JP2018030814A - 粉末化粧料 - Google Patents

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【課題】カバー力を維持しつつも、自然で、透明感があり、ぼかし感に優れた仕上がりが得られる粉末化粧料を提供する。【解決手段】 次の成分(A)、(B)及び(C):(A)板状シリカ 0.01〜10質量%、(B)2価金属イオンの炭酸塩 0.01〜15質量%、(C)一次粒子径が0.1μm以下の微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛 0.01〜20質量%を含有する粉末化粧料。【選択図】なし

Description

本発明は、粉末化粧料に関する。
ファンデーションやアイシャドウ等の固形粉末化粧料では、艶感のある自然な仕上がりが求められている。
例えば、特許文献1には、板状粉体と炭酸マグネシウム、球状粉体、固形状油分を含有する固形粉末化粧料が、塗布時の伸び広がりがよく、ケーキング現象を生じることがなく、化粧料の落下強度に優れ、艶感のある自然な仕上がりが得られることが記載されている。
特開2005−220057号公報
本発明者は、2価金属の炭酸塩と微粒子金属酸化物を含有する粉末化粧料が、塗布後の滑らかさに優れるものの、自然な仕上がりとカバーが両立できず、なかでも仕上がった肌の透明感とぼかし感が両立できないという課題を見出した。
本発明者は、2価金属の炭酸塩と微粒子金属酸化物を含有する粉末化粧料に、板状シリカを併用することにより、カバー力を維持しつつも、自然で、透明感があり、ぼかし感に優れた仕上がりが得られることを見出した。
本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)板状シリカ 0.01〜10質量%、
(B)2価金属イオンの炭酸塩 0.01〜15質量%、
(C)一次粒子径が0.1μm以下の微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛 0.01〜20質量%
を含有する粉末化粧料に関する。
本発明の粉末化粧料は、塗布後の肌が滑らかで、肌に艶感が得られ、優れたカバー力を維持しつつ、自然な仕上がりで、肌に透明感があり、しかも、肌のぼかし感に優れ、毛穴が目立にくいものである。
成分(A)は、板状のシリカである。
本発明において、シリカとは、沈降シリカ、シュームドシリカ、及びこれらの混合物から選択される親水性又は疎水性シリカであり、多孔質又は非多孔質のいずれでも良い。
また、板状とは、薄片状、鱗片状の形状を基本的に有し、実質的に板状であればよく、部分的又は全体的に曲がっていたり、ねじれていても良い。
板状シリカの長軸の平均粒子径は、肌への密着性と塗布後の肌の仕上がりにぼかし感を与える点から、1μm以上が好ましく、2μm以上がより好ましく、60μm以下が好ましく、35μm以下がより好ましく、10μm以下がさらに好ましい。また、板状シリカの長軸の平均粒子径は、1〜60μmが好ましく、2〜35μmがより好ましく、2〜10μmがさらに好ましい。また、板状シリカの平均厚みは、0.005〜1μmが好ましい。
一方、肌への密着性と塗布後の肌の仕上がりにぼかし感を与える点から、板状シリカの平均厚みに対する長軸の粒子径(アスペクト比)は、5以上が好ましく、10以上がより好ましく、300以下が好ましく、100以下がより好ましい。また、板状シリカの平均厚みに対する長軸の粒子径(アスペクト比)は、5〜300が好ましく、10〜100がより好ましい。
なお、板状シリカの長軸の粒子径は、JIS R1629(1997)に基づいて測定した。また、板状シリカの厚みは、顕微鏡で観察して、測定される。
また、成分(A)の板状シリカは、肌への密着性と塗布後の肌の仕上がりにぼかし感を与える点から、比表面積10〜600m2/gであるのが好ましく、50〜400m2/gがより好ましく、200〜400m2/gがさらに好ましい。なお、比表面積は、BET法による値である。
成分(A)の板状シリカは、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、カバー力を維持しつつ、肌への密着性と塗布後の肌の仕上がりにぼかし感を与え、毛穴を目立ちにくくする点から、全組成中に0.01質量%以上であり、0.1質量%以上が好ましく、0.3質量%以上がより好ましく、0.5質量%以上がさらに好ましく、10質量%以下であり、7質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。また、成分(A)の含有量は、全組成中に0.01〜10質量%であり、0.1〜7質量%が好ましく、0.3〜5質量%がより好ましく、0.5〜3質量%がさらに好ましい。
成分(B)の2価金属の炭酸塩としては、例えば、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸バリウム等が挙げられ、適度な艶感のある自然な仕上がりを得る点から、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウムが好ましく、炭酸マグネシウムがより好ましい。
成分(B)の炭酸塩は、適度な艶感のある自然な仕上がりを得る点から、板状のものが好ましい。
成分(B)の炭酸塩の長軸の平均粒子径は、適度な艶感のある自然な仕上がりを得る点から、0.01μm以上が好ましく、0.1μm以上がより好ましく、0.5μm以上がさらに好ましく、10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、3μm以下がさらに好ましい。また、成分(B)の長軸の平均粒子径は、0.01〜10μmが好ましく、0.1〜5μmがより好ましく、0.5〜3μmがさらに好ましい。
さらに、適度な艶感のある自然な仕上がりを得る点から、炭酸塩の平均厚みに対する長軸の粒子径(アスペクト比)は、2以上が好ましく、5以上がより好ましく、100以下が好ましく、50以下がより好ましい。また、炭酸塩の平均厚みに対する長軸の粒子径(アスペクト比)は、2〜100が好ましく、5〜50がより好ましい。
なお、炭酸塩の長軸の粒子径、厚みは、成分(A)と同様にして測定される。
成分(B)の炭酸塩は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、透明感があって、適度な艶感のある自然な仕上がりを得る点から、全組成中に0.01質量%以上であり、0.1質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、15質量%以下であり、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましい。また、成分(B)の含有量は、全組成中に0.01〜15質量%であり、0.1〜10質量%が好ましく、1〜8質量%がより好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、透明感とカバー力を維持しつつ、塗布後の肌の仕上がりにぼかし感を与え、毛穴を目立ちにくくする点から、0.01以上が好ましく、0.02以上がより好ましく、0.05以上がさらに好ましく、5以下が好ましく、2以下がより好ましく、1以下がさらに好ましい。また、成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)は、0.01〜5が好ましく、0.02〜2がより好ましく、0.05〜1がさらに好ましい。
成分(C)の微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛としては、一次粒子径が0.1μm以下であり、なかでも、塗布後の透明感のある仕上がりを得る点から、0.01〜0.09μmのものがより好ましい。
また、微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛の平均粒子径は、0.01〜0.08μmが好ましく、0.02〜0.06のものがより好ましい。
ここで、一次粒子径は、走査型電子顕微鏡により撮影した画像のFeret定方向接線径であり、その質量基準の粒度分布は画像解析装置を用いて測定できる。
具体的には、微粒子酸化チタンとしては、TTO−51、TTO−55(共に石原産業社製)、MT−500SA、MT−600B(共にテイカ社製)等が挙げられる。微粒子酸化亜鉛としては、FINEX−25、FINEX−30、FINEX−50(共に、堺化学工業社製)、MZ-300、MZ-500(共に、テイカ社製)等が挙げられる。
これらの微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛は、分散性を高めるため、疎水化処理したものを用いることができる。疎水化処理手段としては、フッ素化合物処理、シリコーン処理、アルキル処理、アルキルシラン処理、金属石鹸処理、水溶性高分子処理、アミノ酸処理、N−アシルアミノ酸処理、レシチン処理、有機チタネート処理、ポリオール処理、アクリル樹脂処理、メタクリル樹脂処理、ウレタン樹脂処理等の表面処理が挙げられる。
微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛を疎水化処理した場合、一次粒子径及び平均粒子径は、処理後のものを意味する。
成分(C)の微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、紫外線防御効果、塗布後の透明性の点から、全組成中に0.01質量%以上であり、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、20質量%以下であり、15質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましい。また、成分(C)の含有量は、全組成中に0.01〜20質量%であり、0.1〜15質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましい。
本発明において、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)は、透明感とカバー力を維持しつつ、塗布後の肌の仕上がりにぼかし感を与え、毛穴を目立ちにくくする点から、0.02以上が好ましく、0.04以上がより好ましく、0.1以上がさらに好ましく、10以下が好ましく、5以下がより好ましく、2以下がさらに好ましい。また、成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)は、0.02〜10が好ましく、0.04〜5がより好ましく、0.1〜2がさらに好ましい。
本発明の粉末化粧料は、さらに、タルクを含有することができる。
タルクは、塗布中の滑らかさや塗布後の肌への密着性を高める点から、平均粒子径1〜40μmにあるものが好ましく、2〜30μmにあるものがより好ましい。また、粒子径0.5〜70μmの範囲にあるものが好ましく、粒子径1〜60μmの範囲にあるものがより好ましい。
本発明において、粒子径は、電子顕微鏡観察、レーザー回折/散乱法による粒度分布測定機によって、測定される。具体的には、レーザー回折/散乱法の場合、測定部は、乾式で分散圧0.1barとして、レーザー回折散乱式粒度分布測定器(例えば、Sympatec 社製、HELOS&RODOS)で測定する。
タルクは、疎水化処理したものを用いることができ、撥水性及び撥油性が十分に発現し、感触や流動性が良好になるので好ましい。疎水化処理としては、通常の化粧料用粉体に施されている処理であれば制限されず、シリコーン処理、脂肪酸処理、レシチン処理、N−アシルアミノ酸処理、金属石鹸処理、フッ素化合物処理等が挙げられる。これらの処理は、通常の方法により行うことができる。
本発明において、タルクは、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、塗布中の滑らかさや塗布後の滑らかさ、肌への密着性を高める点から、全組成中に10質量%以上であるのが好ましく、30質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましく、95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましく、85質量%以下がさらに好ましい。また、タルクの含有量は、全組成中に10〜95質量%が好ましく、30〜90質量%がより好ましく、70〜85質量%がさらに好ましい。
本発明の粉末化粧料は、25℃で液状の油成分を含有することができる。25℃で流動性とする油性成分であり、流動性を有する限りペースト状の油性成分も含まれる。
かかる25℃で液状の油成分としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、流動イソパラフィン、ミネラルオイル、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油;アボガド油、マカデミアナッツ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、パーム油。ヤシ油、ヒマシ油、ホホバ油、ヒマワリ油、ツバキ油、トウモロコシ油等の植物油;液状ラノリン等の動物油;ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソトリデシル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸オレイル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ヒドロキシステアリン酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール等の脂肪酸エステル;ジメチルポリシロキサン、ジメチルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、高級アルコール変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン油;フルオロポリエーテル、パーフルオロアルキルエーテルシリコーン等のフッ素油、クリーム状やペースト状として、トリラノリン脂肪酸グリセリル、軟質ラノリン脂肪酸、ワセリン、分岐又はヒドロキシル化した脂肪酸コレステリル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル(ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリトリット等)、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、モノヒドロキシステアリン酸硬化ヒマシ油、トリ(カプリル・カプリン・ミリスチン・ステアリン酸)グリセリド、乳酸ミリスチル、ダイマージリノール酸水添ヒマシ油、ダイマージリノール酸(フィトルテリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、オレイン酸フィトステリル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(フィトステリル・ベヘニル・2−オクチルドデシル)が挙げられる。
25℃で液状の油成分は、1種又は2種以上を用いることができ、含有量は、粉末化粧料としての形態を維持する点、肌への付着性の点、塗布後のべたつき防止の点から全組成中に0.1質量%以上が好ましく、1質量%以上がより好ましく、3質量%以上がさらに好ましく、20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましい。また、25℃で液状の油成分の含有量は、全組成中に0.1〜20質量%が好ましく、1〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%がさらに好ましい。
本発明の粉末化粧料は、さらに、成分(C)以外の着色顔料を含有することができる。
かかる着色顔料としては、通常の化粧料に用いられるものであれば良く、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、酸化アルミニウム、黄酸化鉄、黒酸化鉄、ベンガラ、紺青、群青、酸化クロム、水酸化クロム等の金属酸化物、マンガンバイオレット、チタン酸コバルト等の金属錯体、更にカーボンブラック等の無機顔料;赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230号、赤色401号、赤色405号、赤色505号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色401号、青色1号、青色404号等の合成有機顔料;β−カロチン、カラメル、パプリカ色素等の天然有機色素等が挙げられる。
これらの着色顔料は、疎水化処理したものを用いることができる。疎水化処理手段としては、フッ素化合物処理、シリコーン処理、アルキル処理、アルキルシラン処理、金属石鹸処理、水溶性高分子処理、アミノ酸処理、N−アシルアミノ酸処理、レシチン処理、有機チタネート処理、ポリオール処理、アクリル樹脂処理、メタクリル樹脂処理、ウレタン樹脂処理等の表面処理が挙げられる。
本発明の粉末化粧料は、肌への密着性を良くする点から、球状粉体の含有量が、全組成中に5質量%未満であるのが好ましく、1質量%未満であるのがより好ましく、0.5質量%未満がさらに好ましく、0.1質量%未満がよりさらに好ましく、実質的に含まないのがよりさらに好ましい。
本発明の粉末化粧料は、前記成分以外に、前記以外の粉体、25℃で固形状の油剤、フッ素化合物、樹脂、界面活性剤、増粘剤、防腐剤、香料、紫外線吸収剤、保湿剤、塩類、溶媒、酸化防止剤、キレート剤、中和剤、pH調整剤、血行促進剤、冷感剤、制汗剤、殺菌剤、皮膚賦活剤等を含有することができる。
本発明の粉末化粧料は、皮膚に塗布する際に粉末状になる化粧料であり、肌に塗布する前の形態は固形状であってもよい。具体的には、パウダーファンデーション、フェイスパウダー、白粉、ほほ紅、アイシャドウ等のメイクアップ化粧料;ボディパウダー、ベビーパウダー等のボディパウダーの形態が挙げられ、なかでも、パウダーファンデーション、フェイスパウダー、白粉が好ましい。粉末化粧料は、常法、例えば、前記成分を成型工程を伴わない粉末状でも良く、また、前記成分を容器に充填し、圧縮成型することにより製造することもできる。
実施例1〜8及び比較例1〜2
表1に示す組成の固形粉末化粧料(ファンデーション)を製造し、塗布後の肌の滑らかさ、塗布後の肌の艶感、塗布後の肌のぼかし感(自然な仕上がり)、塗布後の肌のカバー力、塗布後の肌の毛穴の目立にくさ及び塗布後の肌の透明感を評価した。結果を表1に併せて示す。
(製造方法)
成分(A)、(B)及び(C)を含むすべての粉体成分を混合・粉砕した後、油成分を加えて混合し、得られた混合物をさらに粉砕機で粉砕した。ここで得られた粉砕物を、容器に充填し、充填量16g、成型圧10kg/cm2で成型して、固形粉末化粧料を得た。
(評価方法)
5名の専門パネラーが、各ファンデーションを肌に塗布したとき、塗布後の肌の滑らかさ、塗布後の肌の艶感、塗布後の肌のぼかし感(自然な仕上がり)、塗布後の肌のカバー力、塗布後の肌の毛穴の目立にくさ及び塗布後の肌の透明感について、以下の基準で評価した。結果を、5名の積算値で示した。
(1)塗布後の肌の滑らかさ:
5;塗布後の肌の滑りが非常に良い。
4;塗布後の肌の滑りが良い。
3;塗布後の肌の滑りがやや良い。
2;塗布後の肌の滑りがあまり良くない。
1;塗布後の肌の滑りが悪い。
(2)塗布後の肌の艶感:
5;塗布後の肌の艶感が顕著である。
4;塗布後の肌の艶感がある。
3;塗布後の肌の艶感がややある。
2;塗布後の肌の艶感がない。
1;塗布後の肌の艶感が全くない。
(3)塗布後の肌のぼかし感(自然な仕上がり):
5;仕上がりのぼかし感がかなりある。
4;仕上がりのぼかし感がある。
3;仕上がりのぼかし感がややある。
2;仕上がりのぼかし感がない。
1;仕上がりのぼかし感が全くない。
(4)塗布後の肌のカバー力:
5;肌の色ムラをしっかりカバーできている。
4;肌の色ムラをカバーできている。
3;肌の色ムラをややカバーできている。
2;肌の色ムラをカバーできていない。
1;肌の色ムラを全くカバーできていない。
(5)塗布後の肌の毛穴の目立にくさ:
5;塗布後の肌の毛穴が目立たない。
4;塗布後の肌の毛穴があまり目立たない。
3;塗布後の肌の毛穴がやや目立つ。
2;塗布後の肌の毛穴が目立つ。
1;塗布後の肌の毛穴がかなり目立つ。
(6)塗布後の肌の透明感:
5;仕上がりの肌に透明感がかなりある。
4;仕上がりの肌に透明感がある。
3;仕上がりの肌に透明感がややある。
2;仕上がりの肌に透明感がない。
1;仕上がりの肌に透明感が全くない。
Figure 2018030814
実施例9(ファンデーション)
実施例1〜8と同様にして、表2に示す組成のファンデーションを製造した。
得られたファンデーションは、塗布後の肌が滑らかで、肌に艶感が得られ、優れたカバー力を維持しつつ、自然な仕上がりで、肌に透明感があり、しかも、肌のぼかし感に優れ、毛穴が目立にくいものである。
Figure 2018030814
実施例10(ファンデーション)
実施例1〜8と同様にして、表3に示す組成のファンデーションを製造した。
得られたファンデーションは、塗布後の肌が滑らかで、肌に艶感が得られ、優れたカバー力を維持しつつ、自然な仕上がりで、肌に透明感があり、しかも、肌のぼかし感に優れ、毛穴が目立にくいものである。
Figure 2018030814
実施例11(フェイスパウダー)
表4に示す組成のフェイスパウダーを製造した。
得られたフェイスパウダーは、塗布後の肌が滑らかで、肌に艶感が得られ、優れたカバー力を維持しつつ、自然な仕上がりで、肌に透明感があり、しかも、肌のぼかし感に優れ、毛穴が目立にくいものである。
(製造方法)
成分(A)、(B)及び(C)を含むすべての粉体成分を、ヘンシェルミキサーを用いて均一混合し、これに油成分を加えて更に混合した後、ふるいを通して、フェイスパウダーを得た。
Figure 2018030814

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)板状シリカ 0.01〜10質量%、
    (B)2価金属イオンの炭酸塩 0.01〜15質量%、
    (C)一次粒子径が0.1μm以下の微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛 0.01〜20質量%
    を含有する粉末化粧料。
  2. 成分(B)が、炭酸マグネシウム又は炭酸カルシウムである請求項1記載の粉末化粧料。
  3. 成分(B)に対する成分(A)の質量割合(A)/(B)が、0.01〜5である請求項1又は2記載の粉末化粧料。
  4. 成分(C)に対する成分(A)の質量割合(A)/(C)が、0.02〜10である請求項1〜3のいずれか1項記載の粉末化粧料。
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