JP2018026951A - スイッチング電源装置及び半導体装置 - Google Patents

スイッチング電源装置及び半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018026951A
JP2018026951A JP2016157460A JP2016157460A JP2018026951A JP 2018026951 A JP2018026951 A JP 2018026951A JP 2016157460 A JP2016157460 A JP 2016157460A JP 2016157460 A JP2016157460 A JP 2016157460A JP 2018026951 A JP2018026951 A JP 2018026951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
voltage
control circuit
circuit
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016157460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6447593B2 (ja
Inventor
充達 吉永
Mitsumichi Yoshinaga
充達 吉永
高田 潤一
Junichi Takada
潤一 高田
利浩 中野
Toshihiro Nakano
利浩 中野
中村 浩章
Hiroaki Nakamura
中村  浩章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanken Electric Co Ltd filed Critical Sanken Electric Co Ltd
Priority to JP2016157460A priority Critical patent/JP6447593B2/ja
Publication of JP2018026951A publication Critical patent/JP2018026951A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6447593B2 publication Critical patent/JP6447593B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】Vcc端子に接続される制御回路用電源に応じて、制御回路の動作開始電圧Vonを適切な値に切り換えることできるスイッチング電源装置を提供する。【解決手段】一次巻線を介して直流電源に接続されたスイッチング素子と、スイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御回路2とを有し、一次巻線Pを用いて電圧変換した出力電圧を負荷に出力するスイッチング電源装置であって、制御回路2に電力を供給するIC用電源が接続されるVcc端子と、Vcc端子に接続されたIC用電源の種類を判定する接続判定部24と、を具備し、制御回路2は、接続判定部24による判定結果に応じて動作開始電圧を切り換える。【選択図】図2

Description

本発明は、スイッチング動作によって出力電圧制御を行うスイッチング電源装置及びそれを構成する半導体装置に関する。
スイッチング電源装置におけるスイッチング素子を制御する制御回路は、通常、集積回路(以下、制御用ICと称す)により構成され、Vcc(制御回路用電源入力)端子から供給される電力に基づいて、制御回路全体に対して動作に必要な電力を供給する内部電源を備えている。
Vcc端子への電力供給に補助電源回路を用いる場合、補助電源回路は、トランスの補助巻線に誘起される電圧を整流して平滑コンデンサに充電し、Vcc端子に電力を供給する。従って、スイッチング電源装置が動作していない状態では、補助電源回路からVcc端子に電力が供給されないため、制御用ICは、電源投入時に起動電流を供給して補助電源回路のコンデンサを充電する起動回路を必要としている(例えば、特許文献1参照)。
入力電圧が印加されると、起動回路によってVcc端子に接続された補助電源回路のコンデンサが充電され、図6(a)に示すように、Vcc端子の電圧Vccが上昇する。そして、電圧Vccが動作開始電圧Von(=15V)に達すると内部電源からの電力供給が開始され、制御用ICは動作を開始する。起動回路は、制御用ICの動作開始に伴って、OFFされる。従って、補助電源回路のコンデンサに蓄えられた電荷が消費されて電圧Vccが低下するが、電圧Vccが動作停止電圧Voff(=8V)まで下がる前に補助巻線からの電力供給が始まり、制御用ICの動作は継続される。
特開2009−232495号公報
ここで、補助電源回路の代わりに外部電源をVcc端子への電力供給に用いることもできる。外部電源を用いる場合には、動作開始電圧Von(=15V)より高い外部電圧を用意することで対応できるが、制御ICの消費電力が大きくなってしまう。そこで、図6(b)に示すように、動作開始電圧Vonを従来の電圧(=15V)から低い電圧(=11V)に設定を変更すれば、制御用ICの動作開始を可能とし、且つ、動作開始後の電圧Vccは低下せず安定する。また、制御ICの消費電力も増えない。従って、外部電源の使用を想定する場合、動作開始電圧Vonを低く設定することで、低い電圧(=12V)しか得られない外部電源でも使用することが可能になる。
しかしながら、動作開始電圧Vonを低い電圧(=11V)に設定した場合、Vcc端子への電力供給に補助電源回路を用いることができなくなってしまう虞がある。すなわち、動作開始電圧Vonを低い電圧(=11V)に設定した場合、動作停止電圧Voff(=8V)との差が小さくなる。すると、図7に示すように、制御用ICの動作開始に伴う電圧Vccの低下によって、補助巻線からの電力供給が始まる前に、電圧Vccが動作停止電圧Voff(=8V)を下回ってしまい、最悪の場合は起動ミスとなってしまうという問題点があった。
本発明の目的は、従来技術の上記問題を解決し、Vcc端子に接続される制御回路用電源に応じて、制御回路の動作開始電圧Vonを適切な値に切り換えることできるスイッチング電源装置及び半導体装置を提供することにある。
本発明のスイッチング電源装置は、インダクタを介して直流電源に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路とを有し、前記インダクタを用いて電圧変換した出力電圧を負荷に出力するスイッチング電源装置であって、前記制御回路に電力を供給する制御回路用電源が接続される制御回路用電源入力端子と、前記制御回路用電源入力端子に接続された前記制御回路用電源の種類を判定する接続判定部と、を具備し、前記制御回路は、前記接続判定部による判定結果に応じて動作開始電圧を切り換えることを特徴とする。
さらに、本発明のスイッチング電源装置において、前記接続判定部は、前記制御回路用電源入力端子に接続された前記制御回路用電源が、前記スイッチング素子のオンオフ制御に伴って生成される電力を用いる補助電源回路であるか否かを判定し、前記制御回路は、前記接続判定部によって前記制御回路用電源が前記補助電源回路であると判定されると、前記動作開始電圧を、前記制御回路用電源が外部電源であることを想定して設定された第1電圧から前記第1電圧よりも高い第2電圧に切り換えても良い。
さらに、本発明のスイッチング電源装置において、前記直流電源と前記制御回路用電源入力端子との間に接続され、前記直流電源からの電力供給を用いて前記補助電源回路に起動電流を供給する起動回路を具備し、前記接続判定部は、前記起動回路の動作を検出することで、前記制御回路用電源の種類を判定しても良い。
さらに、本発明のスイッチング電源装置において、前記起動回路は、定電流を前記起動電流として出力する定電流源と、前記定電流源と前記制御回路用電源入力端子との間に、前記起動電流に対して順方向に接続された整流素子とを具備し、前記接続判定部は、前記定電流源と前記整流素子との接続点の電圧が、前記制御回路用電源が外部電源であることを想定して設定された第1電圧よりも低い基準電圧に到達すると、前記制御回路用電源が前記補助電源回路であると判定しても良い。
また、本発明の半導体装置は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置に使用される半導体装置であって、前記制御回路及び前記接続判定部が単一の基板上に集積化されていることを特徴とする。
本発明によれば、Vcc端子に接続される制御回路用電源に応じて、制御回路の動作開始電圧Vonを適切な値に切り換えることできるという効果を奏する。
本発明に係るスイッチング電源装置の実施の形態の回路構成を示す回路構成図である。 図1に示すコントローラICの実施の形態の回路構成を示す回路構成図である。 図2(a)に示す補助電源回路が接続された際の起動時のVcc端子電圧を示す波形図である。 図2(b)に示す外部電源が接続された際の起動時のVcc端子電圧を示す波形図である。 本発明に係るスイッチング電源装置の実施の形態における他の接続判定動作を説明するための波形図である。 従来のスイッチング電源装置における起動時のVcc電圧を示す波形図である。 従来のスイッチング電源装置における起動ミス時のVcc電圧を示す波形図である。
本実施の形態のスイッチング電源装置は、図1を参照すると、整流回路DBと、平滑コンデンサCin、Co、Cdと、トランスTと、コントローラIC1と、整流ダイオードD1、D2と、シャントレギュレータZ1と、フォトカプラを構成する発光ダイオードPC1及び受光トランジスタPC2と、電流検出抵抗Rocpと、抵抗Ra、Rbと、コンデンサC1とを備えている。
ダイオードがブリッジ構成された整流回路DBの交流入力端子ACin1、ACin2には商用交流電源ACが接続され、商用交流電源ACから入力された交流電圧が全波整流されて整流回路DBから出力される。整流回路DBの整流出力正極端子と整流出力負極端子との間には、平滑コンデンサCinが接続されている。また、整流回路DBの整流出力負極端子は接地端子に接続されている。これにより、商用交流電源ACを整流回路DBと平滑コンデンサCinとで整流平滑した入力電圧が得られる。
コントローラIC1は、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)等のスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1のスイッチング制御を行うための制御回路2と、起動回路3とを内蔵して集積回路化した半導体装置であり、D(MOSFETドレイン)端子と、ST(起動電力入力)端子と、S/OCP(MOSFETソース/過電流保護)端子と、Vcc(IC用電源入力)端子と、FB(フィードバック信号入力)端子と、SS(ソフトスタート)端子と、GND端子とを備えている。
一次側(入力側)から二次側(負荷側)へ電力を供給するトランスTは、一次巻線Pおよび補助巻線Dと、二次巻線Sとで構成されており、整流回路DBの整流出力正極端子がトランスTの一次巻線Pの一端部に接続され、トランスTの一次巻線Pの他端部がコントローラIC1のD端子に接続されている。そして、コントローラIC1のS/OCP端子が抵抗Rocpを介して接地端子に接続されている。これにより、コントローラIC1が内蔵するスイッチング素子をオン/オフ制御することで、トランスTの一次巻線Pに与えられた電力が、トランスTの二次巻線Sに伝達され、トランスTの二次巻線Sにパルス電圧が発生する。また、電流検出抵抗Rocpは、コントローラIC1が内蔵するスイッチング素子を流れる電流を電圧信号Vocpとして検出する抵抗として接続されている。コントローラIC1は、スイッチング素子を流れる電流に対応した電圧信号Vocpが予め設定された過電流閾値以上になると、二次側に供給する電力を制限する過電流保護(OCP)機能を有している。
トランスTの二次巻線Sの両端子間には、整流ダイオードD1を介して平滑コンデンサCoが接続されている。トランスTの二次巻線Sに誘起される電圧は、整流ダイオードD1と平滑コンデンサCoにより整流平滑され、平滑コンデンサCoの端子間電圧が出力電圧Voとして出力端子から出力される。なお、平滑コンデンサCoの正極端子に接続されているラインが電源ラインとなり、平滑コンデンサCoの負極端子が接続されたラインは接地端子に接続されたGNDラインとなる。
出力の電源ラインとGNDラインとの間には、発光ダイオードPC1とエラーアンプとして機能するシャントレギュレータZ1とが直列に接続されている。出力の電源ラインに発光ダイオードPC1のアノードが接続され、発光ダイオードPC1のカソードがシャントレギュレータZ1のカソードが接続され、シャントレギュレータZ1のアノードがGNDラインに接続されている。また、電源ラインとGNDラインとの間には、分圧用の抵抗Ra及び抵抗Rbが直列に接続され、抵抗Raと抵抗Rbとの接続点がシャントレギュレータZ1の制御端子aに接続されている。抵抗Raと抵抗Rbとで分圧された出力電圧Voは、シャントレギュレータZ1の制御端子aに入力され、シャントレギュレータZ1の内部基準電圧と比較される。これにより、誤差電圧に応じた電流が発光ダイオードPC1を流れ、発光ダイオードPC1を流れる電流がFB(フィードバック)信号として発光ダイオードPC1から1次側の受光トランジスタPC2に出力される。コントローラIC1のFB端子と接地端子との間には、受光トランジスタPC2とコンデンサC1とが並列に接続され、コントローラIC1は、FBに入力されるFB信号に基づいてスイッチング素子のデューティ比やスイッチング周波数を制御し、二次側に供給する電力量を制御する。
また、トランスTの補助巻線Dの両端子間には、整流ダイオードD2を介して平滑コンデンサCdが接続され、整流ダイオードD2と平滑コンデンサCdとの接続点がコントローラIC1のVcc端子に接続されている。補助巻線D、整流ダイオードD2及び平滑コンデンサCdは、補助電源回路4として機能する。補助電源回路4は、コントローラIC1に電力を供給するIC用電源である。これにより、補助巻線Dに発生した電圧は、整流ダイオードD2及び平滑コンデンサCdにより整流平滑され、コントローラIC1用の電源電圧VccとしてコントローラIC1のVcc端子に供給される。
起動回路3は、電解コンデンサCinの正極端子に接続されているST端子と、電解コンデンサCdの正極端子に接続されているVcc端子との間に接続されている。起動回路3は、スイッチング制御が開始される前の起動時に動作し、Vcc端子に接続されている電解コンデンサCdに対して定電流を供給する。そして、起動回路3は、制御回路1の起動後は電流供給を停止する。
図2(a)を参照すると、起動回路3は、定電流源UVL1と、スイッチSW1と、ダイオードD3とを備えている。定電流源UVL1の入力端子は、ST端子に接続され、電解コンデンサCinからの起動電力の供給を受ける。定電流源UVL1の出力端子は、スイッチSW1を介してダイオードD3のアノードに接続され、ダイオードD3のカソードは、Vcc端子に接続されている。
制御回路2は、内部電源21と、ヒステリシスコンパレータ22と、STスイッチ制御部23と、接続判定部24とを備えている。
内部電源21は、Vcc端子から供給される電力に基づき、制御回路2を起動させると共に、制御回路2全体に対して動作に必要な電力を供給する。また、内部電源21は、ヒステリシスコンパレータ22の出力を検出し、ヒステリシスコンパレータ22の出力がH(ハイ)レベルの信号である場合に動作を行い、ヒステリシスコンパレータ22の出力がL(ロー)レベルの信号である場合には動作を停止して制御回路2全体に対する電力供給を止める。
STスイッチ制御部23は、ヒステリシスコンパレータ22の出力を検出し、ヒステリシスコンパレータ22の出力がHレベルの信号である場合に、起動回路3のスイッチSW1をオフさせ、ヒステリシスコンパレータ22の出力がLレベルの信号である場合に、起動回路3のスイッチSW1をオンさせる。
ヒステリシスコンパレータ22の非反転入力端子は、Vcc端子に接続されていると共に、ヒステリシスコンパレータ22の反転入力端子と接地端子との間には、可変電圧Vth1が接続されている。
可変電圧Vth1は、制御回路2が動作を開始する動作開始電圧と、制御回路2が動作を停止する動作停止電圧Voff(=8V)とを設定する。可変電圧Vth1は、動作開始電圧が第1電圧VonL(=11V)に設定されており、接続判定部24による判定結果に応じて、動作開始電圧が第1電圧VonLよりも高い第2電圧VonH(=15V)に切り換えられる。
ヒステリシスコンパレータ22は、Vcc端子の電圧Vccが動作開始電圧(第1電圧VonLもしくは第2電圧VonH)以上である場合にHレベルの信号を出力する。その後、電圧Vccが動作停止電圧Voff以下に低下すると、ヒステリシスコンパレータ22は、Lレベルの信号を出力する。
図2(b)に示すように、Vcc端子に電力を供給するIC用電源として、動作開始電圧として設定される第1電圧VonL以上の出力を有する外部電源5を用いることができる。外部電源5を用いる場合、ST端子は接地端子に接続される。
接続判定部24は、Vcc端子に電力を供給するIC用電源の種類として、スイッチング素子Q1のオンオフ制御に伴って生成される電力を用いる補助電源回路4であるか否かを判定し、IC用電源が補助電源回路4であると判定すると、可変電圧Vth1における動作開始電圧を第1電圧VonLから第2電圧VonHに切り換える。本実施の形態では、接続判定部24は、起動回路3の動作を検出することで、IC用電源の種類を判定する。例えば、接続判定部24は、起動回路3におけるダイオードD3のアノード電圧Vxと、第1電圧VonLよりも低い電圧に設定されている基準電圧Vref1(=1.5V)とを比較するコンパレータCOMP1で構成することができる。図2(a)に示す回路において、コンパレータCOMP1は、ダイオードD3のアノード電圧Vxが基準電圧Vref1以上の場合に、Hレベルの信号を出力して可変電圧Vth1における動作開始電圧を第1電圧VonLから第2電圧VonHに切り換えて設定する。すなわち、ダイオードD3のアノード電圧Vxが基準電圧Vref1以上の場合に、起動回路3の動作を検出し、IC用電源の種類が補助電源回路4であると判定する。
また、図2(b)に示す回路において、コンパレータCOMP1は、ダイオードD3のアノード電圧Vxが基準電圧Vref1未満の場合に、Lレベルの信号を出力して可変電圧Vth1における動作開始電圧を第1電圧VonLに設定する。
次に、接続判定部24による判定動作について図3及び図4を参照して詳細に説明する。
IC用電源として補助電源回路4を用いる場合、図2(a)のように、Vcc端子には、平滑コンデンサCdの正極端子が、ST端子には、一次巻線Pと平滑コンデンサCinの正極端子がそれぞれ接続された状態となる。
この状態で入力電圧が印加されると、電解コンデンサCinから起動回路3の定電流源UVL1に電力が供給される。なお、入力電圧の印加時には、起動回路3のスイッチSW1はオンであり、可変電圧Vth1における動作開始電圧は第1電圧VonLに設定されている。これにより、定電流源UVL1から出力される定電流は、スイッチSW1及びダイオードD3を介してVcc端子に接続された補助電源回路のコンデンサを充電し、図6(a)に示すように、Vcc端子の電圧Vccが上昇する。
また、ダイオードD3がオン状態であるため、ダイオードD3のアノード電圧Vxは、電圧Vcc+VF(ダイオードD3の順方向電圧)となり、図3(b)に示すように、ダイオードD3のアノード電圧Vxも電圧Vccと共に上昇する。
接続判定部24として機能するコンパレータCOMP1は、ダイオードD3のアノード電圧Vxが基準電圧Vref1に到達するまでは、Lレベルの信号を出力して可変電圧Vth1における動作開始電圧を第1電圧VonLに設定し、ダイオードD3のアノード電圧Vxが基準電圧Vref1に到達すると、Hレベルの信号を出力して可変電圧Vth1における動作開始電圧を第1電圧VonLから第2電圧VonHに切り換えて設定する。なお、基準電圧Vref1は、動作停止電圧Voff未満に設定されている。これにより、動作開始電圧は、電圧Vccが第1電圧VonLに達する前に、第2電圧VonHに切り換えられる。
電圧Vccが第2電圧VonHに達すると、ヒステリシスコンパレータ22は、Hレベルの信号を出力する。これにより、内部電源21からの電力供給が開始され、制御回路2は動作を開始すると共に、STスイッチ制御部23によって起動回路3のスイッチSW1がオフされる。スイッチSW1のオフによって補助電源回路4のコンデンサCdには、定電流源UVL1からの定電流の供給が停止される。従って、制御回路2の動作開始に伴って、補助電源回路4のコンデンサCdに蓄えられた電荷が消費されて電圧Vccが低下する。しかし、補助電源回路4のコンデンサCdは、第2電圧VonHまで上昇しているため、動作停止電圧Voffとの差が確保されている。これにより、電圧Vccが動作停止電圧Voffまで下がる前に補助巻線Dからの電力供給が始まり、制御回路2の動作は継続される。
IC用電源として外部電源5を用いる場合、図2(b)のように、Vcc端子には、外部電源5の出力端子が、ST端子には、接地端子がそれぞれ接続された状態となる。
Vcc端子に外部電源5の出力端子が接続されると、図4(a)のように、電圧Vccが急速に立ち上がる。また、ダイオードD3がオフ状態となるため、ダイオードD3のアノード電圧Vxは、電圧Vccに伴って上昇することなく、0Vに維持される。これにより、図4(b)のように、接続判定部24として機能するコンパレータCOMP1からはLレベルの信号が出力される状態となり、可変電圧Vth1における動作開始電圧は第1電圧VonLに設定された状態で維持される。
電圧Vccが可変電圧Vth1に達すると、ヒステリシスコンパレータ22は、Hレベルの信号を出力する。これにより、内部電源21からの電力供給が開始され、制御回路2は動作を開始する。電圧Vccには、外部電源5から常に電力が供給されるため、制御用ICの動作開始に伴って電圧Vccが低下しない。従って、動作開始電圧を動作停止電圧Voffとの差が小さい低い第1電圧VonLに設定することができ、外部電源が低い出力(=12V)しか得られないアプリケーション回路でも使用することが可能になる。
なお、本実施の形態において、接続判定部24は、スイッチSW1がオン状態で定電流源UVL1の出力端子電圧となるダイオードD3のアノード電圧Vxに基づいて、Vcc端子に接続されたIC用電源を判定するように構成したが、ST端子の電圧やVcc端子の電圧Vccに基づいて、Vcc端子に接続されたIC用電源を判定することもできる。
ST端子の電圧は、Vcc端子に外部電源5が接続される場合、0Vとなり、Vcc端子に補助電源回路4が接続される場合、入力電圧となる。従って、ST端子の電圧を入力電圧よりも低い閾電圧と比較することで、Vcc端子に接続されたIC用電源を判定することもできる。
Vcc端子の電圧Vccは、Vcc端子に補助電源回路4が接続される場合、図5(a)に示すように、起動電流に応じた所定の角度で立ち上がるのに対し、Vcc端子に外部電源5が接続される場合、図5(b)に示すように、急速に立ち上がる。そこで、この角度の違いを検出することで、Vcc端子に接続されたIC用電源を判定することができる。例えば、図5に示すように、電圧Vccが、第1電圧VonLよりも低い電圧に設定されている基準電圧Vref2から、第1電圧VonLよりも低く、且つ基準電圧Vref2を上回る電圧に設定されている基準電圧Vref3に到達するまでの時間Tを計測し、時間Tが予め設定された閾値以上である場合に、Vcc端子に補助電源回路4が接続されていると判定することができる。
さらに、本実施の形態のスイッチング電源装置は、フライバックコンバータの例を説明したが、本発明は、インダクタを介して直流電源に接続されたスイッチング素子Q1のオンオフを制御するフォワードコンバータやプッシュプルコンバータ等の他の形式のコンバータにも適用することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、一次巻線P(インダクタ)を介して直流電源に接続されたスイッチング素子Q1と、スイッチング素子Q1のオンオフを制御する制御回路2とを有し、一次巻線Pを用いて電圧変換した出力電圧Voを負荷に出力するスイッチング電源装置であって、制御回路2に電力を供給するIC用電源(制御回路用電源)が接続されるVcc端子(制御回路用電源入力端子)と、Vcc端子に接続されたIC用電源の種類を判定する接続判定部24と、を具備し、制御回路2は、接続判定部24による判定結果に応じて動作開始電圧を切り換える。
この構成により、Vcc端子に接続されるIC用電源に応じて、制御回路2の動作開始電圧を適切な値に切り換えることできる。
さらに、本実施の形態によれば、接続判定部24は、Vcc端子に接続されたIC用電源が、前記スイッチング素子のオンオフ制御に伴って生成される電力を用いる補助電源回路4であるか否かを判定し、前記制御回路は、接続判定部24によってIC用電源が補助電源回路4であると判定されると、前記動作開始電圧を、IC用電源が外部電源5であることを想定して設定された第1電圧VonLから第1電圧VonLよりも高い第2電圧VonHに切り換える。
この構成により、IC用電源が補助電源回路4である場合、第2電圧VonHと動作停止電圧Voffとの差を確保することができ、制御回路2の動作開始に伴って、補助電源回路4のコンデンサCdに蓄えられた電荷が消費されて電圧Vccが低下しても、電圧Vccが動作停止電圧Voffまで下がる前に補助巻線Dからの電力供給が始まり、制御回路2の動作を継続させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、直流電源とVcc端子との間に接続され、直流電源からの電力供給を用いて補助電源回路4に起動電流を供給する起動回路3を具備し、接続判定部24は、起動回路3の動作を検出することで、IC用電源の種類を判定する。
この構成により、IC用電源が補助電源回路4である場合には、起動回路3が動作するため、起動回路3の動作を検出することで、IC用電源が補助電源回路4であることを簡単に判定することができる。
さらに、本実施の形態によれば、起動回路3は、定電流を起動電流として出力する定電流源UVL1と、定電流源UVL1とVcc端子との間に、起動電流に対して順方向に接続されたダイオードD3(整流素子)とを具備し、接続判定部24は、定電流源UVL1とダイオードD3との接続点の電圧Vxが、IC用電源が外部電源5であることを想定して設定された第1電圧VonLよりも低い基準電圧Vref1に到達すると、IC用電源が補助電源回路4であると判定する。
この構成により、第1電圧VonLよりも低い基準電圧Vref1を用いて、簡単な回路構成でIC用電源の種類を判定することができる。
さらに、本実施の形態は、スイッチング電源装置に使用されるコントローラIC1(半導体装置)であって、制御回路2及び接続判定部24が単一の基板上に集積化されている。
この構成により、スイッチング電源装置の小型化を実現することができる。
以上、本発明を具体的な実施形態で説明したが、上記実施形態は一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更して実施できることは言うまでも無い。
1 コントローラIC
2 制御回路
3 起動回路
4 補助電源回路
5 外部電源
21 内部電源
22 ヒステリシスコンパレータ
23 STスイッチ制御部
24 接続判定部
Cin、Co、Cd 平滑コンデンサ
C1 コンデンサ
COMP1 コンパレータ
D1、D2 整流ダイオード
D3 ダイオード
DB 整流回路
PC1 発光ダイオード
PC2 受光トランジスタ
Q1 スイッチング素子
Ra、Rb 抵抗
Rocp 電流検出抵抗
SW1 スイッチ
UVL1 定電流源
T トランス
P 一次巻線
D 補助巻線
S 二次巻線
Z1 シャントレギュレータ

Claims (5)

  1. インダクタを介して直流電源に接続されたスイッチング素子と、前記スイッチング素子のオンオフを制御する制御回路とを有し、前記インダクタを用いて電圧変換した出力電圧を負荷に出力するスイッチング電源装置であって、
    前記制御回路に電力を供給する制御回路用電源が接続される制御回路用電源入力端子と、
    前記制御回路用電源入力端子に接続された前記制御回路用電源の種類を判定する接続判定部と、を具備し、
    前記制御回路は、前記接続判定部による判定結果に応じて動作開始電圧を切り換えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記接続判定部は、前記制御回路用電源入力端子に接続された前記制御回路用電源が、前記スイッチング素子のオンオフ制御に伴って生成される電力を用いる補助電源回路であるか否かを判定し、
    前記制御回路は、前記接続判定部によって前記制御回路用電源が前記補助電源回路であると判定されると、前記動作開始電圧を、前記制御回路用電源が外部電源であることを想定して設定された第1電圧から前記第1電圧よりも高い第2電圧に切り換えることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記直流電源と前記制御回路用電源入力端子との間に接続され、前記直流電源からの電力供給を用いて前記補助電源回路に起動電流を供給する起動回路を具備し、
    前記接続判定部は、前記起動回路の動作を検出することで、前記制御回路用電源の種類を判定することを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記起動回路は、定電流を前記起動電流として出力する定電流源と、
    前記定電流源と前記制御回路用電源入力端子との間に、前記起動電流に対して順方向に接続された整流素子とを具備し、
    前記接続判定部は、前記定電流源と前記整流素子との接続点の電圧が、前記制御回路用電源が外部電源であることを想定して設定された第1電圧よりも低い基準電圧に到達すると、前記制御回路用電源が前記補助電源回路であると判定することを特徴とする請求項3記載のスイッチング電源装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置に使用される半導体装置であって、
    前記制御回路及び前記接続判定部が単一の基板上に集積化されていることを特徴とする半導体装置。
JP2016157460A 2016-08-10 2016-08-10 スイッチング電源装置及び半導体装置 Active JP6447593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157460A JP6447593B2 (ja) 2016-08-10 2016-08-10 スイッチング電源装置及び半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016157460A JP6447593B2 (ja) 2016-08-10 2016-08-10 スイッチング電源装置及び半導体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018026951A true JP2018026951A (ja) 2018-02-15
JP6447593B2 JP6447593B2 (ja) 2019-01-09

Family

ID=61194386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016157460A Active JP6447593B2 (ja) 2016-08-10 2016-08-10 スイッチング電源装置及び半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6447593B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0923650A (ja) * 1995-07-04 1997-01-21 Yokogawa Electric Corp 共振形電源の補助電源回路
JP2006039192A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Canon Inc 昇圧装置及びカメラ
JP2009232495A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Fuji Electric Device Technology Co Ltd スイッチング電源制御用半導体装置、起動回路、およびスイッチング電源装置の起動方法
JP2010187481A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Brother Ind Ltd 電源回路
JP2013013238A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Brintz Technologie Co Ltd 電源制御方法および電源制御装置
JP2014007083A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Mitsubishi Electric Corp 電源装置及び照明装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0923650A (ja) * 1995-07-04 1997-01-21 Yokogawa Electric Corp 共振形電源の補助電源回路
JP2006039192A (ja) * 2004-07-27 2006-02-09 Canon Inc 昇圧装置及びカメラ
JP2009232495A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Fuji Electric Device Technology Co Ltd スイッチング電源制御用半導体装置、起動回路、およびスイッチング電源装置の起動方法
JP2010187481A (ja) * 2009-02-12 2010-08-26 Brother Ind Ltd 電源回路
JP2013013238A (ja) * 2011-06-29 2013-01-17 Brintz Technologie Co Ltd 電源制御方法および電源制御装置
JP2014007083A (ja) * 2012-06-26 2014-01-16 Mitsubishi Electric Corp 電源装置及び照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6447593B2 (ja) 2019-01-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4748197B2 (ja) 電源装置
US9929661B2 (en) Switching power supply apparatus
US9893626B2 (en) Switching mode power supply with selectable constant-voltage constant-current control
JP6323258B2 (ja) 電流共振型電源装置
US8891259B2 (en) Control circuit and method for audible noise suppression in a power converter
JP5489502B2 (ja) 電源装置
US9564813B2 (en) Switching power-supply device
JP2016116320A (ja) 絶縁型直流電源装置および制御方法
KR101058936B1 (ko) 역률 보상 회로 및 그 출력 전압 제어 방법
JP6421047B2 (ja) スイッチング電源装置
TW201946351A (zh) 電源控制用半導體裝置以及開關電源裝置及其設計方法
US9318961B2 (en) Switching power-supply device
EP2899863A1 (en) Power supply
KR20100008118A (ko) 전력 변환기, 그 스위칭 제어 장치 및 구동 방법
JP2008172999A (ja) スイッチング電源装置
JP4816908B2 (ja) 多出力スイッチング電源装置
US8437151B2 (en) Self-excited switching power supply circuit
JP2013251979A (ja) 電源装置及び画像形成装置
JP6447593B2 (ja) スイッチング電源装置及び半導体装置
JP2022178982A (ja) 電源回路、電源装置
JP6273895B2 (ja) スイッチング電源装置
WO2018043227A1 (ja) スイッチング電源装置および半導体装置
JP4650101B2 (ja) スイッチング電源装置、及びオーディオアンプシステム
JP2013118780A (ja) スイッチング電源装置
JP4680453B2 (ja) スイッチング電源

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180514

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6447593

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250