JP2018025611A - 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2018025611A
JP2018025611A JP2016155866A JP2016155866A JP2018025611A JP 2018025611 A JP2018025611 A JP 2018025611A JP 2016155866 A JP2016155866 A JP 2016155866A JP 2016155866 A JP2016155866 A JP 2016155866A JP 2018025611 A JP2018025611 A JP 2018025611A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
main subject
focus detection
motion vector
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016155866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6781589B2 (ja
Inventor
崇 行▲徳▼
Takashi Gyotoku
崇 行▲徳▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016155866A priority Critical patent/JP6781589B2/ja
Publication of JP2018025611A publication Critical patent/JP2018025611A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781589B2 publication Critical patent/JP6781589B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

【課題】流し撮りを行う場合に、主被写体の移動量を正確に検出できる像ブレ補正装置を提供する。
【解決手段】焦点検出用画素を有する撮像素子から、表示するための画像と、焦点検出用の画像とを同時に取得する取得部と、動きベクトルを検出する枠を設定する設定部と、フレームの画像間の動きベクトルを枠ごとに検出するベクトル検出部と、動きベクトルに基づいて被写体の動き量の度数分布を作成する作成部と、度数分布に基づいて主被写体に対応する動きベクトルを判定する判定部と、主被写体に対応する動きベクトルと、撮像装置のパンニング速度とに基づいて、主被写体の角速度を算出する算出部と、主被写体の角速度とパンニング速度とに基づいて、像ブレ補正部の駆動量を算出する駆動量算出部とを備え、判定部が主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、取得部は撮像素子から焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータを変更する。
【選択図】図12A

Description

本発明は、像ブレ補正機能を有する撮像装置における、流し撮りをアシストする技術に関するものである。
カメラの撮影手法の一つとして、流し撮りと呼ばれる方法が知られている。これは動いている被写体を撮影するときに、被写体を追いながら通常よりも遅いシャッター速度で撮影する手法であり、背景が流れ、被写体は静止している画像が得られる。そのため、流し撮りを行うことでスピード感あふれる写真を撮影することができる。しかし流し撮りでは露光時間の長い撮影を行うため、露光期間中に被写体のスピードとカメラを振る速度を合わせることが難しく、失敗する可能性も高い。そのため難しい撮影技術のひとつとなっている。
そこで、流し撮り撮影を簡単に実現するために、被写体の速度と、カメラを振る速度の差分を検出し、速度の差分に相当するズレ量を、シフトレンズの移動を用いて補正することで、流し撮りを成功させる方法が知られている。このような方法は、流し撮りアシストと呼ばれている。この方法では、撮影直前に、カメラ内の角速度センサで被写体を追っているカメラのパンニングの角速度を検出し、同時に撮像面上の主被写体の移動量を検出する。そして、検出したパンニング角速度と像面上の主被写体の移動量とから主被写体の角速度を算出する。そして露光中は、算出した主被写体の角速度と、カメラ内の角速度センサの出力との差分量に従ってレンズをシフトさせることで、主被写体とカメラのパンニング速度の差を補正し、流し撮り対象である主被写体のブレを止める。
ここで、重要になるのが、主被写体の角速度をより正確に求めることである。この値に誤差が生じると、シフトレンズによる補正に誤差が発生し、その誤差分がブレ残りとして画像に表れてしまう。このような像ブレを防ぐ技術として、特許文献1には、2枚の撮影画像から撮像画面内の被写体の移動量を取得し、撮像光学系を光軸と異なる方向に移動させて被写体の移動量を抑制する技術が開示されている。
特開2015−089108号公報
ここで、主被写体の画面内の移動量を検出する方法について、図21を用いて説明する。図21(a)は、連続して撮影された画像からブロック毎の移動量を検出する方法を示している。(N−1)番目のフレームの参照ブロック901の座標を(x,y)とする。N番目のフレームの候補ブロックを(N−1)番目のフレームの参照ブロック901の座標に対して1画素ずつずらしながらブロック内の画素値の差分を足し合わせたものを相関値とする。相関値が0に最も近くなる座標を(x−a,y−b)とすると、被写体の移動量αは(a,b)と表わされる。
図21(b)は、参照ブロック901の配置例を示している。ここでは、8×8=64個のブロックを画像全体に配置した場合の配置例を示している。図21(c)は、図21(b)の参照ブロック901のうち、点線で囲まれた4×3のブロックについて、検出された移動量を矢印で示している。図21(c)の移動量を示す矢印のうち、信頼性の低い移動量を点線で示している。例えば、参照ブロック901と候補ブロックがエッジなどの特徴のある画素値を含まなければ、どの座標で相関値を算出しても同じような値となる。このようなときは、主被写体の移動量を求めることができないか、もしくは信頼性の低い値となる。
また、図22(a)のように、参照ブロック901内に主被写体であるエリア1と背景であるエリア2が存在し、且つエリア2が均一面である場合には、エリア1が特徴ある画素として移動量が検出される。しかし、図22(b)のように、エリア1の主被写体とエリア2の背景の双方に特徴ある画素が含まれる場合、参照ブロック901の一枠内に占める割合が大きい方を特徴ある画素と判定する。そのため、この場合には、エリア2が特徴ある画素として移動量が算出されてしまう。この場合、背景を主被写体として誤検知するため、流し撮り対象である主被写体を止めることができなくなってしまう。特に、小さい被写体では、参照ブロック901内の特徴ある画素とならず、正しく被写体の移動量を算出することができない。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、流し撮りアシストを行う場合に、撮像面上での主被写体の移動量を正確に検出できる像ブレ補正装置を提供することである。
本発明に係わる像ブレ補正装置は、焦点検出用画素を有する撮像素子から、表示するための画像と、焦点検出領域を含む領域を部分的に切り出した焦点検出用の画像とを同時に一つの画像として取得する取得手段と、前記取得手段により取得された画像に対して、動きベクトルを検出する枠を設定する設定手段と、連続するフレームの画像間の動きベクトルを前記枠ごとに検出するベクトル検出手段と、前記動きベクトルに基づいて被写体の撮像面上での動き量の度数分布を作成する作成手段と、前記度数分布に基づいて主被写体に対応する動きベクトルを判定する判定手段と、前記主被写体に対応する動きベクトルと、撮像装置のパンニング速度を検出する検出手段により検出されたパンニング速度とに基づいて、主被写体の角速度を算出する算出手段と、前記主被写体の角速度と前記パンニング速度とに基づいて、主被写体の像ブレを補正する像ブレ補正手段の駆動量を算出する駆動量算出手段と、を備え、前記判定手段が、前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータを変更することを特徴とする。
本発明によれば、流し撮りアシストを行う場合に、撮像面上での主被写体の移動量を正確に検出できる像ブレ補正装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態に共通する撮像装置のブロック構成図。 本発明の実施形態に共通する撮像素子の回路図。 本発明の実施形態に共通する撮像素子の単位画素の回路図。 本発明の実施形態に共通する撮像素子の平面図。 本発明の実施形態に共通する撮像素子の読み出し方法を説明するための模式図。 本発明の実施形態に共通する焦点検出領域と読み出し領域の関係を示す図。 本発明の実施形態に共通する間引き読み出しの設定の説明図。 本発明の実施形態に共通する焦点検出時の蓄積、読み出し動作を説明する図。 第1の実施形態における参照ブロックの配置図。 第1の実施形態における焦点検出領域と読み出し領域と参照ブロックの関係を示す図。 本発明の実施形態に共通する流し撮りアシスト処理のフローチャート。 第1の実施形態における主被写体角速度算出処理のフローチャート。 第1の実施形態における主被写体角速度算出処理のフローチャート。 第1の実施形態における主被写体角速度算出処理のフローチャート。 第1の実施形態における角速度信号算出を示す図。 第1の実施形態における移動量の度数分布を示す図。 第1の実施形態におけるAF読み出し領域変更の動作を説明する図。 第1の実施形態におけるAF読み出し領域変更の動作を説明する図。 第1の実施形態におけるAF読み出し領域変更の動作を説明する図。 第2の実施形態における主被写体角速度算出処理のフローチャート。 第2の実施形態における参照ブロックの配置図。 第3の実施形態における参照ブロックの配置図。 第3の実施形態における主被写体角速度算出処理のフローチャート。 第3の実施形態における参照ブロックの移動を示した図。 第3の実施形態における参照ブロックの移動を示した図。 被写体の移動量検出を示す図。 被写体の移動量検出に関する課題を示す模式図。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わる撮像装置100の構成を示すブロック図である。撮像装置100は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラのようなカメラはもとより、カメラ機能付き携帯電話、カメラ付きコンピュータなど、カメラ機能を備える任意の電子機器であってもよい。光学系101は、レンズ(シフトレンズを含む)、シャッター、絞りから構成されており、中央演算装置(以下、CPU)103の制御によって被写体からの光を撮像素子102に結像させる。なお、シフトレンズ(像ブレ補正レンズ)とは、光学系101の光軸とは異なる方向に移動することにより、撮像素子102に入射する光束の向きを変えるレンズである。CCDイメージセンサ、CMOSイメージセンサなどの撮像素子102は、光学系101を通って結像した光を画像信号に変換する。
ジャイロセンサなどの角速度センサ105は、撮像装置100の移動量を表す角速度を検出し、電気信号に変換してCPU103へ出力する。CPU103は、入力された信号や予め記憶されたプログラムに従い、撮像装置100を構成する各部を制御することで、撮像装置100の機能を実現させる。一次記憶装置104は、例えばRAMのような揮発性の記憶装置であり、一時的にデータを記憶し、CPU103の作業領域として使われる。また、一次記憶装置104に記憶されている情報は、画像処理装置106で利用されたり、記録媒体107へ記録されたりもする。二次記憶装置108は、例えばEEPROMのような不揮発性の記憶装置であり、撮像装置100を制御するためのプログラム(ファームウェア)や各種の設定情報を記憶しており、CPU103によって利用される。
記録媒体107は、一次記憶装置104に記憶されているところの、撮影により得られた画像データなどを記録する。なお、記録媒体107は、例えば半導体メモリカードのように撮像装置100から取り外し可能である。また、記録されたデータは、記録媒体107をパーソナルコンピュータなどに装着することにより読み出すことが可能である。つまり、撮像装置100は、記録媒体107の着脱機構及び読み書き機能を有する。
表示部109は、撮影時のビューファインダー画像の表示、撮影した画像の表示、対話的な操作のためのGUI画像などの表示を行う。操作部110は、ユーザの操作を受け付けてCPU103へ入力情報を伝達する入力デバイス群であり、例えばボタン、レバー、タッチパネル等でもよいし、音声や視線などを用いた入力機器であってもよい。動きベクトル検出部111は、撮影により得られた画像を用いて主被写体の移動量を検出するための動きベクトルを出力する。
次に、本実施形態における撮像素子102について、図2〜図4を用いて説明する。図2は本実施形態における撮像素子102の構成の一例を示す等価回路図である。画素領域には複数の光電変換部を含む単位画素が、水平及び垂直方向に等間隔で行列状に配列されている。
まず、ここで単位画素の構成について説明する。図3は撮像素子102の第n行目の単位画素の構成を説明するための等価回路図、図4は単位画素の平面図である。図2、図3及び図4において、光電変換部501及び光電変換部502はフォトダイオードにより構成される。光電変換部501及び502は単位画素上部に配置された一つのマイクロレンズ601に対応する領域内に2つ配置されており、便宜的に光電変換部501をA画素、光電変換部502をB画素と呼ぶこととする。マイクロレンズ601は点線で示した画素ピッチに接するように形成されている。
マイクロレンズ601に対してオフセットして配置されていることから、A画素とB画素は分割された瞳領域を透過した被写体像を光電変換することとなり、A画素出力、B画素出力を読み出すことで位相差検出が可能となり、焦点検出動作が可能となる。即ち、A画素及びB画素が位相差検出用画素(焦点検出用画素)である。
光電変換部501,502で発生した電荷は、それぞれ転送トランジスタ507,508を介してフローティングディフュージョン(FD)部503に転送される。FD部503は増幅トランジスタ504のゲートに接続され、画素アンプを構成すると共に、電荷電圧変換部としても機能する。
各転送トランジスタ507,508は垂直走査回路520から制御線512に出力される制御信号φTXA_n、及び、制御線513に出力される制御信号φTXB_nにより制御される。転送トランジスタ507,508は、制御信号φTXA_n、φTXB_nがハイ(H)のときオン、ロー(L)のときオフとなる。なお、各制御信号におけるnは行を示しており、例えば、制御信号φTXA_nは、第n行目の単位画素に対して出力する制御信号φTXAであることを表している。
また、垂直走査回路520から制御線511に出力される制御信号φRES_nをHとすることで、リセットトランジスタ505がオンとなり、FD部503をリセットすることができる。また、制御信号φTXA_n及びφTXB_nがHの期間の光電変換部501,502の電荷をリセットすることができる。
垂直走査回路520から制御線510に出力される制御信号φSEL_nがHになると、選択トランジスタ506がオンとなり、増幅トランジスタ504の出力が垂直出力線509に現れる。垂直出力線509には不図示の定電流源が接続され、この垂直出力線509に接続された列ごとの増幅トランジスタ504とともにソースフォロワ回路を構成する。
図2は、上述した単位画素が水平方向に4画素、垂直方向に2画素配置された場合を示す模式図である。なお、実際の撮像素子では、このような画素が数十万から数千万画素程度、配置されている。図2では各単位画素のマイクロレンズ601と、その下のA画素、B画素を模式的に示している。各単位画素は列毎に垂直出力線509に接続されている。
垂直出力線509は各列に用意された列アンプ401に接続されている。この列アンプ401は各垂直出力線509の出力に入力容量C0と帰還容量Cfにより定まる所定のゲインを乗じて、後段のフォロワ404に出力する。フォロワ404はこの出力をアナログスイッチ405または406を介して、ノイズ成分保持容量CTkNまたは信号成分保持容量CTkSに出力する。なお、kは、図2に示す例では列を表し、k=1〜4である。アナログスイッチ405,406は制御信号φTS409またはφTN410により制御される。
列毎に第n行目の画素のノイズ成分と信号成分を保持した保持容量CTkN,CTkSは、不図示の水平走査回路によって出力アンプ411の入力に順次接続される。例えば保持容量CT1N,CT1Sが出力アンプ411に接続されると、出力アンプ411は1列目の電圧の差分に対して所定ゲインを乗じて撮像素子102の外部へ出力する。水平走査回路により次の時刻に保持容量CT3N、CT3Sが出力アンプ411に接続され、これを1行の列数分だけ繰り返し一行分の水平走査動作を終える。この動作を撮像素子102の特定行の選択動作を順次垂直方向に進めることで、撮像素子102の所定の画素の出力を得ることが可能となる。また、このときに各単位画素のA画素とB画素の両方の出力を同時に転送すると、画像生成に好適な同一マイクロレンズ601の下部に配置された画素全体に生じる電荷信号を出力することができる。
撮像素子102の画素部を図5(a)に示す。図中の斜め斜線部は遮光されたオプティカルブラック部(OB部)を示している。本実施形態においては、撮像装置100の撮影動作では、画素部を構成する全ての画素から、A画素+B画素の信号(合成信号)を読み出す。
また、撮像素子102は、後述の流し撮り撮影前は、垂直方向に所定行数(複数行)ずつ間引きながら、A画素+B画素の信号(合成信号)を読み出す。そして、全面を垂直方向に走査したのち、再度垂直走査を垂直方向の上部の行に戻し、今度は先に読み出さなかった行の内、所定行数ずつ間引きながら再度走査する垂直方向走査を行う。1度目の走査時は対象行の画素から合成信号を読み出し、2度目の走査時には、全画面から部分的に、対象行の画素のA画素及びB画素の信号(位相差検出用信号)を読み出す。そして、読み出した位相差検出用信号を用いて位相差検出を行う。
垂直方向の間引き読み出しを行う場合の読み出し行の模式図を図5(b)に示す。図5(b)において、太枠で囲まれた行が読み出し対象行であり、太枠になっていない部分は読み出し時に間引かれる行である。図5(b)に示す例では、V0行目のA画素及びB画素から合成信号を読み出した後、垂直走査回路520は3行後のV1行目から合成信号を読み出す。引き続き同じ間引き率でV2からV7行から合成信号を読み出す。ここまでの読み出しを、以下、第1の走査方法と呼ぶ。第1の走査方法により読み出される行は、画像生成に好適な同一マイクロレンズ601の下部に配置された画素全体に生じる電荷信号を出力することとなり、同じ間引き率で読み出したV0〜V7行目の合成信号から、画像データを生成することが可能となる。
V7行目まで第1の走査方法で読み出した後、垂直走査回路520はV8行目まで戻り、V8行目に含まれる画素のうち、まず、A画素から位相差検出用信号を読み出す。続けて、同一行のV8行目に含まれる画素のうち、B画素から位相差検出用信号を読み出す。その後、V8行の次の行であるV9行目に含まれる画素のうち、A画素から位相差検出用信号を読み出す。続けて、同一行のV9行目に含まれる画素のうち、B画素から位相差検出用信号を読み出す。その後、既に第1の走査方法で読み出されているV4行目をスキップし、V10行目のA画素及びB画素、次のV11行目のA画素及びB画素を読み出す。同様に既に第1の走査方法で読み出されているV5行目をスキップし、V12行目及び次のV13行目を読み出す。V8行目以降の駆動方法をここでは第2の走査方法と呼ぶ。このように、第2の走査方法では、同一行に対して、A画素及びB画素の信号を読み出す。なお、第2の走査方法で読み出す領域は、焦点状態を検出するために予め設定された焦点検出領域を含み、第1の走査方法で読み出す領域よりも狭い領域である。
こうして読み出した順序に従って画素配置を並べ替えると、図5(c)に示す模式図のようになる。先に説明したように、V1〜V7行目は第1の走査方法によりA画素及びB画素から合成信号を読み出しているため、この出力を用いて通常の画像生成が可能である。V8〜V13行目は第2の走査方法によりA画素及びB画素から焦点検出用信号を読み出しているため、同一行毎に得られるペアのA画素出力とB画素出力を用いて位相差検出が可能である。なお、以降第1の走査方法により読みだされた信号を撮影画像、第2の走査方法により読みだされた信号をAF画像と呼ぶ。
次に、図6にAFを行う焦点検出領域と第2の走査方法で読み出しを行う行の関係を示す。図6(a)は、焦点検出領域として1点の焦点検出枠が設定された場合、図6(b)は、焦点検出領域として5×5分割の焦点検出枠が設定された場合をそれぞれ示している。CPU103は、共に焦点検出領域を含む範囲に第2の走査方法で読み出す範囲を設定している。CPU103は、ユーザによって設定される不図示の焦点検出モードに応じて、焦点検出領域を設定する。例えば、焦点検出モードが任意1点モードの場合は、図6(a)のように焦点検出領域を設定し、焦点検出モードが自動選択モードの場合は、図6(b)のように焦点検出領域を設定する。また、AFの動作状態に応じて、焦点検出領域を設定してもよい。
また、CPU103は、第2の走査方法で読み出しを行う対象行の間引き周期を撮像素子102に指示することで読み出される位相差検出用信号の密度の切り替えを行う。図7に第2の走査方法で読み出しを行う対象行の間引き周期の設定例を示す。図7(a)〜図7(c)では、いずれも第1の走査方法で読み出される合成信号の対象行(白枠)は、3画素周期である。
図7(a)では、第1の走査方法で読み出されていない行の全てが第2の走査方法で読み出される対象行(格子枠)として設定されているため、高密度に位相差検出用信号を得ることが可能である。図7(b)では、第1の走査方法で読み出されていない行の半分の行が第2の走査方法で読み出される対象行(格子枠)として設定されているため、図7(a)に対して読み出し行数を減少させることで、より高速な読み出しを可能としている。
図7(c)では、第2の走査方法で読み出す対象行がさらに間引かれ、より高速な読み出しが可能となる。CPU103は、焦点検出モードや被写体の明るさなどにより、第2の走査方法で読み出しを行う対象行の間引き周期を切り替える。そして、図7(b)により、読み出し行数を減少させることで読み出し時間を短縮し、高フレームレート化することで、AF速度を改善させることが可能である。また、AFを行う被写体位置が特定されていない場合に、図6(b)のような広範囲な焦点検出領域を設定した上で、図7(c)により、高速な読み出しを行う。これにより、フレームレートを維持したまま広範囲な焦点検出を行うことが可能となる。この場合、読み出される位相差検出信号は低密度となり、焦点検出性能の劣化を招く可能性がある。しかし、AFを行う被写体位置の特定(焦点検出点選択)を行う上で必要な焦点検出性能が満たされていればよく、被写体の特定を行った後の合焦動作では、図7(a)または図7(b)の動作に切り替えることで、高精度な焦点検出を可能とする。
次に、図8は、本実施形態における、間引き動作時の蓄積、読み出しを模式的に示した図である。横軸は経過時間、上下は垂直方向に走査される行を表している。まず、図5(b)のV0〜V7行目を垂直走査部回路520により走査する。その後、V8行目からV13行目を垂直走査することで、蓄積および読み出し制御を行う。図中の斜めの実線は、ローリング読み出し動作を表わしており、垂直出力線が、各行で共用されているため、垂直方向に走査して、行ごとに順次読み出しを実行する必要がある。図中の斜めの破線は、読み出しに先立って実行されるローリングリセット動作を表わしており、リセットトランジスタ、転送トランジスタは行ごとに存在するため、第1の走査方法で読み出される行と第2の走査方法で読み出される行でパラレル制御可能である。したがって、第1の走査方法で読み出される行、第2の走査方法で読み出される行で、図中のように、別々に独立してローリングリセットをかけることが可能である。また、第1の走査方法で読み出される行と第2の走査方法で読み出される行のリセットタイミングを異ならせることで蓄積時間を異ならせることができる。そのため、両者を同時に適正露出に蓄積制御することが可能である。
以下、図9、図10を参照して、第1の実施形態における、撮像素子102から読み出される画像に対する、主被写体の移動量を算出するための参照ブロック901の配置について説明する。
図9は、撮像素子102から読み出される画像に対する参照ブロック901の配置を示している。撮像素子102から読み出される画像全体に対して、参照ブロック901を配置している。そして、焦点検出領域の垂直方向サイズをβ[pixel]、参照ブロック901の垂直方向サイズをγ[pixel]、第2の走査方法で読み出す垂直方向範囲をα[pixel]としたときに、α>β≧γの関係が成り立つようにする。また、第2の走査方法で読み出す範囲は、必ずAF枠の中心が第2の走査方法で読み出す範囲の中心になるように設定する。
図10(a)は焦点検出領域と第2の走査方法で読み出す範囲を示した図で、図10(b)は、図10(a)の設定で、撮像素子102から読み出される画像と参照ブロック901の位置関係を模式的に示した図である。
なお、本実施形態では、第1の走査方法で読み出される撮影画像のサイズを(X,Y)=(600,390)とする。そして、焦点検出領域のサイズβ=80[pixel]を基準として、参照ブロック901のサイズγ[pixel]をγ=β/2=40[pixel]とする。また、第2の走査方法で読み出す範囲α[pixel]をα=2β=160[pixel]とする。参照ブロック数(Bx,By)は、式(1)に基づいて(15,13)と求められ、全部で15×13=195個として、以下説明する。
(Bx,By)=(X/γ,(Y+α)/γ) …(1)
なお、式(1)において、参照ブロック数(Bx,By)は割り切れなかった場合は、図9のように右端/下端に余分領域φ[pixel]を設けるが、余剰分を分割して参照ブロック901の間に隙間をあけ、均等に割り振る構成にしてもよい。なお、本実施形態では、上記のサイズに限定されるものではなく、α>β≧γの関係が成り立てばよい。
次に、図11を参照して、第1の実施形態における流し撮りアシストモードにおける撮影シーケンスについて説明する。
まずステップS201において、CPU103は撮像画像から被写体の移動量を算出する。なお、この動作は、動きベクトル検出部111により連続するフレームの撮像画像間から得た動きベクトルを用いて行われる。
動きベクトルは、図9に示した参照ブロック901の配置に基づいて求めるが、既に説明したように、参照ブロック901および候補ブロックがエッジなどの特徴のある画素値を含まなければ、どの座標で相関値を算出しても同じような値となる。このようなときは、主被写体の移動量を求めることができないか、もしくは信頼性の低い値となる。
そこで、算出された移動量の信頼性を判定する手段を有してもよい。本実施形態における移動量の算出では、次の2つの場合に、算出された移動量の信頼性が低いと判断する。一つは、コントラストが低いために相関値を得られなかった場合である。もう一つは、ブロックが高周波な信号を多く含む画像であるために相関値を得られなかった場合である。
次に、CPU103は、ステップS202において角速度センサ105で検出された撮像装置100の角速度情報を取得し、ステップS203に進む。ステップS203においてCPU103は、主被写体の角速度の算出を行う。本実施形態においては、撮像装置100の角速度(以下、パンニング角速度と表記)と被写体の画面上での移動量データから、主被写体の角速度を算出する。主被写体の角速度算出の詳細は後述する。
CPU103は、ステップS204において露光動作を行うか否かの判定を行う。ここでは操作部110に含まれるシャッターボタンの全押し(以下、S2のONと表記)がなされたか否かの判定を行う。S2のONが行われていない場合、CPU103はステップS201からステップS203までの動作を、フレーム毎に繰り返し行う。ステップS204でS2のONが行われていた場合、CPU103はステップS205へと進む。
ステップS205では、CPU103は、光学系101に含まれるシャッターを制御し、シャッターの走行を開始させる。次に、CPU103は、ステップS206において、ステップS203で求めた主被写体の角速度に基づいて光学系101のシフトレンズを駆動する駆動量を算出(駆動量算出)し、シフトレンズを動作させる。次に、ステップS207において、設定された露光時間が経過したか否かを判定し、経過するまで、ステップS206からステップS207を繰り返し、流し撮り撮影のアシストを実現する。
次に、図11のステップS203における主被写体の角速度の算出方法について、図12A〜12Cを用いて説明する。
まず、CPU103は、ステップS401において、ステップS202で取得したパンニング角速度を像面上の移動量に換算する。算出方法について、図13を用いて説明する。図13は被写体がt秒の間に点Aから点Bへ移動し、それに応じて撮像素子102上に結像した被写体像が点Cから点Dへと移動したことを示した図である。ここで、点Cと点Dとの距離をv[pixel]、焦点距離をf[mm]、撮像素子102の画素ピッチをp[μm/pixel]とした場合、像面上の被写体の角速度ω[rad/sec]は以下の式で表わされる。
tan(ω/2)[rad/sec]=(v/2)[pixel]×(p/1000)[mm/pixel]
÷t[sec]÷f[mm]
=vp/2000tf …(2)
この式(2)と、カメラのパンニング角速度ωp[rad/sec]から、パンニングによる被写体の像面上の移動量vp[pixel]を算出することができる。
vp=2000tf×tan(ωp/2)/p [pixel] …(3)
この式(3)と、本実施形態では動きベクトル検出に用いる画像が撮像素子102の画素部に対して間引かれていることから、間引き率をSとして、像面上の移動量 vp’[pixel]を算出することができる
vp’=vp/S [pixel] …(4)
なお、本実施形態では、ωpの値は撮像装置100の角速度のうち最新の値を用いる。ただし、複数フレーム分の撮像装置100の角速度を一次記憶装置104に記憶しておき、その中から任意の値を選んでもよいし、nフレーム分の撮像装置100の角速度から平均値を算出してそれを用いてもよい。
次に、CPU103は、ステップS402において、移動量の度数分布を作成する。これは、ステップS201で取得したブロック毎の移動量に応じて度数を算出し、作成する。例えば、本実施形態では、143個のブロックを配置しているため、1フレームにおいて全ての移動量に対応する度数を合計すると143となる。
そして、ステップS403において、ステップS402で作成した度数分布から主被写体の移動量を判定する。度数分布には背景の移動量に対するピークと主となる被写体の移動量に対するピークの二つが現れる。この場合、背景の移動量は式(3)を用いて像面上の角速度に変換すると、パンニング角速度ωpと一致する。この関係から度数分布に表れる二つのピークのうち撮像装置100の角速度に一致する方を背景の移動量であると判定する。そして、残った方のピークが主被写体の移動量と判定する。
ここで、図14(a)および図14(b)に、1フレーム分のデータに対する度数分布の例を示す。度数分布の横軸は移動量、縦軸は移動量の頻度を表している。なお、点線は検出閾値を表している。度数分布からピークを読み取る際にノイズを拾わないように一般的にある閾値を設定して検出を行う。この場合、背景の移動量と主被写体の移動量の出現頻度が検出閾値を超えているため、度数分布に背景の移動量に対するピークと主被写体の移動量に対するピークが現れる。
なお、図9や図10(b)のように、撮像素子102から読み出される撮影画像とAF画像を一つとした画像に対して参照ブロック901を配置することで、AF画像に主被写体が含まれていれば、主被写体の移動量が増加する。これにより主被写体の頻度分布が増加し、主被写体を検出しやすくすることができる。
なお、本実施形態において、作成した度数分布や、判定した主被写体の移動量は、一次記憶装置104に記憶しておく構成とする。その際、複数フレーム分を、一次記憶装置104に記録しておいてもよいし、最新フレームのみ記憶する構成にしてもよい。
次に、CPU103は、ステップS404において、主被写体が存在すると判定できたか否かを判定する。図14(a)のように、閾値を超えた背景と主被写体の2つのピークが現れている場合に、主被写体が存在すると判定され、ステップS405へ進む。
CPU103は、ステップS405において、ステップS403で判定した主被写体の移動量から、像面上の主被写体の角速度を算出する。主被写体の角速度を図13のように、主点を中心とした角速度として算出する。
像面上の被写体の角速度ω[rad/sec]は、式(2)から逆算して、以下の式で表わされる。
ω=2tan-1(vp/2000tf) [rad/sec] …(5)
ここで、撮像装置をパンニングしていた場合、像面上の被写体の角速度ωは、式(6)で示すように、主被写体自身の角速度(以下主被写体角速度と表記)ωsからパンニング角速度ωpを減算したものとなる。
ω=ωs−ωp …(6)
そこで、主被写体角速度を求めるにあたり、角速度センサ105で検出された撮像装置100のパンニング角速度ωpから、以下の式により被写体角速度ωsが算出される。
ωs=ω+ωp …(7)
なお、主被写体の角速度は上述したような計算方法の他に、あらかじめ操作部110により指定された値を使用したりすることも可能である。
図12Aに戻って、ステップS404において、図14(b)のように閾値を超えるピークが一つしか現れない場合、主被写体が存在すると判定できないため、ステップS406へ進む。
CPU103は、ステップS406において、前述した第2の走査方法による走査位置(第2の走査方法によるパラメータ)を変更する。これは、ステップS404において、主被写体が存在しないと判定されるケースとして、図15Aのように、参照ブロック901の交点に主被写体が来てしまった場合が考えられる。この場合、参照ブロック901を配置した時点で、AF画像のAF枠の中心位置が、参照ブロック901の何番目のブロックに含まれるかがわかる。そのため、参照ブロック901の中心にAF枠の中心位置が来るように、図15BのようにAF画像の第2の走査方法による走査位置を変更する。例えば、図15Aの場合、撮影画像の垂直サイズをY[pixel]、焦点検出領域のサイズをβ[pixel]、参照ブロック901のサイズをγ[pixel]とし、第2の走査方法で読み出す範囲をα[pixel]とする。この場合、ずらし量μ[pixel]は、
μ=γ−(MOD(Y+α/2,γ)) (0<μ<(α−β)) …(8)
となる。本実施形態においては、
μ=40−(MOD(390+160/2,40))=10 [pixel]
となるので、第2の走査方法で読み出す範囲の読み出し開始位置を、上下方向のどちらかに10[pixel]ずらす。なお、ずらし量μ[pixel]が0[pixel]の場合は、参照ブロック901のサイズγ[pixel]を1/N(N=1,2,3,4,…)したサイズ分上下方向にずらして読み出す。また、ずらし量μ[pixel]だけずらしても主被写体が存在しないと判定される場合は、ずらし量μ’[pixel]を、
μ’=μ+γ/N (N=1,2,3,4,…) (0<μ<(α−β)) …(9)
として、ずらし量を変えていく。なお、ずらし量μおよびずらし量μ’は、AF枠位置が必ず第2の走査方法で読み出す範囲に含まれる必要があるため、取りうる範囲は0<μ<(α−β)となる。
これにより、図15Cのように、参照ブロック901に対して、主被写体の位置を変えることで、参照ブロック901に、主被写体にあたる特徴のある画素値が含まれるようになる(図15Cの網掛け部)。よって、主被写体の移動量を算出することが可能となり、また焦点検出領域も読み出せているため、焦点検出も可能となる。
このように、ステップS204でS2がONされるまでの間、第2の走査方法による走査位置を変更することで、ずらし量を変化させて主被写体の移動量が検出できるように上下方向に探索を行うことができる。
なお、上下方向への移動は、AF枠の中心位置によって決める。例えば、撮影画像の中央より上側にAF枠の中心位置がある場合には下方向へ、下側にある場合は上方向へ移動する。本実施形態において、図10(a)のように、AF枠の中心位置(Cx,Cy)が撮影画像上の(240,80)にある場合、撮影画像サイズが(X,Y)=(600,390)であるので、中央より上側にAF枠の中心位置があるため、下方向へ移動する。
なお、上下方法への移動は、上記の方法に限るものではなく、固定的に下から上への順としてもよいし、パンニング方向や角速度センサ105の垂直成分の角速度によって決定してもよい。また、上下方向のずらし量は上記に限らず、パンニング角速度から、例えばカメラの姿勢に対して垂直方向成分を抽出し、垂直方向へのパンニング速度を考慮して、ずらし量を決定してもよい。
さらに、本実施形態では、主被写体を判定するために、垂直方向に第2の走査方法で読み出す範囲を変更した。しかし、例えば、撮像素子102とCPU103の間に不図示のフロントエンドデバイスを経由する構成をとる場合には垂直方向だけでなく、水平方向にもずらすことが可能となる。例えば、フロントエンドデバイスにより、第2の走査方法で読み出す範囲が始まるタイミング以降、毎行の先頭にダミー画素を出力させることで、ダミー画素数分、水平方向にずらすことが可能となる。ずらし量および方向に関しては、上述の垂直方向の場合と同じ処理により決定する。
また、図12Bのように、ステップS404の代わりにステップS407において、第2の走査方法で読み出される領域の蓄積時間を変更してもよい。蓄積時間が長い場合、主被写体が像ぶれを起こしてしまうため、移動量を正しく求められない場合がある。そこで、蓄積時間を短くし、像ぶれを防ぐことで、移動量を正確に求めることが可能となる。また、第2の走査方法で読み出される領域のみ蓄積時間を変更するため、表示される画像に影響がなく、主被写体の検出精度を向上させることが可能となる。なお、蓄積時間は、パンニング速度や、設定されている露光時間、被写体までの距離などの条件によって変更する構成としてもよい。
また、図12Cのように、ステップS404の代わりにステップS408において、第2の走査方法で読み出される領域の間引き率を変更する構成としてもよい。この場合、式(4)において、変更後の間引き率を用いて移動量を算出する。これにより、例えば間引き率を大きくすると、第2の走査方法で読み出されるAF画像が小さくなり、主被写体も小さくなるため、参照ブロックの枠内に収まることで、移動量の検出ができるようになる。また、間引き率を小さくすると、AF画像が大きくなり、AF画像の解像度が上がり、主被写体の特徴量が検出しやすくなる。これにより、移動量の検出ができるようになる。
これら図12A〜12Cは、ステップS201からステップS203が繰り返されている間、露光時間などの撮影条件やパンニング速度などの条件に応じて切り替えて実行する構成とする。また、図12A〜12Cを組み合わせて実行する構成としてもよいし、図12Aから図12Cへ順番に切り替えて実行する構成としてもよい。さらに、表示部109を用いて、ユーザにGUI上であらかじめ選択させる構成としてもよい。
なお、被写体の抽出ができなかった場合、被写体角速度の算出が行えないことにより流し撮りアシストが機能しない。この場合、ステップS207においてシフトレンズを駆動しない通常の撮影方法に切り替えることが可能である。
なお、本実施形態では、任意の1点の焦点検出枠が設定された場合を例に説明したが、本発明を図6(b)のように5×5分割された焦点検出枠に対して適用してもよいことは言うまでもない。
以上説明したように、主被写体の判定ができない場合に、撮像素子102から第2の走査方法で読み出される領域を用いて動きベクトルの検出精度を上げることができる。これにより、主被写体の検出精度を向上させることが可能となる。特に、複数の参照ブロック901にまたがってしまうような被写体で、1ブロック当たりに占める特徴量が少ない場合においても、動きベクトルを検出することが可能となる。
(第2の実施形態)
以下、図16を参照して、第2の実施形態における主被写体の角速度の算出方法について説明する。ステップS401〜ステップS405までは、図12で説明した処理と同様の処理を行うため、説明を省略する。
CPU103は、ステップS404において、図14(b)のように閾値を超えるピークが一つしか現れない場合、主被写体が存在すると判定できず、ステップS409へ進む。CPU103は、ステップS409において、第2の走査方法による走査領域に該当する参照ブロック901のサイズを変更する。
これは、図17のように、第2の走査方法で読み出す範囲にある参照ブロック901のサイズγ2[pixel]をγより小さくして、配置される参照ブロック901の配置密度を上げる。これにより、小さな主被写体であっても、参照ブロック901に占める、主被写体にあたる特徴のある画素値の割合が増えるため、主被写体の移動量を算出することが可能となる。例えば、γ2[pixel]は、以下の式によって求められる。
γ2=γ/N (N=1,2,3,4,…) …(10)
そして、ステップS204でS2がONされるまでの間で、ステップS201からステップS203が繰り返されているときに、Nを大きくして参照ブロック901のサイズを小さくし密度を上げていく。これにより、参照ブロックと被写体が適正な大きさの関係になり、動きベクトルを検出することが可能となる。
以上説明したように、主被写体の判定ができない場合に、撮像素子102から第2の走査方法で読み出される領域に配置される参照ブロック901の一枠のサイズを小さくしていく。これにより、小さい被写体に対する動きベクトルの検出精度をより向上させることができ、主被写体の検出精度を向上させることが可能となる。
(第3の実施形態)
以下、図18を参照して、第3の実施形態における参照ブロック901の配置方法について説明する。
図18は、撮像素子102から読み出される画像に対する参照ブロック901の初期配置を示している。本実施形態では、撮像素子102から読み出される画像全体に対して、13×11=143個の参照ブロック901を配置している。なお、焦点検出領域のサイズをβ[pixel]、参照ブロック901のサイズをγ[pixel]、第2の走査方法で読み出す範囲をα[pixel]としたときに、α>β≧γの関係が成り立つようにする。さらに、画素部と参照ブロック901の間に余分領域φ[pixel]を、φ≧γの関係が成り立つように配置する。なお、本実施形態では、焦点検出領域のサイズβ=80[pixel]を基準として、参照ブロック901のサイズγ[pixel]をγ=β/2=40とし、第2の走査方法で読み出す範囲α[pixel]をα=2β=160、余分領域φ[pixel]を(φU,φD,φL,φR)=(40,70,40,40)、参照ブロック数(Bx,By)=(13,11)として、以下説明する。
次に、図19を参照して、第3の実施形態における主被写体の角速度の算出方法について説明する。ステップS401〜ステップS405までは、図12で説明した処理と同様の処理を行うため、説明を省略する。
CPU103は、ステップS404において、図14(b)のように閾値を超えるピークが一つしか現れない場合、主被写体が存在すると判定できず、ステップS410へ進む。CPU103は、ステップS410において、参照ブロック901の位置を、上下左右方向に所定量シフトさせて配置する。これには、図18に記した余分領域φ[pixel]を利用する。
まず、枠シフト量εは、AF枠位置とAF画像上の参照ブロック901の配置位置より求める。AF枠位置の中心位置と、AF画像領域の参照ブロック901のある1枠の中心位置が一致するように枠シフト量εを算出する。
以下、枠シフト量εの算出方法について説明する。まず、各参照ブロックの中心位置(CSx,CSy)を、以下の式で求める。
(CSx,CSy)=(φL+γ×N+γ/2,φU+γ×M+γ/2)
(N=0,1,2,…,Bx−1)
(M=0,1,2,…,Bx−1) …(11)
式(11)より、AF画像上のAF枠の中心位置(Cx,Cy)と、最も近い位置にある参照ブロック901の中心位置(CSx,CSy)を算出する。例えば、図20Aのように、撮像画像上のAF枠の中心位置を(CIx,CIy)とすると、AF画像上のAF枠の中心位置は(Cx,Cy)=(240,490)となる。これに最も近い位置にある参照ブロック901の中心位置(CSx,CSy)を求めると、
(CSx,Csy)=(220,460) (N,M)=(4,10)
となる。なお、各参照ブロックの中心位置を本実施形態では演算して求めたが、あらかじめ計算しておき、二次記憶装置108に記録しておく構成としてもよい。そして、求めた最も近い参照ブロック901の中心位置(CSx,CSy)からAF画像上のAF枠の中心位置への差分が枠シフト量(εx,εy)となる。
(εx,εy)=(Cx−CSx,Cy−CSy)=(20,30)
このように、算出された枠シフト量(εx,εy)に応じて、参照ブロック901をシフトさせることで、主被写体の中心が常に参照ブロックの中央にくるようになる。そのため、図20Bのように、参照ブロック内に特徴ある画素値が含まれるようになり、主被写体の移動量を算出することが可能となる。
そして、ステップS204でS2がONされるまでの間で、ステップS201からステップS203が繰り返される時に、AF枠位置に応じて枠シフト量を変更する。これにより、例えば、顔検知機能や物体追尾機能が働いている場合や、焦点検出モードが自動選択モードの場合などでも、AF領域の中心位置と参照ブロックの中心位置を合わせることができる。結果として、AF制御と連動して主被写体の移動量を算出することが可能となる。
以上説明したように、主被写体の判定ができない場合に、参照ブロックの配置位置をAF領域に合わせてシフトさせる。これにより、焦点検出モードが、一度AFした箇所を常にAFし続けるサーボAFモードの場合や、自動選択モードの場合でも、AF領域の中心位置に参照ブロックの中心位置を合わせることができる。結果として、AFと連動して主被写体の移動量算出ができ、主被写体の検出精度をより向上させることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:撮像装置、101:光学系、102:撮像素子、103:中央演算装置(CPU)、104:一次記憶装置、105:角速度センサ、106:画像処理装置、107:記録媒体、108:二次記憶装置、109:表示部、110:操作部、901:参照ブロック

Claims (13)

  1. 焦点検出用画素を有する撮像素子から、表示するための画像と、焦点検出領域を含む領域を部分的に切り出した焦点検出用の画像とを同時に一つの画像として取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された画像に対して、動きベクトルを検出する枠を設定する設定手段と、
    連続するフレームの画像間の動きベクトルを前記枠ごとに検出するベクトル検出手段と、
    前記動きベクトルに基づいて被写体の撮像面上での動き量の度数分布を作成する作成手段と、
    前記度数分布に基づいて主被写体に対応する動きベクトルを判定する判定手段と、
    前記主被写体に対応する動きベクトルと、撮像装置のパンニング速度を検出する検出手段により検出されたパンニング速度とに基づいて、主被写体の角速度を算出する算出手段と、
    前記主被写体の角速度と前記パンニング速度とに基づいて、主被写体の像ブレを補正する像ブレ補正手段の駆動量を算出する駆動量算出手段と、を備え、
    前記判定手段が、前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータを変更することを特徴とする像ブレ補正装置。
  2. 前記判定手段は、前記度数分布の前記主被写体に対応するピークが所定の閾値を超えない場合に、前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  3. 前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータとは、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の像ブレ補正装置。
  4. 前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す位置を垂直方向に変更することを特徴とする請求項3に記載の像ブレ補正装置。
  5. 前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す位置を水平方向に変更することを特徴とする請求項4に記載の像ブレ補正装置。
  6. 前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータとは、前記焦点検出用の画像の蓄積時間であり、前記取得手段は、前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記焦点検出用の画像の蓄積時間を設定することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  7. 前記取得手段は、前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記焦点検出用の画像の蓄積時間を短くすることを特徴とする請求項6に記載の像ブレ補正装置。
  8. 前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータとは、前記焦点検出用の画像を切り出す領域における前記枠のサイズであり、前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す領域における前記枠のサイズを変更することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  9. 前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータとは、前記焦点検出用の画像を切り出す領域における前記枠の位置であり、前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す領域における前記枠の位置を変更することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  10. 前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータとは、前記焦点検出用の画像を切り出す場合の間引き率であり、前記判定手段が前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定した場合に、前記取得手段は、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合の間引き率を変更することを特徴とする請求項1に記載の像ブレ補正装置。
  11. 焦点検出用画素を有する撮像素子から、表示するための画像と、焦点検出領域を含む領域を部分的に切り出した焦点検出用の画像とを同時に一つの画像として取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された画像に対して、動きベクトルを検出する枠を設定する設定工程と、
    連続するフレームの画像間の動きベクトルを前記枠ごとに検出するベクトル検出工程と、
    前記動きベクトルに基づいて被写体の撮像面上での動き量の度数分布を作成する作成工程と、
    前記度数分布に基づいて主被写体に対応する動きベクトルを判定する判定工程と、
    前記主被写体に対応する動きベクトルと、撮像装置のパンニング速度を検出する検出手段により検出されたパンニング速度とに基づいて、主被写体の角速度を算出する算出工程と、
    前記主被写体の角速度と前記パンニング速度とに基づいて、主被写体の像ブレを補正する像ブレ補正手段の駆動量を算出する駆動量算出工程と、を備え、
    前記判定工程において、前記主被写体に対応する動きベクトルを特定できないと判定された場合に、前記取得工程では、前記撮像素子から前記焦点検出用の画像を切り出す場合のパラメータを変更することを特徴とする像ブレ補正装置の制御方法。
  12. 請求項11に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  13. 請求項11に記載の制御方法の各工程をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
JP2016155866A 2016-08-08 2016-08-08 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Active JP6781589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155866A JP6781589B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016155866A JP6781589B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018025611A true JP2018025611A (ja) 2018-02-15
JP6781589B2 JP6781589B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=61194570

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016155866A Active JP6781589B2 (ja) 2016-08-08 2016-08-08 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6781589B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109660730A (zh) * 2019-01-03 2019-04-19 中国联合网络通信集团有限公司 一种图像处理方法和系统
WO2021171774A1 (ja) * 2020-02-25 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 シャッタスピード決定装置及び撮像装置
US11457148B2 (en) * 2019-09-18 2022-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, imaging apparatus, and control method

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011124A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Canon Inc 撮像装置
JP2010021598A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置および撮像方法
JP2010049176A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Canon Inc 自動焦点調整装置及びその制御方法
JP2010114752A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法及びプログラム
JP2010258710A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Canon Inc 動きベクトル検出装置およびその制御方法、ならびに撮像装置
JP2012105141A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法
JP2012242759A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2015012480A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP2015203774A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010011124A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Canon Inc 撮像装置
JP2010021598A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置および撮像方法
JP2010049176A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Canon Inc 自動焦点調整装置及びその制御方法
JP2010114752A (ja) * 2008-11-07 2010-05-20 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法及びプログラム
JP2010258710A (ja) * 2009-04-23 2010-11-11 Canon Inc 動きベクトル検出装置およびその制御方法、ならびに撮像装置
JP2012105141A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法
JP2012242759A (ja) * 2011-05-23 2012-12-10 Canon Inc 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP2015012480A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
JP2015203774A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109660730A (zh) * 2019-01-03 2019-04-19 中国联合网络通信集团有限公司 一种图像处理方法和系统
CN109660730B (zh) * 2019-01-03 2021-02-02 中国联合网络通信集团有限公司 一种图像处理方法和系统
US11457148B2 (en) * 2019-09-18 2022-09-27 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, imaging apparatus, and control method
WO2021171774A1 (ja) * 2020-02-25 2021-09-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 シャッタスピード決定装置及び撮像装置
JP7462240B2 (ja) 2020-02-25 2024-04-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 シャッタスピード決定装置及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6781589B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6222908B2 (ja) 画像処理装置、方法およびプログラム、並びに画像処理装置を有する撮像装置
US9160919B2 (en) Focus adjustment unit and camera system
KR101725045B1 (ko) 화상처리장치 및 그 제어방법
CN105516582A (zh) 摄像装置以及摄像装置的控制方法
KR20150074641A (ko) 자동 초점 조절 방법 및 자동 초점 조절 장치
CN109474781B (zh) 摄像装置、摄像装置的控制方法、记录介质
JP6271842B2 (ja) 測距装置、測距方法、および撮像装置
JP5657184B2 (ja) 撮像装置及び信号処理方法
JP6762710B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP6781589B2 (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
CN113498604B (zh) 成像元件、摄像装置、成像元件的工作方法及计算机可读存储介质
WO2017130522A1 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP4266726B2 (ja) 撮像装置
JPH11258492A (ja) 焦点検出装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2006203775A (ja) 固体撮像素子の駆動方法、その撮像素子を用いた撮像装置およびシステム
JP2018050267A (ja) 撮像装置及び撮像素子の制御方法
JP2006060496A (ja) 画像表示装置
JP2006135501A (ja) 撮像装置
JP5239250B2 (ja) 電子カメラ
JP2017103568A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法およびプログラム
JP5142807B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP5127510B2 (ja) 撮像装置、及び撮像装置の制御方法
JP2020184699A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2019074640A (ja) 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
JP7020463B2 (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200918

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201016

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6781589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151