JP2018031199A - 建物開口部構造 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながらこのものでは、改装現場において封止アダプターをいちいち既存縦枠に取付けなければならないが、この場合、上下方向に長い起立状の既存縦枠に、位置合わせをする状態で新規アダプター枠をビス等を用いて取付け固定しなければならないため作業性が悪いだけでなく、取付け精度を欠く恐れがあり、この場合、封止アダプターと引き戸縦框との隙間を精度よく塞ぐことができず、引き戸の建付けが悪くなって雨仕舞いや隙間からの風の浸入等の点で問題となり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、封止アダプターは、引き戸縦框に固定されるベース部と、開口部縦枠に対して前後位置調節がなされた状態でベース部に固定されるアダプター本体とを備えて構成されることを特徴とする請求項1記載の建物開口部構造である。
請求項3の発明は、ベース部は、開口部縦枠側が開口した凵溝形をし、アダプター本体は、外幅がベース部の凹溝に前後移動自在に内嵌する寸法設定になった幅狭部を備えていることを特徴とする請求項2記載の建物開口部構造である。
請求項4の発明は、アダプター本体は、前記幅狭部と、外幅がベース部の外幅と同寸法になった幅広部とを備えていることを特徴とする請求項3記載の建物開口部構造である。
請求項5の発明は、開口部縦枠は撤去された既存の開き戸用のものであり、引き戸は開き戸に代えて改装された新設のものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建物開口部構造である。
請求項6の発明は、開口部には固定窓が連設され、隙間は、固定窓の下端部に設けられる膳板があることにより形成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建物開口部構造である。
請求項7の発明は、封止アダプターは、膳板より下側部分が切欠かれていることを特徴とする請求項6記載の建物開口部構造である。
請求項2の発明とすることにより、封止アダプターの幅を、現場ごとに調節できるだけでなく、既存縦枠が傾斜している場合であっても隙間の封止ができることになる。
請求項3の発明とすることにより、位置調節できる封止アダプターの構造が簡略になる。
請求項4の発明とすることにより、外観の優れた封止アダプターの提供ができることになる。
請求項5の発明とすることにより、既存の開き戸用縦枠をそのまま残した状態で新設の引き戸に改装できることになる。
請求項6の発明とすることにより、固定窓下端部にある膳板はそのまま残した状態で封止性に優れた引き戸に改装できることになる。
請求項7の発明とすることにより、引き戸縦框に封止アダプターを取付けるものでありながら、膳板が邪魔になることなく引き戸の開閉ができることになる。
そして本実施の形態では、開口部Kの左右方向両側にガラス板6aが嵌め込まれた固定窓(フィックス窓)6が設けられているが、該固定窓6の下枠6bは床面Fよりも上側に位置し、下枠6bと床面Fとのあいだには室内側に突出するようにして設けられた腰壁7と、該腰板7の上端縁に設けられる膳板7aとが備えられている。そして本実施の形態では、膳板7aと同じ形状の型材が額縁7bとなって固定窓6の左右外側の縦枠6c、上枠6d、開口部Kの上枠2、膳板7aよりも下側の縦枠3の各見付け面側外端部(縦枠6c、3については左右方向外端部、上枠6c、2については上方向外端部)に一部がオーバーラップする状態で設けられている。
因みに本実施の形態では、開口部Kの上側部分には欄間Rが設けられる一方、固定窓6部分は、欄間がなく、一枚状のガラス板6aが嵌め込まれたものとなっているが、固定窓6部分についても欄間を設けてもよいことは勿論である。尚、欄間Rは、固定式(嵌め殺し)のものであってもよいが、本実施の形態では開閉自在に構成され、必要において通気、排煙ができるようになっている。
引き戸8は、伝動ベルト13にブラケット15を介して連結され、電動モータ10の正逆駆動に伴う伝動ベルト13の移動に連動して左右開閉移動をするようになっていること等は何れも従来通りである。
尚、床面Fには、引き戸8の下端縁に設けた被ガイド体8aが移動自在にガイドされるガイドレール16が埋設されている。
この場合に封止アダプター17は、例えば現場において引き戸8を駆動機構に建て付ける前の段階で取付けることができるため、低い位置で安定した状態での取付けができるため、作業性がよいだけでなく、取付け精度も高いものにできる。
尚、この指挟み緩衝材20は、指挟みをする環境にない場合には必ずしも必要ないことは勿論である。
さらに図10(A)に示すように両開き式のものにおいて、一方が壁Wである場合には壁Wがない側の引き戸のみに封止アダプター17を取付けることができ、また図10(B)(C)で示すように片開き式(左開き式、右開き式)のものにおいて、一方が壁Wである場合に、壁Wのない側の縦框に封止アダプター17を取付けることができる。
またさらに、前記実施の形態では新設の引き戸を用いたが、既設の開き戸を引き戸に改装して用いることもできる。
3 縦枠
6 固定窓
6b 下枠
6c 縦枠
7a 膳板
8 引き戸
8b 戸先側縦框
9 補助枠
17 封止アダプター
18 ベース部
18a 溝底部
19 アダプター本体
19a 幅広部
19b 幅狭部
20 指挟み緩衝材
K 開口部
S 隙間
Claims (7)
- 開口部の縦枠と閉戸状態の引き戸縦框との対向面間のあいだに封止すべき隙間がある状態で該引き戸が設けられる建物開口部において、前記隙間を封止するための封止アダプターを、引き戸縦框に設けたことを特徴とする建物開口部構造。
- 封止アダプターは、引き戸縦框に固定されるベース部と、開口部縦枠に対して前後位置調節がなされた状態でベース部に固定されるアダプター本体とを備えて構成されることを特徴とする請求項1記載の建物開口部構造。
- ベース部は、開口部縦枠側が開口した凵溝形をし、アダプター本体は、外幅がベース部の凹溝に前後移動自在に内嵌する寸法設定になった幅狭部を備えていることを特徴とする請求項2記載の建物開口部構造。
- アダプター本体は、前記幅狭部と、外幅がベース部の外幅と同寸法になった幅広部とを備えていることを特徴とする請求項3記載の建物開口部構造。
- 開口部縦枠は撤去された既存の開き戸用のものであり、引き戸は開き戸に代えて改装された新設のものであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1記載の建物開口部構造。
- 開口部には固定窓が連設され、隙間は、固定窓の下端部に設けられる膳板があることにより形成されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1記載の建物開口部構造。
- 封止アダプターは、膳板より下側部分が切欠かれていることを特徴とする請求項6記載の建物開口部構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016164461A JP2018031199A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 建物開口部構造 |
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JP2016164461A JP2018031199A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 建物開口部構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018031199A true JP2018031199A (ja) | 2018-03-01 |
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ID=61305000
Family Applications (1)
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JP2016164461A Pending JP2018031199A (ja) | 2016-08-25 | 2016-08-25 | 建物開口部構造 |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2016
- 2016-08-25 JP JP2016164461A patent/JP2018031199A/ja active Pending
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