JP2018028984A - 照明装置及びヒートシンク - Google Patents

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功幸 長浜
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一郎 谷村
浩枝 久保
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浩枝 久保
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Abstract

【課題】小口径の開口部から設置可能であるとともに、十分な放熱量を確保することのできる照明装置を提供する。【解決手段】天井2の開口部3を介して当該天井2に取り付けられる照明装置1である。照明装置1は、レーザー光を発する光源60と、光源60を収容して、当該光源60からの熱を放熱するヒートシンク70と、光源60が発したレーザー光を導光する光ファイバー40と、光ファイバー40が導光したレーザー光を異なる波長に変換して所定の色の光を発する灯具ユニット20と、を備える。ヒートシンク70は、開口部3の平面視形状よりも小さい第一形状で開口部3を介して天井裏4に配置され、天井裏4で開口部3の平面視形状よりも大きい第二形状となる。【選択図】図1

Description

本発明は、レーザー光を光源とする照明装置及び当該照明装置に備わるヒートシンクに関する。
従来、レーザー光を励起光として蛍光体を発光させ、所望の光色に変換して照明する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような技術をダウンライト型の照明装置に適用した場合、レーザー光を照射するレーザーユニットと、レーザー光を起因とした照明光を発する灯具ユニットとを別体にすることができる。これにより、灯具ユニットを小型にすることが可能となる。灯具ユニットが小型化されることにより、灯具ユニットを天井に取り付けるための開口部を小さくすることが可能となるので、照明空間のより多様な意匠性を実現することができる。
特開2013−254689号公報
ここで、照明装置の設置時においては、天井の開口部からレーザーユニットを挿入して天井裏に配置する場合がある。レーザーユニットは、レーザー光を発する半導体レーザー素子と、当該半導体レーザー素子を冷やすためのヒートシンクとを備えているが、開口部に進入可能とするべく、ヒートシンクを小さく形成する必要がある。ヒートシンクを小さくしてしまうと、ヒートシンク全体の放熱量も小さくなり、半導体レーザー素子を確実に冷却できないおそれがある。
このため、本発明の課題は、小口径の開口部から天井に設置可能であるとともに、十分な放熱量を確保することのできる照明装置及びヒートシンクを提供することである。
本発明の一態様に係る照明装置は、天井の開口部を介して当該天井に取り付けられる照明装置であって、レーザー光を発する光源と、光源を収容して、当該光源からの熱を放熱するヒートシンクと、光源が発したレーザー光を導光する光ファイバーと、光ファイバーが導光したレーザー光を異なる波長に変換して所定の色の光を発する灯具ユニットと、を備え、ヒートシンクは、開口部の平面視形状よりも小さい第一形状で開口部を介して天井裏に配置され、天井裏で開口部の平面視形状よりも大きい第二形状となる。
本発明の他の態様に係るヒートシンクは、レーザー光を発する光源を収容して、当該光源からの熱を放熱するヒートシンクであって、ヒートシンクは、天井における開口部の平面視形状よりも小さい第一形状で開口部を介して天井裏に配置され、天井裏で開口部の平面視形状よりも大きい第二形状となる。
本発明によれば、小口径の開口部から天井裏に設置可能であるとともに、十分な放熱量を確保することのできる照明装置及びヒートシンクを提供することができる。
実施の形態に係る照明装置の使用態様を示す断面図である。 実施の形態に係るレーザーユニットの施工後における状態を模式的に示す上面図である。 実施の形態に係るレーザーユニットの施工時における状態を模式的に示す上面図である。 変形例1に係る第一形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 変形例1に係る第二形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 図5のヒートシンクの上面図である。 変形例2に係る第一形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 変形例2に係る第二形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 変形例3に係る第一形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 変形例3に係る第二形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 図10のヒートシンクの上面図である。 変形例4に係る第二形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 変形例5に係る第一形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。 変形例5に係る第二形状のヒートシンクの概略構成を示す断面図である。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明装置について、図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。従って、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態等は、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
(実施の形態)
以下、実施の形態について説明する。
[照明装置の構成]
図1は、実施の形態に係る照明装置の使用態様を示す断面図である。
図1に示すように、照明装置1は、建物の天井に取り付けられるダウンライト型の照明装置である。照明装置1は、レーザーユニット10と、灯具ユニット20と、電源ユニット30とを備えている。レーザーユニット10と灯具ユニット20とは、光ファイバー40によって光学的に接続されている。また、レーザーユニット10と電源ユニット30とは電源ケーブル50によって電気的に接続されている。照明装置1は、灯具ユニット20が天井2の開口部3に対して挿入された状態で、天井2の上面に載置されている。つまり、照明装置1は、灯具ユニット20の一部を除いて天井裏4に配置されている。例えば、開口部3を直径Dmmの平面視円形状とすると、天井裏4の高さHは3.33×Dmmとする。具体的には、開口部3の直径Dは45mmであり、天井裏4の高さHは150mmである。
次に、レーザーユニット10について図1及び図2を参照して説明する。図2は、実施の形態に係るレーザーユニット10の施工後における状態を模式的に示す上面図である。具体的には、図2は、図1におけるレーザーユニット10を上方から見た図である。
図1及び図2に示すように、レーザーユニット10は、光源60と、ヒートシンク70とを備えている。光源60は、レーザー光を発する光源である。光源60は、例えば、青紫〜青色(430〜490nm)の波長のレーザー光を放射する半導体レーザー素子である。光源60が発したレーザー光は、光ファイバー40の一端面である光入射面から光ファイバー40内に入射して、光ファイバー40の他端面である光出射面から放出される。このため、光ファイバー40の光入射面は、光源60に対向するように配置されている。
ヒートシンク70は、光ファイバー40及び光源60を収容して、光源60からの熱を放熱するヒートシンクである。ヒートシンク70は、開口部3の平面視形状よりも小さい第一形状と、開口部3の平面視形状よりも大きい第二形状とで、その外形が切り替わるようになっている。具体的には、ヒートシンク70は、本体部71と、本体部71に接合された可変部72とを備えており、例えばアルミニウム、銅などの熱伝導性が比較的高い金属により形成されている。
本体部71は、中空の円柱状体に形成されており、その内部に光源60が取り付けられている。具体的には、本体部71の下端面711には、本体部71の長手方向に沿って延在する凹部712が形成されており、この凹部712の底面に光源60が設置されている。また、凹部712の底面には、本体部71の長手方向に沿って延在する平面視円形状の貫通孔713が形成されている。この貫通孔713を介して光源60に電源ケーブル50が接続されている。また、本体部71は、全長にわたって、長手方向に直交する平面の断面形状が開口部3よりも小さな円形状となっている。なお、本体部71は、前記断面形状が開口部3よりも小さな形状であれば如何なる形状であってもよい。本体部71のその他の形状としては、例えば直方体状などが挙げられる。
可変部72は、複数の放熱板721を備えている。複数の放熱板721は、本体部71の周方向に沿って所定の間隔をあけて、本体部71の外周面に接合されている。放熱板721は、一部が折り曲げられた平面視長方形状の板バネである。放熱板721の一端部である固定端部722が本体部71の外周面に接合されている。
放熱板721の固定端部722と本体部71の外周面との接合には、放熱板721と本体部71との熱伝導が維持されるのであれば、いかなる接合方法を採用してもよい。接合方法としては、例えばネジなどによる締結と、溶接となどが挙げられる。なお、締結を採用する場合には、放熱板721の固定端部722と、本体部71の外周面との間に、熱伝導性を有する塗布剤(例えば放熱グリス)を塗布しておけばよい。
そして、放熱板721の固定端部722以外の部分は、本体部71の外周面から離れるように、固定端部722に対して折り曲げられている。つまり、放熱板721は、その固定端部722から本体部71の周方向に沿って徐々に当該本体部71から離れることになる。放熱板721の固定端部722とは反対側の端部を自由端部723とする。これにより、複数の放熱板721は、本体部71に対して上面視(本体部71の軸方向視)で放射状に広がる形状となる。この状態を第二形状とする。第二形状においては、複数の放熱板721は、自由端部723が開口部3からはみ出しており、開口部3から脱落しにくくなっている。また、第二形状では、ヒートシンク70の包絡体積が、後述の第一形状よりも大きくなるために、十分な放熱量を確保することができる。
図3は、実施の形態に係るレーザーユニット10の施工時における状態を模式的に示す上面図である。ここで、放熱板721は弾性体であるので、所定の外力を放熱板721に付与して変形させることで、図3に示すように、放熱板721を全体として本体部71の外周面に沿わせることができる。この状態を第一形状とする。第一形状においては、複数の放熱板721がいずれも本体部71の外周面に接近しており、開口部3内に収まる形状となっている。つまり、ヒートシンク70は、第一形状であると開口部3内を通過することが可能となるため、ヒートシンク70を開口部3から天井裏4に収容することができる。
次に、灯具ユニット20について図1を参照して説明する。
灯具ユニット20は、レーザー光を異なる波長に変換して所定の色の光を発するダウンライトである。具体的には、灯具ユニット20は、筐体21と、保持部22と、発光部80と、レンズ90とを備えている。
筐体21は、保持部22と、発光部80と、レンズ90とを収容する外観が円柱状の筐体である。筐体21は天井2の開口部3内に挿入されるように、筐体21の直径が開口部3の直径Dよりも小さく設定されている。筐体21は、例えばアルミニウム、銅などの熱伝導性が比較的高い金属により形成されている。
保持部22は、光ファイバー40を保持する円柱状の部材であり、筐体21の中心軸に沿うように筐体21内に収容されている。保持部22には、当該保持部22の中心軸に沿うように光ファイバー40が設けられており、保持部22の一端部から光ファイバー40の光出射面が露出している。
発光部80は、光ファイバー40の光出射面に対向するように筐体21内に収容されている。発光部80は、光ファイバー40の光出射面からレーザー光が照射されることによりレーザー光を異なる波長に変換して、所定の色の光を発する光学素子である。発光部80は、基板と、当該基板に積層された蛍光部とを備えている。基板は、蛍光部を保持するものであり、例えばガラス、サファイアなどの透光性材料から形成されている。蛍光部は、例えば、レーザー光によって励起されて蛍光を発する蛍光体の粒子を分散状態で備えており、レーザー光の照射により蛍光体が蛍光を発する。具体的に、蛍光部としては、透明な樹脂やガラスからなる基材の内部に蛍光体の粒子が分散されているもの、または、蛍光体の粒子を固めたもの等を例示できる。つまり蛍光部は、レーザー光を蛍光に変換する波長変換部材であると言える。
本実施の形態の場合、蛍光部は白色光を放射するものであり、レーザー光の照射によって赤色を発光する赤色蛍光体、黄色を発光する黄色蛍光体の2種類の蛍光体が適切な割合で含まれている。また、蛍光部には、レーザー光の照射によって赤色を発光する赤色蛍光体、青色を発光する青色蛍光体、緑色を発光する緑色蛍光体の3種類の蛍光体が含まれていてもよい。
蛍光体の種類及び特性は特に限定されるものではないが、比較的高い出力のレーザー光が励起光となるため、熱耐性が高いものが望ましい。また、蛍光体を分散状態で保持する基材の種類は特に限定されるものではないが、透明性が高ければ、白色光の放射効率も高くなるのでよい。また、比較的高い出力のレーザー光が入射するため、耐熱性の高いものがよい。
レンズ90は、発光部80から発せられた光の配光を制御する配光制御レンズである。レンズ90における発光部80との対向面は、発光部80から発せられた光を極力漏らすことなくレンズ90内に取り込むことができる形状となっている。このレンズ90の対向面の形状は、レンズ90と発光部80との位置関係(間隔)が一定であることを前提として最適化されている。
次に、電源ユニット30について図1を参照して説明する。
電源ユニット30は、光源60に対して電力を供給するための電源ユニットである。電源ユニット30は、全長にわたって、長手方向に直交する方向から見た断面形状が開口部3よりも小さな形状となっている。このため、電源ユニット30を開口部3から天井裏4に収容することができる。電源ユニット30は、中空の直方体状に形成されたケース31と、ケース31内に配置された基板32と、基板32に実装された電源回路33とを備えている。電源回路33は、基板32及び電源ケーブル50を介してレーザーユニット10の光源60と電気的に接続されている。
[照明装置の施工方法]
次に、照明装置1の施工方法について説明する。
まず、作業者は、天井2の開口部3に電源ユニット30を挿入して、天井裏4に配置する。このとき、作業者は、予め天井裏4に設けられている電気ケーブル(図示省略)と、電源ユニット30の電源回路33とを電気的に接続する。
次いで、図3に示すように、作業者は、ヒートシンク70を第一形状にした状態で、灯具ユニット20の上面にヒートシンク70を固定する。ここで、ヒートシンク70には、第一形状を維持するために、複数の放熱板721を本体部71に押さえつける着脱式の留め具が設けられている。
その後、作業者は、ヒートシンク70及び灯具ユニット20を天井2の開口部3に挿入して、天井裏4に配置する。ヒートシンク70が開口部3を通過すると、作業者は留め具を取り外すことで、複数の放熱板721を弾性復帰させる。これにより、複数の放熱板721は本体部71から広がって、第二形状となる。
その後、作業者は、灯具ユニット20を天井2に固定する。これにより、照明装置1の施工が完了する。
なお、留め具を用いなくとも第一形状を維持することは可能である。具体的には、作業者が複数の放熱板721を本体部71に押さえつけるように把握すればよい。また、第一形状のままでヒートシンク70を開口部3内に挿入すれば、開口部3自体が複数の放熱板721を押さえるため、第一形状が維持される。ヒートシンク70が開口部3を通過すれば、複数の放熱板721が弾性復帰して第二形状となる。
[効果など]
以上のように、本実施の形態に係る照明装置1は、天井2の開口部3を介して当該天井2に取り付けられる照明装置である。照明装置1は、レーザー光を発する光源60と、光源60を収容して、当該光源からの熱を放熱するヒートシンク70と、光源60が発したレーザー光を導光する光ファイバー40と、光ファイバー40が導光したレーザー光を異なる波長に変換して所定の色の光を発する灯具ユニット20と、を備えている。ヒートシンク70は、開口部3の平面視形状よりも小さい第一形状で開口部3を介して天井裏4に配置され、天井裏4で開口部3の平面視形状よりも大きい第二形状となる。
また、レーザー光を発する光源60を収容して、当該光源60からの熱を放熱するヒートシンク70である。ヒートシンク70は、天井2における開口部3の平面視形状よりも小さい第一形状で開口部3を介して天井裏4に配置され、天井裏4で開口部3の平面視形状よりも大きい第二形状となる。
この構成によれば、開口部3に挿入される際にはヒートシンク70を第一形状とすることができる。したがって、ヒートシンク70を小口径の開口部3から天井裏4に設置することができる。また、天井裏4ではヒートシンク70を第二形状とすることができる。これにより、ヒートシンク70全体の包絡体積を第一形状よりも大きくすることができ、十分な放熱量を確保することができる。
また、ヒートシンク70は、平面視した際に開口部3よりも小さい形状を有する本体部71と、本体部71に接合された可変部72とを備えている。可変部72は、第一形状では開口部3内に収まり、第二形状では開口部3からはみ出す。
この構成によれば、第二形状では可変部72が開口部3からはみ出すので、放熱に大きく寄与する可変部72の包絡体積を天井裏4で大きくすることができる。したがって、より放熱効率を高めることができる。
また、可変部72は、本体部71の外周面に接合されており、第一形状では全体として本体部71の外周面に接近し、第二形状では可変部72の一部が本体部から離間する。
この構成によれば、第一形状では可変部72が全体として本体部71の外周面に接近し、第二形状では可変部72の一部が本体部から離間するので、第一形状と第二形状とでは高さ方向の大きさを一定にすることができる。つまり、ヒートシンク70の高さが低くとも、第二形状における包絡体積を放熱に必要な大きさにすることができる。
また、ヒートシンク70は、灯具ユニット20の上方に配置されている。
灯具ユニット20の上方にヒートシンク70を設置した場合、それだけ高さの制約を受けるためヒートシンク70が小型になってしまう。しかしながら、高さの制約を受けたとしても、上述のヒートシンク70であれば第二形状における包絡体積を放熱に必要な大きさにすることができる。
また、可変部72は、第二形状では本体部71に対して放射状に広がっている。
この構成によれば、第二形状では可変部72が本体部71に対して放射状に広がっているので、可変部72からバランスよく放熱をすることができる。
また、可変部72は、弾性体である。
この構成によれば、可変部72が弾性体であるので、外力を付与しなくとも、弾性体の弾性によって第一形状から第二形状に変形させることができる。
[変形例1]
次に、本実施の形態に係る変形例1について図4〜図6を参照して説明する。図4は、変形例1に係る第一形状のヒートシンク70Aの概略構成を示す断面図である。図5は、変形例1に係る第二形状のヒートシンク70Aの概略構成を示す断面図である。図6は、図5のヒートシンク70Aの上面図である。なお、以降の説明では、実施の形態に係る照明装置1と同一の部分に同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
上記実施の形態では、可変部72をなす放熱板721が、その固定端部722から自由端部723にかけて本体部71の周方向に沿って延在する場合を例示した。しかし、この変形例1では、放熱板721aがその固定端部722aから自由端部723aにかけて本体部71の長手方向に沿って延在する場合を例示する。
図4〜図6に示すように、変形例1に係るヒートシンク70Aの可変部72aをなす複数の放熱板721aは、本体部71の周方向に沿って所定の間隔をあけて、本体部71の外周面に接合されている。放熱板721aは、固定端部722aが本体部71の下端部に固定されており、自由端部723が本体部71の上部側に配置されている。このように、放熱板721aは、固定端部722aから自由端部723aにかけて本体部71の長手方向に沿って延在している。そして、第一形状では、図4に示すように、放熱板721aは全体として本体部71の外周面に接近することになる。他方、第二形状では、図5及び図6に示すように、放熱板721aは、その固定端部722から本体部71の長手方向に沿って徐々に当該本体部71から離れることになる。これにより、ヒートシンク70Aは開口部3の平面視形状よりも大きくなって、包絡体積も第一形状よりも大きくなる。
[変形例2]
次に、本実施の形態に係る変形例2について図7及び図8を参照して説明する。図7は、変形例2に係る第一形状のヒートシンク70Bの概略構成を示す断面図である。図8は、変形例2に係る第二形状のヒートシンク70Bの概略構成を示す断面図である。
上記実施の形態では、可変部72が複数の放熱板721から構成されている場合を例示して説明した。しかし、この変形例2では、可変部72bが一つのコイル体から構成されている場合を例示する。
図7及び図8に示すように、変形例2に係るヒートシンク70Bの可変部72bは、熱伝導性を有するコイル体721bから形成されている。コイル体721bの下端部は、本体部71bの上面に接合されている。なお、コイル体721bの下端部は、本体部71bの外周面に接合されていてもよい。また、変形例2に係る本体部71bは、実施の形態に係る本体部71よりも高さが低く形成されている。コイル体721bの外径は開口部3よりも小さいため、図7に示す第一形状では、開口部3の平面視形状よりも小さくなる。また、施工時においては、作業者は、ヒートシンク70Bを第一形状のままで天井裏4に配置した後に、コイル体721bを崩して図8に示す第二形状とする。第二形状では、コイル体721bは開口部3からはみ出して、当該開口部3の平面視形状よりも大きくなる。つまり、この変形例2においても、第二形状におけるヒートシンク70Bの包絡体積が第一形状よりも大きくなる。なお、コイル体721bは、第二形状になると、外力が付与されない限り、その形状を維持し続ける。
[変形例3]
次に、本実施の形態に係る変形例3について図9〜図11を参照して説明する。図9は、変形例3に係る第一形状のヒートシンク70Cの概略構成を示す断面図である。図10は、変形例3に係る第二形状のヒートシンク70Cの概略構成を示す断面図である。図11は、図10のヒートシンク70Cの上面図である。
上記実施の形態では、可変部72が複数の放熱板721から構成されている場合を例示して説明した。しかし、この変形例3では、可変部72cが複数の線材から構成されている場合を例示する。
図9〜図10に示すように、変形例3に係るヒートシンク70Cの可変部72cは、熱伝導性を有する複数の線材から形成されている。複数の線材は、複数の柱材721cと、梁材722cとを含んでいる。
複数の柱材721cは、本体部71bの上面の外周縁に沿って所定の間隔をあけて配列されており、その下端部が本体部71bの上面に接合されている。そして、複数の柱材721cは、本体部71bの上面から垂直に立設している。なお、柱材721cは、本体部71bの外周面に接合されていてもよい。
梁材722cは、平面視円形状に形成されており、複数の柱材721cの上端部に連結されている。この梁材722cによって複数の柱材721cの上端部が同一円上に保持される。
そして、可変部72cは、第一形状においては、図9に示すように複数の柱材721cが直線状に伸長した状態となる。また、ヒートシンク70Cを第一形状のままで天井裏4に配置する際には、作業者がヒートシンク70Cを開口部3から押し上げる。このとき梁材722cが天井裏4の天井面に接触するので、柱材721cが外側に突出するように曲げられる。図10及び図11に示すように、第二形状では可変部72cが開口部3からはみ出して、当該開口部3の平面視形状よりも大きくなる。つまり、この変形例3においても、第二形状におけるヒートシンク70Cの包絡体積が第一形状よりも大きくなる。
[変形例4]
次に、本実施の形態に係る変形例4について図12を参照して説明する。図12は、変形例4に係る第二形状のヒートシンク70Dの概略構成を示す断面図である。なお、図12においては、可変部72dは断面ではなく平面図で図示している。
上記実施の形態では、可変部72が複数の放熱板721から構成されている場合を例示して説明した。しかし、この変形例4では、可変部72dが扇体から構成されている場合を例示する。
図12に示すように、変形例4に係るヒートシンク70Dの可変部72dは、熱伝導性を有する開閉自在の扇体から形成されている。この可変部72dは、施工時においては、閉ざされており、開口部3よりも平面視形状が小さい第一形状で開口部3内に挿通される。そして、作業者は、ヒートシンク70Dを第一形状のままで天井裏4に配置した後に、可変部72dを開いて図12に示す第二形状とする。第二形状では、可変部72dは開口部3からはみ出して、当該開口部3の平面視形状よりも大きくなる。つまり、この変形例4においても、第二形状におけるヒートシンク70Dの包絡体積が第一形状よりも大きくなる。
[変形例5]
次に、本実施の形態に係る変形例1について図13及び図14を参照して説明する。図13は、変形例5に係る第一形状のヒートシンク70Eの概略構成を示す断面図である。図14は、変形例5に係る第二形状のヒートシンク70Eの概略構成を示す断面図である。
上記実施の形態では、可変部72が板バネである放熱板721から構成されている場合を例示した。しかし、この変形例5では、可変部72eが複数のコイルバネ721eから構成されている場合を例示する。
図13及び図14に示すように、変形例5に係るヒートシンク70Eの可変部72eをなす複数のコイルばね721eは、本体部71の周方向に沿って所定の間隔をあけて、本体部71の外周面に接合されている。具体的には、コイルばね721eは、伸縮方向が本体部71の径方向に沿うように当該コイルばね721eの一端部(固定端部722e)が本体部71の外周面に接合されている。
そして、第一形状では、図13に示すように、コイルばね721eは収縮して本体部71の外周面に接近することになる。他方、第二形状では、図14に示すようにコイルばね721eは、伸長してその先端部(自由端部723e)が本体部71から離れることになる。これにより、ヒートシンク70Eは開口部3の平面視形状よりも大きくなって、包絡体積も第一形状よりも大きくなる。
(その他)
以上、本発明に係る照明装置について、上記実施の形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態及び変形例に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、可変部72が弾性体である場合を例示して説明したが、可変部が形状記憶合金から形成されていてもよい。この場合、光源から可変部に伝わる熱が所定温度を超えると、可変部が第二形状となる。つまり、天井裏に配置されるだけではヒートシンクは第一形状のままであるが、光源が発光すると、その光源からの熱によって可変部が第二形状に変形することになる。このように、形状記憶合金によって可変部が形成されていれば、第一形状を維持するための留め具又は第一形状を維持するための作業者の把握動作などが不要となる。
また、上記実施の形態では、灯具ユニット20の上方にヒートシンク70が配置されている場合を例示したが、ヒートシンク70は灯具ユニット20とは別体であるため、灯具ユニット20から水平方向で離れた位置にヒートシンク70を配置することも可能である。この場合、灯具ユニット20の制約を受けることがないため、ヒートシンク70をより高く形成することが可能となり、より放熱量を高めことができる。
その他、実施の形態及び変形例に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 照明装置
2 天井
3 開口部
4 天井裏
20 灯具ユニット
40 光ファイバー
60 光源
70、70A、70B、70C、70D、70E ヒートシンク
71、71b 本体部
72、72a、72b、72c、72d、72e 可変部

Claims (8)

  1. 天井の開口部を介して当該天井に取り付けられる照明装置であって、
    レーザー光を発する光源と、
    前記光源を収容して、当該光源からの熱を放熱するヒートシンクと、
    前記光源が発した前記レーザー光を導光する光ファイバーと、
    前記光ファイバーが導光した前記レーザー光を異なる波長に変換して所定の色の光を発する灯具ユニットと、を備え、
    前記ヒートシンクは、前記開口部の平面視形状よりも小さい第一形状で前記開口部を介して天井裏に配置され、前記天井裏で前記開口部の平面視形状よりも大きい第二形状となる
    照明装置。
  2. 前記ヒートシンクは、平面視した際に前記開口部よりも小さい形状を有する本体部と、前記本体部に接合された可変部とを備え、
    前記可変部は、前記第一形状では前記開口部内に収まり、前記第二形状では前記開口部からはみ出す
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記可変部は、前記本体部の外周面に接合されており、前記第一形状では全体として前記本体部の外周面に接近し、前記第二形状では前記可変部の一部が前記本体部から離間する
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記ヒートシンクは、前記灯具ユニットの上方に配置されている
    請求項3のいずれか一項に記載の照明装置。
  5. 前記可変部は、前記第二形状では前記本体部に対して放射状に広がっている
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の照明装置。
  6. 前記可変部は、弾性体である
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の照明装置。
  7. 前記可変部は、形状記憶合金により形成され、前記光源からの熱が所定温度を超えると前記第二形状となる
    請求項2〜6のいずれか一項に記載の照明装置。
  8. レーザー光を発する光源を収容して、当該光源からの熱を放熱するヒートシンクであって、
    前記ヒートシンクは、天井における開口部の平面視形状よりも小さい第一形状で前記開口部を介して天井裏に配置され、前記天井裏で前記開口部の平面視形状よりも大きい第二形状となる
    ヒートシンク。
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