JP2018028245A - 湯水混合水栓 - Google Patents
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Abstract
Description
このバルブ支持部材において、従来は黄銅などの金属材料で構成されることが多かったが、近年では、黄銅に含まれる金属の流出などの問題や材料費削減の関係からバルブ支持部材を樹脂で構成することが求められている。
そのため、抜け止め部材の係合部および支持部がバルブ支持部材に対して当接する虞が減少する。
従って、抜け止め部材挿入穴へ挿入された抜け止め部材による、バルブ支持部材へ持続的に応力が作用しないため、クリープ変形が発生せずバルブ支持部材が壊れにくくなる。これにより、給水ホースおよび給湯ホースを長期間確実にバルブ支持部材に接続することができる。
そのため、抜け止め部材に対し、挿入口側に向かう自然な力がかかっても、係合部が狭窄部に引っかかり、抜け止め部材がバルブ支持部材から抜けることを防止する。
そのため、抜け止め部材の係合部がテーパ部を通過している状態では、係合部の傾斜面とテーパ部の傾斜面とは当接するため、中心方向に向かってガイドされ、抜け止め部材のバルブ支持部材への挿入性を向上させることができる。
そのため、抜け止め部材が、平板状であることにより、抜け止め部材の作製時に三次元的な加工が不要となるため、簡便に抜け止め部材を作製することができる。
そのため、突起が給水ホースおよび給湯ホースの環状溝に収まっていることにより、給水ホースおよび給湯ホースを引き抜こうとした際に給水ホースおよび給湯ホースが抜け止め部材の突起および係合部と当接するため、給水ホースおよび給湯ホースを2点で支持することができ、より確実に給水ホースおよび給湯ホースをバルブ支持部材内に保持することができる。
そのため、バルブ支持部材の抜け止め部材挿入穴が、バルブ支持部材を貫通していることにより、抜け止め部材挿入穴の挿入口とは反対側から抜け止め部材を押しだせるため、抜け止め部材を外すことになった場合に簡便に抜け止め部材を外すことができる。
具体的には、バルブ支持部材30の外周面に形成された挿入口35から給水路31と給湯路32との間に繋がる抜け止め部材挿入穴36(図4参照)に抜け止め部材40が挿入されており、抜け止め部材40が、給水ホース21および給湯ホース22に夫々凹設された環状溝21a、22aと当接している。そのため、抜け止め部材40が、環状溝21a、22aの上面に引っかかり、給水ホース21および給湯ホース22がバルブ支持部材30から落下することを防止している。
図4は図2における抜け止め構造を示すA1−A1断面図である。
そのため、係合部41aおよび支持部41bが、抜け止め部材挿入穴36に対して当接しない。つまり、挿入部41はバルブ支持部材30に当接しない。
従って、挿入部41によりバルブ支持部材30へ持続的に作用する応力が抑制されるためクリープ変形が発生せず、バルブ支持部材30が壊れにくくなり、給水ホース21および給湯ホース22を長期間確実にバルブ支持部材30に接続することができる。
なお、抜け止め部材40の材質はコストや挿入性を考慮して樹脂で成形してもよい。
そのため、係合部41aが給水ホースの環状溝21aと給湯ホースの環状溝22aとに係合した状態では、抜け止め部材40に対し、挿入口35側に向かう自然な力がかかっても、係合部41aが狭窄部38に引っかかり、抜け止め部材40が抜けることを防止する。
そのため、抜け止め部材40の一部を掴んで引き出すことができる。
さらに、抜け止め部材挿入穴36は、バルブ支持部材30を貫通するように形成されている。
従って、抜け止め部材40を挿入した側と反対側(後方側)から抜け止め部材40を押し出せるために、抜け止め部材40を外す際も、簡便に抜け止め部材40を外すことができる。
そのため、係合部41aがテーパ部39を通過している状態では、係合部41aの傾斜面とテーパ部39の傾斜面とは当接するため、左右方向における中心軸Cに向かってガイドされ、抜け止め部材40のバルブ支持部材30への挿入性を向上させることができる。
れるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、
本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、抜け止め部材40が備える要素の形状、寸法、材質、配置などや抜け止め部材40の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
Claims (6)
- 内部に給水路と給湯路とを有し、樹脂によって形成されたバルブ支持部材と、
前記給水路に接続された給水ホースおよび前記給湯路に接続された給湯ホースと、
前記給水路および前記給湯路から供給された水と湯とを混合して吐水する混合弁バルブと、を備えた湯水混合水栓であって、
前記バルブ支持部材は、外周面に挿入口が開口していて、前記給水路と前記給湯路との間から外周面に設けられた挿入口まで繋がる抜け止め部材挿入穴を有し、
前記給水ホースと前記給湯ホースは、前記給水路と前記給湯路へ挿入される外周面に凹設された環状溝を有し、
前記抜け止め部材挿入穴へ挿入された抜け止め部材が前記環状溝と係合していることで、前記バルブ支持部材に前記給水ホースと前記給湯ホースとが固定され、
前記抜け止め部材挿入穴は、前記給水ホースの前記環状溝と前記給湯ホースの前記環状溝との距離が最短となる最短部と連通し、
前記最短部よりも前記挿入口側に前記最短部よりも狭い狭窄部を有し、
前記抜け止め部材は、前記給水ホースの前記環状溝と前記給湯ホースの前記環状溝とが対向した空間に挿入されて前記環状溝内部に位置する係合部と、この係合部よりも幅が狭く、前記抜け止め部材挿入穴との間に空隙を有する支持部とを有することを特徴とする湯水混合水栓。 - 少なくとも前記係合部の最大幅より、前記狭窄部の幅が小さいことを特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
- 前記抜け止め部材挿入穴は、前記挿入口から前記狭窄部に向かうにつれて、狭まっていくようなテーパ部を有しており、
前記係合部は、後方から前方に向かうにつれて、狭まっていくようなテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の湯水混合水栓。 - 前記抜け止め部材が、平板状であることを特徴とする請求項3に記載の湯水混合水栓。
- 前記抜け止め部材は、前記バルブ支持部材への挿入方向に延び一端に前記係合部および前記支持部を有する直線状の挿入部と、該挿入部の他端から前記バルブ支持部材への挿入方向と直交する方向に延びる腕部とを有した略T字状の部材であり、
前記腕部が、両端部に前記バルブ支持部材への挿入方向に突出する突起を有し、該突起が、前記給水ホースおよび前記給湯ホースの前記環状溝に収まっていることを特徴とする請求項4に記載の湯水混合水栓。 - 前記抜け止め部材挿入穴は、前記バルブ支持部材を貫通していることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1つに記載の湯水混合水栓。
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