器14がカンチレバー4の撓み量の変化を検出し、この撓み量の変化が光検出器14により撓み信号として制御部12に送信される。そして、当該信号を受信した制御部12は、スキャナヘッド9に電圧を印加して、レーザー光16が光検出器14の中心に入射するように、カンチレバー4を上下方向に移動させる。このことにより、カンチレバー4の撓み量が一定の撓み量となる。また、制御部12は、スキャナヘッド9の上下方向の変位量に基づいて試料6の表面6aの凹凸を検出し、試料6の表面6aのパターン形状を得る。そして、制御部12はこのパターン形状をモニタ15上に三次元的に表示する。なお、図2Cおよび図2Eの破線においては、図面を簡略化するために、試料6の表面6aから離して示している。
その後、図2Dに示すように、制御部12は、プローブ7が走査エリアの終点Fに到達するまで、水平用スキャナ8を水平方向の一側(図2Dにおける右側)に伸長(または収縮)させて、プローブ7を水平方向の一側に移動させる。このようにして、プローブ7は、走査エリアの終点Fまで試料6を走査する。ここで、例えば、プローブ7が進行方向前方(図2Cおよび図2Dにおける右側)に向かって所定の角度をもって傾斜していた場合、図10および図11に示すように、プローブ107は、試料106の表面のパターン111の左側壁面111a(または右側壁面111b)には追従することができるが、右側壁面111b(または左側壁面111a)に追従することができないことも考えられる。しかしながら、本実施の形態によれば、プローブ7は、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交しており、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交した状態で当該表面6aに当接する。このことにより、プローブ7は、試料6の表面6aのパターン17の左側壁面17aに確実に追従することができ(図2Cの破線参照)、かつ右側壁面17bにも確実に追従することができる(図2Dの破線参照)。このため、試料6の表面6aの正確なパターン形状を得ることができる。
次に、図2Eに示すように、制御部12は、スキャナヘッド9を駆動してカンチレバー4に設けられたプローブ7を試料6から引き離す。この場合、制御部12は、スキャナヘッド9に電圧を印加して、スキャナヘッド9を上方に収縮させる。このようにして、制御部12は、カンチレバー4を上方に移動し、プローブ7を試料6の表面6aから引き離す。
その後、制御部12は、水平用スキャナ8を駆動して水平方向の他側(図2Eにおける左側)に、カンチレバー4を移動させる。この場合、制御部12は、水平用スキャナ8に電圧を印加して、水平用スキャナ8を水平方向の他側に収縮(または伸長)させる。このようにして、制御部12は、カンチレバー4が図2Aの実線に示す位置になるまで、カンチレバー4を水平方向の他側に移動させる。なお、この場合、制御部12により水平用スキャナ8に印加される電圧を調整し、水平用スキャナ8を高速で水平方向の他側に収縮(または伸長)させることが好適である。このことにより、カンチレバー4の移動時間を短縮することができ、試料6の走査作業時間を短縮することができる。
このようにして、走査型プローブ顕微鏡1を用いた試料6の1走査目の走査が終了する。そして、図3に示すように、カンチレバー4をy軸方向に移動しながら、上述した手順を繰り返し(n回)行うことにより、走査型プローブ顕微鏡1を用いた試料6の走査が終了する。なお、試料6の表面6aのパターン17が図2A乃至図3に示すようなドットパターンではなく、他の形状のパターン、例えば、線状の凹凸が繰り返されたラインアンドスペースパターンである場合においても、走査型プローブ顕微鏡1を用いて試料6を走査することができる。
このように本実施の形態によれば、プローブ7が試料6に対して直交するように配置されている。このことにより、プローブ7は、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交した状態で試料6の表面6aに当接することができる。このため、プローブ7は、試料6の表面6aのパターン17の左側壁面17aに確実に追従することができ(図2Cの破線参照)、かつ右側壁面17bにも確実に追従することができる(図2Dの破線参照)。一方、例えば、プローブ7が進行方向前方(図2A乃至図2Eにおける右側)に向かって所定の角度をもって傾斜していた場合、プローブ7は、パターン17の進行方向の後面(左側壁面17a)には追従することができるが、進行方向の前面(右側壁面17b)には追従することができないことも考えられる(図10参照)。これに対して、本実施の形態によれば、パターン17の進行方向の後面(左側壁面17a)および前面(右側壁面17b)に確実に追従することができる(図2Cおよび図2D参照)。また、カンチレバー4の上面4cに形成された反射面20が、試料6の表面6aに対して傾斜している。このことにより、反射面20が、反射面20に入射するレーザー光16を反射させることができる。このため、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交した状態であっても試料6を走査することができる。この結果、試料6のパターン17が微細なパターン形状や急峻な段差構造を有する場合であっても、試料6を走査する際に、プローブ7が当該パターン形状に確実に追従することができる。このため、試料6を走査する際に、試料6を回転させることなく、当該試料6の正確なパターン形状を得ることができ、走査作業時間を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、カンチレバー4は、試料6の表面6aに対して平行に延びるように配置され、プローブ7は、カンチレバー4に対して直交するように設けられている。すなわち、プローブ7の本体部7aは、カンチレバー4に対して直交するように設けられるとともに、プローブ7の先端部7bは、試料6の表面6aに対して直交するように配置されている。そして、本体部7aは、カンチレバー4の下面に当接する面を底面とする角錐形状または円錐形状に形成され、本体部7aの中心軸線と先端部7bの中心軸線とは一致している。このことにより、試料6を走査している際に、プローブ7の本体部7aと先端部7bとの境界に局所的な力が作用した場合であっても、当該境界において、先端部7bが折れ曲がることを抑制できる。一方、例えば、側方から見て、先端部7bの中心軸線が本体部7aの中心軸線に対して所定の角度で傾斜している場合、プローブ7が試料6を走査する際に、当該境界に局所的な力が作用すると、当該境界において、先端部7bの中心軸線が本体部7aの中心軸線に対して傾斜している方向へ、先端部7bが折れ曲がりやすくなり、プローブ7が損傷するおそれがある。これに対して、本実施の形態によれば、プローブ7の本体部7aの中心軸線と先端部7bの中心軸線とが一致しており、試料6を走査している際に、プローブ7の本体部7aと先端部7bとの境界に局所的な力が作用した場合であっても、当該境界において、先端部7bが折れ曲がることを抑制でき、プローブ7が破損する可能性を低減できる。この結果、走査型プローブ顕微鏡1の信頼性を向上させることができる。なお、プローブ7が、カンチレバー4に対して直交するように設けられるとともに、試料6の表面6aに対して直交するように配置されていることにより、プローブ7の構造が複雑化することを回避し、低コスト化を図ることもできる。
また、本実施の形態によれば、カンチレバー4の上方から反射面20に向かってレーザー光16を発射する半導体レーザー13と、水平方向において半導体レーザー13と異なる位置に配置され、反射面20で反射されたレーザー光16を受光する光検出器14と、を備えている。このことにより、反射面20が、半導体レーザー13から発射され上方から反射面20に入射するレーザー光16を、当該半導体レーザー13に向かって反射させることなく、光検出器14に向かって反射させることができる。この場合においても、プローブ7が試料6の表面6aに対して直交した状態で試料6を走査することができ、試料6のパターン17が微細なパターン形状や急峻な段差構造を有する場合であっても、プローブ7が当該パターン形状に追従することができる。このため、試料6を走査する際に、試料6を回転させることなく、当該試料6の正確なパターン形状を得ることができ、走査作業時間を短縮することができる。
また、本実施の形態によれば、反射面20は、カンチレバー4の上面4cを研磨処理した面となっている。このことにより、反射面20を容易に形成することができる。このため、カンチレバー4の低コスト化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
次に、図4を用いて、本発明の第2の実施の形態における走査型プローブ顕微鏡について説明する。
図4に示す第2の実施の形態においては、カンチレバーに設けられた反射部を備え、反射面が、反射部の上面により形成されている点が主に異なり、他の構成は、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と略同一である。なお、図4において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施の形態においては、走査型プローブ顕微鏡1は、カンチレバー4の先端部4aの上面4cに設けられた反射部21を備えている。この反射部21は、接着剤22によりカンチレバー4の上面4cに取り付けられている。本実施の形態における反射部21は、側方から見て台形状に形成されており、反射部21の上面21aは、水平方向の一側に向かうにつれて上方へ傾斜している。このような構成により、反射部21の上面21aがレーザー光16を反射させる反射面20を形成している。なお、反射部21は、レーザー光16を光検出器14に向かって反射させることができれば、任意の形状にすることができ、例えば、側方から見て三角形状等に形成されていてもよい。
このように本実施の形態によれば、反射部21の上面21aが反射面20を形成し、反射部21が接着剤22によりカンチレバー4の上面4cに取り付けられている。このことにより、反射面20の形成作業を容易に行うことができるとともに、反射部21の取り付け作業を容易に行うことができる。このため、反射面20の形成作業時間を短縮することができる。また、この場合においても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上述した本実施の形態においては、反射部21が先端部4aの上面4cに設けられている例について説明した。しかしながら、このことに限られることはなく、図5に示すように、反射部21が、カンチレバー4の上面4cの全面にわたって設けられていてもよい。この場合、反射部21は、側方から見て三角形状に形成されており、カンチレバー4の先端部4aにおける反射部21の上面21aは、水平方向の一側に向かうにつれて上方へ傾斜している。この場合においても、反射面20の形成作業を容易に行うことができるとともに、反射部21の取り付け作業を容易に行うことができ、反射面20の形成作業時間を短縮することができる。また、この場合においても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、反射部21は、レーザー光16を光検出器14に向かって反射させることができれば、任意の形状にすることができ、例えば、側方から見て台形状等に形成されていてもよい。
(第3の実施の形態)
次に、図6を用いて、本発明の第3の実施の形態における走査型プローブ顕微鏡について説明する。
図6に示す第3の実施の形態においては、カンチレバーに反射部を支持する窪み部が形成され、反射部が、接着剤により窪み部に取り付けられている点が主に異なり、他の構成は、図4および図5に示す第2の実施の形態と略同一である。なお、図6において、図4および図5に示す第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図6に示すように、本実施の形態においては、カンチレバー4の先端部4aの上面4cに、反射部21を支持する窪み部4dが形成されている。そして、反射部21は、接着剤22により窪み部4dに取り付けられている。本実施の形態における反射部21は、側方から見て板状に形成されており、窪み部4dに取り付けられることにより、反射部21の上面21aが水平方向の一側に向かうにつれて上方へ傾斜している。この場合、反射部21の一端部が窪み部4d内で支持され、反射部21の下面が、カンチレバー4の上面4cに支持されていることが好適である。なお、窪み部4dの形状は、反射部21の上面21aが試料6の表面6aに対して傾斜するようにすることができれば、任意の形状にすることができる。
このように本実施の形態によれば、反射部21が接着剤22により窪み部4dに取り付けられ、窪み部4dが反射部21を支持している。このことにより、反射部21の取り付け作業をより容易に行うことができ、かつ反射部21の取付位置の位置精度を向上させることができる。また、この場合においても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施の形態)
次に、図7を用いて、本発明の第4の実施の形態における走査型プローブ顕微鏡について説明する。
図7に示す第4の実施の形態においては、カンチレバーに、反射部を支持する支持部材が設けられ、反射部が、接着剤により支持部材に取り付けられている点が主に異なり、他の構成は、図4および図5に示す第2の実施の形態と略同一である。なお、図7において、図4および図5に示す第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図7に示すように、本実施の形態においては、カンチレバー4の先端部4aの上面4cに、反射部21を支持する支持部材23が設けられている。そして、反射部21は、接着剤22により支持部材23に取り付けられている。本実施の形態における反射部21は、側方から見て板状に形成されており、支持部材23に取り付けられることにより、反射部21の上面21aが、水平方向の一側に向かうにつれて上方へ傾斜している。この場合、支持部材23は、側面から見て上下方向に延びるように矩形状に形成され、それぞれ高さの異なる2つの支持部材23が反射部21を支持していることが好適である。なお、支持部材23の形状および個数は、反射部21の上面21aが試料6の表面6aに対して傾斜するように、支持部材23が反射部21を支持することができれば、任意の形状および個数にすることができる。例えば、図8に示すように、支持部材23が、球状に形成されていてもよい。この場合、例えば、支持部材23は、それぞれ径の異なる2つのビーズとすることが好適である。また、接着剤22は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、シリコーン樹脂、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレートのいずれかを含有する接着剤22を用いることが好適である。
このように本実施の形態によれば、反射部21が、接着剤22により支持部材23に取り付けられ、支持部材23が反射部21を支持している。このことにより、カンチレバー4に加工を施すことなく、反射部21の取り付け作業を容易に行うことができる。このため、反射面20の形成作業時間を短縮することができる。また、この場合においても、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明してきたが、本発明による走査型プローブ顕微鏡は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
1 走査型プローブ顕微鏡
2 観察ユニット
3 スキャナ
4 カンチレバー
4a 先端部
4c 上面
4d 窪み部
6 試料
6a 表面
7 プローブ
13 半導体レーザー
14 光検出器
16 レーザー光
20 反射面
21 反射部
21a 上面
22 接着剤
23 支持部材

Claims (8)

  1. 走査型プローブ顕微鏡において、
    観察ユニットと、
    前記観察ユニットに設けられ、三次元方向に伸縮可能なスキャナと、
    前記スキャナに設けられたカンチレバーと、
    前記カンチレバーの先端部に設けられ、試料に当接するプローブと、を備え、
    前記プローブは、前記試料の表面に対して直交するように配置され、
    前記カンチレバーに、反射面が形成され、
    前記反射面は、前記試料の表面に対して傾斜していることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 前記カンチレバーは、前記試料の前記表面に対して平行に延びて配置され、
    前記プローブは、前記カンチレバーに対して直交するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 前記観察ユニットに設けられ、前記カンチレバーの上方から前記反射面に向かって、光を発射する光源と、
    前記観察ユニットに設けられ、平面視において前記光源と異なる位置に配置され、前記反射面で反射された前記光を受光する光検出器と、を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 前記反射面は、前記カンチレバーの上面に形成された研磨処理面からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  5. 前記カンチレバーに設けられた反射部を更に備え、
    前記反射面は、前記反射部の上面により形成され、
    前記反射部は、接着剤により前記カンチレバーに取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  6. 前記カンチレバーに、前記反射部を支持する窪み部が形成され、
    前記反射部は、接着剤により前記窪み部に取り付けられていることを特徴とする請求項5に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  7. 前記カンチレバーに、前記反射部を支持する支持部材が設けられ、
    前記反射部は、接着剤により前記支持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項6に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  8. 前記支持部材は、球状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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