JP2018028739A - 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】管理ホスト装置がダウンした場合に、実行完了したジョブの情報を基に、迅速にリカバリを出来るようにすること。【解決手段】複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と接続する情報処理装置であって、前記複数のジョブを実行し、実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当て、前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを履歴データに書き込む。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
複数のホスト(管理ホスト、実行ホスト)でバッチジョブを分散して運用し、ジョブの実行状況を管理ホスト配下の管理データベース(DB)に記録するジョブスケジューリングシステムがある。ジョブスケジューリングシステムにおいて、管理ホストがダウンした場合、実行ホストでのジョブの実行状況を把握できず、管理DBとジョブの実行の実態が合わなくなる。
管理ホストの復旧後のリカバリとして、管理ホストのダウン中に実行されたジョブの実行状況を、スケジュール順に従い後続ジョブを実行するため順序性を守った上で管理DBに反映する(最新化)。
多重化された計算機システムにおいて、復旧中の計算機は、通常稼働中の計算機からタスクの動作状態を受信し、通常稼働中の計算機の動作状態と復旧中の計算機の動作状態を一致させる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−257243号公報 特開平6−44198号公報
管理ホストのリカバリにおいて、実行ホストでの大量のログの解析や管理ホストと実行ホスト間の大量のデータ転送などにより、迅速なリカバリが困難になる場合がある。
本発明は、管理ホスト装置がダウンした場合に、実行完了したジョブの情報を基に、迅速にリカバリを出来るようにすることである。
実施の形態に係る情報処理装置は、複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と接続する。前記情報処理装置は、実行部、採番部、送信部、および記憶部を備える。
前記実行部は、前記複数のジョブを実行する。
前記採番部は、実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当てる。
前記送信部は、前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを履歴データに書き込む。
前記記憶部は、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記履歴データを記憶する。
実施の形態に係る情報処理装置によれば、管理ホスト装置がダウンした場合に、実行完了したジョブの情報を基に、迅速にリカバリをすることが出来る。
実施の形態に係るシステムの構成図である。 管理DBの例を示す図である。 管理ホストの履歴データの例を示す図である。 実行ホストの履歴データの例を示す図である。 実施の形態に係るジョブ管理処理のフローチャートである。 実施の形態に係るジョブ管理処理の例を説明する図である。 実施の形態に係るリカバリ処理のフローチャートである。 実施の形態に係るリカバリ処理の例を説明する図である。 情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
管理DBを最新化する方法として、(1)管理DBを共用ボリューム(外部記憶装置)に配置し、最新状態の管理DBを管理ホストと実行ホストとで共有する方法がある。しかしながら、管理DBを共有する方法において、管理ホストと実行ホストと共用ボリュームのそれぞれの間の距離には制限があるため、管理ホストと実行ホストと共用ボリュームを物理的に接続不可能な可能性がある。また、管理ホストと実行ホストと共用ボリュームとを遠隔(リモート)接続する場合、遠隔接続するための装置が必要となり、コストが増加するという問題がある。
上記問題を回避する管理DBを最新化する他の方法として、(2)実行ホストのログを解析して管理DBに反映する方法がある。(2)の方法では、管理ホストの管理DB上で未完了となっているジョブを検出し、検出したジョブのジョブ名をキーにして実行ホストのログを解析する。そして、ログの解析の結果明らかになった実行ホストで完了しているジョブのうち管理ホストの管理DB上で未完了となっているジョブを完了順にソートし、管理DBへ反映する。
しかしながら、実行ホストのログを解析して管理DBに反映する方法では、管理DBとログの両方のデータを解析し、ジョブを完了順にソートする処理が必要となるため、処理が煩雑であり復旧までに時間がかかる。具体的には、数千〜数万単位の大量のジョブの完了状態を解析し、その情報を複数のホスト間でやりとりする場合もあるため、解析そのものに時間がかかる。また、大量の解析データの転送にも時間がかかるので、迅速なリカバリが困難である。
以下、図面を参照しながら実施の形態について説明する。
図1は、実施の形態に係るシステムの構成図である。
システム101は、管理ホスト201および実行ホスト301を備える。管理ホスト201と実行ホスト301は、Local Area Network(LAN)やWide Area Network(WAN)等のネットワーク401を介して接続している。尚、管理ホスト201および実行ホスト301は、物理ホストまたは仮想ホストのいずれでもよい。
管理ホスト201は、システム101で実行されるジョブを管理する。ジョブは、システム101において、スケジューリング管理の対象となるものである。ジョブは、例えば、プログラムやコマンド等である。
管理ホスト201は、ジョブスケジューラ部211、コマンド部221、エージェント部231、通信部241、記憶部251、および最終通番記憶部261を備える。管理ホスト201は、例えば、サーバやパーソナルコンピュータ(PC)等のコンピュータである。管理ホスト201は、情報処理装置の一例である。
ジョブスケジューラ部211は、管理DB271を参照し、設定されたスケジュールに基づいて、ジョブを投入する。
コマンド部221は、エージェント部231にリカバリを行うコマンド等を入力する。
エージェント部231は、イベント受信部232、リカバリ制御部233、および起動部234を備える。
イベント受信部232は、イベント送信部333からジョブの完了を示すジョブ完了情報を受信する。イベント受信部232は、ジョブ完了情報に基づいて、履歴データ281を更新する。
リカバリ制御部233は、最終通番記憶部261から最終通番を読み出し、実行ホスト301に送信する。
起動部234は、エージェント部231が停止および再起動した場合に、履歴データ281の最終レコードの通し番号を取得し、取得した通し番号を最終通番として最終通番記憶部261に記憶する。
通信部241は、実行ホスト301へのデータの送信や実行ホスト301からのデータの受信等の通信の制御を行う。
記憶部251は、管理ホスト201で使用されるデータやプログラム等を記憶する。記憶部251は、管理データベース(DB)271および履歴データ281を記憶する。
管理DB271には、管理ホスト201がスケジュール管理するジョブに関する情報が記載されており、ジョブの状態およびジョブの完了時刻や実行予定時刻などの情報を含む。
履歴データ281は、実行ホスト301において完了したジョブに関する情報である。尚、履歴データ281の詳細については後述する。
最終通番記憶部261は、受信したジョブ完了情報に含まれる通し番号を最終通番として記憶する。最終通番は、ジョブ完了情報が受信されるごとに更新される。すなわち、最終通番は、管理ホスト201が最後に受信したジョブ完了情報に含まれる通し番号である。尚、最終通番記憶部261は、記憶部251と同じ記憶装置であってもよい。
実行ホストは301、ジョブ実行部311、エージェント部331、通信部341、および記憶部351を備える。実行ホスト301は、例えば、サーバやPC等のコンピュータである。実行ホスト301は、情報処理装置の一例である。尚、実行ホスト301の数は、複数でもよく、その場合、管理ホスト201には複数の実行ホスト301のそれぞれに対応する複数の履歴データ281が用意される。また、実行ホスト301の数が複数の場合、最終通番記憶部261は、複数の実行ホスト301それぞれに対応する複数の最終通番を記憶する。
ジョブ実行部311は、ジョブを実行する。ジョブ実行部311は、ジョブイベント認識部312を含む。
ジョブイベント認識部312は、ジョブイベントを検出し、イベント送信部333にジョブイベントを通知する。ジョブイベントは、例えば、ジョブの開始またはジョブの完了である。
エージェント部331は、採番部332、イベント送信部333、およびリカバリ制御部334を含む。
採番部332は、完了したジョブに通し番号を割り当てる。通し番号は、初期値が1で、1ずつ増加する番号である。言い換えれば、採番部332は、実行ホスト301で完了したジョブの数をカウントし、何番目に完了したジョブであるかを示す値を通し番号として、完了したジョブに割り当てる。
イベント送信部333は、ジョブが完了したことを示すジョブ完了情報を通信部341を介してイベント受信部232に送信する。
リカバリ制御部334は、管理ホスト201から最終通番を受信し、最終通番に基づいて、履歴データ381のレコードを読み出す。
通信部341は、管理ホスト201へのデータの送信や管理ホスト201からのデータの受信等の通信の制御を行う。
記憶部351は、実行ホスト301で使用されるデータやプログラム等を記憶する。記憶部351は、履歴データ381を記憶する。
履歴データ381は、実行ホスト301において完了したジョブに関する情報である。尚、履歴データ381の詳細については後述する。
図2は、管理DBの例を示す図である。
管理DB271は、項目として、ジョブ名、状態、日付、および時刻を含む。管理DB271には、ジョブ名、状態、日付、および時刻が対応付けられて記載されている。
ジョブ名は、ジョブを識別する情報であり、ジョブの名前である。ジョブ名は、識別情報の一例である。以下、ジョブ名=AであるジョブをジョブAと表記する場合がある。例えば、ジョブ名=JOB_a、JOB_b、JOB_c、JOB_dであるジョブは、それぞれジョブJOB_a、ジョブJOB_b、ジョブJOB_c、ジョブJOB_dと表記する場合がある。
状態は、ジョブの状態を示す。「完了」はジョブが完了していることを示し、「実行中」はジョブが実行ホスト301で実行中であることを示し、「未実行」はジョブをまだ実行していないことを示す。
日付および時刻は、それぞれジョブに関する日付および時刻を示す。状態が「完了」の場合、日付と時刻はそれぞれ実行ホスト301でジョブが完了した日付と時刻を示す。状態が「実行中」の場合、日付と時刻はそれぞれ管理ホスト201がジョブを投入した日付および時刻を示す。状態が「未実行」の場合、日付と時刻はそれぞれジョブの投入予定の日付と時刻を示す。
図3は、管理ホストの履歴データの例を示す図である。
履歴データ281は、項目として、日付、時刻、通し番号、およびジョブ名を含む。履歴データ281には、日付、時刻、通し番号、およびジョブ名が対応付けられて記載されている。
日付および時刻は、それぞれ実行ホスト301でジョブが完了した日付と時刻を示す。
通し番号は、ジョブに割り当てられた通し番号である。通し番号は、ジョブが実行ホスト301で何番目に完了したジョブであるかを示す。
ジョブ名は、ジョブを識別する情報であり、ジョブの名前である。ジョブ名は、識別情報の一例である。
履歴データ281において、上から順に通し番号の順に完了したジョブに関する情報が記載される。
図4は、実行ホストの履歴データの例を示す図である。
履歴データ381は、項目として、日付、時刻、通し番号、およびジョブ名を含む。履歴データ381には、日付、時刻、通し番号、およびジョブ名が対応付けられて記載されている。
日付および時刻は、それぞれ実行ホスト301でジョブが完了した日付と時刻を示す。
通し番号は、ジョブに割り当てられた通し番号である。通し番号は、ジョブが実行ホスト301で何番目に完了したジョブであるかを示す。
ジョブ名は、ジョブを識別する情報であり、ジョブの名前である。ジョブ名は、識別情報の一例である。
履歴データ381において、上から順に通し番号の順に完了したジョブに関する情報が記載される。
上記のように、履歴データ281と履歴データ381は同じ形式である。下記に述べるように、履歴データ281と履歴データ381には、同じ情報が書き込まれ、管理ホスト201がダウン(停止)していない限り、履歴データ281の内容と履歴データ381の内容は同じ状態になっている。
図5は、実施の形態に係るジョブ管理処理のフローチャートである。
ステップS501において、エージェント部231は履歴データ281を初期化し、エージェント部331は履歴データ381を初期化する。尚、管理DB271には、管理ホスト201がスケジュール管理するジョブの情報が記載されているとする。
ステップS502において、ジョブスケジューラ部211は、管理DB271を参照し、未実行のジョブに設定されている日付および時刻(すなわち、ジョブの実行予定日時)に基づいて、ジョブを投入する。詳細には、ジョブスケジューラ部211は、現在の日付と時刻が未実行のジョブに設定されている日付および時刻になったら、当該ジョブを実行する指示を通信部241を介して実行ホスト301に送信する。ジョブスケジューラ部211は、管理DB271の投入したジョブのジョブ名に対応する状態を未実行から実行中に更新する。
ステップS503において、ジョブ実行部311は、ジョブの実行指示を受信し、ジョブを実行する。
ステップS504において、ジョブが完了すると、ジョブイベント認識部312は、ジョブの完了を検出し、イベント送信部333にジョブの完了と完了した日付と時刻を通知する。採番部332は、完了したジョブに通し番号を割り当てる。通し番号は、ジョブが完了した順に割り当てられる番号であり、実行ホスト301において何番目に完了したジョブであるかを示す。
ステップS505において、イベント送信部333は、完了したジョブの情報(ジョブが完了した日付と時刻、当該ジョブに割り当てられた通し番号、および当該ジョブのジョブ名)を最終レコードとして履歴データ381に追記する。完了したジョブの情報を履歴データ381の最後に追記していくことで、履歴データ381には、通し番号順(すなわちジョブが完了した順)に完了したジョブの情報が記載される。以下、ジョブが完了した日付、ジョブが完了した時刻、当該ジョブに割り当てられた通し番号、および当該ジョブのジョブ名を含む履歴データ381のレコードは、履歴レコードと称する。
ステップS506において、イベント送信部333は、ジョブが完了したことを示すジョブ完了情報を通信部341を介してイベント受信部232に送信する。ジョブ完了情報は、完了したジョブに関する履歴レコード(ジョブが完了した日付と時刻、当該ジョブに割り当てられた通し番号、および当該ジョブのジョブ名)を含む。
ステップS507において、イベント受信部232は、ジョブ完了情報を受信し、ジョブスケジューラ部211にジョブの完了を通知する。詳細には、イベント受信部232は、受信したジョブ完了情報に含まれる日付、時刻、およびジョブ名を通知する。
ステップS508において、イベント受信部232は、受信したジョブ完了情報に含まれる完了したジョブに関する履歴レコード(ジョブが完了した日付と時刻、当該ジョブに割り当てられた通し番号、および当該ジョブのジョブ名)を履歴データ281に最終レコードとして追記する。
ステップS509において、イベント受信部232は、受信したジョブ完了情報に含まれる通し番号を最終通番として最終通番記憶部261に記憶する。尚、既に最終通番記憶部261に最終通番が記憶されている場合、今回受信した通し番号で最終通番を更新する。これにより、最終通番は、管理ホスト201が受信した複数のジョブ完了情報のうち、最後に受信したジョブ完了情報に含まれる通し番号となる。
ステップS510において、ジョブスケジューラ部211は、管理DB271の完了したジョブのジョブ名に対応する状態を実行中から完了に更新し、日付と時刻をそれぞれジョブが完了した日付と時刻に更新する。
ステップS511において、ユーザから停止指示が入力された場合、ジョブ管理処理は終了し、停止指示が入力されない場合、制御はステップS502に戻る。
図6は、実施の形態に係るジョブ管理処理の例を説明する図である。
ここでは、ジョブJOB_cが実行され、ジョブJOB_cに関する履歴レコードが履歴データ281、381に登録され、ジョブJOB_cの情報が管理DB271に反映される場合について説明する。
ジョブスケジューラ部211は、管理DB271を参照し、現在の日付と時刻がジョブJOB_cに設定されている日付および時刻になったら、ジョブJOB_cを投入する(ステップS551)。すなわち、ジョブスケジューラ部211は、ジョブJOB_cを実行する指示を実行ホスト301に送信する。
ジョブ実行部311は、指示を受信すると、ジョブJOB_cを開始する(ステップS552)。
ジョブJOB_cが完了すると、ジョブイベント認識部312は、ジョブJOB_cの完了を検出し、エージェント部331(イベント送信部333)にジョブJOB_cの完了と完了した日付=2015/10/16と時刻=12:30:33を通知する(ステップS553)。
尚、ジョブJOB_cが完了した時点で、実行ホスト301において、ジョブJOB_a、ジョブJOB_b、およびジョブJOB_dはすでに完了しており、ジョブJOB_a、ジョブJOB_b、およびジョブJOB_dには通し番号=1,2,3がそれぞれ割り当てられている。また、履歴データ281、381には、ジョブJOB_a、ジョブJOB_b、およびジョブJOB_dの履歴レコードが記載されている。
採番部332は、完了したジョブJOB_cに通し番号=4を割り当てる。上記のように、ジョブJOB_a、ジョブJOB_b、およびジョブJOB_dはすでに完了しており、ジョブJOB_cは実行ホスト301において4番目に完了したため、通し番号は4となる。
エージェント部331(イベント送信部333)は、ジョブJOB_cが完了した日付=2015/10/16と時刻=12:30:33、通し番号=4、およびジョブ名=JOB_cを履歴データ381の最後に追記する(ステップS554)。
エージェント部331(イベント送信部333)は、ジョブJOB_cが完了したことを示すジョブ完了情報を管理ホスト201に送信する(ステップS555)。ジョブ完了情報は、ジョブJOB_cに関する履歴レコード(日付=2015/10/16、時刻=12:30:33、通し番号=4、およびジョブ名=JOB_c)を含む。
エージェント部231(イベント受信部232)は、受信したジョブJOB_cに関する履歴レコード(日付=2015/10/16、時刻=12:30:33、通し番号=4、およびジョブ名=JOB_c)を履歴データ281の最後に追記する(ステップS556)。エージェント部231(イベント受信部232)は、通し番号=4を最終通番として最終通番記憶部261に記憶する。すなわち、エージェント部231(イベント受信部232)は、最終通番を「4」に更新する。
エージェント部231(イベント受信部232)は、ジョブスケジューラ部211にジョブJOB_cの処理完了を通知する(ステップS557)。詳細には、エージェント部231(イベント受信部232)は、日付=2015/10/16、時刻=12:30:33、およびジョブ名=JOB_cをジョブスケジューラ部211に通知する。
ジョブスケジューラ部211は、ジョブJOB_cの完了を管理DB271に反映する(ステップS558)。詳細には、ジョブスケジューラ部211は、ジョブ名=JOB_cに対応する状態、日付、および時刻をそれぞれ「完了」、2015/10/16、および12:30:33に更新する。
図7は、実施の形態に係るリカバリ処理のフローチャートである。
ステップS601において、コマンド部221は、リカバリを指示するリカバリコマンドをエージェント部231に投入する。
ステップS602において、リカバリ制御部233は、最終通番記憶部261から最終通番を読み出す。
ステップS603において、リカバリ制御部233は、通信部241を介してリカバリ制御部334に最終通番を送信する。
ステップS604において、リカバリ制御部334は、最終通番を受信し、受信した最終通番に1加算した値を読み込み番号とし、履歴データ381の通し番号=読み込み番号である履歴レコードを読み込みレコードに設定する。すなわち、リカバリ制御部334は、通し番号=読み込み番号である履歴レコードに読み込み位置を設定する。
ステップS605において、リカバリ制御部334は、履歴データの381の設定された読み込みレコードを読み出す。すなわち、リカバリ制御部334は、設定された読み込み位置の履歴レコードを読み出す。
ステップS606において、イベント送信部333は、読み込みレコードに含まれるジョブ名のジョブが完了したことを示すジョブ完了情報を通信部341を介してイベント受信部232に送信する。ジョブ完了情報は、読み込みレコード、すなわち完了したジョブに関する履歴レコード(ジョブが完了した日付と時刻、当該ジョブに割り当てられた通し番号、および当該ジョブのジョブ名)を含む。
ステップS607において、イベント受信部232は、受信したジョブ完了情報に含まれる完了したジョブに関する履歴レコード(ジョブが完了した日付と時刻、当該ジョブに割り当てられた通し番号、および当該ジョブのジョブ名)を履歴データ281に最終レコードとして追記する。
ステップS608において、イベント受信部232は、ジョブ完了情報に含まれる通し番号を最終通番として最終通番記憶部261に記憶する。すなわち、イベント受信部232は、今回受信した通し番号で最終通番記憶部261に記憶されている最終通番を更新する。
ステップS609において、イベント受信部232は、ジョブスケジューラ部211にジョブ完了情報に含まれるジョブ名のジョブの処理完了を通知する。すなわち、イベント受信部232は、ジョブ完了情報に含まれるジョブ名、日付、および時刻をジョブスケジューラ部211に通知する。
ステップS610において、ジョブスケジューラ部211は、通知されたジョブの完了を管理DB271に反映する。詳細には、ジョブスケジューラ部211は、管理DB271において、受信したジョブ完了情報に含まれるジョブ名に対応する状態、日付、および時刻をそれぞれ「完了」、ジョブ完了情報に含まれる日付、およびジョブ完了情報に含まれる時刻に更新する。
ステップS611において、全てのレコードが処理済みの場合(すなわち、履歴データ381の最終通番より大きい通し番号を含む履歴レコードを全て読み出した場合)、処理は終了する。また、全てのレコードが処理済みでない場合(すなわち、履歴データ381の最終通番より大きい通し番号を含む履歴レコードを全て読み出していない場合)、リカバリ制御部334は、履歴データ381の読み込みレコードを今回読み出した履歴レコードの次の行の履歴レコードに設定し、制御はステップ605に戻る。
図8は、実施の形態に係るリカバリ処理の例を説明する図である。
図8のシステム101において、ジョブJOB_aおよびジョブJOB_bが投入され、実行ホスト301において、ジョブJOB_b、ジョブJOB_aの順に完了し、ジョブJOB_bには、通し番号=1、ジョブJOB_aには、通し番号=2が割り当てられている。履歴データ281、381それぞれには、ジョブJOB_aおよびジョブJOB_bの履歴レコードが記載されている。また、管理DB271においてジョブ名=JOB_a、JOB_bのジョブの状態は完了となっている(不図示)。また、最終通番記憶部261には、最終通番=2が記憶されている。
管理ホスト201は、ジョブJOB_cおよびジョブJOB_dを投入後、ジョブJOB_cおよびジョブJOB_dの完了前にダウンしたとする。また、実行ホスト301において、管理ホスト201のダウン中に、ジョブJOB_cおよびジョブJOB_dは、ジョブJOB_d、ジョブJOB_cの順に実行完了し、履歴データ381にはジョブJOB_dおよびジョブJOB_cの履歴レコードが記載されている。ジョブJOB_dおよびジョブJOB_cには、通し番号=3および通し番号=4がそれぞれ割り当てられている。管理ホスト201は、ダウン中のため、履歴データ281には、ジョブJOB_dおよびジョブJOB_cの履歴レコードは記載されていない。また、管理ホスト201は、ダウン中のため、管理DB271において、ジョブJOB_dおよびジョブJOB_cの状態は反映されておらず、「実行中」となっている。
上記のような状態から管理ホスト201を再起動し、リカバリ処理を開始する。
コマンド部221は、リカバリを指示するリカバリコマンドをエージェント部231に投入する(ステップS651)。
エージェント部231(リカバリ制御部233)は、最終通番記憶部261から最終通番=2を読み出し、実行ホスト301に最終通番=2を送信する(ステップS652)。
エージェント部331(リカバリ制御部334)は、受信した最終通番=2に1加算した3を読み込み番号とし、履歴データ381の通し番号=3である履歴レコードを読み込みレコードに設定する(ステップS653)。これにより、履歴データ381の3行目の通し番号=3であるジョブJOB_dの履歴レコードが読み込みレコード(読み込み位置)に設定される。
エージェント部331(リカバリ制御部334)は、履歴データの381の設定された読み込みレコード、すなわち通し番号=3であるジョブJOB_dの履歴レコードを読み出す。エージェント部331(イベント送信部333)は、ジョブJOB_dが完了したことを示すジョブ完了情報を管理ホスト201に送信する(ステップS654)。ジョブ完了情報は、ジョブJOB_dに関する履歴レコード(日付=2015/10/16、時刻=11:30:08、通し番号=3、およびジョブ名=JOB_d)を含む。
エージェント部231(イベント受信部232)は、ジョブJOB_dに関する履歴レコード(日付=2015/10/16、時刻=11:30:08、通し番号=3、およびジョブ名=JOB_d)を履歴データ281の最後に追記する。また、エージェント部231(イベント受信部232)は、通し番号=3を最終通番として最終通番記憶部261に記憶する。すなわち、エージェント部231(イベント受信部232)は、最終通番を「3」に更新する。また、エージェント部231(イベント受信部232)は、ジョブスケジューラ部211にジョブJOB_dの処理完了を通知する(ステップS655)。エージェント部231(イベント受信部232)は、日付=2015/10/16、時刻=11:30:08、およびジョブ名=JOB_dをジョブスケジューラ部211に通知する。
ジョブスケジューラ部211は、ジョブJOB_dの完了を管理DB271に反映する(ステップS656)。詳細には、ジョブスケジューラ部211は、ジョブ名=JOB_dに対応する状態、日付、および時刻をそれぞれ「完了」、2015/10/16、および11:30:08に更新する。
エージェント部331(リカバリ制御部334)は、ジョブJOB_dの履歴レコードは、履歴データ381の最終レコードではないため、読み出しレコードをジョブJOB_dの履歴レコードの次の履歴レコード、すなわち通し番号=4であるジョブJOB_cの履歴レコードに設定する。
エージェント部331(リカバリ制御部334)は、履歴データの381の設定された読み込みレコード、すなわち通し番号=4であるジョブJOB_cの履歴レコードを読み出す。エージェント部331(イベント送信部333)は、ジョブJOB_cが完了したことを示すジョブ完了情報を管理ホスト201に送信する(ステップS654’)。ジョブ完了情報は、ジョブJOB_cに関する履歴レコード(日付=2015/10/16、時刻=12:30:33、通し番号=4、およびジョブ名=JOB_c)を含む。
エージェント部231(イベント受信部232)は、ジョブJOB_cに関する履歴レコード(日付=2015/10/16、時刻=12:30:33、通し番号=4、およびジョブ名=JOB_c)を履歴データ281の最後に追記する。また、エージェント部231(イベント受信部232)は、通し番号=4を最終通番として最終通番記憶部261に記憶する。すなわち、エージェント部231(イベント受信部232)は、最終通番を「4」に更新する。また、エージェント部231(イベント受信部232)は、ジョブスケジューラ部211にジョブJOB_cの処理完了を通知する(ステップS655’)。エージェント部231(イベント受信部232)は、日付=2015/10/16、時刻=12:30:33、およびジョブ名=JOB_cをジョブスケジューラ部211に通知する。
ジョブスケジューラ部211は、ジョブJOB_cの完了を管理DB271に反映する(ステップS656’)。詳細には、ジョブスケジューラ部211は、ジョブ名=JOB_cに対応する状態、日付、および時刻をそれぞれ「完了」、2015/10/16、および12:30:33に更新する。
上記の処理により、システム101のジョブの最新の実行状況が管理DB271と履歴データ281に反映される。
実施の形態に係るシステムによれば、最終通番を用いることより、大量のデータの解析や送信を行うことなく、管理DBに反映されていない実行ホストで完了しているジョブを容易に検出でき、迅速にリカバリを行うことが出来る。
図9は、情報処理装置(コンピュータ)の構成図である。
実施の形態の管理ホスト201および実行ホスト301は、例えば、図9に示すような情報処理装置(コンピュータ)1によって実現可能である。
情報処理装置1は、CPU2、メモリ3、入力装置4、出力装置5、記憶部6、記録媒体駆動部7、及びネットワーク接続装置8を備え、それらはバス9により互いに接続されている。
CPU2は、情報処理装置1全体を制御する中央処理装置である。CPU2は、ジョブスケジューラ部211、コマンド部221、エージェント部231、通信部241、ジョブ実行部311、エージェント部331、および通信部341として動作する。
メモリ3は、プログラム実行の際に、記憶部6(あるいは可搬記録媒体10)に記憶されているプログラムあるいはデータを一時的に記憶するRead Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等のメモリである。CPU2は、メモリ3を利用してプログラムを実行することにより、上述した各種処理を実行する。
この場合、可搬記録媒体10等から読み出されたプログラムコード自体が実施の形態の機能を実現する。
入力装置4は、ユーザ又はオペレータからの指示や情報の入力、情報処理装置1で用いられるデータの取得等に用いられる。入力装置4は、例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、カメラ、またはセンサ等である。
出力装置5は、ユーザ又はオペレータへの問い合わせや処理結果を出力したり、CPU2による制御により動作する装置である。出力装置5は、例えば、ディスプレイ、またはプリンタ等である。
記憶部6は、例えば、磁気ディスク装置、光ディスク装置、テープ装置等である。情報処理装置1は、記憶部6に、上述のプログラムとデータを保存しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。メモリ3および記憶部6は、最終通番記憶部261および記憶部251,351に対応する。
記録媒体駆動部7は、可搬記録媒体10を駆動し、その記録内容にアクセスする。可搬記録媒体としては、メモリカード、フレキシブルディスク、Compact Disk Read Only Memory(CD−ROM)、光ディスク、光磁気ディスク等、任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体が用いられる。ユーザは、この可搬記録媒体10に上述のプログラムとデータを格納しておき、必要に応じて、それらをメモリ3に読み出して使用する。
ネットワーク接続装置8は、Local Area Network(LAN)やWide Area Network(WAN)等の任意の通信ネットワークに接続され、通信に伴うデータ変換を行う通信インターフェースである。ネットワーク接続装置8は、通信ネットワークを介して接続された装置へデータの送信または通信ネットワークを介して接続された装置からデータを受信する。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と接続する情報処理装置であって、前記複数のジョブを実行する実行部と、実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当てる採番部と、前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを履歴データに書き込む送信部と、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記履歴データを記憶する記憶部と、 を備えることを特徴とする情報処理装置。
(付記2)
前記管理ホスト装置から前記管理ホスト装置が最後に受信した完了情報に含まれる前記通し番号である最終通番を受信し、前記最終通番に基づいて、前記複数のレコードから1以上のレコードを読み出し、前記読み出したレコードに含まれるジョブの識別情報と通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信するリカバリ制御部をさらに備えることを特徴とする付記1記載の情報処理装置。
(付記3)
前記リカバリ制御部は、前記複数のレコードのうち、前記最終通番より大きい通し番号を含むレコードを読み出すことを特徴とする付記2記載の情報処理装置。
(付記4)
複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と前記複数のジョブを実行する実行ホスト装置を備える情報処理システムであって、前記実行ホスト装置は、前記複数のジョブを実行する実行部と、実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当てる採番部と、前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを第1の履歴データに書き込む送信部と、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第1の履歴データを記憶する第1の記憶部と、を備え、前記管理ホスト装置は、最後に受信した完了情報に含まれる前記通し番号を最終通番として記憶する第2の記憶部と、前記完了情報を受信し、前記完了情報に含まれるジョブの識別情報と通し番号とを含むレコードを第2の履歴データに書き込み、前記完了情報に含まれる前記通し番号で前記最終通番を更新する受信部と、前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブの状態を含む管理データベースと、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第2の履歴データを記憶する第3の記憶部と、前記完了情報に基づいて前記管理データベースを更新するスケジューラ部と、を備えることを特徴とする情報処理システム。
(付記5)
前記管理ホスト装置は、前記最終通番を前記実行ホストに送信する第1のリカバリ制御部をさらに備え、前記実行ホスト装置は、前記最終通番を受信し、前記最終通番に基づいて、前記第1の履歴データの前記複数のレコードから1以上のレコードを読み出し、前記読み出したレコードに含まれるジョブの識別情報と通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信する第2のリカバリ制御部をさらに備えることを特徴とする付記4記載の情報処理システム。
(付記6)
前記第1のリカバリ制御部は、前記第1の履歴データの前記複数のレコードのうち、前記最終通番より大きい通し番号を含むレコードを読み出すことを特徴とする付記5記載の情報処理システム。
(付記7)
複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と前記複数のジョブを実行する実行ホスト装置を備える情報処理システムが実行する情報処理方法であって、前記実行ホスト装置は、前記複数のジョブを実行し、実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に前記通し番号を割り当て、前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを第1の履歴データに書き込み、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第1の履歴データを記憶する第1の記憶部を備え、前記管理ホスト装置は、前記完了情報を受信し、前記完了情報に含まれるジョブの識別情報と前記通し番号とを含むレコードを第2の履歴データに書き込み、前記完了情報に含まれる前記通し番号で最終通番を更新し、前記完了情報に基づいて前記管理データベースを更新し、最後に受信した完了情報に含まれる通し番号を前記最終通番として記憶する第2の記憶部と、前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブの状態を含む管理データベースと、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第2の履歴データを記憶する第3の記憶部と、を備えることを特徴とする情報処理方法。
(付記8)
前記管理ホスト装置は、前記最終通番を前記実行ホストに送信し、前記実行ホスト装置は、前記最終通番を受信し、前記最終通番に基づいて、前記第1の履歴データの前記複数のレコードから1以上のレコードを読み出し、前記読み出したレコードに含まれるジョブの識別情報と通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信する処理をさらに備えることを特徴とする付記7記載の情報処理方法。
(付記9)
前記実行ホスト装置は、前記第1の履歴データの前記複数のレコードのうち、前記最終通番より大きい通し番号を含むレコードを読み出すことを特徴とする付記8記載の情報処理方法。
(付記10)
複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と接続するコンピュータに、前記複数のジョブを実行し、実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当て、前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを履歴データに書き込む処理を実行させるプログラム。
(付記11)
前記コンピュータは、実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記履歴データを記憶する記憶部を備え、前記管理ホスト装置から前記管理ホスト装置が最後に受信した完了情報に含まれる前記通し番号である最終通番を受信し、前記最終通番に基づいて、前記複数のレコードから1以上のレコードを読み出し、前記読み出したレコードに含まれるジョブの識別情報と通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信する処理をさらに前記コンピュータに実行させることを特徴とする付記10記載のプログラム。
(付記12)
前記読み出す処理は、前記複数のレコードのうち、前記最終通番より大きい通し番号を含むレコードを読み出すことを特徴とする付記11記載のプログラム。
101 システム
201 管理ホスト
211 ジョブスケジューラ部
221 コマンド部
231 エージェント部
232 イベント受信部
233 リカバリ制御部
234 起動部
241 通信部
251 記憶部
261 最終通番記憶部
271 管理DB
281 履歴データ
301 実行ホスト
311 ジョブ実行部
331 エージェント部
332 採番部
333 イベント送信部
334 リカバリ制御部
341 通信部
351 記憶部
381 履歴データ

Claims (6)

  1. 複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と接続する情報処理装置であって、
    前記複数のジョブを実行する実行部と、
    実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当てる採番部と、
    前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを履歴データに書き込む送信部と、
    前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記履歴データを記憶する記憶部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記管理ホスト装置から前記管理ホスト装置が最後に受信した完了情報に含まれる前記通し番号である最終通番を受信し、前記最終通番に基づいて、前記複数のレコードから1以上のレコードを読み出し、前記読み出したレコードに含まれるジョブの識別情報と通し番号とを前記管理ホスト装置に送信するリカバリ制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記リカバリ制御部は、前記複数のレコードのうち、前記最終通番より大きい通し番号を含むレコードを読み出すことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. 複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と前記複数のジョブを実行する実行ホスト装置を備える情報処理システムであって、
    前記複数のジョブを実行する実行部と、
    実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当てる採番部と、
    前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを第1の履歴データに書き込む送信部と、
    実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第1の履歴データを記憶する第1の記憶部と、
    を備え、
    前記管理ホスト装置は、
    最後に受信した完了情報に含まれる前記通し番号を最終通番として記憶する第2の記憶部と、
    前記完了情報を受信し、前記完了情報に含まれるジョブの識別情報と通し番号とを含むレコードを第2の履歴データに書き込み、前記完了情報に含まれる前記通し番号で前記最終通番を更新する受信部と、
    前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブの状態を含む管理データベースと、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第2の履歴データを記憶する第3の記憶部と、
    前記完了情報に基づいて前記管理データベースを更新するスケジューラ部と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  5. 複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と前記複数のジョブを実行する実行ホスト装置を備える情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
    前記実行ホスト装置は、
    前記複数のジョブを実行し、
    実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に前記通し番号を割り当て、
    前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、
    前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを第1の履歴データに書き込み、
    前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第1の履歴データを記憶する第1の記憶部を備え、
    前記管理ホスト装置は、
    前記完了情報を受信し、
    前記完了情報に含まれるジョブの識別情報と前記通し番号とを含むレコードを第2の履歴データに書き込み、
    前記完了情報に含まれる前記通し番号で最終通番を更新し、
    前記完了情報に基づいて前記管理データベースを更新し、
    最後に受信した完了情報に含まれる通し番号を前記最終通番として記憶する第2の記憶部と、前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブの状態を含む管理データベースと、前記実行完了した前記複数のジョブの識別情報と前記複数のジョブそれぞれに割り当てた前記通し番号を含む複数のレコードを含む前記第2の履歴データを記憶する第3の記憶部と、を備えることを特徴とする情報処理方法。
  6. 複数のジョブのスケジュールを管理する管理ホスト装置と接続するコンピュータに、
    前記複数のジョブを実行し、
    実行完了した前記複数のジョブそれぞれに実行完了した順に通し番号を割り当て、
    前記複数のジョブのうち実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含む完了情報を前記管理ホスト装置に送信し、
    前記実行完了したジョブの識別情報と前記実行完了したジョブに割り当てられた前記通し番号とを含むレコードを履歴データに書き込む
    処理を実行させるプログラム。
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