JP2018027399A - 遊技球揚送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機島への着脱が容易な遊技球揚送装置を提供する。【解決手段】遊技球揚送装置20は、下部の球取込口から取り込んだ遊技球を揚送して上部の球排出口から排出する揚送機構を内部に備えたリフト本体ユニット21と、遊技機島の内部であって天板より下方に固定されると共に、上部の出し入れ口からリフト本体ユニット21を上下方向に出し入れ可能に収容し、収容状態でリフト本体ユニット21の球取込口および球排出口が外部に連通するようにされたアウターケース22とを備える。リフト本体ユニット21は、遊技機本体を扉のように開いた状態の外枠を通る大きさにされており、アウターケース22から引き上げて取り外したリフト本体ユニット21を、遊技機の外枠を通して遊技機島の外に取り出して修理・点検できる。【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ玉などの遊技球を低所から高所に揚送する遊技球揚送装置に係り、特に、天板より下方の遊技機島内に設けられる遊技球揚送装置に関する。
複数の遊技機を併設収容する遊技機島では、下り傾斜した回収樋を遊技機島の長手方向に沿って遊技機の下方に設置し、遊技機から排出された遊技球をこの回収樋で受け止め、所定の集約場所まで転がして搬送し、回収することが行われる。
傾斜した回収樋により遊技球を円滑に搬送するためには、回収樋の傾斜角度を一定以上にする必要があるが、大型の長い遊技機島では、たとえば、島端から島中央までを1本の連続した回収樋で構成すると、高低差に対して全長が長くなるので、必要な傾斜を確保できなくなる。そこで、回収樋を分割し、その間に、遊技球を低所から高所に搬送する小型の遊技球揚送装置を設けることが行われる。また、遊技機島内を循環する遊技球が不足したときは、下部タンクに貯留されている遊技球を遊技球揚送装置で揚送した後、回収樋に流して補給するといったことが行われる(たとえば、特許文献1、2参照)。
特開平8−84846号公報 特開2006−341028号公報
前述した遊技球揚送装置は、遊技機島の内部であって遊技機より下方、すなわち、遊技機島の天板より下に設置されている。そのため、遊技球揚送装置に異常が発生した場合の復旧や定期点検の作業は、遊技機島の下部の側板を取り外すなどして、低い姿勢で行わなければならず、作業者への体力的負担が大きかった。また、遊技機島内部の暗所での作業となるため、細部の視認も困難で作業性がよくない。さらに、遊技球揚送装置は複数のボルト等で遊技機島に直接固定されているので、修理等のために遊技球揚送装置を遊技機島から取り外そうとしても、容易ではなかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、遊技機島への着脱が容易な遊技球揚送装置を提供することを目的とするものである。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]下部に球取込口を上部に球排出口を備え、前記球取込口から取り込んだ遊技球を揚送して前記球排出口から排出するリフト本体ユニットと、
部の出し入れ口を通じて前記リフト本体ユニットを出し入れ可能に収容し、収容した状態で前記リフト本体ユニットの前記球取込口および前記球排出口が外部に連通するようにされたアウターケースと、
を備え、
前記リフト本体ユニットは、前記球排出口側に斜めに傾斜させた形状の筐体を備え、
前記リフト本体ユニットを、前記出し入れ口を通じて前記アウターケースの中に所定の下限位置まで前記傾斜を起こして降下させた後、前記球排出口側に傾けると前記リフト本体ユニットが前記アウターケースに挿着され、
前記アウターケースに挿着されて傾いた状態の前記リフト本体ユニットを起こした後、上方に引き上げると、前記リフト本体ユニットが前記アウターケースから離脱する
ことを特徴とする遊技球揚送装置。
上記発明では、遊技球揚送装置は、下部の球取込口から取り込んだ遊技球を揚送して上部の球排出口から排出するリフト本体ユニットと、上部の出し入れ口からリフト本体ユニットを上下方向に出し入れ可能に収容でき、収容状態でリフト本体ユニットの球取込口および球排出口が外部に連通するようにされたアウターケースとを備える。リフト本体ユニットは、球排出口側に斜めに傾斜させた形状の筐体を備えており、アウターケースから引き上げて取り外したリフト本体ユニットを、遊技機の外枠を通して遊技機島の外に取り出して修理・点検することができる。
上記発明では、リフト本体ユニットを、揚送中に揚送ベルト等から遊技球が落下し難い、傾斜した状態に設置することができる。
本発明に係る遊技球揚送装置によれば、容易に遊技機島に着脱することができ、メンテナンス性が向上する。
本発明の実施の形態に係る遊技球揚送装置を備えた遊技機島の概観を示す図である。 遊技機島の内部構造の一部を示す図である。 外枠に対して遊技機本体を扉のように開いた状態の遊技機を示す図である。 アウターケースにリフト本体ユニットを出し入れする様子およびアウターケースにリフト本体ユニットを挿着した状態の遊技球揚送装置を示す斜視図である。 球取込口側から見たリフト本体ユニットを示す斜視図である。 球排出口側から見たリフト本体ユニットを示す斜視図である。 リフト本体ユニットの断面図である。 単体のリフトバケットを示す斜視図である。 リフトバケットの側面および連結シャフトを介して連結した状態のリフトバケットの側面を示す図である。 リフトバケットを、連結シャフトを介して回動自在に連結した状態を示す正面図である。 リフト本体ユニットの筐体の下端を成す底板部を示す図である。 揚送ベルトの下端部においてリフトバケットに入った遊技球に押されて内側底板が移動した状態を示す図である。 テンションユニットを示す斜視図である。 テンションユニットを示す上面図である。 駆動軸ユニットを示す斜視図である。 駆動軸ユニットを示す正面図である。 従動ユニットを示す図である。 取り込み側から見たアウターケースを示す斜視図である。 アウターケースを示す正面図である。 アウターケースのB−B断面図である。 アウターケースの正面側の下部を示す斜視図である。 アウト球絞り金具を示す斜視図である。 アウト球絞り金具を示す正面図である。 リフト本体ユニットをアウターケースに挿着する手順を示す図である。 アウターケースにリフト本体ユニットを挿着した状態の遊技球揚送装置を示す正面図である。 アウターケースにリフト本体ユニットを挿着した状態の遊技球揚送装置を球取込口側から見た斜視図である。 アウターケースにリフト本体ユニットを挿着した状態の遊技球揚送装置を球排出口側から見た斜視図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る遊技球揚送装置20を備えた遊技機島2の概観を示し、図2は遊技機島2の内部構造の一部を示している。遊技機島2は、表裏面に遊技機3を背中合わせにした状態で多数並設収容しており、これらの遊技機3で遊技に使用される遊技球を遊技機島2の中で循環させて繰り返し使用するための各種設備機器を収容している。ここでは、遊技機3はパチンコ機であり、遊技球はパチンコ球である。
遊技機島2は、長手方向の両端、中央およびこれらの間の所定箇所で床面に立設された複数の島柱と、遊技機島2の長手方向に架け渡されてこれらの島柱を繋ぐ島枠などからなる骨組みに、各種の設備機器や化粧板を取り付けて構成される。
各遊技機3は、遊技機の前に設置される椅子に座ったときに、丁度、遊技者が遊技を行い易い高さとなるように遊技機島2に取り付けられる。具体的には、図2に示すように、設置する遊技機3の下端の高さで遊技者側へ突き出すようにされた水平な天板7を、遊技機島2の表面側と裏面側のそれぞれにおいて遊技機島2の長手方向に掛け渡してあり、該天板7の上に遊技機3が設置される。
図1に示すように、各遊技機3の下方には、遊技機3から排出された遊技球を回収し、遊技機島2の中央に立設された揚送研磨装置4に向けて搬送する回収樋5が設けてある。揚送研磨装置4は、回収樋5によって回収された遊技球を清掃・研磨しながら遊技機島2の上部へ搬送する。
回収樋5は、下り傾斜して設置され、遊技球は、傾斜した回収樋5の中を重力によって下端側に向けて転がる。回収樋5は、複数に分割されており、その間に小型の遊技球揚送装置20(所謂、ミニリフト)が配置してある。回収樋5および遊技球揚送装置20は、遊技機島2の天板7より下方に取り付けられる。遊技球揚送装置20は、下り傾斜した回収樋5aの中を転がって終端(低所)に至った遊技球を取り込んで揚送し、次の回収樋5bの始端に排出する機能を果たす。遊技球揚送装置20を、複数に分割してジグザグに配置した回収樋5の繋ぎ目に介挿することで、回収樋5の取り得る高低差が天板の下方の高さに制限されていても、必要な長さの回収樋5を一定以上の傾斜で設置することが可能になる。
遊技機島2においては、各遊技機3から排出された遊技球は、遊技機3の下方の回収樋5に回収されて、揚送研磨装置4に流入し、該揚送研磨装置4で研磨されながら遊技機島2の上部へ揚送され、揚送研磨装置4から排出された研磨後の遊技球は補給樋6を通じて再び各遊技機3に補給されて、循環的に使用される。
なお、遊技球揚送装置20は、遊技球を貯留するタンクから遊技球を取り込んで揚送して回収樋5の始端に排出するように使用される場合もある。図2では、図1の回収樋5aに対応する部分は、遊技球を貯留するタンク8になっており、遊技球揚送装置20は該タンク8に貯留されている遊技球を取り込むようになっている。
遊技機3は、図3に示すように、外枠3aに対して遊技機本体3bが、開閉する扉のように取り付けられている。外枠3aが遊技機島2の天板7の上に固定されて、遊技機3が遊技機島2に取り付けられる。通常、遊技機本体3bは閉じた状態で使用されるが、遊技機本体3bの裏側を点検したり、遊技機島2の内部で生じた異常に対処したりする場合に、遊技機本体3bが扉のように開かれる。
次に、遊技球揚送装置20について詳細に説明する。
図4は、遊技球揚送装置20の全体を示す斜視図である。遊技球揚送装置20は、リフト本体ユニット21と、リフト本体ユニット21を着脱可能に収容するアウターケース22とから構成される。図4(a)は、リフト本体ユニット21をアウターケース22から取り外した状態を、図4(b)はアウターケース22にリフト本体ユニット21を挿着した状態を示している。
アウターケース22は、天板7より下方の位置で遊技機島2の内部に固定される。アウターケース22は、上部にリフト本体ユニット21の出し入れ口23を備えている。リフト本体ユニット21は、アウターケース22の上方から出し入れ口23を通じてアウターケース22の中に下ろした後、やや傾けることでアウターケース22に挿着される。一方、アウターケース22からの取り外しは、リフト本体ユニット21を真っ直ぐに起こした後、上方に引き上げるようにして行われる。
リフト本体ユニット21は、遊技機本体3bを扉のように開いた状態の遊技機3の外枠3aの中を通る大きさにされている。リフト本体ユニット21は、遊技機本体3bを扉のように開いた状態の遊技機3の外枠3aの中を通して、遊技機島2の内部へ出し入れされる。
まず、リフト本体ユニット21について詳細に説明する。
図5は、球取込口側から見たリフト本体ユニット21を示す斜視図であり、図6は、球排出口側から見たリフト本体ユニット21を示す斜視図であり、図7は、リフト本体ユニット21の断面図である。
リフト本体ユニット21は、縦長中空の直方体の上部を一方に突き出るように拡張し、その拡張している側へ僅かに斜めに傾斜させたごとき形状の筐体31を備えている。上記の傾斜した状態で斜め上向きになる側の筐体の下部には、遊技球を取り込むための球取込口32が開口しており、上記傾斜した状態で斜め下向きになる側の筐体の上部には、球取込口32から取り込んで揚送した遊技球を排出するための球排出口33が開口している。また、球排出口33の直ぐ下方には、ローラキャッチ25が設けてある(図6参照)。ローラキャッチ25は、リフト本体ユニット21をアウターケース22の中に挿入して球排出口33側に傾けたとき、アウターケース22の対応する箇所に設けられているキーパー26(図20参照)と係合してリフト本体ユニット21をアウターケース22に固定する役割を果たす。
筐体31は、複数の折り曲げ加工された金属板(ジンコート:亜鉛メッキ鋼板)で構成されている。内部部品の交換を容易にするために、これらの金属板の接合はネジ止めで行われている。
筐体31の上面は、開閉可能な上蓋部34を成している。上蓋部34は球排出口33と反対側の端部が軸支されて開閉する。上蓋部34には、該上蓋部34を閉じた状態でロックするためのロック機構35が設けてある。上蓋部34を開くと、その下に、後述する駆動ローラ41に巻きついた揚送ベルト43を見ることができる。
また、上蓋部34には、リフト本体ユニット21を持ち上げる際に手で掴む部分となる取っ手36が設けてある。取っ手36は上蓋部34の裏側からネジで固定されている。
図7の断面図に示すように、遊技球揚送装置20のリフト本体ユニット21は、筐体31の内側の上部に設けられた駆動ローラ41と、下部に設けられた従動ローラ42と、これらに掛け渡された無端環状の揚送ベルト43を備えている。駆動ローラ41は、筐体31の上部の外側にモータブラケット37a(図6参照)を介して取り付けられたモータ37の駆動力がベルトを介して伝達されて回転駆動される。ベルトは、安全上、ベルトカバー38(図6参照)で覆われている。ベルトカバー38は、金属板で形成されている。
揚送ベルト43は、図8、図9に示すリフトバケット46を、図10に示すように、連結シャフト47を介して回動自在に多数連結して無端のベルト状に繋ぎ合わせて構成される。リフトバケット46は、図8、図9に示すように、連結された際に揚送ベルト43の周面を成す周面部46a1と、該周面部46a1から立設されて遊技球を上方に搬送するときに遊技球の下部を支える突起部46a2とを備えたバケット本体部46aと、バケット本体部46aの長手方向(揚送ベルト43の幅方向)の両端に設けられて、端部からの遊技球の落下を防ぐ端壁部46bと、バケット本体部46aの長手方向の一方の縁に沿って所定間隔を空けて複数配設された第1軸受け部46cと、バケット本体部46aの他方の縁に沿って所定間隔を空けて複数配設された第2軸受け部46dを備えている。
第1軸受け部46c、第2軸受け部46dはそれぞれ、連結シャフト47を通す穴を備えた短い円柱形状を成しており、第1軸受け部46cと第2軸受け部46dは互い違いの位置に配列されている。すなわち、一のリフトバケット46の第1軸受け部46cと第1軸受け部46cの間に次のリフトバケット46の第2軸受け部46dが丁度嵌まるようになっており、このように嵌めあわせた状態で、これらの第1軸受け部46cと第2軸受け部46dに連結シャフト47を貫通させることで一のリフトバケット46と次のリフトバケット46が連結される。連結シャフト47には、リフトバケット46の外側に、樹脂製で肉厚のワッシャーであるバケットローラ48が嵌められ、さらにその外側に、抜け落ち防止のためのEリング49が嵌められる。
上記のように揚送ベルト43は、複数のリフトバケット46が連結シャフト47で連結された、所謂、クローラ構造を成している。連結されたリフトバケット46同士の間には隙間がなく、異物が揚送ベルト43の内側に入り込むことが防止される。また、揚送ベルト43は、ネジや釘程度の大きさの異物であれば、遊技球と共に揚上する。これは、リフトバケット46同士の間に隙間がないため可能であって、異物を原因とする遊技球揚送装置20の停止の機会を少なくすることで揚上効率を下げずに済む。
揚送ベルト43は、各リフトバケット46のバケット本体部46aに遊技球を載せて搬送する。図9(b)に示すように、遊技球は、連結された一のリフトバケット46の突起部46a2と次のリフトバケット46の突起部46a2との間に保持される。ここには、遊技球が1段で入り、2段に積み重ならないようにされている。1つのリフトバケット46は、揚送ベルト43の幅方向に遊技球を9個並べることができ、これらを一度に揚送することができる。この数は9個に限定されるものではなく、リフトバケット46の幅は適宜に変更してもかまわない。なお、リフトバケット46のバケット本体部46aの両端の端壁部46bの高さは9ミリであり、遊技球の直径(11ミリ)より僅かに低くされている。
図7に戻ってリフト本体ユニット21の内部の説明を続ける。揚送ベルト43は、図7の矢印Aで示す方向に周回する。球取込口32は従動ローラ42を越えて上り方向となった直後の直線部分の揚送ベルト43と対向する位置に開口されている。球排出口33は、駆動ローラ41の頂を越えて下り方向となった後、駆動ローラ41から離脱する直前の部分の揚送ベルト43とやや距離をあけて対向する位置に開口されている。揚送ベルト43から球排出口33に至る途中の空間は揚送ベルト43から離脱した遊技球を球排出口33まで案内する排出通路52になっており、球排出口33の下端から揚送ベルト43の近傍にかけて、揚送ベルト43から離脱して落下する遊技球を受け止めて球排出口33まで案内するゴム板51が、排出通路52の路面として配置されている。
球排出口33から出た先で遊技球が詰まるなどして、排出通路52に、揚送ベルト43から離脱した遊技球が溜まることがあり、許容量を超える遊技球が排出通路52に溜まったとき、それらの遊技球から押圧されて揺動するリーフ板53が設けてある。リーフ板53は、ゴム板51の上方で揚送ベルト43からある程度離れた位置において揚送ベルト43に対向するように取り付けられている。リーフ板53は、ドアスイッチ54のアクチュエータとして機能すると共に、揚送ベルト43から離脱した遊技球を球排出口33へ案内する排出通路52の壁面の一部を成している。なお、排出通路52に遊技球が詰まってドアスイッチ54がオンになると、モータ37を停止し、遊技球の揚送(揚上)を停止する。ドアスイッチ54には、マイクロスイッチが使用される。ドアスイッチ54は、ケーブル配線を保護する等のために、ドアスイッチカバー55で覆われている。
揚送ベルト43は、弛みを無くすように、テンションローラ61によって外側から内側へ押圧されている。ここでは、テンションローラ61は、ゴム板51のすぐ下方に設けてあり、駆動ローラ41の直ぐ下方の位置で下り方向の揚送ベルト43を押圧してテンションをかける。
上り方向の直線部分の全体に渡って揚送ベルト43の内側に当接するようにローラガイド板44が設けてある。ローラガイド板44は、遊技球の重みで撓まないように揚送ベルト43を内側から支える役割を果たす。ローラガイド板44は、断面L字で所定長のチャンネル型の部材であり、図5、図6に示すように、筐体31に設けたスリットにL字の一方の辺が差し込まれ、他方の辺が筐体31の側面にネジで固定される。差し込まれた一方の辺が揚送ベルト43の内側を支持する。ローラガイド板44は両側で計4枚設けてある。
揚送ベルト43の上り方向の直線部分の終了箇所の近傍から駆動ローラ41に差し掛かる部分にかけて、揚送ベルト43の外側から遊技球を揚送ベルト43に向けて押し付けて遊技球の落下を防止する遊技球落下防止板45が設けてある。遊技球落下防止板45は、バネ材(ステンレス鋼材)で形成されており、揚送ベルト43によって揚送される遊技球を揚送ベルト43に向けて適度に押圧する。この辺りはモータ37や従動ローラ42からの振動を受けて遊技球が落下し易いので、遊技球落下防止板45を設けてある。
筐体31の下部には、従動ローラ42に巻きついて半周する部分の揚送ベルト43の外側に沿って設けられた内側底板71、および、内側底板71の外側を所定の隙間を空けて囲む外側底板72が設けてある。
図5、図7に示すように球取込口32は、リフトバケット46の複数段分の高さを有するように大きく開口している。球取込口32がリフトバケット46の複数段分の大きさで開口しているので、大量の遊技球が球取込口32に流入した際に、複数段のリフトバケット46によって一気に遊技球を取り込むことができる。球取込口32の内側の左右の側面には、筐体31とリフトバケット46の間に遊技球や異物が挟み込まれることを防止するために、樹脂製の側面ガイド板81が設けてある。側面ガイド板81は、リフトバケット46の端壁部46bが筐体31の内面に直接当接して磨耗することを防ぐ役割も果たす。
球取込口32の下端部分には、遊技球を整列させて取り込むための球整列板82が設けてある。球整列板82は、1つのリフトバケット46で搬送可能な遊技球の数と同じ数(ここでは9個)の溝(リフトバケット46に向けて下り傾斜溝)を有する。球整列板82は、前述した内側底板71の一方の端部(後述の腕部71b)に取り付けてある。
図11(a)は、内側底板71と外側底板72から構成された底板部70の斜視図、同図(b)は底板部70の側面図である。外側底板72は、筐体31の底板を成すように筐体31に固定された金属板であり、リフト本体ユニット21の下部を覆う。内側底板71は、バネ材(ステンレス鋼材)を半円筒状に湾曲させた円弧部71aと、円弧部71aの一端から外側に屈曲して延びる平板状の腕部71bを備えている。内側底板71の腕部71bと反対側の端部は、外側底板72に固定され、腕部71bは自由端にされている。
図7に示すように、内側底板71は、外側底板72に固定された箇所から、従動ローラ42に巻きついている部分の揚送ベルト43に沿うように延設されている。内側底板71はバネ材で構成されており、外側底板72に固定されている側の近くでは揚送ベルト43との間にある程度の隙間を有するが、球取込口32の近くでは揚送ベルト43に当接するように付勢されている。腕部71bには、球取込口32の路面を成す球整列板82が取り付けてあり、この球整列板82も揚送ベルト43に当接している。これにより、球整列板82と揚送ベルト43との間に隙間がなくなり、該隙間に異物が入り込むことが防止される。
一方、揚送ベルト43によって揚送された遊技球は、稀に(具体的には、球排出口33側の遊技球が詰まり始めた時、流れが悪くなってきた時など)、球排出口33から排出されずに、ゴム板51と揚送ベルト43の間から下方に落下することがある。このような遊技球は、リフト本体ユニット21の筐体31と揚送ベルト43との間を落下し、図12に示すように、揚送ベルト43の下端部において、内側底板71にガイドされてリフトバケット46に入って、再び揚送される。このとき、リフトバケット46の端壁部46bの高さ(9ミリ)が遊技球の直径(11ミリ)より小さいので、リフトバケット46に入った遊技球が揚送ベルト43の下端から球取込口32に向かって搬送されると、揚送ベルト43に当接している部分の内側底板71が遊技球に押される。内側底板71の腕部71b側は自由端にされているので、遊技球に押されると、外側へ移動し遊技球の搬送を妨げない。
図13は、テンションローラ61を含むテンションユニット60を示す斜視図、図14は、テンションユニット60の上面図である。テンションユニット60は、筐体31の壁面の一部を成すテンションベース板62と、該テンションベース板62の下部に基端部が取り付けられ、基端部を中心に揺動するテンションアーム63を備えている。テンションローラ61はテンションアーム63の先端にホイール軸64を介して回動自在に取り付けられている。テンションアーム63は、先端のテンションローラ61が揚送ベルト43を押圧する方向にスプリング65で付勢されている。該スプリング65は、テンションアーム63の関節部に固定されている。テンションローラ61は、揚送ベルト43のリフトバケット46の両側のバケットローラ48に当接する。
テンションベース板62には、さらに、ローラキャッチ25が取り付けてある。また、テンションベース板62の上端は、テンションローラ61の上方に向けて折り曲げられており、折り曲げられた後の部分の上面に、前述した排出通路52の路面を成すゴム板51が取り付けられている。ローラキャッチ25は、互いに押し合うように付勢された一対のローラ25aを有し、アウターケース22の対応する箇所に設けられているキーパー26(図19参照)をこの一対のローラ25aで挟み込むようにして、キーパー26と係合する。
図15は、駆動ローラ41を含む駆動軸ユニット90を示す斜視図であり、図16は、駆動軸ユニット90を示す正面図である。駆動軸ユニット90は、モータ37が発生した駆動力を揚送ベルト43に伝達するための機構である。駆動軸ユニット90は、筐体31の上部の外面に取り付けられる駆動軸ベース板91と、該駆動軸ベース板91の中央に取り付けられ、この部分に開設された孔に通される駆動軸92の一端側を回転自在に支持するベアリングユニット93と、駆動軸92の駆動軸ベース板91側の端部に設けられて、モータ37からの駆動力が伝達されるベルトが掛けられるプーリ94と、駆動軸92の他端近傍および駆動軸ベース板91の該他端側の面に近接した位置にそれぞれ設けられたスプロケット固定板95と、各スプロケット固定板95に取り付けられたスプロケット(駆動ローラ41)を備える。
スプロケット(駆動ローラ41)は、揚送ベルト43を構成するリフトバケット46のバケットローラ48を歯車の間に挟み込むようにして回転し、モータ37からベルトを介して伝達された駆動力をリフトバケット46の両端のバケットローラ48に伝えて揚送ベルト43を周回させる。
図17は、従動ローラ42を含む従動ユニット100を示している。同図(a)は従動ユニット100の正面を、同図(b)は従動ユニット100の側面を示している。また、同図(c)は従動シャフト101の斜視図である。
従動ユニット100は、一端を他の部分より若干細くした従動シャフト101を有し、該細くした部分に従動ローラ42の軸穴を嵌めこみ、その外側にCリング102を取り付けて、従動ローラ42を回動自在に支持する。従動シャフト101の他の部分にはネジが切ってあると共に、周面の一部を平らに削ぎ落としてある。
図6に示すように、筐体31の下部に設けた穴(従動シャフト101のネジを切った部分の断面に対応する形状の穴)に、従動ユニット100の従動シャフト101を筐体31の内側から嵌めこみ、筐体31の外側へ突出した部分に、ヒンジスペーサ104を嵌めて六角ナット103で締め付けることで、筐体31に従動ユニット100が取り付けられる。従動ユニット100は、揚送ベルト43の左端側が掛け渡される従動ローラ42を支持するものと、揚送ベルト43の右端側が掛け渡される従動ローラ42を支持するものとがそれぞれ独立に筐体31に取り付けられる。従動ローラ42には、揚送ベルト43のリフトバケット46のバケットローラ48の部分が当接する。
リフト本体ユニット21の筐体31はネジを外すことで分解容易に構成されており、たとえば、揚送ベルト43の一部のリフトバケット46を交換するといった作業を容易に行うことができるようになっている。
次に、アウターケース22について説明する。
図18は、取り込み側から見たアウターケース22を示す斜視図、図19はアウターケース22の正面図、図20はアウターケース22のB−B断面図である。
アウターケース22は、底板22aと、左側面板22bと、右側面板22cと、背面板22dとを備え、正面(下部の一部を除く)と上面が開放されている。
底板22aは矩形を成し、正面側に向けてやや傾斜している(図20参照)。
背面板22dは、底板22aの縁からやや外側に傾斜するように立ち上がった後、傾斜を少し緩めてさらに上方へ延設されている。背面板22dの上部は、リフト本体ユニット21の球排出口33の部分が挿入され、該挿入された部分でリフト本体ユニット21を位置決めしかつ固定するための開口を備えた球排出口固定部111となっている。また、球排出口固定部111の下端からやや下り傾斜で外側へ延びる平板状のリフト球排出板112が設けてある。リフト球排出板112は、リフト本体ユニット21の球排出口33から排出された遊技球を受け止めて排出する通路の路面となる。
左側面板22bおよび右側面板22cは底板22aの縁から鉛直に立ち上がるように設けられる。左側面板22b、右側面板22cの背面板22d側の端部は、背面板22dに沿うように形成されると共に、上部ではリフト球排出板112を路面とする通路の側面を成すようにされている。
アウターケース22の内側には、挿入されるリフト本体ユニット21の位置を規制するための各種の突起や突き当て面が設けられている。詳細には、左側面板22bおよび右側面板22cの内面には、アウターケース22に挿入されるリフト本体ユニット21の幅方向の位置を規制するために内側へ突起した幅方向位置規制部115が設けられ、さらにその下方には、リフト本体ユニット21の下端に当接してリフト本体ユニット21の下限の挿入位置を規制するリフト下端受け部116が設けられている。
リフト下端受け部116は、上向き半円の弧の両端を上方にやや延設した後、両外側へ開いて延びた縁形状の切り欠き116aを有している。リフト本体ユニット21において従動ローラ42を軸支する従動シャフト101に嵌められたヒンジスペーサ104を、リフト下端受け部116の切り欠き116aで受け止めるようになっている。環状のヒンジスペーサ104を切り欠き116aの半円の部分で受け止めることで、出し入れの際にリフト本体ユニット21を円滑に傾けたり、起こしたりすることができる。
背面板22dの上部で球排出口固定部111のやや下方には、背面板22dからアウターケース22の内側に向けて突起したキーパー26が取り付けてある。キーパー26は、前述したように、リフト本体ユニット21のローラキャッチ25に係合する。
図21に示すように、アウターケース22の正面の下端部には、開閉扉121が設けられている。同図(a)は開閉扉121を開いた状態を、同図(b)は開閉扉121を閉じた状態を示している。開閉扉121は、下端を中心に開閉し、閉じた状態で開閉レバー122を下向きにすると、閉じた状態に保持され、開閉レバー122を回して横向きにすると、保持が解除されて開く。
リフト本体ユニット21をアウターケース22から取りはずした際などに、回収樋5からアウターケース22の中に遊技球や設置時に使用したネジや釘などの異物が落下することがあり、開閉扉121は、アウターケース22の中に入った遊技球や異物を取り出す際などに開かれる。特に、底板22aが開閉扉121側に下り傾斜しているので、遊技球が開閉扉121側に集まり易く、開閉扉121を開くことで、容易にアウターケース22から遊技球を取り去ることができる。開いた開閉扉121は、アウターケース22から出る遊技球が左右に広がらないように誘導する誘導板としての機能を果たす。
たとえば、図1、図2に示す遊技機島2では、柱の部分を除いて遊技機島2の下部には化粧板がないので、柱の部分に設置された遊技球揚送装置20の開閉扉121を開くことで、容易にアウターケース22の中の遊技球を回収することができる。
開閉扉121の上方には、外部からの遊技球をリフト本体ユニット21の球取込口32まで案内するアウト球絞り金具130が設けてある。アウト球絞り金具130は、リフト本体ユニット21の左側面板22bおよび右側面板22cの下部に設けられたアウト球絞り金具取付部124に、ネジ止めされて固定される。
図22は、アウト球絞り金具130の斜視図であり、図23はアウト球絞り金具130の正面図である。アウト球絞り金具130は、回収樋5よりもリフト本体ユニット21の球取込口32の幅が狭いので、遊技球の通路の幅を球取込口32の幅に合うように絞って狭くする機能を果たす。すなわち、アウターケース22は回収樋5と同じ幅にされており、リフト本体ユニット21の筐体31はアウターケース22より幅狭にされているので、回収樋5から到来した遊技球の一部は、球取込口32の両側にある、リフト本体ユニット21の筐体31とアウターケース22との隙間に入ろうとする。そこで、これを、アウト球絞り金具130を取り付けて阻止している。
アウト球絞り金具130は、アウターケース22内に挿着されたリフト本体ユニット21の球取込口32に向けて下り傾斜した路面であって球取込口32と同一幅のセンター球誘導部131と、センター球誘導部131の上流側の約半分の範囲において、センター球誘導部131の左右の両側に延設され、センター球誘導部131に向けて下り傾斜したサイド球誘導部132と、サイド球誘導部132の球取込口32側の端縁に沿って立設された球遮蔽部133と、球遮蔽部133の下流側においてセンター球誘導部131の左右の端縁に沿って立設された側壁部134を備えている。
また、球遮蔽部133の上端には、保護板126(図18参照)を取り付ける台座となる保護板取付部135が設けてある。側壁部134の上端からさらに上方に延設された部分は、リフト本体ユニット21をアウターケース22に挿入する際に、リフト本体ユニット21に当接してリフト本体ユニット21を定位置に案内するための斜面状のリフト本体誘導部136となっている。センター球誘導部131と左右のサイド球誘導部132を合わせたアウト球絞り金具130の全体の幅はアウターケース22の内側の幅と同一になっている。
センター球誘導部131の下流側の約3分の2の部分は、遊技球は落下しないが、遊技球に付着したゴミや小さい異物は落下するように、遊技球の流れる方向に沿って棒状の部材を所定間隔をあけて配列した櫛状部131aにされている。櫛状部131aで除去できなかった異物は、リフトバケット46の突起部46a2に乗る大きさ(ネジや釘程度)であれば、そのまま揚上が可能であり、櫛状部131aから落下したゴミや異物は開閉扉121を開くことで容易に取り出すことができる。また、櫛状部131aで除去できなかった異物をそのまま揚上することによって、遊技球揚送装置20を停止させることがないため遊技球の揚上効率が下がることはない。センター球誘導部131のうち櫛状部131a以外には路面となるゴム板が取り付けられている。同じくサイド球誘導部132や球遮蔽部133についても遊技球と接触する面にはゴム板が取り付けられている。
球遮蔽部133は、アウターケース22とリフト本体ユニット21との間に遊技球が入り込むことを防止する。
保護板取付部135は、片側に2つの穴を有し、内側の穴はネジ穴で保護板126がネジ止めされ、外側の穴は、アウターケース22のアウト球絞り金具取付部124に共締めにしてアウト球絞り金具130を固定するために使用される。
次に、アウターケース22へのリフト本体ユニット21の出し入れについて説明する。
図24は、アウターケース22にリフト本体ユニット21を挿着する手順を示している。アウターケース22の上部の出し入れ口23からリフト本体ユニット21をアウターケース22の中へゆっくりと降下させる(同図(a))。このとき、作業者はリフト本体ユニット21の上部の取っ手36を持つことで、作業を円滑に進めることができる。
リフト本体ユニット21をアウターケース22内に下降させるとき、リフト本体ユニット21は、幅方向位置規制部115によって幅方向の位置が規制され、アウト球絞り金具130が有するリフト本体誘導部136および背面板22dによって前後方向の位置が規制される。下限は、リフト本体ユニット21の下部のヒンジスペーサ104がリフト下端受け部116の切り欠き116aに当接して嵌まることで位置決めされる。
同図(b)は、下限の位置までまっすぐにリフト本体ユニット21を降下させた状態を示している。この状態から球排出口33側にリフト本体ユニット21を傾斜させると、リフト本体ユニット21の球排出口33の部分がアウターケース22の球排出口固定部111の開口に嵌まると共に、アウターケース22側のキーパー26がリフト本体ユニット21側のローラキャッチ25に嵌まって、挿着が完了する(同図(c))。リフト本体ユニット21をアウターケース22から抜き出すときは、挿着時と逆の手順となる。
リフト本体ユニット21の下部の円形のヒンジスペーサ104がリフト下端受け部116の切り欠き116aの半円部分に保持されているので、リフト本体ユニット21を傾けたり、起こしたりする動作を円滑に行うことができる。
図25は、アウターケース22にリフト本体ユニット21を挿着した状態の遊技球揚送装置20の正面図(球取込口32側)、図26は、遊技球揚送装置20を球取込口32から見た斜視図、図27は、遊技球揚送装置20を球排出口33側から見た斜視図を示している。
図27に示すように、アウターケース22にリフト本体ユニット21を挿着した状態では、リフト本体ユニット21の球取込口32の部分がアウターケース22の球排出口固定部111の開口の中に嵌まっているので、たとえば、ロック機構35を解除しても上蓋部34を開くことができなくなっている。動作中にリフト本体ユニット21の上蓋部34が誤って開けられないように、2重のロックで安全を確保している。
遊技球揚送装置20では、アウターケース22の内側に設けられた規制誘導部材によってリフト本体ユニット21の位置が決められ、固定もボルト等を使わずローラキャッチ25によるワンタッチ式のため、工具を使用することなく、リフト本体ユニット21をアウターケース22に容易に着脱することができ、たとえば、遊技場のスタッフでも交換が可能になる。
また、アウターケース22を遊技機島2に固定し、このアウターケース22に対してリフト本体ユニット21を着脱するので、リフト本体ユニット21を直接、遊技機島2に取り付ける場合に比べて、位置決めや着脱が容易である。
リフト本体ユニット21は、遊技機3の外枠3aの中を通る大きさ・形状にされているので、遊技機本体3bを扉のように開けば、遊技機3の外枠3aを通じてリフト本体ユニット21を遊技機島2に出し入れすることができる。これにより、遊技機島2の外部の明るく広い場所にリフト本体ユニット21を容易に取り出して、その修理や点検を行うことができ、作業効率が向上する。
さらに、リフト本体ユニット21の上部に取っ手36を設けたので、リフト本体ユニット21の上げ下ろしを容易に行うことができる。
また、揚送ベルト43を、複数のリフトバケット46を連結したクローラ構造としたので、リフトバケット46同士の隙間がほとんどなくなり、ネジや釘などの異物の噛みこみが抑えられ、異物ごと遊技球と一緒に揚送ベルト43で揚送することができる。
一体型のベルト式のバケットの場合、一部のバケットが破損した場合であってもベルト全部が交換対象になってしまうが、本実施の形態の揚送ベルト43では、破損した部分のリフトバケット46だけを交換することができ、修理費用の低減を図ることができる。
また、連結するリフトバケット46の数を変更することによって、揚送ベルト43の全長、すなわち、揚送する高さを容易に調整できるので、基本構造をそのままにアウターケース22の大きさを変更するだけで、任意の高さに遊技球を揚送する遊技球揚送装置20を短時間で設計することができると共に、生産コストも低減される。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
リフト本体ユニット21およびアウターケース22の形状は一例であり、適宜に変更されてもよい。たとえば、アウターケース22は正面全体が板で覆われるような構成でもよい。
実施の形態ではリフトバケット46を連結した揚送ベルト43によって遊技球を揚送する方式のリフト本体ユニット21を示したが、遊技球を揚送する方式はこれに限定されず、単に、遊技球を支持する突起を周面に設けたベルトを周回させる構成など、任意でよい。
本実施の形態の遊技球揚送装置20は、図1に示すような遊技機島2の下部に設けて使用するに限らず、他の場所での利用にも適する。たとえば、勾配不足となる遊技機島2の端部の補給樋、遊技機島間で遊技球を受け渡す中通路渡り用などにも使用できる。リフト本体ユニット21は、揚送機構を筐体31内に収めてユニット化されているので、アウターケース22を使用せずに、リフト本体ユニット21を直接、設置することもできる。
2…遊技機島
3…遊技機
3a…外枠
3b…遊技機本体
4…揚送研磨装置
5…回収樋
5a…遊技球揚送装置の上流側の回収樋
5b…遊技球揚送装置の下流側の回収樋
6…補給樋
7…天板
8…タンク
20…遊技球揚送装置
21…リフト本体ユニット
22…アウターケース
22a…底板
22b…左側面板
22c…右側面板
22d…背面板
23…出し入れ口
25…ローラキャッチ
25a…ローラ
26…キーパー
31…筐体
32…球取込口
33…球排出口
34…上蓋部
35…ロック機構
36…取っ手
37…モータ
37a…モータブラケット
38…ベルトカバー
41…駆動ローラ(スプロケット)
42…従動ローラ
43…揚送ベルト
44…ローラガイド板
45…遊技球落下防止板
46…リフトバケット
46a…バケット本体部
46a1…周面部
46a2…突起部
46b…端壁部
46c…第1軸受け部
46d…第2軸受け部
47…連結シャフト
48…バケットローラ
49…Eリング
51…ゴム板
52…排出通路
53…リーフ板
54…ドアスイッチ
55…ドアスイッチカバー
60…テンションユニット
61…テンションローラ
62…テンションベース板
63…テンションアーム
64…ホイール軸
65…スプリング
70…底板部
71…内側底板
71a…円弧部
71b…腕部
72…外側底板
81…側面ガイド板
82…球整列板
90…駆動軸ユニット
91…駆動軸ベース板
92…駆動軸
93…ベアリングユニット
94…プーリ
95…スプロケット固定板
100…従動ユニット
101…従動シャフト
102…Cリング
103…六角ナット
104…ヒンジスペーサ
111…球排出口固定部
112…リフト球排出板
115…幅方向位置規制部
116…リフト下端受け部
116a…切り欠き
121…開閉扉
122…開閉レバー
124…アウト球絞り金具取付部
126…保護板
130…アウト球絞り金具
131…センター球誘導部
131a…櫛状部
132…サイド球誘導部
133…球遮蔽部
134…側壁部
135…保護板取付部
136…リフト本体誘導部
A…揚送ベルトの周回方向

Claims (1)

  1. 下部に球取込口を上部に球排出口を備え、前記球取込口から取り込んだ遊技球を揚送して前記球排出口から排出するリフト本体ユニットと、
    部の出し入れ口を通じて前記リフト本体ユニットを出し入れ可能に収容し、収容した状態で前記リフト本体ユニットの前記球取込口および前記球排出口が外部に連通するようにされたアウターケースと、
    を備え、
    前記リフト本体ユニットは、前記球排出口側に斜めに傾斜させた形状の筐体を備え、
    前記リフト本体ユニットを、前記出し入れ口を通じて前記アウターケースの中に所定の下限位置まで前記傾斜を起こして降下させた後、前記球排出口側に傾けると前記リフト本体ユニットが前記アウターケースに挿着され、
    前記アウターケースに挿着されて傾いた状態の前記リフト本体ユニットを起こした後、上方に引き上げると、前記リフト本体ユニットが前記アウターケースから離脱する
    ことを特徴とする遊技球揚送装置。
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