JP2018028244A - 局部洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル本体の吐水口に汚れが付着することをノズルカバーによって抑え、かつノズル本体とノズルカバーの位置が不意に切り替わることを抑えることのできる局部洗浄装置を、コンパクトな構造で提供する。【解決手段】局部洗浄装置は、ノズルカバー2に対するノズル本体1の相対位置を、ノズルカバー2のスライド位置に応じて切り替える機構を備える。この機構は、ノズル本体1に装着される中間部材5を用いた機構であり、ノズルカバー2が所定のスライド位置にあるときは、中間部材5の突起51がノズルカバー2の第1引掛溝251に引っ掛かり、ノズルカバー2が別のスライド位置に至ったときには、中間部材5が回転し、突起51がノズルカバー2の第2引掛溝252に引っ掛かるように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、局部洗浄装置に関し、より詳細には、ノズル本体と、このノズル本体の少なくとも一部を覆うノズルカバーを備える局部洗浄装置に関する。
従来、ノズルを備える局部洗浄装置として、ノズルの互いに異なる箇所に二つの吐水口(おしり洗浄用の吐水口とビデ洗浄用の吐水口)を設けた局部洗浄装置が知られている。このような局部洗浄装置においては、二つの吐水口のうち非使用時の吐水口に汚れが付着しやすいという問題があった。
これに対して、特許文献1に記載の局部洗浄装置(衛生洗浄装置)では、二つの吐水口を有するノズル本体を、一つの噴出開口を有するノズルカバーで覆い、ノズルカバーとノズル本体の相対位置を変更することで、二つの吐水口の一方だけがノズルカバーの噴出開口に連通するように設けている。特許文献1に記載の局部洗浄装置によれば、二つの吐水口のうち非使用時の吐水口がノズルカバーに覆われ、汚れの付着が抑えられる。
特開2009−275393号公報
特許文献1に記載の局部洗浄装置において、ノズル本体とノズルカバーの間の相対的な位置決めは、ノズル本体が有する二つの凹陥部の一方に、ノズルカバーに設けた金属片の突起が弾性的に嵌入することで行われる。ノズル本体とノズルカバーの間の相対的な位置変更は、ノズル本体の移動を規制した状態でノズルカバーを移動させ、この際に加わる負荷によって金属片を弾性変形させ、一方の凹陥部から外した突起を他方の凹陥部に嵌入させることで行われる。
しかし、特許文献1に記載の局部洗浄装置においては、ノズル本体とノズルカバーの相対位置が不意に切り替わる事態を抑えようとすると、構造の大型化を招くという問題があった。
というのも、特許文献1に記載の局部洗浄装置は、金属片の突起が凹陥部に嵌り込む弾性的な保持力で、ノズルカバーをノズル本体に保持する構造であるから、この弾性的な保持力が弱いと、ノズル本体とノズルカバーの相対位置が不意に変更されやすくなる。これを避けるために、金属片による弾性的な保持力を大きく設定した場合には、この保持力を超えてノズル本体とノズルカバーの相対位置を変更させるために、ノズルカバーを移動させる強力な駆動機構(大型のモータ等)が必要となり、結果的に構造が大型化する。
本発明は、ノズル本体の吐水口に汚れが付着することをノズルカバーによって抑え、かつノズル本体とノズルカバーの相対位置が不意に切り替わることを抑えることができる局部洗浄装置を、コンパクトな構造で提供可能にすることを、目的とする。
本発明の一様態に係る局部洗浄装置は、一方向に伸びるように形成され、第1吐水口と第2吐水口を前記一方向に沿って互いに距離をあけて有するノズル本体と、前記ノズル本体の少なくとも一部を覆い、かつ前記ノズル本体との間で前記一方向の相対位置が変更自在となるように連結され、前記第1吐水口と前記第2吐水口の一方に選択的に連通可能な一つの貫通孔を有するノズルカバーと、前記ノズルカバーを前記一方向に沿って前後にスライド自在に支持するベースと、前記ノズルカバーを前記一方向にスライドさせ、前記ベースに対する前記ノズルカバーのスライド位置を、所定の収納位置と、前記収納位置より前側の第1洗浄位置と、前記第1洗浄位置より前側の第2洗浄位置との間で、自在に変更させる駆動機構と、前記ノズルカバーに対する前記ノズル本体の相対位置を、前記第1吐水口が前記貫通孔に連通する第1の相対位置と、前記第2吐水口が前記貫通孔に連通する第2の相対位置との間で切り替える切替機構と、を具備する。
前記切替機構は、前記ノズル本体に対して周方向に回転自在に装着され、かつ、外方に突出する突起を有する中間部材と、前記突起が挿入されるように前記ノズルカバーに形成された溝部と、前記中間部材を、前記ノズルカバーのスライド位置に応じて回転させる回転操作部と、を備える。
前記溝部は、互いに連続し、かつ前記突起が選択的に引っ掛かることができる第1引掛溝と第2引掛溝を含む。
前記回転操作部は、前記ノズルカバーが前記収納位置にあるときに、前記中間部材を、前記突起が前記第1引掛溝に引っ掛かる第1の回転位置に保持させ、これにより、前記ノズル本体を前記ノズルカバーに対して前記第1の相対位置で保持させ、前記ノズルカバーが前記第2洗浄位置にあるときには、前記中間部材を、前記突起が前記第2引掛溝に引っ掛かる第2の回転位置に保持させ、これにより、前記ノズル本体を前記ノズルカバーに対して前記第2の相対位置で保持させるように構成されている。
本発明は、ノズル本体の吐水口に汚れが付着することをノズルカバーによって抑え、かつノズル本体とノズルカバーの相対位置が不意に切り替わることを抑えることができる局部洗浄装置を、コンパクトな構造で提供することが可能になるという効果を奏する。
図1は、一実施形態の局部洗浄装置を示す斜視図である。 図2は、同上の局部洗浄装置のベースを示す斜視図である。 図3Aは、同上の局部洗浄装置の主要部を示す斜視図であり、図3Bは、同上の局部洗浄装置の主要部を示す分解斜視図である。 図4は、同上の主要部を示す側断面図である。 図5は、同上の主要部を示す側面図である。 図6Aは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わる前の状態を示す側面図であり、図6Bは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わる途中の第1状態を示す側面図であり、図6Cは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わる途中の第2状態を示す側面図であり、図6Dは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わった状態を示す側面図である。 図7Aは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わる前の状態を示す下面図であり、図7Bは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わる途中の第1状態を示す下面図であり、図7Cは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わる途中の第2状態を示す下面図であり、図7Dは、同上の主要部がビデ洗浄の形態に切り替わった状態を示す下面図である。 図8Aは、同上の主要部が収納形態に切り替わる前の状態を示す側面図であり、図8Bは、同上の主要部が収納形態に切り替わる途中の第1状態を示す側面図であり、図8Cは、同上の主要部が収納形態に切り替わる途中の第2状態を示す側面図であり、図8Dは、同上の主要部が収納形態に切り替わった状態を示す側面図である。 図9は、同上の局部洗浄装置が備える溝部内を突起が移動する様子を示す側面図である。
一実施形態の局部洗浄装置について、添付図面に基づいて詳述する。図1には、本実施形態の局部洗浄装置の全体を示している。図2には、本実施形態の局部洗浄装置のベース9を示し、図3Aと図3Bには、本実施形態の局部洗浄装置の主要部(ベース9に支持されるノズルの部分)を示している。
本実施形態の局部洗浄装置は、使用者の局部洗浄を行うために便器(図示略)に設置される装置であり、便器に設置されるベース9と、一方向D1に沿ってベース9にスライド自在に支持されたノズルカバー2と、ノズルカバー2に連結されたノズル本体1を備える。
さらに、本実施形態の局部洗浄装置は、ノズルカバー2を一方向D1に沿って前後に駆動させる駆動機構3を備える。駆動機構3はベース9に配されている。ノズル本体1は、ノズルカバー2に牽引されることで、ノズルカバー2と共に前後に駆動される。
本文中で用いる「前側」は、局部洗浄時にノズルカバー2とノズル本体1が一方向D1に沿って突出する側であり、「後側」はこれの反対側である。ノズルカバー2の一方向D1に沿ったスライド範囲のうち、最も後側の位置が所定の収納位置P0である(図1、図4等参照)。
本実施形態の局部洗浄装置では、収納位置P0よりも一方向D1に沿って前側に第1洗浄位置P1(図5参照)が設けられている。ノズルカバー2が第1洗浄位置P1にあるときに、使用者のおしり洗浄を行う。第1洗浄位置P1よりも一方向D1に沿ってさらに前側に、第2洗浄位置P2(図6D,図7D参照)が設けられている。ノズルカバー2が第2洗浄位置P2にあるときに、使用者のビデ洗浄を行う。おしり洗浄は肛門の洗浄であり、ビデ洗浄は女性器の洗浄である。
ノズル本体1のノズルカバー2に対する相対位置は、ノズルカバー2のスライド位置に応じて、機構的に切り替えられる。ノズル本体1の相対位置を切り替える機構が、本実施形態の局部洗浄装置が備える切替機構4である。
切替機構4は、ノズルカバー2を一方向D1に沿ってスライドさせる駆動力(駆動機構3が与える駆動力)を利用して、ノズル本体1の相対位置を、第1の相対位置と第2の相対位置の間で切り替える機構である。ノズル本体1の第1の相対位置は、収納時やおしり洗浄時に選択される相対位置である。ノズル本体1の第2の相対位置は、ビデ洗浄時に選択される相対位置である。
切替機構4は、ノズル本体1とノズルカバー2の間に介在する筒状の中間部材5を用いて、構成されている(図3A、図3B等参照)。中間部材5は、ノズル本体1に対して周方向の所定範囲内で移動自在に連結され、かつ、ノズルカバー2に対して一方向D1及び周方向の所定範囲内で移動自在に連結されている。切替機構4は、ノズルカバー2のスライド位置に応じて中間部材5を動作させ、中間部材5を介して、ノズルカバー2に対するノズル本体1の相対位置を切り替える機構である。切替機構4の詳細な構造については、後述する。
以下、本実施形態の局部洗浄装置が備える各構成について、さらに詳しく説明する。
(ノズル本体)
図3Bに示すように、ノズル本体1は、一方向D1に伸びるように形成されたロッド状の部材である。ノズル本体1は、その内部に、第1流路11と第2流路12を別々に有する(図4参照)。第1流路11の下流端開口が、おしり洗浄用の洗浄水を上方に吐出させる第1吐水口110である。第2流路12の下流端開口が、ビデ洗浄用の洗浄水を上方に吐出させる第2吐水口120である。
第1吐水口110と第2吐水口120は、ともにノズル本体1の前側部分に設けられており、第1吐水口110と第2吐水口120は一方向D1に並んで位置する。第2吐水口120は第1吐水口110よりも前側に位置する。なお、本実施形態の局部洗浄装置とは異なり、第1吐水口110からビデ洗浄用の洗浄水が吐出され、第2吐水口120からおしり洗浄用の洗浄水が吐出される構造も採用可能である。
(ノズルカバー)
ノズルカバー2は、ノズル本体1の外周を覆うように円筒状に形成された部材である(図3A、図3B参照)。ノズル本体1とノズルカバー2は、一方向D1の所定範囲内において相対移動自在に連結されている。
ノズルカバー2は、局部洗浄用の洗浄水を上方に吐出させるための一つの貫通孔20を有する。貫通孔20は、筒状のノズルカバー2を径方向に貫通する孔であり、ノズル本体1が有する第1吐水口110と第2吐水口120の一方に選択的に連通するように設けられている。
ノズルカバー2の貫通孔20が、ノズル本体1の第1吐水口110と第2吐水口120のいずれに連通するかは、ノズル本体1とノズルカバー2の相対的な位置関係によって決定される。つまり、ノズル本体1がノズルカバー2に対して第1の相対位置に保持されるときには、貫通孔20は、おしり洗浄用の第1吐水口110に連通する。ノズル本体1がノズルカバー2に対して第2の相対位置に保持されるときには、貫通孔20は、ビデ洗浄用の第2吐水口120に連通する。
本実施形態の局部洗浄装置において、ノズルカバー2は、ノズル本体1のうち前側から2/3程度を覆うように構成されているが、ノズル本体1の少なくとも前側部分(第1吐水口110と第2吐水口120が位置する部分)を覆うように構成されていればよい。
(ベース)
ベース9は、便器に設置されるベース本体90と、ノズルカバー2(ひいてはノズルカバー2とノズル本体1からなるノズル全体)をスライド自在に支持する支持部95を、一体に備える(図1、図2参照)。
支持部95は、一方向D1に伸びるように設けられたガイドレール951と、ガイドレール951よりも前側に設けられた外周支持部953を含む。
ガイドレール951は、ノズルカバー2が一体に有する支持片部21に対して、一方向D1にスライド自在に嵌り合うように構成されている。ノズルカバー2のスライド移動は、支持片部21とガイドレール951が嵌り合うことのできる所定範囲内に規制される。
外周支持部953は、ノズルカバー2のうち一方向D1の一部領域を囲んで位置し、その一部領域を支持する。
(駆動機構)
駆動機構3は、ノズルカバー2を、最も後側の位置である収納位置P0と、収納位置P0よりも前側の第1洗浄位置P1と、第1洗浄位置P1よりも前側の第2洗浄位置P2との間で、一方向D1に沿って前後にスライドさせる機構である。
本実施形態の局部洗浄装置において、駆動機構3は、駆動モータ31、ピニオンギア32およびフレキシブルラック33を含む。駆動モータ31は、ベース本体90に設置されている。ピニオンギア32は、ベース本体90が有するギア収納部902内に回転自在に収納されている。フレキシブルラック33は、ベース本体90が有するラック収納部903内にスライド自在に収納されている。
駆動機構3が備える駆動モータ31によってピニオンギア32が正逆回転し、ピニオンギア32に噛み合うフレキシブルラック33が進退することで、フレキシブルラック33に連結されたノズルカバー2が一方向D1に沿って前進または後退する。
なお、駆動機構3はこの構造に限定されず、ノズルカバー2を一方向D1に沿って進退させることができるものであれば、他の構造も採用可能である。
(切替機構)
切替機構4は、上述したように、ノズル本体1のノズルカバー2に対する相対位置を、第1の相対位置(図1、図3A、図4、図5、図8D参照)と、第2の相対位置(図6D、図7D、図8A参照)の間で切り替える機構である。
切替機構4は、ノズル本体1とノズルカバー2の間に介在する筒状の中間部材5と、中間部材5を動作させる機構とで、構成されている。具体的には、中間部材5と、中間部材5の一部(後述の突起51)が挿入されるようにノズルカバー2に設けられた溝部25と、ノズルカバー2のスライドに伴って中間部材5を回転させる回転操作部7によって、切替機構4が構成されている。回転操作部7は、中間部材5の一部(後述の操作体55)と、この一部に摺接(摺りながら接触)して中間部材5を回転させるようにベース9側に設けられた第1面910および第2面920を含む。
中間部材5について、さらに説明する。
中間部材5は、外方に突出する突起51と操作体55を有する。図3Bに示すように、突起51は、中間部材5の周方向に距離をあけて二つ設けられている。操作体55は、二つの突起51のうち一方の突起51の先端部分に、一体に設けられている。二つの突起51のうち一方の突起51からさらに外方に突出する部分が、操作体55である。
ノズルカバー2の溝部25について、さらに説明する。
ノズルカバー2の溝部25は、中間部材5の二つの突起51が一対一で挿入されるように、ノズルカバー2の周方向に距離をあけて二つ設けられている。
図3B、図9等に示すように、溝部25は、一方向D1に伸びる中央溝250と、中央溝250の前側部分からノズルカバー2の周方向に延長された第1引掛溝251と、中央溝250の後側部分からノズルカバー2の周方向に延長された第2引掛溝252を含む。第1引掛溝251と第2引掛溝252は、中央溝250を通じて互いに連続しており、溝部25は全体としてクランク状に形成されている。
中央溝250は、ここに挿入された突起51が一方向D1に沿って移動することのできる形状を有する。第1引掛溝251と第2引掛溝252は、ノズルカバー2の周方向に沿って互いに反対側に延長された形状を有する。第1引掛溝251と第2引掛溝252はともに、突起51が引っ掛かることのできる形状を有する(図9等参照)。
第1引掛溝251に引っ掛かる位置にある突起51は、図9において矢印a1で示すようなクランク状の経路を通じて、第2引掛溝252に引っ掛かる位置にまで移動することができる。第2引掛溝252に引っ掛かる位置にある突起51は、図9において矢印a2で示すようなクランク状の経路(矢印a1とは反対の経路)を通じて、第1引掛溝251に引っ掛かる位置にまで移動することができる。
中間部材5の突起51が第1引掛溝251に引っ掛かる状態において、ノズル本体1は、ノズルカバー2に対して第1の相対位置(おしり洗浄用の相対位置)にある。突起51が第2引掛溝252に引っ掛かる状態において、ノズル本体1は、ノズルカバー2に対して第2の相対位置(ビデ洗浄用の相対位置)にある。
ベース9側の第1面910と第2面920について、さらに説明する。
中間部材5の操作体55が摺接するように設けられた第1面910と第2面920は、一方向D1に互いに距離をあけて位置し、互いに対向する。第1面910は、ベース本体90に固定された第1ガイド部材91が有する傾斜面である。第2面920は、ベース本体90に固定された第2ガイド部材92が有する傾斜面である。第2ガイド部材92は、第1ガイド部材91の前方に距離をあけて位置する。
第1面910と第2面920は共に、ノズルカバー2がスライドする方向(一方向D1)に対して傾斜した面であり、僅かに湾曲している。第1面910と第2面920は、互いに略平行である。
ノズルカバー2と共に中間部材5が一方向D1に沿ってスライドする際に、中間部材5の操作体55が第1面910または第2面920に摺接することで、中間部材5が周方向に回転し、その回転位置を変更する。
このように、本実施形態の局部洗浄装置では、中間部材5に設けられた操作体55と、ベース9に設けられた第1面910および第2面920で、中間部材5を周方向に回転させる回転操作部7が構成されている。
本実施形態の局部洗浄装置では、ノズルカバー2が一方向D1に沿って前後にスライドする際に、中間部材5の操作体55が第1面910や第2面920に摺接することで、中間部材5のノズル本体1に対する回転位置が、二つの回転位置の間で切り替えられる。この二つの回転位置は、おしり洗浄時に選択される第1の回転位置と、ビデ洗浄時に選択される第2の回転位置である。
ノズルカバー2が一方向D1の後側にスライドして収納位置P0に至る際に、中間部材5が第2の回転位置にあれば、中間部材5の操作体55は第1面910に摺接する(図8A〜図8D参照)。操作体55が第1面910に摺接することで、中間部材5は第1の回転位置にまで回転する。これにより、突起51が溝部25の第1引掛溝251に引っ掛かり、ノズル本体1が、おしり洗浄用の第1の相対位置に保持される。
ノズルカバー2が一方向D1の前側にスライドし、第1洗浄位置P1を通過して第2洗浄位置P2に至るときに、中間部材5が第1の回転位置にあれば、中間部材5の操作体55は第2面920に摺接する(図6A〜図6D、図7A〜図7D参照)。操作体55が第2面920に摺接することで、中間部材5は第2の回転位置にまで回転する。これにより、突起51が溝部25の第2引掛溝252に引っ掛かり、ノズル本体1が、ビデ洗浄用の第2の相対位置に保持される。
(抵抗付与機構)
さらに、本実施形態の局部洗浄装置は、中間部材5が第1の回転位置と第2の回転位置の間で切り替わる途中で、中間部材5の回転に弾性的な抗力を付与するための機構を備えている。この機構が、中間部材5が不意に回転することを抑える抗力付与機構8である。
抗力付与機構8は、中間部材5に一体に設けられた弾性部材57と、中間部材5が回転する際に弾性部材57の一部(後述の突起部分571)が押し当たるようにノズル本体1に設けられた凸状部16を備える。
弾性部材57は、中間部材5の周方向に沿って伸びる板バネ状の部材であり、弾性部材57の長手方向の両端部が、中間部材5の後側の端縁部に、一体に連結されている。弾性部材57の長手方向の中央部分からは、突起部分571が後側に突出している(図7A〜図7D等参照)。
中間部材5が第1の回転位置と第2の回転位置の間で切り替わる際に、弾性部材57の突起部分571が凸状部16に押し当たることで、板バネ状の弾性部材57が全体的に撓み、中間部材5の回転途中で、回転に対して弾性的な抗力を付与する。
(第2洗浄位置に至るときの動作)
次に、ノズルカバー2が前側にスライドしてビデ洗浄用の第2洗浄位置P2に至るときの各部の動作を、図6A〜図6D、図7A〜図7Dに基づいて説明する。
図6A、図7Aに示す状態において、中間部材5は、おしり洗浄時に選択される第1の回転位置にある。このとき、中間部材5の突起51が第1引掛溝251に引っ掛かった状態で、ノズル本体1は、ノズルカバー2に対して第1の相対位置に保持されている。第1の相対位置において、ノズルカバー2の貫通孔20は、おしり洗浄用の第1吐水口110と連通している。
ここからノズルカバー2が前側にスライドすると、図6Bに示すように、操作体55はベース9側の第2面920に摺接しながら中間部材5を周方向に回転させ、これにより突起51が第1引掛溝251を抜けて中央溝250の前側部分に至る。
さらにノズルカバー2が前側にスライドすると、図6Cに示すように、操作体55が第1面910に押し当たった状態で、突起51が中央溝250内を一方向D1に沿って後側に移動する。
さらに、ノズルカバー2が第2洗浄位置P2に至るまで前側にスライドすると、図6Dに示すように、操作体55は第2面920に摺接しながら中間部材5を周方向に回転させ、中間部材5を第2の回転位置に切り替える。この段階で、突起51は第2引掛溝252に引っ掛かる状態にあり、ノズル本体1は、ノズルカバー2に対して第2の相対位置に保持される。第2の相対位置において、ノズルカバー2の貫通孔20は、ビデ洗浄用の第2吐水口120と連通する。
また、図7A〜図7Dに示すように、中間部材5が第1の回転位置から第2の回転位置にまで回転する途中(第1の回転位置と第2の回転位置の中間位置)で、中間部材5と一体に回転する弾性部材57の突起部分571が、ノズル本体1の凸状部16に押し当たる。突起部分571は、弾性部材57全体が撓むことによって、凸状部16を乗り越えて回転する。このとき、中間部材5には回転に対する弾性的な抗力が付与される。
(収納位置に至るときの動作)
次に、ノズルカバー2が後側にスライドして収納位置P0に至るときの各部の動作を、図8A〜図8Dに基づいて順に説明する。
図8Aの状態において、中間部材5は、ビデ洗浄時に選択される第2の回転位置にある。このとき、中間部材5の突起51が第2引掛溝252に引っ掛かった状態で、ノズル本体1は、ノズルカバー2に対して第2の相対位置に保持されている。第2の相対位置において、ノズルカバー2の貫通孔20は、ビデ洗浄用の第2吐水口120と連通している。
ここからノズルカバー2が後側にスライドすると、図8Bに示すように、操作体55はベース9側の第1面910に摺接しながら中間部材5を周方向に回転させ、これにより突起51が第2引掛溝252を抜けて中央溝250の後側部分に至る。
さらにノズルカバー2が後側にスライドすると、図8Cに示すように、操作体55が第2面920に押し当たった状態で、突起51が中央溝250内を一方向D1に沿って前側に移動する。
さらに、ノズルカバー2が収納位置P0に至るまで後側にスライドすると、図8Dに示すように、操作体55は第1面910に摺接しながら中間部材5を周方向に回転させ、中間部材5を第1の回転位置に切り替える。この段階で、突起51は第1引掛溝251に引っ掛かる状態にあり、ノズル本体1は、ノズルカバー2に対して第1の相対位置に保持される。第1の相対位置において、ノズルカバー2の貫通孔20は、おしり用の第1吐水口110と連通する。
中間部材5が第2の回転位置から第1の回転位置にまで回転する途中においても、中間部材5が有する弾性部材57の突起部分571が凸状部16に押し当たり、弾性部材57全体が撓むことによって、中間部材5の回転に弾性的な抗力が付与される。
このように、本実施形態の局部洗浄装置によれば、ノズルカバー2が収納位置P0にあるときは、ノズルカバー2の貫通孔20がおしり洗浄用の第1吐水口110に連通するように、自動的にセットされる。
収納位置P0にあるノズルカバー2が前側にスライドすると、ノズルカバー2は、貫通孔20が第1吐水口110に連通する状態を、突起51と第1引掛溝251の引っ掛かりにより保持しながら、第1洗浄位置P1に至るまでノズル本体1と一体にスライドする。
さらにノズルカバー2が、第1洗浄位置P1を超えて第2洗浄位置P2に至るまで前側にスライドすると、ノズルカバー2の貫通孔20がビデ洗浄用の第2吐水口120に連通するように、ノズルカバー2とノズル本体1の相対位置が切り替わる。ここで切り替わったノズルカバー2とノズル本体1の相対位置は、突起51と第2引掛溝251の引っ掛かりにより保持される。
ここからノズルカバー2が収納位置P0に至るまで後側にスライドすると、ノズルカバー2の貫通孔20がおしり洗浄用の第1吐水口110に連通するように、ノズルカバー2とノズル本体1の相対位置が切り替わる。
したがって、本実施形態の局部洗浄装置によれば、ノズルカバー2が第1洗浄位置P1にあるときには、おしり洗浄用の第1吐水口110とノズルカバー2の貫通孔20を通じて洗浄水を上方に吐出し、第2吐水口120はノズルカバー2で覆うことができる。ノズルカバー2が第2洗浄位置P2にあるときには、ビデ洗浄用の第1吐水口110とノズルカバー2の貫通孔20を通じて洗浄水を上方に吐出し、第2吐水口120はノズルカバー2で覆うことができる。
しかも、ノズルカバー2が収納位置P0と第1洗浄位置P1の間で前後にスライドするときに、ノズルカバー2とノズル本体1の相対位置は、第1引掛溝251に突起51が引っ掛かることによって、機構的に保持される。ノズルカバー2が第1洗浄位置P1を超えて第2洗浄位置P2に至るまで前側にスライドしたときに、ノズルカバー2とノズル本体1の相対位置は、中間部材5の回転によって円滑に切り替えられる。ここで切り替えられたノズルカバー2とノズル本体1の相対位置は、第2引掛溝251に突起51が引っ掛かることによって、機構的に保持される。
(効果)
以上、添付図面に基づいて詳述したように、本実施形態の局部洗浄装置は、ノズル本体1、ノズルカバー2、ベース9、駆動機構3および切替機構4を具備する。
ノズル本体1は、一方向D1に伸びるように形成され、第1吐水口110と第2吐水口120を一方向D1に沿って互いに距離をあけて有する。
ノズルカバー2は、ノズル本体1の少なくとも一部を覆い、かつノズル本体1との間で相対位置が変更自在となるように連結され、第1吐水口110と第2吐水口120の一方に選択的に連通可能な一つの貫通孔20を有する。
ベース9は、ノズルカバー2を一方向D1に沿って前後にスライド自在に支持する。
駆動機構3は、ノズルカバー2を一方向D1にスライドさせ、ベース9に対するノズルカバー2のスライド位置を、所定の収納位置P0と、収納位置P0より前側の第1洗浄位置P1と、第1洗浄位置P1より前側の第2洗浄位置P2との間で、自在に変更させる。
切替機構4は、ノズルカバー2に対するノズル本体1の相対位置を、第1吐水口110が貫通孔20に連通する第1の相対位置と、第2吐水口120が貫通孔20に連通する第2の相対位置との間で切り替える。
切替機構4は、中間部材5、溝部25および回転操作部7を備える。中間部材5は、ノズル本体1に対して周方向に回転自在に装着され、かつ、外方に突出する突起51を有する。溝部25は、突起51が挿入されるようにノズルカバー2に形成されている。回転操作部7は、中間部材5をノズルカバー2のスライド位置に応じて回転させる。
溝部25は、互いに連続し、かつ突起51が選択的に引っ掛かることのできる第1引掛溝251と第2引掛溝252を含む。
回転操作部7は、ノズルカバー2が収納位置P0にあるときには、中間部材5を、突起51が第1引掛溝251に引っ掛かる第1の回転位置に保持させ、これにより、ノズル本体1をノズルカバー2に対して第1の相対位置で保持させる。回転操作部7は、ノズルカバー2が第2洗浄位置P2にあるときには、中間部材5を、突起51が第2引掛溝252に引っ掛かる第2の回転位置に保持させ、これにより、ノズル本体1をノズルカバー2に対して第2の相対位置で保持させる。
したがって、本実施形態の局部洗浄装置では、ノズル本体1の第1吐水口110と第2吐水口120のうち、一方だけを貫通孔20に連通させて局部洗浄を行い、第1吐水口110と第2吐水口120のうち使用しない側はノズルカバー2で覆うことができる。これにより、第1吐水口110と第2吐水口120のうち使用しない側に汚れが付着することが抑えられる。
加えて、ノズル本体1とノズルカバー2の相対位置は、突起51が第1引掛溝251に引っ掛かるか、または第2引掛溝252に引っ掛かることによって、機構的に保持される。そのため、外力(たとえば洗浄水供給用のホースのテンション等)がかかっても、ノズル本体1とノズルカバー2の相対位置が不意に切り替わることは抑えられる。しかも、駆動機構3によりノズルカバー2をスライドさせれば、ノズル本体1とノズルカバー2の相対位置は円滑に切り替わるので、駆動機構3として大きな出力の機構(大型のモータ等)を備える必要がなく、機構全体のコンパクト化や、低コスト化が図られる。
また、本実施形態の局部洗浄装置は、下記の構成を付加的に備える。
つまり、本実施形態の局部洗浄装置において、溝部25は、第1引掛溝251と第2引掛溝252の間に設けられた中央溝250を、さらに含む。中央溝250は、突起51が一方向D1に沿って前後に移動可能となるように設けられている。第1引掛溝251は、中央溝250の前側の部分から周方向に沿って延長されている。第2引掛溝252は、中央溝250の後側の部分から周方向に沿って第1引掛溝251とは反対側に延長されている。
したがって、本実施形態の局部洗浄装置では、中間部材5の突起51が、中央溝250を通じて第1引掛溝251と第2引掛溝252の間で移動することによって、ノズル本体1の相対位置が第1の相対位置と第2の相対位置の間で円滑に切り替わる。
また、本実施形態の局部洗浄装置は、下記の構成を付加的に備える。
つまり、本実施形態の局部洗浄装置において、回転操作部7は、中間部材5に設けられた操作体55と、ベース9に設けられた第1面910と、ベース9の第1面910とは一方向D1に離れた箇所に設けられた第2面920を含む。回転操作部7は、ノズルカバー2が一方向D1の後側にスライドして収納位置P0に至るときに、第1面910に操作体55が摺接することで中間部材5を第1の回転位置にまで回転させる。回転操作部7は、ノズルカバー2が一方向D1の前側にスライドして第1洗浄位置P1から第2洗浄位置P2に至るときに、第2面920に操作体55が摺接することで中間部材5を第2の回転位置にまで回転させる。
このように、本実施形態の局部洗浄装置では、ノズルカバー2を前後にスライドさせれば、操作体55が第1面910や第2面920に摺接することによって、ノズル本体1とノズルカバー2の相対位置が円滑に切り替わる。そのため、駆動機構3として大きな出力を発揮する機構を備える必要がなく、機構全体のコンパクト化や、低コスト化が図られる。
また、本実施形態の局部洗浄装置は、下記の構成を付加的に備える。
つまり、本実施形態の局部洗浄装置において、操作体55は、突起51と一体に設けられている。
したがって、本実施形態の局部洗浄装置によれば、突起51と操作体55を有する中間部材5をコンパクトに形成することができ、装置全体のコンパクト化や低コスト化が図られる。
また、本実施形態の局部洗浄装置は、下記の構成を付加的に備える。
つまり、本実施形態の局部洗浄装置は、抗力付与機構8をさらに具備する。抗力付与機構8は、中間部材5が第1の回転位置と第2の回転位置の間で切り替わる途中で、中間部材5の回転に弾性的な抗力を付与する機構である。
したがって、本実施形態の局部洗浄装置によれば、中間部材5が回転してノズル本体1とノズルカバー2の相対位置が不意に変更されるといった事態が、より効果的に抑えられる。
また、本実施形態の局部洗浄装置は、下記の構成を付加的に備える。
つまり、本実施形態の局部洗浄装置において、抗力付与機構8は、中間部材5に設けられた弾性部材57と、ノズル本体1に設けられた凸状部16を含む。抗力付与機構8は、中間部材5が第1の回転位置と第2の回転位置の間で切り替わる途中で、弾性部材57の一部が凸状部16に当たって弾性的な抗力を付与するように構成されている。
したがって、本実施形態の局部洗浄装置によれば、中間部材5が回転してノズル本体1とノズルカバー2の相対位置が不意に変更されるといった事態が、弾性部材57と凸状部16を用いたシンプルな構造によって、効果的に抑えられる。
以上、添付図面に示す実施形態に基づいて局部洗浄装置を説明したが、局部洗浄装置は前記実施形態に限定されず、適宜の設計変更を行うことが可能である。
1 ノズル本体
110 第1吐水口
120 第2吐水口
16 凸状部
2 ノズルカバー
20 貫通孔
25 溝部
250 中央溝
251 第1引掛溝
252 第2引掛溝
3 駆動機構
4 切替機構
5 中間部材
51 突起
55 操作体
57 弾性部材
7 回転操作部
8 抗力付与機構
9 ベース
910 第1面
920 第2面
D1 一方向
P0 収納位置
P1 第1洗浄位置
P2 第2洗浄位置

Claims (6)

  1. 一方向に伸びるように形成され、第1吐水口と第2吐水口を前記一方向に沿って互いに距離をあけて有するノズル本体と、
    前記ノズル本体の少なくとも一部を覆い、かつ前記ノズル本体との間で前記一方向の相対位置が変更自在となるように連結され、前記第1吐水口と前記第2吐水口の一方に選択的に連通可能な一つの貫通孔を有するノズルカバーと、
    前記ノズルカバーを前記一方向に沿って前後にスライド自在に支持するベースと、
    前記ノズルカバーを前記一方向にスライドさせ、前記ベースに対する前記ノズルカバーのスライド位置を、所定の収納位置と、前記収納位置より前側の第1洗浄位置と、前記第1洗浄位置より前側の第2洗浄位置との間で、自在に変更させる駆動機構と、
    前記ノズルカバーに対する前記ノズル本体の相対位置を、前記第1吐水口が前記貫通孔に連通する第1の相対位置と、前記第2吐水口が前記貫通孔に連通する第2の相対位置との間で切り替える切替機構と、を具備し、
    前記切替機構は、
    前記ノズル本体に対して周方向に回転自在に装着され、かつ、外方に突出する突起を有する中間部材と、
    前記突起が挿入されるように前記ノズルカバーに形成された溝部と、
    前記中間部材を、前記ノズルカバーのスライド位置に応じて回転させる回転操作部と、を備え、
    前記溝部は、
    互いに連続し、かつ前記突起が選択的に引っ掛かることができる第1引掛溝と第2引掛溝を含み、
    前記回転操作部は、
    前記ノズルカバーが前記収納位置にあるときに、前記中間部材を、前記突起が前記第1引掛溝に引っ掛かる第1の回転位置に保持させ、これにより、前記ノズル本体を前記ノズルカバーに対して前記第1の相対位置で保持させ、前記ノズルカバーが前記第2洗浄位置にあるときには、前記中間部材を、前記突起が前記第2引掛溝に引っ掛かる第2の回転位置に保持させ、これにより、前記ノズル本体を前記ノズルカバーに対して前記第2の相対位置で保持させるように構成されている
    ことを特徴とする局部洗浄装置。
  2. 前記溝部は、
    前記第1引掛溝と前記第2引掛溝の間に設けられた中央溝を、さらに含み、
    前記中央溝は、前記突起が前記一方向に沿って前後に移動可能となるように設けられ、
    前記第1引掛溝は、前記中央溝の前側の部分から前記周方向に沿って延長され、
    前記第2引掛溝は、前記中央溝の後側の部分から前記周方向に沿って前記第1引掛溝とは反対側に延長されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の局部洗浄装置。
  3. 前記回転操作部は、
    前記中間部材に設けられた操作体と、前記ベースに設けられた第1面と、前記ベースの前記第1面とは前記一方向に離れた箇所に設けられた第2面と、を含み、
    前記ノズルカバーが前記一方向の後側にスライドして前記収納位置に至るときに、前記第1面に前記操作体が摺接することで前記中間部材を前記第1の回転位置にまで回転させ、
    前記ノズルカバーが前記一方向の前側にスライドして前記第1洗浄位置から前記第2洗浄位置に至るときに、前記第2面に前記操作体が摺接することで前記中間部材を前記第2の回転位置にまで回転させるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の局部洗浄装置。
  4. 前記操作体は、前記突起と一体に設けられている
    ことを特徴とする請求項3に記載の局部洗浄装置。
  5. 前記中間部材が前記第1の回転位置と前記第2の回転位置の間で切り替わる途中で、前記中間部材の回転に弾性的な抗力を付与する抗力付与機構を、さらに具備する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の局部洗浄装置。
  6. 前記抗力付与機構は、
    前記中間部材に設けられた弾性部材と、前記ノズル本体に設けられた凸状部と、を含み、
    前記中間部材が前記第1の回転位置と前記第2の回転位置の間で切り替わる途中で、前記弾性部材の一部が前記凸状部に当たって弾性的な抗力を付与するように構成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の局部洗浄装置。
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